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【発明の名称】 歯科用モニター付ドクターテーブル
【発明者】 【氏名】吉田 仁

【氏名】西岡 清明

【要約】 【課題】液晶モニターやビュワー等をドクターテーブルと患者が着座する歯科用椅子との中間位置に設け、患者の歯科治療情報を確認しながら、歯科用椅子の背凭れが立設した状態でのコンサルタント位置または歯科用椅子が寝た仰臥状態での治療位置状態のいずれにおいても、患者へのドクターから説明等が簡易にできるようにする。

【解決手段】基台1に軸支されるアーム2と、下端部で前記アーム2に支持され且つ電気的諸装置が組み込まれる縦型ボックス3と、該縦型ボックス3上部の一端に支持杆4により支持されるドクターテーブル5と、該縦型ボックス3上部の他端にはモニター9が設けられる。また前記モニターは、該縦型ボックスに対して上下動自在、水平方向に回動自在且つ上下方向に回動自在になっている。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 基台に軸支されるアームと、下端部で前記アームに支持され且つ電気的諸装置が組み込まれる縦型ボックスと、該縦型ボックス上部の一端に支持杆により支持されるドクターテーブルと、該縦型ボックス上部の他端にはモニターとが設けられることを特徴とする歯科用モニター付ドクターテーブル。
【請求項2】 前記モニターは、該縦型ボックスに対して上下動自在になっていることを特徴とする請求項1に記載の歯科用モニター付ドクターテーブル。
【請求項3】 前記モニターは、縦型ボックスに対して水平方向に回動自在になっていることを特徴とする請求項1に記載の歯科用モニター付ドクターテーブル。
【請求項4】 前記モニターは縦型ボックスに対して上下方向に回動自在になっていることを特徴とする請求項1に記載の歯科用モニター付ドクターテーブル。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、歯科治療台における患者もしくはドクターへの歯科治療情報を確認するためのモニターの設置に関する。
【0002】
【従来の技術】歯科に関する歯科治療情報、例えば歯科治療に際して、患者の治療状況を記したカルテ、口腔内写真およびX線写真などの情報については、ドクターはこれらの情報に基づき患者とのコミュニケーションを充分に行なった上で治療を行なうようにしている。
【0003】この際に患者もしくはドクターへの情報を確認する手段としてモニターなどが使用され、最近では液晶モニター等がドクターもしくは患者の確認できる位置に配備されている。一般的には、ドクターやアシスタントなどが使用する各ユニットのアーム等またはテーブル上方後部位置に設けられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の患者もしくはドクターへの歯科治療情報は、前記したように、ドクターやアシスタントなどが使用する各ユニットのアームに設けられている場合などは、設置位置によっては患者側からもしくはドクター側から離れているため、観察が困難となり、ドクターから患者への説明がしずらいと言う問題がある。
【0005】またドクターテーブルなどに設置された場合は、患者への説明の際、患者側から離れているため、患者はテーブル上に器具や薬品等が置かれているテーブル越しに観察しなければならず患者に対して恐怖心を抱かせることもある。いずれもドクターが患者に対してコンサルティングまたは治療を施す際に患者の治療情報等を確認しずらいという問題点があった。
【0006】本発明は、前記した問題点を解決せんとするもので、その目的とするところは、液晶モニターやビュワー等をドクターテーブルと患者が着座する歯科用椅子との中間位置に設け、患者の歯科治療情報を確認しながら、歯科用椅子の背凭れが立設した状態でのコンサルティングが可能で歯科用椅子が寝た仰臥状態での治療位置状態のいずれにおいてもドクターが画面上の情報を見ながら治療することができるように歯科用モニター付ドクターテーブルを提供せんとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の歯科用モニター付ドクターテーブルは前記した目的を達成せんとするもので、その手段は、基台に軸支されるアームと、下端部で前記アームに支持され且つ電気的諸装置が組み込まれる縦型ボックスと、該縦型ボックス上部の一端に支持杆により支持されるドクターテーブルと、該縦型ボックス上部の他端にはモニターが設けられる。
【0008】また前記モニターは、該縦型ボックスに対して上下動自在になっている。さらには前記モニターは、縦型ボックスに対して水平方向に回動自在になっている。また前記モニターは縦型ボックスに対して上下方向に回動自在になっている。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る歯科用モニター付ドクターテーブルの実施の形態を図面と共に説明する。
【0010】図1は歯科治療台全体を示す背面図、図2は歯科治療台全体を示す側面図、図3は患者とドクターとがコンサルティングする状態を示す平面図、図4はドクターがモニターを見ながら治療をする状態を示す平面図、図5はモニターの支持杆の構造を示す断面図、図6はモニターの支持杆の構造を示す拡大断面図である。
【0011】Aは患者、Bはドクターを示す。1は基台、2は前記基台1に回動自在に軸支されるアームであり、2aは前記アーム2の回転軸カバーである。3は前記アーム2に支持され、ハンドピースなどの歯科用器具や椅子等を制御するための電気的諸装置が組み込まれる縦型に形成される縦型ボックスである。
【0012】4は前記縦型ボックス3の上部一端に設けられる支持杆であり、上部には歯科用器具や薬品などを載置するための天板を有するドクター用のテーブルであり、前記支持杆4に対して回動自在に設けられている。
【0013】また前記テーブル4の前方下部には、歯科用器具等が係止または載置することのできるホルダー6が支持杆6aに支持されている。7は前記テーブルを移動させる際に掴む取っ手であり、適宜位置に位置させることができるようになっている。
【0014】8は前記電気的諸装置が組み込まれる縦型ボックス3の上部他端に設けられる支持杆であり、9は特に液晶モニターやビューワーなどの薄型画面で形成されるモニターである。10は椅子昇降部、11は椅子本体であり、11aはシート部、11bは背凭れである。
【0015】12は患者がうがいなどをするためのボールユニット、13は歯科治療を行なう際に患者の歯の治療部位を照射するための歯科用照明具であり、アーム14で水平移動且つ上下動自在に支持されている。
【0016】以上の構成から、図3および図4によって使用状態を説明する。治療を行なう前に患者に対して、治療の状況やX線写真などにより充分にコンサルティングを行なうが、その際の位置関係について図3で説明すると、患者Aは椅子シート11bに着座した状態の位置で、ドクターBは椅子の横に位置し前記モニター9が患者Aの方向に向くように位置させることができ、ドクターBはモニター9を見ながら患者Aに説明等を行なうようになっている。
【0017】また治療を行なう位置関係について図4で説明すると、患者Aは椅子シート11bに着座し、背凭れ11aを寝かせた仰臥状態で、ドクターBは患者Aの歯の治療部位の確認および治療を行なうようにしている。
【0018】その際、図示するように、モニター9はドクターBの方向を向くように位置させ、歯科治療情報を確認しながら治療等を施すことができるようになっている。以上のように、モニター9が支持されるアーム2とドクターテーブル5との間に設けられているため、患者BおよびドクターAが視認し易い位置に適宜移動できるようになっている。
【0019】次に、図5および図6に基づき前記モニター9の上下動の構成について説明する。8aは支持杆8の上部に設けられるブラケットであり、8bは雌ネジが施されるネジ孔である。15は前記支持杆8内を摺動するように設けられる摺動杆であり、外面に係止溝15aが設けられている。また摺動杆15の上方周縁には、適宜角度で切り溝15bが設けられている。さらには摺動杆15には周縁に凸部15cが設けられている。
【0020】16はツマミであり、雄ネジが施されたネジ16aを有し、前記雌ネジ孔15aに螺合している。従って、摺動杆15を適宜高さに位置させ、前記摺動杆15に設けられる係止溝15aに合わせ該ツマミ16を締めると、ネジ16aは前記係止溝15aに係合し摺動杆15は係止させる。またツマミ16を緩めると、ネジ16aは係止溝から離れ摺動杆15は摺動自在となり適宜高さで同様係止することができるようになっている。17は前記摺動杆15に対して回動自在に設けられ、且つモニター9が取り付けられるブラケットであり、摺動杆15に設けられる突出部15cで支持されている。また摺動杆15にはピン18が固着されており、前記切り溝15b内で水平方向に回動自在且つ係止されるようになっている。
【0021】19は前記ブラケット17に固定される支板であり、該支板19にはモニター9を支持しているブラケット19aが設けられている。20は軸であり、該軸20により前記ブラケット19aに対してモニター9が上下方向に回動自在になっている。21は治療情報やX線写真などが記憶されるホスト等に接続されるネットワーク上に接続されるコードである。
【0022】以上の構成から、モニター9は支持杆8に対して摺動する摺動杆15に取り付けられているため上下に移動且つ係止することができ、該モニター9を適宜高さに位置させることができる。
【0023】また前記摺動杆15上部周縁には切り溝15bが施されているため、切り溝15b内で回動自在且つ係止されるようになっているためモニター9は適宜角度で水平方向に回動自在になっている。さらにはモニター9はブラケット19に対して、軸20により上下方向に回動自在に設けられているため、椅子が上がった状態やドクターBが立位で治療する高い位置からでも視認できるようになっている。
【0024】
【発明の効果】本発明は前記したように、歯科治療を行なう際、患者へのコンサルタント時には、モニターをドクターと患者の略中間位置に簡易に位置させることができ、モニターを確認しながら治療状況などの情報またはX線写真などに基づき患者にコンサルティングできるようになる。
【0025】また治療時には、ドクターの視認できる位置に簡易に移動できるためドクターは患者の治療を行ないながらモニターで確認できるようになっている。
【0026】さらには、モニターが上下移動、回動自在また上下回転できるため、ドクターも適宜治療状態でモニターを簡易に位置させることができるため使い勝手の良いものとなっている。
【出願人】 【識別番号】000108672
【氏名又は名称】タカラベルモント株式会社
【出願日】 平成12年5月24日(2000.5.24)
【代理人】
【公開番号】 特開2001−327559(P2001−327559A)
【公開日】 平成13年11月27日(2001.11.27)
【出願番号】 特願2000−153854(P2000−153854)