| 【発明の名称】 |
マッサージ機 |
| 【発明者】 |
【氏名】市之瀬 時男
|
| 【要約】 |
【課題】施療部位のマッサージを行なうとき、施療部位にマッサージ機を移動して当接させる場合に、マッサージ機の移動が容易に行え、使用者の負担にならないマッサージ機を得る。
【解決手段】施療子3を環状に配列して回転駆動させるローラー構造としたマッサージ部2を施療子3の一部が露出状態に臨むように本体ケース1の上面に設けた凹部1aに着脱自在に取り付けられる構造で、本体ケース1に取り付けた状態でのマッサージと、マッサージ部2を本体ケース1から取り外して手に持って施療部位に当接させて行なうマッサージの両方のマッサージ方法を容易に行なえる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 本体ケースと、外周面に複数の施療子を配設して施療部位のマッサージを行なうマッサージ部と、このマッサージ部の施療子を駆動させるモータとを備え、本体ケースの外表面の一部に面して前記施療子が露出状態に望むように前記マッサージ部を前記本体ケースに着脱可能に配設し、前記マッサージ部内に前記モータを搭載したことを特徴とするマッサージ機。 【請求項2】 前記マッサージ部を、複数の施療子を環状に配列して回転駆動させるローラー構造としたことを特徴とする請求項1記載のマッサージ機。 【請求項3】 前記本体ケースとマッサージ部とにそれぞれ着脱自在な係止部を設けたことを特徴とする請求項1記載のマッサージ機。 【請求項4】 前記マッサージ部にハンドルを設けたことを特徴とする請求項1または3いずれか記載のマッサージ機。 【請求項5】 前記マッサージ部にハンドルを設け、このハンドルを前記マッサージ部側の係止部としたことを特徴とする請求項3記載のマッサージ機。 【請求項6】 前記ハンドルと着脱自在に嵌合する嵌合部を前記本体ケースに設けたこと特徴とする請求項4記載のマッサージ機。 【請求項7】 前記マッサージ部に搭載したモータとその電源駆動部とを延長コードで接続し、この延長コードを巻き取り収納するコードリールを前記本体ケース内に設けたことを特徴とする請求項1記載のマッサージ機。 【請求項8】 前記マッサージ部に、前記モータのオン・オフ及び速度コントロールを行なうスイッチ部を配設したことを特徴とする請求項1記載のマッサージ機。
|
【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、施療部位をマッサージするマッサージ機に関するものである。 【0002】 【従来の技術】図8は、例えば特開昭61−244355号公報に示された従来のマッサージ機を示す横断面図である。図において、26はマッサージ機本体、27はモータ、28はモータ27の回転をローラ29に伝達する歯車、30はローラ29とともに回転する複数設けられた施療ローラである。このような従来のマッサージ機においては、足裏やふくらはぎ、腰などの施療部位を施療ローラ29に当接させることでマッサージが行なわれる。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】このような従来のマッサージ機では、床面などに据え置きされているマッサージ機本体1の施療ローラ29面に足裏やふくらはぎなどの施療部位Aを近づけて当接させてマッサージを行なうもので、腕や太ももの前側、肩などの施療部位Bをマッサージするには、マッサージ機本体1を持ち上げて施療部位Bに当接させてマッサージが行なわれる。しかし、マッサージ機本体1は重く、このようなマッサージ機1を持ち上げてマッサージを行なうことは使用者の腕が疲れ、従来のマッサージ機1は施療ローラ30の施療面に近づけにくい施療部位Bのマッサージには不向きであって、使い難かったという問題点があった。 【0004】この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、足裏やふくらはぎなど施療子面に当接しやすい施療部位のマッサージと、腕、肩、背中、腰などの施療部位にマッサージ機の施療子面を移動して当接させて行うマッサージの両方のマッサージ方法を容易に行なえる使い勝手のよいマッサージ機を得るものである。 【0005】 【課題を解決するための手段】この発明にかかるマッサージ機においては、本体ケースと、外周面に複数の施療子を配設して施療部位のマッサージを行なうマッサージ部と、このマッサージ部の施療子を駆動させるモータとを備え、本体ケースの外表面の一部に面して前記施療子が露出状態に望むように前記マッサージ部を前記本体ケースに着脱可能に配設し、前記マッサージ部内に前記モータを搭載したものである。 【0006】また、前記マッサージ部を、複数の施療子を環状に配列して回転駆動させるローラー構造としたものである。 【0007】また、前記本体ケースとマッサージ部とにそれぞれ着脱自在な係止部を設けたものがある。 【0008】また、前記マッサージ部にハンドルを設けたものがある。 【0009】また、前記マッサージ部にハンドルを設け、このハンドルを前記マッサージ部側の係止部としたものがある。 【0010】また、前記ハンドルと着脱自在に嵌合する嵌合部を前記本体ケースに設けたものがある。 【0011】また、前記マッサージ部に搭載したモータとその電源駆動部とを延長コードで接続し、この延長コードを巻き取り収納するコードリールを前記本体ケース内に設けたものである。 【0012】また、前記マッサージ部に、前記モータのオン・オフ及び速度コントロールを行なうスイッチ部を配設したものである。 【0013】 【発明の実施の形態】実施の形態1.図1〜図3はこの発明の実施の形態1であるマッサージ機を示すもので、図1は斜視図、図2は図1のA−A断面図、図3は図2のB−B断面図である。図において、1はマッサージ機本体となる本体ケース、2は複数の施療子3を備え、施療部位のマッサージを行なうマッサージ部で、複数の施療子3を環状に配列して回転駆動させるローラー構造とし、施療子3の一部が露出状態に臨むように本体ケース1の上面に形成した凹状の収納部1a内に着脱可能に取り付けられる。4はマッサージ部2の両側端面に設けたハンドル、5はマッサージ部2の内部に配設したモータ、6はマッサージ部2内のモータ5に電源を供給するための延長コードで、一端をマッサージ部2内のモータ5と連結し、他端を本体ケース1内に形成した延長コード6を巻き取り収納するコードリール7に接続する。8は電源を供給する電源コードで、一端は前記コードリール7部に接続され、他端に電源プラグ8aを有する。9は本体1とマッサージ部2のそれぞれに設けた係止部である。 【0014】この係止部9について詳しく説明する。係止部9は、本体ケース1にマッサージ部2を着脱自在に固定するためにマッサージ部2の両端下部に設けたラッチ掛け穴10a、10bと、このラッチ掛け穴10bに嵌入する本体ケース1に設けた固定掛け部11とラッチ掛け穴10aに嵌入するラッチ回動軸12により回動する回動掛け部13と、この回動掛け部13と連続して形成され、コイルバネ14により押伸されるラッチボタン15とで構成される。そして、ラッチボタン15を図2の矢印A方向に押すことで、コイルバネ14により押伸されていたラッチボタン15と連続形成されている回動掛け部13が矢印B方向にラッチ回動軸12を軸にして回動し、ラッチ掛け穴10aから回動掛け部13が外れ、マッサージ部2を傾けながらラッチ掛け穴10b内から固定掛け部11を外すことで本体ケース1の収納部1a内からマッサージ部2の取り外しが可能となる。 【0015】次にマッサージ部2について説明する。16は施療子3を回転可能に貫通連結する連結軸、17a、17bは連結軸16を支持する支持枠、18は支持枠17a、17bそれぞれを連結固定する連結筒で、内部に出力軸受け部18aとモータ5を設け、モータ5を減速するギアボックス19と出力軸20で連結する。この出力軸20は連結筒18内に設けた出力軸受け部18aにて回転自在に貫通支持され、支持枠17bに貫通固定される。21はモータ支持具、22a、22bはマッサージ部2を回転可能にするための軸受けで、軸受け22aはモータ支持具21の先端を回転自在に貫通させて、軸受け22bは出力軸20の先端を回転自在に支持している。23a、23bは支持枠17a、17bおよび軸受け22a、22bを覆う支持枠カバーで、施療子3を挟むようにマッサージ部2の側面を形成し、外表面にハンドル4a、4bが取り付けられている。ハンドル4aの端部には延長コード6の一端が接続され、電源内部配線部6aによりモータ5に接続している。24はマッサージ部2のモータ5の回転駆動を開始または停止・速度コントロールを行なるスイッチ部、25はマッサージ部2の施療子3を覆う布カバーである。 【0016】次に、このように構成されたマッサージ機の動作について説明する。使用者によりスイッチ24が投入され、電源プラグ8a、電源コード8、延長コード6及び電源内部配線6aを介してモータ5が通電すると、モータ5の回転がギアボックス19で減速されて出力軸20が回転し、支持枠17bが回転する。この際、出力軸20はギアボックス19側を連結筒18の出力軸受け部18aで、先端側を軸受け22bで回転自在に支持されているため回転による軸ブレが防止され、出力軸10の回転を平滑化している。 【0017】また支持枠17bは、連結筒18により支持枠17aと連結固定され、さらに支持枠17aとの間に複数の施療子3を回転可能に貫通連結している連結軸16を挟装しているため、出力軸20を回転の中心として回転を伴う。 【0018】そして、マッサージ機に施療部位を近づけることでマッサージを行なえる部分(足裏や手の平など)の施療部位Xをマッサージを行なう際には、従来のマッサージ機と同様に、図3に示すようにしてマッサージ部2の回転する施療子3面に施療部位Xを当接させてマッサージを行なう。スイッチ部24によりモータ5の回転速度を変えて、使用者の好みに応じたマッサージ感でマッサージを行なうことができる。 【0019】次に、施療部位にマッサージ機の施療子面を近づけて当接させてマッサージを行なう部分(太ももの前面や腰など)の施療部位Yをマッサージする際の説明をする。まず、本体ケース1からマッサージ部2を分離するために、ラッチボタン15を押す。コイルバネ14が圧縮されて回転掛け部13がラッチ回転軸12を中心に回転し、ラッチ掛け穴10aから外れる。 【0020】この状態でハンドル4aを手で持ち上方に引き上げると、ラッチ掛け穴10aと対向位置にあるラッチ掛け穴10bに掛止されている固定掛け部11が外れて、本体ケース1からマッサージ部2が分離し、取り外せる(図4参照)。そして、マッサージ部2を任意のマッサージしたい施療部位Yに近づけるため、コードリール7に巻き取られている延長コード6を引き出し、施療部位Yまでマッサージ部2を移動し、施療部位Yに施療子3を当接し、スイッチ24を投入してマッサージを行なう(図5参照)。 【0021】このように、施療部位Yに当接してマッサージを行なうマッサージ部2だけを持ち上げて施療部位Yの場所まで移動することができるので、従来のマッサージ機のように重い本体ごとを持ち上げる必要がなく、使用者の腕などの疲労感を大幅に軽減でき、使い勝手の良いマッサージ機を得ることができる。 【0022】また、図5に示すように、施療部位に当接したマッサージ部2のハンドル4a、4bを両手で握りながら施療部位Yを押さえつけるようにしてマッサージを行なうこともでき、この押さえつける強さを調節することで様々なマッサージ感を得ることもできる。つまり、スイッチ部24によるマッサージの調整の他に使用者の好みのマッサージ感でマッサージを行なうこともできる。 【0023】なお、ハンドル4a、4bはマッサージ部2の両側端部に一対に設けられているが、この形状に限らず、例えば図6に示すような、マッサージ部2の両側端部を連結するようなハンドル4cでも良く、マッサージ部2の持ち運び性がさらに良くなり、施療部位Yへの押さえつけもさらに行ないやすく、同様の作用を得られる様々な形状に対応できる。 【0024】さらに、施療子3が回転式であるので、分離されて持ち運びができるマッサージ部2の全周にわたって施療部位に対して当接されるので、膝や肘の内側などの屈折した場所などの施療部位Zをマッサージするときには、施療部位Zに確実に施療子3面を当接することができ、様々な施療部位に対応してマッサージを行なうことができ、マッサージ効率の良いものである。 【0025】また、上記実施の形態1では、本体ケース1にラッチボタン15、マッサージ部2側にラッチ掛け穴10aを設けて係止部9を構成しているが、ハンドル4a、4をマッサージ部2側の係止部とし、図7に示すように、ハンドル4a、4bが嵌合する嵌合部9aを本体ケースに設けて嵌合係止させたり、図8に示すような係止部9bを本体ケース1側に設けてハンドル4a、4bを係止しても良く、係止方法は本体ケース1とマッサージ部2が係止できるものであれば、係止部9に限らない。 【0026】 【発明の効果】この発明は、以上説明したように構成されるので、以下に示すような効果を奏する。 【0027】本体ケースと、外周面に複数の施療子を配設して施療部位のマッサージを行なうマッサージ部と、このマッサージ部の施療子を駆動させるモータとを備え、本体ケースの外表面の一部に面して前記施療子が露出状態に望むように前記マッサージ部を前記本体ケースに着脱可能に配設し、前記マッサージ部内に前記モータを搭載したので、マッサージ部を本体ケースから取り外せて、マッサージ部の施療子面を容易に施療部位に近づけることができ、マッサージをするときの使用者の腕などへの疲労感を大幅に軽減できる使い勝手の良いものである。 【0028】また、前記マッサージ部を、複数の施療子を環状に配列して回転駆動させるローラー構造としたので、移動可能なマッサージ部の全周に施療子が配列され、マッサージ部の全周が施療子面となり施療部位に当接可能であるので、特に肘や膝などの内側部分などをマッサージするのに最適で、あらゆる様々な施療部位に対応してマッサージを行なうことができる。 【0029】また、前記本体ケースとマッサージ部とにそれぞれ着脱自在な係止部を設けたので、分離可能なマッサージ部を本体ケースに取り付けた時に確実に係止され、本体ケースに取り付けた状態でのマッサージも安全に使用できる。 【0030】また、前記マッサージ部にハンドルを設けたので、本体ケースからマッサージ部を取り外すときにハンドルを持って取り外せ、マッサージ部の移動が容易に行なえる。 【0031】また、前記マッサージ部にハンドルを設け、このハンドルを前記マッサージ部側の係止部としたので、分離可能なマッサージ部を本体ケースに取り付けた時に確実に係止され、かつ部品点数が少なくなり軽量化・小型化や製造性が良くなる。 【0032】また、前記ハンドルと着脱自在に嵌合する嵌合部を前記本体ケースに設けたので、分離可能なマッサージ部を本体ケースに取り付けた時に確実に係止されるとともに安定性もあり、かつ部品点数が少なくなり軽量化・小型化や製造性がを良くなる。 【0033】また、前記マッサージ部に搭載したモータとその電源駆動部とを延長コードで接続し、この延長コードを巻き取り収納するコードリールを前記本体ケース内に設けたので、延長コードの長さの範囲内で分離可能なマッサージ部を様々なところに移動でき、かつ本体ケースにマッサージ部を取り付けたときには延長コードを本体内に収納できるので邪魔にならない、使い勝手の良いマッサージ機を得ることができる。スイッチ操作が容易かつ使い勝手よくできるとともにマッサージ部を施療部位に当接してからマッサージをスタートでき、安全性に優れている。 【0034】また、前記マッサージ部に、前記モータのオン・オフ及び速度コントロールを行なうスイッチ部を配設したので、本体ケースからマッサージ部を取り外して使用していてもマッサージの調整を手元で行なうことができ、マッサージ部を施療部位に当接してからマッサージをスタートでき、安全性に優れ使い勝手の良いマッサージ機を得ることができる。
|
| 【出願人】 |
【識別番号】000176866 【氏名又は名称】三菱電機ホーム機器株式会社 【識別番号】000006013 【氏名又は名称】三菱電機株式会社
|
| 【出願日】 |
平成12年3月10日(2000.3.10) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100102439 【弁理士】 【氏名又は名称】宮田 金雄 (外1名)
|
| 【公開番号】 |
特開2001−252321(P2001−252321A) |
| 【公開日】 |
平成13年9月18日(2001.9.18) |
| 【出願番号】 |
特願2000−66406(P2000−66406) |
|