| 【発明の名称】 |
カイロ |
| 【発明者】 |
【氏名】的場 恒夫
【氏名】小林 幸夫
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| 【要約】 |
【課題】ライターやマッチ或いは電池などの電源による火種なしでも使用することができるカイロを提供しようとするもの。
【解決手段】気化したカイロ用燃料を圧電素子1による火花放電によって燃焼させ、この燃焼熱によって酸化触媒2での触媒反応を開始させるようにした。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 気化したカイロ用燃料を圧電素子による火花放電によって燃焼させ、この燃焼熱によって酸化触媒での触媒反応を開始させるようにしたことを特徴とするカイロ。 【請求項2】 前記圧電素子によりカイロ用燃料の収容タンクの上方の開孔と酸化触媒との間で火花放電を発生させるようにした請求項1記載のカイロ。 【請求項3】 前記圧電素子のスイッチを押すことに連動して空気ポンプを押すようにし、火花放電を発生させる際に空気を補給するようにした請求項1又は2記載のカイロ。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、ライターやマッチなどの火種や電池などの電源を全く必要としない新規なカイロに関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来より、ベンジンなどの燃料を用いたカイロが広く愛用されている。 【0003】ところでカイロでは、気化したカイロ用燃料は常温では酸化触媒と接触させても触媒反応を開始しない。よって、ライターやマッチなどの火種、或いは触媒部にヒーターを内蔵し、電池などの電源を用いて触媒反応を開始させている。この様に触媒反応を開始させる為には、火種が絶対に不可欠である。 【0004】このベンジンなどのカイロ用燃料は引火性が強く、その近傍でライターやマッチなどの火種を使用することは必然的に危険が伴う。また、炎を直接接触させて触媒反応を開始させるため、煤が触媒表面に付着したり、必要以上に炎を接触させた場合、高温になりすぎ触媒を傷め、性能を劣化させる欠点があった。さらに、電池などの電源を用いヒーターによって触媒反応を開始させる方法においても電池及び電池の収容ケースを本体とは別に携帯しなければならない不便性があった。 【0005】したがって、ライター・マッチ・電池などの火種となるものがない場合は、触媒反応が開始すなわち点火できないという問題があった。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】そこでこの発明は、ライターやマッチ或いは電池などの電源による火種なしでも使用することができるカイロを提供しようとするものである。 【0007】 【課題を解決するための手段】前記課題を解決するためこの発明では次のような技術的手段を講じている。 ■ この発明のカイロは、気化したカイロ用燃料を圧電素子による火花放電によって燃焼させ、この燃焼熱によって酸化触媒での触媒反応を開始させるようにしたことを特徴とする。 【0008】このカイロは、圧電素子の火花放電によって酸化触媒での触媒反応を開始させることができる。ここでカイロ用燃料として、ベンジンの他に液化可燃性ガスや液体燃料などの気化が可能なものを挙げることができる。 ■ 前記圧電素子によりカイロ用燃料の収容タンクの上方の開孔と酸化触媒との間で火花放電を発生させるようにしたこととしてもよい。 【0009】このように構成すると、各部を適切な位置に配置せしめることにより、酸化触媒での触媒反応をより円滑に開始させることができる。 ■ 前記圧電素子のスイッチを押すことに連動して空気ポンプを押すようにし、火花放電を発生させる際に空気を補給するようにしてもよい。 【0010】このように構成すると、カイロ用燃料の気化量が少し多い暖かい部屋内でこのカイロに予め点火しておいてから外に出掛ける場合、空気ポンプで空気を供給しカイロ用燃料の気化濃度を少し薄めて約2〜8%内となるようにすると、点火燃焼を円滑に行うことができる。暖かい部屋内で気化燃料の濃度が濃すぎても点火燃焼しにくいのである。 【0011】 【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図面を参照して説明する。 【0012】図1及び図2に示すように、この実施形態のカイロは、常温で気化したカイロ用燃料(ベンジン)を圧電素子1による火花放電によって燃焼させ、この燃焼熱によって酸化触媒2での触媒反応を開始させるようにしている。なお酸化触媒2は中蓋3内に配設しており、4は外蓋5に穿設した複数の空気供給孔である。 【0013】また前記圧電素子1(例えば圧電セラミックスなどに機械力を印加して発生する高電圧を火花放電させる)により、カイロ用燃料の収容タンク6の上方の気化燃料の供給量調整板7の開孔8(図2参照)と酸化触媒2との間の点火領域9(図1参照)で火花放電を発生させるようにしている。 【0014】すなわち、圧電素子1のスイッチ10を押してそのスパーク部11と導体12との間で火花放電を発生させ、気化したカイロ用燃料を点火領域9において燃焼させて酸化触媒2に点火する。 【0015】次に、この実施形態のカイロの使用状態を説明する。 【0016】圧電素子1の火花放電によって酸化触媒2での触媒反応を開始させることができるので、ライターやマッチなどの火種や電気的ヒーターの場合の電池などの電源なしでも使用することができるという利点がある。 【0017】また前記圧電素子1によりカイロ用燃料の収容タンク6の上方の開孔8と酸化触媒2との間で火花放電を発生させるようにしたので、各部を適切な位置に配置せしめることにより、酸化触媒2での触媒反応をより円滑に開始させることができるという利点がある。 【0018】更にカイロ用燃料の収容タンク6の上方の気化燃料の供給量調整板7の開孔8と酸化触媒2との間の点火領域9で火花放電を発生させるようにしており、カイロの外部では火を取り扱う必要がないので安全であるという利点がある。 【0019】ところで、圧電着火の際のベンジンの気化量は、前記供給量調整板7の開孔8の幅が約1.5〜2.0mm付近が好ましかった。またカイロ用燃料の燃焼限界範囲は、約2〜8%内であった。 【0020】なお、圧電素子のスイッチを押すことに連動して空気ポンプを押すようにし、空気を点火領域に補給して気化したカイロ用燃料を燃焼させ易くすることもできる(図示せず)。このような構造とすると、カイロ用燃料の気化量が少し多い暖かい部屋内で予めこのカイロに点火しておいてから外に出掛ける場合、空気ポンプで空気を供給しカイロ用燃料の気化濃度を少し薄めて約2〜8%内となるようにすると、点火燃焼を円滑に行うことができる。暖かい部屋内で気化燃料の濃度が濃すぎても点火燃焼しにくいのである。 【0021】 【発明の効果】圧電素子の火花放電によって酸化触媒での触媒反応を開始させることができるので、ライターやマッチ或いは電池などの電源による火種なしでも使用することができるカイロを提供することができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000135519 【氏名又は名称】株式会社ハクキン
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| 【出願日】 |
平成12年5月11日(2000.5.11) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100072213 【弁理士】 【氏名又は名称】辻本 一義
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| 【公開番号】 |
特開2001−314436(P2001−314436A) |
| 【公開日】 |
平成13年11月13日(2001.11.13) |
| 【出願番号】 |
特願2000−138717(P2000−138717) |
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