| 【発明の名称】 |
携帯用の洗眼セット |
| 【発明者】 |
【氏名】大石 俊樹
【氏名】廣田 剛治
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| 【要約】 |
【課題】全体の小形化を図り、携帯性を向上させる。
【解決手段】蓋12付きのケース10と、それぞれ1回分の洗眼薬液を収容する薬液ボトル21、21と、周縁部31cの短軸方向の幅を薬液ボトル21の外径相当に設定する洗眼カップ31とを組み合わせる。洗眼カップ31は、薬液ボトル21、21とともに薄形のケース10にコンパクトに収納し、薬液ボトル21、21と合わせて便利に持ち運びすることができる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 蓋付きのケースと、該ケースに収納する複数の薬液ボトルと、該薬液ボトルとともに前記ケースに収納する洗眼カップとを組み合わせてなり、前記各薬液ボトルは、1回分の洗眼薬液を収容し、前記洗眼カップは、目の周囲に密着可能な周縁部の短軸方向の幅を前記薬液ボトルの外径相当に設定することを特徴とする携帯用の洗眼セット。 【請求項2】 前記洗眼カップは、胴部の水平断面を長円形に形成することを特徴とする請求項1記載の携帯用の洗眼セット。 【請求項3】 前記洗眼カップは、底部を長円形に形成することを特徴とする請求項2記載の携帯用の洗眼セット。 【請求項4】 前記洗眼カップは、前記胴部を長軸方向に押すことにより、前記胴部が短軸方向に膨れるように弾性変形することを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか記載の携帯用の洗眼セット。 【請求項5】 前記洗眼カップは、エラストマにより一体成形することを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか記載の携帯用の洗眼セット。 【請求項6】 前記洗眼カップには、洗眼薬液の量を測定する目盛を形成することを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか記載の携帯用の洗眼セット。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、優れた携帯性を有する携帯用の洗眼セットに関する。 【0002】 【従来の技術】目を洗眼薬液に浸すようにして洗眼する洗眼用具が知られている。 【0003】このものは、洗眼薬液を収容する容器と、容器と別体の洗眼キャップとを組み合わせて構成されている。なお、容器は、複数回分の洗眼薬液を収容するために大形に形成されている。そこで、このものは、容器から適量の洗眼薬液を洗眼キャップに注ぎ、目を洗眼キャップに当てるようにして顔を伏せ、次いで顔を上向きにして洗眼薬液を目に接触させ、洗眼薬液に目を浸すようにして洗眼することができる。なお、不使用時の洗眼キャップは、容器の口部に被せるようにして保管することができる。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】かかる従来技術によるときは、容器は、複数回分の洗眼薬液を収容する大容量に形成されているため、持ち運びに不便であり、携帯用に全く適しないという問題があった。 【0005】そこで、この発明の目的は、かかる従来技術の問題に鑑み、1回分の洗眼薬液を収容する薬液ボトルと、短軸方向の幅が薬液ボトルの外径相当の洗眼カップとを組み合わせることによって、ケースに収納して便利に持ち運ぶことができる携帯用の洗眼セットを提供することにある。 【0006】 【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するためのこの発明の構成は、蓋付きのケースと、ケースに収納する複数の薬液ボトルと、薬液ボトルとともにケースに収納する洗眼カップとを組み合わせてなり、各薬液ボトルは、1回分の洗眼薬液を収容し、洗眼カップは、目の周囲に密着可能な周縁部の短軸方向の幅を薬液ボトルの外径相当に設定することをその要旨とする。 【0007】なお、洗眼カップは、胴部の水平断面を長円形に形成することができ、底部を長円形に形成することができる。 【0008】また、洗眼カップは、胴部を長軸方向に押すことにより、胴部が短軸方向に膨れるように弾性変形させることができる。 【0009】なお、洗眼カップは、エラストマにより一体成形してもよい。 【0010】また、洗眼カップには、洗眼薬液の量を測定する目盛を形成してもよい。 【0011】 【作用】かかる発明の構成によるときは、洗眼カップは、短軸方向の幅を薬液ボトルの外径相当に設定することによって、複数の薬液ボトルとともに小形の蓋付きのケースにコンパクトに収納することができ、ケースを介して薬液ボトルと合わせて便利に持ち運ぶことができる。ただし、1回分の洗眼薬液とは、両眼を洗眼することができる洗眼薬液の量をいう。また、洗眼カップの容量は、片側の目を洗眼するための洗眼薬液量に設定するものとし、ケースには、複数の薬液ボトルを横方向に並列させて収納するものとする。 【0012】洗眼カップは、胴部の水平断面を長円形に形成することにより、薄形のケースに容易に収納することができる。また、底部を長円形に形成すれば、底部により胴部を容易に長円形に保持し、ケースに収納中に胴部が不用意に変形してしまうおそれがない。 【0013】洗眼カップは、長軸方向に押して弾性変形させることにより、周縁部を目の周囲に容易に密着させ、洗眼中に洗眼薬液が漏れることを防止して使い勝手を向上させることができる。 【0014】エラストマにより一体成形する洗眼カップは、適切な弾性を容易に実現することができる。ただし、洗眼カップは、無色または有色の透明または半透明に形成し、内部の洗眼薬液が外部から目視できるようにするのがよい。また、エラストマは、たとえば低密度ポリエチレン(LDPE)、ポリプロピレン(PP)、エチレン酢酸ビニル共重合体(EVA)等の適度の弾性を有する耐薬品性の材料を使用するものとする。 【0015】洗眼カップに目盛を形成すれば、洗眼カップ内の洗眼薬液の量を容易に測定することができ、使い勝手を一層向上させることができる。なお、目盛は、薬液ボトル内の1回分の洗眼薬液の1/2相当、すなわち片側の目を洗眼する洗眼薬液量を示すものとし、洗眼カップの成形時に胴部の内面または外面に形成してもよく、洗眼カップの成形後に外面に表示してもよい。 【0016】 【発明の実施の形態】以下、図面を以って発明の実施の形態を説明する。 【0017】携帯用の洗眼セットは、蓋12付きの携帯用のケース10と、ケース10に収納する薬液ボトル21、21、洗眼カップ31とを組み合わせてなる(図1、図2)。ただし、図2(A)、(B)は、それぞれ図1のA−A線、B−B線矢視相当拡大断面図であり、図2(C)は、同図(B)の要部拡大説明図である。 【0018】ケース10は、ケース本体11、蓋12が一体成形されている。ケース本体11は、上部開放の浅い箱状に形成されており、長辺側の両側面は、底部に滑らかに連続する断面円弧状に形成されている。蓋12は、ケース本体11と対称の箱状に形成され、長辺側の薄肉のヒンジ部13を介してケース本体11に開閉自在に連結されている。蓋12の反ヒンジ側には、操作片12aが突設されており、操作片12aには、ヒンジ部13に向けて係合突部12a1 が突設されている。なお、ケース本体11には、操作片12aに対応する補助片11aが突設され、係合突部12a1 に対応する係合凹部11bが形成されている。 【0019】ケース10は、蓋12をケース本体11上に閉じることができ(図1の二点鎖線、図2(B)、(C))、蓋12は、係合突部12a1 を係合凹部11bに係合させて閉鎖状態に軽くロックすることができる。また、蓋12は、補助片11aを介して操作片12aを上向きに弾性変形させ(図2(C)の矢印K1 方向)、係合突部12a1 を係合凹部11bから抜き取るようにして上方に開くことができる。 【0020】薬液ボトル21、21は、それぞれ耐薬品性の合成樹脂材料により一体成形されている。各薬液ボトル21は、小径の口部21aが付設されており、口部21aの先端には、薄肉部21bを介して操作板21c付きの栓部21dが形成されている。薬液ボトル21は、1回分の洗眼薬液が収容され、栓部21dを介して封止されている。薬液ボトル21は、操作板21cを介し、口部21aに対して栓部21dを回転させ、薄肉部21bを捻じ切ることにより開封することができる。薬液ボトル21、21は、横方向に並列させてケース10に収納されている。 【0021】洗眼カップ31は、適度の弾性を有するエラストマにより一体成形されている(図1、図3)。洗眼カップ31は、長円形の底部31a上に水平断面が長円形の胴部31bが形成されており、底部31aの下面には、補強用のリブ31a1が形成されている。胴部31bは、上方に向けて長軸方向に斜めに開くように形成され、上端の周縁部31cは、左右の突端部31c1 、31c2 を異なる高さとし、中間部が最も低くなるように滑らかに形成されている。なお、胴部31bの内面には、リブ状の目盛31b1 が底部31aと平行に形成されている。 【0022】洗眼カップ31の短軸方向の幅W1 は、各薬液ボトル21の外径D1 相当に設定されている(図2、図3)。また、洗眼カップ31の長軸方向の最大幅W2 は、W2 ≧2D1 に設定され、ケース10の正味幅W、正味厚さDは、それぞれW≧W2 、D≧W1 ≒D1 の最小寸法に設定されている。なお、各薬液ボトル21は、たとえば容量20cc入りとして外径D1 =24mmとし、洗眼カップ31の目盛31b1 は、片側の目を洗眼するための洗眼薬液量10ccを示すものとする。 【0023】洗眼カップ31は、手指Ha 、Ha により長軸方向に押すことにより(図4の矢印方向)、胴部31bが短軸方向に膨れるように弾性変形し(図3の二点鎖線)、押す力を取り除くと元の形状に弾性復元する。なお、洗眼カップ31は、弾性変形させるに必要な力を100〜600g、好ましくは200〜500g程度に設定するとよい。必要な力を600g以上にすると、手指Ha 、Ha によって変形させることが難しくなり、100g以下にすると、適切な形状に維持することが困難になるからである。 【0024】洗眼カップ31は、未使用の薬液ボトル21、21とともにケース10に収納することができる(図1、図2)。なお、洗眼カップ31は、横方向に並列させた薬液ボトル21、21の先端側に収納する。 【0025】洗眼カップ31は、薬液ボトル21を開封して適量の洗眼薬液Yを注ぎ、目H1 を片側ずつ洗眼するために使用する(図5)。すなわち、使用者は、顔Hを伏せて洗眼カップ31の周縁部31cを目H1 の周囲に密着させ、次いで顔Hを上向きにして洗眼カップ31内の洗眼薬液Yを目H1 に接触させ、洗眼薬液Yに目H1 を浸すようにして洗眼する。このとき、洗眼カップ31は、短軸方向を膨らませるようにして適度に弾性変形させ、周縁部31cを目H1 の周囲に均一に密着させることができる。洗眼が終了したら、顔Hを伏せ、洗眼カップ31を離して使用済みの洗眼薬液Yを捨て、新しい洗眼薬液Yを注いで他方の目H1 を洗眼する。 【0026】以上の説明において、ケース10には、3本の薬液ボトル21、21…を収納してもよい(図6)。このとき、ケース10は、洗眼カップ31を収納する側の一端を円弧状に形成してもよい。なお、薬液ボトル21は、円筒状に代えて、角筒状に形成してもよく、このときの外径D1 は、ケース10に収納する場合の正味厚さD方向の最大寸法をいうものとする。 【0027】 【発明の効果】以上説明したように、この発明によれば、蓋付きのケースと、1回分の洗眼薬液を収容する複数の薬液ボトルと、周縁部の短軸方向の幅を薬液ボトルの外径相当に設定する洗眼カップとを組み合わせることによって、洗眼カップは、薬液ボトルとともに小形のケースに収納し、便利に持ち運びすることができるから、良好な携帯性を容易に実現することができるという優れた効果がある。
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| 【出願人】 |
【識別番号】398058382 【氏名又は名称】日新製薬株式会社 【識別番号】000190068 【氏名又は名称】伸晃化学株式会社
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| 【出願日】 |
平成12年1月20日(2000.1.20) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100090712 【弁理士】 【氏名又は名称】松田 忠秋
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| 【公開番号】 |
特開2001−198182(P2001−198182A) |
| 【公開日】 |
平成13年7月24日(2001.7.24) |
| 【出願番号】 |
特願2000−11920(P2000−11920) |
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