| 【発明の名称】 |
折り畳み式車椅子 |
| 【発明者】 |
【氏名】松永 茂之
【氏名】無津呂 崇志
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| 【要約】 |
【課題】簡単な操作で前後方向に収束または展開することができる折り畳み式車椅子を提供すること。
【解決手段】前後方向に展開又は収束自在な折り畳み式車椅子100において、左右一対の後脚11の上端に、左右一対の肘掛部材12及び左右一対の前脚10が回動自在に連結され、肘掛部材12の後端が左右一対の背部材13に連結され、背部材13下端が前記後脚11の長手方向に沿って移動するスライダ40に連結され、スライダ40に対して一端が連結されるとともに他端が前記前脚10に連結される座部材14からなる骨組みからなり、スライダ40を、孔と前記孔に進退自在な棒部材とによるロック手段により前記後脚11に係止可能としたことをその要旨とした。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 前後方向に展開又は収束自在な折り畳み式車椅子において、左右一対の後脚のそれぞれの上端に、左右一対の肘掛部材及び左右一対の前脚がそれぞれ回動自在に連結され、前記肘掛部材の後端のそれぞれが左右一対の背部材に連結され、前記背部材のそれぞれの下端が前記後脚の長手方向に沿って移動する左右一対のスライダに連結され、前記スライダに対して一端が連結されるとともに他端が前記前脚に連結される左右一対の座部材からなる骨組みからなり、前記スライダを、孔と前記孔に進退自在な棒部材とによるロック手段により前記後脚に係止可能としたことを特徴とする折り畳み式車椅子。 【請求項2】 前後方向に展開又は収束自在な折り畳み式車椅子において、左右一対の後脚のそれぞれの上端に、左右一対の肘掛部材及び左右一対の前脚がそれぞれ回動自在に連結され、前記肘掛部材の後端のそれぞれが左右一対の背部材に連結され、前記背部材のそれぞれの下端が前記後脚の長手方向に沿って移動する左右一対のスライダに連結され、前記スライダに対して一端が連結されるとともに他端が前記前脚に連結される左右一対の座部材からなる骨組みからなり、前記スライダを、孔と前記孔に進退自在な棒部材とにより前記後脚にロックするロック手段と、前記棒部材を前記孔に進退自在に操作する操作手段とを設けたことを特徴とする折り畳み式車椅子。 【請求項3】前記操作手段を、棒部材に一方の端部が回動自在に連結された一対の回動アームと、前記回動アームの他方の端部が相互に上斜め又は下斜めに傾斜すべく前記他方の端部間に回動自在に連結された中間アームと、前記中間アームを上下方向に移動させる操作部材とから構成したことを特徴とする請求項2記載の折り畳み式車椅子。 【請求項4】請求項1〜3記載のいずれか一項記載の折り畳み式車椅子の肘掛部分に設けられた遮体であって、前記遮体を、車椅子の展開又は収束自在に伴って折り畳み自在としたことを特徴とする遮体。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、簡単な操作で、前後方向に展開及び収束を行うことができる折り畳み式車椅子に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来より、折り畳み式車椅子においては、種々のものが提案されているが、その中でも一般的には、図15又は図16に示すようなものが提案されている。 【0003】即ち、この種の折り畳み式車椅子200は、前脚201と後脚201とがそれぞれの上端にて肘掛部材203に枢支ピンを介して回動自在に連結され、後脚の長手方向の略中央部には、後脚201の後部上方に向かって突出して折り曲げ形成されたブラケット204が枢支ピンを介して回動自在に連結されている。このブラケット204の突出部の上方には、押棒205に沿って上下動し、常時は下方へ付勢された開閉ロック206が外嵌され、この開閉ロック206の下端に形成された段部206aとブラケット204の上端に形成された段部204aとが互いに係合することによって、ブラケット204がロック状態にされるものである。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この種の折り畳み式車椅子200の前後幅を収束させるには、開閉ロック206を引き上げてブラケット204のロック状態を解除し、次いで、押棒205を上方へ持ち上げると、ブラケット204が下方の枢支ピンを中心に矢印A方向へわずかに回動し、さらに押棒を押し下げると、ブラケット204は矢印A方向への反転動作を開始する。このブラケット204の動作の追従して、前脚201が側棒207を介して矢印B方向へ閉脚される動作と、押棒205が垂直方向へ起立する動作と、肘掛部材203が倒伏する動作が同時に行われ、遂に図16に示すような収束状態となる。 【0005】即ち、使用者は、後輪を支点として押棒205を後方へ引っ張りながら下方へ倒し込み、次いで、この押棒205をさらに下方へ押し下げることによってブラケット204を反転させるという面倒な操作が要求され、子供や高齢者にとって操作しずらいという問題があった。 【0006】そこで、本発明は、このような従来の技術に存在する問題点に着目してなされたものであり、その目的は、簡単な操作で前後方向に収束または展開することができる折り畳み式車椅子を提供することである。 【0007】 【課題を解決するための手段】以上を解決するために、本各発明の採った手段は、実施形態において使用する符号を付して説明すると、請求項1記載の発明は、前後方向に展開又は収束自在な折り畳み式車椅子100において、左右一対の後脚11のそれぞれの上端に、左右一対の肘掛部材12及び左右一対の前脚10がそれぞれ回動自在に連結され、前記肘掛部材12の後端のそれぞれが左右一対の背部材13に連結され、前記背部材13のそれぞれの下端が前記後脚11の長手方向に沿って移動する左右一対のスライダ40に連結され、前記スライダ40に対して一端が連結されるとともに他端が前記前脚10に連結される左右一対の座部材14からなる骨組みからなり、前記スライダ40を、孔と前記孔に進退自在な棒部材33とによるロック手段30により前記後脚11に係止可能としたことをその要旨とした。 【0008】次に、請求項2記載の発明は、前後方向に展開又は収束自在な折り畳み式車椅子100において、左右一対の後脚11のそれぞれの上端に、左右一対の肘掛部材12及び左右一対の前脚10がそれぞれ回動自在に連結され、肘掛部材12の後端のそれぞれが左右一対の背部材13に連結され、背部材13のそれぞれの下端が後脚11の長手方向に沿って移動する左右一対のスライダ40に連結され、スライダ40に対して一端が連結されるとともに他端が前脚10に連結される左右一対の座部材14からなる骨組みからなり、スライダ40を、孔と前記孔に進退自在な棒部材33とにより後脚11にロックするロック手段30と、棒部材33を前記孔に進退自在に操作する操作手段60とを設けたことをその要旨とした。 【0009】次に、請求項3記載の発明は、請求項2記載の折り畳み式車椅子を構成する操作手段60を、棒部材33に一方の端部が回動自在に連結された一対の回動アーム61a,61bと、回動アーム61a,61bの他方の端部が相互に上斜め又は下斜めに傾斜すべく他方の端部間に回動自在に連結された中間アーム62と、中間アーム62を上下方向に移動させる操作部材63とから構成したことをその要旨とした。 【0010】最後に、請求項4記載の発明は、請求項1〜3記載のいずれか一項記載の折り畳み式車椅子100の肘掛部分に設けられた遮体19であって、遮体19を、車椅子100の展開又は収束自在に伴って折り畳み自在としたことをその要旨した。 【発明の実施の形態】本発明の折り畳み式車椅子の実施の形態を説明するが、これは代表的な例を示したものであり、その要旨を超えない限り、以下の実施例により本発明が限定されるものではない。 【0011】まず、図1は、本各発明にかかる折り畳み式車椅子100の一実施例が示す斜視図である。この車椅子100は、図示するように、前脚10と後脚11と肘掛部材12と背部材13と座部材14等を左右一対の側面部材として備えた骨組み構造であり、背部材13及び座部材14等には、それぞれ弾力を有する弾性カバー15が張設してある。本実施形態においては、前脚10、後脚11、背部材13、座部材14等はそれぞれ内部が中空の丸パイプ部材で構成されている。このように、中空形状のパイプ部材を使用することにより、軽量化が実現されている。 【0012】次に、図2は本発明にかかる車椅子100を展開した状態を示す側面図であり、図3は、収束させた状態を示す側面図である。尚、図2又は図3は、折り畳み式車椅子100の構造が明確になるように基本構造フレームのみを図示したものである。各図に示すように、後脚11の上端にはジョイント部材20が固着されている。ジョイント部材20は、図面視略T字形状に形成されて、後脚11の外周形状に対応する内周形状を有する凹部21と、一方と他方の突出片22、23を備えている。そして、ジョイント部材20の一方の突出片22には、肘掛部材12が前後方向回動自在に支承された枢支ピン16で固定されており、ジョイント部材20の他方の突出片23には、前脚10の上端が枢支ピン16によって前後方向回動自在に連結されている。前脚の後端部には上下位置変更自在の足載部18が取着されている。前脚10と後脚11のそれぞれには前後の車輪17が設けられている。また、後脚11には、後述するスライドピン33が挿入される上位置決め孔31及び下位置決め孔32が所定間隔を隔てて形成されている。 【0013】また、肘掛部分には、図1、図4又は図5に示すように、車椅子の折り畳みに伴って折り畳み可能な遮体19が配設されている。 【0014】前記遮体19は、折り曲げ可能な部材、例えば、天然繊維或いは合成繊維からなる布帛、クッション性を有する弾性部材、通気性、通水性を有するメッシュ部材又は、プラスチック製のフィルム部材等の材料から四角形状に形成されており、その上辺と一方の横辺には肘掛部材12と前脚10に嵌挿される筒体19aが形成されている。 【0015】そして、後脚11を中心として前脚10と肘掛部材12とを収束させて折り畳んでいくと、遮体19は上辺と一方の横辺から形成される頂点Aに対する対角線を折線Bとして、この折線Bに沿って車椅子100の中心方向に向かって山折りとなるように折り畳まれる。これに対して、収束状態の車椅子100を展開させれば、これに伴って、折り畳まれた遮体19も元通りの展開状態になる。このように、対角線に沿って折り畳み自在な遮体19を肘掛部分の側板として設けたことにより、車椅子100を展開姿勢にした場合は、遮体19も展開状態となり肘掛部材12と座部材14との間に配設される。その結果、遮体19によって使用者の着衣等の外部へのはみ出しを防止することができる。また、車椅子100を収束姿勢にした場合は、その折り畳みに伴って、遮体19が車椅子100の中心方向に向かって山折り状態となる。そのため、遮体19は折り畳まれた車椅子100の内部に収納され、全体的にコンパクトに納めることができる。 【0016】次に、肘掛部材12の後端は、図2又は図3に示すように、背部材13に設けられた連結部13aに対して枢支ピン16によって回動自在に連結されている。そして後脚11には、その長手方向にそって摺動自在なスライダ40が嵌合されている。このスライダ40は、横断面形状が略円形状に形成された後脚11の外周形状に対応した内周形状を有する内筒部41を備えており、この筒部41の左右側辺には一方と他方の突出片42、43が各々形成されて図面視略T字形状に形成されている。スライダ40の一方の突出片42には背部材13の後端が枢支ピン16を介して回動自在に連結されており、他方の突出片43には座部材14の後端が枢支ピン16を介して回動自在に連結されている。 【0017】また、図6は、本発明の車椅子におけるロック手段30及び操作手段60等を示す図面であり、図7は、ロック手段30を詳細に示す分解図である。前記図面に示すように、左右一対スライダ40が相互に対向する内側面にはそれぞれ内筒部41に連通する連通溝44が形成されている。連通溝44の内周には螺溝が形成されており、ここに後述する筒部材31が螺着されている。本発明にかかる折り畳み式車椅子100においては、このスライダ40を、上方位置で固定して展開姿勢を維持するとともに下方位置で固定して収束姿勢を維持するロック手段30が設けられている。 【0018】次に、本発明にかかる折り畳み式車椅子100の特徴であるロック手段30について図7及び図8に基づいて説明する。かかるロック手段30は、左右一対の後脚11が相互に対向する内側に形成された上位置決め孔31と下位置決め孔32のいずれかに挿入されるスライドピン33(請求項に棒部材と記載)とから構成されている。そして、スライドピン33とこのスライドピン33を摺動自在に嵌挿する筒部材34とからなるロック装置50が構成されている。 【0019】前記スライドピン33は、図8に示すように、スライドピン孔35が穿設された筒部材34に摺動自在に挿入されている。スライドピン孔35内には、ばね36が配設されており、スライドピン33が常時は後脚11方向へ突出するように進退自在に付勢されている。 【0020】前記ロック装置50を構成する筒部材34は、左右一対の後脚11の長手方向に沿って移動自在に嵌合された一対のスライダ40の内側面に形成された連通溝44にそれぞれ螺着されている。そして、対向位置に設けられた一対のスライドピン33の端部間には、両方のスライドピン33を進退させる操作手段60が設けられている。 【0021】前記操作手段60は、図6〜図9に示すように、左右一対のスライドピン33の端部に、一方の端部が回動自在に連結された一対の回動アーム61a、61bと、それぞれの回動アーム61a、61bの他方の端部が図面視下斜めに傾斜すべく連結された中間アーム62と、この中間アーム62を上下に移動させる操作部材63とから構成されている。操作部材63は、棒形状に形成されている。そして、背部材13の裏面中央位置になるように配設されるとともに、中間アーム62の略中間位置に設けられた固定部62aに固着されている。また、操作部材63の先端は折り曲げ形成された操作部64が設けられている。 【0022】このように構成された操作手段60によれば、操作部64を指で下方へ押し下げるだけで、これと応動して中間アーム62が下方へ下がるとともに、中間アーム62の両端に連結された一対の回動アーム61a、61bを引き下げる。この結果、左右一対のスライドピン33が同時に後退しつつ、後脚の上位置決め孔31又は下位置決め孔32から外れ係合状態が解除されるのである。 【0023】また、この操作手段60は、図10に示すように、操作部材63を上方へ引き上げると、中間アーム62が引き上げられると共に、この両端に連結された一対の回動アーム61a、61bも引き上げられて、図面視中間アームを上辺として下斜めにそれぞれ傾斜する略台形状の姿勢に維持される。この状態に維持された操作手段60を操作するには、操作部64を指で上方へ持ち上げるだけで、これと応動して中間アーム62が上方へ引き上げられるとともに、中間アーム62の両端に連結された一対の回動アーム61a、61bも引き上げられる。その結果、左右一対のスライドピン33が同時に後退しつつ後脚11の上位置決め孔又は下位置決め孔から外れ係合状態が解除されるのである。 【0024】次に、以上のように構成された本発明にかかる折り畳み式車椅子100の作動について説明する。 【0025】図11は、車椅子100を折り畳む前の状態を示すもので、利用者は、左右一対の背部材13間に架設された把手部13aを持って、後輪を支点として車椅子100を後方斜めに傾倒させた状態を示す図面である。続いて、利用者は、車椅子100を後方へ傾倒させた状態のままで、操作部64を指で押し下げる。すると、その押し下げに応動して中間アーム62が下方へ下がるとともに、中間アーム62の両端に連結された一対の回動アーム61a,61bが引き下げられる。続いて、回動アーム61a,61bの引き下げに伴って左右一対のスライドピン33が後退しつつ、後脚11の上位置決め孔31から外れ係合状態が解除されスライダ40が後脚11の長手方向に摺動自在となる。スライドピン33の係合が解除されると、車輪等が固着された前脚10は、その自重によって後脚11方向に向かって移動するとともに、前脚10に一端が回動自在に連結されて他端がスライダ40に回動自在に連結された座部材14を介してスライダ40が後脚11の下方向へ移動されて、後脚11の同一線上に形成されている下位置決め孔32まで移動し、スライドピン33がその付勢力によって下位置決め孔32に挿入されて係合される。すると、図12に示すように、車椅子100は収束姿勢でロックされる。 【0026】次に、図13は、収束された車椅子100を展開させる前の状態を示すもので、利用者は、左右一対の背部材13間に架設された把手部13aを片手で持って持ち上げて、車椅子を前方斜めに傾倒させた状態を示す図面である。続いて、利用者は、車椅子100を前方へ傾斜させるように持ち上げた状態のままで、操作部部64を指で押し下げる。すると、押し下げに応動して中間アーム62が下方へ下がるとともに、中間アーム62の両端に連結された一対の回動アーム61a.61bも引き下げられる。続いて、回動アーム62の引き下げに伴って左右一対のスライドピン33が後退しつつ、後脚11の下位置決め孔32から外れ係合状態が解除されスライダ40が後脚11の長手方向に摺動自在となる。スライドピン33の係合が解除されると、車輪等が固着された前脚10は、その自重によって車椅子100の前方向に向かって移動するとともに、10前脚に一端が回動自在に連結されて他端がスライダ40に回動自在に連結された座部材14を介してスライダ40が後脚11の上方向へ移動されて、後脚11の同一線上に形成されている上位置決め孔31まで移動し、スライドピン33がその付勢力によって上位置決め孔31に挿入されて係合される。すると、図14に示すように、車椅子100は展開姿勢でロックされる。 【0027】以上のような構成からなる折り畳み式車椅子100の実施形態によって発揮される効果について、以下説明する。 【0028】(1) 上記の実施形態における折り畳み式車椅子100においては、後脚11の長手方向にわたって同一線上に設けられた上位置決め孔31または下位置決め孔32に、スライドピン33を挿脱自在にしたロック手段30を設けたことにより、簡単に全体を前後方向に折り畳みができ、コンパクトに収束させることができる。 【0029】(2) 上記実施形態における折り畳み式車椅子100においては、操作部材63を押し下げるか、引き上げるだけで左右一対のスライドピン33の挿脱を同時に簡単に行える操作手段60を設けたため、片手で簡単に全体を展開及び収束させることができ、高齢者等でも簡単に開閉作業を行うことができる。 【0030】(3) 上記実施形態における折り畳み式車椅子100においては、骨組みを構成する前脚10、後脚11、肘掛部材12、背部材13及び座部材14を中空パイプから形成しているため、軽量化を実現することができ、力のない高齢者等でも容易に持ち運ぶことができる。 【0031】(4) 上記実施形態における折り畳み式車椅子100においては、対角線に沿って折り畳み自在な遮体19を肘掛部分の側板として設けたことにより、全体を展開状態にした場合は、遮体19も展開状態となり、その結果、遮体によって使用者の着衣等の外部へのはみ出しを防止することができる。また、車椅子100を収束姿勢にした場合は、その折り畳みに伴って、遮体19も車椅子100の中心方向に向かって山折り状態となるため、遮体19は折り畳まれた車椅子100の内部に収納され、全体的にコンパクトに納めることができる。 【0032】ところで、本発明にかかる折り畳み式車椅子100の構成は、本実施例に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲内での改良、変更等は本発明に含まれるものである。例えば、本実施例においては、操作手段60は、左右一対のスライドピン33の端部のぞれぞれに回動自在に一方の端部が連結された一対の回動アーム61a、61bと、それぞれの回動アーム61a,61bの他方の端部間に架設され図面視下斜め又は図面視上斜めに傾斜すべく連結された中間アーム62と、この中間アーム62を上下に移動させる操作部材63とから構成した例を示したが、これに限定されるこはなく、例えば、左右一対のスライドピン33の端部間にワイヤ部材を架設し、このワイヤ部材を引き上げるか又は引き下げることによりスライドピン33を進退させる操作手段から構成してもよい。 【0033】 【発明の効果】以上のように、本各発明にかかる請求項1又は2記載の発明によれば、簡単に全体を前後方向に折り畳みができ、コンパクトに収束させることができる。 【0034】また、請求項3記載の発明によれば、操作部材63を押し下げるか、引き上げるだけで左右一対のスライドピン33の挿脱を同時に簡単に行えるため、片手で簡単に全体を展開及び収束させることができ、高齢者等でも簡単に開閉作業を行うことができる。 【0035】さらに、請求項4記載の発明によれば、請求項1〜3記載のいずれか一項記載の折り畳み式車椅子の肘掛部分に設けられた遮体を、車椅子の展開又は収束自在に伴って折り畳み自在としたため、車椅子全体を展開状態にした場合は、遮体も展開状態となり、その結果、遮体によって使用者の着衣等の外部へのはみ出しを防止することができる。また、車椅子を収束姿勢にした場合は、その折り畳みに伴って、遮体も車椅子の中心方向に向かって山折り状態となるため、遮体は折り畳まれた車椅子100の内部に収納され、全体的にコンパクトに納めることができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000146113 【氏名又は名称】株式会社松永製作所
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| 【出願日】 |
平成12年1月24日(2000.1.24) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100083932 【弁理士】 【氏名又は名称】廣江 武典
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| 【公開番号】 |
特開2001−198162(P2001−198162A) |
| 【公開日】 |
平成13年7月24日(2001.7.24) |
| 【出願番号】 |
特願2000−14577(P2000−14577) |
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