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【発明の名称】 外用貼付剤
【発明者】 【氏名】織田 桂蔵

【要約】 【課題】

【解決手段】
【特許請求の範囲】
【請求項1】 フィルム状ないしシート状の支持体にはその片側面に、水分を含有する粘着剤層を積層した外皮貼着型の貼付剤において、前記支持体は、布と布とを積層し部分的に接着すると共にその接着面積を制御することによって透湿度が2,800〜4,400g/m・24hrの範囲のもので形成されており、しかもこの支持体には、前記粘着剤層を積層する前に水分を、当該支持体の自重の20〜400重量%担持させてなることを特徴とする外用貼付剤。
【請求項2】 粘着剤層中の水分含有量が粘着剤層全体に対して50〜90重量%の範囲である請求項1に記載の外用貼付剤。
【請求項3】 布が不織布、織物又は編み物である請求項1又は2に記載の外用貼付剤。
【請求項4】 支持体が、不織布と不織布、不織布と織物、不織布と編み物、織物と編み物或いは編み物と編み物、とを積層し部分的に接着して形成されている請求項1ないし3のいずれか1項に記載の外用貼付剤。
【請求項5】 布と布との部分的接着が粘着、熱接着又は熱溶着によって行われている請求項1ないし4のいずれか1項に記載の外用貼付剤。
【請求項6】 フィルム状ないしシート状の支持体にはその片側面に、水分を含有する粘着剤層を積層した外皮貼着型の貼付剤において、前記支持体はその透湿度が2,800〜4,400g/m・24hrの範囲の布で形成されており、しかもこの支持体には、前記粘着剤層を積層する前に水分を、当該支持体の自重の20〜400重量%担持させてなることを特徴とする外用貼付剤。
【請求項7】 粘着剤層が湿布効果を発現する湿布剤を含有している請求項1ないし6のいずれか1項に記載の外用貼付剤。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、外皮に貼付されて、冷却効果及び/又は湿布効果が長時間にわたって持続、発現する外用貼付剤に関し、特に、支持体の透湿度を特定の範囲に制御することにより、水分を含有する粘着剤層中の当該水分の蒸発潜熱を制御し、これによって、長時間にわたる冷却効果及び/又は湿布効果を実現させ得る上、ムレ、カブレ、痒み、赤斑等の発生や皮膚刺激がなく、使用感が良好で、安全性、衛生性を向上させるのであり、更に加えて、透湿度を特定の範囲に制御した支持体を用いるにあたり、この支持体に予め水分を担持させ、この水分を担持させた支持体に水分含有粘着剤層を積層することにより、水分含有粘着剤層と支持体との親和性を向上させて両者の密着を強固にしたり、必要に応じて水分含有粘着剤層中の減少させて当該粘着剤層の保型性を向上させたり、冷却効果を一層大にしたり、冷却持続時間を一層長くした外用貼付剤に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、外皮に貼付し、この貼付部位より薬物を生体内に投与する外用貼付剤としては、フィルム状ないしシート状の支持体においてその片側面に、外皮に貼付させる粘着剤層を積層してなるものが挙げられるのであり、この粘着剤層中に必要に応じた薬物が含有されている。
【0003】又、他の外用貼付剤としては、フィルム状ないしシート状の支持体においてその片側面に、湿布効果を発現する湿布薬を含有させた粘着剤層を積層してなるものが挙げられるのであり、人体の局部の炎症等を湿布、緩和する湿布剤として用いられるものである。
【0004】更に、他の外用貼付剤としては、風邪等の疾病に伴う発熱、或いは勤務中や日常生活の中において、使用者に快適感を感じさせるために、解熱や適用部位を冷却する、いわゆる冷熱シートが提案されている。この外用貼付剤(冷熱シート)としては支持体の片面に、水或いは水と清涼感を与える薬物、又は更に解熱剤を含有させた粘着剤層が積層されて形成されてなり、人体の適用部位を冷却(解熱)したり、使用者に清涼感や快適感を与えるものが挙げられる。
【0005】ところで、このような外用貼付剤においては、支持体として通気性のないものを用いると、その適用部位が蒸れたり、かぶれたり、赤斑等が発生したり、或いは汗等の体液が適用部位と外用貼付剤の間に滞留し、雑菌が繁殖して痒みや皮膚刺激が発生し、安全性や衛生面の観点から問題が生じる。
【0006】このため、従来では、湿布剤や冷熱シート等の外用貼付剤においては、支持体として不織布やメリヤス布等の布を用いて、蒸れやかぶれ更に痒み並びに赤斑等の発生を防止したり、皮膚刺激の原因を解消したり、使用感や風合いを向上させている。
【0007】この不織布としては、ポリアミド、ポリエステル、ポリプロピレン又はレーヨン等の繊維(短繊維或いはフィラメント)集合体を機械的、化学的或いは加熱という手段を用いて部分的に接着或いは熱融着し、形成されたものが挙げられる。この不織布はその繊維間に表裏に貫通する隙間、つまり細孔が形成される。
【0008】そして、この不織布を支持体として用いると、蒸れやかぶれ更に痒み並びに赤斑等の発生を防止したり、皮膚刺激の原因を解消したり、使用感や風合いを向上させる、という効果を有するのである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の外用貼付剤において、支持体としての不織布は、前述のように、短繊維を単に部分的に接着或いは熱融着したものである。
【0010】このため、不織布における繊維間の表裏面に連通する細孔はその大きさが極めて大きく、その結果、外用貼付剤における粘着剤層中の薬物や湿布薬更に清涼剤(薬)並びに水が不織布表面に染み出したり、粘着剤層中の水分や揮発成分が蒸散したりする。
【0011】即ち、表裏面に連通する細孔が比較的大きい不織布のみを支持体として用いた従来の外用貼付剤は、保存中や使用中において、不織布の表裏面に連通する細孔から粘着剤層中の薬物が染み出し易く、水分や揮発成分の蒸散が過剰となる。
【0012】そして、薬物の染み出した場合、外用貼付剤の薬物の有効成分を減少させ、期待する治療効果が得られなくなる。又、保存中や使用中に、不織布表面から薬物が染み出すと、その薬物が衣服を汚損、例えば着色させたり、外用貼付剤の外観を悪くしたりして商品価値の低下を招くなどの問題が生ずる。
【0013】更に、水分や揮発成分(例えば揮発性の薬物)の蒸散が過剰になると、粘着剤層の組成が変化し、その結果、薬効に支障が生じたり、長時間にわたる治療効果や冷却効果更に湿布効果の持続が期待できなくなる。
【0014】本発明者は、前記課題を解決すべく鋭意検討を重ねた結果、布と布とを積層し部分的に接着すると共にその接着面積を制御することによって透湿度が2,800〜4,400g/m・24hrの範囲のものを支持体として用いることにより、粘着剤層中の薬剤及び水分が前記支持体の外側へ染み出すことを防止することができるとの知見を得た。
【0015】即ち、支持体として、布と布とを積層し部分的に接着すると共にその接着面積を制御することによって透湿度が2,800〜4,400g/m・24hrの範囲のものを用いることにより、粘着剤層中の薬剤の染み出しに起因する外観の悪化、衣服の汚損、薬物利用効率の低下を防止することができるとの知見を得た。
【0016】特に、支持体として、このような特殊構造のものを用いると、粘着剤層中の水分、揮発成分(例えば、揮発性の薬物)等が蒸散することを抑制され、長時間にわたって、至極優れた冷却効果、湿布効果を持続する上、ムレ、カブレ、痒み、赤斑等の発生を防止して安全性や衛生性を向上させたり、皮膚刺激の発生を防止したり、使用感を向上させるとの知見を得た。
【0017】また、支持体として、布と布とを積層し部分的に接着すると共にその接着面積を制御することによって透湿度が2,800〜4,400g/m・24hrの範囲のものを用いると、この不織布によって外用貼付剤の風合いが良好となったり、水分保持性が向上し、しかも特に、使用中において、外用貼付剤の使用感が良好になるとの知見を得た。
【0018】更に、支持体として、布と布とを積層し部分的に接着すると共にその接着面積を制御することによって透湿度が2,800〜4,400g/m・24hrの範囲のものを用いると、商品の外観が良好になって商品価値が向上する上、使用感も良好になるとの知見を得た。
【0019】中でも、特に、支持体として、その透湿度が2,800〜4,400g/m・24hrの範囲であり、しかもその片面或いは両側面に不織布やメリヤス布等の布を積層させ、この布表面に粘着剤層を積層すると、この粘着剤層の表面部が布の隙間には入り込むため投錨性が向上し、本発明の外用貼付剤を皮膚へ貼着後、剥離除去する際に凝集破壊を起こすことが無くなるとの知見を得た。
【0020】加えて、本発明者は、前述のように、布と布との接着面積を変化させることによって支持体の透湿度を制御するのではなく、支持体の構造の如何を問わず、支持体としてその透湿度が2,800〜4,400g/m・24hrの範囲の布を用いると、前述の場合と同様の作用、効果が得られるとの知見を得た。
【0021】本発明者は、特に、透湿度を前述のように特定の範囲に制御した支持体を用いるにあたり、この支持体に予め水分を担持させ、この水分を担持させた支持体に水分含有粘着剤層を積層することにより、水分含有粘着剤層と支持体との親和性を向上させて両者の密着を強固にしたり、必要に応じて水分含有粘着剤層中の減少させて当該粘着剤層の保型性を向上させたり、冷却効果を一層大にしたり、冷却持続時間を一層長くできるとの知見を得た。
【0022】本発明は、前記知見に基づき完成されたものであって、この種、外用貼付剤に用いられている支持体として特定範囲の透湿度のものを用いることにより、粘着剤層中の薬剤が前記支持体の外側へ染み出すことに起因する外観の悪化、衣服の汚損、薬物利用効率の低下を防止し、特に布と布とを積層し部分的に接着すると共にその接着面積を制御することにより、粘着剤層中の水分保持性が向上し、更に水分や揮発成分が蒸散することを抑制し、長時間にわたって冷却効果、或いは湿布効果を持続する上、ムレ、カブレ、痒み、赤斑等の皮膚刺激の発生を防止して安全性、衛生性を至極向上させるのであり、しかも使用感を良好にした外用貼付剤を提供することを目的とする。
【0023】加えて、本発明は、特に、透湿度を特定の範囲に制御した支持体を用いるにあたり、この支持体に予め水分を担持させ、この水分を担持させた支持体に水分含有粘着剤層を積層することにより、水分含有粘着剤層と支持体との親和性を向上させて両者の密着を強固にしたり、必要に応じて水分含有粘着剤層中の減少させて当該粘着剤層の保型性を向上させたり、冷却効果を一層大にしたり、冷却持続時間を一層長くした外用貼付剤を提供することを目的とする。
【0024】
【課題を解決するための手段】本発明に係る第1の外用貼付剤(以下、本発明第1外用貼付剤という。)においては、前記目的を達成するために、フィルム状ないしシート状の支持体にはその片側面に、水分を含有する粘着剤層を積層した外皮貼着型の貼付剤において、前記支持体は、布と布とを積層し部分的に接着すると共にその接着面積を制御することによって透湿度が2,800〜4,400g/m・24hrの範囲のもので形成されており、しかもこの支持体には、前記粘着剤層を積層する前に水分を、当該支持体の自重の20〜400重量%担持させてなることを特徴とするものである。
【0025】即ち、本発明第1外用貼付剤の最も大きな特徴はこの種、外用貼付剤において、粘着剤層が水分を多量に含有し、且つその支持体が布と布とを積層し部分的に接着すると共にその接着面積を制御することによって透湿度が2,800〜4,400g/m・24hrの範囲のもので形成されている上、この支持体には、前記粘着剤層を積層する前に水分を、当該支持体の自重の20〜400重量%担持させてなる点、にある。ところで、本発明において、布の積層枚数は、3枚以上重ねて透湿度を制御しても良いのである。
【0026】以下、本発明第1外用貼付剤を更に詳細に説明する。本発明第1外用貼付剤で用いられる布としては、不織布、織物又は編み物が挙げられるのであり、従って、本発明で用いられる支持体としては、不織布と不織布、不織布と織物、不織布と編み物、織物と編み物或いは編み物と編み物、とを積層し部分的に接着して形成されたものが挙げられる。
【0027】そして、本発明第1外用貼付剤においては、布と布とを積層し部分的に接着すると共にその接着面積を制御することによって特定の透湿度の支持体が用いられるが、この布と布との部分的接着には粘着、熱接着又は熱溶着が挙げられる。
【0028】ここにおいて、粘着或いは熱接着は粘着剤或いは感熱性接着剤(ホットメルト)を用いて布と布との接着を行うものであり、又、熱融着はこのように粘着剤或いは感熱性接着剤(ホットメルト)を用いるものではなく、熱融着性(ヒートシール)の布と布とを直接融着するものである。
【0029】本発明第1外用貼付剤において、布の種類としては特に限定されるものではなく、天然繊維や人造繊維のいずれも使用可能である。
【0030】前記天然繊維としては、例えば綿花、カポック、亜麻、ラミー、大麻、黄麻、しゅろ、マニラ麻、サイザル麻、コイヤー・ファイバー等の植物繊維、家蚕絹、柞蚕絹、羊毛(緬羊)、カシミア毛、ラクダ毛、アルパカ毛、モヘヤー、兎毛等の動物繊維が挙げられる。
【0031】又、前記人造繊維としては、例えば人絹糸、スフ、ビスコース、ベンベルグ(登録商標)等の再生繊維、又はポリアミド系繊維(ナイロンなど)、ポリエステル系繊維(テトロン(登録商標)、テリレン、デークロンなど)、ポリアクリル系繊維(オーロン、エクスラン、ボンネル、カシミロン、カネカロンなど)、ポリビニール・アルコール系繊維(ビニロン)、ポリアルキレンパラオキシベンゾエート系繊維(ベンゾエート)、ポリウレタン系繊維(ポリウレタン)[スパンテックス]、ポリ塩化ビニリデン系繊維(ビニリデン)、ポリ塩化ビニル系繊維(ポリ塩化ビニル)、ポリアクリロニトリル系繊維、ポリエチレン系繊維(ポリエチレン)、ポリプロピレン系繊維(ポリプロピレン)、ポリクラール、ポリプロピレン系(パイレン)等の合成繊維、或いは酢酸人造繊維などのように天然物質と合成物質とを共重合して製造した半合成繊維等が挙げられる。
【0032】本発明第1外用貼付剤において、支持体が通気性を有することが必要であるが、この通気性は、外用貼付剤の冷却効果や湿布効果などの持続時間や保存性更に使用感等に大きな影響を与えるのであり、又、ムレ、カブレ、痒み、赤斑等の発生や皮膚刺激性、つまり安全性や衛生性等にも重大な影響を与えるので、通気性を管理する必要がある。
【0033】又、この通気性を高精度に管理するためには、透湿度で支持体の通気性を管理するのが好ましく、具体的には、透湿度がリッシー法で2,800〜4,400g/m・24hrの範囲に設定すべきである。
【0034】この透湿度が、2,800g/m・24hr未満では、ムレ、カブレ、痒み、赤斑や皮膚刺激性等の弊害が発生し易く、安全性や衛生性が低下したり、粘着剤層の温度が上昇し、充分な冷却効果が期待できないだけでなく、使用感が悪くなるので好ましくなく、一方、4,400g/m・24hrを超えると、薬物が支持体の外側に染み出し易く、衣服を汚損する虞れが生じたり、粘着剤層中の水分や揮発成分(揮発性の薬物)が蒸散して薬効に支障が生じたり、長時間にわたる冷却効果や湿布効果が期待できなくなるので好ましくない。
【0035】従って、これらの観点から、支持体はその透湿度が2,800〜4,400g/m・24hrの範囲に設定するのが好ましい。
【0036】そして、本発明第1外用貼付剤においては、前述の支持体には、前記粘着剤層を積層する前に水分を、当該支持体の自重の20〜400重量%担持させてなり、支持体の水分担持量が、当該支持体の自重に対して、20重量%未満になると、水分が少なすぎて当該水分を担持させる意味がなく、一方、400重量%を超えると、支持体中の水分量が多くなり過ぎて取扱性が悪くなり、生産性が悪化するおそれがあるので、いずれの場合も好ましくない。
【0037】支持体に水分を担持させる方法としては、特に限定されるものではないが、具体的には、吹き付け、噴霧、含浸又は浸漬等が挙げられるのであり、これらのうち、1種或いは2種以上を組み合わせて行っても良いのである。
【0038】このように構成することによって、水分を含有する粘着剤層と支持体との親和性が向上して両者の密着性が高くなるのであり、又、必要に応じて水分含有粘着剤層中の減少させて当該粘着剤層の保型性を向上させたり、冷却効果を一層大にしたり、冷却持続時間を一層長くできるのである。
【0039】つまり、本発明第1外用貼付剤において、最も大きな特徴は以下の点にある。即ち、水分を含有する粘着剤層としては、その用途に応じて、種々の成分が用いられるが、この場合、成分の種類や組成等によって、充分な保型性が得られない場合があるが、このとき、水分量を減少して保型性を確保し、一方、所要の冷却効果や冷却時間を得るために、支持体に担持させた水分を活用することができるのである。
【0040】又、本発明に係る第2の外用貼付剤(以下、本発明第2外用貼付剤という。)においては、前記目的を達成するために、フィルム状ないしシート状の支持体にはその片側面に、水分を含有する粘着剤層を積層した外皮貼着型の貼付剤において、前記支持体はその透湿度が2,800〜4,400g/m・24hrの範囲の布で形成されており、しかもこの支持体には、前記粘着剤層を積層する前に水分を、当該支持体の自重の20〜400重量%担持させてなることを特徴とするものである。
【0041】前記本発明第1外用貼付剤においては、当該外用貼付剤において、その支持体が布と布とを積層し部分的に接着すると共にその接着面積を制御することによって透湿度を特定の範囲に調整したものであるのに対し、本発明第2外用貼付剤においては支持体を形成するための布としてその厚さや密度更に坪量等をコントロールして透湿度が2,800〜4,400g/m・24hrの範囲の布で形成されている上、この支持体には、前記粘着剤層を積層する前に水分を、当該支持体の自重の20〜400重量%担持させてなる点、に最も大きな特徴を有するものである。
【0042】つまり、本発明第2外用貼付剤においては、布と布とを積層し部分的に接着すると共にその接着面積を制御することによって透湿度を特定の範囲に調整するのではなく、支持体として透湿度が2,800〜4,400g/m・24hrの範囲の布が用いられているのであり、従って、布としては不織布、織物又は編み物が用いられるのであり、又、布の種類等としては本発明第1外用貼付剤と同様なので、重複説明を避けるために省略する。
【0043】この透湿度が、2,800g/m・24hr未満では、ムレ、カブレ、痒み、赤斑や皮膚刺激性等の弊害が発生し易く、安全性や衛生性が低下したり、粘着剤層の温度が上昇し、充分な冷却効果が期待できないだけでなく、使用感が悪くなるので好ましくなく、一方、4,400g/m・24hrを超えると、水分を担持することが困難となり、又、薬物が支持体の外側に染み出し易く、衣服を汚損する虞れが生じたり、粘着剤層中の水分や揮発成分(揮発性の薬物)が蒸散して薬効に支障が生じたり、長時間にわたる冷却効果や湿布効果が期待できなくなるので好ましくない。
【0044】又、本発明第2外用貼付剤において、支持体には、前記粘着剤層を積層する前に水分を、当該支持体の自重の20〜400重量%担持させてなることにより、本発明第1外用貼付剤と同様の作用、効果が得られるのである。
【0045】ところで、リッシー法(Lyssy法)とは世界各国の工業規格に準拠した方法であり、例えばJIS Z 0208及びJIS K 7129では、温度40℃、相対湿度差90%RHに保つように定められているので、本装置では、100%相対湿度の状態にある下部チャンバーと、高感度の湿度センサーを設置した上部チャンバーの境界面に測定サンプルが挿入され、湿度センサーのある上部チャンバーの相対湿度を10%RH(100%−90%)に保つようにし、これを中心にして、約−1%〜+1%の幅、即ち約9%から約11%に湿度が増加するのに必要な時間(数秒)を測定し、予め透過度既知の標準サンプルを用いて同じ条件で行ったキャリブレーションの結果と比較することにより透過度を求める方式である。
【0046】ところで、本発明において、布と布とを積層し部分的に接着すると共にその接着面積を制御することによって支持体を形成するにあたり、この接着面積は用いられる素材の種類や坪量更に布の形成方法等によっても大きく異なるため、支持体は透湿度で管理するのが望ましいのである。
【0047】又、前記支持体の厚さとしては、用途や支持体更に粘着剤層の種類によって大きく異なり、特に限定されるものではないが、具体的には、一般に坪量が50〜500g/mの範囲程度とするのが好ましい。
【0048】支持体の厚さが坪量で50g/m未満の場合には、必要な機械的強度が得られなくなる上、厚さを均一にすることが困難になる虞れがあるので好ましくない。
【0049】一方、支持体の厚さが500g/mを超えると、柔軟性が低下して体表面へのなじみ性が著しく低下すると共に、体表面の変形や移動に対する追従性が低下する上、ごわごわして風合が悪くなるので好ましくない。
【0050】従って、特に、支持体の厚さは、好ましくは80〜250g/mの範囲、特に好ましくは100〜200g/mの範囲とするのが望ましく、この範囲であれば、所要の機械的強度や柔軟性が得られるので望ましい。
【0051】本発明においては、前記支持体の片面側に、各種粘着剤層が形成されているが、この粘着剤としては水分を含有するものであれば特に限定されるものではなく、特に、本発明においては、湿布剤や冷熱シートのように水分の蒸散によって、薬効や冷却効果更に湿布効果が長時間にわたって持続する親水性の粘着剤が好ましい。
【0052】具体的には、例えばポリアクリル酸系粘着剤等の親水性アクリルポリマー系粘着剤、ポリビニルアセタール系粘着剤、ポリビニルアルコール系粘着剤、セルロース系粘着剤、酢酸ビニル系粘着剤等が挙げられる。
【0053】この粘着剤層の厚さとしては、外用貼付剤の用途によって異なり、特に限定されるものではないが、一般に300〜4,000μmの範囲、特に1,000〜3,000μmの範囲とするのが好ましく、粘着剤層の厚さが、300μm未満になると所要の水分及び皮膚粘着力が得られない場合があり、一方、4,000μmを超えると嵩張って使用感が悪くなるだけでなく、経済性が悪くなるので好ましくない。
【0054】前記粘着剤には、用途によって、種種の薬物が含有されており、該薬物としては特に限定されるものではなく、具体的には、例えばコルチコステロイド類、消炎鎮痛剤、高血圧剤、麻酔剤、催眠鎮静剤、精神安定剤、降圧剤、抗生物質、抗菌性物質、ビタミン類、抗てんかん剤、冠血管拡張剤、抗ヒスタミン剤、抗真菌物質等が挙げられるが、本発明においては、粘着剤層が湿布効果を発現する湿布剤を含有しているものが特に望ましい。
【0055】即ち、本発明においては、粘着剤として、湿布剤や冷熱シートに用いられている湿布薬や清涼剤等を含有させたものを用いるのが望ましい。
【0056】具体的には、冷熱シートにおいては、水のみが含有されているものでも良いが、水だけに限定されるものではなく、昇華性結晶やハッカ油、ユーカリ油、ラベンダー油、パラベン等が必要に応じて添加される。
【0057】また、湿布剤においては、一般に湿布薬として使用されている2%ホウ酸水、生理的食塩水、硫苦水、アルコール水、亜麻仁油、石灰水、肝油、オリーブ油、リバノール水、過マンガン酸カリ(5,000倍希釈)液、メンタ水、クレオソート、カラシ等が用いられる。
【0058】ところで、本発明においては、粘着剤層が水分を含むことを必須の要件とするものであるが、この水分量としては、粘着剤層全体に対して50〜90重量%の範囲、好ましくは55〜80重量%の範囲、特に好ましくは60〜75重量%の範囲とするのが望ましい。
【0059】しかしながら、本発明においては、粘着剤層が冷却効果を発現する水を含有し、この水の吸熱や蒸発潜熱を利用して優れた冷却効果、解熱効果及び清涼効果が長時間にわたって持続するものが望ましい。
【0060】又、本発明においては、前述のように、粘着剤層が湿布効果を発現する湿布薬を含有しているものが、至極優れた湿布効果を発現するので望ましく、この湿布薬としては前述のものが挙げられる。
【0061】
【作用】本発明第1外用貼付剤は、前記構成を有し、支持体として、布と布とを積層し部分的に接着すると共にその接着面積を制御することによって透湿度が2,800〜4,400g/m・24hrの範囲のものを用いており、粘着剤層中の成分が前記支持体の外側へ染み出すことに起因する外観の悪化、衣服の汚損を防止する作用を有するのである。
【0062】そして、特に、前記支持体の透湿度を2,800〜4,400g/m・24hrの範囲に調節することにより、支持体の水分の担持を行い、且つ粘着剤層中の水分、揮発成分(例えば揮発性の薬物)が蒸散することを抑制し、長時間にわたっての冷却効果、或いは湿布効果を持続する上、ムレ、カブレ、痒み、赤斑等の発生や皮膚刺激の発生を抑制したり、使用感、安全性及び衛生性が向上する作用を有するのである。
【0063】また、本発明で用いられる支持体は、布と布とを積層し部分的に接着して形成されたものであり、このものは風合いが良好となり、又、布で支持体が形成されている結果、支持体と粘着剤層との投錨効果が発現し、外用貼付剤を外皮から剥離する際に凝集破壊がなく、外皮への糊残りが発生しない上、使用時の外観や使用感更に商品価値が向上する作用を有するのである。
【0064】そして、本発明第1外用貼付剤においては、前述の支持体には、前記粘着剤層を積層する前に水分を、当該支持体の自重の20〜400重量%担持させてなり、このように構成することによって、水分を含有する粘着剤層と支持体との親和性が向上して両者の密着性が高くなる作用を有するのである。
【0065】又、本発明第2外用貼付剤においては、フィルム状ないしシート状の支持体にはその片側面に、水分を含有する粘着剤層を積層した外皮貼着型の貼付剤において、前記支持体はその透湿度が2,800〜4,400g/m・24hrの範囲の布で形成されており、しかもこの支持体には、前記粘着剤層を積層する前に水分を、当該支持体の自重の20〜400重量%担持させてなることを特徴とするものであり、本発明第2外用貼付剤は、このように構成することにより、本発明第1外用貼付剤と同様の作用を有するのである。
【0066】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づき詳細に説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0067】図1は本発明に係る外用貼付剤の断面図であり、図2は本発明に係る他の外用貼付剤の断面図である。
【0068】図1において、本発明に係る外用貼付剤1は、フィルム状ないしシート状の支持体2とその片側面に積層された水分を含有する粘着剤層3とからなり、この支持体2は、布2aと布2bとを積層し感熱性接着剤(ホットメルト)の層2cで部分的に接着すると共にその接着面積を制御することによって透湿度が2,800〜4,400g/m・24hrの範囲に形成されており、しかもこの支持体2には、前記粘着剤層3を積層する前に水分Wを、当該支持体の自重の20〜400重量%担持させてなる。
【0069】又、本発明に係る外用貼付剤1においては、前記実施例のように接着剤の層2cで布2aと布2bとを部分的に接着するのに代えて、図2に示すように、熱融着性の布2aと布2bとをヒートシール2cで部分的に接着すると共にその接着面積を制御することによって透湿度が2,800〜4,400g/m・24hrの範囲になるように形成しても良いのである。
【0070】更に、本発明に係る他の外用貼付剤1においては、布2aと布2bとを積層し感熱性接着剤(ホットメルト)の層2cで部分的に接着すると共にその接着面積を制御することによって透湿度が2,800〜4,400g/m・24hrの範囲に形成されている支持体2を用いるのに代えて、支持体2としてその透湿度が2,800〜4,400g/m・24hrの範囲の布で形成されており、しかもこの支持体2には、水分含有粘着剤層3を積層する前に水分Wを、当該支持体2の自重の20〜400重量%担持させてなるものである。
【0071】本発明で用いられる布2a、2bとしては特に限定されるものではなく、不織布、織物又は編み物などが挙げられるのであり、又、前記支持体2としては、不織布と不織布、不織布と織物、不織布と編み物、織物と編み物或いは編み物と編み物、とを積層し部分的に接着して形成されている。
【0072】更に、本発明において、布2aと布2bとの部分的接着は、前述のように、熱接着や熱溶着に代えて、粘着剤よって行っても良いのである。
【0073】本発明に用いられる支持体2は、布2aと布2bとを積層し部分的に接着するにあたり、特に限定されるものではないが、布2aと布2bとを、例えば図3に示すように格子状に部分的接着しても良く、図4に示すように斜め縞状に部分的接着しても良く、図5に示すように水玉模様状に点在させて部分的接着しても良く、図6に示すように波状に部分的接着しても良く、図7に示すように縞状に部分的接着しても良く、図8に示すように斜め格子状に部分的接着しても良いのである。
【0074】そして、図3〜図8において、その各支持体2には、水分を含有する粘着剤層3を積層する前に水分Wを、当該支持体の自重の20〜400重量%担持させてなる。
【0075】ところで、前記粘着剤層3としては水分を含有するものであれば特に限定されるものではなく、特に、本発明においては、湿布剤や冷熱シートのように水分の蒸散によって、薬効や冷却効果更に湿布効果が長時間にわたって持続する親水性の粘着剤が好ましい。
【0076】この粘着剤層3の厚さとしては、外用貼付剤1の用途によって異なり、特に限定されるものではないが、一般に300〜4,000μmの範囲に調整されている。
【0077】ところで、前記粘着剤層3は水分を含むことを必須の要件とするものであるが、この水分量としては、粘着剤層3全体に対して50〜90重量%の範囲、好ましくは55〜80重量%の範囲、特に好ましくは60〜75重量%の範囲とするのが望ましい。
【0078】又、前記粘着剤層3は冷却効果を発現する水を含有し、この水の吸熱や蒸発潜熱を利用して優れた冷却効果、解熱効果及び清涼効果が長時間にわたって持続するのである。
【0079】更に、本発明においては、前述のように、粘着剤層3が湿布効果を発現する湿布薬を含有しているものが、至極優れた湿布効果を発現するので望ましく、この湿布薬としては前述のものが挙げられる。
【0080】そして、本発明に係る外用貼付剤1は、図9に示すように、例えば病気による発熱時の解熱シートとして用いられる。
【0081】本発明に用いられる支持体の製造以下において、支持体2を形成するにあたり、両布2a、2bとしては各々次に挙げるものを用い、この両布2a、2bを部分的にホットメルトによる熱接着を行うことによって形成した。この場合、ホットメルトの割合は60g/mとなるように調整した。
【0082】布(外面側)2a布として、(株)クラレ社製の不織布(スパンレース ポリエステル100%坪量70g/m)を用いた。
【0083】布(皮膚面側)2b布として、(株)クラレ社製の不織布(メルトブロー ポリプロピレン100% 坪量50g/m)を用いた。
【0084】支持体2前記の布2aと布2bとを重ね、ホットメルトによる熱接着によって部分的に接着して透湿度が2,580g/m・24hr(接着面積が約90%で非接着面積が約10%になるように水玉模様状に接着、図5)、3,650g/m・24hr(接着面積が約70%で非接着面積が約30%になるように縞模様状に接着、図4)及び4,460g/m・24hr(接着面積が約10%で非接着面積が約90%になるように格子状に接着、図3)の3種類の支持体2を製造した。
【0085】このようにして製造された支持体2において、後述する水分を含有する粘着剤層3からの水分は、布2aと布2bとの非接着面から蒸散し、適用部の皮膚面から気化潜熱を奪って当該皮膚面を冷却するのである。
【0086】又、このようにして得られた支持体2を縦50mm、横140mmの長方形に切断して、透湿度が2,580g/m・24hr(比較例1)、3,650g/m・24hr(実施例1)及び4,460g/m・24hr(比較例2)の支持体を得た。
【0087】そして、前記支持体2には、水分を含有する粘着剤層3を積層する前に水分Wを、吹き付けにより、その各支持体2に当該支持体の自重の125重量%担持させてなる。
【0088】実施例1グリセリン14.0重量部、ポリアクリル酸ナトリウム6.2重量部、ポリビニルアルコール3.0重量部、カルボキシビニルポリマ0.5重量部、l−メントール0.15重量部及び水68重量部を混合し、更にメタケイ酸・アルミン酸マグネシウム(富士化学工業社製 商品名ノイシリン)0.06重量部及び水酸化アルミニウムゲル0.04重量部を加えて作成した粘着剤層3を、前記支持体2(透湿度が3,650g/m・24hr、その大きさが縦50mm、横140mm)の片面に、厚さ3,200μmとなるように塗布、エージングし、本発明の外用貼付剤(冷熱シート)を得た。
【0089】実施例2実施例1で用いた支持体に代えて、透湿度が3,320g/m・24hrの生地(不織布)中国山東省莱州非織造布公司製(商品名 スパンボンド ポリプロピレン100% 坪量150g/m)からなる支持体を用いた以外は、実施例1と同様にして外用貼付剤(冷熱シート)を得た。
【0090】つまり、この支持体2には、水分を含有する粘着剤層3を積層する前に水分Wを、吹き付けにより、その各支持体2に当該支持体の自重の125重量%担持させてなる。
【0091】比較例1実施例1で用いた支持体に代えて、透湿度が2,580g/m・24hrの支持体を用いた以外は、実施例1と同様にして外用貼付剤(冷熱シート)を得た。
【0092】比較例2実施例1で用いた支持体に代えて、透湿度が4,460g/m・24hrの支持体を用いた以外は、実施例1と同様にして外用貼付剤(冷熱シート)を得た。
【0093】比較例3市販されているA社製品を用いた。
【0094】比較例4市販されている3社製品を用いた。
【0095】前記の実施例1・2及び比較例1〜4で得られた冷熱シートを用い、以下の方法で冷却温度特性を測定した。
【0096】冷却温度周囲の温度を19℃〜21℃に保持し、実施例1・2及び比較例1〜4をそれぞれ試験器のポリプロピレン板にシップ面を貼付し、温度センサーによって実施例1・2及び比較例1〜4のそれぞれ中央のシップ面の温度を測定した。
【0097】試験器試験器は、温熱器と循環式恒温水槽からなり、その構造及び寸法は次によるものである。
1.温熱器a)温熱器の材質は、JIS G 4303(熱間圧延ステンレス鋼板)のSUS 304を用い、その厚さ3mm、縦300mm、横600mm、幅100mmの箱型で縦に設置する。
b)温熱器の温熱部表面は、厚さは6mm、縦300mm、横600mmのポリアクリル樹脂板の単板を前記a)上にネジを用いて固定し被覆する。
c)温熱部表面以外の部分は、厚さ30mmの発泡スチロール断熱材で被覆する。
2.循環式恒温水槽循環式恒温水槽は、温熱器に19〜21リットル/分の流量で温水を循環させることができるものであり、この場合、温熱部表面を被覆するポリアクリル板上の温度が35〜37℃に維持するよう水温を調整した。
【0098】このようにして測定した冷却温度特性の結果を表1及び図10・11に示す。ところで、表1において、開始時の温度とは冷熱シートの使用開始時の温度をいう。
【0099】
【表1】

【0100】ところで、一般に、人が冷熱シートを額等の外皮に適用し、冷たいと感じるのは皮膚温より、1.5℃以上の温度差があることが必要であるが、表1及び図10・11に示す結果より、実施例1・2のものはそれぞれ冷熱効果が9〜10.5時間程度持続するのに対し、比較例1のものは冷熱効果が3〜4時間程度しか持続しないのであり、又、比較例2のものは冷熱効果が4時間程度しか持続しないことが認められる。
【0101】又、比較例3(A社製品)のものは冷熱効果が5〜6時間であり、更に比較例4(B社製品)のものは4時間程度持続していることが認められる。
【0102】以上の結果より、実施例1・2のものは、比較例1〜4のものと比較して、ほぼ2倍以上の冷却効果が持続することが確認され、長時間にわたる冷却効果が得られることが認められる。
【0103】
【発明の効果】本発明第1外用貼付剤は、前記構成を有し、支持体として、布と布とを積層し部分的に接着すると共にその接着面積を制御することによって透湿度が2,800〜4,400g/m・24hrの範囲のものを用いており、粘着剤層中の成分が前記支持体の外側へ染み出すことに起因する外観の悪化、衣服の汚損を防止することができる効果を有するのである。
【0104】又、特に、前記支持体の透湿度を2,800〜4,400g/m・24hrの範囲に調節することにより、粘着剤層中の水分や揮発成分(例えば揮発性の薬物)が蒸散することを制御し、冷却効果や湿布効果が至極長時間にわたって持続、発現する上、ムレ、カブレ、痒み、赤斑等の発生や皮膚刺激の発生を防止して使用感を向上し、安全性や衛生性が至極優れるなどの効果を有するのである。
【0105】更に、本発明第1外用貼付剤で用いられる支持体は、布と布とを積層し部分的に接着して形成されたものであり、このものは風合いや水分保持性が良好となり、又、布で支持体が形成されている結果、支持体と粘着剤層との投錨効果が発現し、外用貼付剤を外皮から剥離する際に凝集破壊がなく、外皮への糊残りが発生しない上、使用時の外観や使用感更に商品価値が至極向上するなどの効果を奏するのである。
【0106】そして、本発明第1外用貼付剤においては、前述の支持体には、前記粘着剤層を積層する前に水分を、当該支持体の自重の20〜400重量%担持させてなり、このように構成することによって、水分を含有する粘着剤層と支持体との親和性が向上して両者の密着性が高くなるのであり、又、必要に応じて水分含有粘着剤層中の減少させて当該粘着剤層の保型性を向上させたり、冷却効果を一層大にしたり、冷却持続時間を一層長くできる効果を有するのである。
【0107】つまり、水分を含有する粘着剤層としては、その用途に応じて、種々の成分が用いられるが、この場合、成分の種類や組成等によって、充分な保型性が得られない場合があるが、このとき、水分量を減少して保型性を確保し、一方、所要の冷却効果や冷却時間を得るために、支持体に担持させた水分を活用することができる効果を有するのである。
【0108】本発明第2外用貼付剤は、前記構成を有し、支持体として、透湿度が2,800〜4,400g/m・24hrの範囲のものを用いており、粘着剤層中の成分が前記支持体の外側へ染み出すことに起因する外観の悪化、衣服の汚損を防止することができる効果を有するのである。
【0109】又、特に、前記支持体の透湿度を2,800〜4,400g/m・24hrの範囲に調節することにより、粘着剤層中の水分や揮発成分(例えば揮発性の薬物)が蒸散することを制御し、冷却効果や湿布効果が至極長時間にわたって持続、発現する上、ムレ、カブレ、痒み、赤斑等の発生や皮膚刺激の発生を防止して使用感を向上し、安全性や衛生性が至極優れるなどの効果を有するのである。
【0110】更に、本発明第2外用貼付剤で用いられる支持体は、布で形成されており、このものは風合いや水分保持性が良好であり、又、布で支持体が形成されている結果、支持体と粘着剤層との投錨効果が発現し、外用貼付剤を外皮から剥離する際に凝集破壊がなく、外皮への糊残りが発生しない上、使用時の外観や使用感更に商品価値が至極向上するなどの効果を奏するのである。
【0111】そして、本発明第2外用貼付剤においては、前述の支持体には、前記粘着剤層を積層する前に水分を、当該支持体の自重の20〜400重量%担持させてなり、このように構成することによって、水分を含有する粘着剤層と支持体との親和性が向上して両者の密着性が高くなるのであり、又、必要に応じて水分含有粘着剤層中の減少させて当該粘着剤層の保型性を向上させたり、冷却効果を一層大にしたり、冷却持続時間を一層長くできる効果を有するのである。
【0112】つまり、水分を含有する粘着剤層としては、その用途に応じて、種々の成分が用いられるが、この場合、成分の種類や組成等によって、充分な保型性が得られない場合があるが、このとき、水分量を減少して保型性を確保し、一方、所要の冷却効果や冷却時間を得るために、支持体に担持させた水分を活用することができる効果を有するのである。
【出願人】 【識別番号】591207769
【氏名又は名称】織田寝装株式会社
【出願日】 平成12年6月1日(2000.6.1)
【代理人】 【識別番号】100084630
【弁理士】
【氏名又は名称】澤 喜代治
【公開番号】 特開2001−327524(P2001−327524A)
【公開日】 平成13年11月27日(2001.11.27)
【出願番号】 特願2000−164913(P2000−164913)