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【発明の名称】 動態検出システム、及び動態検出装置
【発明者】 【氏名】今岡 薫

【氏名】中島 孝男

【氏名】奥田 敏仁

【要約】 【課題】本発明の課題は、被介護者の就寝姿勢から歩行開始までの一連の動作を動態別に検出する動態検出システム、及び動態検出装置を提供することである。

【解決手段】被介護者の就寝姿勢から、長座位、端座位、立位、歩行開始までの一連の動態を各動態別に段階的に検出する動態検出装置10と、検出された検出信号を動態信号として送信する伝送装置20と、送信された動態信号を受信し、表示情報や警報音として出力する出力部30と、を備える。
【特許請求の範囲】
【請求項1】被介護者の動態を検出して通知する動態検出システムにおいて、前記被介護者の一連の動態の内、少なくとも1つの動態を検出する動態検出手段と、この動態検出手段により検出された検出信号に基づいて前記被介護者の動態を識別し、該識別結果を動態信号として送信する送信手段と、この送信手段により送信された動態信号を受信し、該動態信号に基づいて前記被介護者の動態情報を出力する出力手段と、を備えることを特徴とする動態検出システム。
【請求項2】被介護者の動態を検出して通知する動態検出システムにおいて、前記被介護者の就寝姿勢から、長座位、端座位、立位、歩行開始までの一連の動態を各動態別に段階的に検出する動態検出手段と、この動態検出手段により検出された検出信号に基づいて前記被介護者の動態を識別し、該識別結果を動態信号として送信する送信手段と、この送信手段により送信された動態信号を受信し、該動態信号に基づいて前記被介護者の動態情報を出力する出力手段と、を備えることを特徴とする動態検出システム。
【請求項3】前記動態検出手段による検出信号の検出後、一定時間の経過後に再度検出信号が検出された場合のみ、前記動態信号を前記出力手段へ送信して動態の連続を判定する連続判定手段、を更に備えることを特徴とする請求項1または2記載の動態検出システム。
【請求項4】前記送信手段は、前記動態信号を前記出力手段へ無線送信することを特徴とする請求項1記載の動態検出システム。
【請求項5】前記送信手段は、前記出力手段による前記動態信号の受信状況に応じて、該動態信号の送信対象となる出力手段を切替えて送信することを特徴とする請求項1記載の動態検出システム。
【請求項6】前記出力手段は、前記送信手段より送信される動態信号に基づいて、前記被介護者の動態を、該動態変化の都度随時表示して通知することを特徴とする請求項1記載の動態検出システム。
【請求項7】前記送信手段より送信される動態信号に基づいて、前記被介護者の動態情報を経時的に記録する動態記録手段、を更に備えることを特徴とする請求項1記載の動態検出システム。
【請求項8】前記出力手段は、前記送信手段より無線送信される動態信号を受信する無線通信機器であることを特徴とする請求項1記載の動態検出システム。
【請求項9】前記出力手段は、前記送信手段より有線送信される動態信号を受信する有線通信機器であることを特徴とする請求項1記載の動態検出システム。
【請求項10】前記出力手段は、PHSであることを特徴とする請求項1記載の動態検出システム。
【請求項11】前記出力手段は、ポケットベルであることを特徴とする請求項1記載の動態検出システム。
【請求項12】前記出力手段は、ナースコールであることを特徴とする請求項1記載の動態検出システム。
【請求項13】前記出力手段は、テレメータであることを特徴とする請求項1記載の動態検出システム。
【請求項14】被介護者の動態を検出する動態検出装置において、前記被介護者の就寝姿勢から、長座位、端座位、立位、歩行開始までの一連の動態を各動態別に段階的に検出する動態検出手段、を備えることを特徴とする動態検出装置。
【請求項15】被介護者の動態を検出する動態検出装置において、前記被介護者の長座位を検出する長座位検出手段、を備えることを特徴とする動態検出装置。
【請求項16】前記長座位検出手段は、前記被介護者の長座位をセンサを用いて非接触検出することを特徴とする請求項15記載の動態検出装置。
【請求項17】前記長座位検出手段は、複数のセンサより構成されることを特徴とする請求項16記載の動態検出装置。
【請求項18】前記長座位検出手段は、床面と平行な面を回転面として回転可能に取り付けられた1つのセンサより構成されることを特徴とする請求項16記載の動態検出装置。
【請求項19】被介護者の動態を検出する動態検出装置において、前記被介護者の端座位を検出する端座位検出手段、を備えることを特徴とする動態検出装置。
【請求項20】前記端座位検出手段は、前記被介護者の端座位をセンサを用いて検出することを特徴とする請求項19記載の動態検出装置。
【請求項21】被介護者の動態を検出する動態検出装置において、前記被介護者の立位を検出する立位検出手段、を備えることを特徴とする動態検出装置。
【請求項22】前記立位検出手段は、前記被介護者の立位をセンサを用いて非接触検出することを特徴とする請求項21記載の動態検出装置。
【請求項23】被介護者の動態を検出する動態検出装置において、前記被介護者の長座位を検出する長座位検出手段と、前記被介護者の端座位を検出する端座位検出手段と、前記被介護者の立位を検出する立位検出手段と、を備えることを特徴とする動態検出装置。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】ベッド上の被介護者の動態を非接触検出する動態検出システム、及び動態検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、高齢化の進行に伴い、病人や老人等に付き添って起居動作の手助けをする介助の重要性が高まっている。この様な状況下で、例えば医療やリハビリテーションの現場では、病床における介護が必要な高齢者や入院患者等(以下、「被介護者」と称する。)がベッドから転落したり、無断離床する等、介助に支障を来している。このため、以前より被介護者の胴体や手足を抑制帯で縛る等していた。しかしながら、この様な方法では被介護者から体や行動の自由を奪い、自立心を害するだけでなく体力も低下する。
【0003】そこで、従来より被介護者に生じたベッドからの転落や離床等の異常事態を看護婦、施設指導員、家族等(以下、「介護者」と称する。)が認識するための技術が提案されている。例えば、特開平11−341474において、居室内に設置された赤外線カメラの撮像画像で被介護者の動態を監視し、モニタ表示する技術が開示されている。また、特開平10−94525には、ベッド近傍の床上に敷設された感圧式マットにより、被介護者の離床を検出し通知する技術が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の様な監視システムでは、撮像画像を介して被介護者の動態を間接的に検出するため、運用コストが高く小型化も困難である。更に、被介護者のプライバシー侵害となるという問題があった。また、感圧式マットでは、被介護者の動態が最も不安定な歩行開始時に初めて動態を検出して通知する構成のため、介護者が異常を検知して駆け付けた時には、既に被介護者が転倒している事があった。
【0005】本発明の課題は、被介護者の就寝姿勢から歩行開始までの一連の動作を動態別に検出する動態検出システム、及び動態検出装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため、本発明の請求項1記載の発明は、被介護者の動態を検出して通知する動態検出システム(例えば、図2の動態検出システム1)において、前記被介護者の一連の動態の内、少なくとも1つの動態を検出する動態検出手段(例えば、図2の動態検出装置10)と、この動態検出手段により検出された検出信号に基づいて前記被介護者の動態を識別し、該識別結果を動態信号として送信する送信手段(例えば、図2の伝送装置20)と、この送信手段により送信された動態信号を受信し、該動態信号に基づいて前記被介護者の動態情報を出力する出力手段(例えば、図2の出力部30)と、を備えることを特徴とする。
【0007】請求項1記載の発明によれば、被介護者の一連の動作の中から特定の動態を単独で検出できる。このため、介護者は被介護者の動態を明確に把握できる。
【0008】請求項2記載の発明は、被介護者の動態を検出して通知する動態検出システム(例えば、図2の動態検出システム1)において、前記被介護者の就寝姿勢から、長座位、端座位、立位、歩行開始までの一連の動態を各動態別に段階的に検出する動態検出手段(例えば、図2の動態検出装置10)と、この動態検出手段により検出された検出信号に基づいて前記被介護者の動態を識別し、該識別結果を動態信号として送信する送信手段(例えば、図2の伝送装置20)と、この送信手段により送信された動態信号を受信し、該動態信号に基づいて前記被介護者の動態情報を出力する出力手段(例えば、図2の出力部30)と、を備えることを特徴とする。
【0009】請求項2記載の発明によれば、被介護者の一連の動態を5段階に分けて、各動態別に検出して通知するため、介護者は動態変化の過程を詳細に把握できる。また、就寝姿勢という早い段階における動態検出が可能となり、介助の遅れによる被介護者の転倒や離床を未然に防止できる。
【0010】なお、前記出力手段は、動態情報を表示する手段に限らず、メロディやアラーム等で音声通知する手段、或いは表やグラフとして記録紙に印刷する手段を含む。
【0011】請求項3記載の発明は、請求項1または2記載の発明において、前記動態検出手段による検出信号の検出後、一定時間の経過後に再度検出信号が検出された場合のみ、前記動態信号を前記出力手段へ送信して動態の連続を判定する連続判定手段(例えば、図2の制御部21)、を更に備えることを特徴とする。
【0012】請求項3記載の発明によれば、請求項1または2記載の発明の効果に加えて、所定の動態が一定時間以上連続した場合にのみ検出して通知することが可能となる。このため、寝返りや伸び等の本来無視すべき僅かな動きを排除した精確な動態検出が可能となる。
【0013】請求項4記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記送信手段は、前記動態信号を前記出力手段へ無線送信することを特徴とする。
【0014】請求項4記載の発明によれば、請求項1記載の発明の効果に加えて、動態信号送信用の配線が不要となり設置が容易である。また、介護者や被介護者が配線コードに躓くこともない。
【0015】請求項5記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記送信手段は、前記出力手段による前記動態信号の受信状況に応じて、該動態信号の送信対象となる出力手段を切替えて送信することを特徴とする。
【0016】請求項5記載の発明によれば、請求項1記載の発明の効果に加えて、例えば、介護者の居所や回線負荷等によりPHSの受信状況が悪い時には、出力手段をポケットベル、ナースコール等のより確実な代替手段に切替えて動態信号を送信できるため、動態情報の未達や通知遅れを防ぐことができる。従って、動態検出システムの信頼性を向上できる。
【0017】なお、出力先の切替は自動でもよいし、切替釦によって予め介護者が所望の出力手段を選択可能な構成にしてもよい。
【0018】請求項6記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記出力手段(例えば、図2の表示部31a、表示部32a、LED33a)は、前記送信手段より送信される動態信号に基づいて、前記被介護者の動態を、該動態変化の都度随時表示して通知することを特徴とする。
【0019】請求項6記載の発明によれば、請求項1記載の発明の効果に加えて、被介護者の動態変化をリアルタイム且つ視覚的に通知する。このため、介護者は、被介護者の動態、及びその変化を早急に察知でき、被介護者の離床、転倒等を未然に防止できる。
【0020】なお、前記出力手段としては、例えば文字情報や記号情報が表示可能な液晶表示装置、複数色の点灯及び点滅が可能なLED、ランプ等が挙げられる。
【0021】請求項7記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記送信手段より送信される動態信号に基づいて、前記被介護者の動態情報を経時的に記録する動態記録手段(例えば、図2のテレメータ受信部34b)、を更に備えることを特徴とする。
【0022】請求項7記載の発明によれば、請求項1記載の発明の効果に加えて、被介護者の動態、及びその経時的変化の情報を長期間保存できる。従って、介護者はこれらの情報を一定期間集積することにより、各被介護者の行動パターンを統計的に分析することが可能となり、被介護者の適性に合わせた木目細かな介護計画の指針を立案できる。
【0023】なお、動態記録手段としては、例えば文字データや記号データを動態情報として記録可能な記憶媒体や、これらのデータを所定の用紙に印刷可能な印刷装置、テレメータ等が挙げられる。
【0024】請求項8記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記出力手段は、前記送信手段より無線送信される動態信号を受信する無線通信機器であることを特徴とする。
【0025】請求項8記載の発明によれば、請求項1記載の発明の効果に加えて、介護者は、例えばPHSやポケベル等の出力手段を利用した遠隔地における動態情報の受信が可能となる。また、動態信号受信用の配線が不要となり設置が容易である。更に、使用者が配線コードに躓くこともない。
【0026】請求項9記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記出力手段は、前記送信手段より有線送信される動態信号を受信する有線通信機器であることを特徴とする。
【0027】請求項9記載の発明によれば、請求項1記載の発明の効果に加えて、介護者は、例えばナースコール等の出力手段を利用して、通信状況や外来ノイズの影響を受け難く、動態情報をより確実に受信できる。
【0028】請求項10記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記出力手段は、PHS(例えば、図2のPHS31)であることを特徴とする。
【0029】請求項10記載の発明によれば、請求項1記載の発明の効果に加えて、タイムラグの短いPHSが動態情報をリアルタイムに受信する。従って、介護者が被介護者の近傍にいない場合でも動態を早急に把握できる。このため、介護者は被介護者に常時付き添う必要がない。
【0030】また、例えば、PHSに被介護者の居室番号やベッド番号を表示する構成とすれば、被介護者が複数人居る場合でも、異常の有った被介護者を適確且つ迅速に特定できる。また、介護者は着信音から聴覚的に異常を検知でき、認知漏れや遅れを防止できる。更に、PHSを携帯する介護者のみが動態を認知できるため、音声通知に比べて被介護者のプライバシーを保護できる。なお、前記出力手段は、例えばページャやポケットベルの様に表示情報のみ送受信するものでもよい。
【0031】請求項11記載の発明によれば、請求項1記載の発明の効果に加えて、前記出力手段は、ポケットベル(例えば、図2のポケベル32)であることを特徴とする。
【0032】請求項11記載の発明によれば、請求項1記載の発明の効果に加えて、出力手段として受信性能の高いポケットベルを使用することにより、被介護者の動態情報をより確実に介護者に通知できる。このため、通知漏れによる被介護者の離床、転倒等を防止できる。
【0033】請求項12記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記出力手段は、ナースコール(例えば、図2のナースコール33)であることを特徴とする。
【0034】請求項12記載の発明によれば、請求項1記載の発明の効果に加えて、出力手段としてタイムラグの無いナースコールを使用することにより、看護婦等の介護者が待機するナースステーションへ動態情報を即時通知することが可能となる。このため、介護者はナースコールの動作状態に基づいて、介護の要請や容態の変化等を早急に察知できる。
【0035】ここで、ナースコールは液晶表示部やLED(Light Emitting Diode)等を備え、被介護者の動態情報を文字や記号、或いはランプの点灯、点滅等により段階的に表示する構成としてもよい。これにより、介護者は動態情報を目視で感覚的に把握できる。
【0036】請求項13記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記出力手段は、テレメータ(例えば、図2のテレメータ受信部34b)であることを特徴とする。
【0037】請求項13記載の発明によれば、請求項1記載の発明の効果に加えて、送信手段から送信される動態信号を被介護者の動態情報として逐次記録できる。また、該動態情報を時系列データとして所定の用紙に印刷すれば、被介護者の動態、及びその経時的変化の記録を長期間保存できる。従って、介護者はこれらの情報を一定期間集積することにより、各被介護者の行動パターンを統計的に分析することが可能となり、被介護者の適性に合わせた木目細かな介護計画の指針を立案できる。
【0038】請求項14記載の発明は、被介護者の動態を検出する動態検出装置(例えば、図2の動態検出装置10)において、前記被介護者の就寝姿勢から、長座位、端座位、立位、歩行開始までの一連の動態を各動態別に段階的に検出する動態検出手段(例えば、図1〜図5の上部光センサ11、感圧シート12、下部光センサ13)、を備えることを特徴とする。
【0039】請求項14記載の発明によれば、被介護者の一連の動態を5段階に分けて、各動態別に検出するため、被介護者における経時的な動態の変化を検知できる。
【0040】請求項15記載の発明は、被介護者の動態を検出する動態検出装置において、前記被介護者の長座位を検出する長座位検出手段(例えば、図2の上部光センサ11)、を備えることを特徴とする。
【0041】請求項15記載の発明によれば、長座位専用の検出手段を備え、被介護者の動作の有無に限らず動態を常時明確に把握できる。また、感圧式マットに比べて早い長座位の段階で動態を検出するため、検出遅れによる被介護者の転倒、離床等を防止できる。
【0042】請求項16記載の発明は、請求項15記載の発明において、前記長座位検出手段は、前記被介護者の長座位をセンサ(例えば、図1〜図5の上部光センサ11)を用いて非接触検出することを特徴とする。
【0043】請求項16記載の発明によれば、請求項15記載の発明の効果に加えて、長座位検出手段を小型且つ容易に構成でき、室内環境の快適性を阻害することが少ない。また、例えばベッドのヘッドボードや壁面への後付実装、移動が容易である。更に、撮像画像による動態検出に比べて低コストである。また、センサにより直接的に長座位を検出するため、撮像画像を介した間接的な動態検出に比べてタイムラグが少なく被介護者のプライバシーも保護できる。なお、長座位検出手段は、光センサに限らず例えば超音波センサや熱線センサであってもよい。
【0044】請求項17記載の発明は、請求項16記載の発明において、前記長座位検出手段は、複数のセンサより構成されることを特徴とする。
【0045】請求項17記載の発明によれば、請求項16記載の発明の効果に加えて、被介護者の就寝位置のばらつきに因る検出漏れを抑えて、より高精度に長座位を検出できる。
【0046】請求項18記載の発明は、請求項16記載の発明において、前記長座位検出手段は、床面と平行な面を回転面として回転可能に取り付けられた1つのセンサより構成されることを特徴とする。
【0047】請求項18記載の発明によれば、請求項16記載の発明の効果に加えて、被介護者の上部に光線のスライス面を形成して長座位を検出することが可能となる。このため、1つのセンサで複数設置した場合と同等の効果が得られる。すなわち、被介護者の就寝位置のばらつきに因る検出漏れを抑えて、より高精度に長座位を検出できる。
【0048】請求項19記載の発明は、被介護者の動態を検出する動態検出装置において、前記被介護者の端座位を検出する端座位検出手段(例えば、図1〜図5の感圧シート12、下部光センサ13)を備えることを特徴とする。
【0049】請求項19記載の発明によれば、端座位専用の検出手段を備え、被介護者の動作の有無に限らず動態を明確に把握できる。また、感圧式マットに比べて比較的早い段階で動態を検出するため、検出遅れによる被介護者の転倒、ベッドからの転落等を防止できる。
【0050】請求項20記載の発明は、請求項19記載の発明において、前記端座位検出手段は、前記被介護者の端座位をセンサ(例えば、図1〜図5の感圧シート12、下部光センサ13)を用いて検出することを特徴とする。
【0051】請求項20記載の発明によれば、請求項19記載の発明の効果に加えて、端座位検出手段を小型且つ容易に構成でき、撮像画像による動態検出に比べて低コストである。また、センサにより直接的に端座位を検出するため、撮像画像を介した間接的な動態検出に比べ高精度である。なお、端座位検出手段は、光センサに限らず例えば超音波センサや熱線センサであってもよい。
【0052】請求項21記載の発明は、被介護者の動態を検出する動態検出装置において、前記被介護者の立位を検出する立位検出手段(例えば、図1〜図5の下部光センサ13)、を備えることを特徴とする。
【0053】請求項21記載の発明によれば、端座位専用の検出手段を備え、被介護者の動作の有無に限らず動態を明確に把握できる。また、感圧式マットに比べて比較的早い段階で動態を検出するため、検出遅れによる被介護者の転倒等を防止できる。
【0054】請求項22記載の発明は、請求項21記載の発明において、前記立位検出手段は、前記被介護者の立位をセンサ(例えば、図1〜図5の下部光センサ13)を用いて検出することを特徴とする。
【0055】請求項22記載の発明によれば、請求項21記載の発明の効果に加えて、立位検出手段を小型且つ容易に構成でき、撮像画像による動態検出に比べて低コストである。また、センサにより直接的に立位を検出するため、撮像画像を介した間接的な動態検出に比べ高精度である。なお、立位検出手段は、光センサに限らず例えば超音波センサや熱線センサであってもよい。
【0056】請求項23記載の発明は、被介護者の動態を検出する動態検出装置において、前記被介護者の長座位を検出する長座位検出手段(例えば、図1〜図5の上部光センサ11)と、前記被介護者の端座位を検出する端座位検出手段(例えば、図1〜図5の感圧シート12)と、前記被介護者の立位を検出する立位検出手段(例えば、図1〜図5の下部光センサ13)と、を備えることを特徴とする。
【0057】請求項23記載の発明によれば、被介護者の一連の動作をその動態別に検出することにより、介護者は被介護者の状態を詳細且つ明確に把握できる。
【0058】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図5を参照して本発明を適用した好適な実施の形態における動態検出システム1について説明する。
【0059】まず、図1を参照して動態検出装置10の設置構成を説明する。図1は、本発明に係る動態検出装置10をベッド2に適用した例を示す外観図である。動態検出装置10は、2個の上部光センサ11,11、2枚の感圧シート12,12、下部光センサ13より構成される。
【0060】図1に示す様に、ベッド2のヘッドボード2cには、マット側側面の上端中央部2箇所に夫々独立した上部光センサ11,11が、ベッド2の長手方向に投光可能な様に配設される。また、台座2bには、平面上の両側縁端部にテープ状の2枚の感圧シート12,12が、ベッド2の長手方向に沿って敷設される。そして、台座2bの上層部には台座2bと略同形のマット2aが載置される。更に、ヘッドボード2cに接触する壁面におけるベッド2の角部近傍2箇所には、下部光センサ13,13がベッド2の長手方向に投光可能な様に設置される。
【0061】次に、図2を参照して動態検出装置10の内部構成を説明する。図2は、本発明に係る動態検出装置10を利用して構成される動態検出システム1の機能的構成を示すブロック図である。図2に示す様に、動態検出システム1は、動態検出装置10、伝送装置20、出力部30より要部構成される。更に、動態検出装置10は、2個の上部光センサ11,11、2枚の感圧シート12,12、及び下部光センサ13,13より構成され、上部光センサ11は、投光部11a、受光部11bを内蔵し、下部光センサ13は、投光部13a、受光部13bを内蔵する。
【0062】上部光センサ11は、微弱な光線L1を常時投光する反射型の人感センサである。上部光センサ11は、内部に投光部11aと受光部11bを有する。投光部11aはセンサ側より該センサの設置面に対して垂直方向に光線L1を投射し、受光部11bはその反射光を受信して人体までの距離を測定する。ここで、人体が所定の距離内に存在する場合、伝送装置20へ検出信号を送信する。なお、各々の上部光センサ11が相互干渉しない様に、外部トリガ信号の出力タイミングは可変に設定されている。
【0063】なお、上部光センサ11を1個とし、ベッドの設置面(床面)と平行な面を回転面として所定の角度回転させることにより、ベッド2上に扇形の光線のスライス面を形成して被介護者の長座位を検出する構成としてもよい。
【0064】感圧シート12は、一次元方向の圧電効果を有する圧電性部材より構成されるテープ状の感圧センサである。感圧シート12は、その設置面に対して下方向に所定値以上の荷重を検知すると、検出信号を伝送装置20へ送信する。なお、感圧シート12は、平面使用、曲面対応の何れのタイプでもよいし、衝撃吸収機能を備えたものでもよい。下部光センサ13は、前述した上部光センサ11と同様に構成された反射型の人感センサであり、内部に投光部13aと受光部13bを有する。
【0065】なお、感圧シート12,12と下部光センサ13,13は、被介護者の離床側一方に夫々1個ずつ設置する構成としてもよい。これにより、動態検出システム1を簡易且つ低コストに構成できる。
【0066】伝送装置20は、制御部21、入力部22、記憶部23、伝送部24より構成され、各部はバスで接続される。制御部21は、伝送装置20の各部を統一的に制御し、動態検出装置10から反射光として検出されたセンサ信号は、入力部22へ入力されると、上部光センサ11、感圧シート12、下部光センサ13の組み合わせで被介護者の動態を判定する。
【0067】次に、制御部21は、該判定結果に基づいて動態信号を生成する。すなわち、何れの検出信号も受信しない場合、「就寝姿勢(横になった姿勢)」の動態信号を生成し、上部光センサ11の検出信号のみ受信した場合、「長座位(上体のみ起きた姿勢)」の動態信号を生成する。また、上部光センサ11の検出信号の解除後、感圧シート12、下部光センサ13の検出信号を受信した場合、「端座位(ベッド端に座った姿勢)」の動態信号を生成し、その後、感圧シート12の検出信号が解除された場合、「立位(ベッド脇に立った姿勢)」の動態信号を生成する。更に、その後、下部光センサ13の検出信号が解除された場合、「歩行開始」の動態信号を生成する。
【0068】また、制御部21は、各動態信号を出力部30へ伝送するため、記憶部23に予め登録されたPHS31の電話番号データを読み出す。伝送部24は、通知先釦(図示略)の設定に基づいて、読み出された電話番号データに対応する後述のPHS31へ上記動態信号を自動的に伝送する。ここで、回線不良や混雑等によりPHS31が動態信号を受信できない場合、伝送部24は該動態信号の伝送先をポケベル32へ切替える。更に、ポケベル32が動態信号を受信できない場合、伝送部24は該動態信号の伝送先をナースコール33へ切替える。なお、伝送部24による動態信号の伝送は、制御部21による動態信号の生成の都度、随時実行される。
【0069】また、制御部21は動態の継続を判定する。すなわち、動態検出装置10からの検出信号の受信後、一定時間(例えば、5,10,20秒)の経過後に前記検出信号の受信の有無を判定し、再度受信された場合にのみ、対応する動態信号を生成し伝送する。なお、制御部21は、1秒間隔で検出信号の受信の有無を随時判定し、その連続回数の計数値に基づいて動態の継続を判定する構成としてもよい。
【0070】出力部30は、例えばPHS(Personal Handyphone System)31、ポケベル32、ナースコール33、テレメータ34等である。PHS31は、所定の周波数帯域の電波信号を使った構内専用の無線通信端末であり、本体前面にLCD(Liquid Crystal Display)等により構成される表示部31aを有する。
【0071】PHS31は、伝送部24から伝送される動態信号を、構内交換装置P、及びアンテナAを介して受信すると、着信音を鳴動させると同時に、上記動態信号に基づく被介護者の動態情報を部屋、及びベッドの識別番号等と共に表示部31aに表示させる。この時、表示される動態情報は、「就寝中」、「長座位」、「端座位」、「立位」、「歩行開始」等の文字情報でもよいし、予め各動態に対応付けられた数字や記号でもよい。また、ベッド脇の伝送部24に送信用のPHS35を設置し、PHS35から伝送される動態信号を、屋外のPHSアンテナ(図示略)を経由させてPHS31で受信する構成としてもよい。
【0072】ポケベル32は、PHS31と同様に、伝送部24から伝送される動態信号を、構内交換装置P、及びアンテナAを介して受信すると、着信音を鳴動させると同時に、上記動態信号に基づく被介護者の動態情報を部屋、及びベッドの識別番号等と共に表示部32aに表示させる。
【0073】ナースコール33は、病院や老人養護施設内のナースステーションに設置される看護婦への通報装置である。ナースコール33は、表示ランプを有し、伝送部24から伝送される動態信号に基づいてLED(Light-Emitting Diode)32aを点灯または点滅させる。すなわち、LED32aは、例えば伝送された動態信号が「就寝姿勢」の場合は緑色、「長座位」の場合は黄色、「端座位」の場合は赤色を点灯させ、「立位」の場合は赤色を点滅させ、「歩行開始」の場合は赤色を素早く点滅させる。また、スピーカ32bが鳴動するメロディやチャイム等の警報音の種類によって各動態を通知する構成としてもよい。
【0074】テレメータ34は、テレメータ送信部34a、テレメータ受信部34b、印刷部34cより構成される遠隔測定装置である。テレメータ送信部34aは、伝送部24から動態信号として送信された電気信号を受信する。テレメータ受信部34bは、該動態信号を解読して被介護者の動態情報を逐次記録すると共に、印刷部34cにより該動態情報を時系列データとして所定の用紙に印刷することも可能である。
【0075】次に、図3〜図5を参照して動態検出システム1の具体的処理例を説明する。図3(a)は、被介護者の就寝姿勢時における動態検出動作を説明する斜視図である。図3(a)に示す様に、被介護者が就寝姿勢にある時、ベッド2或いはその近傍に配設された各センサは何れも無反応であるため、動態検出装置10は検出信号を送信しない。
【0076】次に、図3(b)は、被介護者の長座位時における動態検出動作を説明する斜視図である。図3(b)に示す様に、被介護者が長座位に移行した場合、上部光センサ11,11の投射する2本の光線L1,L1の少なくとも一方が被介護者を感知する。このため、上部光センサ11は伝送装置20へ検出信号を送信する。更に、5秒後、伝送装置20が上部光センサ11から再度検出信号を受信した時、伝送装置20は、該検出信号を受信し、「長座位」の動態信号を出力部30へ送信する。
【0077】図4(a)は、被介護者の端座位時における動態検出動作を説明する斜視図である。図4(a)に示す様に、被介護者が端座位に移行した場合、光線L1による人体の感知は解除される。同時に、2枚の感圧シート12,12の少なくとも一方が被介護者の荷重を感知すると共に、下部光センサ13の投射する光線L2が被介護者を感知する。このため、感圧シート12と下部光センサ13は伝送装置20へ検出信号を送信する。そして、伝送装置20は、2つの検出信号を受信し、「端座位」の動態信号として出力部30へ送信する。
【0078】次に、図4(b)は、被介護者の立位時における動態検出動作を説明する斜視図である。図4(b)に示す様に、被介護者が立位に移行した場合、感圧シート12による荷重の感知は解除される。これに対して、下部光センサ13の投射する光線L2は、被介護者を感知した状態を継続する。このため、感圧シート12は伝送装置20への検出信号の送信を停止する。そして、伝送装置20は、該検出信号の送信停止を検知し、「立位」の動態信号として出力部30へ送信する。
【0079】そして、図5(a)は、被介護者の歩行開始時における動態検出動作を説明する斜視図である。図5(a)に示す様に、被介護者が歩行を開始した場合、下部光センサ13の光線L2は、被介護者の感知を解除する。このため、動態検出装置10は伝送装置20への検出信号の送信を停止する。そして、伝送装置20は、該検出信号の送信停止を検知すると共に、「歩行開始」の動態信号を出力部30へ送信する。この様に、各センサは各動態検出専用のセンサとして機能する。
【0080】以上の様に、本実施の形態における動態検出システム1によれば、動態検出装置10を構成する各センサは、ベッド2上の被介護者の一連の動態を「就寝姿勢」、「長座位」、「端座位」、「立位」、「歩行開始」の各動態別に段階的に検出し、該検出信号を伝送装置20へ送信する。伝送装置20は、受信した検出信号の有無に基づいて、対応する動態信号を生成し出力部30へ随時伝送する。そして、出力部30は、伝送された動態信号に基づいて各動態を介護者に通知する。従って、介護者は、明確且つ早急に被介護者の動態を把握できる。その結果、被介護者の転倒や離床を未然に防止できる。
【0081】なお、本発明は、上記実施の形態の記述内容に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。例えば、出力部30は、上記動態信号を有線方式、テレメータ等で受信し、該受信日時と共に動態情報を経時的に記録する構成としてもよい。また、印刷手段を備え、所定の記録紙に動態情報を印刷する構成としてもよい。更に、複数の動態情報を時系列に集積し統計的に処理すれば、被介護者の動態の遷移過程や行動パターンを明確に把握、保存できる。これにより、介護者は介護の段取りや巡回タイムテーブル等を事前に立案できる。
【0082】また、上記実施の形態においては、上部光センサ11、下部光センサ13を夫々ベッド2、及び壁面に設置する構成としたが、被介護者の動態を光線により検出可能な位置であれば、ベッドの配置や室内環境に合わせて何処に設置してもよい。また、上記動態検出システム1を有線または無線LAN(Local Area Network)へ拡張して適用することも可能である。更に、各センサの個数、形状等の動態検出システム1の細部構成についても適宜変更可能である。
【0083】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、被介護者の一連の動作の中から特定の動態を単独検出できる。このため、介護者は被介護者の動態をより明確に把握できる。
【0084】請求項2記載の発明によれば、被介護者の一連の動態を5段階に分けて、各動態別に検出して通知するため、介護者は動態変化の過程を詳細に把握できる。また、就寝姿勢という早い段階における動態検出が可能となり、介助の遅れによる被介護者の転倒や離床を未然に防止できる。
【0085】請求項3記載の発明によれば、請求項1または2記載の発明の効果に加えて、所定の動態が一定時間以上連続した場合にのみ検出して通知することが可能となる。このため、寝返りや伸び等の本来無視すべき僅かな動きを排除でき、高精度な動態検出が可能となる。
【0086】請求項4記載の発明によれば、請求項1記載の発明の効果に加えて、動態信号送信用の配線が不要となり設置が容易である。また、介護者や被介護者が配線コードに躓くこともない。
【0087】請求項5記載の発明によれば、請求項1記載の発明の効果に加えて、例えば、介護者の居所や回線負荷等によりPHSの受信状況が悪い時には、出力手段をナースコールやポケットベル等のより確実な代替手段に切替えて動態信号を送信できるため、動態情報の未達や通知遅れを防ぐことができる。従って、動態検出システムの信頼性を向上できる。
【0088】請求項6記載の発明によれば、請求項1記載の発明の効果に加えて、被介護者の動態変化をリアルタイム且つ視覚的に通知する。このため、介護者は、被介護者の動態、及びその変化を早急に察知でき、被介護者の離床、転倒を未然に防止できる。
【0089】請求項7記載の発明によれば、請求項1記載の発明の効果に加えて、被介護者の動態、及びその経時的変化の情報を長期間保存できる。従って、介護者はこれらの情報を一定期間集積することにより、各被介護者の行動パターンを統計的に分析することが可能となり、被介護者の適性に合わせた木目細かな介護計画の指針を立案できる。
【0090】請求項8記載の発明によれば、請求項1記載の発明の効果に加えて、介護者は、例えばPHSやポケベル等の出力手段を利用した遠隔地における動態情報の受信が可能となる。また、動態信号受信用の配線が不要となり設置が容易である。更に、使用者が配線コードに躓くこともない。
【0091】請求項9記載の発明によれば、請求項1記載の発明の効果に加えて、介護者は、例えばナースコール等の出力手段を利用して、通信状況や外来ノイズの影響を受け難く、動態情報をより確実に受信できる。
【0092】請求項10記載の発明によれば、請求項1記載の発明の効果に加えて、PHSが動態情報をリアルタイムに受信する。従って、介護者が被介護者の近傍にいない場合でも動態を早急に把握できる。このため、介護者は被介護者に常時付き添う必要がない。
【0093】請求項11記載の発明によれば、請求項1記載の発明の効果に加えて、出力手段として受信性能の高いポケットベルを使用することにより、被介護者の動態情報をより確実に介護者に通知できる。このため、通知漏れによる被介護者の離床、転倒等を防止できる。
【0094】請求項12記載の発明によれば、請求項1記載の発明の効果に加えて、看護婦等の介護者が待機するナースステーションへ動態情報を随時通知することが可能となる。このため、介護者はナースコールの動作状態に基づいて、介護の要請や容態の変化等を早急に察知できる。
【0095】請求項13記載の発明によれば、請求項1記載の発明の効果に加えて、送信手段から送信される動態信号を被介護者の動態情報として逐次記録できる。また、該動態情報を時系列データとして所定の用紙に印刷すれば、被介護者の動態、及びその経時的変化の記録を長期間保存できる。従って、介護者はこれらの情報を一定期間集積することにより、各被介護者の行動パターンを統計的に分析することが可能となり、被介護者の適性に合わせた木目細かな介護計画の指針を立案できる。
【0096】請求項14記載の発明によれば、被介護者の一連の動態を段階的に検出するため、被介護者における経時的な動態の変化を検出できる。
【0097】請求項15記載の発明によれば、長座位専用の検出手段を備え、被介護者の動作の有無に限らず動態を常時明確に把握できる。また、感圧マットに比べて早い長座位の段階で動態を検出するため、検出遅れによる被介護者の転倒、離床を防止できる。
【0098】請求項16記載の発明によれば、請求項15記載の発明の効果に加えて、長座位検出手段を小型且つ容易に構成でき、室内環境の快適性を阻害することが少ない。また、例えばベッドのヘッドボードや壁面への後付実装や移動が容易である。更に、撮像画像による動態検出に比べて低コストである。また、センサにより直接的に長座位を検出するため、撮像画像を介した間接的な動態検出に比べタイムラグが少なく被介護者のプライバシーも保護できる。
【0099】請求項17記載の発明によれば、請求項16記載の発明の効果に加えて、被介護者の就寝位置のばらつきに因る検出漏れを抑えて、より高精度に長座位を検出できる。
【0100】請求項18記載の発明によれば、請求項16記載の発明の効果に加えて、被介護者の上部に光線のスライス面を形成して長座位を検出することが可能となる。このため、1つのセンサで複数設置した場合と同等の効果が得られる。
【0101】請求項19記載の発明によれば、端座位専用の検出手段を備え、被介護者の動作の有無に限らず動態を明確に把握できる。また、感圧マットに比べて比較的早い段階で動態を検出するため、検出遅れによる被介護者の転倒、ベッドからの転落等を防止できる。
【0102】請求項20記載の発明によれば、請求項19記載の発明の効果に加えて、端座位検出手段を小型且つ容易に構成でき、撮像画像による動態検出に比べて低コストである。また、センサにより直接的に端座位を検出するため、撮像画像を介した間接的な動態検出に比べ高精度である。
【0103】請求項21記載の発明によれば、端座位専用の検出手段を備え、被介護者の動作の有無に限らず動態を明確に把握できる。また、感圧マットに比べて比較的早い段階で動態を検出するため、検出遅れによる被介護者の転倒、離床等を防止できる。
【0104】請求項22記載の発明によれば、請求項21記載の発明の効果に加えて、立位検出手段を小型且つ容易に構成でき、撮像画像による動態検出に比べて低コストである。また、センサにより直接的に立位を検出するため、撮像画像を介した間接的な動態検出に比べ高精度である。
【0105】請求項23記載の発明によれば、被介護者の一連の動作をその動態別に検出することにより、介護者は被介護者の状態を詳細且つ明確に把握できる。
【出願人】 【識別番号】000101558
【氏名又は名称】アニマ株式会社
【出願日】 平成12年5月22日(2000.5.22)
【代理人】 【識別番号】100090033
【弁理士】
【氏名又は名称】荒船 博司 (外1名)
【公開番号】 特開2001−327549(P2001−327549A)
【公開日】 平成13年11月27日(2001.11.27)
【出願番号】 特願2000−150166(P2000−150166)