| 【発明の名称】 |
寝具装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】岩淵 正夫
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| 【要約】 |
【課題】手術後の患者、あるいはアトピー性皮膚炎の患者であっても、快適に寝ることができるようにした寝具装置を提供する。
【解決手段】空気ポンプを駆動させると保持部材5の保持チューブ17に空気が充填されることにより、掛布団部2がベース床部1に対して上昇し、ベース床部1と掛布団部2との間に空間Sが形成される。この空間Sは、周囲が保持部材5の保持チューブ17と、毛糸6とによって覆われて完全ではないが気密状態になる。この空間Sにおいて使用者Mが横になって寝ることができる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 使用者が横になるベース床部と、前記ベース床部に対向設置される掛布団部と、前記ベース床部における一側を残してベース床部の他の全側部を覆うようにして前記掛布団部をベース床部に対して保持する保持部材と、前記保持部材を用いて前記掛布団部を上昇させ、前記ベース床部に対して空間を形成させる駆動部材と、前記保持部材が覆わない前記一側における開口部を覆う可撓性部材とを備えたことを特徴とする寝具装置。 【請求項2】 前記保持部材を空気の注入により容積が大きくなり、前記掛布団部を上昇させることが可能なチューブ構造とし、前記駆動部材として空気流出用ポンプを用いたことを特徴する請求項1記載の寝具装置。 【請求項3】 前記保持部材が覆わない前記一側における開口部における保持部材に、使用者の頭部,顔の外形状に合致するように弾性変形する弾性保持部材を設けたことを特徴とする請求項1記載の寝具装置。 【請求項4】 前記空間を形成する部材の一部に、空気吹出口と吹出空気を加温するヒータと温度センサとを設置したことを特徴とする請求項1記載の寝具装置。 【請求項5】 前記空間を形成する部材の一部に、活性炭およびヒノキチオールを吸着させた布材を付設させたことを特徴とする請求項1記載の寝具装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、使用者が横になるベース床部と、このベース床部に対向設置される掛布団部とを備えた寝具装置に係り、特に手術後の患者用に適した寝具装置に関する。 【0002】 【従来の技術】従来より、病院などにおいて患者が寝起きするために使用されるベットに関しては多くの考案がなされ、多機能のベットも市販されているが、患者に直接触れる床部および掛布団に関しては余り考慮がなされていないのが実情である。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかし、病院などにおいて、手術直後の患者においては、異物などが、それが軽量かつ小面積であっても、手術部分に対して接触したり、当接することは耐えがたく、またアトピー性皮膚炎の患者にあっては、布団などに接触することさえ耐えがたいことであって、睡眠を妨げる原因となり、このことに対応するようにした工夫が望まれるところである。 【0004】また長期の使用によって寝具には各種の匂いが付き易い。さらに、室内にエアコントロールがなされていても、快適な寝具内温度は人によって異なり、また寝具において形成される隙間から入り込む冷気によって体調を崩すおそれもある。しかし、上述したことは現実には余り考慮されていない状況にある。 【0005】そこで、本発明の目的は、前記現状に鑑みて、特に手術後の患者であっても快適に寝ることができるようにした寝具装置を提供することにある。 【0006】 【課題を解決するための手段】前記目的は本発明の次のような手段によって解決することができる。本発明の寝具装置は、使用者が横になるベース床部と、前記ベース床部に対向設置される掛布団部と、前記ベース床部における一側を残してベース床部の他の全側部を覆うようにして前記掛布団部をベース床部に対して保持する保持部材と、前記保持部材を用いて前記掛布団部を上昇させ、前記ベース床部に対して空間を形成させる駆動部材と、前記保持部材が覆わない前記一側における開口部を覆う可撓性部材とを備えたことを特徴とする。 【0007】また本発明は、前記保持部材を空気の注入により容積が大きくなり、前記掛布団部を上昇させることが可能なチューブ構造とし、前記駆動部材として空気流出用ポンプを用いたことを特徴する。また本発明は、前記保持部材が覆わない前記一側における開口部における保持部材に、使用者の頭部,顔の外形状に合致するように弾性変形する弾性保持部材を設けたことを特徴とする。 【0008】また本発明は、前記空間を形成する部材の一部に、空気吹出口と吹出空気を加温するヒータと温度センサとを設置したことを特徴とする。また本発明は、前記空間を形成する部材の一部に、活性炭およびヒノキチオールを吸着させた布材を付設させたことを特徴とする。 【0009】 【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施形態について図面を参照しながら説明する。 【0010】図1は本発明の寝具装置(使用状態)における一実施形態の正面図、図2は本実施形態の斜視図、図3は図2におけるA−A線断面図、図4は図2におけるB−B線断面図であり、1は使用者が横になる通常の敷き布団の材料からなるベース床部、2は、ベース床部1に対向設置され、内部にダウン羽根3が入っており、外部をダウン羽根3の飛び出し防止用にキルティング加工された綿100%の生地4で覆われた掛布団部である。 【0011】さらに、5は、ベース床部1における一側Aを残してベース床部1の他の全側部B,C,Dを覆うようにして掛布団部2をベース床部1に対して保持するチューブ構造の保持部材、6は保持部材5が覆わない前記一側Aにおける開口部7を覆うための可撓性部材である多数の毛糸であって、毛糸6は、図4に示すように、掛布団部2の左側に設けられたカバー体19から垂下するように上端部6aが固定され、使用者Mにおける装置外部に出る首の部分に対応する部分Lの毛糸6の長さを、図5に示すように短くしてある。 【0012】図4において、左側が図1に示す使用時に使用者Mの頭側が位置して枕8が置かれる部分である。この部分の保持部材5には、図6に示す平面図のように、使用者Mの頭部,顔の外形状に合致するように弾性変形する弾性保持部材9が設けられている。 【0013】図4,図6において、弾性保持部材9は、中央に可撓性を有する鉛製支柱10と、鉛製支柱10に接合された板ばね11と、鉛製支柱10の外周に巻回されたプラスチック製のコイルスプリング12と、外側全体を覆う軟質プラスチックからなる平板13とからなり、全体がナイロン製生地14により覆われているものである。 【0014】図7は前記チューブ構造の保持部材の外側を示す斜視図、図8は保持部材の骨格部(空気充填状態)を示す斜視図であり、図8に示すように、保持部材5の主体はウレタンフィルムなどの伸び縮み可能な布からなるチューブ15により天井部16が形成され、前記一側Aにおける開口部7側を除いて、すなわち前記他の全側部B,C,Dが、天井部16から連続するウレタンフィルムなどの伸び縮み可能な布からなる蛇腹状の保持チューブ17により覆われている。チューブ15および保持チューブ17には、空気流出用の空気ポンプ18から空気が充填されるようになっている。 【0015】さらにチューブ15および保持チューブ17は、適当な布地によって覆われ、図3,図4に示すように、天井部16側が掛布団部2の下側に適当な固定手段、例えばマジックテープ(登録商標)などによって接着される。また、保持部材5の内側部分において、少なくとも使用者Mが横になる側に、活性炭およびヒノキチオールを吸着させた布材を使用することによって、消臭,防虫,抗菌効果を持たせることができ、さらに、ヒバの香りによるストレス抑制効果により、睡眠を促進させることができる。 【0016】図9は付属部材を示す斜視図であり、付属部材20は、前記保持部材5の天井部16の下面に付設されるオプション品であるが、前記保持部材5と一体にして構成することも可能である。 【0017】図9において、付属部材20の下側には、保持部材5の下側には空気を加温するヒータ21と、ヒータ21により加温された空気を出す複数の温風吹出口22と、温度検知センサ23と、ヒータ21により加温された空気を送る空気通路24とが設けられている。25は、ヒータ通電部を備え、かつ空気を送るための空気ポンプ装置であって、空気ポンプ装置25には、空気温度調整(ヒータ調節)機能を備えたマイクロコンピュータが搭載されている。 【0018】次に、本寝具装置の使用方法を説明する。図2に示すような、使用されていない平坦状態の寝具装置にあっては、図3,図4に示すように、チューブ15および保持チューブ17に空気が注入されておらず、保持チューブ17は収縮して、点線に示すように収納室28に収納されて蓋29によって閉鎖されている。 【0019】使用するときには、空気ポンプ18を駆動し、空気をチューブ15および保持チューブ17へ送る。すると、チューブ15およびには空気が満たされて、保持チューブ17が膨張して蓋29を開き、収納室28から下方へ出る。この状態で、図1に示すように、掛布団部2は、保持部材5の保持チューブ17によってベース床部1に対して上昇し、ベース床部1と掛布団部2との間に空間Sが形成される。この空間Sは、周囲が保持部材5の保持チューブ17と、毛糸6とによって覆われて完全ではないが気密状態になる。 【0020】使用者Mは、寝心地の良いように、枕8の位置を決め、かつ図6の点線に示すように、自分の頭部,顔の外形状に合致させて弾性保持部材9を変形させ、さらに、付属部材20が設置されている場合には、空気ポンプ装置25の操作部により空間Sに吹き出される空気温度を設定する。設定された空気温度は、温度検知センサ23により監視され、ヒータ21をコントロールし、一定に維持される。 【0021】 【発明の効果】以上のように、本発明によれば、保持部材が掛布団部を上昇させて、ベース床部との間にほぼ気密状態の空間を形成させことができるため、例えば手術後の患者、あるいはアトピー性皮膚炎の患者などが前記空間に入って横になっても、患部に布団類が接触,当接するなどの不具合の発生を防止することができ、快眠することが可能になる。 【0022】また、前記保持部材の掛布団部の上昇させるために空気を利用することによって安全である。また、使用者の頭部,顔の外形状に合致するように弾性変形する弾性保持部材を設けることによって、使用者に合った違和感のない状態にすることができる。 【0023】また、空気吹出口と吹出空気を加温するヒータと温度センサとを設置することによって、前記空間内を使用者が望む適当な温度環境にすることができる。また、活性炭およびヒノキチオールを吸着させた布材を付設させることによって、寝具の消臭,防虫,抗菌効果があり、さらにはヒバの香りによるストレス抑制効果により、快眠することができるようになる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】596104348 【氏名又は名称】有限会社日医商事
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| 【出願日】 |
平成12年3月6日(2000.3.6) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2001−245937(P2001−245937A) |
| 【公開日】 |
平成13年9月11日(2001.9.11) |
| 【出願番号】 |
特願2000−108755(P2000−108755) |
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