| 【発明の名称】 |
仙腸関節矯正用衣服 |
| 【発明者】 |
【氏名】清水 悟
|
| 【要約】 |
【課題】仙腸関節矯正用の帯ひもの着脱を簡単に行える衣服を得る。
【解決手段】ズボン12のウエスト部分から所定寸法だけ下側で、その生地の内側に、複数のベルト通し13を環状に逢着する。ベルト通し13に仙腸関節を締め付けるためのベルト11を通す。ベルト11はズボン12の前側のファスナー15部分でバックル16により締め付け力を調整する。ベルト11は、布製で一部にゴムを編み込んである。ズボン12を穿くと、ベルト11がちょうど仙腸関節14を締め付ける位置にある。まず、ベルト11を締め、仙腸関節に対して所定の押圧力を与える。ファスナー15を締め、ズボン12を穿く。その着脱に際してベルトの脱落、ずれがなく手間がかからない。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 腰部を覆う衣服であって、着衣したときその仙腸関節に対応する部位に仙腸関節を締め付けるための帯ひもが一体的に配設された仙腸関節矯正用衣服。 【請求項2】 上記帯ひもは衣服の内側に配された請求項1に記載の仙腸関節矯正用衣服。 【請求項3】 上記帯ひもはその締め付け力を調整可能とした請求項1または請求項2に記載の仙腸関節矯正用衣服。 【請求項4】 上記下肢を覆う衣服はスラックスまたはスカートである請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の仙腸関節矯正用衣服。 【請求項5】 上記帯ひもは衣服に対して着脱自在である請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の仙腸関節矯正用衣服。
|
【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は仙腸関節矯正用衣服、詳しくは腰部を締め付けて仙腸関節を矯正するためベルトを一体化した衣服に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、腰部、特に仙腸関節を外側から締め付ける用具としては帯状のベルトなどが知られている(特開平11−56887号公報)。このベルトは単に腰の所定部位に巻き付けて締め付けるものである。例えば下着の上から巻き付けて使用するものである。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】したがって、このベルトはスラックスなどとは別体で構成されていたため、例えば用便時などこれを着脱するのに時間がかかり、煩雑であった。特に腰痛などの人にあっては、手間がかかっていた。 【0004】 【発明の目的】そこで、この発明は、着脱に際しての取り扱いが容易な仙腸関節矯正用衣服を提供することを、その目的としている。 【0005】 【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明は、腰部を覆う衣服であって、着衣のときその仙腸関節に対応する部位に仙腸関節を締め付けるための帯ひもが一体的に配設された仙腸関節矯正用衣服である。帯ひもには革製または布製のベルト、ゴムひもなどを含む。着物用のちりめんの帯でもよい。帯ひもとしては、所定の伸縮性を有し、かつ、通気性を有する素材で形成することが好ましい。また、皮膚に触れやすい仕様では、皮膚に対して害を与えない素材でコーティングなどすることとする。仙腸関節に当接する部位は、個人差もあるが、骨盤の下側で5〜10cm程度の位置である。この部位に装着することにより帯びひものずれも生じないという利点もある。 【0006】請求項2に記載の発明は、上記帯ひもは衣服の内側に配された請求項1に記載の仙腸関節矯正用衣服である。衣服が特に外出着などの場合、帯ひもが衣服の内側に配されることが、外見において好ましい。室内着などではその外側に一体化してもよい。この場合、帯ひもの装着あるいは脱着がさらに容易である。 【0007】請求項3に記載の発明は、上記帯ひもはその締め付け力を調整可能とした請求項1または請求項2に記載の仙腸関節矯正用衣服である。調整する手段としては、周知のベルトの機構、乗用車、航空機などの座席のシートベルトの機構を用いることができる。また、ゴムを編み込んだ布製のベルトにより締め付け力を調整するようにしてもよい。 【0008】請求項4に記載の発明は、上記下肢を覆う衣服はスラックスまたはスカートである請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の仙腸関節矯正用衣服である。スラックス、スカートの裏面にあってこの発明を適用する場合は、そのスリット部分に帯ひもの締め付け力調整機構を配設する方が便利である。 【0009】請求項5に記載の発明は、上記帯ひもは衣服に対して着脱自在である請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の仙腸関節矯正用衣服である。 【0010】 【作用】請求項1〜請求項5に記載の発明によれば、衣服の着脱に際して帯ひもも同時的に着脱することができる。この際、衣服に帯びひもが一体化されているため、その帯ひもの装着、脱着がきわめて容易になる。特に衣服の内側に帯びひもを装着した場合、この衣服を着用した者にとってはきわめて有用である。もちろん、この帯ひもにより仙腸関節部位が締め付けられることにより、身体各部のバランスがとれることとなる。その結果、種々の部位の痛みなどを緩和することができる。また、運動、歩行などに際しての姿勢も矯正され、例えば臀部の筋力の向上、さらには健康増進などを図ることができる。特に、上体を脚で支えた姿勢をとる場合にこの帯ひもで仙腸関節を締め付けることが効果的である。身体が軽くなる。したがって、着座している場合などはこの帯ひもを外すことがよい。リラックスを促し、また、血行を良くすることとなる。 【0011】 【発明の実施の形態】以下、この発明の実施例を図面を参照して説明する。図1〜図3に示すように、この実施例にあっては、仙腸関節を締め付けるベルト11を内側に着脱自在としたズボン12を例にとって説明する。このズボン12はウエスト部分から所定寸法だけ下側で、ズボンの内側に、複数のベルト通し13,13、・・・を環状に逢着している。これらのベルト通し13には、仙腸関節矯正用のベルト11が通される。すなわち、このズボン12では、仙腸関節14を締め付けることができる位置にベルト11を通すことができる。このベルト11はズボン12の前側のファスナー15部分でバックル16により締め付け力を調整することができる。バックル16はズボン内側にて装着するため、薄型のものを使用することが好適である。その構造としては、ワンタッチで着脱可能なシートベルトタイプがある。ここで使用したベルト11は、例えば布製で一部にゴムを編み込んだものである。このゴムによって、常に一定の締め付け力を与えることができる。このようにズボン12を穿くと、ベルト11がちょうど仙腸関節14を締め付ける位置にある。よって、まず、ベルト11を締めることにより、仙腸関節に対して所定の押圧力を与える。そして、ファスナー15を締め、ズボン12を穿く。もちろん、このズボン12にもそのウエスト部分を別のベルトで締め付けることもできる。また、ベルト11をゆるめるときは、ズボン12のファスナー15を開け、バックル16を外す。この動作も簡単に行える。なお、上記ベルト通し13に代えて例えば面状ファスナーを使用することもできる。この場合、ベルト側に雌状の面状ファスナーを、ズボンの所定部位に雄状のそれを配設する。そして、これらのベルト通しまたは面状ファスナーはズボン内面に尻周りに沿って配設される。 【0012】また、上記実施例ではズボンに例をとって説明したが、腰部を覆う衣服であればこの発明を適用することができる。例えば、スカート、下着(パンツ、パンティストッキングなど)、運動着(レオタードなど)である。また、帯ひもは衣服の内側のみならず、外側に装着してもよい。例えばレオタード、水着などの場合は外側から装着する方が便利である。また、帯ひもとしてはベルトのみでなく、ゴムひも、幅広で尻部の大半を覆うようなものでもよい。弾性力を有して締めつけるタイプでも、布などのベルトでもよい。そのベルト幅も2〜3cmに限られることはない。さらに、この帯ひもについては他の機能付加してもよい。例えば磁気を放射可能なベルト、赤外線を放射可能に構成してもよい。なお、ベルトは、必ずしも着脱式に限られない。ズボンなどと一体化してあってもよい。トレーニングパンツなどでは所定の弾性力で締め付けるゴム製のベルトを所定位置に縫い込んであってもよい。 【0013】 【発明の効果】この発明によれば、仙腸関節矯正用の帯ひもを着脱をきわめて簡単に行うことができる。特に、老人、病人などにとって好適である。ズボンやスカートの着脱と併せて容易に行えるからである。その着脱に際して脱落などがなく手間がかからない。これは、当初の目的である仙腸関節の締め付けによる身体のバランス調整を容易にかつ確実に達成することができることを意味する。また、着座位、就寝位などのときはこの帯ひもを外すことにより、簡単に血行を促し、リラックスすることができる。
|
| 【出願人】 |
【識別番号】500148710 【氏名又は名称】清水 悟
|
| 【出願日】 |
平成12年4月6日(2000.4.6) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100094215 【弁理士】 【氏名又は名称】安倍 逸郎
|
| 【公開番号】 |
特開2001−286498(P2001−286498A) |
| 【公開日】 |
平成13年10月16日(2001.10.16) |
| 【出願番号】 |
特願2000−104386(P2000−104386) |
|