| 【発明の名称】 |
足温器 |
| 【発明者】 |
【氏名】中井 厚仁
【氏名】花田 徹
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| 【要約】 |
【課題】足収納部を深くして暖房効果を高めるとともに、足収納部への足の出し入れを容易にして、使い勝手をよくする。
【解決手段】燃料ガスと空気を酸化反応させて熱を発生させる触媒燃焼加熱部14を有する発熱部8と、この発熱部8によって加熱される足収納部1を有し、前記足収納部1の一部または全部を展開可能に構成したものである。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 燃料ガスを貯蔵する燃料タンク、前記燃料ガスと空気を酸化反応させて熱を発生させる触媒燃焼加熱部、前記触媒燃焼加熱部で発生する熱を検知して同触媒燃焼加熱部を任意の温度に制御する制御部を有する発熱部と、前記発熱部によって加熱される足収納部とを具備し、前記足収納部の一部または全部を展開可能に構成した足温器。 【請求項2】 足収納部の下方に発熱部を収容する格納部を設け、前記格納部に発熱部を着脱自在に収容した請求項1記載の足温器。 【請求項3】 足収納部を良保温性材料で構成した請求項1または2記載の足温器。 【請求項4】 足収納部に膝掛け部を設けた請求項1〜3のいずれか1項に記載の足温器。 【請求項5】 発熱部の上面側に均熱部材を設けるとともに、発熱部の下面側に断熱部材を設けた請求項1〜4のいずれか1項に記載の足温器。 【請求項6】 足収納部に開口部を設け、前記開口部の大きさを調節自在に構成した請求項1〜5のいずれか1項に記載の足温器。 【請求項7】 足収納部を構成する展開可能な側面部材を有し、前記側面部材を小型化した状態に保持する止め体を設けた請求項1〜6のいずれか1項に記載の足温器。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、液化燃料ガスを触媒燃焼させることによって得られる熱を利用して、人体の足部を暖める足温器に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来、この種の足温器は、例えば実公昭50―8039号公報に記載されているように図8に示すような構成になっていた。すなわち、足温器本体1はスリッパ状に形成され、足を載せる足収納部2の底部に加熱部3を内蔵している。加熱部3は、ガスボンベ4から供給される燃料ガスを発熱部5で触媒発熱させる。足温器本体1は、足収納部2と加熱部3を一体的に形成し、足収納部2の開口部より足を挿入して足首から先の部分が暖められるようにしたものである。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかし、このような従来の足温器は、足収納部に足を挿入したときに暖められるのは足首から先の部分だけであり、暖房効果が少ないという問題がある。そこで、このような問題を解決するために膝まで覆われるように足収納部を深くすることが考えられるが、次のような新たな課題が生じる。すなわち、足収納部が深くなることによって足の出し入れが行いにくくなり、使い勝手が悪くなるのである。また、足収納部と加熱部が一体的に形成されているため、足収納部が汚れた場合に洗濯等が行えず、手入れが不便であるという問題も有していた。 【0004】本発明は、上記課題を解決するもので、暖房効果を高めるとともに、足の出し入れを容易にして使い勝手をよくすることを目的としている。 【0005】 【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を達成するために、燃料ガスと空気を酸化反応させて熱を発生させる触媒燃焼加熱部を有する発熱部と、前記発熱部によって加熱される足収納部を有し、前記足収納部の一部または全部を展開可能に構成したものである。 【0006】これにより、足の広い範囲が覆えるように足収納部を深くして暖房効果を高めることができるとともに、足収納部へ足を入れるときの動作、および足収納部から足を出すときの動作を容易にして、使い勝手をよくすることができる。 【0007】 【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明は、燃料ガスを貯蔵する燃料タンク、前記燃料ガスと空気を酸化反応させて熱を発生させる触媒燃焼加熱部、前記触媒燃焼加熱部で発生する熱を検知して同触媒燃焼加熱部を任意の温度に制御する制御部を有する発熱部と、前記発熱部によって加熱される足収納部とを具備し、前記足収納部の一部または全部を展開可能に構成したものであり、商用電源に接続することなく、任意の場所で足を暖めることができるとともに、足収納部を深くして暖房効果を高めることができ、かつ、足収納部の一部または全部を展開することで、足収納部への足の出し入れを容易にして、使い勝手をよくすることができる。 【0008】また、請求項2に記載の発明は、上記請求項1に記載の発明において、足収納部の下方に発熱部を収容する格納部を設け、前記格納部に発熱部を着脱自在に収容したものであり、足収納部が汚れた場合等に発熱部を足収納部から取り外して洗濯することができ、足収納部の手入れを容易に行うことができる。 【0009】また、請求項3に記載の発明は、上記請求項1または2に記載の発明において、足収納部を良保温性材料で構成したものであり、発熱部の熱によって加熱した足収納部の保温性をよくして暖房効果を高めることができる。 【0010】また、請求項4に記載の発明は、上記請求項1〜3に記載の発明において、足収納部に膝掛け部を設けたものであり、足収納部の開口部からの暖気の放出を妨いで保温性を向上することができるとともに、膝の上面側を外気から保護することができる。 【0011】また、請求項5に記載の発明は、上記請求項1〜4に記載の発明において、発熱部の上面側に均熱部材を設けるとともに、発熱部の下面側に断熱部材を設けたものであり、発熱部から設置部への放熱を少なくして暖房効率を向上させるとともに、足収納部内を下部から均一に暖めることができる。 【0012】また、請求項6に記載の発明は、上記請求項1〜5に記載の発明において、足収納部に開口部を設け、前記開口部の大きさを調節自在に構成したものであり、足収納部の開口部からの暖気の放出を妨いで保温性を向上することができる。 【0013】また、請求項7に記載の発明は、上記請求項1〜6に記載の発明において、足収納部を構成する展開可能な側面部材を有し、前記側面部材を小型化した状態に保持する止め体を設けたものであり、足を足収納部に入れるときに展開した側面部材が邪魔にならず、足の出し入れを容易にすることができる。 【0014】 【実施例】以下、本発明の実施例について、図面を参照しながら説明する。 【0015】(実施例1)図1〜図5に示すように、1は足Aを入れる足収納部で、上部に開口部2を設けた有底の箱状に形成してあり、複数の側面部材3a、3b、3c、3dによって足Aの膝から下の部分を周囲から囲む深さを有し、例えば、毛布、フェルト等の保温性のよい材料で構成している。各々の側面部材3a、3b、3cが隣接する稜部にはファスナー4等を設けてあり、少なくとも1つの側面部材3bが外方へ展開できるように構成している。 【0016】5は足収納部1を加熱する発熱体ユニットで、足収納部1の下部に形成した格納部6内に配設してあり、ファスナー7等によって開閉自在にした格納部6に出し入れ自在に設けている。発熱体ユニット5は、発熱部8と、この発熱部8の上面側に設けたアルミニューム板等の良熱伝導性材料で形成した均熱部材9と、発熱部8の下面側に設けた断熱部材10を有し、これらをケース11に収容している。 【0017】発熱部8は、ブタンガス等の液化石油ガスからなる燃料ガスを貯蔵する着脱自在な燃料タンク12と、この燃料タンク12から供給管13を介して供給される燃料ガスと空気を酸化反応させて熱を発生させる触媒燃焼加熱部14と、この触媒燃焼加熱部14で発生する熱を検知して同触媒燃焼加熱部14を任意の温度に制御する制御部15と、触媒燃焼加熱部14に外気を取り入れる吸気部16を有している。 【0018】17は格納部6の側面にネットを設けて格納部6の内と外を連通させた排気通気部で、発熱部8で発生した排気ガスを外部へ放出して格納部6内に充満するのを防止する。 【0019】18は開口部2に近接して側面部材3dにその一端を取り付けた膝掛け部で、側面部材3dと同様に保温性のよい材料で構成してあり、図5に示すように足収納部1に足を入れたときに、開口部2と膝を上方から覆うことのできる大きさに作られている。 【0020】19は格納部6内に配設した吸気部16を着脱自在に保持する保持部で、側面部材3aの外面に設けている。 【0021】20は開口部2の近傍に取り付けた一対の調節部材で、使用時に開口部2の大きさを調節することができるようにしたものであり、例えば、ホック21a、21b、21c等を調節部材20からの距離が異なるように任意の間隔で複数設け、ホック21cに調節部材20を付けると開口部2は最も小さくできる。 【0022】次に、上記構成における動作を説明する。まず、発熱体ユニット5を格納部6内に設置し、燃料タンク12内に貯蔵した燃料ガスを触媒燃焼加熱部14へ供給するとともに、燃料ガスと空気を酸化反応させて発熱部8で熱を発生させる。発熱部8から放出される熱は、格納部6内の空気を加熱して足収納部1に伝達し、足収納部1内の温度を上昇させて足Aを暖めることができる。足収納部1内の温度は、使用者が外気温等に応じて任意に設定し、制御部15により調節することができる。 【0023】そして、触媒燃焼加熱部14に接続された吸気部16は、その一端を足収納部1の外面に保持しているため、常に新鮮な外気を触媒燃焼加熱部14へ供給することができるとともに、触媒燃焼加熱部14から排出される排気ガスは、格納部6の側部に設けた排気通気部17を通して外部へ排出するため、格納部6内に排気ガスが充満するのを防止して良好な触媒燃焼を継続することができ、商用電源に接続することなく、任意の場所で足を暖めることができるとともに、移動中に使用することも可能である。 【0024】足収納部1は、側面部材3aと3bを連結しているファスナー4、および側面部材3bと3cを連結しているファスナー4を開いて側面部材3bを外方へ展開させ、足収納部1を使用する人の足Aが展開された部分から入るように移動させることにより、足を動かすことなく足Aを足収納部1に収納することができる。収納後はファスナー4を閉じて膝から下の部分を周囲から囲むことができる。 【0025】これにより、発熱部8から放出される熱により足収納部1内の温度を上昇させて足Aを暖めることができる。また、使用時の外気温に応じて膝掛け部18を用いることができ、開口部2と膝を上方から覆って暖房効果を高めることができる。 【0026】また、発熱部8の上面側に均熱部材9が設けられ、発熱部8の下面側に断熱部材10が設けられているので、発熱部8で発生する熱は、床などの設置部への放熱を少なくして暖房効率を向上させるとともに、足収納部1内を下方から均一に暖めることができる。 【0027】また、足収納部1および膝掛け部18は良保温性材料で構成したものであり、発熱部8の熱によって加熱した足収納部1の保温性がよく、また、膝掛け部18によって開口部2からの暖気の放出を妨ぐことができ、かつ、膝の上面側を外気から保護することもできる。 【0028】また、使用により足収納部1が汚れたときは、発熱体5を格納部6から取り出すことができるので、発熱体5を取り外して足収納部1を洗濯することができ、足収納部1を容易に手入れすることができる。 【0029】(実施例2)図6に示すように、足収納部22は、複数の側面部材23a、23b、23c、23dによって有底の箱状に形成して、足の膝から下の部分を囲むように保温性のよい材料で構成したものである。各々の側面部材23a、23b、23c、23dが隣接する稜部にはファスナー24等を設けてあり、側面部材23aと側面部材23bを外方へ展開することができる。他の構成は上記実施例1と同じである。 【0030】上記構成によれば、足収納部22の展開範囲を大きくすることができ、足収納部22に対して足の出し入れを容易にすることができる。 【0031】(実施例3)図7に示すように、足収納部25を複数の側面部材26a、26b、26c、26dによって有底の箱状に形成し、ファスナー27を開いて外方へ展開した側面部材26bを、コンパクトに丸めた状態に保持する止め体28を設けたものである。この場合、コンパクトに丸めた側面部材26bの高さを、格納部6の高さと同程度にすると、側面部材26bが足収納部25の底面より上方へ突出することなく、小型化することができる。他の構成は上記実施例1と同じである。 【0032】上記構成によれば、側面部材26bを展開した状態に保持することができるため、足を足収納部25に入れるときに邪魔にならず、作業を容易にして使い勝手をよくすることができる。 【0033】なお、上記各実施例において、側面部材の結合、および、格納部の開閉にファスナーを用いたが、面ファスナーやホック等を用いて着脱自在に結合してもよい。また、開口部の大きさを調節するためにホックを用いたが、面ファスナーで構成してもよい。 【0034】 【発明の効果】以上のように本発明の請求項1に記載の発明によれば、燃料ガスを貯蔵する燃料タンク、前記燃料ガスと空気を酸化反応させて熱を発生させる触媒燃焼加熱部、前記触媒燃焼加熱部で発生する熱を検知して同触媒燃焼加熱部を任意の温度に制御する制御部を有する発熱部と、前記発熱部によって加熱される足収納部とを具備し、前記足収納部の一部または全部を展開可能に構成したから、商用電源に接続することなく、任意の場所で足を暖めることができ、かつ、足収納部を深くして暖房効果を高めることができるとともに、足収納部への足の出し入れを容易にして、使い勝手をよくすることができる。 【0035】また、請求項2に記載の発明によれば、足収納部の下方に発熱部を収容する格納部を設け、前記格納部に発熱部を着脱自在に収容したから、発熱部を足収納部から取り外して容易に手入れを行うことができる。 【0036】また、請求項3に記載の発明によれば、足収納部を良保温性材料で構成したから、発熱部の熱によって加熱した足収納部の保温性をよくして暖房効果を高めることができる。 【0037】また、請求項4に記載の発明によれば、足収納部に膝掛け部を設けたから、足収納部の開口部からの暖気の放出を妨いで保温性を向上することができる。 【0038】また、請求項5に記載の発明によれば、発熱部の上面側に均熱部材を設けるとともに、発熱部の下面側に断熱部材を設けたから、発熱部から設置部への放熱を少なくして暖房効率を向上させるとともに、足収納部内を下部から均一に暖めることができる。 【0039】また、請求項6に記載の発明によれば、足収納部に開口部を設け、前記開口部の大きさを調節自在に構成したから、足収納部の開口部からの暖気の放出を妨いで保温性を向上することができる。 【0040】また、請求項7に記載の発明によれば、足収納部を構成する展開可能な側面部材を有し、前記側面部材を小型化した状態に保持する止め体を設けたから、足の出し入れを容易にして使い勝手をよくすることができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000005821 【氏名又は名称】松下電器産業株式会社
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| 【出願日】 |
平成12年2月18日(2000.2.18) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100097445 【弁理士】 【氏名又は名称】岩橋 文雄 (外2名)
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| 【公開番号】 |
特開2001−224623(P2001−224623A) |
| 【公開日】 |
平成13年8月21日(2001.8.21) |
| 【出願番号】 |
特願2000−40606(P2000−40606) |
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