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【発明の名称】 浴室等の器具
【発明者】 【氏名】藤岡 廣次

【要約】 【課題】この発明は、浴室等の器具からマイナスイオンを発生させることを目的としたものである。

【解決手段】この発明は、成形材にトリマリン粉末を含ませることを特徴とした浴室等の器具によりその目的を達成した。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 成形材にトリマリン粉末を含ませることを特徴とした浴室等の器具。
【請求項2】 合成樹脂成形材にトルマリン粉末を含有させたことを特徴とした浴室等の器具。
【請求項3】 トリマリン粉末から発生するマイナスイオン数を−8.00E+02個/cc以上としたことを特徴とする請求項2記載の浴室等の器具。
【請求項4】 トリマリン粉末は大きさを1〜10ミクロンとし、含有量は合成樹脂量に対し、1〜5%(質量)としたことを特徴とする請求項2記載の浴室等の器具。
【請求項5】 合成樹脂成形材は、器具の全部又は一部としたことを特徴とする請求項2、3、4の何れか1項記載の浴室等の器具。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、家庭等の水を取扱う場所付近にマイナスイオンを発生させることを目的とした浴室等の器具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来トルマリンは、電気石の名称で「既存添加物」として収蔵されている(厚生省告示第122号)。また化粧品原料として厚生省に認可されており、更に浄水材として使用されている(特開平10−24297号)。
【0003】
【発明により解決しようとする課題】前記各使用例は、主としてトルマリンの水質活性化の特性を利用したもので、夫々成果をあげている。特にマイナスイオンを発生する点は良く知られているが、その有用性の程度については、未だ確定されず、かつ器具等への応用についても未だ不十分である。
【0004】特にトルマリンが水分と接触することにより、マイナスイオンを多量に発生することがしられているが、具体的応用は殆どなされていない問題点がある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、トルマリンが水分と接触した場合の特性を利用し、家庭等の環境改善を図ることに成功したのである。
【0006】即ちこの発明は、成形材にトリマリン粉末を含ませることを特徴とした浴室等の器具である。また合成樹脂成形材にトルマリン粉末を含有させたことを特徴とした浴室等の器具であり、トリマリン粉末から発生するマイナスイオン数を−8.00E+02個/cc以上としたものである。次にトリマリン粉末は大きさを1〜10ミクロンとし、含有量は合成樹脂量に対し、1〜5%(質量)としたものであり、合成樹脂成形材は、器具の全部又は一部としたものである。
【0007】この発明に用いるトリマリンは、次の特性を有する。
1. ホウ素を含む鉱物でミネラル(Na、Mg、Fe、Bその他)を含み、0.06ミリアンペアの微弱電流を発生する。
【0008】2. 電気分解によりマイナスイオンを発生し、3.3V〜5.3V/2cmの電圧があって電場を形成する。
【0009】3. pH7.2〜7.5の弱アルカリ性である。
【0010】4. 4〜14ミクロンの波長の遠赤外線を発生し、赤外線放射率92.72%を示す(2cm×1mm±235)。
【0011】5. 結晶体に1万気圧かけても崩壊しない。
【0012】6. トルマリンの化学成分は次の通り、組成:NaXAlSi(O,OH)30(OH,F)
種類:1.X−Mg2.X−Le,Mn.....Schori(ショール)、鉄電気石3.X−Li,Al.....Elbaite(エルバイト)リチア電気石結晶構造:六方晶系硬度:7〜7.5(モース硬度)
比重:2.90〜3.10g/cm屈折率:1.62〜1.64【0013】トリマリンの電気分解によるプラスイオンHは、マイナス電極に吸着されて、水素原子Hとなり、更に水素分子Hとなって空中に放出される。
【0014】またマイナスイオン(水素イオンOH)は、水の分子と結合してヒドロキシイオン(H)となって界面活性物質に変化し、界面活性効果を発揮する。
【0015】前記マイナスイオンは、空中に浮遊する水分子と結合する場合と、水に直接触れる場合とあるが、水に直接触れた方がマイナスイオンの発生数も断然多く、その効力も抜群である。例えば、図4はトルマリンのマイナスイオンの発生量を示すものであるが、トルマリンが水に接触すると、図5のようにマイナスイオンが急激に増大する。
【0016】この発明におけるトルマリンは、ポリ塩化ビニール、ポリエステル、シリコン、ポリプロピレン、ポリエチレン、ブチレン樹脂、ABS樹脂などに充填材のよいうに添加して使用することができる。例えば従来各種合成樹脂製品の充填材に使用されているタルク(例えば5%程度混入)の一部として使用することができる。
【0017】例えばタルク5%使用する代りにタルク3.5%、トルマリン1.5%を使用する。この場合に、タルクの粒度と合せて1〜5ミクロンに調整すれば、タルクと均一に混合し、従来のタルクと同様に合成樹脂などに均一に混入することができる。
【0018】トルマリンは、マイナスイオンの発生状況からすれば、合成樹脂量の1〜1.5%(質量)で良いが、トルマリンの品質によっても異なるので、マイナスイオン数−8.00E+02個/cc以上であり、合成樹脂量の1〜5%(質量)が好ましいものと認める。
【0019】然し乍ら、トルマリンには毒性がないので、製品によっては、5%〜20%(質量)混入する場合にもあるが、多い程よいというものでもない。
【0020】前記発明のように、浴室等の器具にトルマリンを使用するときは、マイナスイオンを発生し、これにより生じたマイナス水酸イオン(OH)が水分子と結合して、ヒドロキシルイオン(H)という界面活性物質に変化し、ヒドロキシルイオンが単分子膜をつくり、これにより界面活性効果が発生する。然して水分の多い場所(例えば浴室内)では、前記ヒドロキシルイオンをより多く発生するので、風呂場内の器具は恰も洗剤で洗浄されるような作用を受け、湯垢その他の付着物を容易に洗除できることになり、付着物に帰因する器具表面のぬめりその他の異物がなくなって、常時新品同様に清潔に保たれる。
【0021】またトルマリンの発生する遠赤外線により、水を活性化するので、水のクラスターが細分化され(例えば4〜5位の分子のクラスターとなる)殺菌作用を奏する。従って浴室等の器具に多少の湯垢が付着していても、該湯垢が細菌の温床になるおそれはない(細菌が繁殖できない)。この発明における浴室等とは、浴室の他に台所用器具、便所用器具などを含むものである。
【0022】
【発明の実施の形態】この発明は、浴室等の器具の合成樹脂の成形に際し、1〜5%(質量)のトリマリン粉末を混入することにより、マイナスイオン発生能を付与し、浴室内をマイナスイオン環境にする。
【0023】前記マイナスイオンの生成は、水の存在下において一層助長されるので、入浴する場合に、マイナスイオンが多量に発生し、入浴とマイナスイオン浴を同時に行うことができる。
【0024】前記トルマリンの量は、マイナスイオンの発生数によって一応の基準とするけれども、例えば浴室用すの子、風呂槽の蓋、桶、腰掛けその他合成樹脂製品の総てにトルマリンを含ませておけば、各器具に含まれるトルマリンの量は少なくても、全体として−8.00E+02個/cc程度であって、1m当り100gのトルマリンを含む器具が1m相当あれば、人体に対しては十分の効果を期待できる。また各器具に対しては1〜5%(質量)含まれておれば十分である。
【0025】また各器具によっては、木製又は金属製の基体に合成樹脂シートを貼着又は被着する場合もあるが、このような場合に合成樹脂層が薄い場合(例えば厚さ1mm以下)には、1m当り100g〜200g見当のトルマリンを使用することもある。
【0026】前記のように、浴室内にトルマリンを含む器具が多い場合には、必然的に各器具に含まれるトルマリンの量を減少させても十分の効果を期待することができる。特に水に入れて使用し、又は水に濡れ易い器具においては、マイナスイオンの発生量が飛躍的に増大するので、各器具の含有量は更に少なくしても器具の清浄化、殺菌性及び人体へのマイナスイオン効果を期待することができる。
【0027】
【実施例1】この発明の実施例を図1に示すすの子について説明する。トルマリンを含むポリ塩化ビニール製の棧板1上へ、同質製のすの子板2を並列固着してすの子3を形成した。前記ポリ塩化ビニール中には、トルマリン粉末(大きさ3ミクロン位)1.5%(質量)を混入し、その分だけタルク量を減少させた。
【0028】
【実施例2】この発明の他の実施例を図2に示す風呂用マットについて説明する。表面に小凹凸4、4を設けると共に、溝5、5を設けたポリエチレン製のマット6において、ポリエチレン中へ、トルマリン2.0%(質量)を混入し、その分だけタルク量を減少させてある。
【0029】前記マット6は、幅50cm、長さ100cm、厚さ2cmであるから、トルマリン量は200gであった。
【0030】
【実施例3】この発明の他の実施例を図3に基づいて説明する。ポリ塩化ビニール樹脂にその2.0%(質量)のトルマリン粉末を混入して風呂槽用の蓋板7を成形した。前記蓋板7は、幅60cm、長さ120cm、厚さ6mmであるから、トルマリン粉末は87g加入した。図中8は弾性縁である。
【0031】
【発明の効果】この発明は、浴室等の器具の材料にトルマリンを混合したので、浴室内のマイナスイオンを増大させ、人体に好影響を付与すると共に、マイナスイオンにより生成した水酸イオンによって界面活性効果を生成し、前記器具に湯垢その他の付着物を可及的に減少させる効果がある。
【0032】また器具の使用が浴室内であるから、水と接触する機会が多く、その場合にマイナスイオンの発生を促進する効果がある。更にトルマリンの遠赤外線発生効果により水を活性化し、殺菌効果も期待できるなど、器具を清潔に保つことができる。
【出願人】 【識別番号】593160390
【氏名又は名称】廣和商事株式会社
【出願日】 平成12年2月16日(2000.2.16)
【代理人】 【識別番号】100059281
【弁理士】
【氏名又は名称】鈴木 正次 (外1名)
【公開番号】 特開2001−224651(P2001−224651A)
【公開日】 平成13年8月21日(2001.8.21)
【出願番号】 特願2000−38693(P2000−38693)