| 【発明の名称】 |
介護用折りたたみ式風呂 |
| 【発明者】 |
【氏名】秋山 欣也
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| 【要約】 |
【課題】寝室などに置いても場所を取らずベットや和式用布団の上で使用することができ、湿気を取り除く換気が可能であり、介護人が介護対象者を楽に入浴させることができ、湯量も少なくて済み、排湯給水も無理なくでき、介護人や介護対象者の負担を軽減する。
【解決手段】可撓性を有する傾斜した板状の空気袋からなる底部と、底部の周囲に可撓性を有する空気袋からなる枠部が立ち上がるように形成した折りたたみ式の風呂Aであって、風呂Aの開口部に、風呂Aの頭部側の略半分は直線に、かつ足元側の略半分は湾曲するように取り付けたファスナーA2,A3で開閉自在になるように設けたカバーA1と、カバーA1に手袋を差し込むように開けた手袋用の通し孔と、を備えたものであり、各空気袋に、掃除機5から排出する空気を用いて送風することにより風呂Aを立ち上げ形成し、その空気を抜き取ることにより風呂Aを折り畳めることができるように構成したものである。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 可撓性を有する傾斜した板状の空気袋からなる底部と、該底部の周囲に可撓性を有する空気袋からなる枠部が立ち上がるように形成した折りたたみ式の風呂(A)であって、該風呂(A)の開口部に、該風呂(A)の頭部側の略半分は直線に、かつ足元側の略半分は湾曲するように取り付けたファスナー(A2,A3)で開閉自在になるように設けたカバー(A1)と、該カバー(A1)に手袋を差し込むように開けた手袋用の通し孔と、を備えたものであり、前記各空気袋に、掃除機(5)から排出する空気を用いて送風することにより前記風呂(A)を立ち上げ形成し、その空気を抜き取ることにより該風呂(A)を折り畳めることができるように構成した、ことを特徴とする介護用折りたたみ式風呂。 【請求項2】 前記風呂(A)の上方に位置する屋根(1)に、空気を吸い込む換気口(2a)と、その反対側に除湿フィルター付きのパイプ(4)を入れたパイプ(2c)を設けた除湿箱(2)と、該除湿箱(2)のパイプ(4)に掃除機(5)の吸い込み口を挿入することにより、前記屋根(1)部分で集めた湯気を除去するように構成した、ことを特徴とする請求項1の介護用折りたたみ式風呂。 【請求項3】 前記掃除機(5)の大小に応じて箱体内の全長を調節し得ると共に、内部のクッションバネ(6b)を介して該掃除機(5)を空気袋(6a)で包み込むように格納し、かつ蓋(6d)を閉じて密閉して成る送風変換箱(6)と、該掃除機(5)から排出する空気を、空気弁(6f)を介して送風する送風パイプ(7)を、前記風呂(A)の差し込みジャック(8)に繋いで風呂(A)を立ち上げ、該送風パイプ(7)を、湯気を屋根(1)まで導く風呂(A)の湯だれ防止シート(A5)に繋げた、ことを特徴とする請求項1の介護用折りたたみ式風呂。 【請求項4】 前記差し込みジャック(8)が、前記風呂(A)を構成する中板(B4)に接続した空気弁挿入ゴムパイプ(10)内に、折り曲げ自在に一カ所(8j)で連結した2枚の空気弁(8f)を、折り曲がり可能に挿入し、該風呂(A)の空気挿入口(A8)から空気を送風したときに、前記空気弁(8f)の両端に連結したゴムリング(8h)に折れ曲がった空気弁(8f)が接触し、前記中板(B2)との幅を縮めながら、完全に風呂(A)の空気袋に空気が充填されると、2枚の空気弁(8f)が空気弁挿入ゴムパイプ(10)を塞ぐように構成したものである、ことを特徴とする請求項3の介護用折りたたみ式風呂。 【請求項5】 手袋(11a)の指部分に取り付けた、調節機構(11b)を具備した噴射口と、該噴射口に繋げると共に手袋(11a)の内側に通したホース(11e)と、から成るシャワー(11)を、前記カバー(A1)の手袋用の通し孔に差し込んで使用し得るように構成した、ことを特徴とする請求項1の介護用折りたたみ式風呂。 【請求項6】 空気を充填した風呂(A)を乗せることができる、展開自在に構成した板(B6,B7,B8)と、空気を抜き取った風呂(A)を折り畳んで収納する空間と、前記風呂(A)に空気を送風又は吸引する前記送風変換箱(6)と、から成る移動ケース(B)と、該移動ケース(B)の下部に設けた、入浴終了後の湯を排出する排湯ケース(12)と、を備えた、ことを特徴とする請求項1又は2の介護用折りたたみ式風呂。 【請求項7】 空気を充填した風呂(A)を乗せることができる、展開自在に構成した板(B6,B7,B8)と、空気を抜き取った風呂(A)を折り畳んで収納する空間と、から成る移動ケース(B)を備えた、ことを特徴とする請求項1又は2の介護用折りたたみ式風呂。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術の分野】本発明は、主に寝たきり老人や身障者の介護対象者用の風呂に係り、特に寝室になどに置いて使用することができる介護用折りたたみ式風呂に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来より、病人、寝たきり老人や身障者など介護対象者等の身体の不自由な人たちを家庭で入浴させたり、身体を拭いて清潔にするために各種の浴槽が提案されている。例えば、この種の浴槽としては縁を立ち上げ箱状に組み立て、この中に湯を入れ、この浴槽内に介護対象者を移動させて、その身体を介護人が洗うことができる。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の組み立て式の浴槽は、これを使用しない時に寝室内に置くと嵩張りやすく、部屋が狭くなるという問題があった。また、従来の浴槽は、寝室で使用できるものであるが、室内において湯を張るため、部屋中に湯気が籠もりやすいという問題があった。更に、このような浴槽は、その組み立てることが大変であり,ベッドや布団からこの浴槽の位置まで介護対象者を移動させることも困難であり、その入浴後に内部に入れた湯を捨てることも大変な作業であるという問題があった。 【0004】本発明は、かかる問題点を解決するために創案されたものである。すなわち、本発明の目的は、寝室などに置いても場所を取らずベッドや和式用布団の上で使用することができ、湿気を取り除く換気が可能であり、介護人が介護対象者を楽に入浴させることができ、湯量も少なくて済み、排湯給水も無理なくでき、介護人や介護対象者の負担を軽減することができる介護用折りたたみ式風呂を提供することにある。 【0005】 【課題を解決するための手段】本発明によれば、可撓性を有する傾斜した板状の空気袋からなる底部と、該底部の周囲に可撓性を有する空気袋からなる枠部が立ち上がるように形成した折りたたみ式の風呂(A)であって、該風呂(A)の開口部に、該風呂(A)の頭部側の略半分は直線に、かつ足元側の略半分は湾曲するように取り付けたファスナー(A2,A3)で開閉自在になるように設けたカバー(A1)と、該カバー(A1)に手袋を差し込むように開けた手袋用の通し孔と、を備えたものであり、前記各空気袋に、掃除機(5)から排出する空気を用いて送風することにより前記風呂(A)を立ち上げ形成し、その空気を抜き取ることにより該風呂(A)を折り畳めることができるように構成した、ことを特徴とする介護用折りたたみ式風呂が提供される。 【0006】上記構成では、風呂(A)を構成するゴム製の空気袋への空気を送る労力を掃除機(5)の排気空気と吸引空気を利用したので、自動的に折りたたみ式の風呂を容易に組み立てることができる。介護対象者を寝具から少し移動させるだけで寝たままの姿勢で身体によい半身浴をすることができる。風呂カバーを設けてあるため身体が温めることができると共に、湯気の発生を少しに押さえることができる。 【0007】本発明の介護用折りたたみ式風呂は、前記風呂(A)の上方に位置する屋根(1)に、空気を吸い込む換気口(2a)と、その反対側に除湿フィルター付きのパイプ(4)を入れたパイプ(2c)を設けた除湿箱(2)と、該除湿箱(2)のパイプ(4)に掃除機(5)の吸い込み口を挿入することにより、前記屋根(1)部分で集めた湯気を除去するように構成することができる。 【0008】上記構成では、風呂(A)から生じる湯気の換気を、除湿箱(2)で掃除機(5)の吸引空気を利用しているので、室内が湿気ることを防止することができる。 【0009】本発明の介護用折りたたみ式風呂は、前記掃除機(5)の大小に応じて箱体内の全長を調節し得ると共に、内部のクッションバネ(6b)を介して該掃除機(5)を空気袋(6a)で包み込むように格納し、かつ蓋(6d)を閉じて密閉して成る送風変換箱(6)と、該掃除機(5)から排出する空気を、空気弁(6f)を介して送風する送風パイプ(7)を、前記風呂(A)の差し込みジャック(8)に繋いで風呂(A)を立ち上げ、該送風パイプ(7)を、湯気を屋根(1)まで導く風呂(A)の湯だれ防止シート(A5)に繋げるように構成することができる。 【0010】上記構成では、風呂(A)から生じる湯気の換気や風呂(A)の空気袋へ送る空気を発生させる掃除機(5)を、送風変換箱(6)内に格納し、送風パイプ(7)等を他の装置に繋ぐだけで、この掃除機(5)を各種の動力源として用いることができる。 【0011】前記差し込みジャック(8)は、前記風呂(A)を構成する中板(B4)に接続した空気弁挿入ゴムパイプ(10)内に、折り曲げ自在に一カ所(8j)で連結した2枚の空気弁(8f)を、折り曲がり可能に挿入し、該風呂(A)の空気挿入口(A8)から空気を送風したときに、前記空気弁(8f)の両端に連結したゴムリング(8h)に折れ曲がった空気弁(8f)が接触し、前記中板(B2)との幅を縮めながら、完全に風呂(A)の空気袋に空気が充填されると、2枚の空気弁(8f)が空気弁挿入ゴムパイプ(10)を塞ぐように構成したものである。 【0012】この差し込みジャック(8)は、2枚の空気弁8fが、風呂(A)内に空気が充分に充填されると自動的に栓が塞がれるので、空気を入れ過ぎることを防止することができる。 【0013】手袋(11a)の指部分に取り付けた、調節機構(11b)を具備した噴射口と、該噴射口に繋げると共に手袋(11a)の内側に通したホース(11e)と、から成るシャワー(11)を、前記カバー(A1)の手袋用の通し孔に差し込んで使用し得るように構成することができる。 【0014】このシャワー付き手袋では、介護人はその両手を使いながら介護対象者を容易に洗身することができる。 【0015】本発明の介護用折りたたみ式風呂は、空気を充填した風呂(A)を乗せることができる、展開自在に構成した板(B6,B7,B8)と、空気を抜き取った風呂(A)を折り畳んで収納する空間と、前記風呂(A)に空気を送風又は吸引する前記送風変換箱(6)と、から成る移動ケース(B)と、該移動ケース(B)の下部に設けた、入浴終了後の湯を排出する排湯ケース(12)と、を備えることができる。 【0016】また、空気を充填した風呂(A)を乗せることができる、展開自在に構成した板(B6,B7,B8)と、空気を抜き取った風呂(A)を折り畳んで収納する空間と、から成る移動ケース(B)を備えることもできる。 【0017】この移動ケース(B)では、ベッドの上の敷布団と風呂(A)の底の位置に合わせることができるため、介護対象者を布団からこの風呂(A)内へ容易に移動することができる。また、この風呂(A)の下方に排湯ケース(12)が位置するものは、その入浴終了後の排湯を容易に処理することも可能である。 【0018】 【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施形態を図面を参照して説明する。なお、各図において共通の部材には同一の符号を付し重複した説明を省略する。図1は、本発明の介護用折りたたみ式風呂を構成する風呂、屋根、除湿箱及び送風変換箱を示す分解斜視図である。本発明の風呂Aは、カバーA1を開いたときに発生する湯気を屋根1に送り、除湿箱2で掃除機5により換気できるようになっている。エアーポンプとしての送風空気は、掃除機5を入れた送風変換箱6の送風パイプ7から差し込みジャック8,9を通し、空気挿入口A8のパイプA9から風呂Aへ、差し込みジャック9から空気取り入れ口A12を通り、湯だれ防止シートA5へ送風されるようになっている。本発明は、より便利に使用できるように図2の移動ケースBに取り付けることができる。 【0019】図2は、風呂を移動ケースに取り付けた状態を示す斜視図である。この図示例では風呂Aを使用している状態を示している。扉B1は風呂を出し入れする部分であり、別の扉B2は他の設備を出し入れする部分である。 【0020】図3は、風呂のカバーを開いた状態を示す斜視図である。カバーA1には、ファスナーA2,A3及びゴム長手袋A4が取り付けてある。カバーA1の底A7に、取り外しできる枕A6、空気挿入口A8及び湯だれ防止シートA5の空気取り入れ口A12,13を設けてある。ファスナーA2は、チャックが2つあり、上下どちらからでも開閉ができ、足元側にあるチャックだけを開いて図1の除湿箱2の2a)からパイプをつないで直接換気ができる。なお、ファスナーA2,A3の取り付け位置はこのような位置に限定されない。 【0021】図4は、風呂の側面図である。空気挿入口A8から入れた空気は、図1でも示すように、空気挿入口A8とつなげたてパイプA9が、二股になり枠部分横から底空気層A17に入り、底部分を満たし送風口A16から枠部分、最後に空気挿入口A8周辺に入る。底A7の高さは、送湯口A10より高く、この送湯口A10に向かって傾斜し低くなっている。 【0022】図5は、風呂の平面図である。頭部側の幅■(図示では左側)より足元側の幅■は幅が狭く、図4の底A7の傾斜していることで湯量も少量で済み、移動ケースBの横幅も寝具より狭くできる利点がある。 【0023】図6は、風呂の足元側を示す部分平面図である。湯だれ防止シートA5は、屋根1や風呂カバーA1からの水滴を溝A14,A15に集め、高くしてある縁で零れないようにするものである。湯だれ防止シートA5は中が袋状になっているシートで空気取り入れ口A12,A13があり、差し込みジャック9の二股パイプ9A9Bが開いていて送風された空気を上部に送り、湯気を屋根1まで導く作用がある。穴は横などに吹き出さないように中央帯に開いている。湯だれ防止シートA5の形状、大きさや穴の状態はいかなる形態であってもよい。 【0024】図7は、除湿箱の斜視図である。風呂Aの上方に位置する屋根1には、除湿箱2を側板2e部分で取り付けてある。この除湿箱2は屋根1から空気を吸い込む換気口2aと、その反対側にパイプ2cを設け、このパイプ2cの中に除湿フィルター4a付きのパイプ4をねじ込み式に取り付けたものである。このパイプ4には掃除機5の吸い込み口を挿入できるようになっている。除湿箱2を構成する箱2bには換気口2aとパイプ2cを挟んで繋げるように穴を開けてある。この箱の開閉口2dを開けてカートリッジ3を挿入する。 【0025】図8は、カートリッジの斜視図である。このカートリッジ3は、換気の空気の通る部分が網目3c,3dになっており、この中に一度良く乾燥した炭を、止め具3bを開けて入れるようになっている。網目3c,3dの上部の枠は、全体の枠、上下が二重になり、その間に除湿フィルターが入っている。 【0026】図9は、送風変換箱の正面図である。この送風変換箱6は、蓋6dを開け掃除機5を入れるものである。この送風変換箱6は、掃除機5の電源コードを差し込み口6iに差し込み、蓋6dを閉じ、止め金6gで掃除機5を密閉し、掃除機5のホースのスイッチ又は移動ケースBのスイッチを入れて使用する。一般の掃除機5はその大きさがそれぞれ異なるため、ネジ金具6cで蓋6dの上下位置を調節できるようになっている。なお掃除機5の少しの大小の相違はクッションバネ6bで自動調節できるようになっている。掃除機5の空気排出口はそのメーカーや型によって様々であるが、このクッションバネ6bにより空気排出口付近には空間が生じるため、どのような形状にも対応できる。掃除機5は、吐き出した空気を送風変換箱6の内側に取り付けてある空気袋6aで包み込み、空気が張り詰めた状態で空気弁6fが開き、送風パイプ7に送風される。送風パイプ7は送風排出口7A,7Bが二股になり、図1の風呂Aの空気袋に繋げる差し込みジャック8と、湯気を屋根1まで導く風呂Aの湯だれ防止シートA5に繋がる差し込みジャック9に差し込む。 【0027】図10は、送風変換箱を開けた状態を示す斜視図である。空気袋6aは箱の縁から取り付けてある。掃除機5の吸引口に接触する部分と蓋6d同士が当たる部分6hはゴム又はスポンジにし、止め金6gを閉じたとき、掃除機5の吸引口のパイプを締め付けて密閉性を高めている。 【0028】図11は、送風変換箱に掃除機を入れる状態を示す断面図である。床との接触部6jは、蝶番を設け、前に倒して入れやすくしてある。蓋6dは蝶番6eにより開くが、蝶番6e付近の空気袋6aは送風変換箱6に固定していないため、その開閉に支障はない。この箱の形状も円形状、楕円形状又は多角形状等のいかなる形態であってもよい。空気袋の箱との接合においては、箱内から空気が箱外に漏れなければいかなる状態であってもよい。 【0029】図12は、送風変換箱の他の発明の実施の形態を示す断面図である。なお以下に説明する機能は、図9の発明の実施の形態と同様な機能を奏する部分には、同一の符号を付して、重複する説明を省略する。この送風変換箱6では、カバー6kで掃除機5の上部分から包み、ベルト6mで密閉する。この送風変換箱6は大きさの異なる何れの掃除機5にも対応ができる。 【0030】図13は、送風変換箱のカバーを開いた状態を示す断面図である。カバー6kの上部分6nはゴム又はスポンジを張り弾力を持たせることにより、ベルト6mを閉めた時カバー6kの隙間が生じないようになっている。箱型ではなく、単に掃除機5を袋に入れて送風パイプを取り付けただけであってもよい。 【0031】図14は、差し込みジャックを示す側面図である。差し込みジャック8は、移動ケースBの中板B4を挟んで風呂Aの空気挿入口A8と繋がっている。差し込みジャック8は2種類の大きさのパイプが差し込めるようになっている。8bは掃除機5の吸引ホース5a用差し込み部分であり、送風変換箱6から送風パイプ7の7Aは差し込みジャック8の8aに差し込む部分である。この時、送風パイプ7の7Bは、差し込みジャック9はに差し込まれた状態になる。ゴムカバーで包まれたバネ8cは金型リング板8dの上に接続してあり、ゴムリング8gを乗せたものである。パイプ7Aを差し込み部8aに差し込むとゴムリング8gは中板B4まで下がるようになっている。ゴムリング8gには空気弁8fが接続してある。パイプ7Aからの送風は、中板B4及び金型リング板8dにより取り付けてある空気弁挿入ゴムパイプ10の内側8iを通り、風呂Aの空気挿入口A8から風呂Aに挿入される。空気弁挿入ゴムパイプ10内部には、金型リング板8dに取り付けられたバネ8eが空気挿入口A8まで下がっており、空気挿入口A8に取り付けられている。その空気弁挿入ゴムパイプ10の内側8iに2枚繋がった空気弁8fがゴムリング8gより下がった状態にある。風呂Aは、空気の挿入量に応じて膨らみ徐々に立ち上がり、風呂Aの空気挿入口A8にゴムリング8g,8hが接触し、2枚繋がった空気弁8fの繋ぎ目より折り曲がり、中板B2との幅を縮めていく。空気挿入口A8から挿入した空気は、風呂Aの内底の両脇、図1のゴムパイプA9から放出され、空気挿入口A8付近が張り詰めた時は、他の部分も張り詰めている状態になる。 【0032】図15は、空気弁を示す斜視図である。2枚の空気弁8fは、ピン8jで接続してある。ゴムリング8g,8hとの接続もピン8kで接続してあり、2枚の空気弁8fは、ゴムリング8gの押し上げにより、ピン8j部分で折れ曲がり、ゴムリング8g,8hのピン8kも折れ曲がりそれぞれを塞ぐことになり、送風はされなくなる。 【0033】図16は、空気弁の動作状態を示す断面図である。パイプ7Aを差し込み部8aに差し込むとゴムリング8gが接触した状態になる。 【0034】図17は、空気弁が閉じた状態を示す断面図である。この空気弁Aの空気が張り詰めて、空気挿入口A8が中板B4まで達したときに、2枚の空気弁8fはゴムリング8g,8hの蓋を塞ぐようになっている。この状態で掃除機5のホースに付いているスイッチ又は移動ケースBの掃除機専用スイッチを切る。パイプ7Aは差し込みジャック8からパイプ7Aを抜かない限り風呂Aの空気が抜け出すことがないようになっている。 【0035】図18は、空気を抜き取るときの空気弁の状態を示す説明図である。掃除機5の吸引ホース5aを差し込みジャック8に差し込むと、吸引ホース5aは差し込み部8bに収まり、中板B4との間に空間が形成され、バネ8cの力でゴムリング8gは元の位置まで上がる。ゴムリング8g,8hを塞いでいた2枚の空気弁8fは少し幅が広がり、隙間が形成される。また掃除機5の吸引力で少しだけ2枚の空気弁8fを吸い込むためゴムリング8g,8hと2枚の空気弁8fとの隙間が広がり風呂Aの空気を抜き取ることができる。 【0036】図19は、送風パイプの正面図である。送風パイプ7は、パイプ7Aとパイプ7Bに空気を流すものである。風呂AのファスナーA1を開き、掃除機5のホースに付いているスイッチ又は移動ケースBの掃除機専用スイッチを入れ、換気機能を稼働させる。送風する空気は、風呂Aに挿入されることなく、空気弁8fを押しパイプ7Bに流れ、図6に示すように風呂Aの湯だれ防止シートA5に繋がる差し込みジャック9に流れる。風呂Aと板B4とゴムパイプ10との接合においては、その部分をカバーで包んだり又は他の強度を高める手段を採用することができる。 【0037】図20は、シャワー付き手袋の平面図である。図21は、シャワー付き手袋の斜視図である。このシャワー11は、手袋11aの中心より少し上の部分に噴射口を取り付けてある。ホース11eは、手袋11aの内側に押さえカバー11fの中を通してシャワー11の噴射口まで繋がっている。調節機構11bは、湯を止めたり出したりできる弁11dと連結したものである。腕ベルト11gは、肘に巻きホース11eの垂れを防ぐために、マジックテープ11hで着脱自在に装着するようになっている。手袋11aの表面にシャワーを張り合わせただけの形状を採用することも可能である。またシャワーの形状も楕円形状に限定されず、円形状、棒状又は多角形状等の何れの形態であってもよく、調節機構11bは、ホース部分や他の位置にあってもよく、弁以外の他の手段を用いることが可能である。 【0038】図22は、シャワー付き手袋の平面図である。図23は、シャワー付き手袋の指先がない形態を示す平面図である。図24は、手に直接取り付けて使用するシャワーを示す斜視図である。このシャワー11は、安定して取り扱いができるように押さえカバー11jを指と指との間に取り付けたものである。このためにシャワー11の位置が掌の上になるようになっている。更に、指先用の輪11mと腕首用の輪11nがあり、それぞれを直接手の指等に嵌めて使用することもできる。 【0039】図25は、本発明の風呂を移動ケースに設置した状態を示す側面図である。図示例では移動ケースBの扉B2を開いた状態を示している。コロの上の金具のボルトB12は、移動ケースBの高さを調節するものである。この移動ケースBは仕切り板B3にベッドの上の敷布団と風呂Aの底の位置に合わせるようになっている。排湯ケース12のコロの上のボルト12aも、同様に移動ケースBに合わせて高さを調節するものである。仕切り板B3は、各板B6,B7,B8を蝶番で繋げたものである。この仕切り板B3の板の厚さは、他の3枚より薄く排湯ケース12の上枠と隙間があり、排湯ケース12の移動をスムースに行い得るようになっている。また、他の3枚の板は、排湯ケース12の上枠と一致して風呂Aを支えている。排湯ケース12の上蓋はなく、前後に移動させることができ、風呂Aの排湯は仕切り板B3の板の厚みと一致しているゴムパイプ付きの排湯口A10からそのまま排湯ケース12に落ちるようになっている。前に突出させた板B7,B8は蓋となり、湯気は排湯ケース12に閉じ込められるようになっている。給湯タンク13からの湯が送湯口A11に繋がっているが、循環させるためのスペースをとっているため移動ケースBの中心より左側に風呂A等を設置してある。風呂Aに空気を張り詰めたときの高さに板B4が取り付けてあり、その上に送風変換箱6があり、その中心に差し込みジャック8,9がある。コロの上の金具のボルトB12,12aの形状や方法はいかなる形態であってもよい。 【0040】図26は、風呂を移動ケースに取り付けた状態を示す平面図である。この図示例は除湿箱2から差し込みジャック8,9及び排湯口A10までの位置を具体的に示している。移動ケースBの空いているスペースに風呂Aの枕A6や洗浄液等を収納できるようになっている。 【0041】図27は、移動ケースの使用前後の状態を示す側面図である。この図示例では送風パイプ7が、差し込みジャック8,9から抜かれた掃除機5の吸引口を、差し込みジャック8に差し込んで、風呂Aの空気を抜き取った状態を示している。屋根1は蝶番部分で倒れた状態にあり、風呂Aは板B6,B7,B8共に排湯ケース12に収納できるようになっている。板B8には排湯口A10の入る穴B13を開けてある。左枠の縦板B9は風呂Aの出し入れのための枠だけの板であり、屋根1が扉の機能を果たしている。風呂Aの後部となる送風口A11と差し込みジャック8と繋がる空気弁挿入ゴムパイプ10の接合部においての強度の仕組みや形態はどのような方法であってもよい。 【0042】図28は、移動ケースで風呂をベッドに移動させる状態を示す部分側面図である。風呂Aと蝶番で繋がれた板B6,B7,B8を排湯ケース12から突出させ、その上に板B6,B7を、更に風呂Aをベッドの上に乗せることができる。このように、本発明はベッドに対して縦位置でも側方位置の何れでも使用することができ、ベッド上のスペースが空くため介護対象者の風呂Aへの移動が容易になる。 【0043】図29は、風呂において洗浄する状態を示す部分側面図である。移動ケースBを移動させて風呂Aをベッドの縁近辺に設置し、板B6のストッパーB11まで排湯ケース12を引き出し、シャワー等で身体を洗浄できるようになっている。把手12bは排湯ケース12を手前に引き出すためのものである。 【0044】図30は、風呂の排湯の処理方法を示す部分側面図である。排湯ケース12は12bとは別に設けた把手12cを引き出し、そのまま排湯できる所まで移動する。排湯ケース12から排湯する場合は傾斜している排出口12dから容易に排出させる。 【0045】図31は、給水タンクに水を供給する状態を示す部分側面図である。排湯した後に排湯ケース12を洗浄し、水道からの水を入れて移動ケースBに収納し、電動ポンプ14で汲み上げることができるようになっている。電動ポンプ14内にはホースが挿入してある。なお、排湯ケース12の形態は図示したものに限定されない。 【0046】図32は、和式用移動ケースと和式用排湯ケースを示す斜視図である。この和式用移動ケースCは、図25に図示したように移動ケースBから送風変換箱6のみを取り出しものである。この和式用移動ケースCは畳上に敷いた寝具にも本発明の風呂Aにも使用できるように和式用排湯ケースDとを組み合わせたものである。この和式用移動ケースCには扉C1を開けて、空気を抜き取った風呂Aを折り畳んで収納することができる。風呂Aは敷き布団の高さがあるため、図25に図示したように排湯口A10を無理なく和式用排湯ケースDに繋げることができる。 【0047】図33は、和式用排湯ケースを示す正面図である。この和式用排湯ケースDは、掃除機5の吸引口5aのホースを口D5に差し込み、吸引力はゴムパイプD3の中を通り、板D2を吸引し、排湯を下から上に溜める構造になっている。この和式用排湯ケースDは、風呂Aからの排湯は弁付きの挿入口D1と繋げてあり、アコーディオン状に伸縮するゴムパイプD3を備えている。このゴムパイプD3は板D5,D2に接合してあり、板D2の外径枠とこのゴムパイプD3の外径枠D4と和式用排湯ケースDの内側にあるD10に繋がったゴム製の袋となる部分で構成されている。このように、板D2部分を動かすことにより、空気袋の中の空気を出す口として機能する。更に、水道からの水を入れるホース口D6を具備している。和式用排湯ケースD内は、密閉した状態で板D2の吸い込みで排湯も吸い込みが可能である。排湯を処理するには横に倒して移動するためのコロD8を利用することができる。なお、上述した袋はゴム製のものに限定されない。また板D2は枠だけの軽量な素材が望ましい。 【0048】図34は、和式用排湯ケースに排湯を入れた状態を示す側面図である。この図示例は掃除機5で板D2を吸引し、排湯をこの和式用排湯ケースD内に吸い込んだ状態を示すものである。挿入口D1が上部になるように和式用排湯ケースDを横にして弁付きのD1に蓋をしてそのまま移動させるか、又は元の状態に戻して移動させ排湯処理することができる。 【0049】図35は、和式用排湯ケースにおいて排湯を処理する方法を示す正面図である。和式用排湯ケースDにおける蓋金具D7を解除し、蓋を開けるとアコーディオン状に伸縮するゴムパイプD3の形状に従い、蝶番D12部分で開閉することができる。このとき蝶番D12部分にはゴム製の袋が接合してないため、開閉させ、排湯を処理することができる。袋外枠D10も和式用排湯ケースDの内径と接合していない。例えば、風呂場等で排湯を処理する場合は、蓋D1を開けて処理することができる。洗浄後は次の入浴のための水を空気袋の内側となる部分にホースで注入口D6より入れる。蓋を開けたときに、袋がばらばにならないようにゴムパイプD3と同様にアコーディオン状、又はその他の形状でもよい。 【0050】図36は、和式用排湯ケースの他の発明の実施の形態を示す正面図である。なお以下に説明する部材は、図9に示す発明の実施の形態と同様の機能を果たす部分には、同一の符号を付して、重複する説明は適宜省略する。この実施の形態では、和式用排湯ケースDの板D14にスポンジD13を接合し、掃除機5から板D14を吸うことにより、縮んでいるスポンジD13に排湯を吸い込ませて、和式用排湯ケースDの中に取り込むようになっている。板D14の移動に伴いスポンジD13の下面が上に移動しないようにストッパー枠D19を備えてある。和式用排湯ケースD内部を密閉状態にしてスポンジD13に排湯を吸い込ませるために、掃除機5の吸引口5aを差し込んだ時に開く空気弁D15も備えてある。吸い込んだ排湯は、弁付きの蓋D1を閉めて移動し、処理することができる。蝶番D17部分で開閉するようになっている。 【0051】図37は、スポンジの実施の形態を示す正面図である。板D14、スポンジD13及びゴムパイプD3とは接続してあり、和式用排湯ケースDより抜き出すことができるようになっている。なお、図36に示す和式用排湯ケースDからゴムパイプD3が抜け出ないように、差し込み口D17の内径と一致するリングD21を備えている。硬質のスポンジ層D20は図36に示す突起D19と噛合い、スポンジ13と接合してあり、掃除機5からの吸引力により上方に移動しない作用を有すると共に、固形物がスポンジ13に入り込むことを阻止する作用を奏する。 【0052】洗浄した和式用排湯ケースDに蓋D1を閉めて、水道水から水を入れ、図32の和式用移動ケースC)の給水タンクに電動ポンプに移し、スポンジ13一式を和式用排湯ケースDに入れて蝶番D17部分を閉じ、掃除機5を入れた送風変換箱6の送風パイプ7から送風し、スポンジD13を縮めて蓋D1を閉める。この蓋D1の弁を開け、空気が挿入されることなく、介護対象者が入浴する時に、蓋D1を風呂Aの排湯口からのホースを取り付けるが、風呂Aには排湯口への栓があるため縮んだままである。 【0053】なお、本発明は上述した風呂Aを移動ケースB,Cに収納できるものであれば、上記発明の実施の形態のような箱型の形態に限定されず、例えば略円筒形状に形成した形態等、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変更できることは勿論である。 【0054】 【発明の効果】上述したように、本発明の介護用折りたたみ式風呂は、介護対象者を寝具から少し移動させるだけで、寝たままの姿勢で身体によい半身浴をすることができる。風呂カバーを設けてあるため身体が温まり、このカバーには手袋を備えてあるため、この手袋を用いて介護人は手を濡らすことなく介護対象者に対してマッサージを施すことができる。 【0055】また、風呂から生じる湯気の換気や空気袋への空気を送る労力を掃除機の排気空気と吸引空気を利用し、折りたたみ式の風呂を自動的に組み立てることができる。介護人はその両手が使えるようにしたシャワー付き手袋で介護対象者の洗身することができ、介護対象者の移動、移動ケースの運搬、取り扱いが容易であり介護対象者も介護人も身体が楽でその負担が著しく軽減される。 【0056】更に、本発明の介護用折りたたみ式風呂自体は、枠と底に空気を入れる袋が、その枠周りに湯漏れを防止するためのシートがあり、風呂の底も傾斜しており、湯量が少ないので、カバーや介護人の手から滴が寝具に垂らすことなく、半身浴を実施することができる、等の優れた効果がある。
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| 【出願人】 |
【識別番号】595020920 【氏名又は名称】株式会社アザックス
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| 【出願日】 |
平成12年1月20日(2000.1.20) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100099667 【弁理士】 【氏名又は名称】武政 善昭
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| 【公開番号】 |
特開2001−198175(P2001−198175A) |
| 【公開日】 |
平成13年7月24日(2001.7.24) |
| 【出願番号】 |
特願2000−34657(P2000−34657) |
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