| 【発明の名称】 |
リハビリ用器具 |
| 【発明者】 |
【氏名】榊原 学
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| 【要約】 |
【課題】リハビリ用器具の軽量化を図り、かつ、設置、撤去、運搬、収納の簡易化を行って少しの床面積の中に多種多様の器具を効率よく配置できるようにする。
【解決手段】 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 リハビリ用器具を支える支柱に、押出成形により中空体に形成したアルミまたはチタン製支柱を用い、該支柱の端部に、ゴムキャップを取り付けるかあみフレームなどの連結部材を取り付け、下端部に、キャスターおよびアジャスターを取り付けられるようにすることによって、器具自体を軽量化して、輸送ならびに設置場所の移動、格納時の出し入れを容易にできるようにしたことを特徴とするリハビリ用器具。 【請求項2】 前記アルミまたはチタン製支柱は、正面側に、前方に張り出す円弧面部を長さ方向に沿って具え、両側は垂直な平面部の中央に幅広の浅い溝部を長さ方向に沿って具え、背面側は、中央部分に長さ方向に沿って縁を対向させた適宜の幅の開口部を設け、開口部の内側に、適宜の厚みの板材を背面側に沿って挿通できるようにした左右一対の溝部を形成したことを特徴とする請求項1記載のリハビリ用器具。 【請求項3】 前記アルミまたはチタン製支柱は、前後から支柱を挟持して該支柱に緊締される取付け部材を介して、手首背屈運動器、肩関節輪転運動器、前腕回内外運動器等の上肢訓練用器体を取り付けられるようにしたことを特徴とする請求項1記載のリハビリ用器具。 【請求項4】 前記アルミまたはチタン製支柱は、下端にそれぞれキャスターとアジャスターを取り付けた3本または4本の同形支柱を用い、各支柱の上端に三角形または四角形のあみフレームを取り付けて、椅子または車椅子などを引き入れられるようにした三角形または四角形の立体的なフレームを構成し、該フレームに取付け軸を介して折り畳み式平行棒または滑車と重錘を具えた上肢交互運動器を備えるとともに、それぞれ前記取付け部材を介して、各支柱に、肩関節輪転運動器、前腕回内外運動器、手首背屈運動器等を取り付けられるようにしたことを特徴とする請求項1または3記載のリハビリ用器具。 【請求項5】 上端に四角形または三角形のあみフレームを取り付け、下端にそれぞれキャスターとアジャスターを取り付けた前記3本または4本のアルミまたはチタン製支柱で構成した前記フレームは、外側面に、上下肢用滑車重錘運動器、足関節起立矯正器、またはバスケット用ゴールリング、または肋木と肩腕拳上梯子を組み合わせた運動器を備えたことを特徴とする請求項1または4記載のリハビリ用器具。 【請求項6】 前記アルミまたはチタン製支柱は、前記開口部を具えた背面側を互いに向かい合わせにして起立するとともに上下を梁部材と接地部材とで互いに連結された2本の支柱として用いられ、該2本の支柱の間に、対向する2枚の平板間に適宜数の手摺りを横に配置した肋木部材を備え、この肋木部材の両側の上記平板を上記アルミ製支柱の溝部にそれぞれ嵌合させて肋木式運動器を構成するようにしたことを特徴とする請求項2記載のリハビリ用器具。 【請求項7】 前記アルミまたはチタン製支柱は、下端にそれぞれキャスターとアジャスターを取り付け、上端を平面板で互いに連結して階段の踊り場部を構成する4本の支柱として用いられ、上記踊り場部の四隅に、上下の伸縮を可能にした手摺り支柱を設け、左右の手摺り支柱間に手摺りを取り付ける一方、踊り場部の一方に踊り場部に沿ってスライドを可能にした階段部材を接続し、他方に着脱を自在にするとともに、上記階段部材の下部に嵌合できるようにした比較的に短い階段部材を用意して、両階段部材の手摺りをそれぞれ上記踊り場部の手摺りに沿って折り畳み可能に備えることにより、使用時には踊り場部に長短の階段部材を接続し、非使用時には踊り場部の下部内に両階段部材を重ねて収納して移動可能に備えるようにしたことを特徴とする請求項1記載のリハビリ用器具。 【請求項8】 前記アルミまたはチタン製支柱は、下端にそれぞれキャスターとアジャスターを取り付けた前後それぞれ一対の支柱と、中間の一対の支柱として用いられ、前後の支柱と中間の支柱との間を油圧ダンパーと連結ロッドとで折り畳み式に連結すると共に、左右一対の支柱の上端と、中間の支柱の上端に設けたT字形のブラケットとの間にそれぞれ下面の枠組みをヒンジさせて、前後一対のマット部材を取り付けて、折り畳みと移動を可能にしたマットプラットホームを構成するようにしたことを特徴とする請求項1記載のリハビリ用器具。 【請求項9】 前記アルミまたはチタン製支柱は、歩行練習用の平行棒の支柱として前後それぞれ一対ずつ用いられ、前後の支柱はそれぞれ設置盤に下端を接続して、歩行者を左右一対の平行棒間に誘導できるようするとともに、前端の支柱の下部に、昇降移動を可能にしてキャスターを設け、移動に際しては平行棒の後部を持ち上げて運搬できるようにしたことを特徴とする請求項1記載のリハビリ用器具。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、自力で運動が困難になった人の筋力維持とか運動機能の回復を介助する場合に使用されるようにしたリハビリ用器具の改良に関し、リハビリ用器具を支えるかまたは取り付ける支柱に、中空のアルミ材またはチタン材を用いたことを特長とするものである。 【0002】 【従来の技術】従来のこの種の器具においては、使用者の体重を支える部分とか運動の訓練に際して力が掛かる部分には、一般に鉄製のアングル材を溶接するとかリベット止めした重い機材が用いられている。 【0003】そして、これらの器具は、安全に使用できるように、床に対して定置的に設置されることが多く、多種多様のリハビリ器具を配置する場合には大きな床面積を要するという欠点がある。一方、近年リハビリ治療を要する人口が多くなるのにつれて、治療に適した多数の機種を揃えたリハビリルームを設ける必要が生じ、それにともなって器具の軽量化の促進とともに不使用時の器具の格納性が求められるようになった。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】このようなことから、本発明が解決しようとする課題は、リハビリ器具を構成する器材の軽量化を図るとともに、使用時には速やかに所望個所に移動でき、非使用時にはコンパクトに収納できるようにしたリハビリ用器具を提供することにある。 【0005】 【課題を解決するための手段】そこで本発明は、リハビリ用器具を支える支柱に、押出成形により中空体に形成したアルミまたはチタン製支柱を用い、該支柱の端部に、ゴムキャップを取り付けるかあみフレームなどの連結部材を取り付け、下端部に、キャスターおよびアジャスターを取り付けられるようにすることによって、器具自体を軽量化して、設置場所の移動、格納時の出し入れを容易にできるようにしたことを特徴とするリハビリ用器具を提供するものである。 【0006】上記のように構成した本発明リハビリ用器具は、最も重量の嵩む支柱部分に、アルミ製またはチタン製の中空体を用いているので、器具全体の軽量化ができる。また、器具の接地部分となる支柱の下端にキャスターを備えることにより、移動が容易になる。さらにキャスターに隣接して備えたアジャスターは、所望位置に設置するリハビリ用器具を安定よく床面に据え付けることができ、器具の設置、移動、撤去並びに収納にきわめて有用である。 【0007】 【実施例】以下に、本発明の実施例を図面について説明する。図1は、本発明に係る支柱1の平面図と縮小した正面図とその側面図を示すものである。支柱1はチタン製とすることもできるが、実施例に用いた支柱1は、押出成形によって得た中空のアルミ製である。また、該支柱1は適宜の断面形状の全周を有するパイプであってもよいが、実施例においては、図1の(a)に示すように正面側に前方に向けて張り出す円弧面部2を長さ方向に沿って具え、左右の側面は垂直な平面部の中央に幅広の浅い溝部3を長さ方向に沿って形成し、背面側は、中央部分に長さ方向に沿って縁4’を適宜の幅で対向させた開口部4を設け、開口部4の内側に、適宜の厚みの板材を背面側に沿って挿通できるようにした左右一対の溝部5を設けている。 【0008】図2ないし図4に示すように、両端にゴム製キャップ6を嵌着した支柱1は、中間の適宜位置に、該支柱を前後から挟んでねじ止めにより支柱1と一体に締結される取付け部材7を介して、所望の器具を取り付けるように用いられる。 【0009】図2の(a)に示す器具は、左右のグリップ8を把持して手首を回転させる前腕回内外運動器9、同図(b)に示す器具は、回転ガイド用リング10に、軸線を回転面に沿わせたグリップ8と、回転面に軸線を直交させたグリップ8’を取り付け、手首を回しながら腕を回転させるようにした肩関節輪転運動器11、同図(c)に示す器具は、太さの異なるグリップ8を把持して回転させるようにするとともに、グリップ8を把持しながらグリップ軸12を90°回転させ、グリップ8の向きを横から縦に変えられるようにした手首背屈運動器13である。 【0010】図3の(a)に示す器具は、左右のグリップ8を把持して手首を回転させる手首背屈運動器14、同図(b)に示す器具は、左右のグリップ8を把持して手首を回転させる前腕回内外運動器15である。 【0011】図4の(a)に示す器具は、グリップ8を把持してリング16を回転させるようにした回転リング形の肩関節輪転運動器17、同図(b)に示す器具は、グリップ8を把持してレバー18を回転させるようにしたレバー形の肩関節輪転運動器19である。 【0012】本発明に係るアルミ製またはチタン製の支柱1は、下部にキャスター20とアジャスター21を備えた複数本の同形の支柱1を、例えばあみフレーム22のような適宜の連結手段を用いて立体形のフレーム23に構成する場合もある(図5、6参照)。 【0013】図5の(a)に示す三角形のあみフレーム22aを用いて、キャスター20とアジャスター21をそれぞれ備えた3本の支柱1の頂部を連結するとともに、三角形の2辺に当たる下部を連結杆24で連結して、図中虚線で示すように椅子25を引き込めるようにした三角形のフレーム23aを形成し、上部に具えた取付け軸26に、重錘27と滑車28とからなる上肢交互運動器29を構成するようにも用いられる。 【0014】また、図6の(a)に示す四角形のあみフレーム22bを用いて、同じくキャスター20とアジャスター21をそれぞれ備えた4本のアルミ製またはチタン製の支柱1を頂部で横に連結し、下部を連結杆24で連結して、図中虚線で示すように車椅子30を引き込めるように間口の幅を広くした四角形のフレーム23bを形成し、上部に具えた取付け軸26に、重錘27と滑車28とからなる上肢交互運動器29を構成するとともに、間口の左右に折り畳み式の平行棒31を備えるようにすることもできる。上記フレーム23a、23bは、それぞれ椅子25、車椅子30およびベッドを引き込めるようにしている。また、フレーム23a、23bは、それぞれ専用のマットを取り付けることもできる。 【0015】三角柱状ないしは四角柱状に立体形的に構成されたフレーム23は、支柱1にそれぞれ前記取付け部材7を介して、図7ないし図9に示すように、手首背屈運動器14、前腕回内外運動器15、肩関節輪転運動器17、19を取り付けることができる。また、同上フレーム23には、上記の運動器の他に、図2、3中に示す前腕回内外運動器9、肩関節輪転運動器11、手首背屈運動器13を取り付ける場合もある。さらに、フレーム23は、図9中に示すように、足関節起立矯正板57を備えさせることもできる。なお、フレーム23は、5本以上の支柱1を使用してより多角的な立体に形成する場合もある。 【0016】前記のようにして3本または4本のアルミ製またはチタン製の支柱1で立体的に構成したフレーム23は、図10、11に示すように、外側面に、上下肢用滑車重錘運動器32、またはバスケット用ゴールリング33、または肋木34と肩腕拳上梯子35を組み合わせた運動器36を構成することができる。 【0017】また、本発明に係る支柱1は、図12に示すように、開口部4を具えた背面側を互いに向かい合わせにして起立するとともに上下を梁部材37と接地部材38とで互いに連結された2本の支柱として用い、、該支柱1、1の間に、対向する2枚の平板39間に適宜数の手摺り40を横に配置した肋木部材41を介在させ、この肋木部材41の両側の上記平板39を上記支柱1の溝部5にそれぞれ嵌合させ、図示のように背面側に支え41’を設けて肋木式運動器42を構成することができる。なお、上記肋木式運動器42の設置構造は、図示の態様に限らず任意に設計変更できる。 【0018】また、本発明に係るアルミ製またはチタン製の支柱1は、図13に示すように、下端にそれぞれキャスター20とアジャスター21を取り付け、上端を平面板43で互いに連結して階段の踊り場部44を構成する4本の支柱として用い、上記踊り場部44の四隅に、上下の伸縮を可能にした手摺り支柱45を設け、左右の手摺り支柱45間に手摺り40を取り付ける一方、踊り場部44の一方に踊り場部の裏面に沿ってスライドを可能にした階段部材46を接続し、他方に踊り場部44に対して着脱を自在にし、かつ、上記階段部材46の下に嵌合できるようにした比較的に短い階段部材47を用意して、両階段部材46、47の手摺り40をそれぞれ上記踊り場部44の手摺り支柱45に沿って折り畳み可能に備えることにより、使用時には踊り場部44の前後両側に長短の階段部材46、47を接続し、非使用時には踊り場部44の下部内に重ねて収納して移動可能な収納型の階段式運動器48を構成することもできる。なお、上記アジャスター21は、ロック付きキャスターを代用する場合もある。さらに、短い階段部材47は、他方の階段部材46と踊り場部を介してL字形に連結できるようにする場合もある。 【0019】本発明に係るアルミ製またはチタン製の支柱1は、図14に示すように、下端にそれぞれキャスター20とアジャスター21を取り付けたそれぞれ前後一対の支柱1と、中間の一対の支柱1として用い、前後の支柱1と中間の支柱1との間を油圧ダンパー49と連結ロッド50とで折り畳み式に連結する一方、前後の支柱1の上端と、中間の支柱1の上端に設けたT字形のブラケット51との間にそれぞれ下面の枠組み52をヒンジさせて、前後一対のマット部材53a、53bを取り付けて、折り畳みと移動を可能にしたマットプラットホーム54を構成することができる。 【0020】本発明に係るアルミ製またはチタン製の支柱1は、図15の(a)に示すように、歩行練習用の平行棒55の支柱1として前後それぞれ一対ずつ用い、前後の支柱1、1の下端にそれぞれ設置盤56を接続して、歩行者を左右一対の平行棒間に誘導できるようするとともに、前端の支柱1の下部に、昇降移動を可能にしてキャスター20を設け、同図(b)に示すように、移動に際しては、平行棒55の後部を持ち上げて運搬できるようにすることもできる。 【0021】以上詳記した各実施例にのように本発明リハビリ器具は、最も重量の嵩む支柱部分にアルミ製支柱1を用いているので、従前の同種の器具に比べ平均して約50パーセントの軽量化ができた。また、支柱部の下端にキャスター20とアジャスター21を備えることにより、自由に収納、運搬そして移動ができるようになり、床面積に対する機種、機数の設置数を数倍に増やすことができるようになる。 【0022】なお、本発明の実施に際して、アルミ製またはチタン製の支柱の形状と、その上下に取り付けられるゴム製キャップと連結部材およびキャスターならびにアジャスターの態様等各部材の形状は、図示の態様に限定されるものではなく、本発明の要旨にそって任意に設計変更されることはいうまでもない。 【0023】 【発明の効果】以上のように構成した本発明によれば、リハビリ器具の運用に当たって、軽量化にともなう移動、収納、設置の簡略化ができ、床面積の効率的な活用を促進できるというきわめて優れた効果が期待できる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】597140132 【氏名又は名称】伯井 勝美
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| 【出願日】 |
平成11年9月22日(1999.9.22) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100095049 【弁理士】 【氏名又は名称】加藤 幸則
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| 【公開番号】 |
特開2001−87327(P2001−87327A) |
| 【公開日】 |
平成13年4月3日(2001.4.3) |
| 【出願番号】 |
特願平11−268854 |
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