| 【発明の名称】 |
洗眼装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】木村 潤
【氏名】福田 隆三
【氏名】杉山 理恵
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| 【要約】 |
【課題】目の粘膜に刺激を与える塩素を除去し、除去した後の水に雑菌が繁殖しない様にした安全な水で、常に目を洗浄できる様にすることにある。
【解決手段】洗眼ノズルと、この洗眼ノズルより上流側に設けられた脱塩素機構部とを備え、この洗眼ノズルの内部に抗菌処理を施す。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 洗眼ノズルと、この洗眼ノズルより上流側に設けられた脱塩素機構部と、この脱塩素機構部より上流側に開閉弁とを備えた洗眼装置において、この洗眼ノズルの内部に抗菌処理を施していることを特徴とする洗眼装置。 【請求項2】 上記抗菌処理が、銀イオンを水に放出する手段であることを特徴とする請求項1記載の洗眼装置。 【請求項3】 上記洗眼ノズルの内表面に銀メッキ処理したことを特徴とする請求項2記載の洗眼装置。 【請求項4】 上記洗眼ノズルより上流側に、定流量弁を設けたことを特徴とする請求項1記載の洗眼装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は遊泳設備、病院、家庭などに設置され目を洗うために使用される洗眼装置に関する。 【0002】 【従来の技術】従来のこの種の洗眼装置として、特開平8−22905号公報のものや、特開平9−215978号公報のものが知られている。 【0003】前者のものにおいては、洗眼用ノズルと開閉バルブの間に浄水器を介在させ、開閉バルブを開くことにより洗眼ノズルから水道水より塩素、ゴミ、鉄錆等を除去した浄水をシャワー状吐水し洗眼するものである。 【0004】また、後者のものにおいては、中空糸膜付きの浄水器の原水入口側にホウ酸の注入部を設けて微生物や錆などを除去し、更に洗眼用水に殺菌効果を持たせたものも知られている。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら前者のものにおいては、浄水器の下流側の洗眼ノズル等に残った水は塩素が除去されているので雑菌が繁殖し、この残水でもって目を洗うと却って危険である。又、後者のものの場合には、ホウ酸の濃度管理が大変で、万一ホウ酸を注入し忘れたりすれば前者のものと同様に雑菌が繁殖する。しかも、シャワー状に吐水するので水飲み器と間違えてホウ酸入りの水を飲んでしまう危険性もある。 【0006】本発明はこれらの不都合を解消し、目の粘膜に刺激を与える塩素を除去し、除去した後の水に雑菌が繁殖しない様にした安全な水で、常に目を洗浄できる様にすることにある。 【0007】 【課題を解決するための手段】この課題を解決するために本発明の洗眼装置は、洗眼ノズルと、この洗眼ノズルより上流側に設けられた脱塩素機構部とを備え、この洗眼ノズルの内部に抗菌処理を施していることを特徴としている。 【0008】このようにすることで、洗眼を止めると洗眼ノズル内に脱塩素カートリッジを通過した塩素が除去された水が貯溜するが、洗眼ノズルの内部に抗菌処理を施しているので、例え洗眼ノズル内に雑菌が浸入したとしても、抗菌作用で雑菌の増殖を抑制するをもって、次の洗眼の際に雑菌が繁殖していない目に優しい安全な水で洗眼できる。 【0009】 【発明の実施の形態】抗菌処理が、銀イオンを通水路内の水に放出する手段とすることが極微量で抗菌効果が得られ長年効果が持続し、しかも目を洗ったり飲んだりしても人体に全く危害を与えず、好ましい。 【0010】洗眼ノズルの内表面に銀メッキ処理すれば、極めて簡単に製造できるうえ、水への接触面積が広く抗菌効果を高めることが出来る。 【0011】洗眼ノズルより上流側に、定流量弁を設ければ、洗眼用吐水量が必要以上流れず、脱塩素機構部や抗菌材の寿命が長くなる上、洗眼水の水勢が抑制され安全である。 【0012】 【実施例】以下図面に基づき本発明を説明すると、図1は洗眼装置の外観斜視図、図2は洗眼装置の概要を示す断面図、図3は洗眼装置のフロー図、図4は洗眼ノズルの断面図、図5は脱塩素機構部を示す要部の断面図である。 【0013】図1において、Aは本発明の洗眼装置であって洗眼器1に取付けられた例えば銅合金製の洗眼水栓2は平面十字状に形成され中途部に円筒部3を有し、この円筒部3の略中央部に洗眼ノズル4が取付けられている。 【0014】そして円筒部3の一端には開閉弁機構5を開閉するレバーハンドル6が取付けられると共に、他端には収納部7を設けて塩素を除去する脱塩素カートリッジ8を収納している。 【0015】図2に示すように、洗眼水栓2内には上流側が水道管(図示せず)に連絡し開閉弁機構5の入り口9に至る第1の流路10と、この開閉弁機構5の出口11と収納部8の入口12とを繋ぐ第2の流路13と、この収納部8の出口14と洗眼ノズル4の接続部15とを繋ぐ第3の流路16が区画形成されている。 【0016】開閉弁機構5はセラミックディスクなどを用いた公知の弁構造であって、レバーハンドル6を操作することによりスピンドル17先端に取付けられたバルブ機構5により第1の流路10を開閉する。 【0017】収納部8は有底筒状でその底壁には間隔をおいて入口12と出口14が開設されると共に、開口端部には蓋部材18がねじ込まれている。 【0018】脱塩素カートリッジ7は円筒状のケーシング19内に塩素を吸着する亜硫酸カルシウムやアスコルビン酸などの塩素を中和する薬剤、あるいは塩素を吸着する活性炭などの吸着材等の物質20を収納している。 【0019】そして、ケーシング19の流入接続口21を入口12に、その流出接続口22を出口14に水密状に接続して収納部7内に収められ、蓋部材18を収納部7の開口端部にねじ込むことにより、脱塩素カートリッジ8が洗眼水栓2内に取付けられる。 【0020】洗眼ノズル4は略T字形状を呈し、本体2の接続部15に取付けられる軸部23と、この軸部23に連接され両端部の周面の一部に多数の小孔群24が開設された筒状のノズル部25を備えている。 【0021】このノズル部25は例えば黄銅管などの銅合金製で、その内表面には銀メッキ26が施され、外表面にはニッケルクロムメッキ27が施されている。 【0022】この軸部23内には水圧変動に関わり無く一定の吐水量を確保するため水勢によるパッキンの変形などを利用した公知の定流量弁機構28が収納されている。 【0023】而して、開閉弁機構5を開くと、水は第1の流路10、開閉弁機構5、第2の流路13、収納部7内に設置された脱塩素カートリッジ8、第3の流路16を経て洗眼ノズル4に至り、小孔群24より塩素が除去された水が噴出する。 【0024】この際、定流量弁機構28を洗眼ノズル4の軸部23内に設け、水の噴出量が一定流量に抑制されるので、レバーハンドル6を操作した時急に勢い良く水が噴出し目を傷めることは無く安全であり、しかも洗眼用吐水量が必要以上流れず、脱塩素カートリッジ8や銀めっき26の寿命が長くなる。 【0025】洗眼を止めると洗眼ノズル4内に脱塩素カートリッジ8を通過した塩素が除去された水が貯溜するが、ノズル部25内表面には銀メッキ26を施しているので、例え小孔群24よりノズル部25内に雑菌が浸入したとしても、銀イオンの作用で雑菌の増殖を抑制するをもって、次の洗眼の際に雑菌が繁殖していない目に優しい安全な水で洗眼できる。 【0026】そして、洗眼ノズル4より上流側にも脱塩素カートリッジ7を通過した水が貯溜しているが、小孔群29より浸入する雑菌は洗眼ノズル4内で抗菌されるをもって、敢えて洗眼ノズル4より上流側の通水路に抗菌処理を施さずともこの貯溜水に雑菌が繁殖することはない。 【0027】本発明は上述の実施例に限定されること無く種々の変形が可能であり、洗眼ノズルを、抗菌剤を含有したABS樹脂で形成しても良く、この場合、抗菌剤としては銀系抗菌剤や銅系抗菌剤が好ましい。 【0028】また、洗眼ノズル内に銀線、銀網、銀棒などを挿入しても良く、更には銀に変えて抗菌作用がある金属部材、例えば銅であっても良く、これらを組み合せても良いが、銀が最も抗菌作用が強くしかも飲んでも安全なので好ましい。 【0029】円筒部3の収納部7内や第3の流路16内も抗菌処理しておくと、脱塩素カートリッジ8を交換する際に雑菌がこれらの内部に浸入しても、これらの雑菌が殺菌されて好ましい。 【0030】この場合、円筒部3内表面に銀メッキ処理を施せば、収納部8内や第3の流路16内に簡単に抗菌処理が施せる。 【0031】更に定流量弁機構28は開閉弁機構5の上流側に設けても良い。 【0032】 【発明の効果】本発明は、以上のように、洗眼ノズルと、この洗眼ノズルより上流側に設けられた脱塩素機構部とを備えた洗眼装置において、この洗眼ノズルの内部に抗菌処理を施しているので、洗眼を止めると洗眼ノズル内に脱塩素カートリッジを通過した塩素が除去された水が貯溜するが、例え洗眼ノズル内に雑菌が浸入したとしても、洗眼ノズル内の抗菌作用で雑菌を抗菌するをもって、次の洗眼の際に雑菌が繁殖していない目に優しい安全な水で洗眼できる。 【0033】抗菌処理が、銀イオンを通水路内の水に放出する手段とすることが極微量で抗菌効果が得られ長年効果が持続し、しかも目を洗ったり飲んだりしても人体に全く危害を与えず、好ましい。 【0034】洗眼ノズルの内表面に銀メッキ処理すれば、極めて簡単に製造できるうえ、水への接触面積が広く抗菌効果を高めることが出来る。 【0035】洗眼ノズルより上流側に、定流量弁を設ければ、洗眼用吐水量が必要以上流れず、脱塩素機構部や抗菌材の寿命が長くなる上、洗眼水の水勢が抑制され安全である。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000010087 【氏名又は名称】東陶機器株式会社
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| 【出願日】 |
平成11年11月16日(1999.11.16) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2001−137310(P2001−137310A) |
| 【公開日】 |
平成13年5月22日(2001.5.22) |
| 【出願番号】 |
特願平11−325503 |
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