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【発明の名称】 ローションを付されたカフスを有する吸収製品
【発明者】 【氏名】トーマス・エドワード・シュルテ

【氏名】ローラ・グレーブス・スポルデイング・バンリースウイック

【要約】 【課題】ローションが着用者の皮膚に移行可能であり、所望の治療的な利益を提供し、結果として皮膚への刺激が少なくなる、ローションを付された脚部カフス等のカフスを有する吸収製品を提供する。

【解決手段】バリヤ脚部カフスを有する吸収製品。カフス表面の少なくとも一部に、20℃で半固体または固体であり、かつ着用者の皮膚に少なくとも部分的に移行可能である有効量のローションコーティングが配置され、このローションコーティングは、疎水性であって、かつ(i)20℃において可塑性または流体コンシステンシーを有するエモリエント剤10〜95%、および(ii)前記バリヤ脚部カフスの表面上にエモリエントを固定することが可能な固定化剤であって、少なくとも35℃の融点を有する固定化剤5〜90%を含む。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 2つの縦側サイドエッジを有する吸収製品であって、A)液体不透過性バックシート、B)液体透過性トップシート、C)前記トップシートと前記バックシートとの間に位置する吸収性コア、およびD)前記2つの縦側サイドエッジのそれぞれに隣接して配置されるバリヤ脚部カフスを備え、前記バリヤ脚部カフスのそれぞれは、前記吸収製品の前記縦側サイドエッジに隣接して固着される近位端および前記吸収製品の少なくとも一部に固定されない遠位端を有し、前記吸収製品が着用されるとき、前記バリヤ脚部カフスのそれぞれは、前記吸収製品の内部に向かって配向する内側表面および着用者の皮膚に向かって配向する外側表面を有し、前記バリヤ脚部カフスの外側表面または内側表面の少なくとも一部に、20℃で半固体または固体であり、かつ着用者の皮膚に少なくとも部分的に移行可能である有効量のローションコーティングが配置され、前記ローションコーティングは、疎水性であって、かつ(i)20℃において可塑性または流体コンシステンシーを有するエモリエント剤10〜95%、および(ii)前記バリヤ脚部カフスの前記外側表面または前記内側表面上に前記エモリエントを固定することが可能な固定化剤であって、少なくとも35℃の融点を有する固定化剤5〜90%を含むことを特徴とする該吸収製品。
【請求項2】 前記エモリエント剤が、5%以下の水を含有する請求項1に記載の吸収製品。
【請求項3】 前記エモリエント剤が、石油系エモリエント、脂肪酸エステルエモリエント、アルキルエトキシレートエモリエント、脂肪酸エステルエトキシレートエモリエント、脂肪アルコールエモリエントおよびそれらの混合物からなる群より選択される請求項1に記載の吸収製品。
【請求項4】 前記エモリエント剤が、鉱油、ペトロラタムおよびそれらの混合物からなる群より選択される石油系エモリエントを含む請求項3に記載の吸収製品。
【請求項5】 前記エモリエント剤が、ペトロラタムである請求項4記載の吸収製品。
【請求項6】 前記エモリエント剤が、鉱油である請求項4記載の吸収製品。
【請求項7】 前記エモリエント剤が、メチルパルミテート、メチルステアレート、イソプロピルラウレート、イソプロピルミリステート、イソプロピルパルミテート、エチルヘキシルパルミテート、ラウリルラクテート、セチルラクテートおよびそれらの混合物からなる群より選択される脂肪酸エステルエモリエントを含む請求項3記載の吸収製品。
【請求項8】 前記エモリエント剤が、2〜30の平均エトキシル化度を有するC12〜C18脂肪アルコールエトキシレートを含む請求項3記載の吸収製品。
【請求項9】 前記固定化剤が、前記エモリエント剤と混和性である請求項1記載の吸収製品。
【請求項10】 前記固定化剤が、ポリヒドロキシ脂肪酸エステル、ポリヒドロキシ脂肪酸アミド、C14〜C22脂肪アルコール、C12〜C22脂肪酸、C12〜C22脂肪アルコールエトキシレート、ワックスおよびそれらの混合物からなる群より選択される請求項1記載の吸収製品。
【請求項11】 前記固定化剤が、C14〜C22脂肪アルコールを含む請求項10記載の吸収製品。
【請求項12】 前記固定化剤が、セチルアルコール、ステアリルアルコールおよびそれらの混合物からなる群より選択されるC16〜C18脂肪アルコールを含む請求項11記載の吸収製品。
【請求項13】 前記固定化剤が、式:【化1】

(ここで、C5 〜C31炭化水素基であり、Yは、鎖に直接結合する少なくとも2個の遊離水酸基を有する炭化水素鎖を有するポリヒドロキシ炭化水素部分であり、nは少なくとも1である)で示されるポリヒドロキシ脂肪酸エステルを含む請求項10記載の吸収製品。
【請求項14】 前記固定化剤が、C16〜C22飽和脂肪酸のソルビタンエステル、C16〜C22飽和脂肪酸のグリセリルモノエステルおよびC16〜C22飽和脂肪酸のシュークロースエステルからなる群より選ばれるポリヒドロキシ脂肪酸エステルを含む請求項13記載の吸収製品。
【請求項15】 前記固定化剤が、ソルビタンパルミテート、ソルビタンステアレート、ソルビタンベヘネート、グリセリルモノステアレート、グリセリルモノパルミテート、グリセリルモノベヘネート、シュークロースモノおよびジステアレート、およびシュークロースモノおよびジラウレートからなる群より選択されるポリヒドロキシ脂肪酸エステルを含む請求項14記載の吸収製品。
【請求項16】 前記固定化剤が、ソルビタンステアレートを含む請求項15記載の吸収製品。
【請求項17】 前記固定化剤が、式:【化2】

(ここで、R1 は、H、C1 〜C4 炭化水素、2−ヒドロキシエチル、2−ヒドロキシプロピル、メトキシエチル、メトキシプロピルまたはそれらの混合物であり、R2 は、C5 〜C31炭化水素基であり、Zは、鎖に直接結合する少なくとも3個の水酸基を有する直鎖炭化水素鎖を有するポリヒドロキシ炭化水素部分である。)を有するポリヒドロキシ脂肪酸アミドを含む請求項10記載の吸収製品。
【請求項18】 R1 が、N−メチル、N−エチル、N−プロピル、N−イソプロピル、N−ブチル、N−2−ヒドロキシエチル、N−メトキシプロピルまたはN−2−ヒドロキシプロピルであり、R2 が、直鎖C11〜C17アルキルもしくはアルケニルまたはそれらの混合物であり、Zが、グリシチルである請求項17記載の吸収製品。
【請求項19】 前記固定化剤が、N−ラウリル−N−メチルグルカミド、N−ラウリル−N−メトキシプロピルグルカミド、N−ココイル−N−メチルグルカミド、N−ココイル−N−メトキシプロピルグルカミド、N−パルミチル−N−メトキシプロピルグルカミド、N−タロウイル−N−メチルグルカミド、およびN−タロウイル−N−メトキシプロピルグルカミドからなる群より選択されるポリヒドロキシ脂肪酸アミドを含む請求項18記載の吸収製品。
【請求項20】 前記固定化剤が、カルナウバワックス、ビーズワックス、キャンデリラワックス、パラフィンワックス、セレシンワックス、エスパルトワックス、ウーリキュリワックス、レゾワックス及びそれらの混合物からなる群より選択される物質を含む請求項10記載の吸収製品。
【請求項21】 前記トップシートが、親水性である請求項1記載の吸収製品。
【請求項22】 前記ローションコーティングが、該固定化剤を5〜50%の割合で含み、該固定化剤が、少なくとも40℃の融点を有する請求項1記載の吸収製品。
【請求項23】 前記バリヤ脚部カフスの外側表面または内側表面の前記部分上のローションコーティングの量が、約0.16g/m2 (0.1mg/in2 )から約78g/m2(50mg/in2 )までの範囲を取る請求項1記載の吸収製品。
【請求項24】 前記バリヤ脚部カフスの外側表面または内側表面の前記部分上のローションコーティングの量が、約1.6g/m2 (1mg/in2 )から約39g/m2 (25mg/in2 )までの範囲を取る請求項23記載の吸収製品。
【請求項25】 前記吸収製品が、前記吸収製品の前記2つの縦側サイドエッジのそれぞれに隣接して配置される弾性的に収縮性のガスケットカフスを有し、前記ガスケットカフスは前記吸収製品の縦側サイドエッジから横に外側に伸び、前記ガスケットカフスのそれぞれは、前記吸収製品が着用されるとき着用者の皮膚に向かって配向する前方表面および前記前方表面に対向する後方表面を有し、前記ガスケットカフスの前方表面または後方表面の少なくとも一部は、その上に、20℃で半固体または固体であり、かつ着用者の皮膚に少なくとも部分的に移行可能である有効量のローションコーティングを配置させており、前記ローションコーティングは、疎水性であって、かつ(i)20℃において可塑性または流体コンシステンシーを有するエモリエント剤10〜95%、および(ii)前記ガスケットカフスの前記前方表面または前記後方表面上に前記エモリエントを固定することが可能な固定化剤であって、少なくとも35℃の融点を有する固定化剤5〜90%を含むことを特徴とする該吸収製品。
【請求項26】 前記エモリエント剤が、石油系エモリエント、脂肪酸エステルエモリエント、アルキルエトキシレートエモリエント、脂肪酸エステルエトキシレートエモリエント、脂肪アルコールエモリエントおよびそれらの混合物からなる群より選択される請求項25に記載の吸収製品。
【請求項27】 前記エモリエント剤が、5%以下の水を含有する請求項26に記載の吸収製品。
【請求項28】 前記固定化剤が、ポリヒドロキシ脂肪酸エステル、ポリヒドロキシ脂肪酸アミド、C14〜C22脂肪アルコール、C12〜C22脂肪酸、C12〜C22脂肪アルコールエトキシレート、ワックスおよびそれらの混合物からなる群より選択される請求項25記載の吸収製品。
【請求項29】 前記ガスケットカフスの前方表面または後方表面の前記部分上のローションコーティングの量が、約0.16g/m2 (0.1mg/in2 )から約78g/m2(50mg/in2 )までの範囲を取る請求項25記載の吸収製品。
【請求項30】 2つの縦側サイドエッジを有する吸収製品であって、A)液体不透過性バックシート、B)液体透過性トップシート、C)前記トップシートと前記バックシートとの間に位置する吸収性コア、およびD)前記2つの縦側サイドエッジのそれぞれに隣接して配置される弾性的に収縮性のガスケットカフスを備え、前記ガスケットカフスは前記吸収製品の縦側サイドエッジから横に外側に伸び、前記ガスケット脚部カフスのそれぞれは、着用者の皮膚に向かって配向する前方表面および前記前方表面に対向する後方表面を有し、前記ガスケット脚部カフスの前方表面または後方表面の少なくとも一部はその上に、着用者の皮膚に少なくとも部分的に移行可能である有効量のローションコーティングを配置させており、前記ローションコーティングは、疎水性であって、かつ(i)20℃において可塑性または流体コンシステンシーを有するエモリエント剤10〜95%、および(ii)前記ガスケットカフスの前記前方表面または前記後方表面上に前記エモリエントを固定することが可能な固定化剤であって、少なくとも35℃の融点を有する固定化剤5〜90%を含むことを特徴とする該吸収製品。
【請求項31】 前記エモリエント剤が、石油系エモリエント、脂肪酸エステルエモリエント、アルキルエトキシレートエモリエント、脂肪酸エステルエトキシレートエモリエント、脂肪アルコールエモリエントおよびそれらの混合物からなる群より選択される請求項30記載の吸収製品。
【請求項32】 前記エモリエント剤が、5%以下の水を含有する請求項31に記載の吸収製品。
【請求項33】 前記固定化剤が、ポリヒドロキシ脂肪酸エステル、ポリヒドロキシ脂肪酸アミド、C14〜C22脂肪アルコール、C12〜C22脂肪酸、C12〜C22脂肪アルコールエトキシレート、ワックスおよびそれらの混合物からなる群より選択される請求項30記載の吸収製品。
【請求項34】 前記ガスケットカフスの前方表面または後方表面の前記部分上のローションコーティングの量が、約0.16g/m2 (0.1mg/in2 )から約78g/m2(50mg/in2 )までの範囲を取る請求項30記載の吸収製品。
【請求項35】 吸収製品であって、A)バックシートおよび該バックシートに結合する液体透過性トップシートを備える外側カバー層、B)前記トップシートと前記バックシートとの間に位置する吸収性コア、および前記外側カバー層に固定され、かつ吸収製品が着用されるとき、吸収製品の内部に向かって配向する内側表面と着用者の皮膚に向かって配向する外側表面を有するカフスを備え、有効量のローションコーティングが前記カフス上に配置され、該ローションは着用者の皮膚に少なくとも部分的に移行可能であり、前記ローションコーティングは、疎水性であって、かつ(i)20℃において可塑性または流体コンシステンシーを有するエモリエント剤10〜95%、および(ii)前記カフス上に前記エモリエントを固定することが可能な固定化剤であって、少なくとも35℃の融点を有する固定化剤5〜90%を含むことを特徴とする該吸収製品。
【請求項36】 前記エモリエント剤が、石油系エモリエント、脂肪酸エステルエモリエント、アルキルエトキシレートエモリエント、脂肪酸エステルエトキシレートエモリエント、脂肪アルコールエモリエントおよびそれらの混合物からなる群より選択される請求項35に記載の吸収製品。
【請求項37】 前記エモリエント剤が、5%以下の水を含有する請求項36に記載の吸収製品。
【請求項38】 前記固定化剤が、ポリヒドロキシ脂肪酸エステル、ポリヒドロキシ脂肪酸アミド、C14〜C22脂肪アルコール、C12〜C22脂肪酸、C12〜C22脂肪アルコールエトキシレート、ワックスおよびそれらの混合物からなる群より選択される請求項35記載の吸収製品。
【請求項39】 前記ガスケットカフスの前方表面または後方表面の前記部分上のローションコーティングの量が、約0.16g/m2 (0.1mg/in2 )から約78g/m2(50mg/in2 )までの範囲を取る請求項35記載の吸収製品。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、脚部カフス等のカフスを有する、おむつ、トレーニングパンツ、成人失禁用デバイスなどのような吸収製品に関する。特に、本発明は、通常の接触および着用者の動きおよび/または体温により着用者の皮膚に移行可能である脚部カフスの表面上のローションコーティングを有する吸収製品に関する。本発明において開示されるローションは、カフスが着用者の皮膚と接触する領域におけるカフスと皮膚との間の摩擦を最小化し、その結果、皮膚の刺激をより少なくする。
【0002】
【従来の技術】使い捨ておむつおよび失禁ブリーフまたは下着のような吸収製品の主要な機能は、身体滲出物を吸収し、含有することである。従って、その様な製品は、身体滲出物が、着用者と接触するようになる被服、または寝具のような他の製品を汚すこと、濡らすこと、またはさもなければ汚染することを防止することを意図する。その様な製品についての欠陥の最も一般的なモードは、身体滲出物が製品と着用者の脚部または腰部との間の間隙から隣接する被服に漏れ出るときに起こる。と言うのは、それは製品の中に直接吸収されず、吸収製品は、滲出物が吸収製品のシャーシから漏れ出ることを許容する間隙を作り出すように着用者について良好な適合を維持し得ないからである。例えば、尿は被服または他の製品と接触するようになり、これらの製品により吸収され得るシャーシ内の間隙に尿が移動する様に、尿は、噴出でトップシートに放出される傾向がある。加えて、吸収製品により容易に吸収されない緩い糞便は、液体を受け入れる表面上に「浮く」傾向があり、着用者の脚部または腰部における製品の間隙を越えて進む。
【0003】現代の使い捨ておむつは、トップシート、バックシート、吸収性コア、および一般的に吸収性コアの端部を越えて伸びる連続的なトップシートおよびバックシートの中に取り囲まれる弾性部材から形成される弾性化された脚部フラップを有する。これらの弾性化された脚部フラップは、弾性化された脚部フラップがおむつの端部と接触する被服との間の流体不透過性バリヤを提供し、加えて、脚部のまわりの密封を維持するように着用者の脚部の回りにガスケット作用を提供し、間隙形成を最小化することにおいて、流体を満載するおむつからおむつの端部に接触する被服への灯心作用およびオーバーフローを防止するのに一般的に有効であることがわかっている。しかしながら、おむつの周辺に沿っての漏れはいまだ発生し得る。おむつが長い時間着用されるとき、力は、着用者についての初期の適合を低下させるようにおむつに対して作用する傾向がある。脚部および腰部におけるおむつの大きな間隙およびゆるみは適合の低下により形成される。従って、液体がトップシートに放出されるとき、液体の一部はトップシートを通して直接吸収されず、おむつの端部に向かって移動し、そこでそれはおむつの間隙を通してまたは越えて漏れ、被服または下着との接触に至り得るものであり、そこでそれはその様な着衣により吸収され、それに灯心作用し得る。
【0004】使い捨ておむつは、緩い糞便または尿もしくは液体の噴出が着用者の被服を汚すことを阻止するバリヤカフスを備え得る。バリヤカフスはこの物体の自由な流動を拘束し、その様な物体がおむつのトップシート上を自由に浮遊しまたは流動するとき、それがおむつの中に含有されるように、おむつの中にその様な物体を保持する構造を提供する。その様な物体を含有することにおけるその様な構造の効果にもかかわらず、液体はバリヤカフスを通して漏れ、着用者の被服を汚し得ることが見出された。加えて、バリヤ脚部カフスは、脚部カフスが皮膚に接触する領域において皮膚に跡を残し得る。
【0005】この度、通常の接触および着用者の動きおよび/または体温により着用者の皮膚に移行可能である、脚部カフスの表面上にローションコーティングを適用することは、おむつの封入特性を向上させ、皮膚の刺激を減少させ、並びにBM清浄化の容易さの向上に導き得ることが発見された。ここで用いられる脚部カフスという術語は、バリヤ脚部カフス、ガスケットカフスおよびその組み合わせおよび変形を含む。本明細書で開示されるローションでのカフスのコーティングはカフスの疎水性を増加させ得るものであり、それにより漏れ性能を向上させる。疎水性ローションのコーティングは、所望の疎水性に達するために代わりの方法を提供することにより不織材料を用いるカフスのデザインにおいて柔軟性を与える。このことは材料のコストの減少に導き得る。重要なこととして、本発明において開示されるローションは、カフスが着用者の皮膚と接触する領域においてカフスと皮膚との間の摩擦を最小化するように作用し、その結果より少ない皮膚の刺激となる。ローションはまた、皮膚へのBMの付着を防止するように働く着用者の皮膚上の保護コーティングをも提供し、それによりBM清浄化の容易さを向上させる。
【0006】鎮静的な保護コーティングを与えるおむつ製品へのローションとして適用されてきた1つの物質は鉱油である。鉱油(液体ペトロラタムとしてもまた知られる)は、石油における高沸点(すなわち、300℃〜390℃)画分を蒸留することにより得られるさまざまな液体炭化水素の混合物である。鉱油は、周囲温度、例えば20℃〜25℃で液体である。結果として、鉱油は、おむつに適用されるとき相対的に流動性であり可動性である。鉱油は周囲温度で流動性であり可動性であるので、それはバリヤ脚部カフスの身体に接触する表面上に局在してとどまらない傾向があり、しかしむしろ、おむつの内部に脚部カフスを通って移動する。従って、相対的に高いレベルの鉱油が、所望の治療的または保護的なローションのコーティングの利益を与えるためにバリヤ脚部カフスに与えられる必要がある。このことは、これらのローションを付されたバリヤ脚部カフスを有するおむつ製品についてコストの増加を導くのみならず、その上、下にある吸収性コアの吸収性を減少させることを含む他の不利益な効果をももたらす。
【0007】そのレベルを増加させることなしでさえ、一度与えられた鉱油が移動する傾向は他の不利益な効果を有する。例えば、与えられた鉱油は、ローションを付されたおむつ製品のためのパッケージングまたはラッパー材料に、の中に、およびそれを通って移動し得る。このことは、おむつ製品からの鉱油による汚れまたは他の漏れを避けるためにバリヤタイプのパッケージングまたはラッパーフィルムについての必要を作り出し得る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従って、(1)所望の治療的または保護的なローションのコーティングの利益を有し、(2)室温で液体である(例えば鉱油)相対的に高いレベルのコーティングを必要とせず、(3)逆に、おむつ製品の吸収性に影響を与えず、(4)パッケージングのために特別なラッピングまたはバリヤ材料を必要としない、ローションを付された脚部カフス等のカフスを有するおむつ製品を提供することが望ましいであろう。
【0009】それゆえ、本発明の目的は、ローションが着用者の皮膚に移行可能であり、所望の治療的な利益を提供し、結果として皮膚への刺激が少なくなる、ローションを付された脚部カフス等のカフスを有するおむつを提供することである。
【0010】本発明の更なる目的は、ローションが着用者の皮膚に移行可能であり、皮膚へのBMの付着を減少させることについて有効であり、それによりBM清浄化の容易さを向上させるローションを付された脚部カフスを有するおむつを提供することである。
【0011】本発明の更なる目的は、向上した液体封入特性を有する脚部カフスを有する使い捨ておむつを提供することである。
【0012】望ましい本発明の更なる目的は、相対的に高いレベルの鉱油を必要とせず、パッケージングのための特別なラッピングまたはバリヤ材料を必要としないローションを付された脚部カフスを有するおむつを提供することである。
【0013】これらのおよび他の目的は本発明を用いて達成され、それは、続く開示を読むことから容易に明らかになるであろう。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、周囲温度で(すなわち、20℃で)半固形または固形であり、着用者の皮膚に移行するのに適合する、脚部カフスの表面上のローションコーティングを有する使い捨ておむつのような吸収製品に関する。皮膚への移行の際に、ローションは所望の治療的および/または保護的なローションのコーティングの利益を提供し、その結果皮膚の刺激はより少なくなり、また着用者の皮膚へのBMの付着を減少させ、それによりBM清浄化の容易さを向上させる。本明細書で開示されるローションによるカフスのコーティングは、またカフスの疎水性をも向上させ得るものであり、それにより、その漏れ性能を向上させる。疎水性ローションのコーティングは、所望の疎水性を達成するために代わりの方法を提供することにより不織材料を用いるカフスのデザインにおいて柔軟性を与える。このことは材料コストの減少をもたらし得る。
【0015】簡潔に言えば、本発明の吸収製品は、A)バックシート、B)前記バックシートに結合する液体透過性トップシート、C)前記トップシートと前記バックシートとの間に位置する吸収性コア、およびD)吸収製品の2つの縦側のサイドエッジのそれぞれに隣接して配置されるバリヤ脚部カフスであって、前記バリヤ脚部カフスのそれぞれは、前記吸収製品の前記縦側のサイドエッジに隣接して固着された近位端および前記吸収製品の少なくとも一部に固定されていない遠位端を有し、前記バリヤ脚部カフスのそれぞれは、前記吸収製品が着用されるとき、前記吸収製品の内部に向かって配向する内側表面および着用者の皮膚に向かって配向する外側表面を有し、前記バリヤ脚部カフスの外側表面または内側表面の少なくとも一部は、その上に、20℃で半固形または固形であり、着用者の皮膚に少なくとも部分的に移行可能である有効量のローションコーティングを配置させ、前記ローションコーティングは、(i)20℃で可塑性または流体コンシステンシーを有するエモリエント剤約10〜約95%、および(ii)バリヤ脚部カフスの前記外側表面または内側表面上に前記エモリエント剤を固定することが可能な固定化剤であって、少なくとも約35℃の融点を有する固定化剤約5〜約90%を含む。
【0016】吸収製品は、バリヤ脚部カフスに加えて、またはその代わりに、2つの弾性的に収縮性のガスケットカフスを有し得る。それぞれの弾性的に収縮性のガスケットカフスは、前記吸収製品の前記2つの縦側のサイドエッジのそれぞれに隣接して配置され、前記ガスケットカフスは前記おむつの縦側のサイドエッジから横に外側に伸び、前記ガスケットカフスのそれぞれは、前記おむつが着用されるとき着用者の皮膚に向かって配向する前方表面および前記前方表面に対向する後方表面を有し、前記ガスケットカフスの前方または後方表面の少なくとも一部は、その上に、20℃で半固形または固形であり、着用者の皮膚に少なくとも部分的に移行可能である有効量のローションコーティングを配置させ、前記ローションコーティングは、(i)20℃で可塑性または流体コンシステンシーを有するエモリエント剤約10〜約95%、および(ii)バリヤ脚部カフスの前記外側表面または内側表面上に前記エモリエント剤を固定することが可能な固定化剤であって、少なくとも約35℃の融点を有する固定化剤約5〜約90%を含む。
【0017】本発明の脚部カフス(バリヤおよび/またはガスケットカフス)の身体に接触する表面の少なくとも一部のローションコーティングの量は、好ましくは、約0.16g/m2 (0.1mg/in2 )から約78g/m(50mg/in2 )まで、より好ましくは、約1.6g/m2 (1mg/in2 )から約39g/m2 (25mg/in2 )までの範囲をとる。本発明によるローションを付された脚部カフスは、治療的および/または保護的なローションコーティングの利益を提供し、さらに、所望のBM清浄化の利益を提供する。加えて、疎水性ローションは、カフスの疎水性を向上させ得、および/または所望の疎水性を達成するために代替手段を提供し得る。エモリエントは脚部カフスの表面上に実質的に固定されるので、所望のスキンケアの利益を与えるためにはより少ないローション組成物が必要とされる。加えて、特別なバリヤまたはラッピング材料は、本発明のローションを付されたおむつ製品のパッケージングにおいては、好ましくは必要でない。
【0018】本明細書で以後考察されるであろう様に、本発明のローション組成物は好ましくは、それらが比較的不動であり、室温でおむつの脚部カフス上に局在し、体温で着用者に移行可能であり、さらに、極端な貯蔵条件下で完全には液状でないような溶融プロフィールを有する。
【0019】重要なことに、本発明のローション組成物は、通常の接触、着用者の動き、および/または体温により皮膚に容易に移行可能である。理論により拘束されないが、ローション組成物は、皮膚の表面エネルギーを変化させ、および/またはBMまたは尿についての皮膚の親和性を減少させる「障壁」を形成すると思われる。それゆえ、BMまたは尿は、皮膚に粘着する傾向が減少し、除去するのに容易となる。
【0020】本明細書で用いられる「含む、具備する、備える(comprising)」という術語は、さまざまな構成要素、成分、または工程が、本発明の実施において結合して用いられ得ることを意味する。従って、「含む、具備する、備える」という術語は、より限定的な術語の「本質的に〜からなる(consisting essentially of)」および「からなる(consisting of)」を包含する。
【0021】本明細書で用いられるすべてのパーセンテージ、比および割合は、別に規定してなければ重量による。
【0022】
【発明の実施の形態】A. 吸収製品本明細書で用いられる「吸収製品」という術語は、身体滲出物を吸収し、含有するデバイスを称し、特に、身体から排出されるさまざまの滲出物を吸収し、含有する、着用者の皮膚に当接して配置されるデバイスを称する。「使い捨て」という術語は、ここでは、1回の使用の後に、洗濯されるかまたはさもなければ、吸収製品として修復されるかもしくは再使用されることを意図しない吸収製品を記述するために用いられる。使い捨て吸収製品の例には、生理用ナプキンおよびパンティライナーのような女性の衛生着衣、おむつ、失禁ブリーフ、おむつホルダー、トレーニングパンツなどが含まれる。
【0023】使い捨て吸収製品は典型的に、液体透過性トップシート、トップシートに結合する液体不透過性バックシートおよびトップシートとバックシートとの間に位置する吸収性コアを具備する。使い捨て吸収製品および、トップシート、バックシート、吸収性コアを含むその構成要素、並びにこれらの構成要素のいずれの個々の層も、身体表面および着衣表面を有する。ここで用いられる「身体表面」は、着用者の身体に向かってまたは隣接して着用されることを意図する製品または構成部分の表面を意味し、一方、「着衣表面」は、使い捨て吸収製品が着用されるとき、着用者から離れて面し、着用者の下着に向かって配向する反対側上にある。
【0024】以下の記載は一般的に、使い捨て吸収製品において有用である吸収性コア、トップシート、およびバックシート材料を考察する。この一般的記載は、図1〜4において示される具体的な吸収製品のこれらの構成部分に対して適用され、本明細書で一般的に記載される他の使い捨て吸収製品のそれらに加えて更に下記されることが理解されるべきである。
【0025】一般的に、吸収性コアは、液体(例えば、経血、尿、および/または他の身体滲出物)を吸収し、または保持することが可能である。吸収性コアは、好ましくは、圧縮可能であり、従順であり、および着用者の皮膚に対して刺激がない。吸収性コアは、広範な大きさおよび形状で製造され得る(例えば、長方形、楕円形、砂時計形、「T」字形、ドッグボーン形、対称形、非対称形など)。本発明の吸収性複合材料に加えて、吸収性コアは、一般的にエアフェルトと称される細砕された木材パルプのような吸収製品において一般的に用いられる広範な液体吸収材料のいずれかを含み得る。吸収性コアとしての使用のための他の適切な吸収材料の例には、しわのあるセルロースの詰め物、コフォーム(coform)を含む溶融ブローポリマー、化学的に硬化されるか、修飾されるか、または架橋されたセルロース性繊維、けん縮されたポリエステル繊維のような合成繊維、ピートモス、ティッシュラップおよびティッシュラミネートを含むティッシュ、吸収性発泡体、吸収性スポンジ、超吸収性ポリマー、吸収性ゲル化材料、またはいずれか等価の材料もしくは材料の組み合わせ、またはこれらの混合物が含まれる。
【0026】吸収性コアの形状と構造もまた変化し得る(例えば、吸収性コアは、変化する厚さゾーンを有し得るし、および/または中央においてより厚くなるようなプロフィール、親水性勾配、本発明の吸収性複合材料の勾配、すなわち超吸収性勾配、または例えば獲得ゾーンのような低平均密度および低平均坪量のゾーンを有し得るし、または1以上の層または構造を含み得る)。しかしながら、吸収性コアの全吸収能力は、吸収製品の設計負荷および意図される用途と合致すべきである。さらに、吸収性コアの大きさおよび吸収能力は、おむつ、失禁パッド、パンティライナー、通常の生理用ナプキン、および夜間の生理用ナプキンのような異なる用途に適合する様に、および乳幼児から成人までの範囲をとる着用者に適合するように変化し得る。
【0027】吸収性コアは、例えばダスティング層、灯心作用もしくは獲得層、または着用者の快適さを高めるための2次トップシートのような吸収製品においてしばしば用いられる他の吸収性部材を含み得る。
【0028】トップシートは好ましくは、従順であり、柔軟な感触があり、着用者の皮膚に対して刺激がない。さらに、トップシートは液体透過性であり、液体(例えば、経血および/または尿)がその厚さを通して容易に貫通することを可能とする。適切なトップシートは、製織および不織材料(例えば、繊維の不織ウエブ)、開孔形成された熱可塑性フィルム、開孔されたプラスチックフィルム、および油圧成形された熱可塑性フィルムのようなポリマー性材料、多孔性発泡体、網状発泡体、網状熱可塑性フィルム、および熱可塑性スクリムのような広範な材料から製造され得る。適切な製織および不織材料は、天然繊維(例えば、木材または綿繊維)、合成繊維(例えば、ポリエステル、ポリプロピレン、またはポリエチレン繊維のようなポリマー性繊維)または天然および合成繊維の組み合わせから構成され得る。トップシートが不織ウエブを含むとき、ウエブは、多数の公知技術により製造され得る。例えば、ウエブは、紡糸結合され得るし、カーディングされ得るし、湿式載置され得るし、溶融ブローされ得るし、水力交絡され得るし、上記の組み合わせなどでもあり得る。
【0029】バックシートは、好ましくは、少なくとも吸収製品のクロッチ領域において液体(例えば経血および/または尿)に対して不透過性であり、他の可撓性液体不透過性材料もまた用いられ得るけれども、好ましくは、薄いプラスチックフィルムから製造される。ここで用いられる「可撓性」という術語は、従順であり、ヒトの身体の一般的形状および輪郭に容易に合致する材料を称する。バックシートは、吸収性コアに吸収され、含有される滲出物が、ベッドシーツ、パンツ、パジャマおよび下着のような吸収製品に接触する製品を濡らすことを防止する。従って、バックシートは、製織または不織材料、ポリエチレンまたはポリプロピレンの熱可塑性フィルムのようなポリマーフィルム、またはフィルムでコートされた不織材料のような複合材料を含み得る。適切なバックシートは、約0.012mm(0.5ミル)から0.051mm(2.0ミル)の厚さを有するポリエチレンフィルムである。典型的なポリエチレンフィルムは、名称P18−1401の下でオハイオ州シンシナチのクロペイ(Clopay)・コーポレーションにより、および名称XP−39385の下でインディアナ州テール・ホートのトレデガー(Tredegar)・フィルム・プロダクツにより製造される。バックシートは、より布らしい外観を与えるために、好ましくは、エンボス加工され、および/またはつや消し仕上げされる。さらに、バックシートは、滲出物がバックシートを通過することをいまだ防止する一方で、蒸気が吸収性コアから出て行くことを許容し得る(すなわち、バックシートは呼吸可能である)。バックシートの大きさは、吸収性コアの大きさおよび選択される正確な吸収製品の設計により規定される。
【0030】バックシートおよびトップシートは、吸収性コアの、それぞれ、着衣表面および身体表面に隣接して位置する。吸収性コアは、好ましくは、当該技術において周知のもののような付着手段(図3において示されていない)により公知であるいずれかの様式で、トップシート、バックシート、または両方と結合する。しかしながら、吸収性コア全体の一部が、トップシート、バックシート、または両方のいずれかに結合していない本発明の態様が考えられている。
【0031】例えば、バックシートおよび/またはトップシートは、接着剤の均一連続層、接着剤のパターン化された層、または接着剤の分離した線、螺旋、または点の配列により、吸収性コアに、または互いに固定され得る。満足であることが見出された接着剤は、名称HL−1258またはH−2031の下でミネソタ州セントポールのH.B.ファラー(Fuller)・カンパニーにより製造される。付着手段は、好ましくは、1986年3月4日に、ミネトラ(Minetola)らに発行された米国特許第4,573,986号において開示される接着剤のフィラメントの開放パターンネットワークを含み、それは参照によりここに組み込まれる。フィラメントの開放パターンネットワークの典型的な付着手段は、1975年10月7日にスプラーグ・ジュニア(Sprague,Jr.)に発行された米国特許第3,911,173号、1978年11月22日にツワイエカー(Zwieker)らに発行された米国特許第4,785,996号、および1989年6月27日にウエレニッツ(Werenicz)に発行された米国特許第4,842,666号において示される装置および方法により例示されるような螺旋パターンに旋回された数本の線の接着剤フィラメントを含む。これらの特許のそれぞれは、参照によりここに組み込まれる。別に、付着手段は、熱結合、圧力結合、超音波結合、動的機械的結合、または当該技術において公知であるいずれか他の適切な結合手段またはこれらの結合手段の組み合わせを含み得る。
【0032】本発明のローションを付された脚部カフスが用いられ得る好ましい使い捨て吸収製品はおむつである。ここで用いられる「おむつ」という術語は、着用者の胴体下部の回りに着用される、一般に、乳幼児および失禁者により着用される吸収製品を称する。言葉を変えて言えば、「おむつ」という術語は、乳幼児おむつ、トレーニングパンツ、成人失禁デバイスなどを含む。本発明は、脚部カフスを含む生理用ナプキンおよびパンティライナーのような他のタイプの使い捨て製品にもまた適用可能である。
【0033】図1は、構造の一部がおむつ20の構造をより明確に示すために切欠され、着用者に接触するおむつ20の部分が見るものに面する、その平坦に伸ばされた収縮していない状態における(すなわち、すべての弾性的に誘発された収縮が引き伸ばされている)本発明のおむつ20の好ましい態様の平面図である。おむつ20は、図1において、前方腰部領域22、後方腰部領域24、クロッチ領域26および縦側エッジが30と称され、末端エッジが32と称されるおむつの外側エッジにより規定される周辺部28を有するものとして示される。おむつ20は、加えて、34と称される横中心線および36と称される縦中心線を有する。おむつ20は、液体透過性トップシート38、40と称されるトップシート38の頂部表面、液体不透過性バックシート42、サイドエッジ46を有し、吸収層48および第1および第2のティッシュ層50および52のそれぞれを含む吸収性コア44、1対のテープタブファスナー54、サイドフラップ58およびフラップ弾性部材60をそれぞれ含むガスケットカフス56、近位端64、遠位端66、内側表面68、外側表面70、第1末端72および第2末端74をそれぞれ有するバリヤカフス62、および遠位端66をトップシート頂部表面40から離間するための離間弾性部材77のような離間手段76を具備する。おむつ20は加えて、それぞれのバリヤカフス62の閉じられた第1および第2の末端72および74を固定するためのグルービーズ79のような接着手段78を含む。接着手段78が配置される領域は、前方閉鎖ゾーン80および後方閉鎖ゾーン82と称される。トップシート38、吸収性コア44、バックシート42、および弾性的に収縮可能なガスケットカフス56は、さまざまの周知の形状に組み立てられ得るけれども、好ましいおむつ形状は一般的に、1975年1月14日にK.B.ビュエル(Buell)に発行された「使い捨ておむつのための収縮可能な側面部分」と言う表題の米国特許第3,860,003号において記載されており、その特許は、参照によりここに組み込まれる。
【0034】おむつ20は、図1において、外側表面86および外側表面86に対向する内側表面84を有するものとして示される。おむつ20の内側表面84は、使用の間に着用者の身体に隣接して位置するおむつ20の部分を含む(すなわち、内側表面84は一般的に、トップシート38の少なくとも一部およびトップシート38に結合し得る他の部材により形成される)。外側表面86は、着用者の身体から離れて位置するおむつ20の部分を含む(すなわち、外側表面86は一般的に、バックシート42の少なくとも一部およびバックシート42に結合し得る他の部材により形成される)。ここで用いられる着用者に面するおむつ20の部分またはその部材はまた、身体に面する表面とも称される。同様に、着用者とは逆向きに面する部分はまた、ここでは着衣に面する表面とも称される。
【0035】図1は、トップシート38およびバックシート42が同じ広さであり、吸収性コア44の長さおよび幅寸法より一般的に大きな長さおよび幅寸法を有するおむつ20の好ましい態様を示す。トップシート38はバックシート42と結合しており、重ねられており、それによりおむつ20の周辺部28を形成する。
【0036】おむつ20は、それぞれ、おむつの周辺部28の末端エッジ32からおむつ20の横中心線34に向かって、おむつ20の約1/4長から約1/3長の距離で延びる前方および後方腰部領域22および24を有する。腰部領域は、着用されるとき着用者の腰部を取り囲むおむつ20の部分を含む。クロッチ領域26は、腰部領域22および24の間のおむつ20の部分であり、着用されるとき、着用者の脚部の間に位置し、着用者の胴体下部を覆うおむつ20の部分を含む。
【0037】図2は、図1の線2−2に沿って取られた部分断面図であり、おむつ20の後方腰部領域24におけるおむつ構造を描写する。(前方腰部領域22におけるおむつ構造は、後方腰部領域24における構造と同一であることが理解されるべきである。)吸収性コアは、第1および第2のティッシュ層50および52により完全に包み込まれているものとして示される吸収層48を含む。吸収性コア44はトップシート38とバックシート42との間に配置される。トップシート38とバックシート42との両方は、サイドフラップ58を規定するように吸収性コア44のサイドエッジ46を越えて伸びる。トップシート38とバックシート42との近接した領域は、接着剤88により互いに接着により固定される。好ましい態様において、フラップの弾性部材60は、ガスケットカフス56がその領域において形成されない様に、前方腰部領域22に伸びない。バリヤカフス62は、トップシート38に固定される分離した要素であるものとして示される。近位端64は、接着剤92によりトップシート38に要素を固定することにより形成される。バリヤカフス62の内側表面68(ここでは、バリヤ脚部カフスの内側より表面ともまた称される)は、グルービーズ79のような接着手段78によりトップシートの頂部表面40に固定される。それゆえ、遠位端66は閉じられる。(すなわち、トップシートの頂部表面40から離間しない。)遠位端66は腰部領域においてトップシートの頂部表面40から離間するように設計されないので、離間弾性部材77はその領域において配置されないことは特記されるべきである。それゆえ、バリヤカフス62は、この領域において、開放してもいないし、身体滲出物の流れを拘束する準備もしていない。
【0038】図3は、図1の線3−3に沿って取られた部分断面図であり、着用者に適用される前に造形されるときのおむつ20のクロッチ領域26におけるおむつの構造を描写する(すなわち、おむつ20は、弾性的収縮に供される)。吸収性コア44は、第1および第2のティッシュ層50および52により完全に取り囲まれるものとして示される吸収性層48を含む。吸収性コア44は、トップシート38とバックシート42との間に配置される。トップシート38とバックシート42との両方はサイドフラップ58を規定するように吸収性コア44のサイドエッジ46を越えて伸びる。トップシート38とバックシート42の隣接する領域は、接着剤88により互いに接着により固定される。トップシート38およびバックシート42はまた、周辺部28における縦側エッジ30に隣接するフラップ弾性部材60をもとり囲む。フラップ弾性部材60は、弾性付着手段90によりトップシートとバックシートとで形成されるサイドフラップ58に固定される。それにより、弾性的に収縮可能なガスケットカフス56はサイドフラップ58およびフラップ弾性部材60により形成される。ガスケットカフスは、おむつが着用されるときに着用者の皮膚に向かって配向される前方表面57および前方表面に対向する後方表面59を有する。バリヤカフス62は、フラップ弾性部材60と吸収性コア44のサイドエッジ46との間のトップシート38にエレメントを固定することにより形成されるものとして示される。バリヤカフス62の近位端64は、接着剤92によりトップシート38にバリヤカフスエレメントを固定することにより形成される。離間弾性部材77は、バリヤカフスエレメントの末端がそれ自体に対して折りたたまれて戻るときに形成されるトンネルに取り囲まれる。離間弾性部材77は弾性的付着手段94によりバリヤカフス62に固定される。バリヤカフスの遠位端66は、離間弾性部材77の弾性的ギャザリング作用によりトップシートの頂部表面40から離間する。それによりチャンネル96が、少なくともバリヤカフス62の近位端64、遠位端66および内側寄り表面68により形成される。チャンネル96は、おむつ20が着用者から除去されるまで身体滲出物を拘束し、含有し、および保持する用意があるものとして示される。
【0039】本発明のおむつは多数の周知形状を有し得るし、その吸収性コアは本発明に適合する。典型的な形状は、一般的に、1975年1月14日にビュエル(Buell)に発行された米国特許第3,860,003号、1992年9月29日にビュエルらに発行された米国特許第5,151,092号、1993年6月22日にビュエルらに発行された米国特許第5,221,274号において記載されている。これらの特許のそれぞれは参照によりここに組み込まれる。
【0040】おむつ20における使用にとって特に適切であるトップシート38は、布帛技術の当業者にとって周知の手段によりカーディングされ、熱的に結合されたものである。本発明にとって満足なトップシートは、約2.2のデニールを有するステープル長のポリプロピレン繊維を含む。ここで用いられる「ステープル長の繊維」という術語は、少なくとも約15.9mm(0.625インチ)の長さを有する繊維を称する。好ましくは、トップシートは、平方メートル当り約14から約25グラムの坪量を有する。適切なトップシートは、名称P−8の下でマサチューセッツ州ウォルポールのインターナショナル・ペーパー・カンパニーの部門のベラテック(Veratec)社により製造される。
【0041】おむつ20のトップシート38は、好ましくは、トップシートを通過する液体(例えば尿)の急速な移行を促進するように親水性材料で作られる。もしトップシートが疎水性材料で作られているならば、トップシートの少なくとも上方表面は、液体がトップシートをより急速に通過して移行するように親水性となるように処理されることが好ましい。このことは、身体滲出物が、トップシートを通して引き取られ、吸収性コアにより吸収されるよりもむしろトップシートをあふれて流れ出るであろうようなことをなくす。トップシートは、それを界面活性剤で処理することにより親水性とされ得る。トップシートを界面活性剤で処理するための適切な方法には、トップシート材料を界面活性剤でスプレーすることおよび材料を界面活性剤に浸漬することが含まれる。その様な処理および親水性のより詳細な検討は、1991年1月29日にレイジング(Reising)らに発行された「多層吸収層を有する吸収製品」と言う表題の米国特許第4,988,344号および1991年1月29日にレイジングに発行された「急速な獲得吸収性コアを有する吸収製品」と言う表題の米国特許第4,988,345号において含まれ、それらのそれぞれはここでは参照により組み込まれる。
【0042】ここで記載されるおむつの好ましい態様において、バックシート42は、吸収性コアを越えて、おむつ周辺部全体の回りに、約1.3cmから約6.4cm(約0.5から約2.5インチ)の最小距離で伸びる修正された砂時計形を有する。
【0043】吸収性コア44は、おむつ20と一致するいずれの大きさまたは形状も採用し得る。おむつ20の1つの好ましい態様は、第1の腰部領域において耳を有する非対称の修正されたT字形吸収性コア44を有するが、しかし一般的に第2の腰部領域において長方形状を有する。広範な受容および商業的な成功を達成した本発明の吸収性コアとしての使用のための典型的な吸収構造は、1986年9月9日にワイズマン(Weisman)らに発行された「高密度吸収構造」と言う表題の米国特許第4,610,678号、1987年6月16日にワイズマンらに発行された「2重層のコアを有する吸収製品」と言う表題の米国特許第4,673,402号、1989年12月19日にアングスタッド(Angstadt)に発行された「ダスティング層を有する吸収性コア」と言う表題の米国特許第4,888,231号、および1989年5月30日にアレマニー(Alemany)らに発行された「低密度および低坪量獲得ゾーンを有する高密度吸収部材」と言う表題の米国特許第4,834,735号において記載されている。さらに、吸収性コアは、1993年8月10日にアレマニーらに発行された「弾性的腰部特徴および高められた吸収性を有する吸収製品」と言う表題の米国特許第5,234,423号および1992年9月15日にヤング(Young)、ラボン(LaVon)およびテイラー(Taylor)に発行された「失禁管理のための高効率吸収製品」と言う表題の米国特許第5,147,345号において詳細に説明される吸収性貯蔵コアの上に位置する化学的に硬化された繊維の獲得/分配コアを含む2重コアシステムをも含み得る。これらの特許の全ては参照によりここに組み込まれる。
【0044】好ましい態様において、おむつ20は、液体および他の身体滲出物の向上した封入を提供するための弾性化されたバリヤ脚部カフス62および弾性化されたガスケットカフス56、ならびに横の張力が着用者についておむつを維持するようにおむつの周辺にわたって維持されるように重なる形状で前方腰部領域22および後方腰部領域24を維持する側面閉鎖を形成するファスナーシステム54を具備する。おむつ20はまた、おむつ20のより快適で輪郭形成をする適合およびより有効な着用を提供するように腰部領域22および24において弾性的腰部特徴(図示せず)および/または弾性化されたサイドパネル(図示せず)をも含み得る。
【0045】液体および他の身体滲出物の向上した封入を提供する弾性化された脚部カフスは、米国特許第3,860,003号、1990年3月20日にアジズ(Aziz)らに発行された米国特許第4,909,803号、1987年9月22日にローソン(Lawson)に発行された米国特許第4,695,278号、および1989年1月3日にドラグー(Dragoo)に発行された米国特許第4,795,454号において記載されるものを含む多数の異なる形状で構築され得るものであり、それぞれは参照によりここに組み込まれる。それぞれの弾性化された脚部カフスは、脚部領域における身体滲出物の漏れを減少させるための幾つかの異なる態様を含み得る。(脚部カフスはまた、ときどき脚部バンド、サイドフラップ、バリヤカフス、または弾性カフスとも称され得るし、称される。)参照によりここに組み込まれる米国特許第3,860,003号は、弾性化された脚部カフス(ガスケットカフス)を提供するためにサイドフラップおよび1以上の弾性部材を有する収縮性の脚部開口を提供する使い捨ておむつを記載する。1990年3月20日にアジズらに発行された「弾性化されたフラップを有する使い捨て吸収製品」と言う表題の米国特許第4,909,803号は参照によりここに組み込まれ、脚部領域の封入を向上させるための「立ち上がった」弾性化されたフラップ(バリヤカフス)を有する使い捨ておむつを記載する。1987年9月22日にローソンに発行された「2重カフスを有する吸収製品」と言う表題の米国特許第4,695,278号は、参照によりここに組み込まれ、ガスケットカフスおよびバリヤカフスを含む2重カフスを有する使い捨ておむつを記載する。それぞれの弾性化された脚部カフスは、上記の脚部バンド、サイドフラップ、バリヤカフス、または弾性カフスのいずれかと同様であるように造形され得るけれども、弾性化された脚部カフスは以下に詳細に記載されるバリヤ脚部カフス62およびガスケットカフス56を含むことが好ましい。
【0046】それぞれのバリヤカフス62は、近位端64、遠位端66、内側表面68(ここでは内側寄り表面ともまた称される)および外側表面70(ここでは外側寄り表面ともまた称される)を有する可撓性部材である。おむつが着用されるとき、内側表面はおむつの内部に向かって配向し、外側表面は着用者の皮膚に向かって配向する。ここで用いられる可撓性と言う術語は、従順であり、身体の一般的形状および輪郭に容易に合致する材料を称する。バリヤカフス62は、ポリプロピレン、ポリエステル、レーヨン、ナイロン、発泡体、プラスチックフィルム、形成されたフィルム、および弾性発泡体のような広範な材料から製造され得る。多数の製造技術がバリヤカフスを製造するために用いられ得る。例えば、バリヤカフス62は、製織され、不織布から形成され、紡糸結合され、紡糸結合されて溶融ブローされて紡糸結合され、カーディングされ、コートされ、積層されるなどされ得る。特に好ましいバリヤカフス62は、それを液体不透過性にする仕上げ剤または界面活性剤を含まないポリプロピレン材料を含む。特に好ましいポリプロピレン材料は、セレストラ(Celestra)としてクラウン・ゼラーベーク(Zellerbach)・カンパニーにより製造される。加えて、本発明の疎水性ローション被覆のために、バリヤカフスは親水性材料から作られ得る。
【0047】図1および3において示される様に、バリヤカフス62および特に近位端64は、ガスケットカフス56の内側寄りに好ましくは隣接して、おむつの縦側サイドエッジ30に隣接して配置される。「内側寄り」という術語は、それに沿って特定のガスケットカフス56が配置されるおむつ20のそれぞれのエッジに平行であるおむつの中心線(34または36、それぞれ)に向かう方向として定義される。バリヤカフス62は、滲出物、特に容易に吸収されず、トップシートの頂部表面40に沿って浮かぶ傾向がある緩い糞便が、それがガスケットカフス56と接触し得る前にバリヤカフス62に接触する様に、ガスケットカフス56の内側寄りに配置される。バリヤカフス62は、身体滲出物の流れに対してより有効な2重の拘束を与えるようにガスケットカフス56に隣接して配置される。バリヤカフス62は好ましくは、ガスケットカフス56のフラップ弾性部材60とおむつ20の縦中心線36との間に配置される。最も好ましくは、バリヤカフス62は、おむつ20のクロッチ領域26において、フラップ弾性部材60と吸収性コア44のサイドエッジ46との間に配置される。
【0048】近位端64と遠位端66は、互いに離間した関係にあり、バリヤカフス62の幅を規定する。近位端および遠位端64および66はそれぞれ、平行関係、非平行関係、直線関係または曲線関係にあり得る。加えて、バリヤカフス62は、円形、正方形、長方形または図3において示されるようないずれか他の形状を含むさまざまの異なる断面領域を有し得る。好ましくは、近位端64は、均一な幅を有するバリヤカフス62を与えるように平行で直線の関係で遠位端66から離間する。それぞれのバリヤカフス62は、好ましくは、少なくとも約5mm、好ましくは約10mmから約25mmの幅を有する。
【0049】図2および3において示されるおむつ20の好ましい態様は、トップシート38に結合するバリヤカフス62を備える。「結合した」という術語は、バリヤカフス62をおむつ20に固着させるためのいずれの手段も含み、バリヤカフス62が、トップシート38に直接または間接に付着する近位端64を有する分離要素である態様(すなわち構成的)または近位端64がトップシートの連続的で分割されない要素であるようなバリヤカフス62がトップシート38と同じ要素または材料から作られる態様(すなわち一体的)を含む。バリヤカフス62は、代わりに、サイドフラップ58、バックシート42、吸収性コア44、トップシート38またはおむつ20のこれらのまたは他の要素のいずれかの組み合わせに結合し得る。好ましいおむつ20において、バリヤカフス62はトップシート38について構成的である。構成的バリヤカフス62は好ましくは、接着剤92によりトップシートに固定される材料の単独のストリップにより形成され、遠位端66は材料の末端を折りたたんでそれ自体に戻すことにより形成される。
【0050】遠位端66は、好ましくは、滲出物の流れに対してより有効なバリヤを与えるために近位端64の内側寄りに配置される。遠位端66は、その反転を防ぐために接着手段78により近位端64の内側寄りに維持される。遠位端66は代わりに、近位端64に対して他の位置に配置され得るけれども、その様な位置は好ましくない。
【0051】遠位端66は好ましくは、それがトップシート38の頂部表面40から離間するようにおむつ20の少なくともクロッチ領域26においていずれか他の要素に固定されない。遠位端66は好ましくは、バリヤカフス62が製品の封入性を高めるようにチャンネル96を形成するようにトップシート38の頂部表面40から離間する。ここで用いられる「離間した」とは、何回かトップシート38の頂面40に隣接する位置を取ることを含む、遠位端66がトップシート38の頂面40に対して1以上の位置を取り得る態様を含む。遠位端66とトップシート38の頂面40との間の距離は、遠位端66が可能な限り遠くまでトップシートから離間するように位置するとき、遠位端66からトップシート38の最近接部分に引かれる線に沿って測定される。(すなわち、弾性的に収縮した位置において。)好ましくは、遠位端66は、少なくとも約2mm、より好ましくは、約5mm(約1/4″)から約10mm(3/8″)の高さまでトップシート38から離間する。
【0052】チャンネル96は、少なくとも、バリヤカフス62の近位端および遠位端64および66および内側寄り表面68に沿って形成される。チャンネル96は、滲出物がトップシート38を横切って動き、または浮かぶ傾向があるとき、滲出物の流れに対するバリヤを形成する。従って、チャンネル96は、おむつ20が除去され得るまで滲出物を保持し、含有する。
【0053】バリヤ脚部カフスに加えて、本発明の吸収製品は好ましくは、ガスケットカフス56を具備する。弾性的に収縮性のガスケットカフス56は、ガスケットカフス56が着用者の脚部に当接しておむつ20を引張り、保持する傾向を有する様に、好ましくはそれぞれの縦側エッジ30に沿っておむつ20の周辺部28に隣接して配置される。ガスケットカフス56は、おむつの技術において周知である幾つかの手段のいずれかを含み得るけれども、特に好ましいガスケットカフス構造は、可撓性サイドフラップ58およびフラップ弾性部材60を含み、それは1975年1月14日にビュエルに発行された米国特許第3,860,003号に詳細に記載され、参照によりここに組み込まれる。加えて、弾性的に収縮性のガスケットカフス56を有する使い捨ておむつを製造するための適切な方法および装置は、1978年3月28日にK.B.ビュエルに発行された「使い捨て吸収製品のあらかじめ決定された隔離された部分に分離した伸長された弾性的ストランドを連続的に付着させるための方法および装置」という表題の米国特許第4,081,301号において記載されており、その特許は参照によりここに組み込まれる。
【0054】サイドフラップ58は極めて可撓性であるべきであり、従って、フラップ弾性部材60が、着用者の脚部または腰部の回りにガスケットカフス56を与えるようにサイドフラップ58をギャザリングするように収縮性であるべきである。サイドフラップ58は、周辺部28と吸収性コア44のエッジとの間のおむつ20の部分である。従って、図1において示される本発明の好ましい態様において、サイドフラップ58は、バックシート42の延長および少なくともクロッチ領域26におけるおむつ20の吸収性コア44のサイドエッジ46からのおよびそれに沿ってのトップシート38から形成される。
【0055】フラップ弾性部材60は、普通に拘束されていない形状において、フラップ弾性部材60がサイドフラップ58を有効に収縮させるかまたはギャザリングするように弾性的に収縮可能な条件でサイドフラップ58に固定される。フラップ弾性部材60は、少なくとも2つの方式で弾性的に収縮可能な条件でサイドフラップ58に固定され得る。例えば、フラップ弾性部材60は、サイドフラップ58が収縮していない状態にある間に、伸長され、サイドフラップ58に固定され得る。代わりに、サイドフラップ58は、例えばひだ付けにより収縮され得、フラップ弾性部材60は、フラップ弾性部材60がその弛緩していないかまたは伸長していない状態にある間に収縮したサイドフラップ58に固定され得る。
【0056】図1において例示される態様において、フラップ弾性部材60は本質的に、おむつ20のクロッチ領域26においてサイドフラップ58の全長に伸びる。代わりに、弾性部材60は、おむつ20の全長に伸び得るし、または弾性的に収縮性のガスケットカフスを提供するのに適切ないずれか他の長さに伸び得る。フラップ弾性部材60の長さは、おむつの設計により規定される。
【0057】図3のおむつ20において、フラップ弾性部材60は、それを弾性付着手段90でサイドフラップ58に固定することによりサイドフラップ58に結びつく。弾性付着手段90は、可撓性であり、その伸長した状態でフラップ弾性部材を保持するように十分に接着性であるべきである。ここでの弾性的接着手段90は、好ましくは、フィンドレー(Findley)・アドヒーシブズ581としてウィスコンシン州エルム・グローブのフィンドレー・アドヒーシブズ・インコーポレーテッドにより販売されるようなホットメルト接着剤で作られるグルービーズである。フラップ弾性部材60がおむつ20に配置され固定され得る方式のより詳細な記載は、1981年3月3日にストリックランド(Strickland)およびビッシャー(Visscher)に発行された米国特許第4,253,461号および1978年3月28日にビュエルに発行された米国特許第4,081,301号において見出され得るものであり、それらの両方は参照によりここに組み込まれる。
【0058】適切であることが見出された1つのフラップ弾性部材60は、商標L−1900ラバー・コンパウンド(Rubber Compound)の下でバージニア州スチュワートのイーストハンプトン(Easthampton)・ラバー・スレッド・カンパニーから入手可能である0.18mmと(by)1.5mmの断面を有し、天然ゴムから作られる弾性ストランドである。他の適切なフラップ弾性部材60は、ノースカロライナ州スコットランドのフルフレックス(Fulflex)・カンパニーにより商標フルフレックス9211の下で販売される弾性テープのように天然ゴムから作られ得る。フラップ弾性部材60はまた、当該技術において周知であるいずれの熱収縮性弾性材料をも含み得る。他の適切なフラップ弾性部材60は、エラストマー性フィルム、ポリウレタンフィルム、エラストマー性発泡体、および形成された弾性スクリムを含む当該技術において周知である広範な材料を含み得る。
【0059】加えて、フラップ弾性部材60は、多数の形状を取り得る。例えば、フラップ弾性部材60の幅は、約0.25mm(0.01インチ)から約25mm(1.0インチ)以上で変化し得る。フラップ弾性部材60は、弾性材料の1本のストランドを含み得るし、または弾性材料の幾つかの平行または非平行のストランドを含み得る。または、フラップ弾性部材60は直線もしくは曲線であり得る。さらに、フラップ弾性部材60は、当該技術において周知である幾つかの方式のいずれかでおむつ20に張り付けられ得る。例えば、フラップ弾性部材60はさまざまの結合パターンを用いておむつ20に超音波で結合され、熱/圧力シーリングされ得るし、または弾性部材60は単純におむつ20に糊付けされ得る。
【0060】弾性化された腰部特徴は好ましくは、1985年5月7日にキエビット(Kievit)らに発行された米国特許第4,515,595号、1991年6月25日にロバートソン(Robertson)に発行された米国特許第5,026,364号、および1992年9月29日にビュエルらに発行された上記参照された米国特許第5,151,092号において記載されるものを含む多数の異なる形状で構築され得る弾性化されたウエストバンドを含み、これらの参照文献のそれぞれは参照によりここに組み込まれる。
【0061】弾性化されたサイドパネルは、多数の形状で構築され得る。おむつの耳(耳フラップ)に位置する弾性化されたサイドパネルを有するおむつの例は、1989年8月15日にウッド(Wood)らに発行された米国特許第4,857,067号、1983年5月3日にシアラファ(Sciaraffa)に発行された米国特許第4,381,781号、1990年7月3日にバン・ゴンペル(Van Gompel)らに発行された米国特許第4,938,753号、および1992年9月29日にビュエルらに発行された米国特許第5,151,092号において開示され、それらのそれぞれは参照によりここに組み込まれる。
【0062】典型的なファスナーシステム54は、1989年7月11日にスクリップス(Scripps)に発行された米国特許第4,846,815号、1990年1月16日にネステガード(Nestegard)に発行された米国特許第4,894,060号、1990年8月7日にバットレル(Battrell)に発行された米国特許第4,946,527号、1974年11月19日にビュエルに発行された米国特許第3,848,594号、1987年5月5日にヒロツらに発行された米国特許第B1 4,662,875号、および1992年9月29日にビュエルらに発行された米国特許第5,151,092号において開示され、それらのそれぞれは参照によりここに組み込まれる。
【0063】図4は、着用者に配置される前のその弾性的に収縮した位置におけるおむつ20の斜視図である。トップシート38はおむつ20の身体に接触する表面として示され、バックシート42は着用者の身体から離れて配置される。ガスケットカフス56は、フラップ弾性部材(図4においては示されていない)によりギャザリングされるかまたは収縮するものとして示される。おむつ20は、ガスケットカフス56に隣接し、内側寄りに伸びる2つのバリヤカフス62を有するものとして示される。遠位端66は、おむつ20に沿って縦に伸びるチャンネル96を提供するようにクロッチ領域26において離間弾性部材(図示せず)によりギャザリングされ、収縮するものとして示される。加えて、バリヤカフス62の末端72および74は、着用者に快適さを提供し、バリヤカフスの反転を防ぐ様に、およびおむつの着用の容易さのために前方および後方閉鎖ゾーン80および82のそれぞれにおいて閉じて固定される。
【0064】おむつ20は、着用者の後方の下に後方腰部領域24を配置し、前方腰部領域22が着用者の前方を横切って位置するようにおむつ20の残りの部分を着用者の脚部の間に引張ることにより着用者に適用される。次いで、テープタブファスナー54の末端は、好ましくは、おむつ20の外側に面する領域に固定される。この様式において、バリヤカフス62は着用者のクロッチ領域において配置されるべきであり、本明細書で以前に記載された配置および機能を与えるべきである。一旦適用されると、バリヤカフス62の遠位端66は鼠径部領域を通って伸び、着用者の臀部の両方に沿って上方に分岐する。両方のバリヤカフス62は着用者の腿を取り囲まない。しかしながら、ガスケットカフス56は腿を取り囲み、腿に対するガスケット作用を作り出す。バリヤカフス62の末端は、バリヤカフスの反転を防ぐために、適用と使用の間の着用者の快適さのために、および適用の容易さのためにトップシート38に固定される。
【0065】本発明のローションを付されたカフスはまたトレーニングパンツにおいても有用である。ここで用いられる「トレーニングパンツ」という術語は、固定された側面および脚部の開口を有する使い捨て着衣を称する。トレーニングパンツは、着用者の脚部を脚部の開口に挿入し、トレーニングパンツを着用者の胴体下部のまわりの位置にスライドさせることにより着用者について所定の位置に配置される。適切なトレーニングパンツは、1993年9月21日にハッス(Hasse)らに発行された米国特許第5,246,433号において開示される。本発明のローションを付されたカフスは、トレーニングパンツとおむつの組み合わせすなわち「ハイブリッド」である吸収製品に対してもまた適用可能である。
【0066】本発明のローションを付されたトップシートが有用であるもう1つの使い捨て吸収製品は失禁製品である。「失禁製品」という術語は、それが成人または他の失禁者により着用されるかどうかにかかわらず、パッド、下着(パッドがベルトなどのような同じタイプの懸垂系により適所に保持される)、吸収製品のための挿入物、吸収製品のためのキャパシティブースター、ブリーフ、ベッドパッドなどを称する。適切な失禁製品は、1981年3月3日にストリックランド(Strickland)らに発行された米国特許第4,253,461号、ビュエルに発行された米国特許第4,597,760号および第4,597,761号、上記米国特許第4,704,115号、アー(Ahr)らに発行された米国特許第4,909,802号、1990年10月23日にジプソン(Gipson)らに発行された米国特許第4,964,860号、1991年1月3日にノエル(Noel)らにより出願された米国特許出願シリアル番号第07/637,090号(1992年7月23日に公開されたPCT公開番号WO92/11830)において開示される。
【0067】B.ローション組成物本発明のローション組成物は、20℃、すなわち、周囲温度で固形であり、よりしばしば半固形である。「半固形」により、ローション組成物は典型的に偽可塑性または可塑性の流体のレオロジーを有することを意味する。剪断が掛けられないとき、ローション組成物は半固形の外観を有し得るが、しかし、剪断率が増加するとき流れるようにされ得る。このことは、ローション組成物は主に固形成分を含むが、それは一部で副次的な液体成分をもまた含むと言う事実による。
【0068】本発明のローション組成物は、ローションのマイグレーションを最小化するために室温で少なくとも半固形である。加えて、ローション組成物は、好ましくは、45℃を超え得る潜在的な「ストレスの多い」貯蔵条件(例えばアリゾナの倉庫、フロリダのカー・トランクなど)を上回る最終融点(100%液体)を有する。
【0069】特に、本発明のローション組成物は次の溶融プロフィールを有するべきである。
【0070】
特徴 好ましい範囲 最も好ましい範囲室温(20℃)での 2〜50 3〜25液体パーセンテージ体温(37℃)での 25〜95 30〜90液体パーセンテージ最終融点(℃) ≧38 ≧45周囲温度で固形または半固形であることにより、これらのローション組成物は、それが適用されるおむつの内部に流れ、移動する傾向を有さない。このことは、所望の治療的または保護的なローションのコーティングの利益を与えるためにより少ないローション組成物が必要とされることを意味する。
【0071】ここで用いられる「脚部カフス」という術語は、バリヤカフス62、ガスケットカフス56、並びにその組み合わせおよび変形のいずれもを含む。
【0072】本発明によるローションを付されたおむつ製品の製造において、ローション組成物は好ましくは、おむつの脚部カフスの身体に接触する表面(すなわち、身体に面する表面)に与えられる。ここで定義されるバリヤ脚部カフスの身体に接触する表面は、通常は外側表面であり、ガスケット脚部カフスの身体に接触する表面は、通常前方表面である。しかしながら、ローションはカフス材料のどれほどかを貫通し得るので、それで、脚部カフスの着衣に接触する表面(すなわち、バリヤ脚部カフスの内側表面および/またはガスケット脚部カフスの後方表面)にローションを与えることもまた明らかに本発明の範囲の中にある。
【0073】脚部カフスの上記表面に与えられるとき、本発明のローション組成物は、通常の接触、着用者の動き、および/または体温により着用者の皮膚に移動可能である。重要なことに、本発明において開示されるローションは、カフスが着用者の皮膚に接触する領域においてカフスと皮膚との間の摩擦を最小化し、その結果、皮膚の刺激をより少なくする。
【0074】本発明のおむつのバリヤ脚部カフスおよび/またはガスケット脚部カフスは、有効量のローション組成物を含む。ここで用いられる「有効量のローションコーティング」という術語は、おむつの脚部カフスに与えられるとき、カフスが着用者の皮膚に接触する領域におけるカフスと皮膚との間の摩擦を少なくすることについて有効であり、結果として皮膚の刺激をより少なくするある量の特定のローション組成物を称する。ローションはまた、着用者の皮膚へのBMの付着を減少させることについても有効である。もちろん、ローションコーティングの有効量は、かなりの程度まで、用いられる特定のローション組成に依存するであろう。
【0075】本発明のローション組成物は、(1)エモリエント、(2)エモリエントのための固定化剤、(3)任意に親水性界面活性剤、および(4)他の任意成分を含む。
【0076】エモリエント、固定化剤、および任意成分を含む製剤化されたローション組成物の粘度は、ローションがおむつの内部に流れ込むことを防ぐことが可能なくらい高くあるべきである。不運にも、高い粘度は、処理上の問題なしに適用することが困難であるローション組成物にもまた導き得る。それゆえ、バランスが達成されねばならず、それで、粘度は、おむつの脚部カフスの身体に接触する表面上にローション組成物が局在するのを維持するのに十分に高いがしかし、処理上の問題を引き起こすほどには高くない。ローション組成物のための適切な粘度は、典型的に、60℃で測定して、約1から約5000センチポイズ、好ましくは約5から約200センチポイズ、より好ましくは約10から約100センチポイズの範囲を取る。
【0077】1.エモリエントこれらのローション組成物におけるかぎとなる活性成分は1以上のエモリエントである。ここで用いられるエモリエントは、皮膚を軟化し、鎮静させ、従順にし(supple)、被覆し、潤滑化し、湿潤化し、または清浄化する材料である。エモリエントは典型的には、皮膚の沈静化、湿潤化、および潤滑化のようなそれらの目的の幾つかを達成する。本発明の目的のために、これらのエモリエントは、20℃、すなわち周囲温度で可塑的または流体コンシステンシーのいずれかを有する。この特定のエモリエントのコンシステンシーは、ローション組成物が、柔軟で、潤滑的で、ローションのような感じを与えることを可能とする。
【0078】本発明において有用なエモリエントはまた、実質的に水分を含まない。「実質的に水分を含まない」と言う文言により、水がエモリエントに故意に加えられないことが意味される。エモリエントへの水分の付加は、本発明のローション組成物の調製または使用において必要ではなく、付加的な乾燥工程が必要であり得るかもしれない。しかしながら、例えば、周囲の湿度の結果として取り込まれるエモリエントの中の副次的または痕跡量の水分は、悪影響なしに許容され得る。典型的に、本発明において用いられるエモリエントは、約5%以下の水分、好ましくは約1%以下の水分、最も好ましくは約0.5%以下の水分を含む。
【0079】本発明において有用なエモリエントは、石油系、脂肪酸エステルタイプ、アルキルエトキシレートタイプ、脂肪酸エステルエトキシレート、脂肪アルコールタイプ、ポリシロキサンタイプ、またはこれらのエモリエントの混合物であり得る。適切な石油系エモリエントは、16から32炭素原子の鎖長を有する炭化水素または炭化水素の混合物を含む。それらの鎖長を有する石油系炭化水素は、鉱油(「液体ペトロラタム」としてもまた知られる)およびペトロラタム(「ミネラルワックス」、「石油ゼリー」および「ミネラルゼリー」としてもまた知られる)を含む。鉱油とは通常、16から20の炭素原子を有する炭化水素のより粘性の少ない混合物を称する。ペトロラタムとは通常、16から32の炭素原子を有する炭化水素のより粘性の高い混合物を称する。ペトロラタムと鉱油とは、本発明のローション組成物にとって特に好ましいエモリエントである。
【0080】適切な脂肪酸エステルタイプのエモリエントには、C12〜C28脂肪酸、好ましくはC16〜C22飽和脂肪酸、および短鎖(C1 〜C8 、好ましくはC1 〜C3 )1価アルコールから誘導されたものが含まれる。その様なエステルの典型例には、メチルパルミテート、メチルステアレート、イソプロピルラウレート、イソプロピルミリステート、イソプロピルパルミテート、エチルヘキシルパルミテートおよびそれらの混合物が含まれる。適切な脂肪酸エステルエモリエントはまた、ラウリルラクテートおよびセチルラクテートのようなより長鎖の脂肪アルコール(C12〜C28、好ましくはC12〜C16)および例えば乳酸のようなより短鎖の脂肪酸のエルテルから誘導され得る。
【0081】適切なアルキルエトキシレートタイプのエモリエントには、約2から約30の平均エトキシル化度を有するC12〜C22脂肪アルコールエトキシレートが含まれる。好ましくは、脂肪アルコールエトキシレートエモリエントは、約2から約23の範囲を取る平均エトキシル化度を有するラウリル、セチル、およびステアリルエトキシレート並びにそれらの混合物からなる群より選択される。その様なアルキルエトキシレートの典型例には、ラウレス(laureth)−3(3の平均エトキシル化度を有するラウリルエトキシレート)、ラウレス−23(23の平均エトキシル化度を有するラウリルエトキシレート)、セテス(ceteth)−10(10の平均エトキシル化度を有するセチルアルコールエトキシレート)およびステアレス(steareth)−10(10の平均エトキシル化度を有するステアリルアルコールエトキシレート)が含まれる。これらのアルキルエトキシレートエモリエントは、典型的には、約1:1から約1:5、好ましくは約1:2から約1:4のアルキルエトキシレートエモリエント対石油系エモリエントの重量比で、ペトロラタムのような石油系エモリエントと組み合わせで用いられる。
【0082】適切な脂肪アルコールタイプのエモリエントには、C12〜C22脂肪アルコール、好ましくはC16〜C18脂肪アルコールが含まれる。典型例には、セチルアルコールおよびステアリルアルコール、並びにそれらの混合物が含まれる。これらの脂肪アルコールエモリエントは、典型的に、約1:1から約1:5、好ましくは約1:1から約1:2の脂肪アルコールエモリエント対石油系エモリエントの重量比で、ペトロラタムのような石油系エモリエントと組み合わせで用いられる。
【0083】本発明における使用のとっての他の適切なタイプのエモリエントにはポリシロキサン化合物が含まれる。一般的に、本発明における使用のために適切なポリシロキサン材料には、以下の構造、すなわち、【化3】

(式中、R1 およびR2 は、それぞれ独立のシロキサンモノマー単位について、それぞれ独立に、水素、または何れかのアルキル、アリール、アルケニル、アルカリール、アラキル、シクロアルキル、ハロゲン化炭化水素または他のラジカルでありうる)のモノマーシロキサン単位を有するものが含まれる。その様なラジカルのいずれもが置換されたものかまたは置換されないものであり得る。いずれか特定のモノマー単位のR1 およびR2 ラジカルは、次の隣接するモノマー単位の対応する官能基とは異なり得る。加えて、ポリシロキサンは、直鎖か、分岐鎖か、または環構造を有するかのいずれかであり得る。ラジカルR1 およびR2 は加えて、独立に、限定はされないが、シロキサン、ポリシロキサン、シラン、およびポリシランのような他のケイ素含有官能基であり得る。ラジカルR1 およびR2 は、例えば、アルコール、カルボン酸、フェニル基およびアミン官能基を含むさまざまの有機官能基のいずれかを含み得る。
【0084】典型的なアルキルラジカルは、メチル、エチル、プロピル、ブチル、ペンチル、ヘキシル、オクチル、デシル、オクタデシル、などである。典型的なアルケニルラジカルは、ビニル、アリルなどである。典型的なアリールラジカルは、フェニル、ジフェニル、ナフチルなどである。典型的なアルカリールラジカルは、トイル、キシリル、エチルフェニルなどである。典型的なアラルキルラジカルは、ベンジル、アルファ−フェニルエチル、ベータ−フェニルエチル、アルファ−フェニルブチルなどである。典型的なシクロアルキルラジカルは、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシルなどである。典型的なハロゲン化炭化水素ラジカルは、クロロメチル、ブロモエチル、テトラフルオレチル、フルオレチル、トリフルオレチル、トリフルオロトロイル(trifluorotloyl)、ヘキサフルオロキシリルなどである。
【0085】有用なポリシロキサンの粘度は、ポリシロキサンが流動可能であるかまたはおむつの脚部カフスへの適用のために流動可能であるようにされ得る限り、ポリシロキサンの粘度が一般に変化するのと同じくらい広く変化し得る。このことは、それに限定するのではないが、(37℃でガラス粘度計により測定されるとき)5センチストークスから約20,000,000センチストークスと同じくらいに低い粘度を含み得る。好ましくは、ポリシロキサンは、37℃で、約5から約5,000センチストークス、より好ましくは約5から約2,000センチストークス、最も好ましくは約100から約1000センチストークスの範囲を取る粘度を有する。それ自体流動に対して抵抗性である高粘度ポリシロキサンは、例えば、ポリシロキサンを界面活性剤中で乳化することまたは単に例示目的としてあげるが、ヘキサンのような溶剤を補助として溶液としてポリシロキサンを与えることのような方法により、おむつの脚部カフスに有効に配置され得る。おむつの脚部カフスにポリシロキサンエモリエントを与えるための特定の方法は、本明細書で以後より詳細に記述される。
【0086】本発明における使用のための好ましいポリシロキサン化合物は、参照によりここに組み込まれる、1991年10月22日に発行された米国特許第5,059,282号(アンプルスキ(Ampulski)ら)において開示される。本発明のローション組成物におけるエモリエントとしての使用にとって特に好ましいポリシロキサン化合物には、フェニル官能ポリメチルシロキサン化合物(例えば、ダウコーニング556コスメチックグレード流体:ポリフェニルメチルシロキサン)、ジメチコン(dimethicone)化合物、および、それぞれダウ2502およびダウ2503ポリシロキサン流体のようなセチルまたはステアリル官能ジメチコンが含まれる。フェニル官能基またはアルキル基でのその様な置換に加えて、有効な置換は、アミノ、カルボキシル、ヒドロキシル、エーテル、ポリエーテル、アルデヒド、ケトン、アミド、エステル、およびチオール基でなされ得る。これらの有効な置換基の中で、フェニル、アミノ、アルキル、カルボキシル、およびヒドロキシル基を含む官能基の族は他より好ましく、フェニル官能基は最も好ましい。
【0087】石油系エモリエント、脂肪酸エステルエモリエント、脂肪酸エステルエトキシレート、アルキルエトキシレートエモリエント、脂肪アルコールエモリエント、およびポリシロキサンに加えて、本発明において有用なエモリエントは、少量(例えば、全エモリエントの約10%まで)の他の通常のエモリエントを含み得る。これらの他の通常のエモリエントには、限定はされないが、プロピレングリコール、グリセリン、トリエチレングリコール、鯨ろうまたは他のワックス、ステアリン酸、プロポキシル化脂肪アルコールのようなその脂肪鎖において12から28の炭素原子を有する脂肪酸および脂肪アルコールエーテル、C12〜C28脂肪酸のグリセリド、アセトグリセリドおよびエトキシル化グリセリド、ポリヒドロキシアルコールの他の脂肪エステル、ラノリンおよびその誘導体、並びにタラ肝油が含まれる。これらの他のエモリエントは、ローション組成物の固形または半固形特性が維持されるような様式で含まれるべきである。
【0088】ローション組成物において含まれ得るエモリエントの量は、含まれる特定のエモリエント、所望されるローションのような利益、ローション組成物中の他の成分および同様の要因を含むさまざまの要因に依存するであろう。ローション組成物は約10から約95%のエモリエントを含み得る。好ましくは、ローション組成物は、約20から約80%、最も好ましくは約40から約75%のエモリエントを含む。
【0089】2.固定化剤本発明のローション組成物の特に重要な成分は、ローション組成物が与えられるおむつ脚部カフス上のエモリエントを固定することを可能とする薬剤である。組成物中のエモリエントは、20℃で可塑的または流体コンシステンシーを有するので、穏やかな剪断応力に供されるときでさえそれは流動するかまたは移動する傾向がある。特に溶融状態でおむつの脚部カフスに与えられるとき、エモリエントは主に、脚部カフスの表面上にとどまらないであろう。代わりに、エモリエントは、おむつの内部に移動し、流動する傾向があるであろう。
【0090】おむつの内部へのエモリエントの移動は、本発明のローション組成物において用いられる多くのエモリエントの疎水特性によりおむつのコアの吸収性について望ましからぬ影響を引き起こし得る。また、カフスを通ってのローションの移動は、弾性的ギャザーの維持された弾力性について悪影響を有し得ることをも引き起こし得る。それはまた、さらにより多くのエモリエントが、所望の治療的または保護的なローションの利益を得るためにおむつの脚部カフスに与えられねばならないことをも意味する。エモリエントのレベルを増加させることは、コストを増加させるのみならず、おむつのコアの吸収性について、同様に、収縮された、すなわち弾性的なギャザーの性能について望ましからぬ影響をも悪化させる。
【0091】固定化剤は、ローション組成物が与えられるおむつの脚部カフスの表面上にエモリエントを主に局在させることにより移動または流動するエモリエントのこの傾向を減殺する。このことは、固定化剤は、エモリエントの融点を上回ってローション組成物の融点を上昇させると言う事実に部分的によるものと思われる。固定化剤もまたエモリエントと混和性である(適切な乳化剤を補助としてエモリエント中に可溶化される)ので、それは同様におむつの脚部カフスの表面上にエモリエントを捕らえる。
【0092】おむつの脚部カフスの表面上に固定化剤を「ロック」することもまた有益である。このことは、脚部カフスの表面で、速やかに結晶化させる(すなわち、固形化する)固定化剤を用いることにより達成され得る。加えて、ブロワー、ファンなどを用いて、処理されたおむつの脚部カフスの外側を冷却することで、固定化剤の結晶化を加速させ得る。
【0093】エモリエントと混和性である(すなわちその中に可溶化される)ことに加えて、固定化剤は、少なくとも約35℃の融点を有する必要がある。固定化剤それ自体は移動または流動する傾向を有さないと言うこのことはそのとおりである。好ましい固定化剤は少なくとも約40℃の融点を有するであろう。典型的には、固定化剤は、約50°から約150℃の範囲における融点を有するであろう。
【0094】本発明にとって適切な固定化剤は、C14〜C22脂肪アルコール、C12〜C22脂肪酸、および2から約30の範囲を取る平均エトキシル化度を有するC12〜C22脂肪アルコールエトキシレート並びにそれらの混合物からなる群より選択される成員を含み得る。好ましい固定化剤にはC16〜C18脂肪アルコールが含まれ、最も好ましくは、セチルアルコール、ステアリルアルコール、およびそれらの混合物からなる群より選択される。セチルアルコールとステアリルアルコールの混合物が特に好ましい。他の好ましい固定化剤にはC16〜C18脂肪酸が含まれ、最も好ましくは、パルミチン酸、ステアリン酸およびそれらの混合物からなる群より選択される。パルミチン酸とステアリン酸の混合物は特に好ましい。さらに他の好ましい固定化剤には、約5から約20の範囲を取る平均エトキシル化度を有するC16〜C18脂肪アルコールエトキシレートが含まれる。好ましくは、脂肪アルコール、脂肪酸および脂肪アルコールは直鎖である。
【0095】重要なことに、C16〜C18脂肪アルコールのようなこれらの好ましい固定化剤は、ローションを基材の表面上に急速に結晶化させるローションの結晶化の速度を増加させる。それゆえ、より少ないローションのレベルで利用され得るかまたはより優れたローションの感触が与えられ得る。伝統的には、より多くの量のローションが、おむつのコアへのこれらの液体の流動のために柔軟性を発生させるために必要とされた。
【0096】他のタイプの固定化剤が、単独でかまたは上記の脂肪アルコール、脂肪酸および脂肪アルコールエトキシレートと併用でのいずれかで、用いられ得る。これらの他のタイプの固定化剤の例には、ポリヒドロキシ脂肪酸エステル、ポリヒドロキシ脂肪酸アミド、およびそれらの混合物が含まれる。好ましいエステルおよびアミドは、ポリヒドロキシ部分について3以上の遊離水酸基を有し、典型的に性質上ノニオン性である。ローション組成物が適用されるおむつの脚部カフスを用いるものの可能な皮膚の感受性のために、これらのエステルおよびアミドもまた比較的穏やかで皮膚に対して刺激のないものであるべきである。
【0097】本発明における使用にとって適切なポリヒドロキシ脂肪酸エステルは、式【化4】

(式中、Rは、C5 〜C31炭化水素基、好ましくは直鎖C7 〜C19アルキルまたはアルケニル、より好ましくは直鎖C9 〜C17アルキルまたはアルケニル、最も好ましくは直鎖C11〜C17アルキルまたはアルケニルまたはそれらの混合物であり、Yは、鎖に直接結合する少なくとも2基の遊離水酸基を有する炭化水素鎖を有するポリヒドロキシ炭化水素部分であり、nは少なくとも1である)を有する。適切なY基は、グリセロール、ペンタエリスリトールのようなポリオール、ラフィノース、マルトデキストロース、ガラクトース、シュークロース、グルコース、キシロース、フルクトース、マルトース、ラクトース、マンノースおよびエリスロースのような糖、エリスリトール、キシリトール、マリトール、マンニトールおよびソルビトールのような糖アルコール、並びにソルビタンのような糖アルコールの無水物から誘導され得る。
【0098】本発明における使用にとって適切なポリヒドロキシ脂肪酸エステルの1つのクラスには、ある種のソルビタンエステル、好ましくはC16〜C22飽和脂肪酸のソルビタンエステルが含まれる。それらが典型的に製造される様式のために、これらのソルビタンエステルは通常、モノ、ジ、トリなどのエステルの混合物を含む。適切なソルビタンエステルの代表例には、ソルビタンパルミテート(例えば、SPAN40)、ソルビタンステアレート(例えば、SPAN60)、およびソルビタンベヘネートが含まれ、それらは、例えば、ソルビタンモノ、ジおよびトリパルミテート、ソルビタンモノ、ジおよびトリステアレート、ソルビタンモノ、ジおよびトリベヘネート並びに混合された獣脂脂肪酸ソルビタンモノ、ジおよびトリエステルのようなそれらのソルビタンエステルの1以上のモノ、ジおよびトリエステルバージョンを含む。ソルビタンステアレートを有するソルビタンパルミテートのような異なるソルビタンエステルの混合物もまた用いられ得る。特に好ましいソルビタンエステルは、典型的にはSPAN60のようなモノ、ジおよびトリエステル(加えて一部にテトラエステル)の混合物としてのソルビタンステアレートおよびロンザ(Lonza)社により商品名グリコマル(GLYCOMUL)−Sの下で販売されるソルビタンステアレートである。これらのソルビタンエステルは、典型的にモノ、ジおよびトリエステル、加えて一部にテトラエステルの混合物を含むけれども、モノおよびジエステルが通常、これらの混合物中の主要種である。
【0099】本発明における使用のために適切なポリヒドロキシ脂肪酸エステルのもう1つのクラスは、ある種のグリセリルモノエステル、好ましくは、グリセリルモノステアレート、グリセリルモノパルミテート、およびグリセリルモノベヘネートのようなC16〜C22飽和脂肪酸のグリセリルモノエステルを含む。やはり、ソルビタンエステルと同様に、グリセリルモノエステル混合物は、典型的に、一部にジおよびトリエステルを含むであろう。しかしながら、その様な混合物は、本発明において有用である様に、主にグリセリルモノエステル種を含むべきである。
【0100】本発明における使用にとって適切なポリヒドロキシ脂肪酸エステルのもう1つのクラスは、ある種のシュークロース脂肪酸エステル、好ましくはシュークロースのC12〜C22飽和脂肪酸エステルを含む。シュークロースモノエステルおよびジエステルは特に好ましく、シュークロースモノおよびジステアレートおよびシュークロースモノおよびジラウレートを含む。
【0101】本発明における使用にとって適切なポリヒドロキシ脂肪酸アミドは式【化5】

(式中、R1 は、H、C1 〜C4 炭化水素、2−ヒドロキシエチル、2−ヒドロキシプロピル、メトキシエチル、メトキシプロピルまたはそれらの混合物、好ましくはC1 〜C4 アルキル、メトキシエチルまたはメトキシプロピル、より好ましくはC1 またはC2 アルキルまたはメトキシプロピル、最も好ましくはC1 アルキル(すなわちメチル)またはメトキシプロピルであり、R2 は、C5 〜C31炭化水素基、好ましくは直鎖C7 〜C19アルキルまたはアルケニル、より好ましくは直鎖C9 〜C17アルキルまたはアルケニル、最も好ましくは直鎖C11〜C17アルキルまたはアルケニルまたはそれらの混合物であり、Zは、鎖に直接結合する少なくとも3基の水酸基を有する直鎖炭化水素鎖を有するポリヒドロキシ炭化水素部分である。)を有する。それらのポリヒドロキシ脂肪酸アミド並びにそれらの調製法を開示する1992年12月29日に発行された米国特許第5,174,927号(ホンザ(Honza))(参照によりここに組み込まれる)を参照のこと。
【0102】Z部分は好ましくは、還元的アミノ化反応で還元糖から誘導され、最も好ましくはグリシチル(glycityl)から誘導される。適切な還元糖には、グルコース、フルクトース、マルトース、ラクトース、ガラクトース、マンノースおよびキシロースが含まれる。高濃度デキストロースコーンシロップ、高濃度フルクトースコーンシロップおよび高濃度マルトースコーンシロップ並びに上記の個々の糖が利用され得る。これらのコーンシロップは、Z部分のための糖成分の混合物を産生し得る。
【0103】Z部分は好ましくは、−CH2 −(CHOH)n −CH2 OH、−CH(CH2 OH)−[(CHOH)n-1 ]−CH2 OH、−CH2 OH−CH2 −(CHOH)2 (CHOR3 )(CHOH)−CH2 OH(式中、nは3から5の整数であり、R3 は、Hまたは環状もしくは脂肪族モノサッカライドである)からなる群より選択される。最も好ましいものはnが4であるグリシチルであり、特に−CH2 −(CHOH)4 −CH2 OHである。
【0104】上記式において、R1 は例えば、N−メチル、N−エチル、N−プロピル、N−イソプロピル、N−ブチル、N−2−ヒドロキシエチル、N−メトキシプロピルまたはN−2−ヒドロキシプロピルであり得る。R2 は、例えば、コカミド、ステアラミド、オレアミド、ラウラミド、ミリスタミド、カプリカミド、パルミタミド、タロウアミドなどを与えるように選択され得る。Z部分は、1−デオキシグルシチル、2−デオキシフルクチチル、1−デオキシマルチチル、1−デオキシラクチチル、1−デオキシガラクチチル、1−デオキシマンニチル、1−デオキシマルトトリオチチルなどであり得る。
【0105】最も好ましいポリヒドロキシ脂肪酸アミドは一般式【化6】

(式中、R1 はメチルまたはメトキシプロピルであり、R2 はC11〜C17直鎖アルキルまたはアルケニル基である)を有する。それらは、N−ラウリル−N−メチルグルカミド、N−ラウリル−N−メトキシプロピルグルカミド、N−ココイル−N−メチルグルカミド、N−ココイル−N−メトキシプロピルグルカミド、N−パルミチル−N−メトキシプロピルグルカミド、N−タロウイル−N−メチルグルカミド、またはN−タロウイル−N−メトキシプロピルグルカミドを含む。
【0106】上記の様に、固定化剤の一部は、エモリエント中で可溶化するための乳化剤を必要とする。このことは特に、少なくとも約7のHLB値を有するN−アルキル−N−メトキシプロピルグルカミドのようなある種のグルカミドについての場合である。適切な乳化剤は、典型的に、約7を下回るHLB値を有するものを含むであろう。この点において、約4.9以下のHLB値を有するソルビタンステアレートのような上記のソルビタンエステルは、ペトロラタム中にそれらのグルカミド固定化剤を可溶化することにおいて有用であることが見出された。他の適切な乳化剤には、ステアレス−2(式CH3 (CH2 17(OCH2 CH2 n OH(式中nは2の平均値を有する)に一致するステアリルアルコールのポリエチレングリコールエーテル)、ソルビタントリステアレート、イソソルバイドラウレート、およびグリセリルモノステアレートが含まれる。乳化剤は、実質的に均質な混合物が得られるように、エモリエント中に固定化剤を可溶化するのに十分な量で含まれ得る。例えば、通常は単相の混合物に溶解しないであろうN−ココイル−N−メチルグルカミドとペトロラタムとのほぼ1:1の混合物は、乳化剤としてステアレス−2とソルビタントリステアレートとの1:1混合物を20%加える際に単相の混合物に溶解するであろう。
【0107】単独でかまたは上記固定化剤と併用でかのいずれかで固定化剤として用いられ得る他のタイプの成分には、カルナウバ、ビーズワックス、キャンデリア、パラフィン、セレシン、エスパルト、ウーリキュリ(ouricuri)、レゾワックス(rezowax)、および他の公知のワックスのようなワックスが含まれる。好ましくは、ワックスはパラフィンワックスである。特に好ましいパラフィンワックスの例は、P.O.Box1098ウエストバビロン、ニューヨーク11704のストラール・アンド・ピッチュ(Strahl and Pitsch)社由来のパラフィンS.P.434である。
【0108】ローション組成物中に含まれるべき固定化剤の量は、含まれる特定のエモリエント、含まれる特定の固定化剤、エモリエント中に固定化剤を可溶化するのに乳化剤が必要とされるかどうか、ローション組成物中の他の成分および同様の要因を含むさまざまの要因に依存するであろう。ローション組成物は、約5から約90%の固定化剤を含み得る。好ましくは、ローション組成物は、約5から約50%、最も好ましくは約10から約40%の固定化剤を含む。
【0109】3.任意の親水性界面活性剤本発明のローション組成物において用いられる特定の固定化剤に依存して、付加的な親水性界面活性剤(または親水性界面活性剤の混合物)が任意に、ローションの処理性(processability)および/または安定性を向上させるために用いられ得る。
【0110】適切な親水性界面活性剤は、均質混合物を形成するようにエモリエントと固定化剤とに混和性を有するであろう。ローション組成物が適用される使い捨て吸収製品を用いるものの可能な皮膚感受性のために、これらの界面活性剤もまた比較的穏やかで皮膚に対して刺激がないものであるべきである。典型的には、これらの親水性界面活性剤は、皮膚に対して刺激がないのみならず、例えば引張り強度における減少のような、いずれの下にあるティッシュラミネート構造についても他の望ましからぬ影響を避けるためにノニオン性である。
【0111】適切なノニオン性界面活性剤は、ローション組成物がおむつの脚部カフスに適用されて後に実質的に非移動性であり、典型的に約4から約20、好ましくは約7から約20の範囲におけるHLB値を有するであろう。非移動性であるために、これらのノニオン性界面活性剤は、典型的に、例えば少なくとも約30℃のような、貯蔵、船積み、販売、および使い捨て吸収製品の使用の間に一般的に遭遇する温度を超える溶融温度を有するであろう。この点において、これらのノニオン性界面活性剤は、好ましくは、上記固定化剤の融点と同様の融点を有するであろう。
【0112】本発明のローション組成物における使用のために適切なノニオン性界面活性剤には、アルキルグリコシド、1977年3月8日に発行された米国特許第4,011,389号(ランドン(Langdon)ら)において記載されるアルキルグリコシドエーテル、ペゴスパース(Pegosperse)1000MS(ニュージャージー州フェアローンのロンザ社から入手可能)のようなアルキルポリエトキシル化エステル、TWEEN60(約20の平均エトキシル化度を有するステアリン酸のソルビタンエステル)およびTWEEN61(約4の平均エトキシル化度を有するステアリン酸のソルビタンエステル)のような約2から約20、好ましくは約2から約10の平均エトキシル化度を有するC12〜C18脂肪酸のエトキシル化ソルビタンモノ、ジおよび/またはトリエステルならびに約1から約54モルのエチレンオキサイドと脂肪族アルコールとの縮合生成物が含まれる。脂肪族アルコールのアルキル鎖は、典型的には直鎖(リニア)形状にあり、約8から約22の炭素原子を含む。特に好ましいものは、アルコールのモル当たり約2から約30モルのエチレンオキサイドと約11から約22の炭素原子を含むアルキル基を有するアルコールとの縮合生成物である。その様なエトキシル化アルコールの例には、アルコールのモル当たり7モルのエチレンオキサイドとミリスチルアルコールとの縮合生成物、約6モルのエチレンオキサイドとココナッツアルコール(10から14炭素原子の長さで変化するアルキル鎖を有する脂肪アルコールの混合物)との縮合生成物が含まれる。ユニオン・カーバイド・コーポレーションにより販売されるタージトール(TERGITOL)15−S−9(9モルのエチレンオキサイドとC11〜C15直鎖アルコールとの縮合生成物)、ザ・プロクター&ギャンブル社により販売されるKYRO EOB(9モルのエチレンオキサイドとC13〜C15直鎖アルコールとの縮合生成物)、特にネオドール(NEODOL)25−12(12モルのエチレンオキサイドとC12〜C15直鎖アルコールとの縮合生成物)およびネオドール23−6.5T(ある種の不純物を除去するために蒸留された(常圧蒸留された)6.5モルのエチレンオキサイドとC12〜C13直鎖アルコールとの縮合生成物)であるシェル・ケミカルCo.により販売されるネオドール商標の界面活性剤、ならびに特にプルラファック(PLURAFAC)A−38(27モルのエチレンオキサイドとC18直鎖アルコールとの縮合生成物)であるBASF社により販売される、特にプルラファック商標の界面活性剤を含む多数の適切なエトキシル化アルコールが商業的に入手可能である。(ある種の親水性界面活性剤、特にネオドール25−12のようなエトキシル化アルコールはアルキルエトキシレートエモリエントとしてもまた機能し得る。)好ましいエトキシル化アルコール界面活性剤の他の例には、ICIのクラスのブリッジ(Brij)界面活性剤およびその混合物が含まれ、ブリッジ72(すなわちステアレス−2)およびブリッジ76(すなわちステアレス−10)が特に好ましい。また、約10から約20の平均エトキシル化度にエトキシル化されたセチルアルコールとステアリルアルコールとの混合物もまた親水性界面活性剤として用いられ得る。
【0113】本発明における使用のためのもう1つのタイプの適切な界面活性剤には、アメリカン・サイアナミッド・カンパニーにより販売されるスルホコハク酸ナトリウムのジオクチルエステルであるエアロゾル(Aerosol)OTが含まれる。
【0114】本発明における使用のためのさらにもう1つのタイプの適切な界面活性剤には、ゼネラル・エレクトリックSF1188(ポリジメチルシロキサンとポリオキシアルキレンエーテルとの共重合体)およびゼネラル・エレクトリックSF1228(シリコーンポリエーテル共重合体)のようなシリコーン共重合体が含まれる。これらのシリコーン界面活性剤は、エトキシル化アルコールのような上記の他のタイプの親水性界面活性剤と併用して用いられ得る。これらのシリコーン界面活性剤は、ローション組成物の0.1重量%ほどの低さで、より好ましくは約0.25から約1.0重量%の濃度で有効であることが見出された。
【0115】ローション組成物の処理性および/または安定性を向上させるために必要とされる親水性界面活性剤の量は、用いられるエモリエントおよび固定化剤のタイプ、用いられる界面活性剤のHLB値および同様の要因に依存するであろう。本発明のローション組成物は任意に、約1から約50重量%の親水性界面活性剤、より好ましくは約1から約25重量%の親水性界面活性剤を含み得る。
【0116】4.他の任意の成分ローション組成物は、このタイプのエモリエント、クリーム、およびローションにおいて典型的に存在する他の任意の成分を含み得る。これらの任意の成分には、水、粘度改変剤、香料、殺菌抗菌活性成分、薬学的活性成分、フィルムフォーマー、ビタミン(例えば、ビタミンE)、消臭剤、乳白剤、アストリンゼン、溶剤などが含まれる。酸化亜鉛、カラミン、およびアラントインのような材料は、刺激およびおむつかぶれから皮膚を保護することを補助するためにもまた用いられ得る。加えて、セルロース誘導体、タンパク質およびレシチンのような安定化剤がローション組成物の保存寿命を長くするために加えられ得る。これらの材料の全てが、その様な製剤化のための添加剤として当該技術において周知であり、本発明のローション組成物において適切な量で用いられ得る。加えて、約0.1重量%から約20重量%の量のアロエ抽出物は、本明細書で開示されるローション組成物のための好ましい任意成分である。
【0117】C.ローション組成物によるおむつの脚部カフスの処理本発明によるローションを付されたおむつ製品の製造において、ローション組成物は、好ましくは、おむつの脚部カフスの身体接触表面(すなわち、身体に面する表面)に適用される。ここで定義されるバリヤ脚部カフスの身体接触表面は通常外側表面であり、ガスケット脚部カフスの身体接触表面は通常前方表面である。しかしながら、ローションはカフス材料の一部を貫通し得るものであり、それで、脚部カフスの着衣接触表面(すなわち、バリヤ脚部カフス内側表面および/またはガスケット脚部カフス後方表面)にローションを適用することもまた、明白に本発明の範囲内にある。
【0118】溶融または液体コンシステンシーを有する潤滑材料を均等に分布させるさまざまの適用方法のいずれもが用いられ得る。適切な方法には、スプレー、印刷(例えば、フレキソ印刷)、コーティング(例えば、グラビアまたはスロットコーティング)、押し出し、または、例えば、そのときに組成物をおむつの脚部カフスの身体接触表面に移動させるカレンダーロールのような回転表面上にローション組成物をスプレーすることのような、それらの適用技術の組み合わせが含まれる。もし所望であれば、ローションは、カフスの疎水性を向上させるためにカフスの両側にもまた適用され得る。
【0119】おむつの脚部カフスへのローション組成物の適用の様式は、脚部カフスがローション組成物で飽和するようにならないようにするべきである。もし脚部カフスがローション組成物で飽和されるようになるならば、下にある吸収性コアの吸収性に不利益な影響を有し得る、ローションがおむつの内部に移動する潜在性をより大きくする。また、脚部カフスの飽和は、治療的および/または保護的なローションの利益を得ることを必要としない。特に適切な適用方法は、ローション組成物を主におむつの脚部カフスの身体接触表面に適用するであろう。しかしながら、ローションはカフス材料の一部を貫通し得るので、それで、ローションを脚部カフスの着衣接触表面に適用することもまた本発明の範囲に入る。
【0120】おむつの脚部カフスに適用されるローションの最小レベルは、カフスが着用者の皮膚に接触する領域におけるカフスと皮膚のとの間の摩擦を減少させるのに有効な最小量であり、それにより皮膚の刺激はより小さくなる。ローションは、着用者の皮膚に対するBMの粘着を減少させることもおいてもまた有効である。もちろん、ローションコーティングの有効量は、大きな程度まで、用いられる特定のローション組成物に依存するであろう。ローション組成物は、好ましくは、約0.1mg/in2 から約50mg/in2 、より好ましくは、約1mg/in2 から約25mg/in2 (コーティングされた脚部カフスの平方インチ当りのローションのmg)の範囲の量において本発明のおむつの脚部カフスに適用される。エモリエントは脚部カフスの表面上に実質的に固定されるので、所望のスキンケアの利益を与えるためにより少ないローション組成物が必要とされる。そのような比較的少ないレベルのローション組成物は、脚部カフスに所望の治療的および/または保護的なローションの利益を与えるのに適切である。
【0121】ローション組成物は、脚部カフスまたはその部分のいずれかまたは両方の表面に均等かつ均一に適用され得る。ローションコーティングはまたパターン化され得る。(すなわち、ストライプ、ボックス、点、螺旋など)好ましくは、ローション組成物は、使用時に着用者と最も接触し、それぞれのカフスの縦側中心線と並び、それに集中するストライプとして与えられる脚部カフスの領域にそろえられる。最も好ましくは、本明細書で以後例において記載されているように、ローション組成物は、例えば、バリヤ脚部カフスの内側表面のクロッチ部分において一般的に配置される1.4インチ幅(おむつの横方向)および11.75インチ長(おむつの縦方向)のパッチのようなバリヤ脚部カフスの分離した部分にストライプとして与えられる。
【0122】ローション組成物は、また、おむつの脚部カフスのいずれかまたは両方の表面に不均一に適用され得る。「不均一」により、ローション組成物の量、分布のパターンなどが脚部カフス表面にわたって変化し得ることが意味される。例えば、脚部カフスの処理表面の一部の部分は、それについて少しもローション組成物を有しない表面の部分を含んで、より多くの量またはより少ない量のローション組成物を有し得る。
【0123】ローション組成物は、組み立て(アセンブリ)の間のいずれの点においても脚部カフスに適用され得る。例えば、ローション組成物は、パッケージングされる前に、仕上られた使い捨て吸収製品の脚部カフスに適用され得る。ローション組成物は、仕上られた使い捨て吸収製品を形成する他の原材料と組み合わせられる前にもまた脚部カフスに適用され得る。
【0124】ローション組成物は典型的には、おむつの脚部カフスにその溶融物から適用される。ローション組成物は周囲温度より有意に高い温度で溶融するので、それは通常脚部カフスに加熱されたコーティングとして適用される。典型的には、ローション組成物は、おむつの脚部カフスに適用される前に、約35℃から約100℃、好ましくは約40°から約90℃の範囲における温度に加熱される。一旦溶融したローション組成物がおむつの脚部カフスに適用されると、それは、脚部カフスの表面上に固形化されたコーティングまたはフィルムを形成するように冷却および固形化させられる。好ましくは、アプリケーションプロセスは、ローションの冷却/設定(set up)において補助するように設計される。
【0125】本発明のローション組成物のおむつの脚部カフスへの適用において、スロットコーティング、押し出しコーティング、グラビアコーティング、およびスプレー法が好ましい。図5は、改造(converting)操作の間のおむつのバリヤ脚部カフスへのローション組成物の連続的または断続的接触スロットコーティングを含む好ましい方法を例示する。図5を参照すると、コンベアベルト1は、回転ロール3および4上を矢印により示される方向に前進し、反転するコンベアベルト2となる。コンベアベルト1は、ローションを付されていないおむつ5を接触スロットコーティングステーション6に運び、そこでバリヤ脚部カフスパッチ7が温熱溶融(例えば65℃)ローション組成物でコーティングされる。スロットコーティングステーション6を離れた後に、ローションを付されていないおむつ5は、ローションを付されたバリヤ脚部カフスを有するローションを付されたおむつ8となる。バリヤ脚部カフスパッチ7に移動するローション組成物の量は、(1)溶融ローション組成物が接触スロットコーティングステーション6から与えられる速度(rate)および/または(2)コンベアベルト1がスロットコーティングステーション6の下を動く速度(speed)により制御される。
【0126】図6は、脚部カフスが他の原材料と最終製品に組み立てられる前におむつのバリヤ脚部カフス上にローション組成物を接触スロットコーティングすることを含む別の好ましい方法を例示する。図6を参照すると、不織バリヤ脚部カフスウエブ1は、親バリヤ脚部カフスロール2(矢印2aにより示される方向に回転する)から解かれ、接触スロットコーティングステーション6に前進し、そこでウエブの一方の側が温熱溶融(例えば、65℃)ローション組成物でコーティングされる。スロットコーティングステーション6を離れた後に、不織バリヤ脚部カフスウエブ1は、3により示されるローションを付されたバリヤ脚部カフスウエブとなる。ローションを付されたバリヤ脚部カフスウエブ3は次いで、回転ロール4および回転ロール8の回りを前進し、次いで、ローションを付されたバリヤ脚部カフスの親ロール10(矢印10aにより示される方向に回転する)上で巻き取られる。
【0127】
【実施例】本発明によるローションを付されたおむつのバリヤ脚部カフスの製造の具体的例示以下の記載は、本発明によるローション組成物によるおむつのバリヤ脚部カフスの処理の具体的例示である。
【0128】例1A.ローション組成物の調製水分のないローション組成物(ローションA)が、以下の溶融(すなわち液体)成分、すなわち、鉱油(ウィトコ(Witco)Corp.により製造されるカーネーション・ホワイト・ミネラル・オイル、USP)、セテアリルアルコール(名称TA−1618の下でプロクター&ギャンブル・カンパニーにより製造される混合直鎖C16〜C18第1アルコール)、およびステアレス−2(ブリッジ72、ICIアメリカにより製造される2の平均エトキシル化度を有するC18直鎖アルコールエトキシレート)を互いに混合することにより作られる。これらの成分の重量パーセンテージは、以下の表1において示される。
【0129】
【表1】

B.ホットメルトコーティングによるローションを付されたおむつの脚部カフスの製造ローション組成物Aは、170°Fの温度で操業する加熱されたタンクに配置される。組成物は続いて、コンタクトアプリケーター(すなわち、170°Fの温度で操業するメルテックス(Meltex)EP45ホットメルト接着剤アプリケーターヘッド)により、パッチが脚部カフスの収縮領域に集中する1.4インチ幅(おむつ横方向)および11.75インチ長(おむつ縦方向)の領域においておむつのバリヤ脚部カフスの外側表面上に適用される。付着レベル=0.0116g/in2 (18.0g/m2 )。
【0130】例2ローション組成物A(例1における手順により調製される)は、続いて、それぞれの脚部カフスの縦側中心線上に集中し、脚部カフスの全長に伸びる1.4インチ幅(おむつの横方向)のストライプにおいておむつのバリヤ脚部カフスの外側表面上に適用される。付着レベル=0.0116g/in2 (18g/m2 )。
【0131】例3ローション組成物A(例1における手順により調製された)は、続いて、パッチが脚部カフスの収縮領域において集中する、それぞれの脚部カフスの縦側中心線上に集中する1.4インチ幅(おむつの横方向)および11.75インチ長(おむつの縦方向)領域のストライプにおけるおむつのバリヤ脚部カフスの外側表面上に適用される。付着レベル=0.0077g/in2 (12.0g/m2 )。
【0132】例4A.ローション組成物の調製水分のないローション組成物(ローションB)が、以下の溶融(すなわち液体)成分、すなわち、鉱油(ウィトコCorp.により製造されるカーネーション・ホワイト・ミネラル・オイル、USP)、およびセテアリルアルコール(名称TA−1618の下でザ・プロクター&ギャンブル・カンパニーにより製造される混合直鎖C16〜C18第1アルコール)を互いに混合することにより製造される。これらの成分の重量パーセンテージは以下の表2において示される。
【0133】
【表2】

B.ホットメルトコーティングによるローションを付された脚部カフスの製造ローション組成物Bは、170°Fの温度で操業する加熱されたタンクに配置される。組成物は続いて、コンタクトアプリケーター(すなわち、170°Fの温度で操業するメルテックスEP45ホットメルト接着剤アプリケーターヘッド)により、パッチが脚部カフスの収縮領域に集中する1.4インチ幅(おむつの横方向)および11.75インチ長(おむつの縦方向)領域におけるおむつのバリヤ脚部カフス上に適用される。付着レベル=0.0116g/in2 (18.0g/m2 )。
【0134】例5A.ローション組成物の調製水分のないローション組成物(ローションC)は、以下の溶融(すなわち液体)成分、すなわち、ホワイト・プロトペット(White Protopet)(登録商標)1S(ウィトコ社により製造される白色ペトロラタム)、ステアリルアルコール(名称CO−1897Bの下でザ・プロクター&ギャンブル・カンパニーにより製造される直鎖C18第1アルコール)、およびケイドール(Kaydol)(ドクター・メイディス・ラボレートリーズ(Dr. Madis Laboratories)社により製造されるアロエ抽出物)を有するベラジェル(Veragel)1:1リポイドを互いに混合することにより製造される。それらの成分の重量パーセンテージは以下の表3において示される。
【0135】
【表3】

ホットメルトコーティングによるローションを付されたおむつの製造ローション組成物Cは、170°Fの温度で操業する加熱されたタンクに配置される。組成物は続いて、コンタクトアプリケーター(すなわち、170°Fの温度で操業するメルテックスEP45ホットメルト接着剤アプリケーターヘッド)により、パッチが脚部カフスの収縮領域に集中する1.4インチ幅(おむつの横方向)および11.75インチ長(おむつの縦方向)領域におけるおむつのバリヤ脚部カフス上に適用される。付着レベル=0.0116g/in2 (18.0g/m2 )。
【0136】例6A.ローション組成物の調製水分のないローション組成物(ローションD)は、以下の溶融(すなわち液体)成分、すなわち、ホワイト・プロトペット(登録商標)1S(ウィトコ社により製造される白色ペトロラタム)、セテアリルアルコール(名称TA−1618の下でザ・プロクター&ギャンブル・カンパニーにより製造される混合直鎖C16〜C18第1アルコール)、ICIアメリカにより製造される10の平均エトキシル化度を有するC16〜C18直鎖アルコールエトキシレートであるセテアレス10、およびケイドール(ドクター・メイディス・ラボレートリーズ社により製造される鉱油中のアロエ抽出物)を有するベラジェル1:1リポイドを互いに混合することにより製造される。それらの成分の重量パーセンテージは、以下の表4において示される。
【0137】
【表4】

B.ホットメルトコーティングによるローションを付されたおむつの製造ローション組成物Dは、170°Fの温度で操業する加熱されたタンクに配置される。組成物は続いて、コンタクトアプリケーター(すなわち、170°Fの温度で操業するメルテックスEP45ホットメルト接着剤アプリケーターヘッド)により、パッチが脚部カフスの収縮領域に集中する1.4インチ幅(おむつの横方向)および11.75インチ長(おむつの縦方向)の領域におけるおむつのバリヤ脚部カフス上に適用される。付着レベル=0.0116g/in2 (18.0g/m2 )。
【出願人】 【識別番号】592043805
【氏名又は名称】ザ、プロクター、エンド、ギャンブル、カンパニー
【氏名又は名称原語表記】THE PROCTER AND GAMBLE COMPANY
【住所又は居所原語表記】ONE PROCTER & GANBLE PLAZA,CINCINNATI,OHIO,UNITED STATES OF AMERICA
【出願日】 平成9年12月3日(1997.12.3)
【代理人】 【識別番号】100058479
【弁理士】
【氏名又は名称】鈴江 武彦 (外5名)
【公開番号】 特開2001−314440(P2001−314440A)
【公開日】 平成13年11月13日(2001.11.13)
【出願番号】 特願2001−69303(P2001−69303)