| 【発明の名称】 |
イヤリング |
| 【発明者】 |
【氏名】渡辺 章
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| 【要約】 |
【課題】耳に電気的な刺激を与える装置の使い勝手および使用時における外観を向上させる。
【解決手段】発振回路を集積化した基板2と、発振回路に電源を供給する太陽電池3と、発振回路からの電気パルスを耳に出力するための電極ピン4a,4bとを、イヤリングの本体1に脱着可能な裏ぶた7に具備させ、電極ピン4a,4bを、本体1を耳に留めた場合に、その先端が耳の所定の部位に接触するように配置して、この所定の部位に電気的な刺激が与えられるようにする。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 所定の電気パルスを発生するパルス発生手段と、前記パルス発生手段に電源を供給する電源供給手段と、前記パルス発生手段からの電気パルスによって耳の所定の部位に電気的な刺激を与える電極ピンと、を有することを特徴とするイヤリング。 【請求項2】 前記電源供給手段は、太陽電池であることを特徴とする請求項1記載のイヤリング。 【請求項3】 前記太陽電池は、イヤリングの本体内部に配置されたものであって、この本体に設けられた採光口を介して光が太陽電池の受光面に入射するようにしたことを特徴とする請求項2記載のイヤリング。 【請求項4】 前記パルス発生手段は、基板に形成されたものであって、この基板を介して前記太陽電池からの電源が前記パルス発生手段に供給されるように基板と太陽電池とを重ね合せて一体としたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のイヤリング。 【請求項5】 前記耳の所定の部位は、飢点、胃点、肺点、プラセボ点のいずれかの耳針点であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のイヤリング。 【請求項6】 前記電極ピンは、その先端が球状であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載のイヤリング。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、耳に電気的な刺激を与える機能を有するイヤリングに関する。 【0002】 【従来の技術】従来より、耳の様々なツボ(耳針点)に針刺激を与えることによって健康の回復、管理を図る耳針法が知られている。耳針点としては、例えば飢点、胃点、肺点等は、食欲を抑制する効果のあるツボとして知られている。 【0003】この耳針法は、針灸師あるいは患者自らが、いずれかの耳針点を専用の円皮針等を用いて刺激を与えるものである。しかし、耳への刺激を一定の強さで継続して行うことは手間のかかることであるし、また、円皮針等を耳にしっかりと固定することも困難であることから、耳に電気的な刺激を与えられる電気刺激装置が開発されるに至っている。 【0004】電気刺激装置は、所定の強さと周波数で電気パルスを発生する発振回路が内蔵された装置本体と、この発振回路が発生する電気パルスを出力するための電極ピンと、装置本体と電極ピンとを接続する接続線により構成される。 【0005】このような構成の電気刺激装置を用いた場合には、一定の強さの電気パルスが電極の先端に出力されるので、この電極の先端を耳の所定の部位に軽く接触させるだけで十分な刺激を与えることができるという利点があり、電気刺激装置の利用者は、この装置が設置された治療院等に定期的に通うか、あるいは、この装置を自宅に設置して利用するようにしている。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】ところで、この電気刺激装置を軽量・小型化して携帯可能にすれば、場所を選ばずに利用することができるようになり、利用者にとっては大いに便宜である。 【0007】しかし、単に電気刺激装置の本体を軽量・小型化しただけでは、本体と電極ピンとを接続する接続線が以前として邪魔であるし、また、この接続線が耳にぶら下がるという状態になって外観もよいものではない。さらには、徒歩等による移動中の振動や接続線の重み等によって電極ピンが耳からずれたり離れることのないように、電極ピンを耳にどのように固定するのかという問題もある。 【0008】本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、耳に電気的な刺激を与える装置の使い勝手および使用時における外観を向上させることにある。 【0009】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため、請求項1記載の本発明に係るイヤリングは、所定の電気パルスを発生するパルス発生手段と、前記パルス発生手段に電源を供給する電源供給手段と、前記パルス発生手段からの電気パルスによって耳の所定の部位に電気的な刺激を与える電極ピンと、を有することを要旨とする。 【0010】本発明にあっては、電気パルスを発生するパルス発生手段と、このパルス発生手段に電源を供給する電源供給手段と、パルス発生手段からの電気パルスを出力する電極ピンとをイヤリングに具備させたことで、このイヤリングを耳に留めるだけで耳の所定の部位に電気的な刺激が与えられるようにしている。 【0011】また、従来の電気刺激装置本体と電極ピンとを接続する接続線を不要にしたことで、外観を優れたものにするとともに、接続線の重さ等による影響をなくして電極ピンの先端を耳の所定部位に容易に固定配置できるようにしている。 【0012】パルス発生手段は、一般的な発振回路を用いて実現してもよいし、その他の電気的な手法、機械的な手法により実現するものであってもよい。 【0013】電源供給手段は、軽量化を図るため小型の電池等を用いることが望ましい。 【0014】請求項2記載の本発明は、請求項1記載のイヤリングにおいて、前記電源供給手段は、太陽電池であることを要旨とする。 【0015】本発明にあっては、耳に電気的な刺激を与えるために必要な電気パルスの振幅が0.7〜2.0[V]程度の小振幅であるので、電源の出力容量は比較的小さくてよいこと、日常生活において耳には自然光や蛍光燈等の光が当たり易いこと等の条件を考慮して、電源として太陽電池を用いるようにしたことで、他の小型電池を用いた場合に比べて軽量・小型化を図るようにしているとともに、電池の交換を不要にしてメンテナンスを容易なものにしている。 【0016】請求項3記載の本発明は、請求項3記載のイヤリングにおいて、前記太陽電池は、イヤリングの本体内部に配置されたものであって、この本体に設けられた採光口を介して光が太陽電池の受光面に入射するようにしたことを要旨とする。 【0017】本発明にあっては、太陽電池をイヤリング本体の内部に配置したことで外観を向上させるとともに、本体に採光口を設けたことで太陽電池の受光面に光が入射して太陽電池が動作できるようにしている。 【0018】請求項4記載の本発明は、請求項1乃至3のいずれかに記載のイヤリングにおいて、前記パルス発生手段は、基板に形成されたものであって、この基板を介して前記太陽電池からの電源が前記パルス発生手段に供給されるように基板と太陽電池とを重ね合せて一体としたことを要旨とする。 【0019】本発明にあっては、パルス発生手段が形成された基板と太陽電池とを重ね合せて一体としたことで、小型・軽量化を図るようにしている。 【0020】請求項5記載の本発明は、請求項1乃至4のいずれかに記載のイヤリングにおいて、前記耳の所定の部位は、飢点、胃点、肺点、プラセボ点のいずれかの耳針点であることを要旨とする。 【0021】本発明にあっては、電極ピンが飢点、胃点等の耳針点に接触するようにしたことで、空腹感を減退させる効果が得られるようにしている。 【0022】請求項6記載の本発明は、請求項1乃至5のいずれかに記載のイヤリングにおいて、前記電極ピンは、その先端が球状であることを要旨とする。 【0023】本発明にあっては、耳に接触させる電極ピンの先端を球状としたことで、電極ピンの先端を耳に当てたときの痛みを緩和するとともに、耳を傷つけないようにしている。 【0024】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。 【0025】図1(a)は、本実施の形態に係るイヤリングの構成を示す図であり、同図(b)は、イヤリングの本体1から裏ぶた7を取り外した状態を示す図である。同図(b)に示すように、発振回路を集積化した基板2の上面には発振回路に電源を供給する太陽電池3が配置され、一体となった太陽電池3と基板2とが、太陽電池の受光面を上側にして裏ぶた7の内側に取り付けられている。裏ぶた7の外側には、イヤリングを耳に留めるための留め具5が設けられているとともに、発振回路が電気パルスを出力するための電極ピン4a,4bが、イヤリングを耳に留めたときにその先端が耳の所定の部位に接触するような位置に配置されている。また、本体1には、太陽電池3の受光面に光を入射させるための複数の入射口6が設けられている。 【0026】図2は、このような構成のイヤリングを耳に留めたときの様子を示す図である。留め具5を耳たぶに留めることにより、同図に示すように本体1が耳に固定され、電極ピン4a,4bの先端が耳の所定の部位に接触して電気パルスを出力するようになっている。電極ピン4a,4bの線径は1mmφ程度と細く、その先端は直径が2mmφ程度の球状となっており、この先端が耳に当たることによる痛みを軽減している。 【0027】ここで、電極ピン4a,4bの先端が接触する耳の部位が、同図に示すような飢点、胃点、肺点、プラセボ点等の耳針点(ツボ)となるように、電極ピン4a,4bの形状あるいは配置を定めることとすれば、食欲を抑制する効果を得ることができる。もちろん、食欲を抑制することに限らず、電気刺激を耳に与える他の目的・用途に応じて、電極ピン4a,4bの先端が他の部位に接触するようにしてもよい。 【0028】図3は、基板2と太陽電池3との位置関係を示す図であり、同図(a)は上面図、同図(b)は側面図、同図(c)は下面図をそれぞれ示している。同図(a)の符号31は、太陽電池3の受光面である。太陽電池3の縦横のサイズとしては、小型化・軽量化を図るため、例えば10mm×12mm程度あるいはそれ以下とすることが望ましい。同図(b)に示すように、基板2と太陽電池3とは、基板2の表面と太陽電池3の裏面とを重ね合せた状態で一体となっている。太陽電池3の厚さとしては、例えば1mm程度あるいはそれ以下とすることが望ましい。同図(c)に示すように、基板2の表面積は太陽電池3のものよりも一回り小さいサイズとなっている。太陽電池の正電極32a,負電極32bは、半田33a,33bにより基板2の図示していない正電極、負電極にそれぞれ接続・固定されており、発振回路に電源を供給するようになっている。基板2の正側出力電極34aと負側出力電極34bは、発振回路が電気パルスを出力する図示していない正側出力端子と負側出力端子にそれぞれ接続されているとともに、半田35a,35bにより電極ピン4a,4bにそれぞれ接続・固定されている。 【0029】図4は、発振回路の構成を示すブロック図である。同図の発振回路は、太陽電池3から電源供給を受け、所定の周期および電圧値で電気パルスを発生させるパルス発生回路41と、パルス発生回路41が発生した電気パルスを出力する正側出力端子44a,負側出力端子44bと、正側出力端子44aに接続され、電気パルスを検出してパルス発生回路41に負帰還制御をかけることにより電気パルスの幅が所定値となるように調整するパルス幅調整回路42と、パルス発生回路41とパルス幅調整回路42の動作を安定させるためのコンデンサ43とを有する構成である。 【0030】図5は、このような発振回路により出力される出力波形の一例を示す図である。出力波形としては、例えば、電気パルスの周期t2を100m秒程度、電気パルスが立下がっている期間t1を1m秒程度に設定するようにして、電気パルスの立上っている期間を長くすることが望ましい。また、出力電圧値V1は、高すぎて電気的刺激による痛みを感じたり、低すぎて食欲を抑制する効果が低下したりすることのないように、0.7〜2V程度に設定することが望ましい。 【0031】このように、本実施の形態によれば、発振回路を集積化することにより軽量・小型化した基板と発振回路に電源を供給する太陽電池と発振回路からの電気パルスを出力する電極ピンとをイヤリング本体に具備したことで、このイヤリングを耳に留めるだけで耳の所定の部位に電気的な刺激を与えることができ、電気刺激装置の使い勝手を向上させることができる。 【0032】また、従来の電気刺激装置本体と電極ピンとを接続する接続線を不要にしたことで、使用時における外観を優れたものにすることができるとともに、接続線の重さ等の影響がなくなるので、電極ピンの先端を耳の所定の部位に固定配置することが容易となり、徒歩等による移動中の振動や接続線の重み等によって電極ピンが耳からずれたり離れたりすることを防止することができる。 【0033】さらに、発振回路の電源として太陽電池を用いたことで、他の小型電池を用いた場合に比べて軽量・小型化を図ることができるとともに、電池の交換が不要になるのでメンテナンスを容易なものにすることができる。 【0034】また、電極ピンの先端を球状としたことで、この先端を耳に当てたときの痛みを緩和するとともに、耳に傷が付かないようにしている。 【0035】なお、本実施の形態においては、発振回路の動作を停止させるためのスイッチを特に設けなかったが、このようなスイッチを設けるようにしてもよい。かかる場合には、電気刺激の必要のないときに発振回路を停止させて通常のイヤリングとして使用することができるようになる。 【0036】 【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、電気パルスを発生するパルス発生手段と、このパルス発生手段に電源を供給する電源供給手段と、パルス発生手段からの電気パルスを出力する電極ピンとをイヤリングに具備させたことで、このイヤリングを耳に留めるだけで耳の所定の部位に電気的な刺激を与えることができ、電気刺激装置の使い勝手を向上させることができる。 【0037】また、従来の電気刺激装置本体と電極ピンとを接続する接続線を不要にしたことで、使用時における外観を優れたものにすることができるとともに、接続線の重さ等の影響がなくなるので、電極ピンを耳に固定配置することが容易になり、徒歩等による移動中において電極ピンが耳からずれたり離れたりすることを防止することができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】500069873 【氏名又は名称】渡辺 章
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| 【出願日】 |
平成12年2月16日(2000.2.16) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100083806 【弁理士】 【氏名又は名称】三好 秀和 (外8名)
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| 【公開番号】 |
特開2001−224655(P2001−224655A) |
| 【公開日】 |
平成13年8月21日(2001.8.21) |
| 【出願番号】 |
特願2000−37986(P2000−37986) |
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