トップ :: A 生活必需品 :: A61 医学または獣医学;衛生学




【発明の名称】 マッサージ機
【発明者】 【氏名】松本 宏司

【氏名】牧田 了

【氏名】猿田 雅史

【氏名】依田 裕希

【氏名】谷澤 孝欣

【要約】 【課題】施療(刺激)の強さを要求に応じて適切に切り換えることができるものとする。

【解決手段】上下に複数が並んでいる施療子11,12を左右一対で備えているマッサージ機において、上下に並んでいる複数の施療子11,12を出没させて人体と接触する施療子の数を変更する切換手段を備える。上下に並ぶ施療子すべてが人体に接触する状態から、人体に接触する施療子の数が少なくなるように切換手段を作動させることにより、力が分散されずに強い施療を受けられる状態とすることができる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 上下に複数が並んでいる施療子を左右一対で備えているマッサージ機において、上下に並んでいる複数の施療子を出没させて人体と接触する施療子の数を変更する切換手段を備えていることを特徴とするマッサージ機。
【請求項2】 大きさが異なる施療子が上下に並んでいることを特徴とする請求項1記載のマッサージ機。
【請求項3】 硬さが異なる施療子が上下に並んでいることを特徴とする請求項1記載のマッサージ機。
【請求項4】 切換手段は、両端に施療子が夫々取り付けられた円弧状アームと、該アームの中程に設けたラックと噛み合うピニオンと、該ピニオンを回転させるモータとからなることを特徴とする請求項1〜3のいずれかの項に記載のマッサージ機。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はマッサージ機、殊に上下に並んでいる施療子を左右一対で備えているマッサージ機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】マッサージ機において、図5に示すように、上下に2つ並んでいる施療子11,12を左右一対で備えているマッサージ機がある。総計4つの施療子11,12が同時に人体に接するようにしている上記マッサージ機では、左右2個の施療子しか備えていないマッサージ機に比して、施療子に体重を預けて施療を受ける時、荷重が分散されるために、施療刺激を弱めることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のマッサージ機では、強度の肩こりが生じたために強い施療を行わせたいと思っても、施療子の数が多い分だけ力が分散してしまって思うような刺激を得られないということになる。
【0004】本発明はこのような点に鑑みなされたものであって、その目的とするところは施療(刺激)の強さを要求に応じて適切に切り換えることができるマッサージ機を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】しかして本発明は、上下に複数が並んでいる施療子を左右一対で備えているマッサージ機において、上下に並んでいる複数の施療子を出没させて人体と接触する施療子の数を変更する切換手段を備えていることに特徴を有している。
【0006】上下に並ぶ施療子すべてが人体に接触する状態から、人体に接触する施療子の数が少なくなるように切換手段を作動させることにより、力が分散されずに強い施療を受けられる状態とすることができる。
【0007】この時、大きさが異なる施療子が上下に並んでいたり、硬さが異なる施療子が上下に並んでいると、さらに多様な施療を受けることができる。
【0008】切換手段としては、両端に施療子が夫々取り付けられた円弧状アームと、該アームの中程に設けたラックと噛み合うピニオンと、該ピニオンを回転させるモータとからなるものを好適に用いることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下本発明を実施の形態の一例に基づいて詳述すると、図2はマッサージ機の施療子の支持部分を示しており、上下に2つの施療子11,12が並んでいるが、両施療子11,12は円弧状のアーム13の両端に取り付けられている。また、上記アーム13はその中程がマッサージ機における施療機構の出力部であるアーム2の先端に取り付けられているのであるが、アーム13の中程にラック14を形成して、該ラック14をアーム2内に配したピニオン21に噛み合わせている。図中22はピニオン21の駆動用のモータである。
【0010】なお、上下に並ぶ施療子11,12は左右一対で設けられているのであるが、ここでは片側のみを示している。
【0011】このマッサージ機においては、アーム2を動かすことによって施療子11,12に施療動作を行わせるものであり、アーム2を軸方向に駆動すれば施療子11,12によって指圧マッサージを行わせることができるのであるが、モータ22によってピニオン21を回転させれば、アーム2によって回り止めガイドがなされているとともにピニオン21にラック14を噛み合わせているアーム13はその軸方向に動かされるものであり、2つの施療子11,12が共に人体に接触している状態から、アーム13を上方側へ動かした時には、図1(a)に示すように、上方側の施療子11のみが人体に接触する状態となり、逆に下方側へアーム13を動かした時には、図1(b)に示すように、下方側の施療子12のみが人体に接触する状態となる。
【0012】人体に接触する施療子11,12の数を変更することができるものであり、多く(図示例では総計4個)の施療子11,12が人体に接触する状態では、荷重の分散によって弱い刺激のマッサージを得ることができ、上下いずれかの施療子11,12のみが人体に接触する状態では、強いマッサージを得ることができる。
【0013】この時、図3に示すように、上下の施療子11,12の大きさを変えておけば、比較的強い刺激を大きな施療子11で、さらに強い刺激を小さい施療子12で受けることができ、また図4に示すように、上下の施療子11,12のうちの施療子11を硬質ゴムHで、他方の施療子12を軟質ゴムSで形成すれば、比較的強い刺激を柔らかい施療子12で、さらに強い刺激を硬い施療子11で受けることができる。
【0014】なお、ここでは上下に並ぶ施療子11,12の数を2つとしたが、さらに多くの施療子が上下に並んでいるものであってもよく、人体との接触数を変更する機構(切換手段)も図示例の構成に限るものではない。
【0015】
【発明の効果】以上のように本発明においては、上下に複数が並んでいる施療子を左右一対で備えているマッサージ機において、上下に並んでいる複数の施療子を出没させて人体と接触する施療子の数を変更する切換手段を備えているために、上下に並ぶ施療子すべてが人体に接触する状態から、人体に接触する施療子の数が少なくなる状態に切り換えることができるものであり、後者の状態にすれば、力が分散されずに強い施療を受けられる状態となるものであって、広範囲な強さ(刺激)のマッサージを行わせることができる。
【0016】この時、大きさが異なる施療子が上下に並んでいたり、硬さが異なる施療子が上下に並んでいると、施療子との接触間が施療子によって異なることになるために、さらに多様な施療を受けることができる。
【0017】そして切換手段としては、両端に施療子が夫々取り付けられた円弧状アームと、該アームの中程に設けたラックと噛み合うピニオンと、該ピニオンを回転させるモータとからなるものを好適に用いることができる。アームの移動量が少なくても一方の施療子を突出させる時、他方の施療子が後退するために、切換を小さいストロークで行うことができる。
【出願人】 【識別番号】000005832
【氏名又は名称】松下電工株式会社
【出願日】 平成11年9月27日(1999.9.27)
【代理人】 【識別番号】100087767
【弁理士】
【氏名又は名称】西川 惠清 (外1名)
【公開番号】 特開2001−87332(P2001−87332A)
【公開日】 平成13年4月3日(2001.4.3)
【出願番号】 特願平11−272343