トップ :: A 生活必需品 :: A61 医学または獣医学;衛生学




【発明の名称】 マッサージユニット及び該ユニットを具えた椅子式マッサージ機
【発明者】 【氏名】久米 正夫

【要約】 【課題】被験者の肩を背と胸の両側から挟んで揉む。

【解決手段】
【特許請求の範囲】
【請求項1】 先端側に被験者(7)の肩(71)の背中側に当たる突部(48)を有する第1リンク(41)、先端側に被験者(7)の肩(71)の胸側に当たる突部(49)を有する第2リンク(42)及び第1、第2リンクの夫々突部(48)(49)よりも基端側を枢支連結した第3リンク(43)、該第3リンク(43)よりも上方に位置し、第1リンク(41)及び第2リンク(42)から枢支突設され互いに枢軸(81)で枢支連結された第4リンク(44)及び第5リンク(45)とからなり、第3、第4リンク(43)(44)の第1リンク(41)上での枢軸(43a)(40a)間の長さL1は、第2リンク(42)上での第3、第5リンク(43)(45)の枢軸(43b)(40b)間の長さL2よりも大である5節リンク(4)と、該5節リンク(4)に連結され第1リンク(41)の突部(48)を中心に5節リンク全体を被験者(7)の肩(71)に向けて押す方向とその逆方向に力を加える駆動手段(3)を具え、前記第4リンク(44)及び第5リンク(45)の枢支連結部(8)に対して、該枢支連結部(8)の動きを一定範囲に規制して、前記第4リンク(44)及び第5リンク(45)の角度が狭まることを抑えるための規制手段(9)を設けたマッサージユニット。
【請求項2】 駆動手段(3)は、一端を第1リンク(41)に枢支連結したアーム(35)の他端を、モータ(31)によって回転する回転主軸(30)上の偏心軸(34)に連繋して構成され、アーム(35)には該アームの傾き範囲を規制する規制部材(5)が連繋されている請求項1に記載のマッサージユニット。
【請求項3】 規制手段(9)は、第4リンク(44)と第5リンク(45)の枢支連結部(8)近傍と固定点(96)を索(93)或いは索(93)とバネ(95)にて繋いで形成されている請求項1又は2に記載のマッサージユニット。
【請求項4】 アーム(35)の第3リンク(43)側に第1プーリ(91)を設け、回転主軸(30)上に偏心軸(34)よりも偏心量の大きい第2プーリ(92)を設け、第4リンク(44)と第5リンク(45)の枢支連結部(8)近傍に一端を係止した索(93)を第1プーリ(91)、第2プーリ(92)を経て固定点(96)に係止している請求項2又は3に記載のマッサージユニット。
【請求項5】 第2プーリ(92)と偏心軸(34)の夫々の中心の位相はずれている請求項4に記載のマッサージユニット。
【請求項6】 被験者(7)の頭部(72)を支える枕(6)を中心に左右対称的に5節リンク(4)(4)を具え、被験者の両肩を同時にマッサージできる請求項1乃至5の何れかに記載のマッサージユニット。
【請求項7】 椅子の背凭れ(11)の上部に請求項1乃至6の何れかに記載のマッサージユニット(2)を配備した椅子式マッサージ機。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する分野】本発明は、被験者の肩を背と胸の両側から挟んで揉むことのできる電動マッサージユニット及び該ユニットを配備した椅子式マッサージ機に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来の斯種マッサージユニットは、モータの駆動力を直接に挟み動作に変換するものであって、挟み動作の軌道が一定となり椅子の背凭れに取り付けた場合に揉み動作に圧迫感があり、また、肩とのフィット感が悪いと感じることがあった。そこで出願人は以前、図7乃至図11に示す椅子式マッサージ機を提案した(特願平11−293125号(以下、旧出願と呼ぶ))。
【0003】旧出願のマッサージ機は、図7に示す如く、椅子の背凭れ(11)の上方にマッサージユニット(2)を取り付け、背凭れ(11)の幅方向の中央には、左右にもみ玉(12)(12)を具えた公知の揉み、叩きユニット(13)を昇降可能に配備している。マッサージユニット(2)は、モータ(31)によって駆動される偏心軸(34)にアーム(35)の上側基端を枢支して駆動装置(3)を構成し、アーム(35)の下側先端に4節リンク(4a)を取り付けて構成される。4節リンク(4a)は、下向き自由端側に被験者(7)の肩(71)の背中側に当たる突部(48)を有する第1リンク(41)、下向き先端側に被験者(7)の肩(71)の胸側に当たる突部(49)を有する第2リンク(42)及び第1、第2リンクの夫々突部(48)(49)よりも基端側を枢支連結した第3、第4リンク(43)(44a)とからなり、第4リンク(44a)よりも下方に位置する第3リンク(43)は、前記アーム(35)の下向き先端から略直角に前方に一体に突設されている。
【0004】第3、第4リンク(43)(44a)の第1リンク(41)上での枢軸(43a)(40a)間の長さL1は、第2リンク(42)上での枢軸(43b)(40b)間の長さL2よりも大である第2リンク(42)と第3リンク(43)を枢支する枢軸(43b)から第2リンク(42)の突部(49)までの長さL4は、第3リンク(43)と第1リンク(41)を枢支する枢軸(43a)から第1リンク(41)の突部(48)までの長さL3よりも大である。第2リンク(42)は、バネ(47)によって第2リンク(42)の突部(49)が第1リンク(41)の突部(48)から離れる方向に付勢されている。
【0005】アーム(35)には、該アーム(35)の下端が斜め前方に向いて傾いた状態をほぼ保ったままで、偏心回転軸(34)の偏心回転による4節リンク(4a)への斜め前方下向きへの押圧と、斜め後方上向きの引き上げ動作が成される様にアーム(35)の傾きを規制するリンク板(51)が連繋される。
【0006】被験者(7)の肩(71)の背中側が第1リンク(41)の突部(48)を押すと、4節リンク(4a)が変形し、肩(71)の位置が安定した状態で突部(48)の位置もほぼ決まる。駆動手段(3)によって4節リンク(4a)が被験者(7)の肩(71)を押す方向に力を受けると、突部(48)を中心に4節リンク(4a)が肩の胸側に移動する。
【0007】第1リンク(41)上において、突部(48)から第3リンク(43)の枢軸(43a)までの距離L3よりも、第2リンク(42)上において、突部(49)から第3リンク(43)の枢軸(43b)までの距離L4が大きく、且つ、第1リンク(41)上の第3リンク(43)と第4リンク(44a)の枢軸(43a)(40a)間の長さL1の方が、第2リンク(42)上での、第3リンク(43)と第4リンク(44a)の夫々の枢軸(43b)(40b)間の長さL2よりも大きいため、4節リンク(4a)が胸側に移動するとき、第2リンク(42)の先端が第1リンク(41)の先端に近づく様に変形しながら移動する。これによって第1リンク(41)先端の突部(48)と第2リンク(42)先端の突部(49)とによって肩(71)を挟む動作が行われる。
【0008】駆動手段(3)によって上記とは逆に4節リンク(4a)が肩(71)から離れる方向に引っ張られると、肩(71)に当たっている突部(48)を中心に4節リンク(4a)は肩に押された最初の状態に復帰し、第2リンク(42)先端が第1リンク(41)から離れて、突部(48)と突部(49)による肩(71)の挟みを開放する。駆動手段(3)の作動中、第1リンク(41)の突部(48)と第2リンク(42)の突部(49)による肩(71)の挟みと、挟みの開放が交互に行われ、挟み揉み動作がなされる。
【0009】挟み動作の起点となる第1リンク(41)の突部(48)の位置は、該突部(48)に対する被験者(7)の肩(71)の押付け力によって決まり、又、駆動手段(3)の力を直接に揉み力に変換するのではなく、4節リンク(4a)を変形させて変換するため、揉み動作の軌道は一定ではなく、被験者(7)の姿勢や、第1リンク(41)の突部(48)に対する被験者(7)の肩(71)の押し付け力に応じた揉み動作が実現できる。又、従来の揉み動作の軌道が一定のもの比較して、突部(48)(49)の肩(71)に対するフィット感も優れている。
【0010】上記優れた効果のある旧出願の椅子式マッサージ機であっても、被験者(7)の肩(71)とリンクの接触により肩(71)を揉む把持力を得るものであるため、摘み動作に強弱が付かず、揉み力が単調で体感上物足りないことが分かった。本発明は、特別な動力を用いることなく、揉み力に強弱を付与できるマッサージユニット及び該ユニットを用いたマッサージ機を明らかにするものである。
【0011】
【課題を解決する手段】本発明のマッサージユニットは、先端側に被験者(7)の肩(71)の背中側に当たる突部(48)を有する第1リンク(41)、先端側に被験者(7)の肩(71)の胸側に当たる突部(49)を有する第2リンク(42)及び第1、第2リンクの夫々突部(48)(49)よりも基端側を枢支連結した第3リンク(43)、該第3リンク(43)よりも上方に位置し、第1リンク(41)及び第2リンク(42)から枢支突設され互いに枢軸(81)で枢支連結された第4リンク(44)及び第5リンク(45)とからなり、第3、第4リンク(43)(44)の第1リンク(41)上での枢軸(43a)(40a)間の長さL1は、第2リンク(42)上での第3、第5リンク(43)(45)の枢軸(43b)(40b)間の長さL2よりも大である5節リンク(4)と、該5節リンク(4)に連結され第1リンク(41)の突部(48)を中心に5節リンク全体を被験者(7)の肩(71)に向けて押す方向とその逆方向に力を加える駆動手段(3)を具え、前記第4リンク(44)及び第5リンク(45)の枢支連結部(8)に対して、該枢支連結部(8)の動きを一定範囲に規制して、前記第4リンク(44)及び第5リンク(45)の角度が狭まることを抑えるための規制手段(9)を設けている。
【0012】本発明の椅子式マッサージ機は、上記マッサージユニット(2)を椅子の背凭れ(11)に設けている。
【0013】
【作用及び効果】基本的な揉み動作は、前記旧出願のマッサージユニットの揉み動作と同じあるが、本願発明では、旧出願の第4リンク(44a)を第4リンク(44)と第5リンク(45)の2つのリンクをとし、全体として5節リンク(4)を構成し、第4リンク(44)と第5リンク(45)の枢支連結部(8)の動きを規制手段(9)によって一定範囲に規制したため、第4リンク(44)と第5リンク(45)の開き角度が狭まることが抑えるられる。このため、第2リンク(42)の突部(48)と第3リンク(43)の突部(49)が接近する途上で両突部(48)(49)が離れようとすることに阻止力が作用し、揉み力が強くなる。
【0014】
【発明の実施の形態】図1は、座部(10)と背凭れ(11)を具えた椅子の該背凭れ(11)にマッサージユニット(2)を高さ調節可能に取り付けた椅子式マッサージ機(1)を示している。図2、図3に示す如く、マッサージユニット(2)は、開口を後方に向けたコ字状のシャーシ(36)上に構成され、シャーシ(36)の前面上部に枕(6)が固定され、後部にモータ(31)が搭載されている。
【0015】シャーシ(36)を左右に貫通して回転主軸(30)が配備され、ウォームギア(図示せず)を介してモータ(31)に連繋される。図6に示す如く、回転主軸(30)の両端は、夫々位相が異なり、偏心量も異なる第1偏心軸(37)と第2偏心軸(34)が突設されている。第1偏心軸(37)及び第2偏心軸(34)に取り付ける以下の部材は、左右の偏心回転軸(37)(34)、(37)(34)上に反対勝手(左右対称)に取り付けており、一方の偏心回転軸(37)(34)についてのみ説明する。図2、図3に示す如く、外側の第2偏心軸(34)にアーム(35)の上側基端を枢支し、該アーム(35)の下側先端にアーム(35)の回動面と平行な面内で変形可能に5節リンク(4)を取り付ける。
【0016】5節リンク(4)は、下向き自由端側に被験者(7)の肩(71)の背中側に当たる突部(48)を有する第1リンク(41)、下向き先端側に被験者(7)の肩(71)の胸側に当たる突部(49)を有する第2リンク(42)及び第1、第2リンクの突部(48)(49)よりも基端側を枢支連結した第3リンク(43)、該第3リンク(43)よりも上方に位置し、第1リンク(41)及び第2リンク(42)から枢支突設され互いに枢軸(81)で枢支連結された第4リンク(44)及び第5リンク(45)とによって構成される。第3リンク(43)は、前記アーム(35)の下向き先端から略直角に前方に一体に突設されている。
【0017】第3、第4リンク(43)(44)の第1リンク(41)上での枢軸(43a)(40a)間の長さL1は、第2リンク(42)上での第3、第5リンク(43)(45)の枢軸(43b)(40b)間の長さL2よりも大である第2リンク(42)と第3リンク(43)を枢支する枢軸(43b)から第2リンク(42)の突部(49)までの長さL4は、第3リンク(43)と第1リンク(41)を枢支する枢軸(43a)から第1リンク(41)の突部(48)までの長さL3よりも大である。
【0018】第1リンク(41)の突部(48)は、人間の手指の親指を模しており、第2リンク(42)の突部(49)は、親指を除く指列を模して第1リンク(41)の突部(48)よりも横長に形成され、親指を模した突部(48)が、その他の指列を模した突部(49)よりも内側に位置している。即ち、親指を模した突部(48)が、その他の指列を模した突部(49)よりも被験者(7)の首に近い位置にある。
【0019】前記アーム(35)には、該アーム(35)の自由端が斜め前方下向きに傾いた状態をほぼ保ったままで、第2偏心軸(34)の偏心回転による5節リンク(4)への斜め前方下向きへの押圧と、斜め後方上向きの引き上げ動作が成される様にアーム(35)の傾きを規制する規制部材(5)が連繋される。実施例の規制部材(5)はリンク板(51)であって、該リンク板(51)は、基端がシャーシ(36)の側面に枢支され、斜め前方上向きの先端をアーム(35)の略中央部に枢支連結している。上記アーム(35)、モータ(31)及びアーム(35)とモータ(31)を連繋するウォームギア、第2偏心軸(34)が、後記する挟み揉み動作の駆動手段(3)を構成している。
【0020】前記第4リンク(44)と第5リンク(45)の枢支連結部(8)に、該枢支連結部(8)の動きを一定範囲に規制して、第4リンク(44)及び第5リンク(45)の角度が狭まることを抑えるための規制手段(9)が連繋される。実施例の規制手段(9)は、アーム(35)上の第3リンク(43)側に第1プーリ(91)を回転可能に設け、前記回転主軸(30)の第1偏心軸(37)に第2プーリ(92)を取り付け、第4リンク(44)と第5リンク(45)を枢支連結した枢軸(81)に、ワイヤー、ベルト等の索(93)の一端を係止し、該索(93)を第1プーリ(91)を経由し第2プーリ(92)を1回りして引き出し、バネ(95)を介してシャーシ(36)上の固定点(96)に固定する。第2プーリ(92)には索(93)の外れ止めとなるカバー(94)が装着されている。上記規制手段(9)の構成において、バネ(95)を省略することもできる。
【0021】図2示す如く、回転主軸(30)の回転中心P1、第2プーリ(92)の偏心回転中心P2およびアーム(35)の偏心回転中心P3は、仮想三角形の頂部に位置している。回転主軸(30)の回転中心P1からのアーム(35)の第2偏心軸(34)の偏心量より第2プーリ(92)の第1偏心軸(37)の偏心量の方が大きい。
【0022】又、第2プーリ(92)の偏心回転により、第4リンク(44)と第5リンク(45)の連結枢軸(81)に係止した索(93)を引っ張ったり緩めたりすることが繰り返されるが、実施例では、アーム(35)が図2から図4の様に倒れ角度が大きくなるときに、即ち、第1リンク(41)と第2リンク(42)によって被験者(7)の肩(71)を揉み上げる1回1回の動作の終了際に近づくほど索(93)を強く引っ張るタイミングになる様に第2プーリ(92)の第1偏心軸(37)とアーム(35)の第2偏心軸(34)の位相がずれている。
【0023】然して、被験者(7)が椅子に座わって凭れると、肩(71)の背中側が第1リンク(41)の突部(48)を押圧し、5節リンク(4)を変形させる。被験者(7)の凭れ姿勢は背凭れ(11)によって規制されるため、肩(71)の位置が安定した状態で突部(48)の位置もほぼ決まる。駆動手段(3)の第2偏心軸(34)によって、アーム(35)が斜め下向き前方へ5節リンク(4)全体を押す動作と、この逆の動作を繰り返す。5節リンク(4)が肩(71)を押す方向の力を受けると、前記の如くほぼ定位置にある突部(48)を中心に5節リンク(4)が肩の胸側に移動する。
【0024】第1リンク(41)上において、突部(48)から第3リンク(43)の枢軸(43a)までの距離L3よりも、第2リンク(42)上において、突部(49)から第3リンク(43)の枢軸(43b)までの距離L4が大きく、且つ、第1リンク(41)上での第3リンク(43)と第4リンク(44)の枢軸(43a)(40a)間の長さL1の方が第2リンク(42)上での、第3リンク(43)と第4リンク(44)の夫々の枢軸(43b)(40b)間の長さL2よりも大きいため、5節リンク(4)が胸側に移動するとき、第2リンク(42)の先端が第1リンク(41)の先端に近づく様に変形しながら移動する。これによって第1リンク(41)先端の突部(48)と第2リンク(42)先端の突部(49)とによって肩(71)を挟む動作が行われる。
【0025】本発明では、上記揉み動作に加えて、図2の様に、第1リンク(41)と第2リンク(42)の突部(48)(49)間が開いた状態から、図4に示す如く、閉じる状態に移行する際に、第2プーリ(92)の偏心回転により、索(93)が引っ張られて、第4リンク(44)と第5リンク(45)の成す角度が大きくなる様な力が働き、これによって、第1リンク(41)と第2リンク(42)が大きく閉じるため、両リンク(41)(42)による被験者(7)の肩(71)を揉む力が大きくなる。
【0026】又、本実施例では、図2の状態から回転主軸(30)が時計方向に回転して、アーム(35)が徐々に倒れて、第1リンク(41)の突部(48)が被験者(7)の肩(71)を斜め上向きに押し上げる際に、即ち、肩(71)を揉み上げる動作に伴って徐々に第1リンク(41)と第2リンク(42)による挟み力が強くなるため、人間の手でマッサージを行っているかの様な体感が得られ、一層効果的なマッサージを行うことができる。
【0027】駆動手段(3)によって上記とは逆に5節リンク(4)が肩(71)から離れる方向に引っ張られると、肩(71)に当たっている突部(48)を中心に4節リンク(4a)は肩に押された最初の状態に復帰し、第2リンク(42)先端が第1リンク(41)から離れて、突部(48)と突部(49)による肩(71)の挟みを開放する。駆動手段(3)の作動中、第1リンク(41)の突部(48)と第2リンク(42)の突部(49)による肩(71)に対する挟みと挟みの開放が交互に行われ、挟み揉み動作がなされる。
【0028】前述の如く、実施例では第1リンク(41)の突部(48)は人間の手指の親指を模しており、第2リンク(42)の突部(49)は、親指を除く指列を模して第1リンク(41)の突部(48)よりも横長に形成され、親指を模した突部(48)が、その他の指列を模した突部(49)よりも被験者(7)の首に近い位置にあるため、被験者(7)は背後から人間の手で肩(71)を挟み揉みされているかの様な感覚を得ることができる。
【0029】本発明のマッサージユニット(2)では、挟み動作の起点となる第1リンク(41)の突部(48)の位置は、該突部(48)に対する被験者(7)の肩(71)の押付け力によって決まり、又、駆動手段(3)の力を直接に揉み力に変換するのではなく、5節リンク(4)を変形させて変換するため、揉み動作の軌道は一定ではなく、被験者(7)の姿勢や、第1リンク(41)の突部(48)に対する被験者(7)の肩(71)の押し付け力に応じた揉み動作が実現できる。又、従来の揉み動作の軌道が一定のもの比較して、突部(48)(49)の肩(71)に対するフィット感も優れている。
【0030】更に、5節リンク(4)は、第1リンク(41)の突部(48)に対する肩(71)による押し付けを開放すれば、5節リンク(4)自体は自由に変形できるため、被験者(7)が突部(48)に対して前方に移動する際に、該第2リンク(42)の存在が被験者(7)がマッサージユニット(2)から離れることの邪魔になることはない。
【0031】本発明では、回転主軸(30)の回転中心P1に対する、第2プーリ(92)の偏心回転中心P2とアーム(35)の偏心回転中心P3の位相のずれを変えることによって、揉み力が強くなるタイミングを変えることができる。又、回転主軸(30)の回転中心P1に対する、第2プーリ(92)とアーム(35)の偏心量の差の大小によって、揉み力の強弱の差を大きくも小さくもできる。
【0032】本発明の実施において、第4リンク(44)及び第5リンク(45)の角度が狭まることを抑えるための規制手段(9)は、上記実施例に限らず、図4の2点鎖で示す様に、シャーシ(36)から、第4リンク(44)と第5リンク(45)の枢支連結部(8)の上方に位置する当たり部材(97)を突設して、枢支連結部(8)を当たり部(97)に当てることによって、第4リンク(44)と第5リンク(45)の角度が狭まることを抑えることができる。
【0033】本発明は、上記実施例の構成に限定されることはなく、図7に示す旧出願のマッサージ機(1)の様に、必要に応じてマッサージユニット(2)の下方に揉み玉(12)(12)よる揉み、叩きユニット(13)を配備することもできる等、特許請求の範囲に記載の範囲で種々の変形が可能である。。
【出願人】 【識別番号】000001889
【氏名又は名称】三洋電機株式会社
【出願日】 平成12年3月9日(2000.3.9)
【代理人】 【識別番号】100066728
【弁理士】
【氏名又は名称】丸山 敏之 (外2名)
【公開番号】 特開2001−252320(P2001−252320A)
【公開日】 平成13年9月18日(2001.9.18)
【出願番号】 特願2000−64306(P2000−64306)