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【発明の名称】 遺体冷却装置
【発明者】 【氏名】土居 洋稔

【要約】 【課題】ドライアイスを用いなくても、遺体を冷却保存することの出来る装置を提供する。

【解決手段】横置した遺体胴部30に沿うように屋根形にアルミ製冷却基板11を形成してある。基板11の両斜面12,12に沿わせて電子冷却装置50の冷却側素子10を配置し、各電子冷却装置50の発熱側素子20に冷却フィン21及び放熱ファン22を配置してある。アルミ製冷却基板11と横置した遺体胴部30との間に柔軟不凍液袋40を介在させる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 横置した遺体胴部(30)に沿うように屋根形にアルミ製冷却基板(11)を形成し、基板(11)の両斜面(12,12)に沿わせて電子冷却装置(50)の冷却側素子(10)を配置し、両電子冷却装置(50)の発熱側素子(20)に冷却フィン(21)及び放熱ファン(22)を配置し、アルミ製冷却基板(11)と横置した遺体胴部(30)との間に介在させる柔軟不凍液袋(40)とからなる遺体冷却装置。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は遺体の腐敗を防止するための遺体冷却装置に関する。
【0002】
【従来の技術】 死後、通夜を経て火葬に付する迄の間、遺体の腐敗防止をするため、ドライアイスを遺体の周囲に置くのが主流である。また、圧縮器・蒸発器・膨張器を備えた冷却装置により遺体を冷却するものも知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】 ドライアイスは入手困難な地域があるし、また圧縮器・蒸発器・膨張器を備えた冷却装置は大型化することである。この発明は、圧縮器等の不要な小型の電気利用の遺体冷却装置を提供しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】 図2・図3を参考にして説明する。この発明に係る遺体冷却装置は、横置した遺体胴部30に沿うように屋根形にアルミ製冷却基板11を形成し、基板11の両斜面12,12に沿わせて電子冷却装置50の冷却側素子10を配置し、各電子冷却装置50の発熱側素子20に冷却フィン21及び放熱ファン22を配置し、アルミ製冷却基板11と横置した遺体胴部30との間に介在させる柔軟不凍液袋40とからなるものである。
【0005】
【発明の実施の形態】 図1において、N形半導体51とP形半導体52とを中間金属板53で接合して、N形半導体51からP形半導体52へ、直流電源56から直流を流すと、電子が中間金属板53からn側金属板54に流れ、このとき電子は中間金属板53で熱を吸収してn側金属板54で放出する。またP形半導体52では正孔が中間金属板53からp側金属板55に流れ、このとき正孔は中間金属板53で熱を吸収してp側金属板55で放出する。この結果中間金属板53では吸熱作用が起こり、金属板54,55では発熱作用が起こる。この現象は電子冷却と呼ばれ、このシステムをペルチェ効果に基づく電子冷却装置50と呼び、中間金属板53を冷却側素子と呼び、n側金属板54及びp側金属板55を共に発熱側素子と呼ぶ。
【0006】図2・図3において、この発明に係る遺体冷却装置を説明する。横置した遺体胴部30に沿うように屋根形にアルミ製冷却基板11を形成してある。基板11の両斜面12,12に沿わせて電子冷却装置50の冷却側素子10を配置し、各電子冷却装置50の発熱側素子20に冷却フィン21及び放熱ファン22を配置してある。13は支持ケース、23は外ケースである。40は不凍液袋で、アルミ製冷却基板11と横置した遺体胴部30との間に介在させるものである。
【0007】遺体30の熱は、柔軟不凍液袋40・アルミ製冷却基板11・(冷却側素子10)・電子冷却装置50・(発熱側素子20)を介して冷却フィン21に伝わり放熱ファン22により効率良く大気中に放熱される。
【0008】
【発明の効果】 ドライアイスに見られる入手・保存上の支障が全く無く、圧縮器・蒸発器・膨張器を備えたものに比べ小形で持運びに便利で、葬儀屋にとって著しく役立つ。
【出願人】 【識別番号】394003645
【氏名又は名称】株式会社土居技研
【出願日】 平成11年11月18日(1999.11.18)
【代理人】 【識別番号】100062328
【弁理士】
【氏名又は名称】古田 剛啓
【公開番号】 特開2001−137301(P2001−137301A)
【公開日】 平成13年5月22日(2001.5.22)
【出願番号】 特願平11−328398