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【発明の名称】 頭部脱着式レーザーポイント意思伝達装置
【発明者】 【氏名】太田 博巳

【要約】 【課題】この発明は、マグネットを組み込んだ台に、スイッチを交換し連続照射可能にしたレーザーポインターを取り付けた発光部と、ヘアバンドまたはキャップに鉄板を張り付けた装着部とで構成することで、頭部へのワンタッチ装着と携帯性を高め、さらに、体調や障害の状況に対応するため角度調整機能を持たせた障害者の意思伝達装置に関するものである。

【解決手段】(イ)本機器は発光部1、基板部3、電池5、スイッチ4、ケース2、マグネットを組み込んだ可動プラスチック台6、からなる本体部とヘアバンドあるいは、キャップに鉄板7、を張り付けた装着部とからなる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】(イ)発光部1、をケース2、の外部に取り付ける。
(ロ)ケース2、内に基板部3、スイッチ4、電池5、を組み込む。
(ハ)ケース2、を可動プラスチック台6、の可動部に取り付ける。
(ニ)プラスチック台6、のベース部にマグネット10、を埋め込む。
(ホ)ヘアバンド又はキャップ側部に、鉄板7、を両面テープでマウスパッドに貼り付け適当な大きさに切り取ったものを縫い付ける。
以上の如く、(イ)(ロ)(ハ)からなるポインター本体部とヘアバンド又はキャップの装着部(ホ)の2つの部品によって構成された、頭部脱脱式レーザーポイント意思伝達装置。
【請求項2】バリエーションモデルとしてケース2、のスイッチ4、電池5、を取り外しコードを引っ張り、音声スイッチ11、を取り付けることにより使用者本人の意思によるスイッチングを可能にしたモデル。
【請求項3】バリエーションモデルとしてケース2、のスイッチ4、電池5、を取り外しコードを引っ張り、赤外線スイッチ12、を取り付けることにより使用者本人の意思によるスイッチングを可能にしたモデル。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、マグネットを組み込んだ台に、スイッチを交換し連続照射可能にしたレーザーポインターを取り付けた発光部と、ヘアバンドまたはキャップに鉄板を張り付けた装着部とで構成することで、頭部へのワンタッチ装着と携帯性を高め、さらに、体調や障害の状況に対応するため角度調整機能を持たせた障害者の意思伝達装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のレーザーポインターは教授形式で指示するときに非常に役立つことでは革新的であったが、手に持つことを前提に作られていた。又障害者のために開発された光入力キーボード用のヘッドレーザーポインターはパソコンに入力することを前提に作られていた。仮に購入できたとしても、机上での操作を想定して作られているので、携帯性は全く考えられておらず流用は難しかった。値段も光入力キーボードとセットで40万円、視線入力パソコンに至っては400万円と非常に高価であった。意思伝達は2人以上人が集まれば何処でも必要になってくることであり、常に持ち運べることは必要不可欠なことである。発声機能や手足等に障害があるものにとって、僅かに残された機能で意思伝達することは困難を極める。生まれながらにそういった障害を持っている人にとって、学習する能力は持ち合わせていても、経験が乏しく、フィードバックにも時間がかかるため文字の習得すら難しかった。介護等にかかる費用を考えると、これまでの機器は使えるかどうかも判らないのに金額的には簡単に手が出せなかった。遊びながら文字を習得でき、トーキングエイド、パソコンへの入力につながっていく、もっと手軽な意思伝達装置が是非とも必要であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように今までの意思伝達装置は、意外に致命的な欠点がたくさんあった。本発明は、意志を理解しようとする介助者が必ずそばにいることに着目し、意思伝達=パソコン という考えを見直すことによって生まれた考案である。意思伝達上必要不可欠である何処ででも使えることを前提にシンプル、軽量、コンパクト、安価を基本に考案した事により、いろいろな使用方法が生まれ、今までの欠点の多くを解決し、新たな可能性を開く発明である。
【0004】
【課題を解決するための手段】いま、その構成を説明すると、(イ)本機器は発光部1、基板部3、電池5、スイッチ4、ケース2、マグネット10、を組み込んだ可動プラスチック台6、からなる本体部とヘアバンド8、あるいは、キャップ9、に鉄板7、を張り付けた装着部とからなる。
(ロ)ケースの中に基板部3、スイッチ4、ボタン電池5(LR44×3)を組み込みレーザー発光部は外付けとする。
(ハ)ヘアバンド又はキャップ側部に、鉄板7、を両面テープでマウスパッドに張り付け適当な大きさに切り取ったものを縫い付ける。
(ニ)使用者はヘアバンド、又はキャップを装着し、本体部のプラスチック台6、のマグネット10、で鉄板7、に取り付ける。
以上のように構成される。
【0005】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態を述べると、装着者の額中央にに鉄板部7、が来るようにヘアバンド8、又はキャップ9、を装着する。鉄板部7、にポインター本体部のプラスチック台6、を取り付ける。マグネット10、が埋め込まれているため数秒で取り付け取り外しが行える。本体部のスイッチを入れると、連続してレーザ光が照射される。ポイントする対象物にレーザー光を照射しながら、角度調整機能を使って、最適位置を決定する。こうすることにより正確にポイントできるようになる。また、取り付け取り外しに数秒しか掛からないので、横にいる介助者が装着者のポインターを取り外して、一つのポインターで意志のやりとりをすることも可能である。軽量、コンパクト、安価を基本に製作しているため、手軽に何処にでも持ち運ぶことができる。鉄板7、さえ取り付けることが出来れば既製のキャップでも同様に使うことが出来る。この場合鉄板7、は側部に張り付けるとよい。ファッション性とTPOによってヘアバンド、キャップを使い分けることができる。また、携帯性はやや犠牲になるが、障害の特性により、スイッチ4、電池5、を取り外しそこからコードを引っ張り、音声スイッチ11、や赤外線スイッチ12、を取り付けることで自分の意志でのスイッチングが可能になる。
【0006】
【発明の効果】こうすることにより携帯が容易になり、意思伝達スピードが飛躍的に高まり、今までの欠点を一挙に解消することができる。本機器はレーザーポインターを改良して製作したものであるが、文字盤や絵文字、写真等、組み合わせる対象を変えることにより、生活や学習に対する興味意欲が向上する。またポインターで指し示すことによりショッピングの時も欲しい物が選択できるようになり買い物の楽しみを得ることができる。トランプやカルタなど、手で指し示す事ができないため能力はあっても遊べなかったことが可能になる。病床患者には文字を印刷した半透明のプラスチック板をベッドと平行にアームスタンド等で設置する事により、仰向けのままポインテイングしたものを介助者が判断することによって、意思伝達が可能となり、リハビリの励みになる。パソコンと違い、直接的であり学習能力が低くてもレーザーポイントが自分の意思を伝達するということが容易に理解できるので、意思伝達ができないために困難を極めていた学習の切り口になる。能力に応じてポイントするものを変えられるので、対応幅が非常に広い。本発明はこのように障害者の特性を考慮した取り付け方法と携帯性を持たせことによって、いままで不可能と思われていた人の意思伝達の活路を開くものである。
【出願人】 【識別番号】598170578
【氏名又は名称】太田 博巳
【出願日】 平成12年5月9日(2000.5.9)
【代理人】
【公開番号】 特開2001−314460(P2001−314460A)
【公開日】 平成13年11月13日(2001.11.13)
【出願番号】 特願2000−177602(P2000−177602)