| 【発明の名称】 |
歩行補助器 |
| 【発明者】 |
【氏名】吉田 満
【氏名】八木 剛
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| 【要約】 |
【課題】ブレーキの操作性を向上させることで使いやすくし、一層安全性を高めた、歩行補助器を提供する。
【解決手段】走行ブレーキ機構において、それぞれのグリップ6における操作レバー8のみを操作することで、ワイヤ連結器17を介して一方の後輪4のブレーキユニットに操作力を伝達すると共に、前記ワイヤ連結器17から、もう片方の後輪4のブレーキユニットにも操作力を伝える構成とする。さらに、駐車ブレーキ機構においても一方の操作手段18を操作することで、ワイヤ16、ワイヤ連結器17を介して双方の後輪4,4におけるブレーキユニットにそれぞれ操作力を伝達する構成とする。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 歩行補助器において、走行ブレーキ機構を有し、この走行ブレーキ機構は、使用者が掴まって身体を支えると共に押し込み操作するための一対のグリップに操作レバーと、操作レバーによる操作力を伝達するワイヤと、操作力によって移動するワイヤの変位を他方の操作レバーに通ずるワイヤに伝達するワイヤ連結器とを備え、前記一方の操作レバーを操作することで片方の車輪におけるブレーキユニットを作動して車輪を拘束する一方、ワイヤ、ワイヤ連結器を通じ他方の車輪におけるブレーキユニットを連動作動して車輪を拘束する構成としたことを特徴とする歩行補助器。 【請求項2】 前記歩行補助器は駐車ブレーキ機構を有し、この駐車ブレーキ機構は、双方のグリップ近傍に操作手段を備え、前記ワイヤに操作力が伝わるように連結し、一方の操作手段を操作することで片方の車輪におけるブレーキユニットを作動して車輪を拘束保持する一方、ワイヤ、ワイヤ連結器を通じ他方の車輪におけるブレーキユニットを連動作動して車輪を拘束保持する構成としたことを特徴とする請求項1記載の歩行補助器。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、歩行障害を有する人の歩行補助用として、また高齢者用として、安全に使用できるように設けたブレーキ手段を、簡単に操作できるようにした、歩行補助器に関するものである。 【0002】 【従来の技術】例えば歩行障害を有する人や高齢者が、介護者の介助なしで外出する際、歩行補助器(以下、歩行車)がしばしば用いられている。この歩行車は、図示は省略するが、一例としてパイプフレームによって構成し、4つの車輪を有し、使用者が握って掴まり押して歩くためのグリップを有する構成としたものを挙げることができる。このような歩行車には、歩行中に止めるための走行ブレーキ機構や、ある箇所で止めておくための駐車ブレーキ機構を設けたものがある。すなわち歩行車としては、走行ブレーキ機構と共に駐車ブレーキ機構を備えている方が望ましいし、また機能としては、4つの車輪のうち、少なくとも左右の車輪の制動を同時に行えるものが望ましい。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、現状は、走行ブレーキ機構だけのものが多く、または走行ブレーキ機構と駐車ブレーキ機構とを備えていても、左右の車輪を制動するのに、左右のグリップに設けられたブレーキ操作レバーをそれぞれ操作しなければならない構造のものがほとんどである。本発明はこのような背景から提案されたものであって、ブレーキの操作性を向上させることで使いやすくし、一層安全性を高めた、歩行補助器を提供することを目的とする。 【0004】 【課題を解決するための手段】前記した課題を解決するために、本発明は、歩行補助器において、走行ブレーキ機構を有し、この走行ブレーキ機構は、使用者が掴まって身体を支えると共に押し込み操作するための一対のグリップに操作レバーと、操作レバーによる操作力を伝達するワイヤと、操作力によって移動するワイヤの変位を他方の操作レバーに通ずるワイヤに伝達するワイヤ連結器とを備え、前記一方の操作レバーを操作することで片方の車輪におけるブレーキユニットを作動して車輪を拘束する一方、ワイヤ、ワイヤ連結器を通じ他方の車輪におけるブレーキユニットを連動作動して車輪を拘束する構成とした。前述の構成において、歩行補助器は駐車ブレーキ機構を有し、この駐車ブレーキ機構は、双方のグリップ近傍に操作手段を備え、前記ワイヤに操作力が伝わるように連結し、一方の操作手段を操作することで片方の車輪におけるブレーキユニットを作動して車輪を拘束保持する一方、ワイヤ、ワイヤ連結器を通じ他方の車輪におけるブレーキユニットを連動作動して車輪を拘束保持する構成とした。 【0005】 【発明の実施の態様】次に、本発明にかかる歩行補助器について、一つの実施の態様を示し、添付の図面に基づいて以下説明する。図1、図2に歩行補助器である四輪歩行車1を示す。この四輪歩行車1は、全体としてパイプフレームによって形成され、比較的大径の前輪2,2を装着した前部フレーム3と、比較的小径の後輪4,4を装着した後部フレーム5とを有している。これら前部フレーム3と後部フレーム5とは、中間より上部寄りの箇所において交叉させると共に互いに軸止めされている。 【0006】前記前部フレーム3は、前輪2,2を装着したかすがい型の脚部3aと、脚部3aに直交且つ斜め上方に突出する一対の前支柱部3b,3bとによって構成している。これら前支柱部3b,3b上端に、グリップ6を装着している。また前支柱部3b,3b上端近傍には、前記グリップ6を使用者によって使いやすいように支柱部3b,3b上端から引出し調節して固定するためのノブボルト7を設けている。そして、グリップ6には、握って操作できるように、後述する走行ブレーキ機構を構成する操作レバー8を設けている。 【0007】前記後部フレーム5は、ほぼ逆U字型に形成されている。下端側には、装着した後輪4,4直上からフレーム上方に沿って、荷重手段であるバランサ9が添設されている。一方、上部側は、前部フレーム3と交叉して、斜め前方に指向しており、上辺に沿って背もたれとして機能させるように背当てパッド10を装着している。なお、前記バランサ9は、後輪4,4直上からフレーム上方に沿って設けることで保護カバーとしての機能も有する。 【0008】また、前記前部フレーム3と後部フレーム5との交叉箇所の下側空間には、小物入れバッグ11が保持されている。またこの小物入れバッグ11上には、蓋兼用の座板12が配置されている。前記小物入れバッグ11は、図3に示すように前部フレーム3における横パイプ13と後部フレーム5における横パイプ14とにより、ぶら下がる状態で保持されている。また前記座板12は、1辺側が前部フレーム3における横パイプ13に蝶着され、対向する他辺側が後部フレーム5における横パイプ14上に乗った状態で保持されている。さらに前記座板12の1辺側には、座った際に臀部が当たる突縁部15が設けられている。 【0009】そしてかかる構成の歩行車1に設けられた走行ブレーキ機構について説明する。この走行ブレーキ機構は、前記使用者が掴まって身体を支えると共に押し込み操作するための一対のグリップ6に設けた操作レバー8に、それぞれ連結したワイヤ16を有している。これらワイヤ16は、前記小物入れバッグ11に装着したワイヤ連結器17に連絡接続されている。そしてこのワイヤ連結器17から、双方の後輪4,4に設けたブレーキユニット(図示省略)にワイヤ16を接続し、それぞれ操作力を伝達するようにしている。すなわちこの走行ブレーキ機構では、左側のグリップ6における操作レバー8と右側後輪4のブレーキユニットとは、前記ワイヤ16によりワイヤ連結器17を介してつながるようにし、逆に右側のグリップ6における操作レバー8と左側後輪4のブレーキユニットと、ワイヤ連結器17を介してつなげ、それぞれのグリップ6における操作レバー8のみを操作することで、ワイヤ連結器17を介して一方の後輪4のブレーキユニットに操作力を伝達するようにしている。そしてその際、前記ワイヤ連結器17は、もう片方の後輪4のブレーキユニットにも操作力を伝えるように構成している。 【0010】さらに、双方のグリップ6の操作レバー8の回動軸には、詳細は示さないが駐車ブレーキ機構を構成する操作手段18が取り付けられている。これら操作手段18は、前記ワイヤ16に操作力が伝達するように構成されている。この駐車ブレーキ機構においても一方の操作手段18を操作することで、ワイヤ16、ワイヤ連結器17を介して双方の後輪4,4におけるブレーキユニットにそれぞれ操作力を伝達するように構成している。 【0011】以上のような四輪歩行車1において、使用するにあたり、先ず、使用者の伸長に応じて、グリップ6の高さ位置を調節する。前支柱部3b,3b上端近傍のノブボルト7を緩めた状態で、グリップ6を前支柱部3b,3b上端において出し入れ調節し、グリップ14が握りやすい位置に来るようにする。次いでノブボルト7をねじ込んでいき、グリップ6がずれないように固定する。これによって、使用者は、握りやすい位置にあるグリップ6を掴んで押し込んで歩行することができる。 【0012】次に、歩行車1を停止させたいときは、双方のグリップ6の操作レバー8のうち、いずれか一方を握り操作すればよい。勿論、双方の操作レバー8を操作しても差し支えない。一方の操作レバー8を握り操作すると、ワイヤ16、ワイヤ連結器17を通じて片側の後輪4におけるブレーキユニットに伝わり、その後輪4をロックすることができる。この際、ワイヤ連結器17を通じて、もう片方の操作レバー8に連なるワイヤ16に操作力が伝達され、片方の後輪4におけるブレーキユニットに操作力が伝わり、この片側の後輪4をロックすることができるのである。このように、一方の走行ブレーキ機構における操作レバー8を握り操作するだけで、両後輪4,4をロックすることができるので、操作が容易であり、ブレーキの片ぎきによる、不具合をなくすことができる。さらには、片手が不自由である場合も問題なく使用することができるという大きな利点がある。 【0013】また、使用者がその場で、一休みしたい場合には、今度は、駐車ブレーキ機構における操作手段18を操作する。この操作手段18も片側のみを操作するだけで、ワイヤ連結器17を介して双方の後輪4,4におけるブレーキユニットに通ずるワイヤ16が互いに反対方向に変位移動し、両後輪4,4をロックすることができる。この場合、駐車ブレーキ機構は、操作手段18から手を離しても、ロック状態を維持することができる。そして、使用者は、座板12上に安心して腰掛けることができ、暫しの休憩をとることができる。駐車ブレーキ機構によるロック解除するときも、一方の操作手段18を戻し操作するだけで、双方のブレーキユニットに通ずるワイヤ芯材16を通じ、解除することができる。 【0014】 【発明の効果】以上の通り、本発明によれば、走行ブレーキ機構、駐車ブレーキ機構双方が、片側操作のみで連動ロック解除が可能であるので、格段に使いやすいものとなる上、片腕が不自由であるという使用者も安全に使うことができ、一層、使い勝手に優れた走行車を提供することができる。 【0015】
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| 【出願人】 |
【識別番号】390039985 【氏名又は名称】パラマウントベッド株式会社
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| 【出願日】 |
平成12年2月15日(2000.2.15) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100071102 【弁理士】 【氏名又は名称】三觜 晃司
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| 【公開番号】 |
特開2001−224641(P2001−224641A) |
| 【公開日】 |
平成13年8月21日(2001.8.21) |
| 【出願番号】 |
特願2000−41449(P2000−41449) |
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