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【発明の名称】 歯科治療ユニット
【発明者】 【氏名】杉本 清

【要約】 【課題】患者が高齢の人,妊産婦,怪我をしている人,子供等の場合、治療椅子の動作速度を遅くし、患者に恐怖感を与えないようにする。

【解決手段】1,2は本発明によって付加された操作ボタン(スイッチ)で、1はドクター用の操作スイッチ、2はアシスタント用の操作スイッチで、これらの操作スイッチを押すことによって、治療椅子11の動作速度が、通常の場合よりも遅くなるように設定され、例えば、治療椅子11の駆動源であるモータの回転数が下げられる。ドクター、或いは、アシスタントは、患者が老人や子供の場合、或いは、妊産婦等、治療椅子の移動速度を遅くした方が良いを考えられた時は、この操作スイッチ1又は2を押す。すると、治療椅子11は、通常の速度よりも遅い、予め設定された速度で動作する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 上下動,起倒動,傾斜動等の動作が可能で、かつ、これらの動作が操作ボタンによって制御される治療椅子を具備する歯科治療ユニットにおいて、前記治療椅子の動作スピードを規制するための動作速度規制スイッチを具備し、該スイッチを操作した時は、前記治療椅子の動作スピードが遅くなることを特徴とする歯科治療ユニット。
【請求項2】 前記治療椅子の動作スピードを調整する調整手段を有することを特徴とする請求項1に記載の歯科治療ユニット。
【請求項3】 前記調整手段は前記スイッチを所定回数操作するものであることを特徴とする請求項2に記載の歯科治療ユニット。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、歯科治療ユニット、より詳細には、歯科用治療椅子の速度制御に関し、患者が高齢の人,妊婦,怪我をしている人,子供等の場合、治療椅子の速度を遅くし、患者に恐怖感を与えないようにするとともに、安全性を確保するようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】図1は、本発明が適用される歯科治療ユニットの一例を説明するための要部全体概略構成図で、図中、11は治療椅子、12は無影灯、13はスピットン、14は給排水ボックス、15はワークテーブル、16はドクター用操作パネル、17はドクター用インスツルメントホルダー、18はフットスイッチ、19はアシスタント用インスツルメントホルダー、20はアシスタント用操作パネルで、周知のように、歯科治療に当たり、患者は椅子11に座り、頭を安頭台に固定して治療を受ける。治療中、術者は治療椅子11を上下動,倒起動,傾斜動等させて、患者を治療しやすい姿勢にして治療を行う。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、歯科治療においては、患者を治療椅子に載せ、載せた状態で、操作パネル状の操作ボタン(スイッチ)を押して、椅子を上下動,起倒動,傾斜動等させて、治療しやすい状態にし、或いは、うがいしやすい状態にするが、その場合、従来、椅子の動く速度は一定で、その速度は、健常な大人の感覚に適応して設定されている。しかし、その速度では、人によっては恐怖を感じて、特に、老人や子供,妊婦等に恐怖心を与え、また、怪我をしている人に苦痛を与えることがある。
【0004】本発明は、上述のごとき実情に鑑みてなされたもので、上述のごとき歯科治療椅子において、その上下,起倒,傾斜等の動作を遅くできるようにして、老人や子供、妊婦等に恐怖感を与えないようにすることを目的としてなされたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、上下動,起倒動,傾斜動等の動作が可能で、かつ、これらの動作が操作ボタンによって制御される治療椅子を具備する歯科治療ユニットにおいて、前記治療椅子の動作スピードを規制するための動作速度規制スイッチを具備し、該スイッチを操作した時は、前記治療椅子の動作スピードが遅くなることを特徴としたものである。
【0006】請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記治療椅子の動作スピードを調整する調整手段を有することを特徴としたものである。
【0007】請求項3の発明は、請求項2の発明において、前記調整手段は前記スイッチを所定回数操作するものであることを特徴としたものである。
【0008】
【発明の実施の形態】図1において、1,2は本発明によって付加された操作ボタン(スイッチ)で、1はドクター用の操作スイッチ、2はアシスタント用の操作スイッチで、これらの操作スイッチを押すことによって、治療椅子11の動作速度が、通常の場合よりも遅くなるように設定され、例えば、治療椅子11の駆動源であるモータの回転数が下げられる。ドクター、或いは、アシスタントは、患者が老人や子供の場合、或いは、妊産婦等、治療椅子の移動速度を遅くした方が良いを考えられた時は、この操作スイッチ1又は2を押す。すると、治療椅子11は、通常の速度よりも遅い、予め設定された速度で動作する。
【0009】操作スイッチ(ボタン)1,2は、好ましくは、押されると点灯し、治療椅子11が遅動動作中であることを表示し、再度押されると消灯して通常動作に戻るものであるが、更には、複数のパイロットランプを並設しておき、操作スイッチを押すごとに治療椅子の動作速度が遅くなり、その速度の度合を点灯したパイロットランプの数で表示するよう、治療椅子の作動速度を複数段階に変えるようにしてもよい。また、この操作スイッチ(ボタン)は、それ程頻繁に使用するものではないので、設置する場所も、必ずしも、操作パネル上に設ける必要はなく、任意所望の箇所に設けてもよい。
【0010】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明によると、老人や子供、或いは、妊産婦,病人,怪我をしている人等、患者に応じて治療椅子の動作スピードを落とすようにしたので、患者に恐怖感をあたえることはなく、安全に歯科治療を行うことができる。
【出願人】 【識別番号】000150671
【氏名又は名称】株式会社長田中央研究所
【出願日】 平成12年2月28日(2000.2.28)
【代理人】 【識別番号】100079843
【弁理士】
【氏名又は名称】高野 明近 (外2名)
【公開番号】 特開2001−238925(P2001−238925A)
【公開日】 平成13年9月4日(2001.9.4)
【出願番号】 特願2000−50573(P2000−50573)