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【発明の名称】 生理ナプキン及び介護用おむつの吸い取り補助用挟みテープ
【発明者】 【氏名】斎藤 愛子

【要約】 【課題】本発明は、シート状生理用品や介護の場合のおむつと併用して、月経血や痔血及び尿を超多量に吸収保持して洩れを確実に防止し、体の動きにも下着を汚損することのない補助用品として用いる生理ナプキン及び介護用おむつの吸い取り補助用に挟んで吸い取るテープを提供する。

【解決手段】超吸水膨化性粉体1を全面に撒布してなる長尺のテープ状脱脂綿のシート2を、外表面全面を、縦横にしわ加工した不織布からなるしわ加工吸収シート3で被覆し、全体を縦横にしわ加工したしわ加工逆洩れ防止メッシュシート4で包覆した構成を特徴した。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 超吸水膨化性粉体1を全面に撒布してなる長尺のテープ状脱脂綿のシート2を、外表面全面を、縦横にしわ加工した不織布からなるしわ加工吸収シート3で被覆し、全体を縦横にしわ加工したしわ加工逆洩れ防止メッシュシート4で包覆した構成を特徴した生理ナプキン及び介護用おむつの吸い取り補助用挟みテープ。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シート状生理用品や介護の場合のおむつと併用して、月経血や痔血及び尿を超多量に吸収保持して、外陰部及び臀部への洩れを最小限にし、体の動きにもずれることなく下着やシーツのを汚損を極力少なくするための補助用品として用いる生理ナプキン及び介護用おむつの吸い取り補助用挟みテープに関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】現在市販されている生理用ナプキン,介護用おむつの形や構造は、板状体又は中央部丘状の板状体,船底型,横洩れ防止のひれ付きタイプ等で、何れも、局部の肌に当てがうタイプのものが一般的であり、それ以外のものは市販されていない。即ち、ナプキン,おむつは、イコール当てがうものであるという概念に馴らされている。家庭が核家族化し、生活の知恵を継承してくれる年寄りも居ず、多くの人は、必要にせまられ、夫々人知れずさまざまな工夫をして急場をしのいでいる。本願は、昭和20年頃(アンネナプキン,プリシラパット)からの、当てて使うという形の固定観念を捨て、体の構造,排泄物の出方に合うかたちで、もっと合理的かつシンプルな、吸収と後始末の容易さを考えた形,構造のものを提案すべく、昔の保健婦や助産婦も使って居た”ふんどしばさみ”を参考の形とし、更に、最近その高性能で注目を浴びている超吸水膨化性粉体を構造素材として、温故知新の発想に基づいた吸収テープを発明実用化し、その利便性を一般化して活用する必要がある事を課題とした。
【0003】従来、市販されているナプキンやおむつは、すべて上述のような薄板状のシート本体を局部の肌に当てて使用するが、肌に当てがうタイプのシート本体では、構造的にみても、あるがままの形にフィットしきれず、尿や血液は、陰部,臀部の割れ目を伝って流れ、パンテイ,シーツを汚してしまうことが往々にしてある。にも拘らず、なぜか現在それを解決する決定的なナプキン,シートは提案されていない。
【0004】つまり、板状シートでは、尿や月経血排泄口からのスポット吸収,ライン吸収ができないので、尿や血液は排泄口周辺に広範囲面に吸収され、外陰部や肛門周囲,臀部に不快感を与えてしまう。また空気に触れ酸化される面積も広くなるので、臭いやかぶれも発生しやすい。ひれ,防水縁取りのついたシートでも、体の動きや寝返りに応じてずれてしまい、内股まで尿や経血が付着するのは止むを得ないことと諦めているのが現状である。
【0005】が故に、高齢化時代を迎え、更年期,老年期の人口割合の増加に伴う必要性,利便性を踏まえ、密かに工夫され使われてきた方法を改善し、生きている限り必要な生理,介護補助用品を、早急に作成し、誰しもが手軽に活用出来るようにすることを課題とした。
【0006】即ち、薄板状のものは、体が動けば下着も動きよじれ、本体もずれて肌局部から離れて洩れ易くなり、特に夜の仰臥状態では経血が臀部割れ目に沿って毛管現象により尻の後ろの尾てい骨付近まで回り込み、下着ばかりでなく夜具を汚損する欠点もある。これは、病人や老人の介護用おむつの場合も同じで、夜具の中では、排尿が臀部の筋溝に沿って尾てい骨から背中まで回り込み、夜具を汚損して病人に不快感を与え、介護も大変になる。薄板状のおむつやナプキンでは、シート本体自体の吸収保持面積が広く大きくなければ保持量を多くすることが不可能であり、不快感や不衛生を伴う問題もあり、何れにしても横洩れや臀部への洩れを防ぐ手段は完璧を期し得ないのが現状である。又、男性に多い痔血の滲出がある痔疾患では、手軽で効果のある手当て用具は提供されてないため、出血が下着を汚し不便不衛生極まりない。
【0007】本発明は、テープ本体は、おむつ,ナプキンと分離されて単独で局部割れ目に挟み込んで二つ折りにし、経血や排出尿の出口に当てがい、最小限のスポット面で最大限の吸収を可能にするものであり、従来に比べ著しい吸収量でテープ本体内の粉体が膨化保持して、テープ本体の外側のおむつ,ナプキンに滲み出す量を最小限に抑え、使用時の不快面積を少なくするから、介護人も本人も後始末が楽であり、不快感も少なく、生理用ナプキンや介護用おむつの実用的な補助用具として提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】吸水膨化性粉体1を全面に撒布してなる長尺のテープ状脱脂綿のシート2を、外表面全面を、縦横にしわ加工した不織布からなるしわ加工吸収シート3で被覆し、更に縦横にしわ加工したしわ加工逆洩れ防止メッシュシート4で外表面全面を被覆した構成で、薄く、小さく、多量吸収を特徴とした生理用ナプキン及び介護おむつの補助用に挟めて使う吸い取りテープで、前述の加工テープを生理用ナプキン及び介護用おむつを当てる前に、それぞれの使用目的に合う適当なサイズのものを選び、補助テープとして、割れ目なりにテープ中心線を合わせて当て、優しく前後からまたは、尾てい骨付近から中指でなぞるように挟み使用することにより、従来の課題をほぼ解決したものである。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明は、従来のナプキンや介護おむつ等の肌に当てるタイプとは全く発想の異なる挟むタイプの吸収テープであり、又、最近注目をあび実用化している超吸水膨化性粉体からなる、意外な程シンプル,コンパクトでありながら、確実な成果を上げ得るテープである。一昔前、体温で温められ臭う整理臭を減らす為に、又、寝たきり病人の臀部のかぶれ,ただれを避けるために、親から子へ密かに伝わる”ふんどしばさみ”の方法を工夫し、洗いざらしのゆかた,和紙をふわふわにもんで、或るいは脱脂綿,ガーゼをお股に挟みました。
【0010】核家族化した現代では、それを知らぬ昭和20年代生まれの更年期にさしかかった経産婦は、出血量の多さに人知れず悩み、昼用ナプキンに夜用ナプキンをモコモコに重ねて当てがい、又、おむつの必要になった親を持つ介護の家族は、少しでも親の為に良かれと思い、逆洩れ防止シートのついたおむつを当てるだけが、昨今の最上級の手当てであり、それ以外の方法は無いというのが一般常識となっている。
【0011】しかし、ガーゼ,脱脂綿,テッシュペーパーを挟めるだけで、当ててあるおむつ,ナプキンへの洩れる量は意外なほど少なく、殆どの尿,血液は、挟めてある部分で吸収されることは不変の事実で、正に驚異である。そしてナプキン,おむつが、TVコマーシャルに登場するほど、衛生用品,介護用品の開発が進んでいる昨今、これほど便利なものが公然化されず市場に提供されていないことは不思議とさえ思われる。
【0012】本発明に先立ち、試しに、市販されている紙おむつを解体し、吸収不織布,逆洩れ防止メッシュシートを適当な大きさのシート状にしてそれぞれ全体にギャザーを寄せ、超吸水膨化性粉体を全面に散布してなる長尺の薄い脱脂綿を二重に包み、テープ状にして使用した結果、やはり期待通りに良く吸収し、割れ目の形なりに柔らかく膨張し、痛みもなく、予備との交換時期を肌で感じられるという付加効果も出て、大変重宝な方法であると認識を新たにした。
【0013】本品が市場に提案されていないが故に、苦労している人々の、親孝行,おむつ交換の簡素化,更年期の憂鬱さからの解放の手助けとなるのは間違いないものと思われる。頭脳優秀の人では思いつかぬ、必要にせまられた生活の知恵から生まれた、古くて新しい画期的なテープである。使用に当たって、尿には大(約5×30cm位×3〜5mm),月経血には中(3〜4cm×12cm位×3〜5mm),尿もれ用や痔血には小(4×7〜10cm×5mm位)を作っておけば大変便利である。
【0014】本発明は、生理用ナプキンや介護用おむつ等に、超吸水膨化性粉体からなる吸水保持体を併用させることを特徴としたものであって、月経血や痔血及び排出尿等の体外排出物を超吸水膨化性粉体に吸収保持させ外陰部,臀部の不快感を最小限に抑え、後始末を楽にし、合理的にすることを目的としたものであり、超吸水膨化性粉体1をテープ全体に撒布してなる長尺の脱脂綿からなるシート2を、外表面全面を、縦横にしわ加工した不織布からなるしわ加工吸収シート3で被覆し、全体をしわ加工したしわ加工逆洩れ防止メッシュシート4で包覆した構成を特徴したもので、シートの長さは介護用などと共に使用目的に応じて適宜作り置くものとし、生理時の使用に当たっては、幅3〜4cm×長さ12cm厚み3〜5mmである本願テープを山型に挟まるように当て、経血の滲み出る局部に中心線なりに指でなぞり山型に挟み込み、肌に密着保持させた後、二重に防備するために、着用する下着内側に接着した生理用ナプキン,おむつを当てる。割れ目に挟み込まれたテープは、血液,尿を吸収することにより断面三角形状に膨張変形し、筋溝に挟み込まれ、三角棒の形に柔らかく膨れ上がる。
【0015】即ち、肌に密着させる本願の挟むテープと生理用ナプキン,介護用おむつとは、分離されて一体ではないので、病人の寝返りや歩行などで下着が動いたりよじれたりしても、テープが、下着によって剥離されることなく肌への密着を柔らかく保持したまま滲出血,尿を吸引することになり、滲出血,尿がテープの外に洩れることが最小限となり、滲出血,尿の大半がテープに吸引吸収される。吸収しきれなかった多少の湿潤は、従来のナプキンシートやおむつで吸収され、抑えられ、外陰部や臀部の不快感,臭い及び寝具下着の汚れから解放される。
【0016】滲出血,尿を吸引するのは、テープ2の全面に撒布保持されている超吸水膨化性粉体1であって、これは吸水量が粉体の約1000倍にもなる高分子材料の微粒子からなるもので、シート状脱脂綿2に保持する粉体状では微量撒布の量でよく、従って、使用前は、薄い細身のテープ状シート形状となって、局部肌の筋溝に添って挟み込んでも殆ど使用感異物感がなく、使用中は、テープ形状のシート状脱脂綿のシート2を通して多量の滲出血,尿を吸引吸水した超吸水膨化性粉体1は、微粉粒がゼリー状になって個々に数百倍数千倍に膨張し、割れ目の形なりに膨張したまま血液,尿の大半を吸収保持し、ナプキン,おむつには最小限の吸収しきれなかった量が滲み込む。この超吸水膨化性粉体1の膨張につれて、シート状脱脂綿のシート2も拡がり、外面を被覆したしわ加工の吸収シート3が縦ひだ横ひだを外側方向に伸ばし切って断面が割れ目の形なりに膨化し、外陰部,臀部の圧迫により割れ目にフィットする形にやさしく膨張し、全体外形は、ふわふわのテトラ柱に変形する。しわ加工の逆洩れ防止メッシュシート4は滲出を最小限に抑える。この時点で肌に痛みを感じることはないが、使用者はふくらみ具合で時期を感じて予備と交換すればよい。
【0017】脱脂綿のシート2は、カット綿の場合は、方向性があり、多数の繊維筋がある縦方向をテープの長さ方向にすれば、粉体の膨張化につれては横方向に拡張し易い。更に、しわ加工の吸収シート3は、使用前の状態では、多数の縦ひだ横ひだを付した形状にして被覆面積を薄身のシート状脱脂綿2に合わせた形状になっているが、超吸水膨化性粉体1の吸収膨化に伴ってひだを縦横に伸ばして表面積を広げ、柔らかいテトラ棒状態に変形するのを助ける。そして挟むテープで吸収しかねた多少の経血,尿は、市販されている逆洩れ防止性メッシュシート付きのナプキン,おむつにより完全に吸収される。又、挟むテープが吸収した血液や尿は全面が逆洩れ防止メッシュシート4で包まれているので、強力な圧力をかけない限り外に滲み出す心配はない。肌局部に当てがうときは、図4のように、テープ体の縦長の中心線で山に二つ折りなるよう中指で割れ目をなぞるようにし挿し挟み保持する。
【0018】男性に多い痔疾患の下血の場合は、肛門中心に臀部の筋溝に添って本願テープ体を細長く二つ折りにして挟み込んだ後下着をはけば、下着の動きに左右されずに肛門を塞いで下血を吸い取るので、従来適当な対策のないまま下着の汚れを諦めていた特に男性の痔疾患の下血を衛生的に処理することが出来る。又、寝たきり病人や要介護老人の排尿処理の場合も、テープ体の長さを長くしておむつの中で臀部の筋溝になぞるように挟み込み、特に女性の場合尾てい骨近くまで長くすれば、背中まで滲み込むこともなく夜具を汚す事がない。男性寝たきり介護に使用の場合は、テープで陰茎,尿道口部を包み込むように巻けば、陰のう,肛門,臀部の不快感を最小限に抑えることが出来る。若い女性の排卵日のおりものには、テープのみの使用で十分対応できる。何れにしても女性の生理用ナプキンや介護用おむつなどの補助用として用いるのが基本なので、当ててあるものとは違って、ずれたりすることなく、泌尿器からのおりものの大部分を確実に吸収することが出来る。
【0019】
【発明の効果】本発明は、液体の吸引保持量が元の約1000倍という性質を持つ超吸水膨化性粉体を応用して、下血や排尿の洩れを合理的かつ衛生的に処理出来るもので、女性の生理用ナプキンや介護用おむつなどの補助用品として使用するものであるから、下着と関係なく吸収テープを身体構造上あるがままの形にはさみ込み保持させることにより、下着の動きにも左右されずに更年期等の超多量の下血や寝たきり病人の排尿水を吸収保持し、最小限の範囲に皮膚の不快感又、外陰部のただれ,臭いを抑えることが出来、コンパクトに手早く処理できる効果があるものである。
【出願人】 【識別番号】596083940
【氏名又は名称】斎藤 愛子
【出願日】 平成12年5月26日(2000.5.26)
【代理人】
【公開番号】 特開2001−333934(P2001−333934A)
【公開日】 平成13年12月4日(2001.12.4)
【出願番号】 特願2000−197311(P2000−197311)