| 【発明の名称】 |
車椅子用介助要請装置及び車椅子 |
| 【発明者】 |
【氏名】宮内 太作
【氏名】塩見 次雄
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| 【要約】 |
【課題】利用者が必要に応じて周囲の人に介助の要請をすることができて、一人でも安心して外出できるようにすることを課題とする。
【解決手段】車椅子の一部に取着可能になした、光及び/又は音声を発する介助要請手段と、この介助要請手段と電気的に接続した操作手段とから成る。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 車椅子の一部に取着可能になした、光及び/又は音声を発する介助要請手段と、この介助要請手段に電気的に接続した操作手段とから成ることを特徴とする車椅子用介助要請装置。 【請求項2】 介助要請手段が、発光文字となる微細溝を彫刻した無色透明な合成樹脂製の表示板と微細溝に光線を照射する発光ダイオードとを具備して成る請求項1に記載の車椅子用介助要請装置。 【請求項3】 介助要請手段が、点滅可能になした着色小型電球又は点滅サインを具備して成る請求項1に記載の車椅子用介助要請装置。 【請求項4】 介助要請手段が、音声再生装置を具備して成る請求項1、2又は3に記載の車椅子用介助要請装置。 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれかに記載の車椅子用介助要請装置を、車椅子の一部に設けたことを特徴とする車椅子。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、利用者が外出中に周囲の人に介助要請をするときに使用する車椅子用介助要請装置及びこれを備えた車椅子に関する。 【0002】 【従来の技術】従来の車椅子には、利用者が一人で外出中に物理的障害(階段の昇降、電車の乗降等)に遭遇したときや身体的不具合(体調不良、急病等)を生じたとき、周囲の人に介助を要請するための手段がなかった。このため、利用者が周囲の人に声をかけないかぎり、周囲の人は、利用者が困っていることを認識することができず、素早く介助することができなかった。よって、通常の利用者は勿論のこと、特に発声器官に障害のある利用者や内気な利用者は、一人で車椅子で外出することを躊躇せざるを得ず、自立した社会生活を営み得ないのが実情である。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記実情に鑑みてなしたもので、利用者が必要に応じて周囲の人に介助の要請をすることができるようにして、一人でも安心して外出可能にすることを課題とする。 【0004】 【課題を解決するための手段】本発明に係る車椅子用介助要請装置は、車椅子の一部に取着可能になした、光及び/又は音声を発する介助要請手段と、この介助要請手段に電気的に接続した操作手段とから成る。 【0005】本発明によるときは、介助要請手段と操作手段とが電気的に接続されて、操作手段の操作により介助要請手段から光及び/又は音声が発するようになしたから、利用者は必要に応じて周囲の人に光及び/又は音声によって介助を要請することができ、周囲の人は、利用者が介助を要請していることを認識することができ、素早く介助することができる。 【0006】本発明において、光を発する介助要請手段とは、介助要請の意思を第三者に光によって顕現するものであり、発光ダイオードの光線の反射による発光文字か、または着色小型電球による点滅光又は点滅サインを意味する。 【0007】具体的には、発光文字となる微細溝を彫刻した無色透明な樹脂製表示板と微細溝に光線を照射する発光ダイオードとによって達成することができる。このように、介助要請手段を表示板と発光ダイオードで構成したものでは、発光ダイオードの光が微細溝によって直進を阻まれ表示板の表面に反射して発光文字が顕現される。 【0008】また、1乃至複数個の着色電球又は点滅サインを、透過率、耐衝撃性が大であるメタクリル樹脂等からなる球状、パイプ状等所要形状のカバーに内蔵することによって達成することができる。このようにすると、着色小型電球又は点滅サインが光源と表示板とを兼ねることになり、構造簡単で、小型化ができ、車椅子のバックレストパイプやアームレストパイプ等の任意箇所に直接又はブラケットを介して簡単に取り付けることができる。 【0009】本発明において、音声を発する介助要請手段とは、介助要請の意思を第三者に予め録音された音声によって顕現するものであり、具体的には、音声再生装置によって達成することができる。この場合、単独でも使用できるが、光の介助要請手段と組み合わせて操作手段による光のON/OFFと同調するようにすると、光と音声によって介助を要請することができるから、より一層効果的である。 【0010】次に、本発明に係る車椅子は、上記介助要請装置の介助要請手段と操作手段とを車椅子に一部に設けて成る。 【0011】本発明の車椅子によるときは、利用者が介助を必要とするときに操作手段を操作すると、介助要請手段が発光文字、点滅光及び/又は音声を発することができる。よって、利用者は、困っている状況や状態を周囲の人に簡単に知らせることができ、周囲の人も速やかに認識して介助を行うことができる。 【0012】 【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図面に基づいて説明する。 【0013】図1に示すように、車椅子用介助要請装置は、介助要請手段Aと、これに電源E(ACアダプター又は乾電池等)を介して電気的に接続した操作手段としてのスイッチSとから成る。 【0014】上記介助要請手段Aは、所定の巾と長さと厚みを有する無色透明なアクリル板から成る表示板1と、表示板の周囲と裏面を被覆するように取着した金属、合成樹脂製の外枠2と、表示板1の長手方向の両端面1b,1bと外枠2の内側との間に夫々1乃至複数個配設して、電源Eに電気的に接続した発光ダイオード4とから成る。 【0015】上記表示板1は、その両端面1b,1bを鏡面に仕上げ、裏面1cの適所にレーザー加工等によって平仮名文字、片仮名文字、漢字等を適宜組合した所定の文章(例:「お手をお貸し下さい」「介助をお願いします」等)となるように多数の微細溝3を彫刻して成る。 【0016】個々の文字となる微細溝3は、図2(a)(b)に示すように、発光ダイオード4の光の照射方向と直交方向に同一深さで刻設したが、図3に示すように、取付け箇所等に応じて溝角度を目視確認し易い角度に任意に変更することも可能である。また、微細溝3は、文章になるように文字を刻設したが、文字に代えて、記号、絵等になるように刻設することも可能である。 【0017】上記車椅子用介助要請装置を用いるときは、スイッチSを入れると、発光ダイオード4の光が表示板の両端面1b,1bから入光し、表示板1内を直進し、微細溝3に阻まれて反射して、表示板1の表面1aに発光文字が顕現される。 【0018】図4、5に示す実施の形態では、外枠2内の表示板1の一側に音声再生装置Uを配設して、発光ダイオード4と同調するように電源Eに電気的に接続したものである。上記音声再生装置Uには、例えば、「お手をお貸し下さい」「近くにおられる方で、誰か手を貸して下さい」等の音声を予め録音した小型カセットテープ(図示省略)を着脱可能に装填して成る。 【0019】本発明において、発光ダイオード4は、表示板の両側に配設したが、文字数が少なく、表示板が短いときには、片側のみに設けることも可能である。 【0020】次に、この車椅子用介助要請装置は、図6に示すように、車椅子Cの背面部に介助要請手段Aを取着し、肘パットの先端又はアームレストパイプ等の利用者が操作し易い位置にスイッチSを取着し、このスイッチSと介助要請手段Aに内蔵した発光ダイオード4及び/又は音声再生装置Uとを電源(図示省略)を介して電気的に接続して、所望の車椅子Cを構成する。 【0021】この場合、車椅子Cは、手動式のものを図示したが、これに限定されるものではなく、電動式のものでもよい。 【0022】 【発明の効果】本発明によるときは、利用者が介助を必要とするときにスイッチを入れると、介助要請手段が発光文字、点滅光及び/又は音声を発するから、利用者が困っている状況や状態を周囲の人に簡単に知らせることができ、周囲の人も速やかに認識して介助を行うことができる。 【0023】また、構造が簡単であるから、既存の車椅子にも簡単に装着することができ、通常の利用者は勿論のこと、特に発声器官に障害のある利用者や内気な利用者でも、一人でも車椅子で安心して外出することができ、自立した社会生活をサポートすることができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】394010506 【氏名又は名称】金井 宏彰
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| 【出願日】 |
平成12年2月28日(2000.2.28) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2001−238914(P2001−238914A) |
| 【公開日】 |
平成13年9月4日(2001.9.4) |
| 【出願番号】 |
特願2000−50566(P2000−50566) |
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