| 【発明の名称】 |
足首用サポータ |
| 【発明者】 |
【氏名】渡辺 美枝子
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| 【要約】 |
【課題】蓄尿機能を支持する電気刺激装置の使い勝手および使用時における外観を向上させる。
【解決手段】発振回路を集積化した基板を収納し、表面に発振回路からの電気パルスを出力する電極ピン2a,2bが配置された基板ケース3と、発振回路に電源を供給するための電池4が収納された電池ケース5とを、縦横方向に伸縮自在なサポータ本体1に具備させ、このサポータ本体1を足首に装着したときに、電極ピン2a,2bの先端が足三里に接触するように、基板ケース3を挿入する基板ケース入れ1aを構成する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 所定の電気パルスを発生するパルス発生手段と、前記パルス発生手段に電源を供給する電源供給手段と、前記パルス発生手段からの電気パルスによって足三里に電気的な刺激を与える電極ピンと、を有することを特徴とする足首用サポータ。 【請求項2】 前記電源供給手段は、電池ケースに収納可能な電池であって、この電池ケースを収納するための電池ケース入れをサポータの本体に設けたことを特徴とする請求項1記載の足首用サポータ。 【請求項3】 前記パルス発生手段は、基板ケースに収納可能な基板に形成されたものであって、この基板ケースを収納するための基板ケース入れをサポータの本体に設けたことを特徴とする請求項1又は2記載の足首用サポータ。 【請求項4】 前記電池ケース入れと基板ケース入れは、電池ケースと基板ケースをそれぞれ収納したときに、前記パルス発生手段に電源を供給する経路を形成する手段を有することを特徴とする請求項3記載の足首用サポータ。 【請求項5】 前記電極ピンは、その先端が球状であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の足首用サポータ。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、足三里に電気的な刺激を与えることにより畜尿機能を支持する足首用サポータに関する。 【0002】 【従来の技術】人の排尿機能は、畜尿時には排尿筋により構成される膀胱が弛緩して尿道が収縮し、排尿時には排尿筋が収縮して尿道が弛緩するという協調運動により成り立っており、痴呆や意識障害等によりこの機能が失われると失尿禁の原因となる。 【0003】機能的電気刺激(Functional Electrical Stimulation:FES)は、失われた生体機能を再建する有効な手段であり、特に、排尿筋が不随意に収縮してしまう排尿筋の無抑制収縮による切迫性尿失禁に対して効果のあることが報告されている。 【0004】排尿筋の無抑制収縮による切迫性尿失禁に対するFESは、骨盤底筋などの陰部神経領域や足三里のツボなどに電気的な刺激を与え、求心性神経を刺激することにより中枢神経を介して骨盤神経へ刺激を与え、不随意な排尿筋収縮を抑制して畜尿機能の維持を図るものである。 【0005】このようなFESに用いられる従来の電気刺激装置は、所定の強さの電気パルスを所定の周波数で出力する発振回路が内蔵された装置本体と、電気パルスを対象部位に出力するための電極ピンと、装置本体と電極ピンとを接続する接続線により構成されていた。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】ところで、FESにより電気的な刺激が与えられている期間中は、患者にとって動く自由が拘束されることになるので、電気刺激を長時間に渡って与える必要のある場合には相当の負担を伴うものである。 【0007】そこで、電気刺激装置を軽量・小型化して携帯可能とすれば、FESによる電気刺激を与えながら日常の生活も普通に送ることができるようになり、患者にとっては大いに便宜である。 【0008】しかしながら、単に電気刺激装置の本体を携帯可能としただけでは、電気刺激装置と電極ピンとを接続する接続線は以前として邪魔であり、この接続線が足に絡んだ場合には非常に危険である。また、装置本体や接続線が外部から見える状態では外観もよいものではない。さらには、徒歩等による移動中においても電極ピンが対象部位からずれたり離れたりしないように電極ピンをどのように固定するのかという問題もある。 【0009】本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、畜尿機能を支持する電気刺激装置の使い勝手および使用時における外観を向上させることにある。 【0010】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため、請求項1記載の本発明に係る足首用サポータは、所定の電気パルスを発生するパルス発生手段と、前記パルス発生手段に電源を供給する電源供給手段と、前記パルス発生手段からの電気パルスによって足三里に電気的な刺激を与える電極ピンと、を有することを要旨とする。 【0011】本発明にあっては、電気パルスを発生するパルス発生手段と、このパルス発生手段に電源を供給する電源供給手段と、パルス発生手段からの電気パルスを出力する電極ピンとをサポータ本体に具備させたことで、このサポータを足首に装着するだけで足三里に電気的な刺激が与えらるようにしている。 【0012】また、従来の電気刺激装置本体と電極ピンとを接続する接続線を不要にしたことで、接続線が外部から見えるという状態を排除して外観を優れたものにしている。 【0013】さらに、サポータ本体により電極ピンを足三里に固定するようにしたことで、電極ピンを容易に固定配置できるようにしている。 【0014】請求項2記載の本発明は、請求項1記載の足首用サポータにおいて、前記電源供給手段は、電池ケースに収納可能な電池であって、この電池ケースを収納するための電池ケース入れをサポータの本体に設けたことを要旨とする。 【0015】本発明にあっては、電池ケースを出し入れ可能な電池ケース入れをサポータの本体に設けたことで、電池の交換を容易にしている。 【0016】電池としては、足三里に電気的な刺激を与えるために必要な電気パルスの振幅が6〜10[V]程度であり、また、軽量・小型化を図る観点からリチューム電池やアルカリ電池等の小型電池を用いることが望ましい。 【0017】請求項3記載の本発明は、請求項1又は2記載の足首用サポータにおいて、前記パルス発生手段は、基板ケースに収納可能な基板に形成されたものであって、この基板ケースを収納するための基板ケース入れをサポータの本体に設けたことを要旨とする。 【0018】本発明にあっては、基板ケースを出し入れ可能な基板ケース入れをサポータの本体に設けたことで、例えば、故障した基板の交換を容易にし、また、電極ピンの形状や電気パルスの電圧値、周波数等が異なる基板を用意した場合にそれらの基板の交換を容易にしている。 【0019】請求項4記載の本発明は、請求項3記載の足首用サポータにおいて、前記電池ケース入れと基板ケース入れは、それぞれ電池ケースと基板ケースを収納したときに、前記パルス発生手段に電源を供給する経路を形成する手段を有することを要旨とする。 【0020】本発明にあっては、基板ケース入れ及び電池ケース入れに基板ケースと電池ケースをそれぞれ収納したときに、パルス発生手段に電源を供給する経路が形成されるようにしたことで、基板および電池の交換を容易にしている。 【0021】請求項5記載の本発明は、請求項1乃至4のいずれかに記載の足首用サポータにおいて、前記電極ピンは、その先端が球状であることを要旨とする。 【0022】本発明にあっては、電極ピンの先端を球状としたことで、電極ピンの先端を足三里に当てたときの痛みを緩和するとともに、足三里に傷が付かないようにしている。 【0023】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。 【0024】図1は、本発明の実施の形態に係る足首用サポータの構成を示す図である。同図の足首用サポータは、縦横方向に伸縮自在なサポータ本体1に、発振回路を集積化した基板を収納した基板ケース3を挿入するための基板ケース入れ1aと、発振回路に電源を供給するための電池4を収納した電池ケース5を挿入するための電池ケース入れ1bとが設けられた構成である。 【0025】基板ケース3の表面には、発振回路からの電気パルスを出力するための電極ピン2a,2bが設置されている。そして、基板ケース入れ1aは、基板ケース3を電極ピンが設置された表面が足首用サポータ1の内側を向くように挿入したときに、これらの電極がむき出した状態となるように構成されている。ここで、電極ピン2aは、発振回路の正側出力端子に接続され、電極ピン2bは、負側出力端子に接続されるものとする。 【0026】また、基板ケース入れ1aおよび電池ケース入れ1bは、基板ケース3および電池ケース5をそれぞれ挿入したときに、電池4が基板ケース3に収納された発振回路に電源を供給するための経路が形成されるように構成されている。なお、電池3としては、軽量・小型化のためリチューム電池(CR2016)等の小型電池を用いることが望ましい。 【0027】図2は、このような足首用サポータを両方の足首に装着したときの状態を示す図である。足首用サポータを装着するときには、サポータ本体1を伸張させてつま先から足に入れるようにする。そして、同図に示すように、基板ケース入れ1a、電池ケース入れ1bが足首の内側にくるようにして、電極ピン2a,2bを足三里(内顆の3横指上方で脛骨後縁の凹みの部位)に接触させるようにする。このように装着することにより、足三里に電気パルスが与えられるようになる。また、電極ピン2a,2bの先端は球状となっており、これらの先端が足三里に当たることによる痛みを軽減するようになっている。 【0028】図3は、発振回路の構成を示すブロック図である。同図の発振回路は、電池4の出力電圧を上昇させる昇圧回路33と、昇圧回路33から電圧の供給を受け、所定の周期および電圧値で電気パルスを発生させるパルス発生回路31と、パルス発生回路31が発生した電気パルスを出力する正側出力端子36a,負側出力端子36bと、正側出力端子36aに接続され、電気パルスを検出してパルス発生回路31に負帰還制御をかけることにより電気パルスの幅が所定値となるように調整するパルス幅調整回路32と、パルス発生回路31の動作を安定させるためのコンデンサ34と、正側出力端子36aと負側出力端子36bとの間に接続され、両端子間の電圧差を光量によって報知するLED(light Emitting Diode)35を有する構成である。なお、前述した電極ピン2aは正側出力端子36aに接続され、電極ピン2bは負側出力端子36bに接続される。 【0029】図4は、このような発振回路により出力された出力波形の一例を示す図である。出力波形としては、例えば、電気パルスの周期t2を100m秒程度、電気パルスが立上がっている期間t1を1m秒程度に設定するようにして、電気パルスの間隔を長くすることが望ましい。また、出力電圧値V1は、高すぎて電気的刺激による痛みを感じたり、低すぎてを蓄尿を支持する効果が低下したりすることのないように、7〜10V程度に設定することが望ましい。 【0030】このように、本実施の形態によれば、発振回路を集積化することにより軽量・小型化した基板と発振回路に電源を供給する電池と発振回路からの電気パルスを出力する電極ピンとをサポータ本体に具備させ、この電極ピンを足三里に接触可能にサポータ本体に配置したことで、この足首用サポータを足首に装着するだけで足三里に電気的な刺激を与えることができ、電気刺激装置の使い勝手を向上させることができる。 【0031】また、従来の電気刺激装置の本体と電極ピンとを接続する接続線を不要にしたことで、この接続線が外部から見えるという状態が排除されるので、使用時における外観を優れたものにすることができる。 【0032】さらに、サポータ本体によって電極ピンを足三里に固定するようにしたことで、電極ピンを足三里に固定配置することが容易となるので、徒歩等による移動中において電極ピンが足三里からずれたり離れたりすることを防止することができる。 【0033】また、電極ピンの先端を球状としたことで、この先端を足三里に当てたときの痛みを緩和することができる。 【0034】なお、本実施の形態においては、発振回路の動作を停止させるためのスイッチを特に設けなかったが、このようなスイッチを設けるようにしてもよい。 【0035】また、本実施の形態においては、サポータ本体1は、縦横方向に伸縮自在なものを用いることとしたが、これに限られるものではない。例えば、伸縮しないものであっても、足首に巻き付けてマジックテープで留めるようにしたバンドのようなものを用いるようにしてもよい。 【0036】 【発明の効果】以上、説明したように、本発明によれば、電気パルスを発生するパルス発生手段と、このパルス発生手段に電源を供給する電源供給手段と、パルス発生手段からの電気パルスを出力する電極ピンとをサポータ本体に具備させたことで、このサポータを足首に装着するだけで、足三里に電極ピンが接触して電気的な刺激を与えることができるので、電気刺激装置の使い勝手を向上させることができる。 【0037】また、従来の電気刺激装置本体と電極ピンとを接続する接続線を不要にしたことで、接続線が外部から見える状態が排除されるので、使用時における外観を優れたものとすることができる。 【0038】さらに、サポータ本体により電極ピンを足三里に固定するようにしたことで、電極ピンを容易に固定配置することができ、徒歩等による移動中において電極ピンが足三里からずれたり離れたりすることを防止することができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】500069909 【氏名又は名称】渡辺 美枝子
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| 【出願日】 |
平成12年2月16日(2000.2.16) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100083806 【弁理士】 【氏名又は名称】三好 秀和 (外8名)
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| 【公開番号】 |
特開2001−224656(P2001−224656A) |
| 【公開日】 |
平成13年8月21日(2001.8.21) |
| 【出願番号】 |
特願2000−37990(P2000−37990) |
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