| 【発明の名称】 |
治療台等における安頭台回動装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】岡部 一雄
|
| 【要約】 |
【課題】操作が簡単で装置自体が複雑にならず且つ安価で仕上がり、さらには治療中においても微動作ができ容易に操作できる治療台の安頭台の回動装置。
【解決手段】枕傾動支板6に設けられる回転軸7と、該回転軸7に回動自在に軸支される枕基板8と、前記回転軸7(ブラケット7b)に軸10aで軸支され内面に雌ネジ10bが施される筒体10と、該筒体10内面の雌ネジ10bに螺合される雄ネジシャフト11とが設けられるとともに、前記雄ネジシャフト11を回転させることにより、枕基板8が前後に回動するようにする。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 枕支持板に設けられる回転板と、該回転板に回動自在に軸支される枕基板と、前記回転板に軸支され内面に雌ネジが施される筒体と、該筒体内面の雌ネジに螺合される雄ネジシャフトとが設けられるとともに、前記雄ネジシャフトを回転させることにより、枕基板が前後に回動することを特徴とする治療台等における安頭台回動装置。
|
【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】治療台、特に眼科等の微動を行なわせる治療台における安頭台の回動装置に関する。 【0002】 【従来の技術】眼科、耳鼻科等の治療においては患者の頭部をあまり動かさないような微動作を行なわせる安頭台が使用されている。 【0003】従来、この種の治療台等における安頭台を回動させる方式としては、油圧シリンダーやギヤモータ等の電気的操作により傾動動作を行なわせる式のものがある。また手動方式のものとしては、セリ板、歯車およびラチェット機構等を利用したものがある。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】前記した安頭台の回動装置においては、油圧シリンダーやギャモータ方式のものでは装置が大掛かりなものとなりまたコストも高価なものとなる。また椅子背凭れ上部に設けなければならないため、装置自体が大掛かりになれば笠も大きくなり美観を損なうこともある。さらには電気的諸装置を組込まなければならないため感電、油漏れや火災の原因にもなる。 【0005】またセリ板、歯車およびラチェット方式のものにあっては、頭部安静時におけるガタが多い、またロック状態が十分に確保できない、さらには荷重が掛かった状態では操作がし難いなどの問題点がある。 【0006】本発明は前記した問題点を解決せんとするもので、その目的とするところは、操作が簡単で装置自体が複雑にならず且つ安価で仕上がり、さらには治療中においても微動作ができ容易に実現し得る治療台等における安頭台回動装置を提供せんとするものである。 【0007】 【課題を解決するための手段】本発明の治療台等における安頭台回動装置は、前記目的を達成せんとするもので、その手段は、枕支持板に設けられる回転板と、該回転板に回動自在に軸支される枕基板と、前記回転板に軸支され内面に雌ネジが施される筒体と、該筒体内面の雌ネジに螺合される雄ネジシャフトとが設けられるとともに、前記雄ネジシャフトを回転させることにより、枕基板が前後に回動する。 【0008】 【発明の実施の形態】図1は治療台全体の側面図、図2は安頭台回動装置の斜視図、図3は通常位置の安頭台回動装置の断面図、図4は安頭台を前方に回動した状態の断面図、図5は安頭台を後方に回動した状態の断面図である。 【0009】1は椅子基台であり、図示していないが椅子上部を昇降させる機構が組込まれている。2は椅子シート部、3は背凭れを傾動動作させるリンク、4は背凭れ基板であり、4aは背凭れ部である。5は前記背凭れ基板4内に内蔵され、枕昇降装置により昇降する枕昇降部であり、6は該枕昇降部5内に内蔵され、枕傾動装置により動作する枕傾動支板である。 【0010】7は前記枕傾動支板6に取付けられる回転軸であり、回転軸7の両側にはピン等の軸7aが設けられている。また回転軸7にはブラケット7bが設けられている。8は該回転軸7に対して両側に設けられるピン等の軸7aで回動自在に軸支されるブラケット8aを有する枕基板である。前記枕基板8後部の上方にはコ字状のブラケット8bが固着されており、後部は内部機構を隠すためのカバー8cが設けられている。該枕基板8の前方にはクッション性を有する枕部9が取付られている。 【0011】従って、枕部9は背凭れ部4に内蔵される枕昇降機構により上下動し、且つ前記枕昇降部5に内蔵される枕傾動装置により傾動動作するように構成されている。 【0012】次に本発明の主眼である枕の微動装置について説明する。10は内面にネジ10bが施され、最下方部に溝を有する筒体であり、該回転軸7のブラケット7bでピン10aにより軸支されている。 【0013】11は雄ネジシャフトであり、ネジが施されていないシャフト部11bを残し下方部と上方部に雄ネジ11aおよび11cが形成されており、下方部ネジ部11aは前記筒体10の雌ネジ10bと螺合するように設けられている。 【0014】前記雄ネジシャフト11の上方部のネジ部11cの最上部分には回転ハンドル13がピン13aで螺着されている。またネジ部11cの下部分にはナット14がピン14aで螺着されている。 【0015】また前記枕基板8の上方部位に設けられるコ字状ブラケット8bには、中間部に孔12aが設けられるアクチュェーター12が回動自在に設けられ、前記雄ネジシャフト11のネジが施されていないシャフト部11bが嵌装されている。 【0016】以上のことから、図3に示す通常位置の状態から、枕部9を前方に回動させようとする場合は、図4に示す如く、回転ハンドル13を時計方向と同じ方向に回すと雄ネジシャフト11は筒体10の雌ネジ10bとの螺合により雄ネジシャフト11は筒体10から離れる方向に移動し、該枕部9は前方へ傾斜する方向に回動する。 【0017】逆に前記回転ハンドル13を反時計方向に回すと、図5に示す如く、雄ネジシャフト11は逆に筒体10に近づく方向に移動する。以上のことから、前記枕部9は枕部後部に設けられる回転ハンドル13を回せば、容易に枕部9の傾斜を自由に微動調整することができる。 【0018】 【発明の効果】以上述べたように本発明に係る治療台等における安頭台回動装置は、油圧シリンダーやギャモータ方式のものを使用することなく簡易に組立てでき工数およびコストも低減できるものである。 【0019】電気的諸装置を組込む必要もなく感電、油漏れや火災の原因の心配をする必要がない。またすっきりした外観が得られ枕としての美観を損なうこともない。さらにはネジによる操作および3点で係止しているためガタも少なく十分なロック状態が得られる。
|
| 【出願人】 |
【識別番号】000108672 【氏名又は名称】タカラベルモント株式会社
|
| 【出願日】 |
平成12年5月9日(2000.5.9) |
| 【代理人】 |
|
| 【公開番号】 |
特開2001−314462(P2001−314462A) |
| 【公開日】 |
平成13年11月13日(2001.11.13) |
| 【出願番号】 |
特願2000−135497(P2000−135497) |
|