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【発明の名称】 マッサージ機
【発明者】 【氏名】廣澤 俊夫

【要約】 【課題】回転する主軸パイプ15に取り付けられた一対のもみローラ65、67が揺動し、互いの間隔が拡縮することによりマッサージ動作を行い、この回転を行うモータ11を利用して間隔の変更が行えるマッサージ機において、間隔の変更を速い速度で行えるようにする。

【解決手段】モータ11の減速を行う3段式遊星ギヤ機構13の出力部分である第三遊星ギヤ33に主軸パイプ15を連結し、第三サンギヤ25に内筒部材37を連結し、また、所定上のトルクでスリップするようにスリップ連結機構41を介して、第三サンギヤ25にねじ棒39を緩く連結する。ねじ棒の外周に螺合するフィードナット43は、内筒部材と回転方向にのみ係止し、主軸パイプを構成し互いに摺動を可能な2つのパイプのうち一方のパイプ15bに対し、軸方向にのみ係止する。また、ねじ棒39の他端には、回転を強制的に止めるソレノイドブレーキ51が設けられる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】主軸パイプが回転されることで、この主軸パイプに傾斜して取り付けられた一対のもみローラが揺動し、この揺動によってこれらもみローラの互いの間隔が拡縮することによりマッサージ動作を行い、前記主軸パイプは伸縮自在にするために二つのパイプが同軸状態で重ねられ回転方向にのみ係止されて構成され、主軸パイプの内部に同軸に設けられるねじ棒が回転されることで、このねじ棒の外周に形成された雄ネジに螺合するフィードナットが移動し、前記二つのパイプのうちフィードナットに係止する一方のパイプが移動することで前記一対のもみローラの互いの間隔が変更できるマッサージ機において、前記主軸パイプを回転するためのモータと、このモータに接続され減速を行う減速ギヤ機構と、前記減速ギヤ機構の出力ギヤに連結された前記主軸パイプと、前記減速ギヤ機構の出力ギヤよりもモータ側のギヤに連結し前記ねじ棒の外周側に配置される回転伝達部材と、前記減速ギヤ機構の出力ギヤよりもモータ側のギヤに所定以上のトルクでスリップするようにゆるく連結した前記ねじ棒と、前記回転伝達部材と回転方向にのみ係止し前記主軸パイプを構成する二つのパイプのうち一方のパイプに軸方向にのみ係止する前記フィードナットと、前記ねじ棒の回転を強制的に止めるブレーキと、を有することを特徴とするマッサージ機。
【請求項2】前記減速ギヤ機構は、主軸パイプの内部に設けられた3段式遊星ギヤ機構であり、この3段式遊星ギヤ機構を構成するために、前記モータの出力軸が連結する第一サンギヤと、第一サンギヤの周囲で公転する第一遊星ギヤと、第一遊星ギヤの周囲で固定される第一リングギヤと、前記第一遊星ギヤと連結する第二サンギヤと、第二サンギヤの周囲で公転する第二遊星ギヤと、第二遊星ギヤの周囲で固定される第二リングギヤと、前記第二遊星ギヤと連結する第三サンギヤと、第三サンギヤの周囲で公転する第三遊星ギヤと、第三遊星ギヤの周囲で固定される第三リングギヤと、が設けられ、前記出力ギヤは、前記3段式遊星ギヤ機構の前記第三遊星ギヤであり、前記減速ギヤ機構の出力ギヤよりもモータ側のギヤは、前記第三サンギヤ、第二サンギヤ、または第一サンギヤであることを特徴とする請求項1に記載のマッサージ機。
【請求項3】前記回転伝達部材は、前記ねじ棒の外周側に同軸に配置される内筒部材であることを特徴とする請求項1、または2に記載のマッサージ機。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、回転する主軸に傾斜して取り付けられた一対のもみローラが、回転により揺動し、この揺動によってローラの互いの間隔が拡縮することにより、マッサージ動作を行い、更に前記間隔を自動的に変更できるマッサージ機の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、出願人が平成10年特許願312013号として、既に出願しているように、一対のもみローラの間隔が拡縮することによりマッサージ動作を行い、この間隔を自動的に変更できるマッサージ機を提案している。
【0003】すなわち、主軸パイプが回転されることで、この主軸パイプに傾斜して取り付けられた一対のもみローラが回転しつつ揺動する。この揺動によって、これらもみローラの互いの間隔が拡縮することにより、マッサージ動作が行われる。
【0004】さらに、主軸パイプは伸縮自在にするために内パイプと外パイプの2つのパイプが同軸状態で重ねられ、回転方向にのみ係止されて構成される。主軸パイプの内側にはねじ棒が同軸に設けられる。このねじ棒は通常の状態で主軸パイプと共に回転するが、もみローラの互いの間隔を変更する際には、ブレーキにより回転が停止される。このとき、このねじ棒と、ねじ棒に螺合しているフィードナットとの間には相対回転が生じる。したがって、このフィードナットが軸方向に移動し、フィードナットに係止し軸パイプを構成するうちの一方のパイプが移動し、主軸パイプの伸縮が行われる。このようにして主軸パイプを回転させる1つのモータにより、もみローラの間隔の変更も自動的に行えることとなる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、モータの回転は減速機を介して主軸パイプへ伝えられ、強い力で主軸パイプを回転するようになっている。このため主軸パイプの回転は一般には遅く、したがってもみローラの間隔を変更する際のフィードナットの回転も遅いものとなる。よって、このフィードナットとねじ棒の相対回転によって行われる間隔の変更も、速度が遅くなっていまう。
【0006】この発明は、以上の課題を解決するためになされたもので、1つのモータで主軸パイプの回転と、もみローラの間隔の変更が行え、しかも、間隔の変更を速い速度で行えることができるマッサージ機を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するために、第一の発明は、主軸パイプが回転されることで、この主軸パイプに傾斜して取り付けられた一対のもみローラが揺動し、この揺動によってこれらもみローラの互いの間隔が拡縮することによりマッサージ動作を行い、前記主軸パイプは伸縮自在にするために二つのパイプが同軸状態で重ねられ回転方向にのみ係止されて構成され、主軸パイプの内部に同軸に設けられるねじ棒が回転されることで、このねじ棒の外周に形成された雄ネジに螺合するフィードナットが移動し、前記二つのパイプのうちフィードナットに係止する一方のパイプが移動することで前記一対のもみローラの互いの間隔が変更できるマッサージ機において、前記主軸パイプを回転するためのモータと、このモータに接続され減速を行う減速ギヤ機構と、前記減速ギヤ機構の出力ギヤに連結された前記主軸パイプと、前記減速ギヤ機構の出力ギヤよりもモータ側のギヤに連結し前記ねじ棒の外周側に配置される回転伝達部材と、前記減速ギヤ機構の出力ギヤよりもモータ側のギヤに所定以上のトルクでスリップするようにゆるく連結した前記ねじ棒と、前記回転伝達部材と回転方向にのみ係止し前記主軸パイプを構成する二つのパイプのうち一方のパイプに軸方向にのみ係止する前記フィードナットと、前記ねじ棒の回転を強制的に止めるブレーキと、を有することを特徴とするマッサージ機である。
【0008】第二の発明は、更に、前記減速ギヤ機構は、主軸パイプの内部に設けられた3段式遊星ギヤ機構であり、この3段式遊星ギヤ機構を構成するために、前記モータの出力軸が連結する第一サンギヤと、第一サンギヤの周囲で公転する第一遊星ギヤと、第一遊星ギヤの周囲で固定される第一リングギヤと、前記第一遊星ギヤと連結する第二サンギヤと、第二サンギヤの周囲で公転する第二遊星ギヤと、第二遊星ギヤの周囲で固定される第二リングギヤと、前記第二遊星ギヤと連結する第三サンギヤと、第三サンギヤの周囲で公転する第三遊星ギヤと、第三遊星ギヤの周囲で固定される第三リングギヤと、が設けられ、前記出力ギヤは、前記3段式遊星ギヤ機構の前記第三遊星ギヤであり、前記減速ギヤ機構の出力ギヤよりもモータ側のギヤは、前記第三サンギヤ、第二サンギヤ、または第一サンギヤであることを特徴とするマッサージ機である。
【0009】第三の発明は、更に、前記回転伝達部材は、前記ねじ棒の外周側に同軸に配置される内筒部材であることを特徴とするマッサージ機である。
【0010】
【発明の実施の形態】この発明の一実施形態を図1乃至図5において説明する。
【0011】図2に示す全体外観図のように、このマッサージ機1のハウジング3全体は、三日月のよな概略円弧状を成し、この略円弧状の略中央の内側に、布などのフレキシビリティのあるカバー5によって覆われたマッサージ動作を行う機構が設けられる。略円弧状の図中左端部は、ハンドル部7となっており、このハンドル部7の末端には電源コード9が設けられている。
【0012】図2の縦断面である図1に示すように、電源コード9によって電源が供給されるモータ11には減速機構として3段式遊星ギヤ機構13が接続されている。
【0013】つまり、主軸パイプ15の図中左端に、モータ11が同軸に配置される。このモータ11連結する3段式遊星ギヤ機構13が、主軸パイプ15の左端の内部に配置される。この3段式遊星ギヤ機構13は、サンギヤ、遊星ギヤ、及びリングギヤの組み合わせが、3組同軸に配置されるものである。
【0014】すなわち 図3に示すように、この3段式遊星ギヤ機構13は、モータ11の出力軸17が連結する第一サンギヤ19の周囲を第一遊星ギヤ21が公転し、この第一遊星ギヤ21の周囲に第一リングギヤ23が固定して設けられる。第一遊星ギヤ21と連結する第二サンギヤ25の周囲を第二遊星ギヤ27が公転し、この第二遊星ギヤ27の周囲に第二リングギヤ29が固定して設けられる。第二遊星ギヤ27と連結する第三サンギヤ31の周囲で第三遊星ギヤ33が公転し、第三遊星ギヤ33の周囲に第三リングギヤ35が固定して設けられる。
【0015】そして、3段式遊星ギヤ13の出力部分である第三遊星ギヤ33に、主軸パイプ15が連結されている。この主軸パイプ15は伸縮自在にするために、2つのパイプ、すなわち内パイプ15aと外パイプ15bが同軸状態で重ねられ、回転方向にのみ係止されて、軸方向にはスライド可能に構成される。この係止は、例えば内パイプ15aの外周面に軸方向に形成された凸条が、外パイプ15bの内周面に形成された凹条に嵌合して成される。
【0016】この3段式遊星ギヤ機構13の第三サンギヤ31に連結して、回転伝達部材としての内筒部材37と、ねじ棒39が同軸に配置される。
【0017】すなわち、この内筒部材37は、ねじ棒39の外周側で、主軸パイプ15の内周側に、配置される。また、この第三サンギヤ31とねじ棒39は、スリップ連結機構41により、連結されている。このスリップ連結機構41は、所定上のトルクが生じるとスリップを生じ相対回転を許す連結機構である。
【0018】ねじ棒39に螺合するフィードナット43は、内筒部材37のスリット45を貫通している。このスリット45は軸方向に長く形成されている。これによりフィードナット45は軸方向へは移動できるが、回転方向には係止し移動できない構成となっている。
【0019】また、フィードナット43は、スリット45を貫通した先端47が、主軸パイプ15を構成する外パイプ15bに対し係止している。この係止は、外パイプ15bの内周側に設けられたリング状の凹部49に対して行われる。したがって、フィードナット43は、主軸パイプ15に対し回転方向の移動はできるものの、軸方向には係止され移動はできない構成となっている。
【0020】ねじ棒39の右端部は、ソレノイドブレーキ51に接続されている。すなわち、ねじ棒39の右端部に一体的に形成されたブレーキドラム53に対し、ソレノイド55により押圧されるブレーキシュウ57が配置される。
【0021】図1または図3に示すように、主軸パイプ15を構成する内パイプ15aと外パイプ15bには、それぞれもみローラ65、67が取り付けられる。この取付は傾斜して行われ、更に、主軸パイプ15に対してもみローラ65、67が略円周方向にのみ拘束されない状態で取付が行われる。
【0022】図4または図5に示すように、この取付機構は、内パイプ15aまたは外パイプ15bに取り付けられる取付スリーブ69の外周に、外周リテーナ71が一体的に設けられ、もみローラ65、67の内周に内周リテーナ73が設けられる。そして、外周リテーナ71と内周リテーナ73との間に鋼球75が保持される。これらもみローラの傾斜65、67の傾斜は、取付スリーブ69に対する内周リテーナ73の角度によって、主軸パイプ15と直交する線に対し傾斜角が左右対称となるように設定される。
【0023】また、各もみローラ65、67は主軸パイプ15に対し、偏心した位置で取付が行われ、これによりマッサージ動作を行う側、すなわち図中下側が突出した形状となっている。マッサージ動作を行わない側、すなわち図中上側には、図1に示すように、スライドガイド機構77が設けられ、もみローラ65、67の回転を防止すると共に、もみローラ65、67の揺動に伴うスライド動作を許容する構成となっている。
【0024】すなわち、このスライドガイド機構77は、もみローラ65、67のマッサージ動作を行なわない側の円周部に形成されたスリット状のガイド溝79に対し、板状のスライドガイド81が嵌合して構成される。このスライドガイド81は、ハウジング3に固定され、主軸パイプ15に沿って平行に配置される。
【0025】(動作)
[揺動のみによるマッサージ動作]モータ11が回転すると、その回転は3段式遊星ギヤ機構13により減速され、主軸パイプ15に伝えられる。主軸パイプ15が回転すると各もみローラ65、67は回転しつつ揺動しようとするが、この回転はスライドガイド機構77によって防止され、したがってもみローラ65、67は揺動のみを行う。
【0026】すなわち、主軸パイプ15が回転することで、主軸パイプ15の各外周リテーナ71の見かけ上の軸方向位置が図中左右に変化し、この変化は鋼球75及び内周リテーナ73を介してもみローラ65、67へ伝達される。よって、もみローラ65、67のマッサージ動作を行う側(図中下側)の間隔が左右に拡縮する揺動が行なわれ、マッサージ動作をする。
【0027】このとき、鋼球75の転がり摩擦により、もみローラ65、67も引きずられて回転しようとするが、もみローラ65、67に形成されたガイド溝79にスライドガイド81が嵌合していることにより、もみローラ65、67は回転を防止される。そして、揺動に伴い、もみローラ65、67はスライドガイド81に沿って主軸パイプ15の軸方向にスライド動作を行う。これにより、揺動は許容される。また、スライドガイド81は十分な長さを有し、後述する主軸パイプ15の伸縮動作も許容される。
【0028】[減速動作]3段式遊星ギヤ機構13による減速は、以下のように行われる。
【0029】すなわち、モータ11の出力軸17に連結された第一サンギヤ19が回転すると、第一遊星ギヤ21がゆるやかに公転し、この第一遊星ギヤ21と連結する第二サンギヤ25が回転する。第二サンギヤ25が回転すると第二遊星ギヤ27がよりゆるやかに公転し、この第二遊星ギヤ27と連結する第三サンギヤ31が回転する。第三サンギヤ31が回転すると第三遊星ギヤ33が更にゆるやかに公転し、この第三遊星ギヤ33に連結された主軸パイプ15が回転する。このようにして減速が行われ、大きなトルクで主軸パイプ15回転が行われる。
【0030】[もみ幅の変更動作]通常の状態では、ソレノイドブレーキ51はOFFである。
【0031】そして、モータ11が回転すると、3段式遊星ギヤ機構13の第三遊星ギヤ33に接続された主軸パイプ15が、もみローラ65、67とともに回転する。このとき、第三サンギヤ31に接続した内筒部材37、及び、ゆるく連結したねじ棒39、フィードナット43が、ともに速い速度で回転する。なぜならソレノイドブレーキ51はOFFであるので、ねじ棒39には所定以上のトルクは働かずスリップは生じないないためである。よって、フィードナット43とねじ棒材39の間には相対回転はなく、フィードナット43は移動することはない。このため、フィードナット43は、主軸パイプ15を構成する外パイプ15bのリング状の凹部49の中を回転する。
【0032】上記の状態で、もみ幅を変更する際には、ソレノイドブレーキ51はONされる。すると、ねじ棒39が回転を停止し、第三サンギヤ31との間で、スリップ連結機構41の部分によりスリップする。しかし、第三サンギヤ31に連結した内筒部材37、及び、この内筒部材37に回転方向に係止しているフィードナット43は、ともに速い速度で回転し続ける。したがって、フィードナット43とねじ棒39の間に、速い相対回転が生じる。これにより、フィードナット43が軸方向に移動し、フィードナット43により凹部49が軸方向に押圧されて、外パイプ15bが内パイプ15aに対し摺動し、もみローラ65、67の間隔が速く変更される。よって、マッサージを行うもみ幅が変更されることとなる。
【0033】(他の実施形態)以上の実施形態においては、減速ギヤ機構は3段式遊星ギヤ機構であったが、他の実施形態においては、他の通常の減速ギヤ機構であってもよい。
【0034】また、以上の実施形態においては、フィードナット43に回転を伝達する回転伝達部材は筒状の内筒部材37であったが、他の実施形態においては、必ずしも筒状である必要はない。例えば、フィードナットを挟んで設けられる2本の棒材であってもよい。
【0035】また、以上の実施形態においては、ねじ棒39は第三サンギヤ31にスリップ連結機構を介して直接に連結されるものであったが、他の実施形態においては図6に示すように、ねじ棒39は第三サンギヤ31に回転伝達部材(内筒部材37)を経由しスリップ連結機構41を介して、間接的に連結されるものとしてもよい。
【0036】また、以上の実施形態においては、ねじ棒39や内筒部材37は、第三サンギヤ31に連結されるものであったが、他の実施形態では、第二サンギヤ25または第一サンギヤ19とすることができ、更に速いもみ幅の変更が可能になる。
【0037】また、以上の実施形態においては、主軸パイプ15を伸縮自在にするために、径の異なる内パイプ15aと外パイプ15bが同軸状態で重ねられたが、他の実施形態においては、同径の二つのパイプにそれぞれ、軸方向に形成されるスリットを円周方向に複数設け、互いにスリットの部分へ挿入して伸縮自在の構成とすることもできる。
【0038】また、以上の実施形態においては、スライドガイド機構77は、各もみローラ65、67に形成されたガイド溝79と、このガイド溝79に嵌合するスライドガイド81であったが、他の実施形態においては、他のスライドガイド機構を設けることが可能である。たとえば、各もみローラ65、67に設けられた三日月円盤状のガイド凸部が、ハウジング側に設けられたスリット状のガイド凹部に嵌合し、これらのガイド凸部およびガイド凹部が、主軸パイプに沿って平行に配置されるものとすることが可能である。
【0039】また、以上の実施形態においては、もみローラ65、67を取り付ける取付機構は、鋼球75を有してなるものであったが、他の実施形態においては、他の取付機構とすることが可能である。たとえば、主軸パイプ15の外周に設けられたリング状の凹条または凸条が、もみローラ65、67の内周に設けられたリング状の凸条または凹条に嵌合するものとし、これら凸条または凹条を形成する材料がすべり摩擦の小さいものとすることが可能である。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、この請求項1、2、または3の発明によれば、減速ギヤ機構の出力ギヤよりもモータ側のギヤに連結する回転伝達部材は、出力ギヤに連結される主軸パイプよりも速い速度で回転し、したがってこの回転伝達部材により回転が伝達されるフィードナットも速く回転する。したがって、フィードナットの移動も速い速度で行われ、もみローラの間隔の変更も速い速度で行われる。
【0041】また、請求項2の発明によれば、更に、減速ぎア機構を3段式遊星ギヤ機構とし、主軸パイプの内部に設けることで、マッサージ機をコンパクト化できる。
【0042】また、請求項3の発明によれば、さらに、回転伝達部材を、ねじ棒の外周側に同軸に配置される内筒部材とすることにより、回転伝達部材の回転モーメントを小さくでき、回転を安定させられる。
【出願人】 【識別番号】391016989
【氏名又は名称】株式会社的場電機製作所
【出願日】 平成11年9月20日(1999.9.20)
【代理人】 【識別番号】100065260
【弁理士】
【氏名又は名称】谷山 守
【公開番号】 特開2001−87335(P2001−87335A)
【公開日】 平成13年4月3日(2001.4.3)
【出願番号】 特願平11−265990