| 【発明の名称】 |
パンツ型使いすておむつ |
| 【発明者】 |
【氏名】朝井 欣哉
【氏名】武末 聡美
【氏名】▲桑▼原 理恵
【氏名】寺島 夏樹
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| 【要約】 |
【課題】指先が不自由であったり、摘持力が不十分である身体障害者、高齢者等が簡便に引き上げ可能であり、併せて簡単な構造により背腹からの軟便等の漏れ防止に効果の高いパンツ型使いすておむつを提供する。
【解決手段】表面シートと、裏面シートと、これら両シートの間に配置された吸収体とを有し、前後身頃の相対する両側縁を接合してパンツ型に形成してなり、前記前後身頃の少なくとも一方の腰周り部における裏面シート表面に帯状シートがおむつの幅方向に配置されているパンツ型使いすておむつ。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 液透過性表面シートと、液不透過性裏面シートと、これら両シートの間に配置された吸収体とを有し、着用者の腹側に位置する前身頃と背側に位置する後身頃の相対する両側縁部を接合してウエスト周り開口部と一対の脚周り開口部を形成したパンツ型使いすておむつにおいて、前記前身頃及び後身頃の少なくとも一方の腰回り部分における前記裏面シート表面に、帯状シートがおむつの幅方向に配置され、且つ、その両端部が前記おむつの両側縁部で接合されていることを特徴とするパンツ型使いすておむつ。 【請求項2】 液透過性表面シートと、液不透過性裏面シートと、これら両シート間に配置された吸収体とを有する吸収性本体と、前記吸収性本体が接合され、着用時に着用者の腹から腰回りを囲んで吸収性本体を着用者にあてて保持する外装部材とを有してなり、前記外装部材の前身頃と後身頃の相対する両側縁部を接合してウエスト周り開口部と一対の脚周り開口部を形成したパンツ型使いすておむつにおいて、前記前身頃及び後身頃の少なくとも一方の腰回り部分における前記外装部材表面に、帯状シートがおむつの幅方向に配置され、且つ、その両端部が前記おむつの両側縁部で接合されていることを特徴とするパンツ型使いすておむつ。 【請求項3】 液透過性表面シートと液不透過性裏面シートと、これら両シート間に配置された吸収体とを有し、着用者の腹側に位置する前身頃と背側に位置する後身頃の相対する両側縁部を接合してウエスト周り開口部と一対の脚周り開口部を形成したパンツ型使いすておむつにおいて、前記前身頃及び後身頃の少なくとも一方の腰周り部分において、前記腰周り端部を挟み込むようにして、一枚の帯状シートが二つ折りにされておむつの幅方向に配置され、且つその両端部が前記おむつの両側縁部で接合されていることを特徴とするパンツ型使いすておむつ。 【請求項4】 液透過性表面シートと液不透過性裏面シートと、これら両シート間に配置された吸収体とを有する吸収性本体と、前記吸収性本体が接合され、着用時に着用者の腹から腰回りを囲んで吸収性本体を着用者にあてて保持する外装部材とを有してなり、前記外装部材の前身頃と後身頃の相対する両側縁部を接合してウエスト周り開口部と一対の脚周り開口部を形成したパンツ型使いすておむつにおいて、前記おむつの前身頃及び後身頃の少なくとも一方の腰周り部分において、前記腰周り端部を挟み込むようにして、一枚の帯状シートが二つ折りにされておむつの幅方向に配置され、且つその両端部が前記おむつの両側縁部で接合されていることを特徴とするパンツ型使いすておむつ。 【請求項5】 前記帯状シートの両側縁には、腰周りに沿って少なくとも一本以上の弾性伸縮部材が配置されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のパンツ型使いすておむつ。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、パンツ型使いすておむつに関するものである。さらに詳しくは、本発明は指先が不自由であったり、摘持力が不十分な着用者でも容易に着脱できるパンツ型使いすておむつに関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来からパンツ型使いすておむつには、胴回り及び脚周り開口部周縁に弾性伸縮部材が配置されている。こうしたパンツ型使いすておむつは、その腰回り開口部を指先でしっかりと持ちながら、着用者の足先から腰回りへ引き上げて着用されるが、その引き上げ過程において、腰回り及び脚周り開口部周縁等に配置された各弾性伸縮部材が身体の当該部位を締め付けるため、おむつを着用するために引き上げる際には、ある程度の摘持力が指先に必要となる。 【0003】しかしながら、麻痺、怪我、病気等により指先が不自由であったり、摘持力が充分でなかったり、或いは、俊敏な動きをすることが困難な高齢者、病人らが自分でおむつを着用する場合、おむつを摘持後保持しきれず指先がすべる等によりおむつの腰回り開口部を摘持しておむつを充分に引き上げることが困難なことがある。また、通常このようなパンツ型使いすておむつを脱衣するには、おむつ両側縁部に配置されている、前身頃と後身頃とを接合している接合部分を破ることにより行われるが、前述のような着用者は摘持力が弱いことから、前記接合部分を破ることは非常に困難であり、簡便に脱衣することができない。 【0004】これらの問題点を解決するためにさまざまなものが提案されてきた。例えば、パンツ型使いすておむつの両側縁接合部にループ状摘持部を配置する方法(実開平6―11720号公報)や、腰回り周域に並列する複数の指先係合部を配置する方法(特開平11―104180号公報)が提案されている。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、パンツ型使いすておむつの両側縁接合部にループ状摘持部を配置する方法(実開平6―11720号公報)では、おむつ両側縁の上部のみを上に引っ張り上げることになるが、この場合、腰回り及び脚周り開口部周縁等に配置された各弾性伸縮部材が身体の各当該部位に張り出した部位に引っかかりやすく、前記パンツ型おむつを速やかに引き上げるには、充分とはいえない。 【0006】さらに、このようなループ状摘持部を配置したおむつの場合、着用後には前記ループ状摘持部は非常に邪魔なものとなり、着用時または着用中にどこかに引っかけたり、また、着用中に折れ畳まれ肌に当たる場合には非常に着用感の悪いものとなる。さらに、おむつの上からズボン等の着衣をはいた場合も、前記摘持部があるので、両腰部分が盛り上ってしまい見栄えも良くない。 【0007】また、腰回り周域に並列する複数の指先係合部を配置する方法(特開平11―104180号公報)では、2重の外面シートから構成されており、その第1外面シートは折り込まれて股下域へ向かって開口する折り込み部と、前記折り込み部に隣接する第2外面シートの部位が外方へ開口する窓部とによって形成され、パンツ型おむつを引き上げる際に指先が係合可能となっている。 【0008】しかしながら、この提案では指先係合部の構成が非常に複雑であるので製造しにくいという問題点がある。また、指先係合部が比較的小さな開口部により形成されているので、麻痺、怪我、高齢のために動きの緩慢な人等、指先の不自由な人には、簡便に操作が行いにくいという問題点もある。さらに、この提案では、指先係合部の開口部が股下域へ向かってのみ形成されているので、前記パンツ型おむつを引き下げる時には、全く活用することが出来ない。 【0009】本発明の目的は、上記の従来のパンツ型使いすておむつの有する問題点を解決し、着脱時に、簡便且つ確実に引き上げ、及び引き下ろしすることができるパンツ型使い捨ておむつを提供することにある。更に、上記目的を達成すると共に簡単な構造により、軟便等の背腹からの漏れを効果的に防止することも目的とする。 【0010】 【課題を解決するための手段】本発明の前記課題は、以下に包含される発明により解決することができる。 (1)本発明は、液透過性表面シートと、液不透過性裏面シートと、これら両シート間に配置された吸収体とを有し、着用者の腹側に位置する前身頃と背側に位置する後身頃の相対する両側縁部を接合してウエスト周り開口部と一対の脚周り開口部を形成したパンツ型使いすておむつにおいて、前記前身頃及び後身頃の少なくとも一方の腰回り部分における前記裏面シート表面に、帯状シートがおむつの幅方向に配置され、且つ、その両端部が前記おむつの両側縁部で接合されていることを特徴とするパンツ型使いすておむつに存する。 【0011】(2)また、本発明は、液透過性表面シートと、液不透過性裏面シートと、これら両シート間に配置された吸収体とを有する吸収性本体と、前記吸収性本体が接合され、着用時に着用者の腹から腰回りを囲んで吸収性本体を着用者にあてて保持する外装部材とを有してなり、前記外装部材の前身頃と後身頃の相対する両側縁部を接合してウエスト周り開口部と一対の脚周り開口部を形成したパンツ型使いすておむつにおいて、前記前身頃及び後身頃の少なくとも一方の腰回り部分における前記外装部材表面に、帯状シートがおむつの幅方向に配置され、且つ、その両端部が前記おむつの両側縁部で接合されていることを特徴とするパンツ型使いすておむつに存する。 【0012】(3)また、本発明は、液透過性表面シートと液不透過性裏面シートと、これら両シート間に配置された吸収体とを有し、着用者の腹側に位置する前身頃と背側に位置する後身頃の相対する両側縁部を接合してウエスト周り開口部と一対の脚周り開口部を形成したパンツ型使いすておむつにおいて、前記前身頃及び後身頃の少なくとも一方の腰周り部分において、前記腰周り端部を挟み込むようにして、一枚の帯状シートが二つ折りにされておむつの幅方向に配置され、且つその両端部が前記おむつの両側縁部で接合されていることを特徴とするパンツ型使いすておむつに存する。 【0013】(4)また、本発明は、液透過性表面シートと液不透過性裏面シートと、これら両シート間に配置された吸収体とを有する吸収性本体と、前記吸収性本体が接合され、着用時に着用者の腹から腰回りを囲んで吸収性本体を着用者にあてて保持する外装部材とを有してなり、前記外装部材の前身頃と後身頃の相対する両側縁部を接合してウエスト周り開口部と一対の脚周り開口部を形成したパンツ型使いすておむつにおいて、前記おむつにおける前身頃及び後身頃の少なくとも一方の腰周り部分において、前記腰周り端部を挟み込むようにして、一枚の帯状シートが二つ折りにされておむつの幅方向に配置され、且つその両端部が前記おむつの両側縁部で接合されていることを特徴とするパンツ型使いすておむつに存する。 【0014】(5)さらに、本発明は、前記帯状シートの両側縁に、腰周りに沿って少なくとも一本以上の弾性伸縮部材が配置されていることを特徴とする前記(1)乃至(4)のいずれか1項に記載のパンツ型使いすておむつに存する。 【0015】 【発明の実施の形態】本発明のパンツ型使いすておむつは、請求項1または請求項2の構成においては、前身頃及び後身頃の少なくとも一方の腰回り部分におけるおむつの最外側表面上に、おむつの幅方向に帯状シートが配置され、且つ、その両端部がおむつの両側縁部において接合されている。このような構成を有する本発明のパンツ型使いすておむつは、麻痺、怪我、病気等により指先が不自由であったり、俊敏な動作が困難であったり、或いは握力の低下等により摘持力が不十分な高齢者や身体障害者等の着用者でも、前記帯状シートとおむつ本体との間に生じる開口部に指を引っかけることにより、着用者自らが、簡便におむつを引き上げて装着することが可能となる。 【0016】さらに、おむつを脱衣する際にも、前記帯状シートとおむつ本体との間に生じる開口部に指を引っかけて簡便に引き下ろすことが可能となるので、通常のパンツ型使いすておむつのように、おむつの前身頃と後身頃を接合している強固な接合部分を破壊することなく、前述のような着用者でも簡便に脱衣することが出来る。そのため特に高齢者、身体障害者介護において、着用者にパンツ型使いすておむつの装着、脱着に関して自立を促すことが可能となる。 【0017】また、本発明のパンツ型使いすておむつは通常のパンツ型使いすておむつの最外側表面上に帯状シートを配置し、前記帯状シートをおむつの前身頃と後身頃との接合部分において一緒に接合するので、非常に簡便に製造を行うことが可能である。 【0018】また、本発明のパンツ型使いすておむつの請求項3または請求項4の構成においては、前身頃及び後身頃の少なくとも一方の腰回り部分において、前記腰周り端部を挟み込むようにして、一枚の帯状シートが二つ折りにおむつ幅方向に配置され、且つその両端部がおむつの両側縁部において接合されている。このような構成とすることにより、高齢者や身体障害者等の着用者でも、帯状シートとおむつ本体との間に生じる開口部に指を引っかけることにより、簡便におむつを引き上げて装着することが可能となるのみでなく、さらに、前記帯状シートのおむつ内側に位置する部分が防漏壁として作用するため、軟便等の腰周りからの漏れを効果的に防止することが可能となる。 【0019】また、このような構成のパンツ型使いすておむつ(請求項3又は4の構成)も、通常のパンツ型使いすておむつの腰周り端部を挟み込むように帯状シートを配置し、前記帯状シートをおむつの前身頃と後身頃との接合部分において一緒に接合するので、非常に簡便に製造を行うことが可能である。 【0020】本発明のパンツ型使いすておむつを構成する液透過性表面シート、吸収体及び液不透過性裏面シート等については、公知のものを特に制限無く用いることができるが、以下に、本発明において使用される材料について具体的に説明する。 【0021】液透過性表面シート本発明において使用される表面シートは、坪量が10〜40g/m2 で、構成繊維の繊維径が4デニール以下の親水性繊維からなる、液透過性の不織布、織布等が用いられる。さらに、詳しくは、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエステル、または、ポリエステル、ポリプロピレン、ポリエチレン等の2成分以上からなる複合繊維等でも良く、特には、低融点ポリエステル/ポリエステル、ポリエステル/ポリエチレン、ポリプロピレン/ポリエチレンの複合繊維が強度の面から好ましいが、特に制限をうけるものではない。 【0022】吸収体本発明において使用される吸収体は、綿状パルプと高吸水性材料である高吸収性ポリマーからなり、さらに全体を親水性シ−トによりくるまれていても良い。また、綿状パルプに対して3〜60重量%の熱融着性物質を混合して熱圧着してもよい。前記吸収体の構成は特に制限されるものではないが、例えば、綿状パルプを主成分とする単独層でも良く、綿状パルプに高吸収性ポリマーを均一に混合した層状のものでも良く、或いは綿状パルプを主成分とする2つの層の間に高吸収性ポリマーからなる均一な層を挟み込んだ構成であっても良い。綿状パルプとしては、化学パルプシートもしくは、機械パルプシートを粉砕機で解繊することにより得られる繊維長5mm以下のものである。パルプ原料としては、針葉樹に限らず、広葉樹、わら、竹およびケフナも適用される。このパルプの使用量は、目的とする吸収体により、例えば、単独で用いるか、複数積層して用いるか、他の吸収材を併用するかなどにより異なるが、一般的には、50〜400g/m2にされる。 【0023】高吸収性ポリマーとしては、デンプン系、セルロース系、合成ポリマー系のもの等が挙げられる。すなわち、デンプンーアクリル酸(塩)グラフト共重合体、デンプンーアクリル酸エチルグラフト共重合体のケン化物、デンプンーメタクル酸メチルグラフト共重合体のケン化物、デンプンーアクリロニトリルグラフト共重合体のケン化物、デンプンーアクリルアミドグラフト共重合体のケン化物、アクリル酸(塩)重合体、アクリル酸で架橋されたポリエチレンオキシド、ナトリウムカルボキシメチルセルローズの架橋物、ポリビニールアルコールー無水マレイン酸反応物の架橋物などが使用できるが、この中で自重の20倍以上の尿、体液及び水を吸収するもので、ポリアクリル酸ナトリウム系のものが吸収性能の点から最も適当である。高吸収性ポリマーの分布量は、綿状パルプの乾燥状態で全重量の10〜500%、好ましくは15〜300%であり、かかる量の高吸収性ポリマーが綿状パルプ中に実質的に均一に分布していると、高吸収性ポリマーが吸収し膨潤したとき、その粒子は相互の干渉が最小にとどめられ、連続的に接触して透過障壁を形成することが少なく、尿や体液を3次元方向に透過、吸収する。 【0024】また、熱融着性物質としては、綿状パルプと混合することを考えると繊維状のものが好ましい。熱融着性物質は、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエステル、ポリビニリデン、アクリル樹脂、ナイロン樹脂等があげられる。または、ポリエステル、ポリプロピレン、ポリエチレン等の2成分以上からなる複合繊維等でも良く、特には、ポリエステル/ポリエステル、ポリエステル/ポリエチレン、ポリプロピレン/ポリエチレンの複合繊維が強度の面から好ましい。繊維径は1〜5デニール程度が好ましく、繊維長は3〜30mmのものが、綿状パルプと混合するのに好適であるが、特に制限をうけるものではない。これらを綿状パルプ層に混合し、一定以上の圧力で熱圧着することによって、熱融着性物質による骨格構造を形成し、湿潤時においても綿状パルプ層自体の強度を持つことが可能となる。熱圧着の方法は、熱プレスロール、熱風乾燥機、マイクロ波加熱機、赤外線ヒーター等、特に限られていないが、マット層に均一に熱が伝わり、熱融着性物質が融けて骨格構造を形成することが出来れば良い。 【0025】親水性シートは、例えば、ティシュ、吸収紙、親水性不織布等、親水性のシートであれば良い。吸収体の圧縮方法として、周面が平滑なロールなどにより、吸収体の密度がその全体にわたり実質的に均等になるように連続する面状であってもよいし、周面が凹凸状であるロールなどにより、吸収体の密度が部分的に異なり、尿や体液を縦方向及び斜め方向に導く模様配列のエンボスであってもよい。エンボスの場合、圧縮部、非圧縮部は、連続、非連続のいずれであってもよい。 【0026】液不透過性裏面シート本発明において使用される液不透過性裏面シートは、薄く、液不透過性のプラスティックフィルムのウェブまたはシートからなる。プラスティックは、例えばポリエチレン、ポリプロピレン、ポリビニルクロライド、またはこれらと同様の材料や、ポリビニルアルコールをベースとするフィルムのウェブまたはシートなどの材料から形成することができる。バックシート材料は透明でも不透明でも良く、またエンボス加工した表面を有するようにすることもできる。また、ほぼ液不透過性になるようにつくられた不織布の繊維ウェブからつくることもできる。さらに、前記液不透過性のプラスティックのウェブまたはシートに、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル等の熱可塑性樹脂からなる不織布、織布、伸縮性不織布、或いは、ポリエチレン、ポリウレタン等のフィルムを貼合しても良い。 【0027】帯状シート本発明において使用される帯状シートはポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル等の熱可塑性樹脂からなる不織布、織布、伸縮性不織布、或いは、ポリエチレン、ポリウレタン等のフィルムを用いることが出来る。 【0028】伸縮弾性部材ウレタンフィルム、ウレタン糸、ウレタンフォーム、糸ゴム等の通常の使いすておむつに使用される伸縮弾性部材を使用することができ、一般的には、脚周り開口部、ウエスト周り開口部等に伸長状態で配置され、ホットメルト接着剤により固定されている。 【0029】 【実施例】以下、図面により、本発明のパンツ型使いすておむつを詳細に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。 【0030】図1は本発明のパンツ型使い捨ておむつの一部切り欠き展開図である。図1において、パンツ型使いすておむつ1は、液透過性表面シート7と液不透過性裏面シート8の間に吸収体6が配置されている。さらに、前身頃2側には帯状シート10が配置され、その両側縁部には伸縮性弾性部材11が配置されている。 【0031】図2は、図1の展開状態のものを組み立てた本発明のパンツ型使いすておむつの斜視図である。図2において、パンツ型使いすておむつ1は、その腰回り部分に帯状シート10が配置され、その両端部が前記おむつ1の両側縁部の接合部9において接合されている。また、帯状シート10は、その両側縁部に伸縮弾性部材11がを配置されている。通常、パンツ型使いすておむつにはフィット性を高めるために腰回りに伸縮弾性部材が複数本配置されるが、そのため、おむつ表面に多数のシワが発生し、非常に見栄えが悪くなっているが、本発明のパンツ型使い捨ておむつ1の場合、腰回りに配置されている伸縮弾性部材を覆うように、幅広の帯状シート10が配置されているために、前述のシワが帯状シート10の下に隠れるのでパンツ型おむつ1を装着した際の見栄えも非常に良いものとなる。尚、通常パンツ型おむつを廃棄する際に用いられる廃棄テープは、帯状シート10上に配置しても良いし、帯状シート上以外に配置していても良い。 【0032】図3は、図2とは異なる例を示す本発明のパンツ型使いすておむつの斜視図である。図3において幅狭の帯状シート10が、パンツ型使いすておむつ1の腰周り部の下部領域に配置されている。この場合、一般的にパンツ型使いすておむつを装着・脱着する際に引っかかりやすい着用者の尻周りに、帯状シート10が配置されることになるために、おむつ1の引き上げ、及び引き下げを簡便に行うことができる。さらに、帯状シート10は複数枚、おむつ1の腰周り部に配置しても良い。 【0033】図4は、図2及び図3とは異なる例を示す本発明のパンツ型使いすておむつの斜視図である。図4において、帯状シート10は、長手方向に沿って中央部に配置された接着部位18により、おむつ1の裏面シート8と接合されている。このように、帯状シート10に接着部位18を設けることにより、帯状シート10に指先を引っかけて装着、脱着を行う際に、帯状シート10が必要以上に変形し、開口するのを防ぐことが可能となる。 【0034】図5は、本発明のパンツ型使い捨ておむつの図1とは別の例を示す一部切り欠き展開図である。図5において、パンツ型使いすておむつ1は、液透過性表面シート7と液不透過性裏面シート8の間に吸収体6が配置されている。さらに、前身頃2側にはおむつ腰周り端部15を挟み込むようにして帯状シート10が2つ折りに配置され、その両側縁部には伸縮性弾性部材11が配置されている。 【0035】図6は、図5の展開状態のものを組み立てた本発明のパンツ型使いすておむつの斜視図である。図6において、パンツ型使いすておむつ1は、その腰回り部分におむつ腰周り端部15を挟み込むようにして帯状シート10が2つ折りに配置され、その両端部が前記パンツ型使いすておむつ1の両側縁部の接合部9において接合されている。帯状シート10には、その側縁部に伸縮弾性部材11が配置されている。また、図6の構成も図1の構成と同様に、パンツ型使いすておむつの腰回りに複数本配置された伸縮弾性部材によって発生するおむつ表面のシワを帯状シート10で覆い隠し、見栄えを良くする効果を有している。またこの構成においても、廃棄テープは帯状シート10上に配置しても良いし、帯状シート10上以外に配置していても良い。 【0036】図7は、本発明のパンツ型使いすておむつ図6のX−X’断面図である。図7において帯状シート10は、パンツ型使いすておむつ1の腰周り端部15を挟み込むようにして2つ折りにされて配置されている。このように配置された場合、おむつ肌側に、帯状シートによりポケット状の空間16ができることとなり、軟便の前身頃側の腰周りからの漏れ防止に有効な構造を簡単に製造することができる。尚、図6の例は前身頃側のみに帯状シートを配置した例であるが、後身頃側にも配置することにより、腹側と背側の両側の腰周りからの漏れを防止することができる。また、図7において、帯状シート10の両側縁部に伸縮弾性部材11が配置されているが、どちらか一方の側縁のみに配置しても良く、また配置しなくても良い。また、帯状シート10は、おむつ1の腰周り端部15付近の17において接着固定されているが、おむつ1の外側面、肌側面の両側において接着固定されていてもよい。 【0037】図8は図7とは異なる図6のX−X’断面図の例を示す。図8において、腰周り伸縮弾性部材5が帯状シート10と裏面シート8の間に配置されているが、腰周り伸縮弾性部材5は帯状シート10と表面シート7の間に配置されていても良く、別のシートとの間に挟み込まれていても良い。また、帯状シート10は、おむつ1の表面シート7面、裏面シート8面の両面において接着固定されているが、おむつ1の腰周り端部15付近の17(図7参照)において接着固定されていても良い。このように接着固定することにより、帯状シート10の肌側に生じる空間16で補集された軟便の漏れ防止をより確実なものとすることができ、また、装着時におむつを引き上げる際、指を引っかける部分であるおむつの外側の帯状シート10が必要以上に変形し開口するのを防ぐことが可能となる。 【0038】なお、図1〜図8では、表面シートと裏面シートの間に吸収体を配置した、いわゆる一体型のパンツ型使い捨ておむつの場合について説明したが、排泄物を吸収する吸収性本体と、吸収性本体が接合され、パンツを形成する外装部材とからなる、いわゆる2ピースタイプのパンツ型使い捨ておむつにおいても、同様に、外装部材表面に帯状シートを配置することにより、目的とするとパンツ型使い捨ておむつを得ることが出来る。 【0039】 【発明の効果】以上説明したように本発明のパンツ型使いすておむつは、麻痺、怪我、病気等により指先が不自由であったり、俊敏な動作が困難であったり握力の低下している高齢者、身体障害者等、摘持力が不十分な着用者でも、着用者自らが簡便におむつを装着するために引き上げたり、脱着するために引き下げることが可能となるために、着用者におむつの装着、脱着に関して自立を促すことが可能となる。更に、1枚の帯状シートを裏面シート側から折り返しておむつの表面シート側にも配置することにより、簡単な構成で、軟便等の腰周り部からの漏れを有効に防止することも出来る。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000122298 【氏名又は名称】王子製紙株式会社
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| 【出願日】 |
平成12年4月10日(2000.4.10) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2001−178772(P2001−178772A) |
| 【公開日】 |
平成13年7月3日(2001.7.3) |
| 【出願番号】 |
特願2000−107650(P2000−107650) |
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