| 【発明の名称】 |
自動排泄処理装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】斎藤 恵子
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| 【要約】 |
【課題】おむつカップとおむつ本体の接合部から尿が漏れないようにする。
【解決手段】おむつカップ10は糞尿を溜める皿部11と、その前部に形成された立上り部12からなる。皿部および立上り部の周縁には溝20を形成する。おむつ本体30は、股部に細長い取付穴31が開いており、その取付穴の縁32に沿って細いワイヤロープ33を通し、取付穴の上部左右からワイヤロープ33の両端を引き出す。取付穴31の上側には盛り上がった形状の尿受け35を設ける。尿受けの下にはソケット37が固定してあり、このソケットに、おむつカップの立上り部12の上端を嵌入する。おむつ本体30の取付穴31の周縁32を皿部11および立上り部の各溝20に軽く押し込んでから、ワイヤロープ33の端をソケット37の内面に設けた引留め金具39で引き留める。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 股部に取付穴をあけたおむつ本体と、該取付穴を塞ぐように取り付けられる、排泄物を受容するおむつカップと、該おむつカップから導いたホースの先に取り付けられ、該おむつカップ内に溜まった排泄物を吸引する吸引ユニットからなる自動排泄装置において、該おむつカップが、糞尿を溜めるための皿部と、該皿部の前部に形成された立上り部から構成し、該おむつ本体の該取付穴の上側に、芯材を入れて盛り上がった尿受けを設け、この尿受けを該おむつカップの該立上リ部と連結するようにした自動排泄処理装置。 【請求項2】 股部に取付穴をあけたおむつ本体と、該取付穴を塞ぐように取り付けられる、排泄物を受容するおむつカップと、該おむつカップから導いたホースの先に取り付けられ、該おむつカップ内に溜まった排泄物を吸引する吸引ユニットからなる自動排泄装置において、該おむつ本体の取付穴の縁にワイヤロープ等の紐を通し、該おむつカップに、該おむつ本体の取付穴の縁が係合する溝を形成し、該取付穴の上部左右かられぞれ引き出された該紐の両端を該おむつカップに引き留める手段を設けた自動排泄処理装置。 【請求項3】 該おむつ本体の取付穴の縁にワイヤロープ等の紐を通し、該おむつカップに、該おむつ本体の取付穴の縁が係合する溝を形成し、該取付穴の上部左右かられぞれ引き出された該紐の両端を該おむつカップに引き留める手段を設けた請求項1に記載の自動排泄処理装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、寝たきりの病人が排泄する大小便を自動的に吸引するための自動排泄処理装置に関する。 【0002】 【従来の技術】自動排泄処理装の概要を、図2で説明すると、おむつ本体30とその股部に取り付けられたおむつカップ10と、おむつカップから導いたホース50の先に取り付けられる吸引ユニット51からなる。病人が排泄すると、おむつカップ内のセンサーがこれを感知し、おむつカップに溜まった排泄物をホースから吸引ユニット内に吸い取る。同時に、吸引ユニットから温水が送られ、これで汚れが洗い落とされ、汚水も吸引ユニットに吸引される。さらに、吸引ユニットから温風が送られ、おむつ内が乾燥される。 【0003】ところで、従来のおむつカップは、図1に示すように、本体の上に尿受け101が一体に延設されている(例えば特開平8−322868号公報参照)。尿受け101は、蛇腹式に構成されて屈曲自在であり、下腹部に密着しやすくなっている。蛇腹部分102は水漏れしないよう、防水布で被覆してある。おむつ本体は防水性のある布でできており、その股部に形成された細長い穴を塞ぐように、おむつカップが取り付けられる。おむつカップへのおむつ本体の取付はスナップを用いている。すなわち、おむつカップの周縁に、間隔を設けて、雄(または雌)のスナップ103が取りつけてあり、おむつ本体の穴の周囲にも、間隔をあけて雌(または雄)のスナップが取りつけて、対応する雌雄のスナップを嵌合することによって結合する。このようにスナップを用いておむつカップを結合すれば、尿受けの屈曲を妨げないという利点がある。しかし、スナップとスナップの間から水漏れを起こしやすいという欠点がある。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】この発明は、自動排泄処理装置において、おむつカップとおむつ本体の結合を改良し、水漏れを起こさないようにすることを課題とする。 【0005】 【課題を解決するための手段】この発明の自動動排泄装置は、股部に取付穴をあけたおむつ本体と、取付穴を塞ぐように取り付けられる、排泄物を受容するおむつカップと、おむつカップから導いたホースの先に取り付けられ、おむつカップ内に溜まった排泄物を吸引する吸引ユニットから成り、この点は従来通りである。しかし、請求項1の発明では、おむつカップが、糞尿を溜めるための皿部と、皿部の前部に形成された立上り部から構成し、おむつカップには尿受けは設けない。その代わりに、おむつ本体の取付穴の上側に、芯材を入れて盛り上がった尿受けを設け、この尿受けをおむつカップの立上リ部と連結するようにする。排尿があると、これをおむつ本体の尿受けで受け止めて、これをおむつカップの立上り部から皿部に導く。このように、尿が尿受けで受容されるので、おむつの内部に広がらずに、おむつを汚すことが少ない。 【0006】この請求項1の構成によれば、尿受けをおむつ本体側に設けたので、おむつカップには従来のものにつきものであった屈曲式の尿受けが不要になる。このため、おむつカップに可動部(屈曲部)がなくなり、おむつ本体の取付構造が容易になり、取付部分から尿漏れが生じにくくなって、寝具や着衣を汚すことが少ない。 【0007】請求項2の自動排泄装置は、おむつ本体の取付穴の縁にワイヤロープ等の紐を通し、おむつカップに、おむつ本体の取付穴の縁が係合する溝を形成し、取付穴の上部左右かられぞれ引き出された紐の両端を該おむつカップに引き留める手段を設けたものである。この構成によれば、紐を引き絞って留めることで、おむつの穴の縁がカップの溝の中に押し込まれて隙間がなくなり、充分な水密を維持することができる。 【0008】請求項3の自動排泄装置は、請求項1と請求項2の構成を合体させたものであり、両者の作用効果を併せ持つ。 【0009】 【発明の実施の形態】図3は結合した状態のおむつカップ10とおむつ本体30を示し、図4は結合前の状態を示す。おむつカップ10はプラスチック製で、糞尿を溜める皿部11と、その前部に形成された立上り部12からなる。立上り部の正面には、従来どおり、吸込口13a、送水口13b、送風口13c、電極13dからなる複合コネクタ13を設ける。立上り部12の内面には、図8の断面図に示すように、洗浄ノズル15が、皿部11には水位センサ16、糞を検知する重量センサ17、温風噴出し口19が設けられている。カップの後には、平たい尾21が延びている。 【0010】おむつ本体30は、図4、図6に示すように、股部に細長い取付穴31が開いており、その取付穴の縁32に沿って紐、ここでは細いワイヤロープ33を通し、取付穴の上部左右からワイヤロープ33の両端を引き出す。取付穴31の上側には盛り上がった形状の尿受け35が設けられており、これで放尿を受け止める。尿受け35は、盛り上がった形状にするために、図7に示すような芯36が入っている。芯36はフレキシブルなワイヤでできている。芯36の下部はプラスチックのソケット37が固定してあり、このソケットに、おむつカップの立上り部12の上端が嵌入するようになっている。ソケット37の内面両側には、ワイヤロープ33を引き留めるための金具39を取り付ける。おむつ本体30の外面尻部には、おむつカップの尾21を挿入するポケット40を作る。符号41はおむつを装着するときに使用する面ファスナである。 【0011】おむつカップ10に、おむつの取付穴の縁32を係合するための溝20を形成する(図8、9、10)。溝20は、皿部11の縁を内側に折曲したような形状をしており、皿部の周囲を巡ってから、さらに、図8に示すように、立上り部12の内面に沿って緩やかなカーブを描きながら上端近くまで立ち上っている。 【0012】おむつ本体30をおむつカップ10に取り付けるときは、まず、おむつカップの後に延びる尾21をおむつのポケット40に挿入する。さらに、おむつカップの立上り部12の上端をおむつのソケット37に嵌め込む。こうすると、おむつカップとおむつ本体の取付穴31が大体合致するようになる。そこで、図8および図9に示すように、おむつ本体30の取付穴31の周縁32を皿部11の周りの溝20に軽く押し込んで行く。これが終わったら、図8および図10に示すように、おむつの穴の縁32をさらに立上り部の溝20にも押し込んでいく。おむつの穴の縁を溝に入れ終わったら、図8に示すように、ワイヤロープ33の端を引留め金具39に掛け、これで、ワイヤロープを引き留める。こうして、ワイヤロープが強く引くと、ワイヤロープが通っているおむつの穴の縁32が溝20に押圧され、隙間がなくなって、水が漏れないようになる。防水をより確実にするために、溝20の内面に例えば軟質プラスチックのガスケットパッキンを貼付してもよい。あるいは、ワイヤロープが通っているおむつの穴の縁32を伸縮性のある軟質プラスチックで構成し、ワイヤロープを強く引きとめたとき、軟質プラスチック製の縁32が弾性変形して、溝とに間に隙間ができないようにしてもよい。 【0013】こうして結合したおむつカップとおむつ本体を、図2に示すように、病人に装着し、吸込みユニット51から延びるホース50をおむつカップのコネクタ13に接続する。病人が放尿すると、尿受け35が樋の役割を果たして尿をおむつカップ10に導き、尿は皿部11に溜まる。大便は直に皿部11に溜まる。皿部に溜まった大小便は、センサ16、17に検出され、吸込口13aからホース50を通じて吸引ユニット51に吸い込まれる。その後、洗浄のズル15から温水が送られ、人体局部およびおむつカップ内が洗浄される。最後に噴出口18から温風が出て、乾燥させる。 【0014】上記実施形態では、溝20が内側を向いているため、おむつの穴の縁を係合するのにやりにくい欠点がある。そこで、溝20aを外側に向けたものを図11、図12および図13に示す。この場合は、引留め金具39は、ソケット37の外側に設ける。
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| 【出願人】 |
【識別番号】399130278 【氏名又は名称】メックス株式会社
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| 【出願日】 |
平成12年1月17日(2000.1.17) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100080148 【弁理士】 【氏名又は名称】佐竹 良明
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| 【公開番号】 |
特開2001−190583(P2001−190583A) |
| 【公開日】 |
平成13年7月17日(2001.7.17) |
| 【出願番号】 |
特願2000−8100(P2000−8100) |
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