| 【発明の名称】 |
介護用具及びおむつ |
| 【発明者】 |
【氏名】太田 重文
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| 【要約】 |
【課題】介護用具及びおむつを容易に、かつ位置決め状態で使用できるようにする【解決手段】 排泄物吸収パッド1のパッド本体2に非粘着性の係止面13を設けた。この係止面13は、パッド本体2の防水材4の外面全体に形成されており、この防水材4には樹脂が直接含浸され、その樹脂が熱処理によって気泡化することにより、無数の微細な風船状の気泡が形成されている。従って、係止面13は摩擦抵抗が増大するように粗面となっている。
【解決手段】排泄物吸収パッド1のパッド本体2に非粘着性の係止面13を設けた。この係止面13は、パッド本体2の防水材4の外面全体に形成されており、この防水材4には樹脂が直接含浸され、その樹脂が熱処理によって気泡化することにより、無数の微細な風船状の気泡が形成されている。従って、係止面13は摩擦抵抗が増大するように粗面となっている。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 汚れの原因となる物質を吸収可能な吸収部本体(2,14a,17,27,32,41)の外面側に摩擦抵抗が増大するように粗面化された非粘着性の係止面(13)を設けたことを特徴とする介護用具。 【請求項2】 前記係止面(13)の表面上には無数の微細な風船状の気泡が形成されており、それらの気泡は前記係止面(13)を構成する素材表面(4,15b,16a,27b,32b)に含浸された樹脂が熱処理によって気泡化することにより形成されていることを特徴とする請求項1に記載の介護用具。 【請求項3】 前記係止面(13)は、前記吸収部本体(2,14a、17,27,32,41)の外面全体に設けられていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の介護用具。 【請求項4】 体外排出物を吸収可能な体外排出物吸収体(1)が内装されるおむつ本体(14a)の内面(15a)及び外面(15b)のうち少なくとも内面(15a)側に、摩擦抵抗が増大するように粗面化された非粘着性の係止面(13)を設けたことを特徴とするおむつ。 【請求項5】 前記係止面(13)の表面上には無数の微細な風船状の気泡が形成されており、それらの気泡は前記係止面(13)を構成する素材表面(15a,15b)に含浸された樹脂が熱処理によって気泡化することにより形成されていることを特徴とする請求項4に記載のおむつ。 【請求項6】 前記係止面(13)は、前記内面(15a)及び外面(15)のうち当該係止面(13)が設けられた面の表面全体に設けられていることを特徴とする請求項4又は請求項5に記載のおむつ。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、尿、便、汗などの体外排出物や、汚れの原因となる物質を吸収するための介護用具及びおむつに関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来より、介護用具の一種として、図9に示すような、排泄物吸収パッド50が知られている。この排泄物吸収パッド50は接着剤により下着(図示せず)等に貼着されて使用される。即ち、使用にあたっては、パッド本体51の外面に貼着されている剥離紙52を剥がすことにより、パッド本体51の外面に設けられた接着層53を露出させる。そして、この接着層53を下着等の内面における所定位置に貼着することで排泄物吸収パッド50は位置決め装着される。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】ところが、上記した従来技術では、排泄物吸収パッド50を使用する際において、剥離紙52をパッド本体51から剥がす作業が面倒であった。また、下着等の所定位置に排泄物吸収パッド50を装着する際には、接着層53の貼着位置を調整しなければならず不便であった。さらに、排泄物吸収パッド50を下着等から取り外した後に、接着層53の接着剤が下着等に残ってしまい、その残存接着剤により下着等が汚れるという問題を生じていた。 【0004】本発明は前記各問題点に鑑みてなされたものであって、その目的は、介護用具及びおむつを容易に、かつ位置決め状態で使用できるようにすることにある。 【0005】 【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、汚れの原因となる物質を吸収可能な吸収部本体の外面側に摩擦抵抗が増大するように粗面化された非粘着性の係止面を設けたことを要旨とする。なお、汚れの原因となる物質とは、尿、便などの他に汗など体外へ排出される体外排出物、及び介護用具が取付けられる対象を汚す原因となるもの全てを含むものとする。 【0006】請求項2に記載の発明では、請求項1に記載の発明において、前記係止面の表面上には無数の微細な風船状の気泡が形成されており、それらの気泡は前記係止面を構成する素材表面に含浸された樹脂が熱処理によって気泡化することにより形成されていることを要旨とする。 【0007】請求項3に記載の発明では、請求項1又は請求項2に記載の発明において、前記係止面は、前記吸収部本体の外面全体に設けられていることを要旨とする。請求項4に記載の発明では、体外排出物を吸収可能な体外排出物吸収体が内装されるおむつ本体の内面及び外面のうち少なくとも内面側に、摩擦抵抗が増大するように粗面化された非粘着性の係止面を設けたことを要旨とする。なお、体外排出物とは、尿、便などの排泄物とする。 【0008】請求項5に記載の発明では、請求項4に記載の発明において、前記係止面の表面上には無数の微細な風船状の気泡が形成されており、それらの気泡は前記係止面を構成する素材表面に含浸された樹脂が熱処理によって気泡化することにより形成されていることを要旨とする。 【0009】請求項6に記載の発明では、請求項4又は請求項5に記載の発明において、前記係止面は、前記内面及び外面のうち当該係止面が設けられた面の表面全体に設けられていることを要旨とする。 【0010】 【発明の実施の形態】(第1実施形態)以下、本発明を尿、便などの排泄物を吸収するための対人介護用排泄物吸収パッドに具体化した第1実施形態を図1〜図3に従って説明する。 【0011】図1及び図2に示すように、本実施形態における介護用具及び体外排出物吸収体としての排泄物吸収パッド1は、吸収部本体としての長方形状をなすパッド本体2と、パッド本体2の内面側に設けられる左右一対のギャザー3とを備えている。パッド本体2は、図3に示すように、着用時に外側となる外面部がポリエチレンフィルムからなる防水材4により構成される一方、内側となる内面部が不織布よりなる透水性シート5により構成され、これらの間に吸水材6が介装されている。防水材4は、内側からの液体が外部へ漏れでないようにする役目を担っており、防水材4の両側部にはゴム7が前後方向(図2では上下)へ延びるように配置されている。 【0012】図3に示すように、吸水材6は、吸水紙8及びパルプ9から構成され、パッド本体2の中央部(図2に示す)に位置している。吸水紙8の内面(図3では上面)には吸水の機能を有するパルプ9が散布され、このパルプ9の下部には粉末状の吸水ポリマー10が同じく散布されている。パルプ9の内面には前記透水性シート5が配置され、防水材4に対し外周縁において接着剤により貼着されている。 【0013】図2に示すように、前記ギャザー3は、その内側端縁に沿ってゴム11を有しており、その外側端縁において透水性シート5に対し接着剤によって貼着されている。そして、このゴム11が伸縮することにより、ギャザー3はその内側端縁がパッド本体2より浮き上がった状態となり、袋部12を形成するようになっている。 【0014】また、図1〜図3に示すように、パッド本体2の防水材4の外面(図1では上面)には、係止面13が形成されている。前記係止面13は、摩擦抵抗を有するように、次のような加工が施されている。即ち、防水材4の外表面全体に樹脂を含浸させた後、130度の熱処理を施す。すると、表面上の樹脂は気泡化し、無数の微細な風船状の気泡が形成される。従って、この係止面13は気泡化した樹脂によって摩擦抵抗が増大するように粗面化されている。このようにして、係止面13は乾燥した非粘着性の粗面となっている。 【0015】次に、前記のように構成された排泄物吸収パッド1の使用方法を説明する。まず、図1に示すように、おむつ14を敷いたまま、おむつ14の中央部にパッド本体2の係止面13がおむつ本体14aの内面15aと接触するように排泄物吸収パッド1を重ねる。そして、人体の尻部をパッド本体2の内面に位置させ、人体の股部からパッド本体2の前側をギャザー3が内側に折り込まれないように引き出し、人体にパッド本体2の前側内部を接触させる。そして、パッド本体2の係止面13とおむつ本体14aの内面15aとが接触する状態を維持しながら、おむつ14を人体に装着する。すると、係止面13は粗面であるため、その係止面13とおむつ14の内面15aには摩擦抵抗が生じて、排泄物吸収パッド1のパッド本体2は位置ずれしにくくなる。なお、排泄物吸収パッド1は、前記おむつ14を介することなくそのまま下着に装着される場合もあり、その場合も前記パッド本体2は係止面13が下着の内面に係止されて位置ずれしにくくなる。 【0016】本実施形態の排泄物吸収パッド1によれば、以下のような効果を得ることができる。 (1) パッド本体2の外面に係止面13を設けたので、排泄物吸収パッド1をおむつ14や下着等の内部へ容易に位置決め状態で装着することができ、パッド本体2がおむつ14等の内面に対して位置ずれしにくくなる。また、係止面13はパッド本体2の外面全体に設けられているので、係止効果が大きく一層ずれにくくなっている。 【0017】(2) 乾燥した非粘着性で摩擦抵抗を有する粗面に形成された係止面13によってずれにくくなっているので、従来のような接着剤によるおむつ14や下着等の内面に汚れが発生することはない。 【0018】(3) 防水材4の外面に直接樹脂を含浸させて係止面13を設ける構成であるので、例えば別部材に係止面13を設けてそれをテープ等でパッド本体2の外面に貼着するような手間が省ける。 【0019】(4) 係止面13は、防水材4の外面に含浸された樹脂が熱処理によって無数の微細な風船状の気泡となって摩擦抵抗を増大するように粗面化されている。従って、非粘着性の係止面13を容易かつ確実に形成できる。 【0020】(第2実施形態)次に、本発明を汗などを吸収するための対人介護用汗吸収マットに具体化した第2実施形態を図4に従って説明する。この実施形態では、係止面13を排泄物吸収パッド1ではなく汗吸収マット16に設けた点が前記実施形態とは異なっている。 【0021】図4に示すように、敷布団(図示せず)等に敷かれる介護用具としての汗吸収マット16は、吸収部本体としてのシーツ状をなすシーツ本体17の裏面(外面部)16a全体に係止面13が設けられている。なお、係止面13の構成及び形成方法は、前記第1実施形態における係止面13と同じである。そして、シーツ本体17における係止面13が敷布団と接触するようにして敷布団の上面に敷かれ、このシーツ本体17の上面に寝た人の汗などを吸収するために使用される。そのため、シーツ本体17は前記係止面13の摩擦係止作用によって敷布団に対して位置ずれしにくくなっている。 【0022】従って、本実施形態の汗吸収マット16によれば、シーツ本体17の裏面16aに係止面13を設けたので、汗吸収マット16を敷布団から位置ずれしにくくすることができる。また、前記第1実施形態における(2)〜(4)に記載の各効果と同様に、汗吸収マット16が敷かれる敷布団の汚れ防止効果や、汗吸収マット16の迅速容易なセッティング効果及び係止面13の容易確実な形成効果をも為し得る。 【0023】(第3実施形態)次に、本発明を車椅子の尻置き部に敷かれる介護用シーツに具体化した第3実施形態を図5に従って説明する。図5に示すように、車椅子22は車椅子本体23と車輪24を備えており、車椅子本体23の尻置き部25に介護用具としての介護用シーツ26が敷かれている。介護用シーツ26は、吸収部本体としてのシーツ本体27の表面(図5では上面)27aが透水性の材質よりなり、排泄物や尻置き部25を汚す原因となるものを吸収する。また、シーツ本体の裏面(外面部、図5では下面)27bは防水性の材質よりなり、表面27aで吸収した物質が尻置き部25側に染み出さないようになっている。防水性の材質と透水性の材質との間には、吸収材が介装されている。即ち、介護用シーツ26の吸収構造は、前記第1実施形態のパッド本体と同じである。 【0024】シーツ本体27の裏面27bの全面には係止面13が設けられ、この係止面13の構成及び形成方法は、前記第1実施形態における係止面13と同じである。この実施形態では、尻置き部25に汚れ防止のために介護用シーツ26を敷いたとき、介護用シーツ26の裏面27bの係止面13により、介護用シーツ26が尻置き部25に対して位置ずれし難くなる。 【0025】従って、本実施形態の介護用シーツ26によれば、裏面27bに係止面13を設けたので、介護用シーツ26を車椅子22の尻置き部25でずれ難くすることができる。また、前記第1実施形態の(2)〜(4)に記載の各効果と同様に、介護用シーツ26が敷かれる尻置き部25の汚れ発生の防止、介護用シーツ26の迅速容易なセッティング効果、係止面13を容易かつ確実に形成できる等の効果も為し得る。 【0026】(第4実施形態)次に、本発明を病院等で怪我人や病人などを運ぶために使用されるストレッチャーの台部に敷かれる医療用マットに具体化した第4実施形態を図6に従って説明する。図6に示すように、ストレッチャー28は、人を乗せるための長方形状の台部29と、その台部29の下面四隅に一端が固定された支持部30とを備えている。支持部30の他端には車輪30aが配設されている。台部29の上面には介護用具としての医療用マット31が敷かれ、この医療用マット31の上面に病人や怪我人が乗せられる。 【0027】医療用マット31は、吸収部本体としてのマット本体32の表面(図6では上面)32aが透水性の材質よりなり、台部29を汚す原因となるもの、例えば怪我人の血液等を吸収する。また、マット本体32の裏面(外面部、図6では下面)32bは防水性の材質よりなり、表面32aで吸収した物質が台部29に染み出さないようになっている。防水性の材質と透水性の材質との間には、吸収材が介装されている。即ち、医療用マット31の吸収構造は、前記第1実施形態のパッド本体と同じである。 【0028】マット本体32の裏面32bの全面には係止面13が設けられ、この係止面13の構成及び形成方法は、前記第1実施形態における係止面13と同じである。この実施形態では、台部29に医療用マット31を敷いたとき、医療用マット31の裏面32bの係止面13により、医療用マット31が台部29に対して位置ずれし難くなる。 【0029】従って、本実施形態の医療用マット31によれば、裏面32bに係止面13を設けたので、医療用マット31をストレッチャー28の台部29でずれ難くすることができる。また、前記第1実施形態の(2)〜(4)に記載の各効果と同様に、医療用マット31が敷かれる台部29の汚れ発生の防止、医療用マット31の迅速容易なセッティング効果、係止面13を容易かつ確実に形成できる等の効果も為し得る。 【0030】(第5実施形態)次に、第5実施形態を図7及び図8に従って説明する。この第5実施形態では、男性用採尿袋の外面側に係止面13を設けた点が前記各実施形態とは異なっている。なお、前記各実施形態と同一部分に関しては同一符号を付して、詳しい説明は省略する。 【0031】図7及び図8に示す介護用具としての男性用採尿袋(以下、単に採尿袋と称す)40は、前記第1実施形態と同様に対人用の尿採り用具(本例では男性用)としておむつ等の内部に取付けられる。図7に示すように、採尿袋40は吸収部本体としての袋本体41を備えている。この袋本体41の内部には密閉された収容空間(収容室)42が形成され、この収容空間42は男性性器(陰茎)を収容するとともに放尿が行われる室として機能する。 【0032】袋本体41は、透水性シート5、吸水紙8、吸水材43、吸水紙8、防水材4を備え、この順序で内側から順に積層された多層構造を有している。ここで、第1実施形態では、吸水材6は吸水紙8とパルプ9を有しているとしたが、本例の吸水材43は吸水紙8を含んでいない構造とする。吸水材43はパルプ9と吸水ポリマー10を備え、両側から吸水紙8によって挟持されている。排出された尿等の排泄物は、透水性シート5と内側の吸水紙8を介して吸水材43によって吸収される。 【0033】図7及び図8(a)に示すように、採尿袋40の内側(図7では上側)には、男性性器を収容空間42に導入するための楕円形状の導入口44が開口形成されている。導入口44の周縁には吸水材43が延在しておらず、この周縁に位置する吸水紙8同士をホットメルト等により接着することで薄膜部45が形成されている。この薄膜部45は、吸水材43によって一旦吸収された尿等を導入口44の周縁から漏れ出さないようにする漏れ防止機能を担っている。なお、導入口44の開口形状は楕円形に限らず、例えば略四角形状でもよい。 【0034】図8(a)に示すように、薄膜部45は他の部位に比べて面積がやや広めに形成された切開部46を有しており、この切開部46の両側には2つのミシン目47が図8(a)の上下方向に形成されている。ミシン目47は指等で切開可能であり、ミシン目47に沿って薄膜部45を切開することで導入口44の開口面積が上下方向で拡張する。よって、使用時にミシン目47に沿って切開部46を切開しておけば、男性性器に対する採尿袋40の位置調節が可能となるので、装着時に装着者が不快感を感じない位置に採尿袋40を配置することが可能になるとともに、採尿袋40を安定する位置に配置可能となる。なお、ミシン目47を採用することに限らず、ミシン目47のないものに例えばハサミ等で切込みを入れて導入口44の開口面積を拡張してもよい。 【0035】図7及び図8(b)に示すように、袋本体41の素材表面としての防水材4の外面(図7では下側)には、その全面に係止面13が設けられ、この係止面13の構成及び製造方法は前記第1実施形態における係止面13と同様である。例えば採尿袋40をおむつに取付ける場合、係止面13がおむつ内面と接触した状態で取付ける。よって、この状態では係止面13とおむつの内面との摩擦効果が高まるので、採尿袋40はおむつに対して位置ずれし難くなる。 【0036】従って、袋本体41の外面側に係止面13を設けたので、この種の男性用の採尿袋40をおむつ等に対して位置ずれし難くできる。また、前記第1実施形態に記載した(2)〜(4)の効果と同様に、(2)従来のような接着剤による汚れを防止できる、(3)迅速かつ容易にセッティングできる、(4)係止面13を容易かつ確実に形成できる、等の効果も為し得る。 【0037】なお、前記各実施形態は、例えば、次のように変更して具体化してもよい。 ○ 前記第1実施形態において、係止面13は、排泄物吸収パッド1のみに設けられることに限定されない。例えば、同様に体外排出物吸収体の一種であるおむつ14の内面15aにも係止面13が設けられ、排泄物吸収パッド1の防水材4の外面及びおむつ14の内面15aの両面に設けられた両係止面13の各摩擦係止作用によって排泄物吸収パッド1が位置ずれがしにくくなっているものであってよい。このようにすると、係止効果がより大きくなり排泄物吸収パッド1が一層ずれにくくなる。また、係止面13は、排泄物吸収パッド1の防水材4の外面に設けず、おむつ14の内面15aのみに設けられるものであってよい。 【0038】○ 前記各実施形態において、係止面13は、防水材4の外面、シーツ本体17の裏面16a、介護用シーツ26の裏面27b及び医療用マット31の裏面32bにおいて、各面全体に設けられることに限定されない。すなわち、ストライプ状や散点状或いは格子状などに係止面13を設けてもよい。このようにすると、樹脂は高価であるので材料コストの低減ができる○ 前記各実施形態において、係止面13は、防水材4の外面、シーツ本体17の裏面16a、介護用シーツ26の裏面27b及び医療用マット31の裏面32bに直接樹脂を含浸させて熱処理加工形成されることに限定されない。例えば、図7に示すように、繊維素材からなるテープ体18の外表面に樹脂を含浸させて所定の加工処理を施すことで係止面13を形成し、両面テープ19などでパッド本体2の外面(或いは、図示しないがシーツ本体17、介護用シーツ26及び医療用マット31の各裏面16a,27b,32b)の所定位置に取り付けるものであってよい。また、テープ体18は、おむつ14の内面15a、外面15bなどに貼着してもよい。また、この場合、テープ体18は、両面テープによってパッド本体2等に貼着されることに限定されない。例えば、図8に示すように、外面に係止面13を有した係止片20が、その周縁に設けられたファスナ21によって取り外し可能な構造であってよい。また、ファスナ21に限らず、面ファスナによって係止片20が取り外し可能であってよい。このようにすると、係止面13を有する係止片20を再利用することができる。 【0039】○ 前記第1及び第5実施形態において、外面部としての防水材4は、ポリエチレンフィルム製に限定されない。例えば、撥水性不織布であってよい。この場合、ポリエチレンフィルムと比較して防水性はやや落ちるが、通気性は良くなる。 【0040】○ 前記第1及び第5実施形態において、防水材4の材質は、耐熱性の高いポリプロピレン製であってもよい。このようにすると、パッド本体2の外面に係止面13を設ける場合、熱処理によって素材を傷めることなく、より確実に係止面13を有した防水材4が作製できる。 【0041】○ 介護用具という場合、排泄物吸収パッド1、汗吸収マット16、介護用シーツ26、医療用マット31及び採尿袋40に限定されず、おむつ14であってよい。この場合、吸収部本体としてのおむつ本体14a(図1に示す)の外面(外面部)15bに係止面13を設けてもよい。また、係止面13は、おむつ14の内面15a及び外面15bの両方に設けられていてもよい。このようにすると、排泄物吸収パッド1をずれ難くするとともに、おむつ14の上に着用される衣類等に対しておむつ14をずれ難くすることができる。 【0042】○ 介護用具は、排泄物吸収パッド1、おむつ14、汗吸収マット16、介護用シーツ26、医療用マット31、採尿袋40に限定されない。即ち、医療や介護を目的として使用される物品であれば本発明を採用できる。 【0043】 【発明の効果】以上詳述したように請求項1に記載の発明によれば、吸収部本体の外面側に非粘着性の係止面が設けられているので、介護用具を迅速容易に装着使用でき、かつ接着剤によって下着、おむつ、衣類、車椅子、ストレッチャー等を汚すことなく介護用具を位置決め状態で使用できる。 【0044】請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明の効果に加えて、係止面の表面は無数の風船状の気泡を有する構造であるので、容易に係止面を摩擦抵抗の大きな粗面にできる。 【0045】請求項3に記載の発明によれば、請求項1又は請求項2に記載の発明の効果に加えて、係止面は吸収部本体の外面部全体に設けられているので、係止効果は大きくなり介護用具を一層ずれ難くすることができる。 【0046】請求項4に記載の発明によれば、おむつの内面に非粘着性の係止面を設けたので、係止面を有していない体外排出物吸収体であっても、おむつの内面で体外排出物吸収体をずれ難くすることができる。また、外面に係止面を設ければ、おむつを容易に使用でき、かつ接着剤によって衣類等を汚すことなくおむつを位置決め状態で使用できる。 【0047】請求項5に記載の発明によれば、請求項4に記載の発明の効果に加えて、係止面の表面は無数の風船状の気泡を有する構造であるので、容易に係止面を摩擦抵抗の大きな粗面にできる。 【0048】請求項6に記載の発明によれば、請求項4又は請求項5に記載の発明の効果に加えて、係止面はおむつの内面全体に設けられているので、係止効果は大きくなり、おむつに内装される体外排出物吸収体をずれ難くすることができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】594077035 【氏名又は名称】オオタ衛材株式会社
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| 【出願日】 |
平成12年3月21日(2000.3.21) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100068755 【弁理士】 【氏名又は名称】恩田 博宣 (外1名)
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| 【公開番号】 |
特開2001−137270(P2001−137270A) |
| 【公開日】 |
平成13年5月22日(2001.5.22) |
| 【出願番号】 |
特願2000−78298(P2000−78298) |
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