トップ :: A 生活必需品 :: A61 医学または獣医学;衛生学




【発明の名称】 マッサージ装置及び組立式浴槽
【発明者】 【氏名】竹森 利和

【氏名】道広 和美

【要約】 【課題】入浴しながらマッサージの快適感、更には、入浴とマッサージの相乗効果を体感できるマッサージ装置を提供する。

【解決手段】マッサージ部材6の機械的運動によって入浴者の少なくとも背中部分を含む所定人体部位をマッサージ可能な椅子型マッサージ機3と浴槽2,4を備えてなり、椅子型マッサージ機3は、その背もたれ部3aと座底部3bの表面が浴槽内壁4の該当部分の外側面に沿うように、浴槽内壁4の外側に配置され、浴槽内壁4の少なくとも椅子型マッサージ機3によってマッサージされる人体部位が接触する部分は、マッサージ部材6の機械的運動を人体部位に伝達すべく変形自在な防水シート5で形成されている。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 マッサージ部材の機械的運動によって入浴者の少なくとも背中部分を含む所定人体部位をマッサージ可能な椅子型マッサージ機と浴槽を備えてなり、前記椅子型マッサージ機は、その背もたれ部と座底部の表面が浴槽内壁の該当部分の外側面に沿うように、前記浴槽内壁の外側に配置され、前記浴槽内壁の少なくとも前記椅子型マッサージ機によってマッサージされる人体部位が接触する部分は、前記マッサージ部材の機械的運動を前記人体部位に伝達すべく変形自在な防水シートで形成されているマッサージ装置。
【請求項2】 前記椅子型マッサージ機の少なくとも前記浴槽内壁と接触或いは対向する面を防水処理してある請求項1記載のマッサージ装置。
【請求項3】 前記浴槽内壁全面が前記防水シートで形成され、前記椅子型マッサージ機と前記浴槽内壁が、解体・再組み立て可能な浴槽枠体内に取り外し自在に設けられている請求項1または2記載のマッサージ装置。
【請求項4】 マッサージ部材の機械的運動によって入浴者の少なくとも背中部分を含む所定人体部位をマッサージ可能な椅子型マッサージ機と、浴槽と、前記椅子型マッサージ機の動作時間、マッサージ強度、マッサージの種類の少なくとも何れか一つの設定に応じて前記浴槽内の湯温を調整する湯温制御手段とを備えてなるマッサージ装置。
【請求項5】 マッサージ部材の機械的運動によって入浴者の少なくとも背中部分を含む所定人体部位をマッサージ可能な椅子型マッサージ機と、浴槽と、前記浴槽内の湯温に応じて前記椅子型マッサージ機の動作時間を制限するマッサージ時間制限手段とを備えてなるマッサージ装置。
【請求項6】 請求項3記載のマッサージ装置を構成する前記浴槽内壁と前記浴槽枠体を備えてなる組立式浴槽。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、入浴とマッサージが同時に行えるマッサージ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】入浴とマッサージが同時に行えるマッサージ装置としては、所謂泡風呂やジェットバス等の浴槽内に泡や噴流を発生させ、当該泡や噴流が入浴者の体を刺激することによってマッサージ効果を得るものがある。しかしながら、泡や噴流によるマッサージ装置では、揉み玉やローラ等のマッサージ部材の往復運動や回転運動や振動等の機械的運動によって、人体の肩、背中、腰等を揉んだり、たたいたりしてマッサージする居室内で使用される椅子型マッサージ機と同等の快適感が得られないという問題があった。浴槽内での湯の熱伝達率は静止時より対流時の方が高いため、泡や噴流が人体に当たると、当該人体部位が局所的に熱くなり、かえって不快感を受けることになり、更に、泡や噴流がマッサージを受けたい人体部位を効果的に刺激するように制御するのが困難であるという問題があった。
【0003】また、マッサージ機は居室内での使用が通常の使用形態で、特に、上記した椅子型マッサージ機は居室内の使用に限定されていた。従って、従来、居室内で使用される椅子型マッサージ機と同等の快適感を入浴中において得られるマッサージ装置は存在しなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、入浴しながらマッサージの快適感、更には、入浴とマッサージの相乗効果を体感できるマッサージ装置を提供する点にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するための本発明に係るマッサージ装置の第一の特徴構成は、特許請求の範囲の欄の請求項1に記載した如く、マッサージ部材の機械的運動によって入浴者の少なくとも背中部分を含む所定人体部位をマッサージ可能な椅子型マッサージ機と浴槽を備えてなり、前記椅子型マッサージ機は、その背もたれ部と座底部の表面が浴槽内壁の該当部分の外側面に沿うように、前記浴槽内壁の外側に配置され、前記浴槽内壁の少なくとも前記椅子型マッサージ機によってマッサージされる人体部位が接触する部分は、前記マッサージ部材の機械的運動を前記人体部位に伝達すべく変形自在な防水シートで形成されている点にある。
【0006】同第二の特徴構成は、特許請求の範囲の欄の請求項1に記載した如く、上記第一の特徴構成に加えて、前記椅子型マッサージ機の少なくとも前記浴槽内壁と接触或いは対向する面を防水処理してある点にある。
【0007】同第三の特徴構成は、特許請求の範囲の欄の請求項3に記載した如く、上記第一または第二の特徴構成に加えて、前記浴槽内壁全面が前記防水シートで形成され、前記椅子型マッサージ機と前記浴槽内壁が、解体・再組み立て可能な浴槽枠体内に取り外し自在に設けられている点にある。
【0008】同第四の特徴構成は、特許請求の範囲の欄の請求項4に記載した如く、マッサージ部材の機械的運動によって入浴者の少なくとも背中部分を含む所定人体部位をマッサージ可能な椅子型マッサージ機と、浴槽と、前記椅子型マッサージ機の動作時間、マッサージ強度、マッサージの種類の少なくとも何れか一つの設定に応じて前記浴槽内の湯温を調整する湯温制御手段とを備えてなる点にある。
【0009】同第五の特徴構成は、特許請求の範囲の欄の請求項5に記載した如く、マッサージ部材の機械的運動によって入浴者の少なくとも背中部分を含む所定人体部位をマッサージ可能な椅子型マッサージ機と、浴槽と、前記浴槽内の湯温に応じて前記椅子型マッサージ機の動作時間を制限するマッサージ時間制限手段とを備えてなる点にある。
【0010】この目的を達成するための本発明に係る組立式浴槽の特徴構成は、特許請求の範囲の欄の請求項6に記載した如く、上記第三の特徴構成のマッサージ装置を構成する前記浴槽内壁と前記浴槽枠体を備えてなる点にある。
【0011】以下に作用並びに効果を説明する。本発明に係るマッサージ装置の上記第一の特徴構成によれば、浴槽内で入浴しながら、マッサージ部材の機械的運動によって居室内で使用される椅子型マッサージ機と同等のマッサージの快適感が得られ、入浴による快適感とマッサージによる快適感の相乗効果を体感することができる。従って、通常の入浴時に比べ、より高いリラックス効果、血行促進効果、疲労回復効果等が得られる。また、泡や噴流の刺激によるマッサージ効果でないため、対流熱伝達率により局所的に人体部位が熱くなるという不快感もない。
【0012】更に、居室内で使用される通常の椅子型マッサージ機と比較すれば、入浴者の体に浮力が作用するため、マッサージ部材の動きに合わせて入浴者の姿勢を調整するのが容易である。また、通常のマッサージ機では、臀部等の体重がかかる人体部位に対しマッサージ部材の圧力が体重が加わる分強くなり痛みを感じる場合があるため、当該人体部位に対するマッサージ部材の機械的運動によるマッサージが困難であるが、本特徴構成によれば、浮力の作用によりマッサージ部材の圧力が緩和されソフトなマッサージ感を得ることができ、マッサージ機の座底部の臀部等に体重がかかる人体部位にもマッサージ部材の機械的運動によるマッサージを行うことができる。
【0013】また、浴槽内の湯水を排水すれば、通常の居室内で使用される椅子型マッサージ機としても使用することができ、入浴時以外でもマッサージを楽しむことができる。更に、椅子型マッサージ機等の大型のマッサージ機の場合は、居室内での使用に際し、相当面積の設置場所を要し、また、不使用時にも相当面積の保管場所を要するが、本発明に係るマッサージ装置の場合、浴室内に常設できるため、設置場所や保管場所の省スペース化が図れる。
【0014】ところで、既存の浴槽内部に別体の小型マッサージ機を設置して、入浴とマッサージによる相乗効果を図ることも可能ではあるが、浴槽容積が小型マッサージ機の分だけ減少し、入浴時の姿勢が窮屈になる虞があり、清掃時には小型マッサージ機を取り外し、浴槽と小型マッサージ機の両方を清掃する必要がある。これに対し、本特徴構成によるマッサージ装置は、浴槽内形状や容積は自由に設計可能であり、また、清掃時の手間も通常の浴槽と同等である。
【0015】上記第一の特徴構成の場合、浴槽内壁によって椅子型マッサージ機に対する防水性が確保されているが、上記第二の特徴構成によれば、更に椅子型マッサージ機に対する防水性が向上する。仮に浴槽内壁において漏水しても、マッサージ部材やその機構部分には浸水が及ばず、漏水は下方に排水され、浸水による漏電事故や部材の劣化を防止できる。
【0016】上記第三の特徴構成によれば、マッサージ装置を任意の場所に設置し、更に解体し別の場所に搬送して再設置することが可能である。更に、椅子型マッサージ機が同じ大きさ形状等のものであれば、別の椅子型マッサージ機に浴槽枠体と浴槽内壁を組み合わせて、同じマッサージ装置を構成できる。
【0017】ところで、本願発明者は、マッサージ部材の運動により人体と接触する部分と人体の被マッサージ部位との間の摩擦熱や血行促進効果によって、マッサージ中は通常の湯温であっても、マッサージの程度や継続時間によっては、温熱効果が過度に促進され暑くて汗をかき、かえって快適感が低下する場合のあることを、数名の被験者によるテストにより確認している。そこで、上記第四の特徴構成によれば、椅子型マッサージ機の動作時間、マッサージ強度、マッサージの種類の少なくとも何れか一つの設定に応じて前記浴槽内の湯温を調整する湯温制御手段とを備えているため、動作時間、マッサージ強度、マッサージの種類の何れかによって温熱効果が過度に促進される状況において、湯温を低めに設定することができ、温熱効果の過度の促進が抑制され、マッサージ効果によって逆に快適性が阻害されることを防止できる。
【0018】また、上記第五の特徴構成によれば、湯温の温熱効果がマッサージ効果によって過度に促進される状況では、浴槽内の湯温に応じて椅子型マッサージ機の動作時間を制限してマッサージ効果を抑制することにより、上記第四の特徴構成と同様に温熱効果の過度の促進が抑制され、マッサージ効果によって逆に快適性が阻害されることを防止できる。更に、湯温が低めに設定されていて、マッサージ効果による快適性の阻害が生じない場合でも、その快適性の継続時間を制限することで、過度に長風呂となるのを抑制できる。
【0019】更に、本発明に係る組立式浴槽の上記特徴構成によれば、通常の居室内で使用する椅子型マッサージ機を利用して、本発明に係る上記第三の特徴構成のマッサージ装置を構成することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明に係るマッサージ装置の第一実施形態を図面に基づいて説明する。
【0021】図1に示すように、本発明に係るマッサージ装置1は、浴槽構造体2と椅子型マッサージ機3と浴槽内壁4を備えてなる。具体的には、FRP(繊維強化プラスチック)製等の通常の家庭用浴槽より少し深くて長い浴槽構造体2の背もたれ面2aと底面2bに沿って、電動式の椅子型マッサージ機の背もたれ部3aと座底部3bとからなる椅子型マッサージ機3を配置し、前記椅子型マッサージ機3の前記背もたれ部3a及び前記座底部3bの表面と前記浴槽構造体2の内壁の露出部分に沿ってゴム敷布等の強度と防水性に優れた防水シート5を敷設し、構成されている。前記防水シート5により、前記浴槽内壁4が形成され、前記マッサージ機3の浴槽内の湯に対する防水処理が施される。
【0022】前記椅子型マッサージ機3は、前記背もたれ部3aの肩部、背中部、腰部の全体を予め設定された軌跡に沿って上下或いは前後に往復運動する一対の電動式の揉み玉6を前記背もたれ部3aの内部に備えている。また、マッサージ部材である前記各揉み玉6の運動は、マッサージ部位やマッサージの種類(たたく、揉む等)の選択によって運動軌跡と運動範囲が適切に変化すべく、マイクロコンピュータによって制御されるように構成されている。また、前記座底部3bの膝部からふくらはぎ部にかけてはバイブレータ7が内蔵されている。更に、前記各揉み玉6による突起が前記背もたれ部3aの表面に形成され通常入浴時の座り心地を損なうことがないよう、前記各揉み玉6は不使用時は前記背もたれ部3aの内部に引退可能に構成されている。
【0023】尚、前記マッサージ部位やマッサージの種類の選択或いは電源のオンオフ等を行うリモートコントローラ8が別途設けられている。また、前記リモートコントローラ8或いは前記リモートコントローラ8が無線式であればその受信部を浴室壁面に設置した風呂リモコンに組み入れて構成してもよい。前記揉み玉6の形状及び機械的運動機構は、通常の椅子型マッサージ機等に使用されるのものを流用する。例えば、図2に示すように、前記揉み玉6は、直径数cm程度の適当な大きさの円盤状或いは球状のものが支持アーム6aに回動自在に取り付けられ、その支持アーム6aが所定の電動機構によって駆動される。
【0024】更に、マッサージ装置1は、以下に示す追加機能を備えているのも好ましい実施の形態である。
【0025】第一の追加機能は、マッサージ部材の運動により人体と接触する部分と人体の被マッサージ部位との間の摩擦熱や血行促進効果によって、マッサージ中は通常の湯温であっても、マッサージの程度や継続時間によっては、温熱効果が過度に促進されるのを防止する機能である。かかる機能を実現するために、前記椅子型マッサージ機3の動作時間、マッサージ強度、マッサージの種類の少なくとも何れかの一つの設定に応じて前記浴槽内の湯温を調整する湯温制御手段(図示せず)を備える。具体的な実施例としては、例えば、浴槽内の湯温を設定温度に自動的に調整する自動風呂において本機能を追加する。前記湯温制御手段は、自動風呂の設定温度を、前記動作時間の設定が長時間である程、更に、マッサージ強度の設定がきつめである程、前記設定温度を低めに補正することで、自動風呂の湯温自動調整機能を利用して湯温制御を行う。一例として、動作時間が短時間、普通、または、長時間(例えば、設定時間が5分刻みで、5分、10分、または、15分以上)の場合に、設定湯温を0℃、−0.5℃、または、−1℃だけ補正し、更に、マッサージ強度がソフト、普通、または、きつめの揉み方であれば、設定湯温を0℃、−0.5℃、または、−1℃だけ補正し、その補正後の設定湯温に基づいて湯温を自動調整する。例えば、通常設定温度が40℃で、動作時間とマッサージ強度が夫々10分間、きつめの設定である場合、補正後の設定温度は38.5℃(=40℃−0.5℃−1℃)となる。
【0026】第二の追加機能は、マッサージ効果による快適性が過度に継続するのを抑制する機能である。かかる機能を実現するために、前記浴槽内の湯温に応じて前記椅子型マッサージ機3の動作時間を制限するマッサージ時間制限手段(図示せず)を備える。このマッサージ時間制限手段は、別途設けられた浴槽内の湯温を計測可能な温度センサからの湯温情報に基づいて、湯温が所定温度(例えば、43℃)以上であれば前記椅子型マッサージ機3を作動自体を禁止し、その所定温度より低い湯温であっても、湯温が高い程最長許容動作時間を短く設定し、その最長許容動作時間を越えるとマッサージ動作を強制的に停止する。これにより、マッサージ効果による快適性が長時間持続することで、過度に長風呂となるのを抑制できる。また、本第二の追加機能は、湯温が所定温度以上であれば、前記椅子型マッサージ機3を作動自体を禁止することから、第一の追加機能と同様に温熱効果が過度に促進するのも防止できる。
【0027】次に、本発明に係るマッサージ装置の第二実施形態について説明する。図3に示すように、第二実施形態のマッサージ装置9は、市販の椅子型マッサージ機10を利用して、その椅子型マッサージ機10に着座した利用者の胸或いは肩の辺りから下半身が入浴可能な形状と容積の浴槽内空間11を形成する組立式浴槽12を設置して形成される。従って、前記組立式浴槽12を組み立てる前は、前記椅子型マッサージ機10は通常の居室内での使用も可能である。
【0028】前記椅子型マッサージ機10は、背もたれ部10aと座底部10bと脚部10cとひじ掛け部10dとで構成され、前記背もたれ部10aと前記座底部10bの構造は、先の第一実施形態の前記椅子型マッサージ機3の前記背もたれ部3aと前記座底部3bの構造と同じである。浴槽内壁の漏水による前記背もたれ部10aと前記座底部10bの内部への浸水を防止すべく、前記背もたれ部10aと前記座底部10bの表面は防水素材で覆われている。
【0029】前記組立式浴槽12は、折り畳み可能な枠体13、補強ネット14、防水シート15とで構成されている。図4及び図5に示すように、前記枠体13は、木製或いは金属製の棒材で平面視長方形状に構成され、軽量且つ浴槽内の湯の重量に耐え得る強度を備えている。また、上辺部の4辺には、前記補強ネット14を係止するための係止金具13aが設けられている。前記補強ネット14は、ナイロン等の浴槽内の湯の重量に耐え得る素材で、予め前記浴槽内空間11に沿うように立体的に形成されており、上端部周囲には前記枠体13の前記係止金具13aと係止する係止リング14aが取り付けられている。前記防水シート15は、防水性と断熱性と浴槽内の湯の重量等に耐え得る強度を兼ね備えた平面状のシートで、前記枠体13に装着された前記補強ネット14の内周面に沿って敷設される。前記補強ネット14と前記防水シート15で浴槽内壁が形成される。前記椅子型マッサージ機10は、前記背もたれ部10aと前記座底部10bの表面に前記浴槽内空間11が沿うように、前記枠体13の内側、且つ、前記補強ネット14の外側に配置される。前記防水シート15は、予め前記補強ネット14の内周面に沿った立体形状に形成しても構わない。また、前記防水シート15に断熱シートを重ね合わせて使用しても構わない。更に、前記防水シート15が透明な場合は、入浴者が前記組立式浴槽12の側方から透けて見えるので、前記枠体13に側板を設けたり、或いは、不透明なシートを前記防水シート15と重ねて使用しても構わない。尚、前記組立式浴槽12の排水は、前記防水シート15の前記浴槽内空間11の最下位に位置する箇所に排水栓を設けて排水可能な構造とするのも好ましい。また、当該排水栓を設けない場合は、排水用ポンプ等を用意して排水する必要がある。
【0030】本第二実施形態の組立式のマッサージ装置9を用いて、入浴とマッサージの相乗効果の体感実験を実際に行った結果、前記椅子型マッサージ機だけを使用した場合に比べてよりリラックスした快適感が得られた。
【0031】以下に別実施形態を説明する。
〈1〉上記第一実施形態において、前記椅子型マッサージ機3は前記背もたれ部3aと前記座底部3bの両方がマッサージ機構を備えた構成であったが、前記背もたれ部3aだけがマッサージ機構を備えていても構わない。また、前記座底部3bのマッサージ機構が前記バイブレータ7に代えてまたは追加して、前記背もたれ部3aと同様の前記一対の揉み玉6によるマッサージ機構を備えていても構わない。例えば、前記座底部3bの臀部から大腿部にかけても予め設定された軌跡に沿って上下或いは前後に往復運動する一対の電動式の揉み玉6を前記座底部3bの内部に別途設ける。前記各揉み玉6による突起が前記座底部3bの表面に形成され通常入浴時の座り心地を損なうことがないよう、前記各揉み玉6は不使用時は前記背もたれ部3aの内部に引退可能に構成されている。更に、前記椅子型マッサージ機3が前記背もたれ部3aだけで構成されていても構わない。
【0032】〈2〉上記第二実施形態において、前記椅子型マッサージ機10は、前記背もたれ部10aだけがマッサージ機構を備えていても構わない。また、前記座底部10bのマッサージ機構がバイブレータだけであっても構わない。更に、前記脚部10cと前記ひじ掛け部10dは必ずしも必要ではなく、座椅子タイプであっても構わない。また、前記座椅子タイプの椅子型マッサージ機10を床面に設置するのではなく、前記枠体13または前記補強ネット14で支持するようにしても構わない。
【0033】〈3〉また、上記第一実施形態において採用した追加機能を発揮する前記湯温制御手段またはマッサージ時間制限手段を、上記第二実施形態において採用しても構わない。
【0034】〈4〉本発明に係るマッサージ装置の構成は上記各実施の形態の構成に限定されるものではない。例えば、前記浴槽構造体2の背もたれ面2aの一部を前記防水シート5で形成し、その内側に前記背もたれ部3aのマッサージ機構を内蔵させても構わない。また、前記浴槽構造体2は、前記浴槽内壁が上記した機能性、防水性、強度を備えている限り、その素材形状等は、上記実施形態のFRP製等の通常の家庭用浴槽より少し深くて長い浴槽構造体でなくても構わない。
【出願人】 【識別番号】000000284
【氏名又は名称】大阪瓦斯株式会社
【出願日】 平成12年1月18日(2000.1.18)
【代理人】 【識別番号】100107308
【弁理士】
【氏名又は名称】北村 修一郎 (外1名)
【公開番号】 特開2001−198168(P2001−198168A)
【公開日】 平成13年7月24日(2001.7.24)
【出願番号】 特願2000−9025(P2000−9025)