| 【発明の名称】 |
複合生理用ナプキン |
| 【発明者】 |
【氏名】タラ・グラスゴー
【氏名】ケンドラ・エス・ローズ
【氏名】ミッシェル・マンキュソ
【氏名】ジョン・ウルマン
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| 【要約】 |
【課題】大部分の滲出液を吸収保持する第一の吸収部材と滲出液で下着を汚すのを防ぐ第二の吸収部材を有する複合生理用ナプキンの提供。
【解決手段】複合生理用ナプキン20は第一の吸収部材30と第二の吸収部材50を含む。第一の吸収部材は、吸収芯34、吸収芯の上にある液体透過性トップシート32及び吸収芯の下にある柔軟バックシート35を有し、トップシート32とバックシート35は、外周の付近で吸収芯34を包み込むように、互いに固定されて、フランジシール36を形成する。第二の吸収部材50は、液体透過性トップシート32、トップシートに結合する液体不透過性バリヤシート54及びトップシートとバックシートの間にある吸収要素56を有する。第一の吸収部材30と第二の吸収部材50は共に結合して単一の構造体を形成する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 最上方の第一の吸収部材及び最下方の第二の吸収部材を有し、前記第一の吸収部材は、体対向液体透過性トップシート、衣服対向バックシート及び前記トップシートと前記バックシートの間にある吸収芯を含み、前記トップシートと前記バックシートは周端マージン付近で結合して、前記吸収芯を包み込むフランジシールを形成し、前記第一の吸収部材は、第一の横端と相対する第二の横端、第一の縦側端と相対する第二の縦側端、及び前記第一の横端及び第二の横端の間にある中央領域を有し、前記第一の横端及び第二の横端の間で長さが規定され、前記第一の縦側端及び第二の縦側端の間で幅が規定され、前記第二の吸収部材は、体対向液体透過性トップシート、衣服対向液体不透過性バリヤシート及び前記トップシートと前記バリヤシートの間にある吸収要素を含み、前記バリヤシートはその周端部分で前記トップシートと結合し、第二の吸収部材は、第一の横端と相対する横端を有し、その間で長さが規定され、前記第一の吸収部材は前記第二の吸収部材の液体透過性トップシートの少なくとも一部に固定される、使用者が下着の股部分に着用する複合生理用ナプキン。 【請求項2】 最上方の第一の吸収部材及び最下方の第二の吸収部材を有し、前記第一の吸収部材は、体対向液体透過性トップシート、衣服対向バックシート及び前記トップシートと前記バックシートの間にある吸収芯を含み、前記トップシートと前記バックシートは周端マージン付近で結合して、前記吸収芯を包み込むフランジシールを形成し、前記第一の吸収部材は、第一の横端と相対する第二の横端、第一の縦側端と相対する第二の縦側端、及び前記第一の横端及び第二の横端の間にある中央領域を有し、前記第一の横端及び第二の横端の間で長さが規定され、前記第一の縦側端及び第二の縦側端の間で幅が規定され、前記第一の横端、第二の横端及び中央領域は各々幅を有し、前記中央領域の幅は前記第一の横端の幅より狭く、前記第二の吸収部材は、体対向液体透過性トップシート、衣服対向液体不透過性バリヤシート及び前記トップシートと前記バリヤシートの間にある吸収要素を含み、前記バリヤシートはその周端部分で前記トップシートと結合し、前記第一の吸収部材は前記第二の吸収部材の液体透過性トップシートの少なくとも一部に固定され、前記中央領域の幅が使用者のそけい領域にまたがるものであり、使用者の大陰唇をゆるやかに圧迫する、下着の股部分に配置して女性使用者のそけい領域に着用する複合生理用ナプキン。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、着用者の下着の股部分に着用して月経血及び他の膣放出物を吸収して保持するパンティライナー、生理用ナプキン及び大人失禁具等の使い捨て吸収性物品に関する。 【0002】 【従来の技術および発明が解決しようとする課題】使い捨て生理用ナプキンは一般に、液体透過性体接触面(しばしば、トップシート又はカバー層と称される)と液体不透過性保護バリヤ層(しばしば、バリヤシートと称される)の間に吸収要素が挿入されている。吸収要素は月経血及びその他の膣放出物等の液体を受けて含むことができる。体接触層は、そこを通って下の吸収要素へ液体が自由に通過できるようにすると共に、使用者の体面に乾いた感触で快適に接することが意図されている。保護バリヤは、吸収要素の中に吸収した液体を保持して、吸収した液体が使用者の下着を汚すのを防ぐことが意図されている。使い捨て生理用ナプキンは一般にナプキンを使用者の下着の内側股領域に固定する接着取付手段が設けられている。任意に、保護サイドフラップをナプキンの縦側に沿って設けてもよく、フラップは使用者の下着の股部分の端で折り返す。 【0003】使い捨て生理用ナプキンは一般に意図する用途に基づいて3つの基本的構造のうちの1つの構造をとる。第一の構造は、中程度から高程度の月経液を吸収することが意図されていて、比較的高い吸収能力の比較的厚い中央吸収要素を含んで構成されている。吸収能力は比較的高いが、吸収要素がかさばるので着用の際ある程度不快感が生じる恐れがある。生理用ナプキンの第二の構造は、軽い又は少ない月経液のために意図されている。この生理用ナプキンの構造は薄く柔軟で、通常パンティライナー又はパンティシールドと称せられる。第三のタイプの生理用ナプキンは、中程度から高程度の月経液を吸収することが意図されていて、薄く柔軟な構造で吸収能力が比較的高い。比較的高い吸収能力は、超吸収粒子を含む薄い吸収要素により達成される。この生理用ナプキンは通常極薄生理用ナプキンと称せられる。 【0004】単一の複合生理用ナプキンにこれらの概念の1以上を組み合わせる他のタイプの生理用ナプキンが最近開発されている。複合生理用ナプキンでは、第一の月経パッドと下着保護材がそれぞれ対応する端で互いに結合して、二つの構成部品が実質的にその共通長全体に沿って互いに自由に動けるようにしている。このデザインの複合生理用ナプキンは、DesMarais の米国特許第4,425,130号とMayer 等の法定発明登録H1614に開示されている。これらの文献によれば、第一の月経パッドが使用者が放出する大部分の体液を吸収して、下着保護材が使用者の衣服を汚れから守ることが意図されている。使用の際、第一の月経パッドと下着保護材の間が比較的自由に動くので、下着保護材を使用者の下着の留めながら、第一の月経パッドを使用者の股領域に隣接させて維持できる。 【0005】第一の月経パッドは、少なくとも一部が外部性器に対応できる程細いものとして開示されている。任意に、第一の月経パッドは大陰唇の幅より広くてもよいが、第一の月経パッドは、女性外部性器の軟組織によりかかる力等の比較的小さな力で横方向に圧縮又は適合して、第一の月経パッドの一部が女性外部性器内に少なくとも部分的に対応する。比較的小さな力で適合できるので、第一の吸収部材は使用中快適さを維持する。さらに、第一の月経パッドは好ましくは弾性回復してパッドを体に適合させ、パッドと体のインターフェイスの形を変える。第一の月経パッドを体にフィットするように比較的細くしたので、第二の吸収パッドは下着保護材として機能し、好ましくは、着用者の下着に安定して取り付けて下着を十分に覆って汚れから保護するように幅を十分広いままにしておく。 【0006】 【課題を解決するための手段】本発明によれば、最上方の第一の吸収部材及び最下方の第二の吸収部材を有し、前記第一の吸収部材は、体対向液体透過性トップシート、衣服対向バックシート及び前記トップシートと前記バックシートの間にある吸収芯を含み、前記トップシートと前記バックシートは周端マージン付近で結合して、前記吸収芯を包み込むフランジシールを形成し、前記第一の吸収部材は、第一の横端と相対する第二の横端、第一の縦側端と相対する第二の縦側端、及び前記第一の横端及び第二の横端の間にある中央領域を有し、前記第一の横端及び第二の横端の間で長さが規定され、前記第一の縦側端及び第二の縦側端の間で幅が規定され、前記第二の吸収部材は、体対向液体透過性トップシート、衣服対向液体不透過性バリヤシート及び前記トップシートと前記バリヤシートの間にある吸収要素を含み、前記バリヤシートはその周端部分で前記トップシートと結合し、第二の吸収部材は間に長さを形成する第一の横端と相対する横端を有し、前記第一の吸収部材は前記第二の吸収部材の液体透過性トップシートの少なくとも一部に固定される、使用者が下着の股部分に着用する複合生理用ナプキンが提供される。 【0007】また、本発明によれば、最上方の第一の吸収部材及び最下方の第二の吸収部材を有し、前記第一の吸収部材は、体対向液体透過性トップシート、衣服対向バックシート及び前記トップシートと前記バックシートの間にある吸収芯を含み、前記トップシートと前記バックシートは周端マージン付近で結合して、前記吸収芯を包み込むフランジシールを形成し、前記第一の吸収部材は、第一の横端と相対する第二の横端、第一の縦側端と相対する第二の縦側端、及び前記第一の横端及び第二の横端の間にある中央領域を有し、前記第一の横端及び第二の横端の間で長さが規定され、前記第一の縦側端及び第二の縦側端の間で幅が規定され、前記第一の横端、第二の横端及び中央領域は各々幅を有し、前記中央領域の幅は前記第一の横端の幅より狭く、前記第二の吸収部材は、体対向液体透過性トップシート、衣服対向液体不透過性バリヤシート及び前記トップシートと前記バリヤシートの間にある吸収要素を含み、前記バリヤシートはその周端部分で前記トップシートと結合し、前記第一の吸収部材は前記第二の吸収部材の液体透過性トップシートの少なくとも一部に固定され、前記中央領域の幅が使用者のそけい領域にまたがるものであり、使用者の大陰唇をゆるやかに圧迫する、下着の股部分に配置して女性使用者のそけい(grion)領域に着用する複合生理用ナプキンが提供される。 【0008】 【発明の実施の形態】本発明は、ボディフィットが改善され、体液を吸収し、着用者の衣服を汚れから保護する複合生理用ナプキンに関する。ここで用いる「生理用ナプキン」の用語は、女性が下着の股部分において外陰部近くに着用する使い捨て物品であって、体から放出される様々な滲出液(例えば、血液、月経血及び尿)を吸収し保持することが意図されているものをいう。ここで用いる「複合生理用ナプキン」の用語は、別々の構成部品が互い結合して単一の構造体を形成する生理用ナプキンをいう。着用者の前庭に一部が入って一部が出る陰唇内具も本発明の範囲内である。ここで用いる「外陰」の用語は、外から見える女性性器をいい、大陰唇、小陰唇、陰核及び前庭を含む。 【0009】図1乃至図3に、本発明の複合生理用ナプキン20の一実施形態を示す。図1乃至図3に示すように、複合生理用ナプキン20は、結合手段70により互い結合する第一の吸収部材30と第二の吸収部材50からなる。複合生理用ナプキンは、2つの面、即ち、上方の体接触又は体対向面と下方の衣服接触又は衣服対向面を有する。第一の吸収部材と第二の吸収部材は各々対応する体対向面と衣服対向面を有する。複合生理用ナプキン20は、2つの中央線、即ち、縦(長手方向)中央線と横中央線を有する。ここで用いる「縦」の用語は、複合生理用ナプキンを着用したとき立っている着用者を左右の体半分に二分する垂直面とほぼ平行な、複合生理用ナプキンの面内にあるライン、軸又は方向をいう。ここで用いる「横」の用語は、縦方向とほぼ垂直な複合生理用ナプキンの面内にあるライン、軸又は方向をいう。 【0010】第一の吸収部材30は相対する縦に延びる側24と相対する横に延びる横端25を有する。相対する縦側24の間で幅が規定され、相対する横端25の間で長さが規定される。側24と端25は共に第一の吸収部材の周囲26を形成する。第二の吸収部材50は相対する縦に延びる側21と相対する横に延びる横端22を有する。相対する縦側21の間で幅が規定され、相対する横端22の間で長さが規定される。側21と端22が共に第二の吸収部材の周囲23を形成する。第一の吸収部材の横端25の長さは第二の吸収部材の横端22と共通していてもよく、第一の吸収部材の側24の幅は側21よりかなり狭い。任意に、第一の吸収部材の横端25の長さは第二の吸収部材の横端22の間で規定される長さより短くてよい。いずれの実施形態においても、第一の吸収部材の側24と横端25は常に第二の吸収部材の側21と横端22より短いか等しいので、第二の吸収部材の周囲23が複合生理用ナプキン20の周囲を形成する。 【0011】好ましい実施形態では、第一の吸収部材の幅は使用者のそけい部の幅にまたがるものであり、第二の吸収部材の中央領域の幅は使用者の下着の中央股部分における下着の幅にまたがるものである。下着の平均股幅は一般に約4cm乃至約9cmであり、平均そけい幅は一般に約1cm乃至約4cmである。この実施形態によれば、第一の吸収部材の幅は約10mm乃至約40mmであり、第二の吸収部材の中央領域における幅は約40mm乃至95mmである。あるいは、第一の吸収部材は、使用者の大陰唇に及び、使用者の腿の横方向の圧縮力による折れが最小で使用者のそけい領域内にフィットするようなサイズと形でもよい。好ましくは、第一の吸収部材30の幅は約10mm乃至65mmである。任意に、第一の吸収部材の一部が使用者の陰唇溝内にあってもよい。第二の吸収部材の中央領域における幅は約40mm乃至90mmであるが、横端領域の幅はより広くてもよく、一般に約45mm乃至95mmである。 【0012】第一の吸収部材30は使用者の体と接触するサイズと形であり、使用者から放出される体液の大部分を吸収することが意図されている。第一の吸収部材30は、吸収芯34等の吸収手段33、吸収芯34に重なる液体透過性トップシート32及びバックシート35からなる。第一の吸収部材30は、間に幅を規定する相対する縦に延びる側と、間に長さを規定する相対する横端を有する。ここで用いる「幅」の用語は、各吸収部材の相対する縦に延びる側の間を縦中央線と実質的に垂直な横方向に測定したものをいう。ここで用いる第一の吸収部材又は第二の吸収部材の「中央領域」は、使用者の下着の股部分に着用する吸収部材の領域をいう。従って、第一の吸収部材又は第二の吸収部材の中央領域は、ナプキン部材を2つの等しい半分に二分する横中央線と縦中央線が交差するナプキンの正確な中央部分ではなくて、複合生理用ナプキンの1つの横端に寄っていてもよい。従って、本発明の幾つかの実施形態は、中央領域が第一の吸収部材及び第二の吸収部材の両方の正確な中央部分に実質的に位置する実質的に対称な複合生理用ナプキンを含むが、本発明の他の実施形態は、中央領域が縦中央線軸と横中央線軸の交点と一致しない非対称な複合生理用ナプキンを含む。非対称吸収部材の一例は夜用生理用ナプキンであり、夜用生理用ナプキンでは、第一の吸収部材の長さが使用者の会陰領域と適合し、第二の吸収部材の1つの横端領域が比較的長く、その長さは、第一の吸収部材が使用者の下着の股領域の中央にあるとき使用者の臀部の溝の少なくとも一部を覆う程十分に長い。 【0013】本発明の第一の吸収部材は好ましくは比較的適合性である。好ましくは、第一の吸収部材は比較的適合性で、使用者が着用したとき、第一の吸収部材の少なくとも一部は外陰領域の形に適合できる。第一の吸収部材を適合性物質で製造することにより、第一の吸収部材の一部が陰唇溝の少なくとも一部に適合してフィットしたり中に入ったりすることが可能となる。第一の吸収部材が陰唇溝の幅より大きな幅又は直径を有するものとして上述したが、第一の吸収部材が十分に適合性であるなら陰唇溝内にフィットしてもよい。 【0014】第一の吸収部材30の幅は複合生理用ナプキンの厚みにより大きく変わり得る。特に、第一の吸収部材30と第二の吸収部材50を組み合わせることで厚く、かさ高な(即ち、厚みが5mmより大きい)生理用ナプキンとなる場合には、第一の吸収部材30の幅は比較的狭く一般に約10mm乃至30mmでなければならない。逆に、第一の吸収部材30と第二の吸収部材50を組み合わせることで薄い又は非常に薄い生理用ナプキンとなる場合には、第一の吸収部材30の幅は比較的広くてもよく、それでも快適で非刺激的な生理用ナプキンが得られる。好ましい実施形態では、第一の吸収部材30と第二の吸収部材50を組み合わせた厚みは5mm未満であり、第一の吸収部材の幅は約10mm乃至約40mmである。 【0015】第一の吸収部材30の長さ40は、着用者が快適で慎重に着用できるなら一般に任意の寸法でよい。好ましくは、第一の吸収部材30の長さは約2cm乃至35cmであり、より好ましくは、約10cm乃至35cmであり、最も好ましくは、約20cm乃至35cmである。特に好ましい第一の吸収部材30の長さは約24cmである。 【0016】好ましくは、トップシート32は適合性で柔らかな感触で着用者の肌に対し非刺激性である。さらに、トップシート32は液体透過性であり、液体が容易にその厚みを浸透できる。好適なトップシート32は、織布、不織布、開口成形熱可塑性プラスチックフィルム、開口プラスチックフィルム及び水素改質熱可塑性プラスチックフィルム等のポリマー物質、有孔発泡体、網状発泡体、網状熱可塑性プラスチックフィルム、熱可塑性プラスチックスクリム等の広範囲の物質から製造できる。好適な織布及び不織布は、天然繊維(例えば、木材繊維又は綿繊維)、合成繊維(例えば、ポリエステル繊維、ポリプロピレン繊維又はポリエチレン繊維等のポリマー繊維)又は天然繊維と合成繊維の組み合わせからなる。好ましいトップシートは3デニールと5デニールのポリプロピレン繊維の混合物から製造される不織布である。これらの不織布は、Stearns Technical Textiles Co.(住所、45215 、オハイオ州、シンシナティ、ウィリアム・ストリート100)又はPGI Nonwovens, Chicopee Inc.(住所、08810-1004、ニュージャージー州、デイトン、USルート130 、2351)から市販されている。 【0017】あるいは、トップシートは開口成形フィルムを含んでもよい。好ましくは、開口成形フィルムは三次元開口成形フィルムであり、これは体滲出液に対し透過性で非吸収性であり、液体を戻して着用者の肌を再湿潤させる傾向が小さい。従って、体に接触する成形フィルムの面は乾燥状態が維持され、体を汚すことが減り着用者に対しより快適感を与える。本発明の好ましい実施形態では、成形フィルムトップシートの体対向面又は露出面は親水性で、体対向面が親水性でない場合より液体がトップシートを速く移行するのを促す。その結果、月経液がトップシートから流出しにくくなり、吸収芯に流入して吸収されやすくなる。好ましい実施形態では、界面活性剤を成形フィルムトップシートのポリマー物質に取り込む。あるいは、トップシートの体対向面を界面活性剤で処理して親水性にすることもできる。 【0018】トップシート32と下にある吸収構造体33の間で液体が適切に移行するのを確実にするために、トップシートを共通の関連物又は介在物にわたって下にある吸収構造体33に実質的に連続して固定するのが好ましい。最も簡単な構造では、吸収構造体33は吸収芯34からなる。この構造によれば、トップシート32を下の吸収芯34に実質的に連続して固定することにより、トップシート32が使用中に吸収芯34から離れにくくなる。吸収芯がトップシート32から分離すると液体がトップシート32から下の吸収芯34へ移行するのが妨げられる恐れがある。トップシート32は任意の適当な方法で吸収芯34に固定できる。例えば、限定はしないが、トップシート32と吸収芯34の間に接着剤のライン又はスポットを付与したり、接着剤をスプレイしたりして固定できる。あるいは又は追加して、吸収芯34の繊維をトップシート32に絡ませて、又は複数の個々の溶融結合でトップシート32を吸収芯34に溶融させて、トップシート32を吸収芯34に固定させてもよい。任意の流体獲得層46を有する実施形態では、好ましくは、トップシート32は、吸収芯34について前述したのと同じ方法でこの層に固定される。 【0019】第一の吸収部材30のトップシート32をある1つの物質から形成して第二の吸収部材50のトップシート52を別の物質から形成してもよい。好ましい実施形態では、第一の吸収部材30のトップシート32を開口ポリマーフィルムから形成し、第二の吸収部材50のトップシート52を不織布から形成する。 【0020】吸収芯34は、一般に、柔らかく適合性で着用者の皮膚に対して快適で非刺激性な、体滲出液を吸収して保持できる任意の吸収性物質から製造できる。好ましくは、吸収芯は圧縮性で、通常の使用において生じる比較的小さな力でも第一の吸収部材が変形できるようにする。好ましくは、吸収芯を構成する物質は、圧縮性であることに加えて適合性であって、第一の吸収部材が陰唇と会陰の中及び/又は周囲によりフィットできるようにする。一般に、比較的小さな力(外部女性性器により使用中にかかる力)で圧縮性で適合性ではあるが、第一の吸収部材が十分に弾性で、通常の着用時の力がかかっても永続的に折り畳まれないことも重要である。好ましくは、第一の吸収部材は十分に弾性で体の輪郭に適合し女性である使用者の露出した性器と密接する。露出した女性性器と密接すると、液体が、第一の吸収部材を横切ったり及び/又は外へ出たりすることなく、使用者から第一の吸収部材へより良好に移行することが促される。吸収芯34が弾性であるとより良好にフィットできるが、製品は着用者にとって柔らかく快適であることが必要とされていて、弾性はこの必要性とバランスがとれていなければならない。吸収芯34は、使い捨て生理用ナプキン及び他の使い捨て吸収性物品に通常使用される様々な液体吸収性物質から製造できる。好適な吸収性物質の例には、限定はしないが、粉砕木パルプ(一般にパルプけばと言われている)、クレープセルロースワディング、変性架橋セルロース繊維、毛管溝繊維(即ち、この技術分野で良く知られている繊維内毛管溝を有する繊維)、吸収性発泡体、熱結合エアレイド物質、吸収性スポンジ、合成ステープル繊維、ポリマー繊維、ヒドロゲル形成ポリマーゲル化剤、ピートモス又はこれらと等価の任意の物質又はこれらの組み合わせがある。 【0021】吸収芯34の全吸収能力は、複合生理用ナプキン20に求められる滲出液荷重に匹敵するものでなければならない。さらに、吸収芯34の吸収能力は、滲出液用量の予想量により変わる。例えば、夜用と比べて昼用の複合生理用ナプキンでは、又は成熟した女性と比べてテーンエイジャー用の複合生理用ナプキンでは、吸収能力が異なる。 【0022】図3と図4aに示す実施形態では、吸収芯34は解繊パルプけばからなる。パルプけば吸収芯は、図3に示すような実質的な長方体又は図4aに示すような円柱形に製造してもよい。いずれの実施形態においても、吸収芯は実質的に平行で真っ直ぐな縦側端を有する。好ましい実施形態では、吸収芯の厚みは横端領域で概してテーパしていて、第一の吸収部材30の中央領域が厚くて横領域が薄くなる。図4bに示すように、吸収芯は任意に吸収性発泡体又はパルプけばと発泡体の組み合わせから形成できる。この実施形態では、発泡体が折り畳まれ又は巻かれて、断面がほぼ円形となる。図4aに示すように、吸収芯34の中央領域の断面はほぼ円形又は少し楕円であり、図4bに示すように、吸収芯の横端領域の断面はほぼ楕円又は長円である。吸収芯は、長方形、三角形、楕円、四角形、六角形、U字形、Z形折り畳み等様々な形に製造できる。 【0023】吸収発泡体は好ましくは弾性であり、図4bに示すように第一の吸収部材30内に弾性部材45を形成してよい。弾性部材45は単一部材又は複数の独立した部材から構成されていてもよい。弾性部材45を形成するのに使用できる他の物質の例には、限定はしないが、ナイロン、ポリプロピレン、ポリウレタン、ポリエチレン、ポリエステル、合成ゴム及び成形フィルム等の他の合成物質、又はゴム、スポンジ等の天然物質、又は使用中に生理用ナプキンの通常の着用条件下で折り畳まれたり永続的に変形するのに抵抗できる任意の好適な物質がある。弾性部材45は長方形、三角形、楕円、四角形、六角形、U字形、Z形折り畳み等様々な形に製造できる。第一の吸収部材は応力がかかっていない条件下では断面は一般に任意の形をとり得るが、好ましくは円形又は楕円である。 【0024】弾性部材45は第一の吸収部材30の長さ全体にわたって延在してもよい。また、弾性部材45は第一の吸収部材30の長さの一部だけに延在してもよい。弾性部材45は、第一の端領域27、中央領域28、第二の端領域29又はこれらの任意の組み合わせ内にあってもよい。例えば、弾性部材45は、第一の吸収部材の第一の端領域27又は第二の端領域29のいずれか、第一の吸収部材の第一の端領域27と第二の端領域29の両方、第一の吸収部材の中央領域28又は第一の吸収部材の中央領域28と端領域27,29にあってもよい。好ましい実施形態では、弾性部材45は中央領域28にある。 【0025】図4bには、弾性部材45と第一の吸収部材30が、断面がほぼ円形又は楕円であるものとして示されている。好ましくは、第一の吸収部材は高い性能を示すのに十分な「静止抵抗」を示す。ここで用いる「静止抵抗」の用語は、第一の吸収部材の側端が、第二の吸収部材の側端を超えて延びないように、中央領域で第一の吸収部材にかかる力に対する第一の吸収部材が示す抵抗をいう。即ち、静止抵抗は、第二の吸収部材に対する第一の吸収部材の相対的な動きを表す。好ましくは、比較的高い力がかかっても、中央領域における第一の吸収部材の縦に延びる側端は、中央領域における第二の吸収部材の縦に延びる側端を超えない。中央領域の第一の吸収部材の側端を第二の吸収部材の中央領域の側端内に止めることにより、比較的高い力がかかっても、液体が第一の吸収部材から第二の吸収部材以外の面(例えば、使用者の肌又は下着)へ迂回し又は漏れる機会がかなり減る。 【0026】静止抵抗を測定する好適な装置には、スケールと抵抗部材がある。好適なスケールはサートリアス・ユニバーサル・バランスである。抵抗部材は直径1インチ(2.54cm)の円柱ロッドである。好ましくは、抵抗部材の長さは約6インチ(15.24cm)である。抵抗部材は、静止抵抗を測定している間力に耐えられる任意の物質から製造できる。好適な物質の例には、限定はしないが、スチール、アルミニウム、プラスチック及び木等がある。 【0027】静止抵抗テスト方法はメイヤー等の法定発明登録H1614(その全てをここに取り込む)により詳細に記載されている。そこに詳しく説明されているように、抵抗部材をスケール上に置く。次に、スケールの風袋を計りスケールをゼロにする。第一の吸収部材と第二の吸収部材を有する複合生理用ナプキンを、第一の吸収部材が抵抗部材上に位置するようにテスト装置に載せる。第二の吸収部材のバリヤシート部分は抵抗部材の軸と実質的に平行に並ばなくてはならない。力を第二の吸収部材の各端にかける。力は、第二の吸収部材のトップシート部分と実質的に垂直に見て、第一の吸収部材の側端が第二の吸収部材の側端と等しくなるまでかけなければならない。第一の吸収部材と第二の吸収部材の各々の側端が並んだら、最も近いグラムで読み取った力を記録する。この読取値が第一の吸収部材の静止抵抗を示す。 【0028】第一の吸収部材の静止抵抗は約600グラムより大きくてよい。好ましくは、第一の吸収部材の静止抵抗は50グラム以上で、より好ましくは100グラム以上、最も好ましくは150グラム以上である。 【0029】図3乃至図4bに示すように、第一の吸収部材30はバックシート35を含む。吸収芯34を包むのにトップシートだけを使用する従来の構造と異なり、第一の吸収部材を形成するために別のバックシート35を使用することは、多くの有利な効果がある。例えば、別々のトップシート32とバックシート35をフランジシールで互いに結合する構造は、材料と材料の性質の選択における柔軟性を高める。従って、トップシートには流体獲得速度が高い材料を選択して、バックシートには液体不透過性材料から選択できる。さらに、この点に関して、消費者は、第一の吸収部材に吸収された流体が第一の吸収部材に留まって第二の吸収部材に移行しないこと好むことが見出された。従って、液体不透過性のバックシート材料を選択することが好ましい。さらに、トップシートとバックシートに別々の材料の層を用いたこのようなタイプのフランジシール構造では、吸収芯の形に対するデザインの選択肢が増加する。例えば、吸収芯は中央領域が厚くて端領域がテーパしていてもよい。バックシート35は任意に液体不透過性であり液体バリヤとなって、吸収した液体を吸収芯34に含ませやすくする。この実施形態によれば、バックシート35は、後述する第二の吸収部材50の液体不透過性バリヤシートと同じ性質の物質から製造できる。あるいは、バックシート35を液体透過性物質から製造して、吸収した液体をバックシート35に通過させ下の第二の吸収部材に吸収させて保持させるようにしてもよい。本発明のこの実施形態によれば、バックシート35は、既述したトップシート32と同じ性質の物質から製造できる。 【0030】図3乃至図4bに示すように、トップシート32とバックシート35は周端で互いに結合して、フランジシール36を形成し、第一の吸収部材30の吸収芯34を完全に囲み又は包む。好ましくは、フランジシールは、トップシート32とバックシート35をそれぞれの端マージン付近で接着して形成する。あるいは、フランジシールは、熱結合、超音波結合及びこれらの組み合わせ等の他の従来の方法により形成してもよい。第一の吸収部材の外周を形成するためにフランジシールを用いることは、複合生理用ナプキンの容積を大きく増やすことなく使用者の体を覆う領域を増やせる効果があることが見出された。好ましくは、フランジシールは液体不透過性で、第一の吸収部材の縦側端から吸収した液体が横方向に漏れることを防ぐ。好ましい実施形態では、トップシート32が吸収芯34の縦側端の少なくとも一部を覆うようにトップシート32を吸収芯34の上に重ねて、次にフランジシール36に沿ってバックシート35にシールする。断面を見ると、フランジシール36はトップシート32により規定される面とバックシート35により規定される面の間に位置する。あるいは、トップシート32は吸収芯34の周りを覆って、バックシート35により規定される面と実質的に同一の面内でバックシート35にシールされ、一般にポジティブプロフィールと称されるものを形成する。 【0031】本発明の複合生理用ナプキンを形成するために、第一の吸収部材と第二の吸収部材を結合手段(図2及び図3乃至図4bで70として示される)により結合する。結合手段の厳密な性質は本発明にとって重要でないが、選択した結合手段が第一の吸収部材と第二の吸収部材を結合させて、使用中に第一の吸収部材と第二の吸収部材が分離しないように十分に強固な単一の複合生理用ナプキンを形成することが当然重要である。良く知られているホットメルト接着剤及び感圧接着剤を含む接着剤等の結合手段が、満足できるものであることが見出された。複合生理用ナプキンの構成成分を形成するのに選択される構成部品の性質が許すなら、熱溶接、超音波溶接又は熱溶接と超音波溶接両方の組み合わせを使用できる。 【0032】図2及び図3乃至図4bに示すように、第一の吸収部材のバックシート35は結合手段70で第二の吸収部材50のトップシート52に固定されている。複合生理用ナプキンは、結合手段70を横切る距離である結合手段幅41を有する。結合手段幅41は第一の吸収部材の幅と同一又は小さくてもよい。好ましい実施形態では、結合手段70の幅41は第一の吸収部材の幅より狭く、さらに、横端領域においては第一の吸収部材の幅と実質的に同じである。本発明のこの実施形態によれば、結合手段幅41が横端領域において第一の吸収部材の幅と実質的に同じであると、着用者の使用時に本発明の複合ナプキンの対変形抵抗と安定性がかなり高まることが見出された。好ましくは、結合手段幅41は第一の吸収部材30の中央領域の幅の75%未満であり、より好ましくは50%未満であり、最も好ましくは25%未満である。複合ナプキンの安定性は、結合手段を、第一の吸収部材の縦に延びる側端に沿って横端領域から縦方向に延長させることによりさらに高められる。即ち、複合生理用ナプキンの第一の吸収部材は、第一の吸収部材の縦側端付近まで結合手段が延在しているので、横端領域において丸まったり折れたりすることが少ない。好ましくは、結合手段は、第一の吸収部材の縦側端に沿って、横端から約0.5mm乃至約5mmのところまで延びる。好ましくは、結合手段は、第一の吸収部材の縦に延びる側端の形に実質的に従う。結合手段は、横端領域にわたって(即ち、一端から他端まで)連続する必要はない。、結合手段は縦に延びる側端に沿って単一に設けられ、横端領域内において第一の吸収部材の中央領域は結合手段が実質的に存在しないようにしてよい。 【0033】本発明の一実施形態によれば、結合手段41は第一の部材及び第二の部材の共通の長さ全体に実質的に沿って延びる連続固定ラインの形態である。他の実施形態によれば、結合手段41は離れて配向する独立した固定点(スポット)の形態でもよい。この実施形態によれば、隣り合う接着点間の最も長い非接着距離が共通の長さの75%未満となるように、結合手段により第一の吸収部材を第二の吸収部材に固定できる。さらに、隣り合う接着点間の最も長い非接着距離が共通の長さの50%未満となるように、結合手段により第一の吸収部材を第二の吸収部材に固定してよい。さらに、隣り合う接着点間の最も長い非接着距離が共通の長さの25%未満となるように、結合手段により第一の吸収部材を第二の吸収部材に固定してよい。あるいは、実質的に共通の長さ全体に沿って延びる結合手段により第一の吸収部材を第二の吸収部材に固定してもよい。好ましい実施形態では、結合手段70は、第一の吸収部材と第二の吸収部材の縦中央線に沿った縦に延びる接着ライン又はストライプの形態であり、ストライプの幅は第一の吸収部材の幅より狭い。さらに、好ましくは、結合手段は、第一の吸収部材の横端領域の幅全体を実質的に横切って延びる。好ましい実施形態では、結合手段は、実質的に第一の吸収部材の長さ全体に沿って延びる。 【0034】図4bに示すように、第一の吸収部材30は、任意にトップシート32と吸収芯34の間に液体獲得層46を有してもよい。液体獲得層46は、滲出液の吸収芯34の上と中への滲み通りを改善する等幾つかの機能を有することができる。滲出液の滲み通りが改善されると、獲得層が滲出液を吸収芯にさらに均一に分配できるようになる。獲得層46は、ポリエステル、ポリプロピレン又はポリエチレン等の合成繊維、綿又はセルロース等の天然繊維、これらの繊維の混合物又は任意の等価な物質又はこれらの物質の組み合わせの不織ウェブ又は織ウェブ等の幾つかの異なる物質から構成できる。好ましい実施形態では、獲得層46を、例えば接着剤、熱結合技術等のウェブを結合するための任意の従来技術により、トップシートに結合できる。好ましい実施形態では、液体獲得シートは、横端領域の幅が中央領域の幅より広い輪郭形状をしている。 【0035】図1乃至図4bに示すように、本発明の複合生理用ナプキンはさらに第二の吸収部材50を含む。好ましくは、第二の吸収部材50は液体透過性トップシート52、トップシート52と結合した液体不透過性バリヤシート54を含み、任意に吸収要素56を含む。吸収要素56があるときは、トップシート52とバリヤシート54の間に位置する。 【0036】第二の吸収部材50のトップシート52は、生理用ナプキン、使い捨ておむつ等に通常使用される任意の液体透過性物質でよく、例えば、第一の吸収部材30のトップシート32に有用であるとして前述した任意の物質である。好ましいトップシート52は開口成形フィルムからなる。開口成形フィルムは体滲出液に対し透過性だが非吸収性であり、液体が戻って着用者の肌を再び濡らす傾向が少ないので、トップシートとして好ましい。従って、体に接触する成形フィルムの面は乾燥したままであり、体が汚れにくくなり着用者によってより快適になる。 【0037】吸収要素56は、生理用ナプキン、使い捨ておむつ等に通常使用される任意の吸収性物質でよく、第一の吸収部材30の吸収構造体33及び/又は吸収芯34に有用であるとして前述した任意の物質でよい。しかし、第一の吸収部材の吸収芯34が体液のほとんどを吸収して含むので、第二の吸収部材50の主な機能は、吸収した液体が第一の吸収部材から漏れ又は第一の吸収部材を迂回して、使用者の衣服を汚すことを防ぐことである。好ましくは吸収芯34が使用中に体液のほとんど又は実質的に全てを吸収することが意図されているので、その吸収能力は好ましくは吸収要素56よりかなり大きいかあるいは幾らか大きく、吸収要素56は幾らか薄く、かさ高さが小さく、及び/又は吸収芯34より吸収能力が小さい物質から形成でき最も好ましくはそのように形成する。従って、本発明の任意の実施形態によれば、吸収要素56の全吸収能力は吸収芯34より幾らか少ない。例えば、ペーパータオル又はトイレットティシュに通常使用されるペーパーティッシュを1枚又は複数枚重ねて吸収要素56を形成してもよい。好ましくは、吸収要素56を約1枚乃至約5枚のペーパーティシュから形成する。基本重量が約24g/m2 乃至約48g/m2 で見掛け密度が約0.10g/cm3 乃至約0.12g/cm3 の1以上の枚数のペーパーティシュが、吸収要素56として使用するのに十分満足できることが見出された。湿潤強力樹脂とラテックスバインダーを使って吸収要素に使用するペーパーティシュにさらに強度を加えることができ、また加えることが好ましい。 【0038】第二の吸収部材は吸収要素56を含んでも含まなくても製造できる。好ましくは、体液の全てあるいはほとんどを第一の吸収部材の吸収芯により吸収して保持するので、第二の吸収部材50は、第一の吸収部材から放出される又は第一の吸収部材を迂回する比較的少量の液体で使用者の衣服が汚れるのを防ぐことだけが必要とされる。従って、比較的少量の液体だけが第二の吸収部材と接触することが予測されるので、吸収要素56は第二の吸収部材内に液体を留めそれらが使用者の衣服を汚すのを防ぐ必要はない。 【0039】バリヤシート54は液体(例えば、月経血及び/又は尿)に不透過性の柔軟な物質から構成して、第一の吸収部材から出る又は迂回する滲出液及び吸収要素56に吸収され含まれる滲出液が使用者の下着と接して汚すことを防ぐ。使用の際、バリヤシート54は吸収要素56と使用者の下着の間に挟まれる。ここで用いる「柔軟」の用語は、柔らかく、従順性で人体の形状に容易に適合する物質をいう。従って、バリヤシート54は、液体不透過性に処理された織布又は不織布、ポリエチレン又はポリプロピレンの熱可塑性プラスチックフィルム等の薄いポリマーフィルム又はフィルムコート不織物質等の複合物質から構成できる。好ましくは、バリヤシートは、約0.012mm(0.5ミル)乃至約0.015mm(2.0ミル)の厚みのポリエチレンフィルムである。ポリエチレンフィルムは、例えば、Clopay Plastic Products Co.(住所、45202 、オハイオ州、シンシナティ、ウォールナッツ・ストリート312)、Huntsman Packaging(住所、23603 、バージニア州、ニューポート・ニュース、エンタープライズ・ドライブ230)、Tredegar Industries(住所、23225 、バージニア州、リッチモンド、ボルダース・パークウェイ1100)、Exxon Chemical Co.(住所、60089 イリノイ州、バッファロ・グローブ、ウェスト・レイク・クック・ロード750)により製造されている。好ましくは、バリヤシートはエンボス加工及び/又はマット仕上げしてより布様外観に近づける。さらに、バリヤシートは、吸収要素56から蒸気を通すが(即ち、呼吸可能)、滲出液がバリヤシートを通り抜けるのは防ぐようにしてもよい。 【0040】好ましくは、第二の吸収部材50には、複合生理用ナプキン20を使用者の下着の股部分に固定するための接着剤取付手段58等の取付手段が設けられる。従って、バリヤシート54の外面又は衣服面55の一部又は全部を接着剤でコーティングする。好ましい実施形態では、接着剤58の少なくとも一部を第二の吸収部材の縦側端21付近のバリヤシート54の衣服面55に配置する。この技術分野でかかる目的に使用する任意の接着剤又はのりを、ここで接着剤として使用できるが、感圧接着剤が好ましい。好適な接着剤の例には、HL1417xzp接着剤とHL1491xzp接着剤(セントポールのHB Fuller Corporation から市販)、MN55110又はH2262接着剤及びH2543接着剤(53226、ウィスコンシン州、ワウワトサのATO Findley Inc.から市販)等のホットメルト接着剤がある。感圧接着剤は、使用前に下着の股部分以外の面に接着したり乾いたりしないように、取り外し可能な剥離ライナー59で一般に覆われている。かかる目的に通常使用される市販の剥離ライナーはいずれも使用できる。好適な剥離ライナーは07605 、ニュージャージー州、レオニアのTekkote Corporation から市販されている。本発明の複合生理用ナプキン20は剥離ライナー50を取り除いて、次に接着剤58が下着と接触するように生理用ナプキンを下着に付けて使用する。接着剤58は使用中生理用ナプキンを下着内の所定の位置に止める。 【0041】好ましくは、本発明の第二の吸収部材は比較的薄く柔軟である。好ましくは、第二の吸収部材の厚みは約3.0ミリメートル未満であり、より好ましくは約2.6ミリメートル未満であり、より好ましくは約2.2ミリメートル未満であり、最も好ましくは約2.0ミリメートル未満である。複合生理用ナプキン、第一の吸収部材又は第二の吸収部材、さらにそれらの様々な領域の厚みは通常以下のテストで測定する。比較計器、特にダイアル・インディケーター・モデル482の付いたアメス・モデル130(マサチューセッツ州、ワルサムのB.C Ames Companyから入手可能)が必要である。比較計器は、重さが10.0gで接着面積が5.16cm2 のアルミニウム製円形比較脚がなければならない。比較計器をゼロにする。80.0gのステンレス鋼重りを比較ダイアルの上を延びるスピンドルに載せる。比較脚を上げて、吸収部材(下着接着剥離紙は全て取り除いてコーンスターチをまぶす)を衣服面を下向きにベースプレートに載せる。脚を下げたとき、測定に好都合なように脚が吸収部材領域に入るように、吸収部材をベースプレートに配置する。評価する吸収部材の面は滑らかでなければならず、吸収部材においてしわが無いようにしなければならない。脚を静かに第二の吸収部材の上に下げて、脚が吸収部材に接した後30秒後に、比較ダイアル30を読んで厚みを測定する。 【0042】図1に示すように、好ましくは、第二の吸収部材50は長さ60と幅61を有する。好ましくは、第二の吸収部材の長さは約20cm乃至40cm、より好ましくは約25cm乃至35cm、最も好ましくは約30cmである。応力がかかっていない状態では任意の断面をとることができるが、第二の吸収部材の幅は好ましくは約5cm乃至15cm、より好ましくは約5cm乃至10cm、最も好ましくは約5cm乃至8cmである。本発明のこの実施形態では、第一の吸収部材30と第二の吸収部材50は端領域27と29において共通の長さ65と共通の幅を有する。 【0043】図2及び図3乃至図4bの断面図に示すように、第二の吸収部材50の厚みはその幅よりかなり小さい。第一の吸収部材は第二の吸収部材とは異なる機能を発揮するので、第一の吸収部材と第二の吸収部材を形成する物質の寸法、性質及び特徴は互いに異なっていてもよい。第一の吸収部材の1つの主な機能は体液を吸収して含むことである。さらに、好ましくは、第一の吸収部材は使用者のそけい領域内に快適にフィットするようなサイズと形である。従って、中央領域における第一の吸収部材の幅及び/又は直径は、使用者のそけい領域内に快適に収まるようなサイズでなければならない。任意に、第一の吸収部材の一部は使用時に陰唇内にフィットしてもよい。好ましい実施形態では、第一の吸収部材は、使用時に、使用者のそけい領域の少なくとも一部との接触を保ち、使用者の大陰唇をゆるやかに圧迫するのに十分な容積を有する。露出した陰唇を含む女性性器は一般に軟体組織であるので、第一の吸収部材を構成する物質は、使用者にとって非刺激的で及び/又は不快とならないように、快適で比較的柔らかいことが重要である。これに対し、第二の吸収部材の1つの主な機能は、第一の吸収部材から出る又は第一の吸収部材を迂回する吸収した液体が使用者の衣服を汚すのを防ぐことである。 【0044】本発明の好ましい一実施形態によれば、第一の吸収部材と第二の吸収部材は実質的に長方形で、第二の吸収部材の幅は第一の吸収部材の幅の少なくとも1.5倍、好ましくは2倍、最も好ましくは3倍乃至8倍である。他の好ましい実施形態によれば、中央領域における第二の吸収部材の幅は中央領域における第一の吸収部材の幅の約1.5倍であり、横端領域における第二の吸収部材の幅は第一の吸収部材の幅の約2倍である。より好ましくは、中央領域における第二の吸収部材の幅は中央領域における第一の吸収部材の幅の少なくとも2倍である。最も好ましくは、中央領域における第二の吸収部材の幅は中央領域における第一の吸収部材の幅の約3倍乃至約8倍である。好ましくは、複合生理用ナプキンに応力にかからないときは、第二の吸収部材の長さは第一の吸収部材と大体同じである。しかし、第二の吸収部材が第一の吸収部材より幾らか長くても、効果的に機能することができる。 【0045】図1に示すように、第一の実施形態によれば、複合生理用ナプキン30は、第一の端領域27、中央領域28及び第二の端領域29を有する。図示するように、第一の吸収部材と第二の吸収部材は両方共ほぼ長方形である。ほぼ長方形の第二の吸収部材が図示されているが、第二の吸収部材の他の好適な形の例として、限定はしないが、楕円、砂時計形、犬の骨の形、非対称形等がある。 【0046】図5は本発明の他の好ましい実施形態を示し、この複合ナプキンには2つのサイドフラップ19が設けられている。この実施形態によれば、2つのサイドフラップ19は第二の吸収部材50の吸収要素56の側端の隣りにあって、そこから横方向に延びる。フラップ19は柔軟で、股領域において着用者のパンティの端に折り畳まれる形をしていて、フラップは着用者のパンティの端と着用者の腿の間に位置する。フラップは少なくとも2つの目的を果たす。第一は、好ましくは下着の端に沿って二重の壁バリヤを形成して、着用者の体とパンティを月経液体で汚すのを防ぐことである。第二は、フラップの衣服対向面に接着手段を設け、フラップを下着の下に折り返して下着の衣服対向面に接着させて生理用ナプキンを下着に適切に配置することである。 【0047】他の好ましい実施形態では、フラップは第二の吸収部材のトップシートとバックシートが一体になって接触しながら延出した積層体からなる。この実施形態によれば、トップシートとバックシートが吸収要素56の端から外側へ横方向に単に延長して、フラップを形成する。しかし、フラップは第二の吸収部材の構成層(即ち、トップシート又はバリヤシート)の一体連続した延出部である必要がなく、別の要素であって第二の吸収部材に固定してもよい。さらに、フラップは単一の基体又は他の積層構造体から構成できる。しかし、好ましくは、フラップは液体不透過性バリヤシートで、フラップに達した滲出液が着用者のパンティの端を汚すのを防ぐ。 【0048】さらに、任意に、フラップに吸収性物質の薄層を設けてもよい。好ましくは、薄層は、下着の股領域に置いたときに薄層が着用者のパンティの端を超えて延びるのに十分な長さで、縦側端から外側へ横方向に延びる。理論的には、比較的少量の月経血だけがフラップに達するので、比較的少量の吸収性物質がフラップにあるのが望ましい。その量は、フラップに達した滲出液がさらに保護されていない部分に流れるのを防ぐのに十分な量である。吸収性物質はティシュ又は吸収要素56の比較的薄い延長部でよい。ただし、フラップ内の吸収性物質は比較的柔軟性が高くなければならない。 【0049】本発明の複合生理用ナプキン20の第二の吸収部材50に使用するのに適した又は使用できるフラップが付いた多くの生理用ナプキンが、1987年8月18日に登録されたVan Tilburg の米国特許第4,687,478号、1986年5月20日に登録されたVan Tilburg の米国特許第4,589,876号及び1986年8月26日に登録されたMattingly の米国特許第4,608,047号に示されている。これらの特許はその全てをここに参考として取り込む。 【0050】好ましくは、フラップは、第二の吸収部材又は第二の吸収部材と第一の吸収部材の両方のトップシートの上に折り畳む。特に、各フラップは、第二の吸収部材の縦側端と一致する近位端と、近位端と相対する自由に延びる遠位端とを有する。好ましくは、フラップは、フラップを使用時に下着の下側に取り外し可能に取り付ける接着剤等の接着手段を、フラップの衣服対向面に有する。フラップの遠位端を第二の吸収部材のトップシート上に折り畳み、好ましくは、複合生理用ナプキンの着用者が使用する前にこの向きに取り外し可能に固定する。フラップを折り畳んだ向きに取り外し可能に固定する一方法は、1つのフラップから複合ナプキンのトップシートを横切って他方のフラップまで延びて、フラップの衣服対向側の接着剤に取り外し可能に固定される1片の剥離紙による。 【0051】あるいは、図6に示すように、フラップの遠位端が、結合手段70と第一の吸収部材の縦側端の中間領域で、第一の吸収部材30と第二の吸収部材50の間に挿入されるように、フラップを第二の吸収部材のトップシートの上に折り畳んでもよい。従って、この実施形態によれば、第一の吸収部材の中央領域にある結合手段の幅は第一の吸収部材の幅より狭い。結合手段が第一の吸収部材の縦側端から内側に位置しているので、第一の吸収部材と第二の吸収部材の間にポケットの形で非固定領域が存在する。フラップの遠位端を第一の吸収部材と第二の吸収部材の間にあるこの領域即ちポケットに挿入して、使用者が複合生理用ナプキンを使用する前にこの向きに保持してもよい。もちろん、フラップの長さ(近位端と遠位端の間を測定する)によっては、フラップ本体内に第二の折り目(図示せず)を形成してこの第二の折り畳み領域を第一の吸収部材と第二の吸収部材の間に挿入することが好ましい場合がある。 【0052】第一の吸収部材30及び/又は第二の吸収部材50の個々の構成部品を、複合生理用ナプキンの着用時に特に縦方向に伸びることができる(特に、伸縮可能な)構成部品から構成してもよい。好ましくは、複合生理用ナプキンは縦方向に、非伸縮長の約15%乃至約40%だけ伸びることができる。このように伸びることができると、使用時によくフィットし、快適で、複合生理用ナプキンを着用者の下着に取り付けているときの汚れが減る。 【0053】好ましくは、第二の吸収部材を、複合生理用ナプキンを着用したときに横方向にも伸びる構成部品から構成する。好ましくは、複合生理用ナプキンは横方向に、非伸縮長の約15%乃至約40%だけ伸びることができる。第一の吸収部材と第二の吸収部材の両方のトップシートを、弾性、三次元、液体透過性のポリマーウェブから構成できる。 【0054】図7及び図8は本発明の複合生理用ナプキン20の他の好ましい実施形態を示し、この実施形態では第一の吸収部材30と第二の吸収部材50は異なる長さと幅を有する。第一の吸収部材30の長さ40は第二の吸収部材50の長さ60より幾らか短い。 【0055】本発明の複合生理用ナプキンの幾つかの非限定的実施形態を図9乃至図17に示す。Z形折り畳み弾性部材45を有する第一の吸収部材の例を図9に示す。この実施形態によれば、吸収芯34は、第一の吸収部材30のトップシート100と弾性部材45の間にある。弾性部材45の断面が実質的にU字形であるため、第一の吸収部材30の断面がほぼU字形になる。好ましくは、弾性部材45の弾力性は、吸収芯内に吸収されて含まれる体滲出液の存在により影響を受けない。弾性部材45の持続弾力性により、第一の吸収部材が使用中に継続して着用者の体と密接するのが可能となる。吸収芯34をトップシート32と弾性部材45の間に配置することは、吸収芯34とトップシート32が密接することを助ける。弾性部材によりかかる圧力又は結合によってトップシートと吸収芯の間が密着すると、液体がトップシートから下にある吸収芯の中へ移行するのが促される。 【0056】図10は、本発明の複合生理用ナプキン20の他の実施形態の縦軸に沿った断面図を示す図である。第一の吸収部材30に含まれる吸収芯34は、相対的低密度層72、相対的高密度層73、複数の弾性繊維74及び高密度層73の上と中に分散している吸収ゲル化物質75からなる。吸収ゲル化物質75は主に第一の吸収部材30の第一の端領域27及び第二の端領域29内に分散している。相対的低密度層72は好ましくは熱結合エアレイド物質を含む。相対的高密度層73は好ましくは熱結合エアレイド物質を含む。弾性繊維は好ましくはポリエステル毛管溝繊維である。 【0057】図11は複合生理用ナプキン120の他の実施形態を示す図である。複合生理用ナプキン120は第一の吸収部材130と第二の吸収部材150を含む。第一の吸収部材130は、開口成形フィルムトップシート132、獲得要素140、分散要素145、吸収芯層150、第一の弾性部材155、第二の弾性部材157及びバリヤ層135を含む。トップシート132とバリヤ層135は各々の外周端マージンに沿って互いにシールされてフランジシール136を形成し、吸収芯層150、第一の弾性部材155及び第二の弾性部材157を十分に包み込む。第一の弾性部材155は実質的に第一の吸収部材130の長さ全体にわたって延びる。第一の弾性部材155は好ましくはポリマー毛管溝繊維を含む。第二の弾性部材157は好ましくはナイロンモノフィラメントを含み、断面が実質的に円形となるように配置され、獲得要素140と吸収芯150の内面の近くで互いに固定される。図11に示すように、第二の弾性部材157は実質的に第一の吸収部材130の中央領域に位置する。 【0058】図12は、本発明の複合生理用ナプキン20の他の実施形態の断面図を示す図である。吸収芯34は毛管溝繊維をカーディングした不織層を含む。不織層を巻いて多層とする。好ましくは、マスキング要素77を毛管溝繊維の不織層の中に入れる。好適なマスキング要素は液体不透過性フィルムである。他の好適なマスキング要素の例は成形フィルムである。任意に、吸収性ゲル化物質等の吸収性物質を毛管溝繊維の不織層の中に入れることができる。断面がほぼ円形である毛管溝繊維の不織層を図12に示すが、毛管溝繊維層は長方形、三角形、楕円、U字形、Z形折り畳み等様々な形に製造できる。 【0059】図13は複合生理用ナプキン200の他の好ましい実施形態を示す図である。複合生理用ナプキン200は第一の吸収部材210と第二の吸収部材220を含む。第一の吸収部材210は好ましくはトップシート212、吸収芯214、弾性部材216及びバリヤ層235を含む。図13に示すように、弾性部材216の断面は実質的に逆U字形である。従って、第一の吸収部材210も同様に実質的に逆U字形である。好ましくは、弾性部材216は実質的に第一の吸収部材210の長さ全体にわたって延びる。トップシート212とバリヤシート235は各々の外周端マージンに沿って互いにシールされてフランジシール236を形成し、吸収芯214と弾性部材216を包み込む。 【0060】図14は本発明の複合生理用ナプキン240の他の好ましい実施形態を示す図である。複合生理用ナプキン240は、好ましくは、トップシート32、バリヤシート35を有する第一の吸収部材245及び第二の吸収部材250を含む。トップシート32とバリヤシート35の周端マージン付近をシールしてフランジシール36が形成されている。図14に示すように、複合生理用ナプキン240は好ましくは実質的に水平なセグメント255と上方に湾曲したセグメント257を有する。水平セグメント255は第一の端領域27と中央領域28内にある。上方湾曲セグメント257は第二の端領域29内にある。好ましくは、上方湾曲セグメント257には、十分な張力を付与して第二のセグメント257内に曲率を生成する張力手段がある。好適な張力手段の例には、限定はしないが、張力トップシート、弾性物質、ネジ、フィルム又は所望の張力を付与する任意の好適な手段がある。任意に、第一の端領域27内にあるセグメントも上方に湾曲してもよい。 【0061】図14に示すように、第一の吸収部材245と第二の吸収部材250はそれらの共通長全体にわたって互いに結合している。即ち、それらはセグメント255及び257にわたって互いに結合している。任意に、図15に示すように、第一のセグメント255において互いに結合し、後方のセグメント257において互いに分離していてもよい。この実施形態では、第二の吸収部材250は、応力がかかっていない状態では、セグメント255及び257と実質的な同一面に留まる。第二のセグメント257内にある第一の吸収部材245は第二の吸収部材250から離れて上方へ曲がり、第二の吸収部材250から分離する。セグメント257は第二の端領域29にほぼ対応する。第一の吸収部材は第一の端領域27でも上方へ曲がってもよい。 【0062】図16及び図17は本発明の複合生理用ナプキンの他の実施形態を示す図である。複合生理用ナプキン320は、セグメント化された第一の吸収部材330と第二の吸収部材340を有する。第一の吸収部材は個々の吸収要素331,332及び333を含み、これらが一緒になって第一の吸収部材330を形成する。図16及び図17に示すように、セグメント331は第一の端領域27内に全体があり、セグメント332は中央領域28内に全体があり、セグメント333は第二の端領域29内に全体がある。任意に、第一の吸収部材は、端領域27及び29から中央領域28内へ延びる2つの部分から構成されてもよい。任意に、第一の吸収部材は4以上の個別の部分から構成されていてもよい。図16及び図17には複合生理用ナプキンの長さにわたって延びる多数の部分からなる第一の吸収部材が示されるが、複合生理用ナプキンには第一の吸収部材がない幾つかのセグメント又は領域が存在することが望ましい。例えば、第一の端領域27と中央領域28は第一の吸収構成部分を含むが、第二の端領域29は第二の吸収部材しか含まない。さらに、これらの異なる領域にある第一の吸収部材は特定の機能を果たすように設計でき、従って所望の機能を果たす物質から製造できる。例えば、中央領域28内にある第一のセグメント332はセグメント331又はセグメント333より吸収能力が大きい物質を含んでもよい。なぜなら、セグメント332は直接体液を受けるように配置されているのに対し、要素又はセグメント331又は333は中央領域28にあるセグメント332より受ける量が少なく吸収能力も小さくてよいからである。 【0063】第一の吸収部材の長さにわたって厚みの程度が変化するような第一の吸収部材を有する複合生理用ナプキンが望ましい場合がある。例えば、第一の吸収部材の中央領域は端領域に比べて厚くてもよい。あるいは、第一の吸収部材の中央領域は端領域に比べて薄くてよい。 【0064】本発明の特別の実施形態について図示し説明してきたが、本発明の精神と範囲から逸脱することなく他の様々変更や改変が当業者には明らかである。従って、特許請求の範囲において、本発明の精神内にあるかかる変更や改変の全てを含むことが意図されている。 【0065】好適な実施態様を以下に示す。 (1)前記第一の吸収部材と前記第二の吸収部材の長さが共通する請求項1に記載の生理用ナプキン。 (2)前記バックシートが液体不透過性柔軟ポリマーフィルムである請求項1に記載の生理用ナプキン。 (3)前記第一の吸収部材の長さが前記第二の吸収部材の長さより短い請求項1に記載の生理用ナプキン。 (4)前記第一の吸収部材の幅が約10mm乃至65mmである請求項1に記載の生理用ナプキン。 (5)前記第一の吸収部材の長さが約2cm乃至35cmである請求項1に記載の生理用ナプキン。 【0066】(6)前記第一の吸収部材の長さが約10cm乃至35cmである請求項1に記載の生理用ナプキン。 (7)前記第一の吸収部材の長さが約20cm乃至24cmである請求項1に記載の生理用ナプキン。 (8)前記第一の吸収部材のトップシートは、織布、不織布、開口成形熱可塑性プラスチックフィルム、開口プラスチックフィルム、水素改質熱可塑性プラスチックフィルム、有孔発泡体、網状発泡体、網状熱可塑性プラスチックフィルム及び熱可塑性プラスチックスクリムからなる群から選択される請求項1に記載の生理用ナプキン。 (9)前記不織布が、天然繊維、ポリエステル繊維、ポリプロピレン繊維、ポリエチレン繊維及びこれらの組み合わせからなる群から選択される物質を含む実施態様(8)に記載の生理用ナプキン。 (10)前記第一の吸収部材が、さらに、使用時に通常の生理用ナプキンの着用条件下で折れと永続的変形に抵抗できる弾性部材を含む請求項1に記載の生理用ナプキン。 【0067】(11)前記弾性部材が、ナイロン、ポリプロピレン、ポリウレタン、ポリエチレン、ポリエステル、合成ゴム、合成成形フィルム、天然ゴム、スポンジ及びこれらの組み合わせからなる群から選択される物質から形成される実施態様(10)に記載の生理用ナプキン。 (12)前記第二の吸収部材が輪郭形状を有する請求項1に記載の生理用ナプキン。 (13)前記第二の吸収部材は、両方の横端領域が中央領域より広く、縦側が湾曲している実質的に砂時計形である請求項1に記載の生理用ナプキン。 (14)前記第二の吸収部材が、両方の横端領域が中央領域より広く、中央領域の縦側が実質的に平行で真っ直ぐである犬の骨の形である請求項1に記載の生理用ナプキン。 (15)前記第一の吸収部材と前記第二の吸収部材を組み合わせた厚みが5mmより大きく、前記中央領域における前記第一の吸収部材の幅が約10mm乃至30mmである請求項1に記載の生理用ナプキン。 【0068】(16)前記第一の吸収部材と前記第二の吸収部材を組み合わせた厚みが5mmより小さく、前記中央領域における前記第一の吸収部材の幅が約10mm乃至約40mmである請求項1に記載の生理用ナプキン。 (17)前記第一の吸収部材のトップシートが開口フィルムであり、前記第二の吸収部材のトップシートが不織布である請求項1に記載の生理用ナプキン。 (18)前記結合手段の幅が前記第一の吸収部材より狭く、前記横端領域において前記結合手段の幅が前記第一の吸収部材の幅と実質的に同じである請求項1に記載の生理用ナプキン。 (19)前記複合生理用ナプキンが、前記第二の吸収部材の側端の隣でそこから外側に横方向に延びる2つの柔軟なサイドフラップを有し、前記フラップが使用時に股領域において前記着用者の下着の端で折り返され、各フラップは前記第二の吸収部材の縦側端と一致する近位端と、前記近位端と相対する自由に延びる遠位端とを有する請求項1に記載の生理用ナプキン。 (20)前記フラップの下着対向面に接着手段が設けられている実施態様(19)に記載の生理用ナプキン。 【0069】(21)前記フラップが、前記第二の吸収部材のトップシートとバリヤシートが一体に接触しながら延出した積層体からなる実施態様(20)に記載される生理用ナプキン。 (22)前記フラップが、ナプキンの使用者が着用する前に、前記第二の吸収部材のトップシートの上に折り畳まれて、一方のフラップから前記複合生理用ナプキンのトップシートを横切って他方のフラップへ延びて、前記フラップの衣服対向側にある接着剤に取り外し可能に固着する一片の剥離紙により前記折り畳み位置に取り外し可能に維持される実施態様(19)に記載の生理用ナプキン。 (23)前記フラップが前記第二の吸収部材のトップシートの上に折り畳まれて、前記フラップの遠位端が、前記結合手段と前記第一の吸収部材の縦側端の中間領域において、前記第一の吸収部材と前記第二の吸収部材の間に挿入される実施態様(19)に記載の生理用ナプキン。 【0070】 【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、大部分の滲出液を吸収保持する第一の吸収部材と滲出液で下着を汚すのを防ぐ第二の吸収部材を有する複合生理用ナプキンを提供できる効果がある。
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| 【出願人】 |
【識別番号】591252839 【氏名又は名称】マクニール−ピーピーシー・インコーポレイテッド 【氏名又は名称原語表記】MCNEIL−PPC,INCORPORATED
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| 【出願日】 |
平成12年11月8日(2000.11.8) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100066474 【弁理士】 【氏名又は名称】田澤 博昭 (外1名)
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| 【公開番号】 |
特開2001−314438(P2001−314438A) |
| 【公開日】 |
平成13年11月13日(2001.11.13) |
| 【出願番号】 |
特願2000−341015(P2000−341015) |
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