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【発明の名称】 衛生製品のための前もって形状化された吸収性パッド製作装置
【発明者】 【氏名】ハラルド ボレセン

【氏名】エリグスツ ベルディコースキー

【氏名】イバル ビヤルネ モー

【氏名】カルロ トリマニ

【要約】 【課題】おむつとか、生理用ナプキンとか、同様な製品のための前もって形状化された吸収性パッド製作装置を提供する。

【解決手段】衛生製品のための前もって形状化された吸収性パッド製作装置が、パッドを成形し、送り込むためのライン(L1)を形成している、オペレイティングブランチ(4a)を有する、連続コンベアーベルト(4)を備えている。ブランチ(4a)は、真すぐな通路(P)に沿って伸びていて、ブランチに沿って、吸収性材料(18,25)を供給する、三つの連続するステーション(20a,24,20b)、および、吸収性材料(18,25)の一定量を受け入れ、保持すべく設計された多数の座(16)がある。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 衛生製品のための前もって形状化された吸収性パッド製作装置であって、該前もって形状化された吸収性パッド製作装置(1)が、吸収性パッド(2)を成形し送り込む少なくとも一つのライン(L1)を形成するコンベアー手段(3)と、該成形および送り込みライン(L1)に沿って配置された、該吸収性材料(18,25)を供給する、少なくとも一つのステーション(20a,24,20b)とを具備していて、該コンベアー手段(3)は、該成形および送り込みライン(L1)に沿って均等に分配された多数の座(16)を具備しており、該座(16)が、該吸収性材料(18,25)の一定量を受け入れ保持するように設計されている、前もって形状化された吸収性パッド製作装置において、該コンベアー手段(3)が、該成形および送り込みライン(L1)を形成し、真すぐな通路(P)に沿って伸びており、一定の速度(V)で一定の方向(D)へ移動するところの、少なくとも一つのオペレイティングブランチ(4a)を有する連続コンベアーベルト(4)を具備していることを特徴とする、前もって形状化された吸収性パッド製作装置。
【請求項2】 該前もって形状化された吸収性パッド製作装置が、該成形および送り込みライン(L1)に沿って配置され、かつ該座(16)に接続されている吸引手段(55)を具備していて、該吸引手段(55)は、該座(16)に該吸収性材料(18,25)を保持するべく設計されていることを特徴とする、請求項1に記載の前もって形状化された吸収性パッド製作装置。
【請求項3】 該座(16)が、該吸引手段と連通していてもよい通気性のある基盤壁(15)、および、該吸収性材料(18,25)を該座の中に保持するためで、かつ該吸収パッド(2)を一定の形状と厚さとにするために、該基盤壁(15)と協働する周囲壁(14)を具備していることを特徴とする、請求項2に記載の前もって形状化された吸収性パッド製作装置。
【請求項4】 該前もって形状化された吸収性パッド製作装置が、該吸収性材料(18,25)を供給するための、少なくとも第一および第二ステーション(20a,24)を、該成形および送り込みライン(L1)に沿って、具備することを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一項に記載の前もって形状化された吸収性パッド製作装置。
【請求項5】 該第一ステーション(20a)が、各々の座(16)の中へ、第一吸収性材料(18)の第一層(56)を送り込むべく設計されていて、該第二供給ステーション(24)が各々の座(16)の中へ、第二吸収性材料(25)の第二層(57)を送り込むべく設計されていることを特徴とする、請求項4に記載の前もって形状化された吸収性パッド製作装置。
【請求項6】 該前もって形状化された吸収性パッド製作装置が、該成形および送り込みライン(L1)に沿って、該第一吸収性材料(18)を供給するための、少なくとも第三ステーション(20b)を具備していて;該第二供給ステーション(24)が、該第一ステーション(20a)と第三ステーション(20b)との間に配置されていることを特徴とする、請求項5に記載の前もって形状化された吸収性パッド製作装置。
【請求項7】 該第二吸収性材料(25)が、超吸収性材料であることを特徴とする、請求項5または6に記載の前もって形状化された吸収性パッド製作装置。
【請求項8】 該第二供給ステーション(24)が、該第二吸収性材料(25)のための供給手段(27)を具備していて、該供給手段が該第二吸収性材料(25)を、オペレイティングブランチ(4a)とほぼ同一の、方向(D)と速度(V)とを有する流れ(F)で、送り込むべく設計されていることを特徴とする、請求項5〜8のいずれか一項に記載の前もって形状化された吸収性パッド製作装置。
【請求項9】 供給手段(27)が、該第二吸収性材料(25)のための計量手段(29)、および、該第二吸収性材料(25)のための加速手段(33)を具備していて;該加速手段(33)が、該計量手段(29)の送り出し部(38)に配置されていて、該第二吸収性材料(25)を該流れ(F)で送り出していることを特徴とする、請求項8に記載の前もって形状化された吸収性パッド製作装置。
【請求項10】 該前もって形状化された吸収性パッド製作装置が、吸収性材料(18,25)の余剰粒子を、座(16)から除去すべく設計された、除去用で掃除用の手段(42)を具備することを特徴とする、請求項1〜9のいずれか一項に記載の前もって形状化された吸収性パッド製作装置。
【請求項11】 該前もって形状化された吸収性パッド製作装置が、吸収性材料(18,25)の粒子を回収する回路50を具備していて;該回収回路(50)の該吸引部が、該除去用で掃除用の手段(42)に接続されていて、一方排出部が、該成形および送り込みライン(L1)に沿って配置された、排出口(51)を有していることを特徴とする、請求項10に記載の前もって形状化された吸収性パッド製作装置。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、衛生用品としての前もって形状化された吸収性パッド(pre−shaped absorbent pad)の製作用装置に関する。より詳しくは、本発明はおむつとか、生理用ナプキンとか、同様な製品を生産するために使用するのに利点のある、前述の型式の装置に関する。
【0002】
【従来の技術】以下の説明は、本発明の範囲を制限することなく、おむつ用の前もって形状化された吸収性パッド製作用装置に関するものである。公知であるように、おむつには吸収性パッドが入っていて、その吸収性パッドは、通常糸を接着した材料(spun−bonded material)の通気性のある内層と、ポリスチレンの不透過性の外層との間がシールされている。
【0003】過去において、おむつ用吸収性パッドは、比較的厚くて、通常セルロース繊維である吸収性材料の集積体からなる、連続ウエブを切断した部分として得られていた。新しい市場の需要に対応して、おむつ製造業者は身体形状に合ったおむつの製造を開始した。このことはパッドが、前述した内層と外層との間をシールする前に、必要とされる身体形状に合わせて、形状化されねばならなかったことを意味していた。
【0004】長い間、最も良い解決方法は、パッド成形ドラムを使用することであって、その成形ドラムの外面は、パッドに必要とされる身体形状に合わせ、形状化された複数の真空用座を備えており、その成形ドラムの外面には吸収性材料が送り込まれている。前述の型式の成形ドラムは、例えば米国特許第4674966号により公知である。
【0005】しかしながら最近は、一方で市場の需要は、非常に薄くて吸収性のあるパッドを有するおむつへの要求があり、他方でおむつ製造業者は、高速の生産装置を必要としていた。このことは、真空用座の形状における深さの漸時的減少と、同時に、前述した成形ドラムの周速の増加をもたらした。
【0006】おむつ用パッドの厚さの極端に小さなレベルへの減少と、おむつの吸収性の改善とは、超吸収性材料を外層構造として、セルロース繊維集積層の間にそう入することにより可能となった。前述の多層型式の吸収性パッドは、例えば米国特許第5919178号として公知である。
【0007】成形ドラムの周速の増加は、回転角速度とドラムの外径との両方の増加により得られる。角速度の増加は、速度限界を越えることも可能であった。その速度限界において、超吸収性材料の層と、セルロース繊維の集積体とが、極端な遠心分離にさらされ、破損に至り、お互いに突きぬけるということが見られた。さらに、外径の増加は、成形ドラムの容積と重量と価格の増加をもたらした。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、おむつとか、生理用ナプキンとか、同様な製品のための前もって形状化された吸収性パッドを、比較的高い生産速度で、同時に、従来技術に見られる欠点なしに製作するための装置を提供する。
【0009】
【課題を解決するための手段】以上により、本発明は衛生製品のための前もって形状化された吸収性パッド製作装置を提供する。その装置は、吸収性パッドを成形し送り込む少なくとも一つのラインを形成するコンベア手段と、成形および送り込みラインに沿って配置された、吸収性材料を供給する、少なくとも一つのステーションとを具備している。コンベアー手段は、成形および送り込みラインに沿って均等に分配された多数の座を具備している。座が、吸収性材料の一定量を受け入れ保持するように設計されていて;装置は、成形および送り込みラインを形成する少なくとも一つのオペレイティングブランチ(operating branch)を有する、連続コンベアベルトを具備することを特徴としている。オペレイティングブランチは、真すぐな通路に沿って伸びていて、一定の速度で一定の方向へ移動する。
【0010】本発明が、添付図面を参照して説明される。添付図面は、本発明における好適な実施の形態を示していて、本発明の応用の範囲を制限するものではない。
【0011】
【発明の実施の形態】図1および6において、符号1は、衛生製品とくにおむつ用の前もって形状化された多層の吸収性パッド2を製作するための装置を全体として示している。
【0012】装置1の下部分が、順番に、水平軸をもつ複数のプーリー5と、6と、7と、8とにおいてループを閉じた連続ベルト4を有する、コンベアー3を具備していて、プーリーの一つである、プーリ−7は、ベルト4を図示された一定の送り込み方向Dに引くために、モーター9により駆動される。
【0013】プーリ−5は、ベルト4に一定の引張力を維持するために、テンショナー10に接続されている。
【0014】図3と、4と、5とに示されているように、ベルト4が金属メッシュ11からなり、金属メッシュの上部には柔軟性のある材料の比較的薄い層が結合されていて、その材料は、多数の貫通穴13を有していて、その穴各々の内縁14が周囲を形成している。
【0015】内縁14および内縁14により、範囲を定められた金属メッシュ11における部分15が、パッド2を形成するための座16の、周囲壁14と基盤15とを、それぞれ構成している。座16はベルト4の全体に沿って、一定の間隔で均等に分配されている。
【0016】プーリー5および6は、共にベルト4上に、パッド2の成形および送り込みラインL1との範囲を定めるオペレイティングブランチ(operating branch)4aを形成している。このブランチ4aが、水平通路Pに沿って真すぐに伸びていて、一定速度Vで水平通路Pに沿って方向Dに移動される。プーリー6および7は、共にベルト4上に、パッド2の送り出しラインL2の範囲を定める、下向きに傾斜するブランチ4bを形成している。
【0017】リール19aから巻きもどされた、第一吸収性材料18のウエブを供給する第一ユニット17aが、ウエブを繊維状粒子21に砕く第一ミル20aに接続されていて、そのミルは公知のものである。より詳しくは、前述の第一吸収性材料18のウエブはセルロースのウエブである。
【0018】ミル20aが、繊維状粒子21を第一パイプ22aを介してベルト4のオペレイティングブランチ4a上に下ろしていて、第一パイプに対向してベルト4の反対側に、第一吸引管23がある。ミル20aの下流側で、前述した方向Dに、第二吸収性材料25、より詳しくは、公知である超吸収性材料(super−absorbent material)の微粒から成る材料を分配するユニット24がある。
【0019】ユニット24は、材料25用の貯蔵タンク26と、材料25の供給装置27を具備している。特に、供給装置27は、タンク26の下でオペレイティングブランチ4aの上に配置されている。
【0020】図2にはっきり示されているように、供給装置27は、タンク26から来る第二材料25を集めるホッパー28と、材料25の計量装置29を具備している。計量装置29が、ホッパー28の下に配置され、水平軸を有する二つのプーリー31および32により移動するコンベアーベルト30を具備していて、一つのプーリーは、図示されていないが公知であるモーターにより駆動されている。供給装置27がまた材料25の加速用ブラッシ33を具備していて、加速用ブラッシは計量装置29の下に配置されていて、微粒材料25の流れFを、オペレイティングブランチ4aとほぼ同一の、方向Dと送り込み速度Vとで、発生するように設計されている。
【0021】加速用ブラッシ33が、多数の加速要素34を具備していて、加速要素は、水平軸を有するドラム35の縁から半径方向に伸びており、図示されていないが公知である型式のモーターにより駆動されている。
【0022】ブラッシ33が、部分的に第一および第二コンテインメントと、チャンネル壁36および37とにより取り囲まれていて、それらはブラッシ33の、コンベアベルト30から来る材料25の供給区画38と、加速ブラッシからベルト4のオペレイティングブランチ4aへの流れFの送り出し区画39とを形成している。
【0023】流れFの送り出し区画39において、ベルト4の対向側に吸引管40がある。第二供給ユニット17bが、分配ユニット24の下流でD方向において、第二供給ユニットは、前述のリール19bから巻きもどされた第一吸収性材料18のウエブ用のものであって、ウエブを繊維状粒子21に砕く第二ミル20bに接続されていて、それは公知のものである。
【0024】第一ミル20aと同様に、第二ミル20bは、繊維状粒子21を第二パイプ22bを介してベルト4のオペレイティングブランチ4a上に下ろしていて、第二パイプに対向してベルト4の反対側に、吸引管41がある。
【0025】第二ミル20bの下流、D方向に回転式の除去用で掃除用のブラッシ42があって、そのブラッシは図示されていないが、ベルト4に接している公知の型式あるモーターにより駆動されていて、パッド2を成形する座16から、材料18および25のどのような余剰粒子をも除去するためのものである。
【0026】ブラッシュ42は、水平軸42aの周囲を回転していて、水平軸にそってベルト4の巾全体にわたって伸びている。ブラッシ42が、軸42aと同心のドラム44の縁に配列された多数のブラッシング要素43を具備している。端部は、オペレイティングブランチ4aに対向している部分46を除いて、円形の格納壁45により形づくられている。
【0027】この部分46において、ブラッシ42が、圧縮空気源48により供給されるエアージェットパイプ(air−jet pipe)47と、ブラッシュに対してエアージェットパイプ47と対向する側に配置された回収パイプ50の吸引端部49と共に作動する。
【0028】回収パイプ50が、吸引端部49の対向する側に、排出口51を有していて、その排出口は、前述の第一ミル20aと、分配ユニット24との間に、オペレイティングブランチ4aに対向して配置されている。排出口51に対してベルト4の対向側に、吸引管52がある。
【0029】前述の吸引管23と、40と、41と52とがそれぞれ管53により、吸引溜(suction well)54に接続されている。吸引管23と、40と、41と、52とがまた、ベルト4の下で、ラインL1およびL2に沿って、ベルト4に対向する吸引マニホールド55により、お互いに接続されている。
【0030】実際的には、モーター9がプーリー7を回転させる。プーリーはベルト4を、D方向に、前述の速度Vで駆動する。
【0031】ベルト4が送られている間、座16が成形および引き込みラインL1に沿って、第一ミル20aからの第一パイプ22aの下を連続して通過して、第一材料18の繊維状粒子21の第一層56が各々の座16の基盤15に沈積される。粒子21が基盤15に沈積され、続いて吸引溜54によりマニフォールド55内に作り出された真空により、空気を通す壁15を介して吸引される。ミル20aが、吸収性材料18を繊維状粒子21に砕く方法、および粒子21の計量方法は公知であるため、説明を必要としない。
【0032】各々の座16が第一パイプ22aをはなれると、各々の座16は、回収パイプ50の排出口51の下に送られ、そこでブラッシ42により除去された材料18と25との粒子は第一層56に沈積される。
【0033】続いて各々の座16が、供給装置27から来る材料25の流れFの送り出し区画39の下に、送り込まれる。材料25が、コンベアーベルト30により計量された量だけ座16に沈積され、第一層56の上面に、吸収性材料の第二層57を構成し、材料18と25との粒子はパイプ50を使用して戻される。
【0034】特に、注意すべき点は以下のとおりで、層57を構成する材料25の粒子は、ほぼ座16自身と同一の速度Vと方向Dとを有する流れFにより、静かに載置される。
【0035】成形および送り込みラインL1にそって続いて、各々の座16が、第二ミル20bからの第二パイプ22bの下に置かれ、そこで第一材料18の繊維状粒子21の第三層58は、第二層57に沈積される。再度であるが、ミル20bが吸収性材料18を繊維状の粒子21に砕く方法と、粒子21の計量方法とは公知であるため、説明を必要としない。
【0036】座16がパイプ22bをはなれた後に、各々の座16は、ブラッシ42の下を通過し、そのブラッシが、座16から突き出している、材料18および25のどのような過剰粒子をも、ベルト4から除去する。特に、注意すべき点は以下のとおりで、前述の過剰粒子を戻す働きに加えて、ブラッシ42はまた、第三層58の高さ合わせからなる仕上げ機能も有している。
【0037】最終的に、完成されたパッド2の入った座16が、送り出しラインL2に沿って図示されていない操作ラインに送り込まれ、操作ラインに沿って、公知であるため図示されていない方法で、各々の座16は、糸を接着した材料の通気性のある内層と、ポリスチレンの不透過性の外層との間を密封され、各々のおむつが作られ、それは図示されていない。
【0038】明らかなことであるが、吸収性材料18,25が、ラインL1およびL2の範囲に沿って座16に沈積される際、マニホールド55は吸収性材料18,25を保持し続けている。
【0039】座16が、周囲壁14の形状と厚さと共に、どのようにしてパッド2を必要とされる形状にするかは、また明らかなことである。
【0040】最後に、注意すべきは以下のとおりで、壁14が極端に薄いことである。結果としてベルト4が、比較的薄くなるので、不利な点もなく小さな直径のプーリー5と、6と、7と8とに巻きつけられてもよくて、コンベアー3のサイズの点において明らかに利点がある。
【出願人】 【識別番号】500506404
【氏名又は名称】ジディエンメ ソチエタ ペル アツィオニ
【出願日】 平成12年10月31日(2000.10.31)
【代理人】 【識別番号】100077517
【弁理士】
【氏名又は名称】石田 敬 (外3名)
【公開番号】 特開2001−190591(P2001−190591A)
【公開日】 平成13年7月17日(2001.7.17)
【出願番号】 特願2000−333018(P2000−333018)