| 【発明の名称】 |
がんの熱浸透治療システム |
| 【発明者】 |
【氏名】赤井 孝司
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| 【要約】 |
【課題】
【解決手段】 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 癌の治療システムにあって、生体外あるいは生体内に留置する熱による加温手段と、生体温度検出手段と、加温装置を制御する制御手段とを備えることを特徴とする熱浸透治療システム。 【請求項2】請求項1記載の熱浸透治療システムにあって、制御装置が加温装置あるいはその近辺に置かれた温度検出装置と、加温装置から生体組織を隔てて置かれた温度検出装置とから得られた測定値を基に、生体組織の温度分布を計算する手段を備えることを特徴とする熱浸透治療システム。 【請求項3】 請求項1記載の熱浸透治療システムにあって、加温装置が腔内に留置するために防水皮膜で覆った柔軟な導線により、給電および制御信号伝達の手段を備えることを特徴とする熱浸透治療システム。 【請求項4】 請求項1記載の熱浸透治療システムにあって、温度検出装置が加温装置あるいはその近辺と、加温装置から生体組織を隔てた1個所または複数個所とに留置することを特徴とする熱浸透治療システム。 【請求項5】 請求項1記載の熱浸透治療システムにあって、肺、気管、口腔等に、前記の制御手段と加温装置によって所定の温度に加温された気体を噴出する加温装置を備えることを特徴とする熱浸透治療システム。 【請求項6】 請求項1記載の熱浸透治療システムにあって、加温装置が液体あるいは気体を封入したバルーン内に構成され、消化器官、費尿器官等生体内に容易に挿入する手段を備えることを特徴とする熱浸透治療システム。 【請求項7】 請求項1記載の熱浸透治療システムにあって、制御装置が設定温度と設定時間とを自動で制御し、一定時間の加温あるいは断続的な加温等異なる加温パターンで行う手段を備えることを特徴とする熱浸透治療システム。 【請求項8】 請求項1記載の熱浸透治療システムにあって、生体の特定の部位を加温するのに加え、他の部位を冷却する手段を備えることを特徴とする熱浸透治療システム。 【請求項9】 請求項1記載の熱浸透治療システムにおいて、制御装置のコンピュータプログラムにより、加温装置のアクティブな変化に対する応答を、温度検出装置により検出、フィードバックして解析し、生体内部温度を推定する手段を備えることを特徴とする熱浸透治療システム。
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【発明の詳細な説明】【0001】[発明の属する技術の分野]本発明は、がん治療のためのシステムに関する。 【0002】[従来の技術]従来、がん治療においては、手術による摘出、抗がん剤、放射線治療等が行われているが、いずれも生体のダメージがある場合、効果が完全でなく転移・再発を防止できない場合があり、また、ハイパーサーミアでの温熱治療システムにあっても、加温のために電磁波等を使用することによる正常細胞への影響あるいは温度検出・制御の精度が完全でないため、十分な効果を得られない場合がある等の問題があった。 【0003】[発明が解決しようとする課題]正常生体細胞への被害を少なく、癌細胞を消失あるいは抑制するがんの治療システムを実現することが課題であり、放射線、抗がん剤等、正常細胞への副作用が解明されていないものを避け、熱源により安全に加温し、癌細胞の消失あるいは抑制を図ることができるがんの治療システムの実現を目的としている。 【0004】また、本発明は、癌の検査方法が、完全とは言えないことから、癌細胞の有無が確認されていない場合でも使用できる安全性の高い治療手段を提供することも目的としている。 【0005】[課題を解決するための手段]上記目的を達成するため、本発明の熱浸透治療システムにおいては、癌細胞が正常細胞に比べて、より低い温度、例えば摂氏42.5度で消失あるいは増殖が抑制されるという性質を利用し、正常細胞に重篤な被害を与えない範囲の温度、例えば摂氏44.5度以下の範囲で加温する手段を、熱による加温装置と、温度検出装置と、検出された温度と予め設定した温度と時間の条件により加温装置をコントロールする制御装置とを備えることにより実現する熱浸透治療システムである。 【0006】本発明の熱浸透治療システムの加温装置は、ヒーター等の発熱装置を制御装置の制御で、設定された温度に加温する機能を備え、人体の表皮あるいは消化器、泌尿器、呼吸器等の腔内に留置する。 【0007】本発明における温度検出装置は加温装置に密着あるいはその近辺に装着する検出装置と、加温装置から癌細胞の存在するあるいはその可能性のある部位を含む生体組織を隔てた位置に留置する他の一式または複数の温度検出装置で構成する。 【0008】本発明における制御装置はコンピュータを内臓し、加温温度、加温時間、加温パターン等を設定する手段と、設定された値と、温度検出装置から得られた測定値を基に、加温装置が正常細胞に被害を与えない一定範囲、例えば摂氏44.5度を超えない範囲の温度と時間間隔で、かつ、癌細胞の消失する温度、例えば摂氏42.5度を超えるように加温量を制御するコンピュータソフトウエアおよびハードウエアを備える。 【0009】上記のようなシステムにより、癌細胞の存在する部位あるいはその疑いのある部位を正常細胞に重篤な被害を及ぼすことなく加温し、癌細胞を消失あるいは抑制することができるのである。 【0010】また、加温装置の形態として、体表部への装着のほかに、消化器官、泌尿器官等の腔内への挿入を容易にする防水型あるいはバルーンに内臓する形態の装置を備える。 【0011】また、加温装置として気体を加温して噴出させる、肺、気管、咽頭癌等の治療用の形態の装置を備える。 【0012】さらに、目的の部位以外の温度上昇を抑えるための手段として、温度制御機能を持った冷却装置を備えることもできる。 【0013】[発明の実施の形態]本発明の実施の形態を実施例にもとづき図面を参照して説明すると、図1において、加温装置11と、温度検出装置12および13がヒトの生体15の体表に接して装着されており、さらに制御装置14が加温装置11と温度検出装置12および13と接続されており、加温装置11がコンピュータを内臓した制御装置14の指令で生体15を加温し、その熱が生体15内を浸透し癌細胞組織16を加温し、さらに反対側の体表に装着された温度検出装置13まで浸透する。 【0014】温度検出装置12は加温装置11の温度に極く近い温度を検出し制御装置14に送り出す、また、温度検出装置13は癌組織16を透過して加温された生体15の他の体表の温度を検出し、制御装置14に送り出す。 【0015】制御装置14は、上記の温度検出装置12および13で検出された温度値と、予め制御装置14内のコンピュータに設定された温度、時間および加温パターンを基に温度分布の推定を計算し、加温装置へ加温のための制御指令を出すようになっている。 【0016】図2は、本実施例の熱浸透治療システムの制御の流れを示すブロックダイアグラムであり、、入力インターフェイス22と、マイクロコンピュータ23と、プログラム群24と、出力インターフェイス25とで構成する制御装置14は、加温装置14と、温度検出装置12および13に接続されている。 【0017】上記のように構成した制御装置14は、諸設定値の入力21を受け記憶する手段と、温度検出装置12および13から測定値を入力インターフェイス22を通して受け記憶する手段と、上記の諸値を用いて温度分布を計算し加温器に指令を出すプログラム群24と、制御装置14のマイクロコンピュータ23からの指令を加温装置11に伝達する出力インターフェイスとで構成される。 【0018】[発明の効果]本発明は、以上に説明したように構成されているので、以下に記載されるような効果を発揮する。 【0019】正常細胞への重篤な影響なく、癌細胞を有効な温度と時間と加温パターンで加温することにより、効果的かつ安全な癌治療を可能にする。 【0014】また、従来の癌治療の方法では、正常細胞へのダメージが大きかったり、明確な効果が期待できなかった癌の転移、再発予防等にも適用でき、救命あるいはQOLの向上を図ることができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】595114838 【氏名又は名称】赤井 孝司
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| 【出願日】 |
平成12年5月10日(2000.5.10) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2001−314437(P2001−314437A) |
| 【公開日】 |
平成13年11月13日(2001.11.13) |
| 【出願番号】 |
特願2000−176072(P2000−176072) |
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