| 【発明の名称】 |
ナースコール装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】坂口 茂樹
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| 【要約】 |
【課題】複数の通信路の形成および医療機器間でバイタルデータを送受信する。
【解決手段】複数の病室A、B、C、D毎にベッド子機1a、・・・4a、1b、・・・4d、1c、・・・4c、1d、・・・4dとともに設置される集合廊下灯11a、11b、11c、11dと、ナースステーションに設置される複数のナースコール親機12a、12b、12c、12dが接続された制御装置13とを1ペアの幹線L1で接続し、1ペアの幹線を用いて搬送波による周波数多重を行ない、搬送波を時分割して複数のスロットに分解し各スロット毎に通信路を割り当てることにより、同一病室内または異なる病室内の当該ベッド子機とナースステーションの当該ナースコール親機との同時双方向通話が可能となるとともに、スロットの一部を利用して医療機器端末10a、10b、10c、10dと医療機器本体14間において血圧・脈拍・投薬等の監視に伴なうバイタルデータを送受信することができる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】複数の病室(A、B、C、D)内の各病床に設けられたベッド子機(1a、・・・4a、1b、・・・4b、1c、・・・4c、1d、・・・4d)と、病室毎に設置され前記ベッド子機が接続される集合廊下灯(11a、11b、11c、11d)と、前記集合廊下灯を介して前記ベッド子機との通話等を行なうナースコール親機(12a、12b、12c、12d)と、前記集合廊下灯および前記ナースコール親機が接続され、前記ベッド子機および前記ナースコール親機の呼び出し、通話等の制御を行なう制御装置(13)とから構成されるナースコール装置であって、前記集合廊下灯と前記制御装置とを1ペアの幹線(L1)で接続し、前記1ペアの幹線を用いて搬送波による周波数多重を行なうことにより前記集合廊下灯と前記制御装置間で前記1ペアの幹線に複数の通信路を形成することを特徴とするナースコール装置。 【請求項2】前記搬送波を時分割して複数のスロットに分解し、各スロット毎に通信路を割り当てることにより、前記集合廊下灯に接続された1病室内での前記ベッド子機のそれぞれに対処するための複数の通信路を形成することを特徴とする請求項1記載のナースコール装置。 【請求項3】前記集合廊下灯に接続され、血圧、脈拍、投薬等の監視を行なう医療機器端末(10a、10b、10c、10d)と、前記制御装置に接続される医療機器本体(14)との間における前記監視に伴なうバイタルデータを、前記スロットの一部を利用して送受信することを特徴とする請求項1記載のナースコール装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明はナースコール装置に係わり、特に1ペアの幹線を用いて搬送波による周波数多重を行ない、搬送波を時分割して複数のスロットに分解し各スロット毎に通信路を割り当てることにより、複数の通信路の形成および医療機器間でバイタルデータの送受信が可能となるナースコール装置に関する。 【0002】 【従来の技術】従来から、この種のナースコール装置として、図4のブロック図に示す構成のナースコール装置が提案されている。 【0003】同図に示すナースコール装置は、複数の病室a、b、・・・内の各病床毎に設置され呼出機能、呼出報知機能、通話機能が備えられた複数のベッド子機、ここでは4台のベッド子機101a、・・・104a、101b、・・・104b、・・・と、各病室a、b、・・・の出入り口近傍に設置され複数のベッド子機が接続された集合廊下灯110a、110b、・・・と、ナースステーションに設置され呼出機能、呼出報知機能、通話機能が備えられたナースコール親機111と、1ペアの上り幹線L101aおよび1ペアの下り幹線L101bを介して各病室a、b、・・・の集合廊下灯と1ペアの幹線L102を介してナースステーションのナースコール親機111とを接続する中継器として設置され、複数のベッド子機およびナースコール親機111間の呼び出し、通話等の制御を行なう制御装置112とで構成されている。尚、1ペアの上り幹線L101a、1ペアの下り幹線L101bに示される「上り」、「下り」とは、各病室a、b、・・・の集合廊下灯からナースステーションのナースコール親機111へ伝送される諸信号(呼出信号、音声信号等)の伝送方向、ナースステーションのナースコール親機111から各病室a、b、・・・の集合廊下灯へ伝送される諸信号の伝送方向をそれぞれ表すものである。 【0004】このように構成されたナースコール装置において、病室内の当該病床の患者、ここでは病室a内のベッド子機101aが設置された病床の患者が、ナースステーション内の看護婦を呼び出すために、ベッド子機101aの呼出機能を能動にすると、集合廊下灯110aを介して上り方向の伝送フォーマットに信号処理(詳述せず)された呼出信号S101aが1ペアの上り幹線L101a、制御装置112、1ペアの幹線L102を介してナースステーションのナースコール親機111に伝送される。ナースコール親機111は入力された呼出信号S101aより病室a内のベッド子機101aが設置された病床の患者からの呼び出しを検出し、呼出報知機能をなすスピーカから呼出音を鳴動させるとともに該当LEDを点灯させることにより、ナースステーション内の看護婦に呼出報知する。これを確認したナースステーション内の看護婦がナースコール親機111にて適宜に呼出応答すると、ナースコール親機111から1ペアの幹線L102、制御装置112、1ペアの上り幹線L101aおよび1ペアの下り幹線L101b、病室aの集合廊下灯110aを介して呼出元であるベッド子機101a間の通話路(音声信号通信路)が形成される。 【0005】即ち、ナースステーション内の看護婦がナースコール親機111の通話機能をなすマイクを介して入力する音声は、適宜に信号処理された下りベースバンド音声信号S111aとして、下り方向の通話路である1ペアの幹線L102、制御装置112、1ペアの下り幹線L101b、病室aの集合廊下灯110aを介して呼出元であるベッド子機101aに伝送され、ベッド子機101aの通話機能をなすスピーカもしくはハンドセットレシーバを鳴動させることにより、呼び出した病床の患者はナースステーション内の看護婦の音声を受信することができる。 【0006】一方、呼び出した病床の患者がベッド子機101aの通話機能をなすマイクを介して入力する音声は、集合廊下灯110aを介して適宜に信号処理された上りベースバンド音声信号S112aとして上り方向の通話路である1ペアの上り幹線L101a、制御装置112、1ペアの幹線L102を介してナースステーションのナースコール親機111に伝送され、ナースコール親機111の通話機能をなすスピーカもしくはハンドセットレシーバを鳴動させることにより、ナースステーション内の看護婦は呼び出した病床の患者の音声を受信することができる。 【0007】これにより呼び出した病室a内のベッド子機101aが設置された病床の患者とナースステーション内の看護婦との双方向通話が成立する。 【0008】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来のナースコール装置は上述のように構成されているので、病室内の各病床に設置される当該ベッド子機の通話機能をなすマイクを介して入力される患者の音声、ナースステーションのナースコール親機111の通話機能をなすマイクを介して入力される看護婦の音声は、別線である1ペアの上り幹線L101a、1ペアの下り幹線L101bをそれぞれ介してベースバンド(上りベースバンド音声信号、下りベースバンド音声信号)で送受信されることから、同一系統、即ち同一病室内とナースステーション間において複数の通信路を形成する、または同一病室内で複数の通信路を形成することができない難点があり、或る1つのベッド子機が通話状態にある場合には同一病室内の他のベッド子機は通話ができない難点があるとともに、別線により配線が煩雑になる難点があった。 【0009】また、従来のナースコール装置には、病室内の各病床に設置される当該ベッド子機からナースステーションのナースコール親機111への呼出時および呼出応答による通話時における呼出信号、上りベースバンド音声信号、下りベースバンド音声信号以外の外部データを送受信する手段が備えられておらず、巡回時の看護婦が遂行する看護業務として当該医療機器による血圧・脈拍・投薬等の監視に伴うバイタルデータを送受信できないことから、看護業務の利便性および能率性が低下する難点があった。 【0010】本発明は上述の難点を解消するためになされたもので、1ペアの幹線を用いて搬送波による周波数多重を行ない、搬送波を時分割して複数のスロットに分解し各スロット毎に通信路を割り当てることにより、同一病室内または異なる病室内の当該ベッド子機とナースステーションの当該ナースコール親機との同時双方向通話を可能とし、かつスロットの一部を外部データ用に割り当てることにより、当該医療機器間で血圧・脈拍・投薬等の監視に伴うバイタルデータを送受信できるようにしたナースコール装置を提供することを目的とする。 【0011】 【課題を解決するための手段】このような目的を達成するため、本発明によるナースコール装置は、複数の病室内の各病床に設けられたベッド子機と、病室毎に設置されベッド子機が接続される集合廊下灯と、集合廊下灯を介してベッド子機との通話等を行なうナースコール親機と、集合廊下灯およびナースコール親機が接続され、ベッド子機およびナースコール親機の呼び出し、通話等の制御を行なう制御装置とから構成されるナースコール装置であって、集合廊下灯と制御装置とを1ペアの幹線で接続し、1ペアの幹線を用いて搬送波による周波数多重を行なうことにより集合廊下灯と制御装置間で1ペアの幹線に複数の通信路を形成するものである。 【0012】また、本発明によるナースコール装置は、搬送波を時分割して複数のスロットに分解し、各スロット毎に通信路を割り当てることにより、集合廊下灯に接続された1病室内でのベッド子機のそれぞれに対処するための複数の通信路を形成するものである。 【0013】また、本発明によるナースコール装置は、集合廊下灯に接続され、血圧、脈拍、投薬等の監視を行なう医療機器端末と、制御装置に接続される医療機器本体との間における監視に伴なうバイタルデータを、スロットの一部を利用して送受信するものである。 【0014】このようなナースコール装置によれば、複数の病室毎に複数のベッド子機とともに設置される集合廊下灯と、ナースステーションに設置される複数のナースコール親機が接続された制御装置とを1ペアの幹線で接続し、1ペアの幹線を用いて搬送波による周波数多重を行ない、搬送波を時分割して複数のスロットに分解し各スロット毎に通信路を割り当てることにより、同一病室内または異なる病室内の当該ベッド子機とナースステーションの当該ナースコール親機との同時双方向通話が可能となるとともに、集合廊下灯に接続される医療機器端末と、制御装置に接続される医療機器本体間における血圧・脈拍・投薬等の監視に伴なうバイタルデータはスロットの一部を利用して送受信することができる。これにより、看護婦が遂行する看護業務の利便性および能率性が向上される。 【0015】 【発明の実施の形態】以下、本発明によるナースコール装置を適用した好ましい形態の一実施例について、図面を参照して説明する。 【0016】図1は本発明によるナースコール装置の一実施例の構成を示すブロック図であり、複数の病室、ここでは4つの病室A、B、C、D内の各病床毎に設置され呼出機能、呼出報知機能、通話機能が備えられた複数のベッド子機、ここでは4台のベッド子機1a、・・・4a、1b、・・・4b、1c、・・・4c、1d、・・・4dと、各病室A、B、C、D内に設置され巡回時の看護婦が遂行する看護業務として病床の患者に対する血圧、脈拍、投薬等の監視を行なう医療機器端末10a、10b、10c、10dと、各病室A、B、C、Dの出入り口近傍に設置され病室内の複数のベッド子機および医療機器端末がそれぞれ接続された集合廊下灯11a、11b、11c、11dと、ナースステーションに設置され呼出機能、呼出報知機能、通話機能が備えられた複数のナースコール親機12a、12b、12c、12dと、1ペアの幹線L1を介して各病室A、B、C、Dの集合廊下灯と1ペアの幹線L2を介してナースステーションの複数のナースコール親機とをそれぞれ接続する中継器として設置され、複数のベッド子機および複数のナースコール親機間の呼び出し、通話等の制御を行なう制御装置13と、制御装置13に接続され病床の患者に対する看護履歴等の諸データ(バイタルデータ等)が予め格納された医療機器本体14とで構成されている。尚、ここでは、各病室A、B、C、Dの集合廊下灯から1ペアの幹線L1、制御装置13、1ペアの幹線L2を介してナースステーションの複数のナースコール親機へ伝送される諸信号(呼出信号、音声信号等)の伝送方向、および各病室A、B、C、Dの集合廊下灯から1ペアの幹線L1および制御装置13を介して医療機器本体14へ伝送されるバイタルデータの伝送方向を上り方向とし、ナースステーションの複数のナースコール親機から1ペアの幹線L2、制御装置13、1ペアの幹線L1を介して各病室A、B、C、Dの集合廊下灯へ伝送される諸信号、および医療機器本体14から制御装置13、1ペアの幹線L1を介して各病室A、B、C、Dの集合廊下灯へ伝送されるバイタルデータの伝送方向を下り方向とする。 【0017】また、各病室A、B、C、Dの集合廊下灯11a、11b、11c、11dは、接続される複数のベッド子機からの上りアナログ音声信号をA/D変換した上りデジタル音声信号として、または医療機器端末からの上りバイタルデータを周波数多重により1ペアの幹線L1を伝送させるため、図2のスペクトラム図に示すように異なる周波数(搬送波周波数)の上り搬送波f1、f2、f3、f4のうち何れか一つの上り搬送波、ここでは集合廊下灯11a、11b、11c、11dに上り搬送波f1、f2、f3、f4がそれぞれ選択されており、選択された上り搬送波は図3のスロット分解図に示すように、時分割により上りデジタル音声信号または上りバイタルデータが割り当てられる4つのスロット、第1、第2、第3、第4のスロットSL1a、・・・SL4a、SL1b、・・・SL4b、SL1c、・・・SL4c、SL1d、・・・SL4dにそれぞれ分割されている。更に、制御装置13は、1ペアの幹線L2を介して接続される複数のナースコール親機からのアナログ音声信号をA/D変換した下りデジタル音声信号として、または医療機器本体14からの下りバイタルデータを周波数多重により1ペアの幹線L1を伝送させるため、上述の上り搬送波f1、f2、f3、f4の周波数とは異なる下り搬送波f5が選択されており(図2参照)、選択された下り搬送波f5は時分割により下りデジタル音声信号または下りバイタルデータが割り当てられる4つのスロット、第1、第2、第3、第4のスロットSL11、・・・SL14に分割されている(図3参照)。 【0018】このように構成されたナースコール装置において、同一系統、即ち同一病室内とナースステーション間において複数の通信路を形成する第1の動作について説明する。 【0019】病室内の当該病床の患者、ここでは病室A内のベッド子機1a、・・・4aが設置された各病床の患者が、ナースステーション内の看護婦を呼び出すために当該ベッド子機の呼出機能をそれぞれ能動にすると、各ベッド子機1a、・・・4aから集合廊下灯11aを介して上り方向の伝送フォーマットに信号処理(詳述せず)された呼出信号S1a、・・・S4aが1ペアの幹線L1、制御装置13、1ペアの幹線L2を介してナースステーションの複数のナースコール親機12a、12b、12c、12dにそれぞれ伝送される。各ナースコール親機12a、12b、12c、12dは入力された呼出信号S1a、・・・S4aより病室A内のベッド子機1a、・・・4aが設置された各病床の患者からの呼び出しを検出し、呼出報知機能をなすスピーカから呼出音を鳴動させるとともに該当LED(呼出表示灯)を点灯させることにより、ナースステーション内の看護婦にそれぞれ呼出報知する。これを確認したナースステーション内の看護婦が当該ナースコール親機にて適宜に呼出応答すると、各ナースコール親機12a、12b、12c、12dから1ペアの幹線L2、制御装置13、1ペアの幹線L1、病室Aの集合廊下灯11aを介して呼出元である各ベッド子機1a、・・・4a間の通話路(音声信号通信路)がそれぞれ形成される。 【0020】即ち、ナースステーション内の看護婦が各ナースコール親機12a、12b、12c、12dの通話機能をなすマイクを介して入力する音声は、適宜に信号処理された下りアナログ音声信号S11a、S12a、S13a、S14aとして1ペアの幹線L2を介して制御装置13にそれぞれ伝送される。制御装置13は入力された下りアナログ音声信号S11a、S12a、S13a、S14aをA/D変換した下りデジタル音声信号S11a'、S12a'、S13a'、S14a'として下り搬送波f5をなす第1、第2、第3、第4のスロットSL11、・・・SL14にそれぞれ割り当てて出力する。この下り搬送波f5は1ペアの幹線L1を介して病室Aの集合廊下灯11aに入力される。病室Aの集合廊下灯11aは入力された下り搬送波f5を各スロット毎に分解し、第1のスロットSL11に割り当てられた下りデジタル音声信号S11a'をD/A変換した下りアナログ音声信号S11aとしてベッド子機1aに、第2のスロットSL12に割り当てられた下りデジタル音声信号S12a'をD/A変換した下りアナログ音声信号S12aとしてベッド子機2aに、第3のスロットSL13に割り当てられた下りデジタル音声信号S13a'をD/A変換した下りアナログ音声信号S13aとしてベッド子機3aに、第4のスロットSL14に割り当てられた下りデジタル音声信号S14a'をD/A変換した下りアナログ音声信号S14aとしてベッド子機4aにそれぞれ出力し、通話機能をなすスピーカもしくはハンドセットレシーバを鳴動させることにより、呼び出した各病床の患者はナースステーション内の看護婦の音声をそれぞれ受信することができる。 【0021】一方、呼び出した各病床の患者がベッド子機1a、・・・4aの通話機能をなすマイクを介して入力する音声は、適宜に信号処理された上りアナログ音声信号S21a、・・・S24aとして集合廊下灯11aに伝送される。集合廊下灯11aは入力された上りアナログ音声信号S21a、・・・S24aをA/D変換した上りデジタル音声信号S21a'、・・・S24a'として上り搬送波f1をなす第1、第2、第3、第4のスロットSL1a、・・・SL4aにそれぞれ割り当てて出力する。この上り搬送波f1は1ペアの幹線L1を介して制御装置13に入力される。制御装置13は入力された上り搬送波f1を各スロット毎に分解し、第1のスロットSL1aに割り当てられた上りデジタル音声信号S21a'をD/A変換した上りアナログ音声信号S21aとして1ペアの幹線L2を介してナースコール親機12aに、第2のスロットSL2aに割り当てられた上りデジタル音声信号S22a'をD/A変換した上りアナログ音声信号S22aとして1ペアの幹線L2を介してナースコール親機12bに、第3のスロットSL3aに割り当てられた上りデジタル音声信号S23a'をD/A変換した上りアナログ音声信号S23aとして1ペアの幹線L2を介してナースコール親機12cに、第4のスロットSL4aに割り当てられた下りデジタル音声信号S24a'をD/A変換した上りアナログ音声信号S24aとして1ペアの幹線L2を介してナースコール親機12dにそれぞれ出力し、通話機能をなすスピーカもしくはハンドセットレシーバを鳴動させることにより、ナースステーション内の看護婦は病室A内の呼び出した各病床の患者の音声をそれぞれ受信することができる。 【0022】これにより、呼び出した病室A内のベッド子機1a、・・・4aが設置された各病床の患者とナースステーション内の看護婦との同時双方向通話が成立する。 【0023】次に、異系統、即ち複数の病室内とナースステーション間において複数の通信路を形成する第2の動作について説明する。 【0024】複数の病室内の当該病床の患者、ここでは病室A内のベッド子機1aが設置された病床の患者、病室B内のベッド子機2bが設置された病床の患者、病室C内のベッド子機3cが設置された病床の患者、病室D内のベッド子機4dが設置された病床の患者が、ナースステーション内の看護婦を呼び出すために当該ベッド子機の呼出機能をそれぞれ能動にすると、各ベッド子機1a、2b、3c、4dから集合廊下灯11a、11b、11c、11dをそれぞれ介して上り方向の伝送フォーマットに信号処理(詳述せず)された呼出信号S1a、S2b、S3c、S4dが、1ペアの幹線L1、制御装置13、1ペアの幹線L2を介してナースステーションの複数のナースコール親機12a、12b、12c、12dにそれぞれ伝送される。各ナースコール親機12a、12b、12b、12dは入力された呼出信号S1a、S2b、S3c、S4dより病室A内のベッド子機1aが設置された病床の患者、病室B内のベッド子機2bが設置された病床の患者、病室C内のベッド子機3cが設置された病床の患者、病室D内のベッド子機4dが設置された病床の患者からの呼び出しをそれぞれ検出し、呼出報知機能をなすスピーカから呼出音を鳴動させるとともに該当LED(呼出表示灯)を点灯させることにより、ナースステーション内の看護婦にそれぞれ呼出報知する。これを確認したナースステーション内の看護婦が当該ナースコール親機にて適宜に呼出応答すると、各ナースコール親機12a、12b、12c、12dから1ペアの幹線L2、制御装置13、1ペアの幹線L1および病室Aの集合廊下灯11a、病室Bの集合廊下灯11b、病室Cの集合廊下灯11c、病室Dの集合廊下灯11dをそれぞれ介して呼出元である各ベッド子機1a、2b、3c、4d間の通話路(音声信号通信路)がそれぞれ形成される。 【0025】即ち、ナースステーション内の看護婦が各ナースコール親機12a、12b、12c、12dの通話機能をなすマイクを介して入力する音声は、適宜に信号処理された下りアナログ音声信号S31a、S32b、S33c、S34dとして1ペアの幹線L2を介して制御装置13にそれぞれ伝送される。制御装置13は入力された下りアナログ音声信号S31a、S32b、S33c、S34dをA/D変換した下りデジタル音声信号S31a'、S32b'、S33c'、S34d'として下り搬送波f5をなす第1、第2、第3、第4のスロットSL11、・・・SL14にそれぞれ割り当てて出力する。この下り搬送波f5は1ペアの幹線L1を介して病室Aの集合廊下灯11a、病室Bの集合廊下灯11b、病室Cの集合廊下灯11c、病室Dの集合廊下灯11dにそれぞれ入力される。各病室A、B、C、Dの集合廊下灯11a、11b、11c、11dは入力された下り搬送波f5を各スロット毎に分解し、集合廊下灯11aは第1のスロットSL11に割り当てられた下りデジタル音声信号S31a'をD/A変換した下りアナログ音声信号S31aとしてベッド子機1aに、集合廊下灯11bは第2のスロットSL12に割り当てられた下りデジタル音声信号S32b'をD/A変換した下りアナログ音声信号S32bとしてベッド子機2bに、集合廊下灯11cは第3のスロットSL13に割り当てられた下りデジタル音声信号S33c'をD/A変換した下りアナログ音声信号S33cとしてベッド子機3cに、集合廊下灯11dは第4のスロットSL14に割り当てられた下りデジタル音声信号S34d'をD/A変換した下りアナログ音声信号S34dとしてベッド子機4dにそれぞれ出力し、通話機能をなすスピーカもしくはハンドセットレシーバを鳴動させることにより、呼び出した各病床の患者はナースステーション内の看護婦の音声をそれぞれ受信することができる。 【0026】一方、呼び出した各病床の患者がベッド子機1a、2b、3c、4dの通話機能をなすマイクを介して入力する音声は、適宜に信号処理された上りアナログ音声信号S41a、S42b、S43c、S44dとして集合廊下灯11a、11b、11c、11dにそれぞれ伝送される。各集合廊下灯11a、11b、11c、11dは入力された上りアナログ音声信号S41a、S42b、S43c、S44dをA/D変換した上りデジタル音声信号S41a'、S42b'、S43c'、S44d'として上り搬送波f1をなす第1のスロットSL1a、上り搬送波f2をなす第2のスロットSL2b、上り搬送波f3をなす第3のスロットSL3c、上り搬送波f4をなす第4のスロットSL4dにそれぞれ割り当てて出力する。この上り搬送波f1、f2、f3、f4は1ペアの幹線L1を介して制御装置13に入力される。制御装置13は入力された上り搬送波f1、f2、f3、f4を各スロット毎に分解し、上り搬送波f1をなす第1のスロットSL1aに割り当てられた上りデジタル音声信号S41a'をD/A変換した上りアナログ音声信号S41aとして1ペアの幹線L2を介してナースコール親機12aに、上り搬送波f2をなす第2のスロットSL2bに割り当てられた上りデジタル音声信号S42b'をD/A変換した上りアナログ音声信号S42bとして1ペアの幹線L2を介してナースコール親機12bに、上り搬送波f3をなす第3のスロットSL3cに割り当てられた上りデジタル音声信号S43c'をD/A変換した上りアナログ音声信号S43cとして1ペアの幹線L2を介してナースコール親機12cに、上り搬送波f4をなす第4のスロットSL4dに割り当てられた下りデジタル音声信号S44d'をD/A変換した上りアナログ音声信号S44dとして1ペアの幹線L2を介してナースコール親機12dにそれぞれ出力し、通話機能をなすスピーカもしくはハンドセットレシーバを鳴動させることにより、ナースステーション内の看護婦は病室A、B、C、D内の呼び出した各病床の患者の音声をそれぞれ受信することができる。 【0027】これにより、呼び出した病室A、B、C、D内のベッド子機1a、2b、3c、4dが設置された各病床の患者とナースステーション内の看護婦との同時双方向通話が成立する。 【0028】次に、巡回時の看護婦が遂行する看護業務として、病床の患者に対する血圧・脈拍・投薬等の監視に伴うバイタルデータを病室内に設置される医療機器端末と医療機器本体間で送受信させるための通信路を形成する第3の動作について説明する。 【0029】巡回時の看護婦が遂行する看護業務として、病床A内のベッド子機1aが設置された病床の患者に対する血圧・脈拍・投薬等の監視を行なうにあたり、医療機器端末10aから出力される上りバイタルデータS51aは、集合廊下灯11aにて上り搬送波f1をなす複数のスロットの一部、ここでは第4のスロットSL4aに割り当てられて出力される。この上り搬送波f1は1ペアの上り幹線L1を介して制御装置13に入力される。制御装置13は入力された上り搬送波f1を各スロット毎に分解し、第4のスロットSL4aに割り当てられた上りバイタルデータS51aを医療機器本体14に出力する。医療機器本体14は入力されたバイタルデータS51aより病室A内のベッド子機1aが設置された病床の患者に対する血圧・脈拍・投薬等の監視に伴うバイタルデータを検出し適宜に信号処理(詳述せず)する。 【0030】一方、医療機器本体14に予め格納されている看護履歴等の諸データより読み出された病床A内のベッド子機1aが設置された病床の患者に対する血圧・脈拍・投薬等の下りバイタルデータS61aは、制御装置13にて下り搬送波f5をなす複数のスロットの一部、ここでは第4のスロットSL14に割り当てられて出力される。この下り搬送波f5は1ペアの幹線L1を介して病室Aの集合廊下灯11aに入力される。病室Aの集合廊下灯11aは入力された下り搬送波f5を各スロット毎に分解し、第4のスロットSL14に割り当てられた下りバイタルデータS61aを医療機器端末10aに出力する。医療機器端末10aは入力された下りバイタルデータS61aより医療機器本体14からの病床A内のベッド子機1aが設置された病床の患者に対する血圧・脈拍・投薬等の監視に伴うバイタルデータを検出し適宜に信号処理(詳述せず)する。 【0031】これにより、巡回時の看護婦が遂行する看護業務として、病室A内のベッド子機1aが設置された病床の患者に対する血圧・脈拍・投薬等の監視に伴うバイタルデータを、1ペアの幹線L1を介して病室Aの医療機器端末10aと医療機器本体14間で送受信することができ、看護業務の利便性および能率性が向上される。 【0032】尚、上述の実施例では、ナースコール親機からの搬送波の周波数を単一とし、かつ全ての搬送波は4つのスロットに分割されているが、ナースコール親機からの搬送波周波数を複数備え、各搬送波のスロット数も増加させることも可能であり、さらに多くの通信路を確保できる。 【0033】 【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明のナースコール装置によれば、1ペアの幹線を用いて搬送波による周波数多重を行ない、搬送波を時分割して複数のスロットに分解し各スロット毎に通信路を割り当てることにより、同一病室内または異なる病室内の当該ベッド子機とナースステーションの当該ナースコール親機との同時双方向通話を可能とし、かつスロットの一部を外部データ用に割り当てることにより、当該医療機器間で血圧・脈拍・投薬等の監視に伴うバイタルデータを送受信できる。これにより、看護婦が遂行する看護業務の利便性および能率性が向上される。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000100908 【氏名又は名称】アイホン株式会社
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| 【出願日】 |
平成11年7月27日(1999.7.27) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100077584 【弁理士】 【氏名又は名称】守谷 一雄
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| 【公開番号】 |
特開2001−37824(P2001−37824A) |
| 【公開日】 |
平成13年2月13日(2001.2.13) |
| 【出願番号】 |
特願平11−212155 |
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