| 【発明の名称】 |
排尿表示付きおむつ |
| 【発明者】 |
【氏名】中島 明雄
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| 【要約】 |
【課題】排尿の有無をおむつが濡れているかどうかを触ることなく、視認 、検知できる排尿表示付きおむつの提供。
【解決手段】おむつ2に、吸液により透明状態となり、様相を変化させる、低屈折率顔料をバインダー樹脂に分散状態に固着させた多孔質層を設けた排尿表示体を配したことを特徴とする排尿表示付きおむつ1。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 おむつの一部に、低屈折率顔料をバインダー樹脂に分散状に固着させた多孔質層を設け、前記多孔質層への尿の吸収により、該多孔質層を透明状態に変化させ、色変化した様相を現出させることにより、排尿が目視により検知できるよう構成した排尿表示付きおむつ。 【請求項2】 おむつの排尿箇所近傍に、低屈折率顔料をバインダー樹脂に分散状態に固着させた多孔質層を設けた、排尿表示付きおむつ。 【請求項3】 おむつの排尿箇所近傍に、低屈折率顔料をバインダー樹脂に分散状態に固着させた多孔質層を設けた部材を装着させ、外部より色変化を視認可能に構成した、排尿表示付きおむつ。 【請求項4】 多孔質層の下層には、着色層が設けられており、排尿による多孔質層への尿の吸収により、前記着色層が透視できるよう構成した請求項1乃至3記載のいずれか一項に記載の排尿表示付きおむつ。 【請求項5】 おむつに装着される部材は、糸状乃至帯状物、繊維の集束体、繊維束の被覆体、繊維の樹脂加工乃至溶着加工体、布帛、不織布、プラスチックシート、多孔質プラスチック体、及び内部軸線方向に毛細間隙を設けたプラスチック加工体から選ばれる請求項2乃至4記載のいずれか一項に記載の排尿表示付きおむつ。 【請求項6】 低屈折率顔料は、微粒子状珪酸であり、バインダー樹脂は、ウレタン系樹脂から選ばれる、請求項1乃至5のいずれか一項に記載の排尿表示付きおむつ。 【請求項7】 多孔質層は、おむつ内に装備した尿吸収部材と、外装部との間に配してなる請求項1乃至4記載のいずれか一項に記載の排尿表示付きおむつ。 【請求項8】 尿吸収部材の底部には、水不透過性の透明若しくは半透明のカバー部材が配されており、前記カバー部材の内面に多孔質層を設けた部材が装着されてなる請求項7記載の排尿表示付きおむつ。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、排尿表示付きおむつに関する。更に詳細には、幼児、老人、病人等が使用するおむつにおいて、排尿により常態と異なる様相に変化させ、外部より目視により排尿の有無を検知できる、排尿表示付きおむつに関する。 【0002】 【従来の技術】排尿の有無を検知する手段に関して、従来より幾つかの提案が開示されている(特開昭55−36326号公報、特開昭57−42901号公報等)。前記した提案は、特定PH指示薬の適用や水の存在で変色する染料を含有させたものであり、湿った状態で発色乃至変色するとしても、時間の経過により、水分が尿吸収部材に吸収され、その際、同時に色素も吸収されて発色部が拡散しがちであり、目視が困難になる等の不具合があり、実用性を満足させていない。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】近年、おむつには、高吸収性の尿吸収部材が装着されており、排尿を速やかに吸収するので、外観的には変化がなく、排尿を検知でき難い。従って、濡れているかどうかを触ってみて確認することになり、不便であると共に非衛生的であった。本発明は、前記不具合を解消すると共に、簡易に検知できる新たな排尿検知手段を開示するものである。 【0004】 【課題を解決するための手段】本発明は、おむつの一部に、低屈折率顔料をバインダー樹脂に分散状に固着させた多孔質層を設け、前記多孔質層への尿の吸収により、該多孔質層を透明状態に変化させ、色変化した様相を現出させることにより、排尿が目視により検知できるよう構成した排尿表示付きおむつを要件とする。更には、おむつの排尿箇所近傍に、低屈折率顔料をバインダー樹脂に分散状態に固着させた多孔質層を設けた、排尿表示付きおむつを要件とする。更には、おむつの排尿箇所近傍に、低屈折率顔料をバインダー樹脂に分散状態に固着させた多孔質層を設けた部材を装着させ、外部より色変化を視認可能に構成した、排尿表示付きおむつを要件とする。更には、多孔質層の下層には、着色層が設けられており、排尿による多孔質層への尿の吸収により、前記着色層が透視できるよう構成したこと、おむつに装着される部材は、糸状乃至帯状物、繊維の集束体、繊維束の被覆体、繊維の樹脂加工乃至溶着加工体、布帛、不織布、プラスチックシート、多孔質プラスチック体、及び内部軸線方向に毛細間隙を設けたプラスチック加工体から選ばれること、低屈折率顔料は、微粒子状珪酸であり、バインダー樹脂は、ウレタン系樹脂から選ばれること、多孔質層は、おむつ内に装備した尿吸収部材と、外装部との間に配してなること、尿吸収部材の底部には、水不透過性の透明若しくは半透明のカバー部材が配されており、前記カバー部材の内面に多孔質層を設けた部材が装着されてなること、等を要件とする。 【0005】本発明は、低屈折率顔料をバインダー樹脂に分散状態に固着させた多孔質層が、非湿潤状態では、不透明性であり、水等の液体の吸液による湿潤状態で、透明状態に変化する特性を利用するものである。前記多孔質層の不透明状態から透明状態への変化により、排尿の有無を検知できるが、前記多孔質層の下層に着色層が配置されていれば、更に視覚による検知性を高めることができる。前記着色層は、印刷乃至塗布手段により設けることができるが、基材自体が着色状態にあるものでもよい。 【0006】前記多孔質層は、おむつ本体の排尿箇所に直接的に印刷形成し、外部より視認できるよう構成することができるし、前記した布帛、不織布、紙、プラスチックシート等の偏平材料に設けて、適宜の大きさ、形状に裁断したものを、おむつ本体の排尿箇所及びその近傍に装着し、外部より視認できるよう構成することができる。更には、糸状乃至帯状物、長手方向に配した繊維の集束体、繊維束の被覆体、繊維の樹脂加工乃至溶着加工体、内部軸線方向に毛細間隙を設けたプラスチック加工体等の長細状の毛細管作用を有する基材を装着して、外部近傍位置或いは外部まで延設させた系が、視認効果の面で効果的である。前記繊維束の被覆体や、毛細間隙を内部軸線方向に設けたプラスチック加工体にあっては、おむつとの接触部に尿を拡散させることがなく、前記効果を有効に発現させることができる。 【0007】前記低屈折率顔料としては、微粒子状珪酸、バライト粉、沈降性硫酸バリウム、炭酸バリウム、沈降性炭酸カルシウム、石膏、クレー、タルク、アルミナホワイト、塩基性炭酸マグネシウム等が挙げられ、これらは屈折率が1.4〜1.7の範囲にあり、水等を吸液すると良好な透明性を示すものであり、粒径0.03〜10.0μmのものが好適である。更には、複数種の低屈折率顔料を併用することができる。好適に用いられる低屈折率顔料としては微粒子状珪酸が挙げられる。前記微粒子状珪酸は非晶質の無定形珪酸として製造され、その製造方法により、四塩化ケイ素等のハロゲン化ケイ素の熱分解等の気相反応を用いる乾式法によるもの(以下、乾式法微粒子状珪酸と称する)と、ケイ酸ナトリウム等の酸による分解等の液相反応を用いる湿式法によるもの(以下、湿式法微粒子状珪酸と称する)とに大別され、いずれを用いることも可能であるが、湿式法微粒子状珪酸を用いた場合、乾式法微粒子状珪酸の系に較べて常態での隠蔽性が大きいため、微粒子状珪酸に対するバインダー樹脂の混合比率を大きくすることが可能となり、多孔質層の皮膜強度を向上させることができるので、より好適に用いられる。前記した如く多孔質層の常態での隠蔽性を満足させるために用いられる微粒子状珪酸としては、湿式法微粒子状珪酸が好ましい。これは、乾式法微粒子状珪酸と、湿式法微粒子状珪酸とでは構造が異なり、前記乾式法微粒子状珪酸は以下に示されるような珪酸が密に結合した三次元構造を形成するのに対して、【化1】
湿式法微粒子状珪酸は、以下に示されるように、珪酸が縮合して長い分子配列を形成した、所謂、二次元構造部分を有している。従って、前記乾式法微粒子状珪酸と比較して分子構造が粗になるため、湿式法微粒子状珪酸を多孔質層に適用した場合、乾式法微粒子状珪酸を用いる系と比較して乾燥状態における光の乱反射性に優れ、よって、常態での隠蔽性が大きくなるものと推察される。 【化2】
又、前記多孔質層に含まれる低屈折率顔料は、吸液する媒体が主に水であることから、湿式法微粒子状珪酸は乾式法微粒子状珪酸に比べて粒子表面にシラノール基として存在する水酸基が多く、従って、適度の親水性を有するため好適に用いられる。 【0008】前記湿式法微粒子状珪酸を低屈折率顔料として用いる場合、湿式法微粒子状珪酸の種類、粒子径、比表面積、吸油量等の性状に左右されるが、常態での隠蔽性と吸液状態での透明性を共に満足するためには、塗布量が1g/m2 〜30g/m2 であることが好ましく、より好ましくは、5g/m2 〜20g/m2 である。1g/m2 未満では、常態で十分な隠蔽性を得ることが困難であり、又、30g/m2 を越えると吸液時に十分な透明性を得ることが困難である。前記低屈折率顔料はバインダー樹脂を結合剤として含むビヒクル中に分散され、対象物に塗布した後、揮発分を乾燥させて多孔質層を形成する。 【0009】前記バインダー樹脂としては、ウレタン系樹脂、ナイロン樹脂、酢酸ビニル樹脂、アクリル酸エステル樹脂、アクリル酸エステル共重合樹脂、アクリルポリオール樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合樹脂、マレイン酸樹脂、ポリエステル樹脂、スチレン樹脂、スチレン共重合樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリカーボネート樹脂、エポキシ樹脂、スチレン−ブタジエン共重合樹脂、アクリロニトリル−ブタジエン共重合樹脂、メタクリル酸メチル−ブタジエン共重合樹脂、ブタジエン樹脂、クロロプレン樹脂、メラミン樹脂、及び前記各樹脂エマルジョン、カゼイン、澱粉、セルロース誘導体、ポリビニルアルコール、尿素樹脂、フェノール樹脂、エポキシ樹脂等が挙げられる。中でも、ウレタン系樹脂を用いるか、或いはウレタン系樹脂を少なくとも含有させたものが効果的である。前記バインダー樹脂中にウレタン系樹脂を含有することにより、多孔質層の皮膜強度を向上させることができ、耐久性を必要とする種々の用途に適用でき、しかも、乾燥状態での隠蔽性と吸液状態での透明性を損なうことがない。 【0010】前記ウレタン系樹脂としては、ポリエステル系ウレタン樹脂、ポリカーボネート系ウレタン樹脂、ポリエーテル系ウレタン樹脂等があり、2種以上を併用することもできる。又、前記樹脂が水に乳化分散したウレタン系エマルジョン樹脂や、イオン性を有するウレタン樹脂(ウレタンアイオノマー)自体のイオン基により乳化剤を必要とすることなく自己乳化して、水中に溶解及至分散したコロイド分散型(アイオノマー型)ウレタン樹脂を用いることもできる。尚、前記ウレタン系樹脂は水性ウレタン系樹脂又は油性ウレタン系樹脂のいずれを用いることもできるが、本発明においては水性ウレタン系樹脂、殊に、ウレタン系エマルジョン樹脂やコロイド分散型ウレタン系樹脂が好適に用いられる。前記ウレタン系樹脂は単独で用いることが好ましいが、支持体の種類や皮膜に必要とされる性能に応じて、他のバインダー樹脂を併用することもできる。ウレタン系樹脂以外のバインダー樹脂を併用する場合、実用的な皮膜強度を得るためには、前記多孔質層22のバインダー樹脂中にウレタン系樹脂を固形分重量比率で30%以上含有させることが好ましい。前記の如くして形成される多孔質層中には、従来より公知の二酸化チタン被覆雲母、酸化鉄−二酸化チタン被覆雲母、酸化鉄被覆雲母、グアニン、絹雲母、塩基性炭酸鉛、酸性砒酸鉛、オキシ塩化ビスマス等の金属光沢顔料を添加したり、一般染料や顔料、蛍光染料や顔料を添加して色変化を多様にすることもできる。更に、温度変化により可逆的に色変化する可逆熱変色性材料を多孔質層中に含有させたり、可逆熱変色性材料を含む可逆熱変色層を配設することもできる。 【0011】前記多孔質層は、印刷手段、或いは、刷毛塗り、スプレー塗装等により、目的の箇所に形成できる。 【0012】 【発明の実施の形態】 【0013】 【実施例】以下に実施例を示す。尚、実施例中の部は重量部を示す。 【0014】実施例1綿製ブロード生地の表面に、ピンク色蛍光顔料をアクリルエマルジョン中に分散した水性スクリーンインキにて、スクリーン印刷し着色層を設け、更に、微粉末シリカ〔商品名:ニップシールE−200、日本シリカ工業(株)製〕15部、ウレタン樹脂エマルジョン〔商品名:ハイドランHW−920、大日本インキ化学工業(株)製、(固形分50重量%)〕30部、分散剤0.2部、消泡剤0.3部、粘度調整剤4部、水10部、及び水性架橋剤3部を均一に混合攪拌してなる、水性スクリーンインキを用いて、スクリーン印刷し、室温で放置後、140℃にて3分間乾燥硬化させ、乾燥状態で白色の多孔質層を形成し、10mm×300mmの大きさにカットし、尿等の吸液により白色から蛍光ピンク色に変化する排尿表示体を得た。前記排尿表示体の一端部を、おむつの尿吸収帯部に接触させると共に、他端が外部から視認できるよう装着したところ、吸液につれて白色から蛍光ピンク色へと変化し、約15分間経過すると全体が蛍光ピンク色に変化した。前記した如き様相変化を外部から視認できるので、排尿の有無をおむつに触ることなく検知されるので、簡便且つ衛生的であった。 【0015】実施例2(図2参照) 実施例1に準じて作製した、10mm×50mmのカットした排尿表示体3を、尿吸収帯の背部と、透明プラスチックシートからなるカバー部材4との間に、外部から前記印刷面が視認できるよう、おむつ2に装着し、実用に供したところ、前記実施例1と同様の変色挙動を呈し、排尿の有無を検知できた。 【0016】実施例3厚さ12μmの透明PETフィルム表面に、微粉末シリカ〔商品名:ニップシールE−200、日本シリカ工業(株)製〕15部、バインダーとして、ウレタン樹脂エマルジョン〔商品名:ハイドランHW−920、大日本インキ化学工業(株)製、(固形分50重量%)〕30部、分散剤0.2部、消泡剤0.3部、粘度調整剤4部、水10部、及び水性架橋剤5部を均一に混合攪拌してなる、水性スクリーンインキを用いて、スクリーン印刷し、室温で放置後、140℃にて2分間乾燥硬化させ、乾燥状態で白色の多孔質層を形成し、更に、前記多孔質層上に、青色顔料をアクリルエマルジョン中に分散させてなるスクリーンインキにてスクリーン印刷し、140℃にて1分間乾燥硬化させ、水透過性を有する着色層を設けて、排尿表示体を得た。前記排尿表示体は、前記透明PETフイルムを介して視認すると、尿の吸液により、白色から青色に変化する。前記排尿表示体の着色層側を、おむつの尿吸収帯部に接触させ且つ、透明PETフィルムを介して、多孔質層印刷面が外部から視認できるよう装着して、排尿表示付きおむつを得た。 【0017】実施例4コロナ処理された厚さ20μmの半透明ポリエチレンフィルム表面に、微粉末シリカ〔商品名:ニップシールE−200、日本シリカ工業(株)製〕15部、バインダーとして、ウレタン樹脂エマルジョン〔商品名:ハイドランHW−920、大日本インキ化学工業(株)製、(固形分50重量%)〕30部、分散剤0.2部、消泡剤0.3部、粘度調整剤5部、水10部、及び水性架橋剤5部を均一に混合攪拌してなる、水性スクリーンインキを用いて、スクリーン印刷し、室温で放置後、60℃にて2分間乾燥硬化させ、乾燥状態で白色の多孔質層を形成し、更に、前記多孔質層上に、青色顔料をアクリルエマルジョン中に分散させてなるスクリーンインキにてスクリーン印刷し、50℃にて1分間乾燥硬化させ、水透過性を有する着色層を設けて排尿表示体を得た。前記排尿表示体は、半透明ポリエチレンフィルムを介して視認すると、尿等の吸液により、白色から青色に変化する。前記排尿表示体の着色側を、おむつの尿吸収帯部に接触させ、且つ半透明ポリエチレンフイルムを介して多孔質層印刷面が外部から視認できるよう構成し、排尿表示付きおむつを得た。 【0018】実施例5捲縮状ポリエステル長繊維束からなる樹脂加工体(外径:約2mm、気孔率:約60%、全長:約30cm)の外周面に、ピンク色蛍光顔料をアクリルエマルジョン中に分散した水性スプレーインキにて、スプレー塗装し着色層を設け、更に、微粉末シリカ〔商品名:ニップシールE−1011、日本シリカ工業(株)製〕15部、バインダーとして、ウレタン樹脂エマルジョン〔商品名:パーマリンUA−150、三洋化成工業(株)製、(固形分35重量%)〕50部、分散剤0.2部、消泡剤0.3部、粘度調整剤2部、水20部、エチルアルコール5部、及び水性架橋剤5部を均一に混合攪拌してなる、水性スプレーインキを用いて、スプレー塗装し、室温で放置後、80℃にて3分間乾燥硬化させ、常態で白色の多孔質層を形成し、吸液により、白色からピンク色に変化する排尿表示体を得た。前記排尿表示体の一端部を、おむつの尿吸収帯部に接触させ、他端を外部から視覚できる位置に取付け、実用に供したところ、使用者の排尿により、尿吸収部が尿を吸液すると同時に、白色から蛍光ピンク色へと徐々に変化し、約15分間経過すると、全面が白色からピンク色へと変化し、排尿の有無を目視により検知できた。 【0019】実施例6毛細管力による吸液が可能な濾紙の表面に、ピンク色蛍光顔料をアクリルエマルジョン中に分散した水性スクリーンインキにて、スクリーン印刷し着色層を設け、更に、微粉末シリカ〔商品名:ニップシールE−200、日本シリカ工業(株)製〕15部、バインダーとして、ウレタン樹脂エマルジョン〔商品名:ハイドランAP−10、大日本インキ化学工業(株)製、(固形分35重量%)〕50部、分散剤0.2部、消泡剤0.3部、粘度調整剤4部、水10部、及び水性架橋剤3部を均一に混合攪拌してなる、水性スクリーンインキを用いて、スクリーン印刷し、室温で放置後、100℃にて3分間乾燥硬化させ、乾燥状態で白色の多孔質層を形成し、10mm×300mmの大きさにカットし、尿等の吸液により白色から蛍光ピンク色に変化する排尿表示体を得た。前記排尿表示体の一端部を、おむつの尿吸収帯部に接触させ、他端を外部から視覚できる位置に取付けたところ、使用者の排尿により、尿吸収帯部が尿を吸液すると同時に、尿吸収帯部に接触させた前記排尿表示体が徐々に尿を吸収し、白色から蛍光ピンク色へと変化し、約15分間経過すると全体が白色からピンク色へと変化し、視覚により排尿の有無を検知できた。 【0020】実施例7内部に軸線方向の毛細間隙を形成した軟質プラスチックの線状加工体(外径:2mm、全長:30mm)の両端を斜めカットし、前記斜めカット部の一端に、実施例1の着色層と多孔質層とからなる、綿製の生地を適宜寸法に切断した表示生地を取付けて、排尿表示体を構成した。前記排尿表示体を実施例5に準じて、前記表示生地の取付け側をおむつの外部に露出状態に取付けて、実用に供したところ、排尿により、約30分経過すると、毛細管作用により、尿が前記表示生地に到達し、実施例1と同様の色変化を示し、排尿の有無を目視により検知できた。 【0021】 【発明の効果】本発明による排尿表示付きおむつは、濡れているかどうかを触って確認することなく、外部より色変化により排尿の有無を視覚検知できるので、衛生的であると共に、おむつの取替え時期を失することもない。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000111890 【氏名又は名称】パイロットインキ株式会社
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| 【出願日】 |
平成12年5月22日(2000.5.22) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2001−327532(P2001−327532A) |
| 【公開日】 |
平成13年11月27日(2001.11.27) |
| 【出願番号】 |
特願2000−150048(P2000−150048) |
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