| 【発明の名称】 |
マッサージ装置及びソファー装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】大下 昭治
【氏名】伊橋 孝明
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| 【要約】 |
【課題】この発明は良好なクッション性能を持たせることができるようにしたマッサージ装置を提供することにある。
【解決手段】基体15と、この基体の上面に所定方向に沿って設けられたガイドレール17と、マッサージローラ33,34を有し上記ガイドレールに沿って走行可能に設けられた保持体27と、上記基体の所定方向一端部に設けられ上記保持体を上記ガイドレールに沿って走行駆動する駆動装置と、上記基体の上面のほぼ全体にわたって上記保持体の走行を阻止することのない状態で設けられた弾性材40と、この弾性材の上面を被覆した外装地45とを具備したことを特徴とする。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 基体と、この基体の所定方向に沿って走行自在に設けられた保持体と、この保持体を上記基体の所定方向に沿って往復駆動する駆動手段と、上記基体の上面の上記マッサージローラの走行範囲のほぼ全体にわたって上記保持体の走行を阻止することのない状態で設けられた弾性材と、この弾性材の上面を被覆した外装地とを具備したことを特徴とするマッサージ装置。 【請求項2】 上記弾性材は、複数に分割されて上記保持体に接触すると共に、保持体と接触する面には耐摩耗性の保護シートが設けられていることを特徴とする請求項1記載のマッサージ装置。 【請求項3】 上記弾性材は、複数に分割されて上記保持体に接触すると共に、保持体と接触する面には耐摩耗性と滑沢性を有する保護シートが設けられていることを特徴とする請求項1記載のマッサージ装置。 【請求項4】 上記基体には上記保持体の走行をガイドするガイド部材が設けられ、このガイド部材は上記外装地上に仰臥する利用者の背面の凹凸形状に対応する凹凸形状に屈曲されていることを特徴とする請求項1記載のマッサージ装置。 【請求項5】 座枠と、この座枠の一側に設けられた背凭れ体とを有し、上記座枠には請求項1に記載されたマッサージ装置が載置されていることを特徴とするソファー装置。 【請求項6】 座枠には、マッサージ装置を起上させるための起上体が起伏自在に設けられていることを特徴とする請求項5記載のソファー装置。 【請求項7】 上記マッサージ装置の端部には、マッサージを受けるときにウエイトとなる砂袋が上記外装地に取付けられた保持布によって着脱自在に保持されてなる肘掛け体が設けられていることを特徴とする請求項4記載のソファー装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は基体の長手方向に沿ってマッサージローラを往復走行させるマッサージ装置及びそのマッサージ装置を用いたソファー装置に関する。 【0002】 【従来の技術】マッサージ装置には種々のタイプのものがあり、その1つとして利用者の全身をマッサージすることができるマットレスタイプがある。マットレスタイプのマッサージ装置の一般的な構造は矩形板状の基板を有する。この基板の上面には長手方向に沿ってガイドレールが設けられている。このガイドレールにはマッサージローラを備えた保持体が走行可能に設けられる。この保持体は上記基体の長手方向一端部に設けられた駆動装置によって上記ガイドレールに沿って往復駆動されるようになっている。 【0003】上記基体の上面は外装地によって被覆されている。そして、この外装地上に利用者が仰臥した状態で上記マッサージローラを走行駆動すれば、利用者の背面を全体にわたってマッサージすることができる。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】利用者が外装地上に仰臥してマッサージを受ける場合、その快適さによってマッサージを受けながら眠ってしまうことがある。その場合、上記マッサージローラの走行駆動は、通常、タイマによって一定時間後に停止するようになっている。そのため、マッサージを受け過ぎるのは防止することができるものの、基体は硬く、クッション性能をほとんど備えていないため、マッサージ装置上で長時間にわたって睡眠してしまうと、身体に疲れが生じるなどのことがある。 【0005】また、マッサージ装置は上述したように基体の上面にガイドレールが設けられた構造であるから、マッサージを受けない場合には、たとえばクッション体などとして利用することができないため、不使用時には邪魔になるだけであり、付加価値を高めるためにマッサージを受けないときに他の用途に利用できるようにすることが望まれている。 【0006】この発明は、良好なクッション性能を持たせることで、快適に利用することができ、しかもマッサージ装置として利用しないときにはクッション体として利用することができるようにしたマッサージ装置及びそのマッサージ装置を用いたソファー装置を提供することにある。 【0007】 【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、基体と、この基体の所定方向に沿って走行自在に設けられた保持体と、この保持体を上記基体の所定方向に沿って往復駆動する駆動手段と、上記基体の上面の上記マッサージローラの走行範囲のほぼ全体にわたって上記保持体の走行を阻止することのない状態で設けられた弾性材と、この弾性材の上面を被覆した外装地とを具備したことを特徴とするマッサージ装置にある。 【0008】請求項2の発明は、上記弾性材は、複数に分割されて上記保持体に接触すると共に、保持体と接触する面には耐摩耗性の保護シートが設けられていることを特徴とする請求項1記載のマッサージ装置にある。 【0009】請求項3の発明は、上記弾性材は、複数に分割されて上記保持体に接触すると共に、保持体と接触する面には耐摩耗性と滑沢性を有する保護シートが設けられていることを特徴とする請求項1記載のマッサージ装置にある。 【0010】請求項4の発明は、上記基体には上記保持体の走行をガイドするガイド部材が設けられ、このガイド部材は上記外装地上に仰臥する利用者の背面の凹凸形状に対応する凹凸形状に屈曲されていることを特徴とする請求項1記載のマッサージ装置にある。 【0011】請求項5の発明は、座枠と、この座枠の一側に設けられた背凭れ体とを有し、上記座枠には請求項1に記載されたマッサージ装置が載置されていることを特徴とするソファー装置にある。 【0012】請求項6の発明は、座枠には、マッサージ装置を起上させるための起上体が起伏自在に設けられていることを特徴とする請求項5記載のソファー装置にある。 【0013】請求項7の発明は、上記マッサージ装置の端部には、マッサージを受けるときにウエイトとなる砂袋が上記外装地に取付けられた保持布によって着脱自在に保持されてなる肘掛け体が設けられていることを特徴とする請求項4記載のソファー装置にある。 【0014】請求項1の発明によれば、基体の上面のほぼ全体にわたって弾性材を設けたことで、外装地上に仰臥した利用者に快適なクッション性能を呈することができ、しかも上記弾性材が保持体の走行を阻止することがないから、マッサージ装置としての機能の低下を招くこともない。 【0015】請求項2の発明によれば、弾性材の保持体と接触する面に耐摩耗性の保護シートを設けるようにしたので、弾性材が走行駆動される保持体に擦られても、早期に損耗するのを防止することができる。 【0016】請求項3の発明によれば、保護シートは耐摩耗性だけでなく滑沢性も備えているから、早期に損耗することがないばかりか、滑沢性によって保持体を円滑に走行させることが可能となる。 【0017】請求項4の発明によれば、ガイド部材を利用者の背面の凹凸形状に対応する凹凸形状に形成したことで、マッサージローラによって利用者の背面を確実にマッサージすることができる。 【0018】請求項5の発明によれば、マッサージ装置をクッション体として利用することで、マッサージ機能を有するソファー装置を提供できる。 【0019】請求項6の発明によれば、座枠にマッサージ装置を起上させるための起上枠を設けたことで、利用者は上半身を起した状態あるいは下半身を上げた状態でマッサージを受けることができる。 【0020】請求項7の発明によれば、マッサージ装置の端部に砂袋を保持布によって着脱自在に保持した肘掛け体を設けたことで、上記砂袋をマッサージを受けるときのウエイトとしても利用することができる。 【0021】 【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図面を参照して説明する。 【0022】図1乃至図11はこの発明の第1の実施の形態を示し、図1はソファー装置Sの斜視図である。このソファー装置Sは座枠1を有する。この座枠1は図2乃至図4に示すように矩形枠状をなしていて、長手方向(幅方向)両端部には短手方向(前後方向)に沿って第1の補強桟2aが架設されている。 【0023】一対の第1の補強桟2aの両端部には三角形状の取付板3が設けられ、この取付板3にはそれぞれ脚4が取付けられている。第1の補強桟2と上記座枠1の幅方向両側辺とには第2の補強桟2bが架設されている。 【0024】上記座枠1の長手方向中途部には起上体としてのコ字状に形成された起上枠5が、その両端部を上記座枠1の前端側と後端側の内側面に設けられた連結部6に回動可能に連結されている。この起上枠5の両側端部には被駆動桟7が架設され、この被駆動桟7の中途部にはブラケット8が設けられている。 【0025】上記ブラケット8にはガススプリング9の一端が枢着されている。このガススプリング9の他端は一方の第1の補強桟2の中途部に垂設されたブラケット11に枢着されている。上記座枠1の前端側には上記ガススプリング9を作動させるための操作レバー12が設けられている。 【0026】したがって、上記操作レバー12を操作して上記ガススプリング9を図3に示すように縮小した状態から伸長させると、図3に示すように座枠1の長手方向一端側に倒伏した起上枠5が図4に示すように両端部を支点として起上方向に回動するようになっている。 【0027】なお、上記起上枠5は、倒伏した状態で自由端側が一方の第1の補強桟2によって支持されるようになっており、図2に示すように倒伏状態の上面には第1の床板10aが設けられ、また座枠1の長手方向他端側には第2の床板10bが架設されている。なお、起上枠5は枠状体に第1の床板10aを設けて構成したが、板状部材によって構成してもよい。 【0028】上記座枠1の上面にはマッサージ装置13が載置され、前後方向後端には背凭れ体14が立設されている。図9に示すように、上記マッサージ装置13は矩形板状の基体15を有する。この基体15はナイロン(商品名)、ポリプロピレン、ポリビニールあるいはウレタンなどの合成樹脂によって形成されていて、長手方向中途部には基体15を折り曲げることができるようにするための複数の溝からなる第1の柔軟部16が形成されている。 【0029】上記基体15の上面には長手方向に沿うガイド部材としての一対のガイドレール17が所定間隔で平行に設けられている。このガイドレール17の中途部には、上記基体15に形成された第1の柔軟部16に対応する箇所に、ガイドレール17を折り曲げ可能とする第2の柔軟部17aが形成されている。 【0030】上記ガイドレール17の一端側には駆動装置18が設けられている。この駆動装置18は、筐体19を有し、この筐体19の一側と他側にはそれぞれ互いに噛合した一対の歯車21が設けられている。各歯車21にはプーリ22が一体的に設けられている。そして、各歯車21は上記筐体19内に設けられた駆動源23によって回転駆動されるようになっている。 【0031】各一対のプーリ22の一方と他方にはそれぞれ帯状鋼板などからなる駆動ベルト24(図8に示す)の一端部と他端部とが巻回されている。図8に示すように、上記駆動ベルト24の中途部は上記ガイドレール17に形成された上部通路25と下部通路26とにわたって挿通されている。 【0032】上記駆動源23によって歯車21が回転駆動されると、上記駆動ベルト24は一端部が一方のプーリ22に巻回され、他端部が他方のプーリ22から繰り出される。それによって、上記通路25,26に挿通された部分がこの通路に沿って所定方向へ走行するようになっている。 【0033】上記一対のガイドレール17には保持体27が走行可能に設けられている。この保持体27は一対の端部材31を有し、この端部材31には上記ガイドレール17に形成された走行面28を転動する車輪29が設けられている。 【0034】上記一対の端部材31間には支軸32が架設されている。この支軸32には、軸方向中央部に一対の第1のマッサージローラ33が回転可能に設けられ、この第1のマッサージローラ33の外方には第2のマッサージローラ34が回転可能に設けられている。第1のマッサージローラ33は第2のマッサージローラ34よりも大径に形成されている。さらに、各ローラ33,34は摩擦抵抗の少ない材料、たとえばポリアセタールやポリプロピレンなどの材料によって形成されている。 【0035】図8に示すように、上記保持体27の端部材31は上記駆動ベルト24にワイヤ35によって連結されている。したがって、上記保持体27は上記駆動ベルト24の走行に連動するようになっている。つまり、保持体27はガイドレール17に沿って走行可能となっている。 【0036】なお、図9において、36は基体15を折り曲げたときに駆動源23の作動を停止させるための安全レバーである。この安全レバー36は、一端が駆動装置18の筐体19内にスライド可能に挿通され、他端は基体15の第1の柔軟部16よりも端部側の箇所に取付固定されている。 【0037】上記安全レバー36の一端部は上記筐体19内に設けられた図示しないマイクロスイッチに対向し、中途部には安全レバー36を基体15と共に屈曲可能とするコイル部37が形成されている。 【0038】基体15を屈曲すると、安全レバー36も屈曲するが、基体15との曲率の差によってその一端部がスライドし、マイクロスイッチを作動させる。それによって、動作状態にある駆動源23を停止させることができる。つまり、保持体27を走行駆動させた状態で基体15、つまりマッサージ装置13を所定角度以上、例えば45度以上に屈曲させると、保持体27の走行が停止するようになっている。 【0039】なお、ガイドレール17の駆動装置18側の一端部は基体15に固定され、他端側は図8に示す保持具38によってスライド可能に保持されている。したがって、基体15を屈曲させると、ガイドレール17は基体15に対してスライドするようになっている。 【0040】また、ガイドレール17はナイロンやポリプロピレンなどの柔軟な合成樹脂によって形成されていて、図10に示すように凹凸状に屈曲されて基体15の上面に設けられている。 【0041】つまり、基体15の上面の適所には硬質発砲体によって形成された変形部材39が設けられ、ガイドレール17は上記変形部材39の上面の曲面形状に沿って湾曲している。 【0042】ガイドレール17の湾曲形状は、マッサージ装置13上に仰臥する利用者の背面の凹凸形状と対応する逆の凹凸形状となっている。それによって、利用者の背面、とくに脚部や腰部などの凹んだ部分も、第1、第2のマッサージローラ33,34によって他の部分とほぼ同じ強さでマッサージを受けることができるようになっている。 【0043】上記基体15の上面には、この上面のほぼ全体にわたってウレタンフォームなどからなる弾性材40が設けられている。この弾性材40は複数の弾性ブロックに分割されている。すなわち、弾性ブロックは、図7と図8に示すように一対のガイドレール17の外側に位置する一対の側部ブロック41と、保持体27の支軸32とほぼ同じ高さ位置で上下に分割されるとともに、一対の第1のマッサージローラ33の箇所でそれぞれ幅方向に3分割された3つの下部ブロック42a〜42c及び3つの上部ブロック43a〜43cからなる。 【0044】下部ブロック42a〜42cと上部ブロック43a〜43cとの接合面間には、これら各ブロックを弾性変形させて上記保持体27の支軸32及び第1、第2のマッサージローラ33,34が入り込むことが可能となっている。つまり、保持体27の走行を阻止することのない状態となっている。 【0045】各ブロック42a〜42c,43a〜43cの上記支軸32及び第1、第2のマッサージローラ33,34に接合する面には弾性材40を形成する材料に比べて十分に高い耐摩耗性と滑沢性を有する保護シート44が接合固定されている。保護シート44としては、合成繊維などの布地や樹脂製のフィルムなどを用いることができる。 【0046】上記弾性材40を側部ブロック41、下部ブロック42a〜42c及び上部ブロック43a〜43aに分割したことで、基体15の上面のほぼ全体にわたって設けられた弾性材40が保持体27の走行を阻止することがない。しかも、保持体27を走行させたときに弾性材40の保持体27と接触する部分には保護シート44が設けられているため、この保護シート44の滑沢性によって保持体27に大きな摩擦抵抗を与えることがないばかりか、耐摩耗性によって弾性材40が早期に損耗するのを防止する。 【0047】なお、弾性材40の厚さは、この実施の形態では図8に示すようにその上面から大径なマッサージローラ33がわずかに突出する状態に設定されている。また、図5と図6に示すように、一対の下部ブロック42a,42cにはバイブレータ50が埋設されている。 【0048】上記弾性材44の上面、外周面及び基体15の下面は外装地45によって被覆されている。図8に示すように、外装地45の弾性材44の上面を被覆した部分の内面には伸縮性を有する布地からなる内側補強布46が設けられている。この内側補強布46によって上記外装地45が第1のマッサージローラ33に直接に擦られて早期に損傷するのを防止している。 【0049】上記マッサージ装置13の上面の長手方向両端部には肘掛け体48が設けられる。この肘掛け体48は、図11に示すように外装地45に中途部が縫着された帯状の保持布49を有し、この保持布49は一端部の上面に設けられたベルベットファスナ51を他端部に係合させることでループ状となる。ループ状の保持布49には砂袋52が保持される。それによって、砂袋52を肘掛け体48として利用できるようになっている。 【0050】利用者がマッサージ装置13上に仰臥してマッサージを受ける場合、上記保持布46を展開して砂袋47を取り外し、その砂袋47を脚部に載せるなどしてマッサージ用のウエイトとして利用することができる。 【0051】上記第2の床板10bの上面には、図2に示すように複数のベルベットファスナ53が設けられている。このベルベットファスナ53は座枠1上に載置されるマッサージ装置13の下面に係合する。それによって、起上枠5を起上させて上記マッサージ装置13を屈曲させたときに、このマッサージ装置13が起上方向にずれ動くのを阻止するようになっている。 【0052】このように構成されたソファー装置Sによると、座枠1上に載置されたマッサージ装置13は、その基体15の上面全体、つまり保持体27が走行する部分にも弾性材40が設けられている。そのため、利用者が着座した場合に、快適なクッション性を呈するから、このマッサージ装置13を座部クッション体として利用することができる。 【0053】ソファー装置Sとして利用する場合、図2に示すように起上枠5を起上させることで、マッサージ装置13を屈曲させることができるから、この屈曲した部分に寄り掛かることで、リクライニグシートとして利用することもできる。 【0054】一方、利用者がマッサージを受けたい場合には、マッサージ装置13上に仰臥する。そして、駆動装置18の駆動源23を作動させて保持体27をガイドレール17に沿って走行させれば、利用者の背面を上記保持体に設けられた第1のマッサージローラ33と第2のマッサージローラ34とによってマッサージすることができる。 【0055】利用者はマッサージを受けながら眠ってしまい、マッサージが終了したことに気がつかないことがある。そのような場合、利用者は長時間にわたってマッサージ装置13上に仰臥することになるが、マッサージ装置13は基体15の上面全体に弾性材40が設けられている。 【0056】そのため、利用者が眠ってしまい、長時間にわたりマッサージ装置13上に仰臥することになっても、上記弾性材40によって軟らかな状態で支持されるので、身体に疲労感を覚えるようなことがほとんどない。 【0057】マッサージ装置13に良好なクッション性能を持たせるために設けられた弾性材40は、側部ブロック41、下部ブロック42a〜42c及び上部ブロック43a〜43aに分割されている。 【0058】そのため、利用者がマッサージを受けるために保持体27を走行させても、この保持体27の支軸32やマッサージローラ33,34は各ブロックの接合面間を走行するから、上記弾性材40が保持体27の走行を阻止するようなことがない。なお、保持体27の端部材31は図8に示す側部ブロック41の側面と下部ブロック42a(42c)の側面とに間に形成された空間部53を走行するようになっている。 【0059】また、利用者がマッサージを受ける場合には、肘掛け体48を構成する砂袋52を保持した保持布52を外し、その砂袋52を利用者の側部などの軽い部分に載せてウエイトと利用する。それによって、利用者は脚部などの身体の軽い部分にも強いマッサージを受けることができる。 【0060】上記保持体27が走行するガイドレール17は図10に示すように利用者の身体の凹凸形状に対応する凹凸形状に屈曲している。そのため、利用者の身体の腰部や脚部などのように臀部に比べて凹んだ部分をマッサージするときには、上記保持体27は上方へ変位するから、利用者の身体の凹んだ部分を他の部分と同様、マッサージローラ33,34によって強くマッサージすることができる。 【0061】下部ブロック42a〜42c及び上部ブロック43a〜43aの上記保持体27と接触する面には耐摩耗性と滑沢性とを備えた保護シート44が設けられている。そのため、下部ブロック42a〜42c及び上部ブロック43a〜43aは、保持体27によって早期に損耗させられるということがないばかりか、保持体27との接触抵抗を増大させて保持体27の円滑な走行を妨げるということもない。 【0062】図12はこの発明の第2の実施の形態を示す保持体27の変形例で、この保持体27の第1、第2のマッサージローラ33,34には外周面に所定間隔で複数の突起33a,34bを設けるようにしたものである。 【0063】図13と図14はこの発明の第3の実施の形態を示し、この実施の形態は第1の実施の形態に示されたマッサージ装置13をベッド装置61のクッション体(マットレス)として利用するようにした。すなわち、上記マッサージ装置13は、長手方向一端にヘッドボード62が設けられたベッドフレーム63に載置するようにしたものである。 【0064】図15乃至図17はこの発明の第4の実施の形態を示す。この実施の形態はマッサージ装置15の保持体27Aを走行駆動する駆動手段の変形例である。すなわち、この実施の形態では、基体15Aが合成樹脂などの折り曲げ可能な材料によって板状に形成されたベース板15dと、このベース板15dに積層されたウレタンフォームなどの半硬質弾性材15eとからなる。 【0065】上記基体15Aの上面には、その長手方向に沿って駆動ねじ51が回転自在に設けられ、また基体15Aの上面の長手方向一端部には駆動源52が設けられている。この駆動源52は上記駆動ねじ51を正転方向あるいは逆転方向に選択的に回転駆動できるようになっている。 【0066】上記保持体27Aは、図15に示すように両端に一対のマッサージローラ53が回転自在に設けられた取付部54と、この取付部54と一体的に設けられた連結部55とを有し、この連結部55には上記駆動ねじ51に螺合するめねじ56が形成されている。 【0067】上記基体15Aの幅方向中央部には、上記保持体27Aの連結部55がスライド自在に係合する断面形状がほぼU字状のガイド部材57が長手方向ほぼ全長にわたって設けられている。このガイド部材57は図15に示すように半硬質弾性材15eに埋設されている。 【0068】基体15Aの上面には弾性材40が設けられる。この弾性材40は、保持体27Aの両側に位置する一対の側部ブロック41と、保持体27Aの一対のマッサージローラ53間の上部に位置する上部ブロック58と、保持体27Aの連結部55の両側に位置する一対の下部ブロック59に分割されている。 【0069】上部ブロック58の両側と、側部ブロック41の一側とは接合しており、上部ブロック58の下面と一対の下部ブロック59の上面は接合している。更に一対の下部ブロック59の対向する側面も接合している。 【0070】各ブロック41,58,59の上記保持体27Aに接触する面、つまり各ブロックの互いに接合する面は第1の実施の形態と同様、耐摩耗性と滑沢性とを備えた保護シート44で被覆されている。 【0071】上記保持体27Aは各ブロック41,58,59を弾性変形させながらこれらの接合面間を走行するようになっている。 【0072】このような構成によれば、駆動ねじ51を駆動源52によって回転駆動することで、保持体27Aを基体15Aの長手方向に沿って往復走行させることができる。 【0073】しかも、保持体27Aは駆動ねじ基体15Aの上面は、全体にわたって弾性材40が設けられているから、利用者に良好なクッション性能を与えることができる。 【0074】なお、第2、第3、第4の実施の形態において、第1の実施の形態と同一部分には同一記号を付して説明を省略する。 【0075】この発明は上記各実施の形態に限定されず、種々変形可能である。たとえば、この発明に係る基体は、板状部材に限られず、マッサージローラを走行せることができるための基礎となればよく、たとえば枠状体、箱状体あるいはガイド部材と板状部材とを一体成形したものなどであってもよく、要は保持体を走行自在に設けることができる構造であればよい。また、マッサージ装置は、ソファーの背凭れ体に設けるようにしてもよい。 【0076】 【発明の効果】請求項1の発明によれば、基体の上面のほぼ全体にわたって弾性材を設けるようにした。 【0077】そのため、外装地上に仰臥した利用者に快適なクッション性能を呈することができ、しかも上記弾性材が保持体の走行を阻止することがないから、マッサージ装置としての機能の低下を招くこともない。 【0078】請求項2の発明によれば、弾性材を複数に分割し、この弾性材の保持体が接触する面に耐摩耗性の保護シートを設けるようにした。 【0079】そのため、弾性材が走行駆動される保持体に擦られても、早期に損耗するのを防止することができる。 【0080】請求項3の発明によれば、保護シートに耐摩耗性だけでなく、滑沢性も備えさせたから、保持体の走行を円滑に行うことができる。 【0081】請求項4の発明によれば、ガイドレールを利用者の背面の凹凸形状に対応する凹凸形状に形成した。 【0082】そのため、利用者の身体の凹んだ部分を、他の部分と同様、マッサージローラによって確実にマッサージすることができる。 【0083】請求項5の発明によれば、マッサージ装置をクッション体として利用することで、マッサージ機能を有するソファー装置を提供することができる。 【0084】請求項6の発明によれば、座枠にマッサージ装置を起上させるための起上枠を設けるようにしたから、利用者は上半身を起したり、下半身を上げた状態でマッサージを受けることができる。 【0085】請求項7の発明によれば、マッサージ装置の端部に砂袋を保持布によって着脱自在に保持した肘掛け体を設けた。 【0086】そのため、上記砂袋をマッサージを受けるときのウエイトとしても利用することができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000010032 【氏名又は名称】フランスベッド株式会社
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| 【出願日】 |
平成11年7月27日(1999.7.27) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100058479 【弁理士】 【氏名又は名称】鈴江 武彦 (外5名)
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| 【公開番号】 |
特開2001−37834(P2001−37834A) |
| 【公開日】 |
平成13年2月13日(2001.2.13) |
| 【出願番号】 |
特願平11−212138 |
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