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【発明の名称】 手洗い器
【発明者】 【氏名】竹下 朱美

【氏名】安藤 茂

【要約】 【課題】洗浄効果があり消毒効果のある手指洗浄剤で手指を流水洗浄することができる洗面台を病室の中に設置しても、共通に利用する患者や見舞い客が誤飲してしまう可能性が生じないようにする。

【解決手段】湯又は水を吐水する湯水吐水手段と、殺菌液を吐出する殺菌液吐出手段とを備えた手洗い器において、使用者が携帯している個人識別情報を記憶した媒体から送信された信号を受信する個人識別情報読みとり手段と、該読み取り手段からの信号に基づいて殺菌液吐出手段からの殺菌液の吐出を許可・禁止するゲート手段とを備えたことを特徴とする。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 湯又は水を吐水する湯水吐水手段と、殺菌液を吐出する殺菌液吐出手段とを備えた手洗い器において、使用者が携帯している個人識別情報を記憶した媒体から送信された信号を受信する個人識別情報読みとり手段と、該読み取り手段からの信号に基づいて殺菌液吐出手段からの殺菌液の吐出を許可・禁止するゲート手段とを備えたことを特徴とする手洗い器。
【請求項2】 前記個人識別情報読みとり手段のメモリには、殺菌液の吐出を許可する個人識別情報が予め登録されており、使用者から送信される個人識別情報が該許可個人識別情報と一致するか否かを識別し、一致している場合にのみ該ゲート手段に対して殺菌液の吐出を許可すべき信号を送信することを特徴とする請求項1記載の手洗い器。
【請求項3】 前記殺菌液吐出手段は手指の有無を検出する手段が手指を検出すると殺菌液を吐出するよう構成されており、前記ゲート手段は手指の有無を検出する手段を起動することによって、殺菌液の吐出を許可することを特徴とする請求項1または請求項2記載の手洗い器。
【請求項4】 前記殺菌液吐出手段は、手洗い器に貯留された消毒用アルコールや手指消毒石鹸などを吐出することを特徴とする請求項1〜請求項3何れか記載の手洗い器。
【請求項5】 前記殺菌液吐出手段は、外部から供給された水を殺菌機能水へ改質して吐水することを特徴とする請求項1〜請求項3何れか記載の手洗い器。
【請求項6】 前記殺菌機能水は、次亜塩素酸水またはオゾン水であることを特徴とする請求項5記載の手洗い器。
【請求項7】 前記殺菌機能水への改質部が、外部給水源と前記湯水吐出手段の吐出部とを結ぶ流路中に設けられており、この湯水吐水手段の吐出部と前記殺菌液吐出手段の吐出部とが同じであることを特徴とする請求項5または6記載の手洗い器。
【請求項8】 前記ゲート手段は、前記殺菌機能水への改質部の動作を禁止することによって、殺菌液の吐出を禁止することを特徴とする請求項7記載の手洗い器。
【請求項9】 前記個人識別情報読みとり手段は、手洗い器本体と離れた位置に設置可能であることを特徴とする請求項1〜請求項8記載の手洗い器。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、飲用に不適な薬液などを吐出する機能を具備する手指衛生設備を管理するシステムにおいて、特に病院病室やパブリック洗面所など特定者(薬液を使用する者)と非特定者(薬液を使用しない者)が共同で安全に利用できる(システム)手洗い器に関する。
【0002】
【従来の技術】病院では介護や診療などの人体に接触、もしくは間接的に接触する行為をした場合、院内感染を予防するために消毒効果のある手指消毒剤や手指洗浄剤を使用して手指を消毒することが望まれている。手指消毒剤や手指洗浄剤は、例えばナースセンターに設置することが多かったが、最近では病室から院内感染の原因菌を持ち出さないという思想から各病室の出入り口に手指消毒剤を設置するようになってきた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、各病室の出入り口に手指消毒剤を設置したために、幼児や痴呆性患者にも危険な手指消毒剤を誤飲する可能性が生じている。また病室では介護や診療などの人体に接触、もしくは間接的に接触する行為を行なうので、例えば洗浄効果があり消毒効果のある手指洗浄剤で手指を流水洗浄することが望まれるが、そのような機能を有する洗面台を病室の中に設置しようものなら、共通に利用する患者や見舞い客が誤飲してしまう可能性がある。本発明は、前記課題を解決する手段を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段および作用・効果】上記課題を解決する為になされた請求項1記載の発明は、湯又は水を吐水する湯水吐水手段と、殺菌液を吐出する殺菌液吐出手段とを備えた手洗い器において、使用者が携帯している個人識別情報を記憶した媒体から送信された信号を受信する個人識別情報読みとり手段と、該読み取り手段からの信号に基づいて殺菌液吐出手段からの殺菌液の吐出を許可・禁止するゲート手段とを備えたことを特徴とする。本発明に従えば、例えば病院においては、個人識別情報を記憶した媒体を所有した看護者が手指洗浄用に使用していて、飲用すると人体に危険な消毒剤等を、個人識別情報を記憶した媒体を所有していない患者や見舞い客は使用することができないので、看護者が病室内に設置されている洗面台において例えば洗浄効果の高い手指洗浄剤等を使用しての手指洗浄が可能であり、病室内から病原菌を持ち出すことがなくなる。
【0005】上記課題を解決する為になされた請求項2記載の発明は、請求項1記載の手洗い器において、前記個人識別情報読みとり手段のメモリには、殺菌液の吐出を許可する個人識別情報が予め登録されており、使用者から送信される個人識別情報が該許可個人識別情報と一致するか否かを識別し、一致している場合にのみ該ゲート手段に対して殺菌液の吐出を許可すべき信号を送信することを特徴とする。本発明に従えば、例えば病院においては、個人識別情報の登録をしている看護者が手指洗浄用に使用していて、飲用すると人体に危険な消毒剤等を個人識別情報の登録をしていない患者や見舞い客が誤って誤飲することがない。また個人識別情報の登録をしている看護者のみが使用可能なので、看護者が病室内に設置されている洗面台において例えば洗浄効果の高い手指洗浄剤等を使用しての手指洗浄が可能であり、病室内から病原菌を持ち出すことがなくなる。また個人識別情報により看護者の個人情報が管理できるので、看護者の使用状況が把握でき、病棟の手洗い管理が可能となる。
【0006】上記課題を解決する為になされた請求項3記載の発明は、請求項1または請求項2記載の手洗い器において、前記殺菌液吐出手段は手指の有無を検出する手段が手指を検出すると殺菌液を吐出するよう構成されており、前記ゲート手段は手指の有無を検出する手段を起動することによって、殺菌液の吐出を許可することを特徴とする。本発明に従えば、殺菌液吐出手段は手指の有無を検出する手段が手指を検出すると殺菌液を吐出するよう構成されており、さらにゲート手段は手指の有無を検出する手段を起動することによって殺菌液の吐出を許可するので、手洗い時以外は殺菌液が吐出しないので、例えば個人識別情報を記憶した媒体を所有した看護者が、手洗い以外の作業を洗面台で行っている場合に、誤って殺菌液が吐出することがないので、殺菌液の無駄な使用がなくなる。
【0007】上記課題を解決する為になされた請求項4記載の発明は、請求項1〜請求項3何れか記載の手洗い器において、前記殺菌液吐出手段は、手洗い器に貯留された消毒用アルコールや手指消毒石鹸などを吐出することを特徴とする。本発明に従えば、殺菌液吐出手段は、消毒用アルコールや手指消毒石鹸などを吐出するので、個人識別情報の登録をしている看護者が病室内に設置されている洗面台において洗浄効果の高い消毒用アルコールや手指消毒石鹸などを使用しての手指洗浄が可能であり、病室内から病原菌を持ち出すことがなくなる。
【0008】上記課題を解決する為になされた請求項5記載の発明は、請求項1〜請求項3何れか記載の手洗い器において、前記殺菌液吐出手段は、外部から供給された水を殺菌機能水へ改質して吐水することを特徴とする。本発明に従えば、殺菌液吐出手段は、外部から供給された水を殺菌機能水へ改質して吐水するので、個人識別情報の登録をしている看護者が病室内に設置されている洗面台において洗浄効果の高い殺菌機能水を使用しての手指洗浄が可能であり、病室内から病原菌を持ち出すことがなくなる。また個人識別情報の登録をしている看護者が看護ケアで必要な器具類の洗浄除菌も出来、高価な消毒剤を使用すること無く、安価で容易に器具洗浄等も可能となる。
【0009】上記課題を解決する為になされた請求項6記載の発明は、請求項5記載の手洗い器において、前記殺菌機能水は、次亜塩素酸水またはオゾン水であることを特徴とする。本発明に従えば、殺菌液吐出手段は、次亜塩素酸水またはオゾン水であるので、個人識別情報の登録をしている看護者が病室内に設置されている洗面台において洗浄効果の高い次亜塩素酸水またはオゾン水を使用しての手指洗浄が可能であり、病室内から病原菌を持ち出すことがなくなる。また個人識別情報の登録をしている看護者が看護ケアで必要な器具類の洗浄除菌も出来、高価な消毒剤を使用すること無く、安価で容易に器具洗浄等も可能となる。
【0010】上記課題を解決する為になされた請求項7記載の発明は、請求項5または6記載の手洗い器において、前記殺菌機能水への改質部が、外部給水源と前記湯水吐出手段の吐出部とを結ぶ流路中に設けられており、この湯水吐水手段の吐出部と前記殺菌液吐出手段の吐出部とが同じであることを特徴とする。本発明に従えば、殺菌機能水への改質部が、外部給水源と湯水吐出手段の吐出部とを結ぶ流路中に設けられており、湯水吐水手段の吐出部と前記殺菌液吐出手段の吐出部とが同じであるので、洗面台に吐出部を複数設置する必要がない。
【0011】上記課題を解決する為になされた請求項8記載の発明は、請求項7記載の手洗い器において、前記ゲート手段は、前記殺菌機能水への改質部の動作を禁止することによって、殺菌液の吐出を禁止することを特徴とする。本発明に従えば、前記ゲート手段は、前記殺菌機能水への改質部の動作を禁止することによって、殺菌液の吐出を禁止するので個人識別情報を登録していない患者や見舞い客が湯水を使用する場合には、殺菌機能水への改質部の動作は禁止されているため誤っ殺菌機能水が吐出する事がない。
【0012】上記課題を解決する為になされた請求項9記載の発明は、請求項1〜請求項8記載の手洗い器前記個人識別情報読みとり手段は、手洗い器本体と離れた位置に設置可能であることを特徴とする。本発明に従えば、個人識別情報読みとり手段は、手洗い器本体と離れた位置に設置可能であるので、設置場所を選ばず、スペースのない狭い場所にでも設置ができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図面により詳細に説明する。ここでは病院における手洗い器について説明するが、本発明はこの場合に限られず食品加工施設での手洗い器などにも適用可能である。図1は本発明のブロック図を示す。手洗い器110は水道水を吐出する吐出機能部111とその前段に手指の有無を検出して吐出機能部111のON/OFFを制御する吐出機能部制御機構112、また使用許可指示が出された場合のみ使用可能な手指消毒器113、その後段に手指消毒器113から消毒剤を吐出する吐出機能部114、また手指消毒器113の前段に使用者が携帯し、個人識別情報を記憶するICカード120から送られる情報と使用者が携帯するICカード120と非接触で通信を行なう個人識別情報読みとり装置130から送られる情報とにより、手指消毒器の使用を許可・禁止するゲート機構115と、ゲート機構115と連動し手指の有無を検出して消毒剤の吐出機能部114のON/OFFを制御する吐出機能部制御機構116を備えている【0014】例えば病院において、看護者は個人を識別するための個人識別番号を記憶させたICカード120を携帯し業務を行っている。病棟の各個室の手洗い器110の脇には、看護者が携帯するICカードに記憶されている個人識別番号を識別する個人識別情報読みとり装置130が設置されている。個人識別情報読みとり装置130は看護者が手洗い器110の前に立つと、ICカード120より送信される個人識別番号を識別し、その情報が手指消毒器113の使用を許可する個人識別番号と一致する場合にのみ手洗い器110に備えられている手指消毒器の吐出機能部114が使用可能になるようにゲート機構115に指示を出し、開示させる。そしてそれに連動して、看護者が手指消毒器の吐出機能部114に手を差し出すと、吐出機能部制御機構116は手指の有無を検出し、消毒剤の吐出機能部114を開くので、看護者は吐出される消毒剤や手指洗浄剤を使用することができる【0015】一方でICカードを携帯していない患者や見舞客に対しては、個人識別情報読みとり装置130が作動しないため手指消毒器の使用を許可するゲート機構115は開示されず、手指消毒器が使用できないようになっている。一方で、水道水の吐出機能部111に手を差し出すと、吐出機能部制御機構112は手指の有無を検出し、水道水の吐出機能部111を開くようになっており、個人識別情報に関係なく、看護者または患者や見舞客誰でも水道水の使用が可能であるようになっている【0016】本実施例によれば、使用許可を求める使用者から送信される個人識別情報が個人識別情報読みとり装置によって読みとられないと手指消毒剤が吐出しないので、個人識別情報が登録されている看護者が手指洗浄用に使用していて、飲用すると人体に危険な消毒用アルコールや手指消毒石鹸などをID情報が登録されていない患者や見舞い客が誤って吐出させて誤飲することがない。
【0017】また個人識別情報が登録されている看護者のみが使用可能なので、看護者が病室内に設置されている洗面台において洗浄効果の高い手指洗浄剤等を使用しての手指洗浄が可能であり、病室内から病原菌を持ち出すことがなくなる。また個人識別情報により看護者の個人情報が管理できるので、看護者の使用状況が把握でき、病棟の手洗い管理が可能となる。
【0018】尚、本発明は係る実施例に限定されるものではない。図1の吐出機能部制御機構116は赤外線センサー(図示していない)を搭載していても良い。使用許可を求める使用者から送信される個人識別情報が許可個人識別情報と一致している場合にのみ吐出機能部制御機構116から赤外線センサーが発光し、手指消毒剤を吐出するので、個人識別情報を登録していない患者や見舞い客が誤って誤飲することがない。また個人識別情報を登録している看護者のみが使用可能なので、看護者が病室内に設置されている洗面台で看護ケアに有用な手指洗浄剤を使用することができる。また図1の使用者が携帯する個人識別情報を記憶するICカードは個人識別番号以外に、手荒れやアトピー性皮膚炎の有無やその病歴などの個人の生体情報などが含まれても良い。
【0019】図2は本発明の別の形態のブロック図を示す。手洗い器210は水道水を吐出する吐出機能部211とその前段に手指の有無を検出して吐出機能部211のON/OFFを制御する吐出機能部制御機構212、また使用許可指示が出された場合のみ使用可能な電解水生成機構213、その後段に電解水生成機構213で生成された除菌効果の高い電解水を吐出する吐出機能部214、また電解水生成機構213の前段に使用者が携帯するICカード120から送られる情報と使用者が携帯するICカード220と非接触で通信を行なう個人識別情報読みとり装置230から送られる情報とにより、電解水生成機構213の使用を許可・禁止するゲート機構215と、ゲート機構215と連動し手指の有無を検出して除菌効果の高い電解水の吐出機能部214のON/OFFを制御する吐出機能部制御機構216を備えている電解水生成機構213の使用を許可・禁止するゲート機構215は吐出機能部211のON/OFFを制御する吐出機能部制御機構212の前段にあり、電解水生成機構213の使用が許可された場合にのみ、電解水生成機構213に水道水が流れる仕組みになっている。
【0020】例えば病院において、看護者は個人を識別するための個人識別番号を記憶させたICカード220を携帯し業務を行っている。病棟の各個室の手洗い器210の脇には、看護者が携帯するICカードに記憶されている個人識別番号を識別する個人識別情報読みとり装置230が設置されている。個人識別情報読みとり装置230は看護者が手洗い器210の前に立つと、ICカード220より送信される個人識別番号を識別し、その情報が電解水生成機構213の使用を許可する個人識別番号と一致する場合にのみ、電解水生成機構213が使用可能なようにゲート機構215に指示を出し、開示させ、水道水が電解水生成機構に流れ込むようにする。そしてそれに連動して、看護者が電解水生成機構213の吐出機能部214に手を差し出すと、吐出機能部制御機構216は手指の有無を検出し、吐出機能部214を開くので、看護者は吐出される除菌効果の高い電解水を使用することができる【0021】一方でICカードを携帯していない患者や見舞客に対しては、個人識別番号識別装置230が作動しないため電解水生成機構の使用を許可するゲート機構215は開示されず、除菌効果の高い電解水が生成できないようになっている。一方で、水道水の吐出機能部211に手を差し出すと、吐出機能部制御機構212は手指の有無を検出し、水道水の吐出機能部211を開くので、個人識別情報に関係なく、看護者または患者や見舞客誰でも水道水の使用が可能となっている【0022】本実施例によれば、使用許可を求める使用者から送信される個人識別情報が識別装置によって読みとられないと除菌効果の高い電解水が吐出しないので、個人識別情報が登録されている看護者が手指洗浄用に使用していて、飲用に適さない除菌効果の高い電解水を個人識別情報が登録されていない患者や見舞い客が誤って吐出させて誤飲することがない。また個人識別情報が登録されている看護者のみが使用可能なので、看護者が病室内に設置されている洗面台において除菌効果の高い電解水を使用しての手指洗浄が可能であり、病室内から病原菌を持ち出すことがなくなる。また個人識別情報により看護者の個人情報が管理できるので、看護者の使用状況が把握でき、病棟の手洗い管理が可能となる。
【0023】尚、本発明は係る実施例に限定されるものではない。図2の電解水生成機構部213は次亜塩素酸含有水生成機構と置き換えても良い。使用許可を求める使用者から送信される個人識別情報が個人識別情報読みとり装置によって読みとられないと除菌効果の高い次亜塩素酸含有水が吐出しないので、個人識別情報読が登録されている看護者が手指洗浄用に使用していて、飲用に適さない除菌効果の高い次亜塩素酸含有水を個人識別情報読が登録されていない患者や見舞い客が誤って吐出させて誤飲することがない。また個人識別情報読が登録されている看護者のみが使用可能なので、看護者が病室内に設置されている洗面台において除菌効果の高い次亜塩素酸含有水を使用しての手指洗浄が可能であり、病室内から病原菌を持ち出すことがなくなる。また個人識別情報読により看護者の個人情報が管理できるので、看護者の使用状況が把握でき、病棟の手洗い管理が可能となる。
【0024】図2の電解水生成機構部213はオゾン水生成機構と置き換えても良い。使用許可を求める使用者から送信される個人識別情報読が個人識別情報読みとり装置によって読みとられないと除菌効果の高いオゾン水が吐出しないので、個人識別情報が登録されている看護者が手指洗浄用に使用していて、飲用に適さない除菌効果の高いオゾン水を個人識別情報が登録されていない患者や見舞い客が誤って吐出させて誤飲することがない。また個人識別情報が登録されている看護者のみが使用可能なので、看護者が病室内に設置されている洗面台において除菌効果の高いオゾン水を使用しての手指洗浄が可能であり、病室内から病原菌を持ち出すことがなくなる。また個人識別により看護者の個人情報が管理できるので、看護者の使用状況が把握でき、病棟の手洗い管理が可能となる。
【0025】図2の吐出機能部制御機構216は赤外線センサー(図示していない)を搭載していても良い。使用許可を求める使用者から送信される個人識別情報が許可個人識別情報と一致している場合にのみ吐出機能部制御機構216から赤外線センサーが発光し、機能水を吐出するので、個人識別登録していない患者や見舞い客が誤って誤飲することがない。また個人識別登録している看護者のみが使用可能なので、看護者が病室内に設置されている洗面台で看護ケアに有用な機能水を使用することができる。また看護者が病室内に設置されている患者が使用する洗面台において水栓に触れることなく機能水の使用が可能であるため、水栓を経由した交差感染もなくなる。
【0026】図3は本発明の実施形態を示す個人識別情報読みとり装置の機能ブロック図を示す。個人識別情報読みとり装置310の内蔵のマイクロプロセッサー311には電源回路312により制御用電源が供給されるようになっている。さらにマイクロプロセッサー311には個人識別情報を記憶しているメモリ313が接続されるとともに、看護者320が携帯するICカード315が記憶する個人識別受信装置314が接続されている。
【0027】例えば病院において、看護者320は個人を識別するための個人識別番号を記憶させたICカード315を携帯し業務を行っている。病棟の各個室の手洗い器(図示していない)の脇には、看護者が携帯するICカード315に記憶されている個人識別番号を識別する個人識別情報読みとり装置310が設置されている。看護者が手洗い器の前に立つと、看護者が携帯する個人識別番号を記憶させたICカードより送信される個人識別番号は個人識別番号受信装置314により読み込まれる。マイクロプロセッサー311は読み込まれた個人識別番号をメモリ313に記憶されている許可個人識別番号に照らし合わせ、その番号が使用を許可する個人識別番号と一致する場合にのみ、使用許可を指示する。
【0028】本実施例によれば、個人識別情報の登録をしている看護者が手指洗浄用に使用していて、飲用すると人体に危険な消毒剤等を個人識別情報の登録をしていない患者や見舞い客が誤使用することがない。また個人識別情報により看護者の個人情報が管理できるので、看護者の使用状況が把握でき、病棟の手洗い管理が可能となる。
【発明の効果】以上説明したごとく、飲用に不適な薬液などを吐出する機能を具備する手指衛生設備を管理するシステムにおいて、特に病院病室やパブリック洗面所など特定者(薬液を使用する者)と非特定者(薬液を使用しない者)を、使用許可を求める使用者から送信される個人識別情報により該許可個人識別情報と一致するか否かを識別し、特定者のみを使用可能とすることで、特定者と非特定者が共同で安全に利用できる手洗いシステムを提供できる。
【出願人】 【識別番号】000010087
【氏名又は名称】東陶機器株式会社
【出願日】 平成13年3月21日(2001.3.21)
【代理人】
【公開番号】 特開2001−340403(P2001−340403A)
【公開日】 平成13年12月11日(2001.12.11)
【出願番号】 特願2001−80103(P2001−80103)