| 【発明の名称】 |
湯面制御式浴槽装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】山下 晋男
【氏名】安斎 成雄
【氏名】服部 道尚
【氏名】津島 久志
【氏名】栗原 稔
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| 【要約】 |
【課題】
【解決手段】 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 浴槽装置(1)に係る湯槽であって、湯を溢水させるオーバーフロー部が設けられたものにおいて、湯の移動又は入浴動作によって、湯槽内の湯面が上昇し、オーバーフロー部又はその近傍位置に至ると、該湯面を上昇させる作動を低減・調節させて、減速制御する湯面制御機構(25)が設けられたことを特徴とする湯面制御式浴槽装置。 【請求項2】 入浴を行なう浴湯槽(2)と、該浴湯槽(2)の湯を移す貯湯槽(3)と、浴湯槽(2)と貯湯槽(3)の両槽を連通し湯を相互に移動させる転湯部(22)とからなる浴槽装置(1)であって、溢水を排出するオーバーフロー部(12)及び溢水湯面制御用の上位検出器(17)が貯湯槽(3)に設けられ、上位検出器(17)の検知信号により、転湯部(22)を制御し転湯による貯湯槽(3)内の湯面上昇速度を減速・調節する湯面制御機構(25)が設けられたことを特徴とする請求項1記載の湯面制御式浴槽装置。 【請求項3】 入浴を行なう浴湯槽(2)と、入浴者の載る入浴部(41)とを有し、浴湯槽(2)と入浴部(41)との相対昇降によって入浴者を浴湯槽(2)へ浸入し入浴させる浴槽装置(1)であって、浴湯槽(2)の入浴湯面に浴位オーバーフロー部(43)及び湯面を検出する上位検出器(11)が設けられ、上位検出器(11)の検知信号により昇降速度を制御し、入浴部(41)の浸入による浴湯槽(2)内の湯面上昇速度を減速・調整する湯面制御機構(25)が設けられたことを特徴とする請求項1記載の湯面制御式浴槽装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、身体障害者や養護老人等(以下入浴者という)が入浴するための湯面制御式浴槽装置に関する。 【0002】 【従来の技術】従来の技術として特開平9−19474号公報に、浴槽と、湯供給機構と、水位検出部と、溢水口を有するオーバーフロー部とからなるオーバーフロー装置付浴槽が開示されている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】前記した従来装置は、浴槽へ湯を供給する時、溢水が始まる前に湯供給機構を停止して給湯を止め、無駄な溢水を防ぐものである。 【0004】従来装置では、溢水口の部分で湯の供給を停止できるが、退浴時など浴槽から貯湯槽への余分な湯を残さず、溢水でスムースに排出させることは出来ず、湯量・湯面調整の為別途な湯抜取り装置を設けたりする必要があり、また、短時間に大量に供給される湯を溢水口の排水能力に合わせて、溢水口の開口ゾーンを大きく設けるしか無く、無駄なスペ−スの多い複雑な構造にするか、或いは、溢れた湯は浴槽の縁からこぼす等するしかないものであった。 【0005】本発明の目的は、上記欠点を解決したものであり、適切な溢水制御を行なって浴槽構造をシンプル化し湯の無駄な排出を防ぎながら余分な湯は浮遊垢など効率的に排出して清潔を図かることができる溢水による湯面制御式浴槽装置を提供することにある。 【課題を解決するための手段】 【0006】即ち本発明は、浴槽装置(1)に係る湯槽であって、湯を溢水させるオーバーフロー部が設けられたものにおいて、湯の移動又は入浴動作によって、湯槽内の湯面が上昇し、オーバーフロー部又はその近傍位置に至ると、該湯面を上昇させる作動を低減・調整させて、減速制御する湯面制御機構(25)が設けられたことを特徴とする湯面制御式浴槽装置である。又、入浴を行なう浴湯槽(2)と、該浴湯槽(2)の湯を移す貯湯槽(3)と、浴湯槽(2)と貯湯槽(3)の両槽を連通し湯を相互に移動させる転湯部(22)とからなる浴槽装置(1)であって、溢水を排出するオーバーフロー部(12)及び溢水湯面制御用の上位検出器(17)が貯湯槽(3)に設けられ、上位検出器(17)の検知信号により、転湯部(22)を制御し転湯による貯湯槽(3)内の湯面上昇速度を減速・調節する湯面制御機構(25)が設けられる。更に、入浴を行なう浴湯槽(2)と、入浴者の載る入浴部(41)とを有し、浴湯槽(2)と入浴部(41)との相対昇降によって入浴者を浴湯槽(2)へ浸入し入浴させる浴槽装置(1)であって、浴湯槽(2)の入浴湯面に湯位オーバーフロー部(43)及び湯面を検出する上位検出器(11)が設けられ、上位検出器(11)の検知信号により昇降速度を制御し、入浴部(41)の浸入による浴湯槽(2)内の湯面上昇速度を減速・調整する湯面制御機構(25)が設けられる。 【0007】 【作用】湯槽で入浴者に入浴を施す。浴湯槽の上位部に設けられたオ−バ−フロ−部は、湯の水位がオ−バ−フロ−部に至ると該オ−バ−フロ−部から湯を溢水させる。貯湯槽3については、貯湯槽3の上位部に設けられたオ−バ−フロ−部12は、湯の水位がオ−バ−フロ−部12に至ると該オ−バ−フロ−部12で湯を溢水させる。 【0008】貯湯槽3から浴湯槽2へ転湯する時、或いは、湯を充たした浴湯槽2に入浴者が浸入し入浴すると、湯面が上がりオ−バ−フロ−部11に至ると湯が溢水する。 【0009】湯面制御機構25は、湯面が上昇しオーバーフロー部11またはその近傍位置に至ると、湯面上昇を起こさせている装置の作動を減速・調節し、適正な溢水状態とし且つ湯面の上昇速度がオーバーフロー能力を越えないように制御する。 【0010】逆に、浴湯槽2から貯湯槽3へ転湯する時、湯面が上がりオ−バ−フロ−部12から湯が溢水する。湯面制御機構25は、貯湯槽3の湯面が上昇しオーバーフロー部12またはその近傍位置に至ると、湯面上昇を起こさせている装置の作動を減速・調節し、適正な溢水状態とし且つ湯面の上昇速度がオーバーフロー能力を越えないように制御する。 【0011】浴槽装置1は、浴湯槽2と貯湯槽3と両槽を連通する転湯部22とからなっており、該転湯部22は浴湯槽2へ湯を出し入れする。入浴時には浴湯槽2に湯を溜め、脱浴時には転湯部22で浴湯槽2の湯を貯湯槽3へ送る。 【0012】貯湯槽3の上位部にオーバーフロー部12が設けられ、該オ−バ−フロ−部12の近傍に設けられた上位検出器17は、貯湯槽3へ浴湯槽2の湯を転湯する際、上昇する湯面を検知する。転湯部22は、貯湯槽3から浴湯槽2へ湯を供給し浴湯槽2の湯面を上昇させ、或いは、浴湯槽2から貯湯槽3へ湯を転湯し貯湯槽3の湯面を上昇させる。湯面制御機構25は、貯湯槽3へ浴湯槽2の湯を転湯する際、湯面を検知した上位検出器17の信号を得て転湯部22を制御し、転湯による湯面上昇速度を減速・調節する。 【0013】浴槽装置1に昇降機構42を設けたものにおいては、昇降機構42で入浴者を浴湯槽2へ浸入させ入浴を行なう浴湯槽2の上位部に設けられた上位検出器11は入浴者の進入により上昇する湯面を検出する。 【0014】湯面制御機構25は、上位検出器11の信号を得ると昇降機構42を制御し、入浴者の浸入入浴による湯面上昇速度を減速・調整する。浴湯槽2の上位部に設けられた浴位オーバーフロー部43は、入浴者を浴湯槽2へ浸入入浴させる際、浴湯槽2内の湯を徐々に溢水させ排出する。 【0015】 【実施例】図1に本発明の第1実施例の構成、系統の説明図を示す。第1実施例は、扉4を開閉し座席部35を装着し、湯を出し入れして入浴する車椅子式の入浴装置1で湯を移し替える貯湯槽3及び転湯部22等が併設されたものである。 【0016】入浴用の浴湯槽2は入浴時転湯部22を経由して貯湯槽3より湯を移動して入浴するが、入浴水位は浴湯槽2の上方に設けた可変オーバーフロー部21及び上位検知器11によって設定され制御される。また、退浴は浴湯槽2の湯を全て転湯部22により貯湯槽3に戻し、浴湯槽2を空にした後、扉4を開放し車椅子33を引き出し退出する。 【0017】浴湯槽2は、正面前部の扉4を開放して、車椅子33を進入させ、台車部34と座席部35を分離させて浴湯槽2に装着する。浴湯槽2内には、収容した湯量の下限(=空状態)を検出する下限検出器5と、収容した湯量の適宜下位を検出する下位検出器6が設けられる。また、浴湯槽底壁7には、浴湯槽2の湯を排水する排水口8と、転湯管23が接続される。 【0018】可変オーバーフロー部21は浴湯槽2の側壁9内面の上方部に設けられ、入浴時の湯面52即ち入浴水位を入浴者に合わせ可変調節するもので、入浴の適正水位をセットする高さ可変の溢水口10と、同時に同水位で湯の供給を止める為の水位上限検知器(図示略)が内蔵されている。更に適正水位直前又は近傍で湯の供給速度を減速制御する為の上位検出器11が設けられている。また開閉式の扉4にはパッキン39が取着され側壁9との間の扉縁部で湯をシ−ルする。 【0019】貯湯槽3内の上部には、最大必要湯量の湯面53にセットされ、底部13より湯を排水する排水口8に配管接続された溢出口20を有するオ−バ−フロ−部12が設けられる。又、湯面53の近傍には、溢水湯面を制御する取水位置が調整可能な上位検出器17が設けられ、更に、貯湯槽3の限界水位位置には上限検出器18が設けられる。 【0020】又、貯湯槽3の下部には、収容した湯量の下限(=空状態)を検出する下限検出器14と、収容した湯量の下位を検出する下位検出器15とが設けられ、更に貯湯槽3の内壁中部には、収容した湯量の中位の存在を検出する循環位検出器16が設けられる。 【0021】オ−バ−フロ−部12は溢出口20を上部に有する溢水湯面設定構成である。前記上位検出器17は溢出口20の近傍に至った湯面を検出し、溢水湯面の制御を行なう。上限検出器18は、オ−バ−フロ−部12に排出異常が生じたり、上位検出器17に故障が生じ湯面が貯湯槽3の限界水位に至った場合に、転湯部22を停止させる水位検知である。 【0022】循環部19は、詳細の図示を省くが、湯を循環するポンプ、湯を濾過するフィルタ−、保温機構、切り替え弁等から適宜構成され、貯湯槽3内の湯を取り入れ濾過して再度貯湯槽3へ戻すものである。貯湯槽3内の湯を循環させることにより、湯内の混入物を分別し湯を浄化し或いは保温して湯を適正に調整する。 【0023】浴湯槽2から貯湯槽3へ、或いは貯湯槽3から浴湯槽2へ、相互に湯を移動させる転湯部22が、浴湯槽2と貯湯槽3の間に転湯管23を用いて連通設置される。転湯部22はポンプ及び切替弁等、駆動機能(図示省略)などでなり、該転湯部22には使用後の残湯を排出する排出口24が設けられる。 【0024】給湯部26は、浴湯槽2及び貯湯槽3へ新らしい湯を供給するもので、湯と水を得て混合調節する湯調整部27と、薬液を貯溜する薬液部28と、湯調整部27から吐出する湯を得てこれに適宜必要に応じて薬液を調節混入する薬調部29と、調整された湯を得て開閉及び流量を調節し給湯口50より浴湯槽2へ給湯する切替弁30と、調整された湯を得て開閉及び流量を調節し給湯口51より貯湯槽3へ給湯する切替弁31と、薬調部29の湯を増し湯として浴湯槽2に供給可能な増湯部32とからなる。 【0025】湯面制御機構25は、浴槽装置1の操作部40につながり湯量・湯面を全般に管理、制御するもので、特に転湯部22内の駆動機能を制御することにより貯湯槽3及び浴湯槽2の湯面を調整するものである。 【0026】即ち、浴湯槽2の湯面が上昇し可変オーバーフロー部21の近傍下位置に至ると、上位検出器11が作動しその出力信号により湯面制御機構25は転湯部22を減速制御する。 【0027】湯面制御機構25は、浴湯槽2の湯面の上昇を減速させ、湯面の上昇速度を調整しつつオーバーフロー能力を越えないようにし、さらに可変オーバーフロー部21に内蔵された上限検知器(図示省略)と溢水口10の設定高さで停止するように制御するものである。 【0028】貯湯槽3側にあっては、貯湯槽3の湯面が上昇しオ−バ−フロ−部12の近傍下位置に至ると、湯面制御機構25は、上位検出器17の信号を得て転湯部22を制御し、湯面の上昇を減速させ溢水湯面を調整し且つオーバーフロー能力を越えないようにするものである。 【0029】更に詳しくは、退浴時に、浴湯槽2の湯を貯湯槽3に戻す際、貯湯槽3の湯面が上昇しオ−バ−フロ−部12の近傍に至ると、上位検出器17の信号により湯面制御機構25を減速制御し湯面の上昇を減速させ、溢水時の湯面を調整し且つオーバーフロー水位を越えて縁上部等から溢れ出ないようにするものであり、シンプルで小型の溢出口20からなるオーバーフロー部12であり、湯表面の浮遊物を効率的に排出しながら好適に使用可能である。その他、湯面制御機構25は、詳細は省くが、給湯部26の各切替弁、及び各水位検出器とも連動し、湯量、湯面の管理を適切に行なうものである。 【0030】浴湯槽2へ入れる車椅子33は台車部34と、台車部34に分離可能に載設され、入浴者を乗せる座席部35とからなる。押取手36を設けた車椅子33を浴湯槽2に押し入れると、座席部35は台車部34から分離して浴湯槽2内に入り、台車部34は底壁7下方の収納スペ−ス37に潜入し係止部38に掛止される。 【0031】実施例1を使用するに際し、先ず、古い湯を捨て、装置を清掃した後新しい湯を溜めて入浴準備を行なう。次いで、浴湯槽2又は貯湯槽3へ給湯部26から適温に調節した湯を供給し溜める。上記給湯部26から貯湯槽3へ給湯する時、湯の水位が上り所期の満水状態になると、オーバーフロー部12直前の上位検出器17が作動し、該検出器17の信号により切替弁31が制御停止し、給湯が停止し、入浴用の湯が溜められる。湯面53は通常溢出口20の開口端の直前に調整される。 【0032】入浴時、介助者は扉4を開け、車椅子33の座席部35に入浴者を載せたまま、押取手36を押し、入浴者を足先より前向きに前進して浴湯槽2の開口側より浴湯槽2内に進入させる。座席部35を底壁7上入浴位置にセッティングし、台車部34を底壁7の下の収納スペース37に差し込み、台車部34を係止部38に係止して、車椅子33を入浴状態にセッティングする。 【0033】車椅子33をセッティングした後、扉4を閉め、パッキン39を圧接して湯水をシール可能にする。次に、操作部40を操作して転湯部22を作動させる。転湯部22は、貯湯槽3の湯を浴湯槽2へ移動転湯させる。浴湯槽2への湯の供給により湯面が上昇し、入浴が行なわれる。 【0034】上記貯湯槽3から浴湯槽2への転湯は、入浴者を不快にせず且つ能率的に入浴させる為、短時間で行なうのが望ましく大容量のポンプ等により移送され湯面は急上昇する。湯面が入浴水位に設定した浴湯槽2の可変オーバーフロー部21に近づくと、その直前に設けられた上位検出器11が上昇する湯面52を検知し、湯面制御機構25により転湯部22の湯移動速度を減速制御し湯面上昇をゆっくりにする。 【0035】更に、湯面が可変オ−バ−フロ−部21の溢水口10に至ると、入浴水位に設定されている内蔵の上限検出器(図示省略)が作動し転湯部22の作動を停止させる。湯の移動がゆっくりになっているので湯面は溢水口10のほぼ開口端部に停止する。 【0036】入浴中必要に応じて増湯部32を操作し、浴湯槽2の加温又は湯量増加を図る。前述の増し湯時にも湯面制御機構25は作動可能で、湯面が上昇しオーバーフロー部21の近傍位置に至ると、切替弁30を絞り、湯面52の上昇速度をゆっくりにし浴湯槽2内の湯をゆっくり移動させ湯に浮遊した垢等を湯と共に溢水口10から効率的に排水し廃棄する。 【0037】退浴時には、浴湯槽2の湯を貯湯槽3へ戻し、浴湯槽2の湯を空にした後、掛止ハンドル(図示省略)などを操作しシールを解除し、扉4を開け、車椅子33と共に入浴者を浴湯槽2から引き出し、入浴を終わる。 【0038】浴湯槽2を空にするとき浴湯槽2から貯湯槽3へ転湯する。貯湯槽3内の湯の水位が上り満水状態になると、増し湯等により増量した余分な湯が、貯湯槽3の上位部に設けられたオ−バ−フロ−部21の溢出口20から溢水し、廃棄される。 【0039】溢出口21から湯を捨てるので、湯の浮遊物等湯の汚れが効率的に廃棄される。退浴時も入浴者を不快にささず、且つ能率的に介助する為、転湯時は短かいことが好ましく湯移動は高速で行なわれ、貯湯槽3の湯面53は急上昇する。貯湯槽3に相当量の残り湯があり更に入浴時の増し湯等により浴湯槽2の湯が増えた場合、浴湯槽2を空にすると湯量は貯湯槽3の設定湯量即ちオーバーフロー12の溢出口20を大きく越えることになり、貯湯槽3へ急速に移動するとオーバーフロー12の排出能力が間に合わず貯湯槽3の上縁を越えて溢れ出すことになる。 【0040】そこで、上述の浴湯槽2から貯湯槽3へ転湯する時、湯の水位が、オーバーフロー12に設定の溢出口20に近づくと、その近くの上位検出器17が湯面を検知し、該上位検出器17の出力信号により湯面制御機構25を作動させ、転湯部22の湯移動を減速させ、湯面53を越える溢水湯面を適正高さに押さえ且つ上昇速度がオーバーフローの排出能力を越えないように制御する。従って、貯湯槽3が満水状態になっても、湯面上昇がゆっくりであるので上位部に設けられたオ−バ−フロ−部12の溢出口20から溢水を徐々に排出し、湯が溢れることもなく、また、溢水湯面の盛り上がり高さが適正で滑らかに排出されるので湯表面に浮遊する汚れ排出もスムースにでき効率的に湯の浄化が図れる。 【0041】又、貯湯槽3内の循環部19は貯湯中の湯を循環させて、貯湯槽3内の湯を撹拌して湯を清潔に保ちながら更に湯中の塵をフィルタ−で分別する。分別し適宜保温や銀イオン殺菌等により湯調整を行なう。 【0042】図2、3に示す第2実施例は、第1実施例に対し、通常貯湯槽3が併設されていず、扉4の無い略矩形の湯浴槽2で昇降機構42に移乗された入浴者を昇降機構42で下降し湯内へ進入させ入浴させるものである。図2は入浴前の待機位置で図3は浴中にて入浴した側面説明図である。第2実施例は、入浴者の入浴動作に係る上昇湯面の溢水についての湯面制御機構25に関する。 【0043】昇降台48、座席部35及び乗せた入浴者等からなる入浴部41の浸入動作に係る溢水の制御では、浸入時に湯面が急上昇し溢水口からなる浴位オーバーフロー部43に達すると、その近傍にセットされた上位検出器11の湯面検知により湯面制御機構25が昇降駆動部49を減速制御し、昇降機構42の下降速度を低下させ、入浴部41の沈降をゆっくりにする。 【0044】入浴者の湯中浸入速度は低速化し、湯面の上昇が適正で且つオ−バ−フロ−能力を越えないように制御され、湯量が余分にあっても浴位オ−バ−フロ−部43から徐々に溢水が行なわれる。すなわち、湯面制御機構25の作動により、浴湯槽2の側壁上縁等から湯が溢れることはなく、また、浴位オーバーフロー口43から退浴湯面54の湯がスムースに排出されるので、湯に浮いた垢などが効率的に廃棄される。 【0045】第2実施例は固定した浴湯槽2に内蔵した昇降機構42を昇降させ、昇降台48上の入浴者を昇降させ入退浴するものであるが、入浴者の載る入浴部41と、浴湯槽2が相対的に昇降するものであれば前記同様で、湯浴槽2を昇降させてもよく、また、別途な昇降リフトに座席部を設けたものでも同様に適用される。図2中、44は槽脚、45は支持台、46は枕部、47は座席台、図3中、55は入浴湯面である。 【0046】 【発明の効果】本発明は、浴湯槽2内の湯面が、上昇しオーバーフロー部またはその近傍位置に至ると、該湯面を上昇させる作動を低減させ、溢水湯面を調整し且つ湯面の上昇速度がオーバーフローの排出能力を越えないように制御する湯面制御機構25が設けられたものであるから、湯を、供給能力の大きい設備で一挙大量移動するものであっても、徐々なる溢水作動をなすのでオーバーフロー部の溢水口10の口径も小径でよく、配管径も小径でよく、占領空間が小さくなり、装置を適切な大きさに製作でき、コスト、重量、加工等の面でも有利であり、好都合である。 【0047】又、転湯時に湯を、オ−バ−ランにより無駄に溢れさせることなく、速やかに正確にオーバーフロー部位置へ供給でき、好都合である。 【0048】又、湯を急速大量に溢水により捨てたりするのではなく、徐々なる溢水作動で、湯に浮遊した垢等の不潔物を好適に排出するようにして湯を廃棄するものであるから、湯を無駄に廃棄することなく、溢水により湯の清潔が図れ、好都合である。 【0049】又、湯の清潔が図れるゆえに湯の全面廃棄・交換などの作業が不要であり入浴作動を連続的に高能率に実施でき、好都合である。 【0050】本発明は、上位検出器17の検知信号を得て転湯部22を制御し転湯による湯面上昇速度を減速・調節する湯面制御機構25が設けられたものであるから、オ−バ−ランにより湯を無駄に溢れさせることなく、湯を速やかに正確にオーバーフロー部位置へ供給でき、湯の徐々なる溢水作動で、湯に浮遊した垢等の不潔物を好適に排出するようにして湯の清潔が図れ、湯の全面廃棄・交換などの作業が不要であり、溢水口10の口径も小径でよくオーバーフロー部12の配管径も小径でよく当該構成の省スペース化が図れ、コスト、重量、加工等の面で有利であり、好都合である。 【0051】又、浴湯槽2と貯湯槽3との湯量バランスを取るために、貯湯槽3へ転湯前に貯湯槽3に残留した過剰貯湯を捨てるのではなく、又湯を急速大量に溢水により捨てるのではなく、徐々なる溢水作動で、湯に浮遊した垢等の不潔物を好適に排出するようにして湯を廃棄し浴湯槽2と貯湯槽3との湯量バランスを取るものであるから、オーバーフロー部12の配管径も小径でよく、湯を無駄に廃棄することなく、溢水により湯の清潔が図れ、好都合である。 【0052】本発明は、上位検出器11の信号を得て昇降機構42を制御し、入浴者の進入による湯面上昇速度を減速・調整する湯面制御機構25が設けられたものであるから、昇降機構42が下降速度の早いものであっても、入水作動時、湯面がオーバーフロー部1位置に至るまでは速やかに下降し、至った後は減速し、徐々なる下降で無駄な湯の溢水を起こさず、オーバーフロー部12の配管径も小径でよく小型化が図れ、溢水により湯の清潔が図れ、しかも能率よく入浴者を下降でき、好都合である。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000103471 【氏名又は名称】オージー技研株式会社
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| 【出願日】 |
平成11年11月12日(1999.11.12) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2001−137308(P2001−137308A) |
| 【公開日】 |
平成13年5月22日(2001.5.22) |
| 【出願番号】 |
特願平11−323283 |
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