| 【発明の名称】 |
マッサージ機 |
| 【発明者】 |
【氏名】稲田 二千武
【氏名】藤井 康夫
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| 【要約】 |
【課題】椅子型マッサージ機の背凭れ部に設けられるメカ式のマッサージ機において、上下のモミ玉を支持する支持アームは駆動アームに対して連結され、この連結部分で前後揺動自在になっている。そのため、支持アームは常に背中の湾曲に沿った揺動角度になって、上下のモミ玉が同時に背中に当接するものであった。いずれか一方のモミ玉だけを強く背中へ当接させることができなかった。
【解決手段】駆動アーム14に流体圧シリンダ27を取り付け、この流体圧シリンダ27で支持アーム13の揺動角度を変更できるようにした。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 上下一対のモミ玉(11,12)と、これら上下のモミ玉(11,12)を上下方向に所定間隔をおいて保持する支持アーム(13)と、該支持アーム(13)に連結されて上記上下両モミ玉(11,12)へ間接的にマッサージ動作を与える駆動アーム(14)とを有しており、上記支持アーム(13)に対して、当該支持アーム(13)と駆動アーム(14)との連結部(24)を中心として上下の各モミ玉(11,12)を前後動させる方向で連結角度を可変にするモミ玉可動手段(25)が設けられていることを特徴とするマッサージ機。 【請求項2】 上下のモミ玉(11,12)、支持アーム(13)、駆動アーム(14)の組み合わせが左右一対設けられていると共に、この左右の組み合わせに対して各別に前記モミ玉可動手段(25)が設けられており、この両モミ玉可動手段(25)に対してそれらを連動可能にする動作制御部(35)が設けられていることを特徴とする請求項1記載のマッサージ機。 【請求項3】 前記動作制御部(35)は、駆動アーム(14)が行うマッサージ動作が変わるのに応じて支持アーム(13)の角度変更動作を同調的に変更させる連動モードと、支持アーム(13)の角度変更動作を独立させる単動モードとに切換可能になっていることを特徴とする請求項2記載のマッサージ機。 【請求項4】 前記動作制御部(35)は、上下の各モミ玉(11,12)による人体当接圧を検出可能な圧力センサ(43,44)を具備しており、該圧力センサ(43,44)からの検出信号を制御因子に組み込んでモミ玉可動手段(25)を制御可能になっていることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載のマッサージ機。 【請求項5】 前記動作制御部(35)には手動操作部(50)が接続されており、該手動操作部(50)への人的操作に応じてモミ玉可動手段(25)を制御可能になっていることを特徴とする請求項2乃至請求項4のいずれかに記載のマッサージ機。 【請求項6】 前記モミ玉可動手段(25)は、駆動アーム(14)又は支持アーム(13)のいずれか一方のアームに設けられた押引動作具(27)により、両アーム間の相対交差角を拡縮する方向に同他方のアームを押し引き可能になっていることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載のマッサージ機。 【請求項7】 前記モミ玉可動手段(25)は、駆動アーム(14)によるマッサージ動作を受けない位置に設けられた押引動作具(27)からフレキシブルケーブル(70)を介して伝えられる押し引き力が、駆動アーム(14)に対する支持アーム(13)の相対交差角を拡縮する方向に該支持アーム(13)に対して伝動可能になっていることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載のマッサージ機。 【請求項8】 前記モミ玉可動手段(25)の押引動作具(27)には、流体圧シリンダが用いられていることを特徴とする請求項6又は請求項7記載のマッサージ機。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する利用分野】本発明は、マッサージ機に関するものである。 【0002】 【従来の技術】座面部と背凭れ部とを有した椅子型マッサージ装置等として、背凭れ部にメカ式のマッサージ機を備えたものが知られている(特願平9−12892号公報等参照)。図7に示すように、このメカ式のマッサージ機100は、上下一対のモミ玉101,102と、これら上下のモミ玉101,102を上下方向に所定間隔をおいて保持する支持アーム103と、この支持アーム103に連結された駆動アーム104とを有している。 【0003】駆動アーム104は、駆動ユニット105からの駆動入力を受けて、上下のモミ玉101,102に対してモミ動作やタタキ動作等のマッサージ動作を間接的に与えるようになっている。また、この駆動ユニット105は、背凭れ部(図示略)内で縦方向に設けられた送りネジ機構等の昇降手段(図示略)によって上下動可能になっている。上下のモミ玉101,102、支持アーム103、駆動アーム104の組み合わせは、左右一対設けられているもので、使用者における背骨位置の左右両側位置を同時又は交互にマッサージできるようになっている。 【0004】上記支持アーム103は、側面形状がブーメラン形をしており、その上下方向の略中間位置に駆動アーム104との連結部107が設けられており、且つ、この連結部107を中心として支持アーム103の上下端部(即ち、上下のモミ玉101,102)が前後動する向きに揺動自在となっている。すなわち、この構造によってこの支持アーム103は、駆動ユニット105が昇降手段により上下動されるときに、この動きに合わせつつ使用者の背中の湾曲に沿った前後揺動をし、常に、上下のモミ玉101,102を同時に背中へ当接させるようになっている。 【0005】なお、常態では支持アーム103の上端部(上部モミ玉101)が前方へ出る状態が保持されるように、上記連結部107より下側位置で支持アーム103と駆動アーム104との間に引張バネ108が設けられていることがあった。このような構成とされた背凭れ部用のメカ式マッサージ機100では、例えば首を揉む場合であれば、下部モミ玉102が使用者の背中に押されることによる反動を利用して上部モミ玉101を首へと当接させ、これによるマッサージ効果を期待するものであり、また例えば腰を揉む場合であれば、上部モミ玉101が使用者の背中に押されることによる反動を利用して下部モミ玉102を腰へと当接させ、これによるマッサージ効果を期待するものである。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】ところが、上記背凭れ部用のメカ式マッサージ機100において、例えばモミ、タタキ、指圧等を織りまぜた自動パターンのマッサージを実施する場合、上記のように上下のモミ玉101,102が常に、そして同時に背中へ当接する構造であることは、必ずしも好適であるとは限らなかった。なぜなら、上下のモミ玉101,102は、一般に人が人に対して掴みモミをする場合に例えて言うと、モミ手側の人指し指(及び/又は中指)と親指との関係に匹敵させたものであって、このうち親指に匹敵しているのが、下部のモミ玉102ということになる。従って、指圧マッサージをする場合等、局部的に力を加えるのは親指としての下部モミ玉102ということになるが、この下部モミ玉102だけを使用者の背中(特に、腰等の低い位置)へ押し当てるということは、上記した支持アーム103の保持構造上、期待していたほどのものは得られ難いということがあったからである。 【0007】すなわち、上下両方のモミ玉101,102が使用者の背中へ同時に当接することで指圧力が緩和・分散されてしまうか、又は使用者に当接する方のモミ玉(例えば上部モミ玉101)が邪魔をして、他方、即ち、強い指圧作用を生じさせたい方のモミ玉(例えば下部モミ玉102)が使用者に対して十分な当接力に達しないということが起こるのである。本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、上下のモミ玉を具備したメカ式マッサージ機を構成させるうえで、一方のモミ玉(特に下部モミ玉)により必要に応じて局部的な押圧(指圧)ができるようにしたマッサージ機を提供することを目的とする。 【0008】 【課題を解決するための手段】本発明では、上記目的を達成するために、次の技術的手段を講じた。即ち、本発明に係るマッサージ機は、上下一対のモミ玉と、これら上下のモミ玉を上下方向に所定間隔をおいて保持する支持アームと、この支持アームに連結されて上下両モミ玉へ間接的にマッサージ動作を与える駆動アームとを有したものである。そして、支持アームに対して、この支持アームと駆動アームとの連結部を中心として、上下の各モミ玉を前後動させる方向で連結角度を可変にするモミ玉可動手段が設けられたものとしている。 【0009】従って、必要に応じてモミ玉可動手段を作動させることで、駆動アームに対する支持ア−ムの連結角度を変更させることができ、これによって上部モミ玉又は下部モミ玉による局部的な押圧(指圧)ができるようになる。また、支持アームと駆動アームで構成されるアームの全体の角度を変更するのではなく、アームの一部である支持アームの連結角度を変えるので、モミ玉可動手段は、簡素な機構を実現できる。つまり、マッサージ動作を発生する駆動アームの角度を変えようとすると、マッサージ動作の発生機構との関連を考慮した複雑な機構となるが、駆動アームに対する支持アームの連結角度を変えるだけであれば、マッサージ動作の発生と分離した、簡素な機構とすることができる。 【0010】上下のモミ玉、支持アーム、駆動アームの組み合わせは、当然に、左右一対設けられたものとすることができるが、上記のモミ玉可動手段もこれら両組み合わせに対して各別に設ければよい。この場合、これら両モミ玉可動手段に対しては、それらを連動可能にする動作制御部を設けておけばよい。なお、この動作制御部による連動とは、左右のモミ玉可動手段に所定の関連動作をさせるという広い意味であり、左右のモミ玉可動手段を全く同じに動作させる場合だけを限定したものではない。 【0011】動作制御部は、駆動アームの行うマッサージ動作が変わるのに応じて支持アームの角度変更動作を同調的に変更させる連動モードと、支持アームの角度変更動作を独立させる単動モードとに切換可能にしておくことができる。動作制御部には、上下の各モミ玉による人体当接圧を検出可能とする圧力センサを具備させることができ、この圧力センサからの検出信号を制御因子に組み込んで、モミ玉可動手段を制御できるようにすることができる。このようにすると、例えばモミ玉可動手段を作動させて上部モミ玉又は下部モミ玉を前方へ突出させるときに、モミ玉による押圧(指圧)度合を設定通り又は使用者の希望通りに自動設定できることになる。また、これとは逆の使い方として、上部モミ玉や下部モミ玉から得られる圧力情報を元にして、それらが背中のどの位置に当接しているかの位置検出に使う(これをツボ位置の検出等に利用)ということもできる。 【0012】なお、圧力センサの取付位置は、上部モミ玉や下部モミ玉における人体との当接面とする他、各部材間の連結部としたり、或いはモミ玉可動手段を流体圧駆動方式とする場合にその動作圧を検知するものとして構成したりすればよい。動作制御部に対して手動操作部を接続することが可能であり、この場合、この手動操作部での人的操作に応じてモミ玉可動手段を制御できるようにしてもよい。モミ玉可動手段の具体例としては、駆動アーム又は支持アームのいずれか一方のアームに押引動作具(例えば、流体圧シリンダ)を設けておき、この押引動作具で両アーム間の相対交差角を拡縮させるように、同他方のアームを押し引きさせるものとする。 【0013】また、モミ玉可動手段の他の具体例としては、駆動アームによるマッサージ動作を受けない位置に押引動作具(例えば、流体圧シリンダ)を設けておき、この押引動作具からフレキシブルケーブルを介して伝えられる押し引き力で、駆動アームに対する支持アームの相対交差角を拡縮させるように、この支持アームを押し引きさせるものとする。 【0014】 【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を説明する。図1乃至図4は、本発明に係るマッサージ機1の第1実施形態を示している。なお、このマッサージ機1は、例えば図5に示すように、座面部2及び背凭れ部3を有して、これらが脚体4によって所定高さに保持された椅子型マッサージ装置5等において、その背凭れ部3内に採用される。この種の椅子型マッサージ装置5では、図示は省略するが、座面部2に対して、空気の出し入れに応じて膨張・収縮するエアセルを駆動源とするマッサージ手段や、バイブレーション手段、保温手段等が設けられており、また座面部2の前部にフットレスト6が設けられたタイプもあってこのタイプではフットレスト6にも各種のマッサージ手段が設けられており、使用者に対する部分的又は全身的なマッサージが行えるものとなっている。 【0015】また、背凭れ部3は所望操作に応じてリクライニング動作可能になっており、フットレスト6が設けられたタイプではこのフットレスト6も背凭れ部3と連動又は独立して上下方向にリクライニング動作可能になっている。このリクライニング動作は、電動モータや流体圧シリンダ等を駆動源とする自動方式、又は適宜リンク機構等を採用した手動方式とすればよい。図1に示すように、本発明に係るマッサージ機1は、上下一対のモミ玉11,12と、これら上下のモミ玉11,12を上下方向に所定間隔をおいて保持する支持アーム13と、この支持アーム13に連結された駆動アーム14とを有している。 【0016】駆動アーム14は、駆動ユニット15からの駆動入力を受けて、上下のモミ玉11,12に対してモミ動作やタタキ動作等のマッサージ動作を間接的に与えるようになっている。そして、これら上下のモミ玉11,12、支持アーム13、駆動アーム14の組み合わせは、左右一対設けられている(図5参照)ので、使用者における背骨位置の左右両側位置を同時又は交互にマッサージできるようになっている。図2に示すように、駆動ユニット15は、縦長ボックス状をしたケーシング15aの上部両側面から左右両外方へ向けてモミ出力軸(第1出力軸)17が突出され、また下部両側面から左右両外方へ向けてタタキ出力軸(第2出力軸)18が突出され、それぞれ突出方向の中心軸まわりで回転可能になっている。 【0017】この駆動ユニット15には、隣接状態でモータ19が付設されており、このモータ19からの入力回転力が減速のうえ、これらモミ出力軸17とタタキ出力軸18とに対して選択的に伝えられるようになっている。モミ出力軸17は、その回転軸心に対して左右両端部が斜め方向へ変角されている。これに対してタタキ出力軸18は、その回転軸心に対して左右両端部が偏心されている。図1に示すように、駆動アーム14は、上側部分14aと下側部分14bとを有し、これら両部分14a,14bがボールジョイント部20を介して首振り自在に連結されている。そして、このうち上側部分14aに対し、上記モミ出力軸17において変角した軸端部がベアリング等の軸受具21を介して回転自在に連結されており、また下側部分14bに対し、上記タタキ出力軸18において偏心した軸端部がベアリング等の軸受具22を介して回転自在に連結されている。 【0018】従って、モミ出力軸17が単独で回転された場合、その変角した軸端部及び軸受具21が横向きに拡径した円錐状となる立体的な円周軌跡を描くように動作し、これによって駆動アーム14は、タタキ出力軸18を支点としつつ、上端部を主として左右方向へ揺動させるようになる。これにより、上下のモミ玉11,12において、マッサージ動作のなかのモミ動作をさせることになる。また、タタキ出力軸18が単独で回転された場合、その偏心した軸端部及び軸受具22が起立面に平行した扁平な円周軌跡を描くように動作し、これによって駆動アーム14は、モミ出力軸17を支点としつつ、上端部を主として前後方向へ揺動させるようになる。これにより、上下のモミ玉11,12において、マッサージ動作のなかのタタキ動作をさせることになる。 【0019】このように駆動アームは複数の出力軸17,18からの駆動入力を受ける。なお、モータ19の入力回転力をモミ出力軸17へ伝えるかタタキ出力軸18へ伝えるかの切り換えは、モータ19における回転方向の切り換え、又は駆動ユニット15内に組み込んだギヤ機構又はクラッチ機構等(いずれも図示略)の切換動作により行われる。上記支持アーム13は、側面形状がブーメラン形をしており、その上下方向の略中間位置に駆動アーム14との連結部24が設けられている。従って、この連結部24を中心として支持アーム13の上下端部(即ち、上下のモミ玉11,12)が前後動する向きに揺動自在となっている。 【0020】そして、この支持アーム13に対し、駆動アーム14との連結部24を中心として前後方向の連結角度を可変にさせるためのモミ玉可動手段25が設けられている。このモミ玉可動手段25は、駆動アーム14の上側部分14aに対して流体圧シリンダ等の押引動作具27を設けると共に、この押引動作具27の可動部先端(ロッド端)を、継手28を介して支持アーム13に連結したものである。継手28は押引動作具27と支持アーム13とを回動自在に保持するものであり、また駆動アーム14に対する押引動作具27の取付部分には、押引動作具27を揺動自在に保持する揺動ブラケット29を用いてある。 【0021】従って、押引動作具27を押し出し方向(伸出方向)へ動作させると、駆動アーム14と支持アーム13との間の相対交差角が変化しつつ、支持アーム13が上部モミ玉11を前進(図1の右方へ移動)させるように前傾する。また、反対に押引動作具27を戻し方向(縮退方向)へ動作させると、駆動アーム14と支持アーム13との間の相対交差角が変化しつつ、支持アーム13が上部モミ玉11を後退(図1の左方へ移動)させるように後傾する。このモミ玉可動手段25は、上下のモミ玉11,12、支持アーム13、駆動アーム14の組み合わせが、左右で対を成して設けられていることに合わせて、それぞれの組み合わせに対応するように設けられたものである。即ち、モミ玉可動手段25自体も、左右一対ある。 【0022】本第1実施形態では、上記したようにこのモミ玉可動手段25の押引動作具27として流体圧シリンダを用いているので、図3及び図4に示すように、このモミ玉可動手段25の駆動源にはエア回路33が接続されている。そして、このモミ玉可動手段25は、上記エア回路33を制御するかたちとして、動作制御部35によって押引動作具27の押し引き動作が適宜制御されるようになっている。図4において、上記エア回路33は、ポンプ36からの駆動供給圧を給気切換弁37によってオン・オフ切り換えし、またポート切換弁38によって押引動作具27の動作方向反転をし(即ち、複動シリンダとして使用)、排気切換弁39によって動作状態の自己保持とそのリセットとの切り換えをするというものである。この排気切換弁39の排気側にはサイレンサー40が接続されている。 【0023】また、ポート切換弁38と押引動作具27とを接続する配管41,42には、それぞれ圧力センサ43,44が設けられており、これら圧力センサ43,44によって動作圧の検出が行えるようになっている。このようにして検出される動作圧は、上下の各モミ玉11,12が使用者に当接したときの人体当接圧として取り扱うことができるので、これを用いて動作制御部35によりモミ玉可動手段25の制御ができることになる。動作制御部35は、上記のようなエア回路33の給気切換弁37、ポート切換弁38、排気切換弁39や各圧力センサ43,44と接続され、また上記した駆動ユニット15のモータ19等を駆動させる駆動回路47と接続されている。また、動作制御部35には、駆動アーム14と支持アーム13との間の相対交差角を検出可能な角度センサ48も接続されている。 【0024】更に、この動作制御部35には、直接的又は駆動回路47等を介して間接的に、手動操作部50(例えばジョイスティックのようなもの)を接続することも可能である。従って、この動作制御部35では、左右の各モミ玉可動手段25を各独自に作動させて支持アーム13を二位置的、又は複数停止位置に対して段階的に角度変更させることができる他、左右の両モミ玉可動手段25に所定の関連動作を持たせて(例えば、左右の動きを同調させるとか、又は左右の動きを相対逆にさせるとか)、連動させることができる。このときの駆動アーム14と支持アーム13との間の相対交差角は、角度センサ48による検出信号に基づいて(確認しつつ)行うものとされている。 【0025】これによって、上部モミ玉11を前方突出状態にさせるか、下部モミ玉12を前方突出状態にさせるか、或いはこれらの突出量の強弱バランス(調和)を調節するかを選択することができる。例えば、マッサージ動作としてモミ動作を選び、これを使用者の首に対して実施する場合であれば上部モミ玉11を前方突出状態にし、使用者の腰に対して実施する場合であれば下部モミ玉12を前方突出状態にさせるといった具合である。そして、これらの場合、各モミ玉11,12の突出度合を調節して、押圧(指圧)度合を調節することもできることになる。 【0026】上部モミ玉11の前方突出と下部モミ玉12の前方突出とを交互に、且つ連続して行うことで、上部モミ玉11及び/又は下部モミ玉12においてタタキ動作を行わせるようにすることもできる。上記のような支持アーム13の角度変更動作は、それらだけを独立して行う単動モードにできる他、駆動ユニット15が駆動アーム14によるマッサージ動作(モミ動作又はタタキ動作)を行わせるのに同期させてパターン的な連動を図る連動モードに切り換えることもできるようになっている。 【0027】また、これらの制御において、圧力センサ43,44からの検出信号を制御因子に組み込むことができるので、例えば上部モミ玉11又は下部モミ玉12を前方へ突出させるときに、各モミ玉11,12による押圧(指圧)度合を設定通り又は使用者の希望通りに自動設定するといったことが可能になる。更に、これとは逆の使い方として、上部モミ玉11や下部モミ玉12から得られる圧力情報を元にして、それらが使用者の背中のどの位置に当接しているかの位置検出に使う(これをツボ位置の検出等に利用)ということもできる。 【0028】使用者が手動操作部50を用いて行う人的操作に応じて、この手動操作部50を操作した分量だけ又は段階的1単位量だけ、モミ玉可動手段25を動作させるように制御することもできる。ところで、図1及び図2に示したように、上記駆動ユニット15は、昇降手段54によって上下動可能になっている。この昇降手段54は、長手方向を上下に向けて設けられる左右一対の昇降レール55に対し、駆動ユニット15を取り付けた昇降枠56が、コロ57,58を介して上下動自在に保持されている。上部側のコロ57は回転自在とされるが、下部側のコロ58は車軸60と一体回転可能とされており、この下部側のコロ58は昇降レール55との間で、ラックとピニオンの係合関係(図示略)を保持するものとなっている。 【0029】そして、車軸60に対して、ウオームギヤ61や巻き掛け伝動手段62,63等を介して昇降駆動モータ64からの回転動力が伝えられるようになっている。従って、昇降駆動モータ64の作動で下部側のコロ58が回転駆動され、ラックとしての昇降レール55に対して昇降枠56が自ら昇降することになる。この他、図5で示した昇降手段54のように、長手方向を縦方向に向けて回転自在に設ける送りネジ66によって昇降枠56を串刺し状に螺合させておき、そのうえでこの送りネジ66を背凭れ部2側に固定したモータ67で回転させるか、又は図示は省略するが、送りネジ66に螺合させたナット部材を昇降枠56側に設けたモータで回転させるという構造にしてもよい。 【0030】このような昇降手段54を具備させることで、マッサージ機1の全体として、使用者の体型に応じた上下位置調節や、マッサージメニュウとしての上下方向位置替えができるようになっている。図6は、本発明に係るマッサージ機1の第2実施形態を示している。この第2実施形態が上記した第1実施形態と異なるところは、モミ玉可動手段25の具備する押引動作具27が、駆動アーム14によるマッサージ動作を受けない位置(図例では駆動ユニット15のケーシング15aとしたが、これ以外でもよい)に設けられており、この押引動作具27には可動部分にフレキシブルケーブル70が接続されて、このフレキシブルケーブル70の先端部で継手28を介して支持アーム13と連結されている点にある。 【0031】この第2実施形態でも、継手28は支持アーム13と回動自在に保持されており、また駆動アーム14には、フレキシブルケーブル70を保持するためのブラケット71が揺動自在に設けられている。従って、押引動作具27による押し引き力は、フレキシブルケーブル70及び継手28を介して支持アーム13へと伝わり、これによってこの支持アーム13は、駆動アーム14に対する相対交差角を拡縮する方向に揺動可能になっている。 【0032】このような構成であると、駆動アーム14に対して押引動作具27の荷重が付加しないため、そのマッサージ動作が軽快で且つ円滑なものとなる。また、駆動ユニット15のモータ19に加わる負担を軽減でき、その大型化を抑制できる利点もある。本発明は、上記各実施形態に限定されるものではなく、実施の形態に応じて適宜変更可能である。 【0033】 【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明に係るマッサージ機では、上下のモミ玉を保持する支持アームに対し、これにマッサージ動作を与える駆動アームとの連結部を中心として、その上下端(即ち、上下のモミ玉)を前後動させる方向で連結角度を可変にするモミ玉可動手段を設けたので、必要に応じてモミ玉可動手段を作動させて、駆動アームに対する支持ア−ムの連結角度を変更させることができる。従って、上部モミ玉や下部モミ玉による局部的な押圧(指圧)ができるものである。 【0034】また、支持アームと駆動アームとで構成されるアーム全体の角度を変えるのではなく、支持アームの角度を変えるので、簡素な構成となる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000112406 【氏名又は名称】ファミリー株式会社
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| 【出願日】 |
平成12年1月24日(2000.1.24) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100061745 【弁理士】 【氏名又は名称】安田 敏雄
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| 【公開番号】 |
特開2001−198169(P2001−198169A) |
| 【公開日】 |
平成13年7月24日(2001.7.24) |
| 【出願番号】 |
特願2000−14795(P2000−14795) |
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