| 【発明の名称】 |
男性用使い捨て吸収性物品 |
| 【発明者】 |
【氏名】藤野 康弘
【氏名】南雲 邦彦
【氏名】細谷 正彦
【氏名】近藤 輝昌
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| 【要約】 |
【課題】略円錐形状にした吸収性物品本体が確実に装着でき、尿漏れを確実に防止できる。
【解決手段】吸収性物品本体1は透液性表面シート2と不透液性裏面シート3との間に配設した吸収体4とを有する。吸収性物品本体1には吸収体4の幅方向両外側に長手方向に沿ってフラップ部5をそれぞれ形成する。フラップ部5に長手方向に沿って弾性体6を配設する。吸収性物品本体1にはこの吸収性物品本体1の長手方向の両端側を重ね合わせて略円錐形状に保持する固着部9を設ける。吸収性物品本体1にはこの略円錐形状に保持した吸収性物品本体の拡開側に位置する吸収体4の幅方向の側縁より外側位置でフラップ部5の長手方向の略中央部に切り込み部8を形成する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 少なくとも透液性表面シート、不透液性裏面シートおよびこの透液性表面シートと不透液性裏面シートとの間に配設された吸収体とを有する吸収性物品本体を備え、前記吸収性物品本体には前記吸収体の幅方向両外側に長手方向に沿ってフラップ部をそれぞれ形成し、このフラップ部に長手方向に沿って弾性体を配設し、前記吸収性物品本体にはこの吸収性物品本体の長手方向の両端側を重ね合わせて略円錐形状に保持する固着部を設け、前記吸収性物品本体にはこの略円錐形状に保持した吸収性物品本体の拡開側に位置する前記吸収体の幅方向の側縁より外側位置で前記フラップ部の長手方向の略中央部に切り込み部を形成したことを特徴とする男性用使い捨て吸収性物品。 【請求項2】 吸収体には略円錐形状に保持した吸収性物品本体の拡開側に位置する幅方向の側縁の略中央部に切り欠き凹部を形成し、この切り欠き凹部に臨ませて前記吸収性物品本体に切り込み部を形成したことを特徴とする請求項1記載の男性用使い捨て吸収性物品。 【請求項3】 フラップ部には複数の弾性体を配設し、この弾性体の間に位置して切り込み部を形成したこと特徴とする請求項1または2記載の男性用使い捨て吸収性物品。 【請求項4】 フラップ部は、吸収性物品本体の吸収体の幅方向両外側に長手方向に沿って形成した第1のフラップとこの第1のフラップの上側に配設された第2のフラップを含み、この第2のフラップに切り込みを形成したことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の男性用使い捨て吸収性物品。 【請求項5】 吸収性物品本体の不透液性裏面シートは合成樹脂フィルムの外面側に不織布を重合したことを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の男性用使い捨て吸収性物品。 【請求項6】 吸収体には略円錐形状に保持した吸収性物品本体の拡開側に位置する幅方向の一側縁の中央部を挟んだ両側部より他側縁の略中央部に向かって略V字状の折り込み案内線部を形成したことを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の男性用使い捨て吸収性物品。 【請求項7】 吸収性物品本体の幅方向両外側に形成したフラップ部に配設されている弾性体は、略円錐形状に保持した吸収性物品本体の拡開側に位置する幅方向の一側フラップ部に配設されている弾性体の収縮率より他側フラップ部に配設されている弾性体の収縮率が大きいことを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載の男性用使い捨て吸収性物品。 【請求項8】 吸収性物品本体の幅方向両外側のフラップ部は透液性表面シートの両縁部と不透液性裏面シートの合成樹脂フィルムの外面側に重合した不織布の両縁部とにて形成したことを特徴とする請求項1ないし7のいずれかに記載の男性用使い捨て吸収性物品。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は乳幼児用、大人用あるいは失禁用などの男性用使い捨て吸収性物品に関する。 【0002】 【従来の技術】従来のこの種の失禁用パッドなどの吸収性物品では、例えば特開平8−280727号公報に記載されているように、吸収性物品本体は透液性表面シートとポリオレフィンなどの合成樹脂フィルムにて形成した不透液性裏面シートとの間に吸収体を介在し、この吸収性物品本体を長手方向の両端側を重ね合わせて粘着して略円錐形状にして使用する構成が知られている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】上記従来の男性用使い捨て吸収性物品では、吸収性物品本体を長手方向の両端側を重ね合わせて粘着して略円錐形状にし、この略円錐形状にした吸収性物品本体にて男性器官を覆うように装着して使用した場合、吸収性物品本体が位置ずれし易く、吸収性物品本体の位置ずれによって尿漏れが生ずる問題を有している。 【0004】また、ポリオレフィンなどの合成樹脂フィルムにて形成した不透液性裏面シートでは通気性がないため、蒸れが生じて肌にかぶれが発症する問題があった。 【0005】さらに、吸収性物品本体を長手方向の両端側を重ね合わせて略円錐形状に保形することが難しく、装着に手数が掛かり、また、略円錐形状にした吸収性物品本体の先端部に隙間が生じることもあり、尿漏れの原因となる問題があった。 【0006】本発明は、上記問題点に鑑みなされたもので、略円錐形状にした吸収性物品本体が確実に装着されるようにして尿漏れを防止できる男性用使い捨て吸収性物品を提供するものである。 【0007】 【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明の男性用使い捨て吸収性物品は、少なくとも透液性表面シート、不透液性裏面シートおよびこの透液性表面シートと不透液性裏面シートとの間に配設された吸収体とを有する吸収性物品本体を備え、前記吸収性物品本体には前記吸収体の幅方向両外側に長手方向に沿ってフラップ部をそれぞれ形成し、このフラップ部に長手方向に沿って弾性体を配設し、前記吸収性物品本体にはこの吸収性物品本体の長手方向の両端側を重ね合わせて略円錐形状に保持する固着部を設け、前記吸収性物品本体にはこの略円錐形状に保持した吸収性物品本体の拡開側に位置する前記吸収体の幅方向の側縁より外側位置で前記フラップ部の長手方向の略中央部に切り込み部を形成したものである。 【0008】そして、吸収性物品本体を長手方向の両端側を重ね合わせて固着部で固着することにより吸収性物品本体は、この吸収性物品本体の長手方向に沿った一側縁が拡開側となり他端縁が閉じられた略円錐形状に保持され、この略円錐形状に保形された吸収性物品本体のフラップ部の長手方向の略中央部に形成されている切り込み部に不透液性裏面シートの外側から内方に向けて男性器官を挿通して男性器官を覆うことができ、吸収性物品本体は位置ずれすることがなく、尿の漏れを確実にできる。 【0009】さらに、吸収性物品本体のフラップ部には弾性体が配設されているため、このフラップ部は皺状のギャザーとなって男性器官に肌触りよく保持される。 【0010】請求項2記載の発明の男性用使い捨て吸収性物品は、請求項1記載の男性用使い捨て吸収性物品において、吸収体には略円錐形状に保持した吸収性物品本体の拡開側に位置する幅方向の側縁の略中央部に切り欠き凹部を形成し、この切り欠き凹部に臨ませて前記吸収性物品本体に切り込み部を形成したものである。 【0011】そして、吸収性物品本体にて覆われた男性器官は吸収体に接近され、尿漏れがより確実に防止される。 【0012】請求項3記載の発明の男性用使い捨て吸収性物品は、請求項1または2記載の男性用使い捨て吸収性物品において、フラップ部には複数の弾性体を配設し、この弾性体の間に位置して切り込み部を形成したものである。 【0013】そして、吸収性物品本体のフラップ部に形成した切り込み部は弾性体の間に位置して形成されているので、切り込み部に挿通された男性器官は弾性体で収縮しているフラップ部で挟まれ、確実に装着位置に保持されて尿漏れが防止される。 【0014】請求項4記載の発明の男性用使い捨て吸収性物品は、請求項1ないし3のいずれかに記載の男性用使い捨て吸収性物品において、フラップ部は、吸収性物品本体の吸収体の幅方向両外側に長手方向に沿って形成した第1のフラップとこの第1のフラップの上側に配設された第2のフラップを含み、この第2のフラップに切り込みを形成したものである。 【0015】そして、略円錐形状に保形した吸収性物品本体を装着した状態で第2のフラップが尿を堰き止め、吸収性物品本体から尿漏れを防止できる。 【0016】請求項5記載の発明の男性用使い捨て吸収性物品は、請求項1ないし4のいずれかに記載の男性用使い捨て吸収性物品において、吸収性物品本体の不透液性裏面シートは合成樹脂フィルムの外面側に不織布を重合したものである。 【0017】そして、吸収性物品本体の吸収体の下側から滲み出た尿が合成樹脂フィルムによって漏れることがなく、また、不織布により肌触りが良好に保持できる。 【0018】請求項6記載の発明の男性用使い捨て吸収性物品は、請求項1ないし5のいずれかに記載の男性用使い捨て吸収性物品において、吸収体には略円錐形状に保持した吸収性物品本体の拡開側に位置する幅方向の一側縁の中央部を挟んだ両側部より他側縁の略中央部に向かって略V字状の折り込み案内線部を形成したものである。 【0019】そして、吸収性物品本体は略V字状の折り込み案内線部を案内として折り込むことにより容易に略円錐形状に保形できるので装着が容易にでき、確実に略円錐形状に保形できるので、略円錐形状にした吸収性物品本体の先端部に隙間が生じることがなく、尿漏れを確実に防止できる。 【0020】請求項7記載の発明の男性用使い捨て吸収性物品は、請求項1ないし6のいずれかに記載の男性用使い捨て吸収性物品において、吸収性物品本体の幅方向両外側に形成したフラップ部に配設されている弾性体は、略円錐形状に保持した吸収性物品本体の拡開側に位置する幅方向の一側フラップ部に配設されている弾性体の収縮率より他側フラップ部に配設されている弾性体の収縮率が大きいものである。 【0021】そして、吸収性物品本体を長手方向の両端側を重ね合わせて固着部で固着することにより吸収性物品本体は、この吸収性物品本体の長手方向に沿った一側縁が拡開側となり他端縁が閉じられた略円錐形状に保持され、しかも、一側フラップ部に配設されている弾性体の収縮率より他側フラップ部に配設されている弾性体の収縮率が大きいため、他縁側が大きく収縮し略円錐形状に保形され易く、他側縁が確実に閉塞され、尿漏れを確実に防止できる。 【0022】請求項8記載の発明の男性用使い捨て吸収性物品は、請求項1ないし7のいずれかに記載の男性用使い捨て吸収性物品において、吸収性物品本体の幅方向両外側のフラップ部は透液性表面シートの両縁部と不透液性裏面シートの合成樹脂フィルムの外面側に重合した不織布の両縁部とにて形成したものである。 【0023】そして、フラップ部が透液性表面シートと不織布との二枚となり、不透液性裏面シートの合成樹脂フィルムがないために固くならず、肌触りが良好になり、接着部分も少なく、安価に得られる。 【0024】 【発明の実施の形態】次に、本発明の男性用使い捨て吸収性物品の一実施の形態の構成を図1および図2に基いて説明する。 【0025】図1および図2において、1は吸収性物品本体で、この吸収性物品本体1は、液透過性を有する透液性表面シート2と、液不透過性を有する不透液性裏面シート3と、この透液性表面シート2と不透液性裏面シート3との間に配設された液吸収性を有する吸収体4とを有し、この吸収性物品本体1は、展開状態で長手方向の中央部を中心として略線対称に形成するとともに、幅方向の中央部を中心として線対称の左右対称に形成されて略細長矩形状となっている。 【0026】また、前記吸収体4は、長手方向の中央部を中心として略線対称に形成するとともに、幅方向の中央部を中心として線対称の形状で細長矩形形状に形成されている。 【0027】そして、前記透液性表面シート2は、尿を前記吸収体4へ透過できるように液透過性を有し、例えば、織布、不織布、多孔性フィルム、合成繊維などにて吸収性物品本体1の全表面を覆う形状に成形されている。 【0028】また、前記不透液性裏面シート3は、上面周縁部が前記透液性表面シート2の下面周辺部に接着剤などで接合されている。この不透液性裏面シート3は、尿が透過できない液不透過性を有し、例えばポリエチレン樹脂のようなポリオレフィンなどの合成樹脂フィルムにて成形されている。 【0029】また、前記吸収体4は、前記透液性表面シート2の下面中央部と前記不透液性裏面シート3の上面中央部との間に扁平状で、吸収性物品本体1の少なくとも長手方向中央域を含む位置に配設し、この吸収体4は、尿を吸収できる、例えばパルプを主材料として一部に高分子吸収体などの物質を含んだ材料にて形成されている。 【0030】そして、前記透液性表面シート2と前記不透液性裏面シート3との前記吸収体4の幅方向における両側縁の外側に位置する部分は接着剤などにて接合されて前記吸収体4の両外側縁から延出するフラップ部5が前記吸収性物品本体1の長手方向に沿ってそれぞれ形成されている。 【0031】さらに、前記吸収性物品本体1の透液性表面シート2と不透液性裏面シート3の幅方向に前記吸収体4の両側縁から外側に延出されたフラップ部5には1本または複数のゴムなどで形成された略紐状の弾性体6が前記吸収性物品本体1の長手方向に沿って前記透液性表面シート2と前記不透液性裏面シート3との間に伸長状態で配設接合され、この弾性体6にてギャザー7を形成している。 【0032】また、前記吸収性物品本体1にはこの略円錐形状に保持した吸収性物品本体1の拡開側に位置する前記吸収体4の幅方向の側縁より外側位置で前記フラップ部5の長手方向の略中央部にこの吸収性物品本体1の長手方向の切り込み部8が直線状に前記透液性表面シート2と前記不透液性裏面シート3とを貫通して形成されている。 【0033】さらに、前記吸収性物品本体1の不透液性裏面シート3には、図3および図4に示すように、この吸収性物品本体1の長手方向の両端側を重ね合わせて略円錐形状に保持する固着部9が設けられている。この固着部9は吸収性物品本体1の長手方向の中央位置より一端側に偏倚した位置に設けられ、この固着部9は例えば粘着剤を塗布して形成され、粘着剤には剥離紙が貼着されている。 【0034】次に、上記一実施の形態の作用について説明する。 【0035】吸収性物品本体1を図3に示すように、先ず、長手方向の一端側を幅方向に対して傾斜状に折り曲げて透液性表面シート2が互いに対向した略三角形状に重合する。そして、粘着剤を塗布した固着部9に貼着されている剥離紙を剥離する。 【0036】次いで、図4に示すように、吸収性物品本体1の長手方向の他端側を先に折り込んだ一端側部分の不透液性裏面シート3にこの吸収性物品本体1の他端側の透液性表面シート2を重ね合わせるように幅方向に対して傾斜状に折り曲げて略三角形状に重合し、この他端側の透液性表面シート2を一端側の不透液性裏面シート3に剥離紙を剥がした固着部9の粘着剤に固着することにより吸収性物品本体1はこの吸収性物品本体の長手方向に沿った一側縁が拡開し他端縁が閉じられた略円錐形状に保持される。 【0037】そして、この略円錐形状に保形された吸収性物品本体1の拡開側に形成されているフラップ部5の長手方向の略中央部に形成されている切り込み部8に吸収性物品本体1の外側から内方に向けて男性器官を挿通して略円錐形状に保形された吸収性物品本体1内に位置させ、この吸収性物品本体1にて男性器官を覆う状態で装着することができ、また、吸収性物品本体1は位置ずれすることがなく、尿の漏れを確実にできる。 【0038】さらに、吸収性物品本体1のフラップ部5には弾性体6が配設されているため、このフラップ部5は皺状のギャザー7となって男性器官に柔らかく接触して保持される。 【0039】そして、尿は吸収性物品本体1の透液性表面シート2から拡散されて吸収体4に吸収され、また、尿は不透液性裏面シート3により吸収性物品本体1から漏れ出ることがない。 【0040】次に他の実施の形態を図5に基いて説明する。 【0041】この実施の形態は、図1および図2に示す実施の形態において、吸収体4には略円錐形状に保持した吸収性物品本体1の拡開側に位置する幅方向の側縁の略中央部に切り欠き凹部10を形成し、この切り欠き凹部10に臨ませて前記吸収性物品本体1のフラップ部5に切り込み部8を形成した構成で、他の構成は前記実施の形態と同一である。 【0042】この実施の形態の作用を説明する。 【0043】前記実施の形態と同様に、吸収性物品本体1を図3に示すように、長手方向の一端側を幅方向に対して傾斜状に折り曲げて透液性表面シート2が互いに対向した略三角形状に重合する。次いで、図4に示すように、吸収性物品本体1の長手方向の他端側を先に折り込んだ一端側部分の不透液性裏面シート3にこの吸収性物品本体1の他端側の透液性表面シート2を重ね合わせるように幅方向に対して傾斜状に折り曲げて略三角形状に重合し、この他端側の透液性表面シート2を一端側の不透液性裏面シート3に固着部9に固着することにより吸収性物品本体1はこの吸収性物品本体1の長手方向に沿った一側縁が拡開し他端縁が閉じられた略円錐形状に保持される。 【0044】そして、この略円錐形状に保形された吸収性物品本体1の拡開側に臨んだ吸収体4の切り欠き凹部10に位置して形成されている切り込み部8に吸収性物品本体1の外側から内方に向けて男性器官を挿通して吸収性物品本体1内に男性器官を位置させて覆う状態で装着することができ、吸収性物品本体1は位置ずれすることがなく、さらに、吸収性物品本体1にて覆われた男性器官は吸収体4の切り欠き凹部10に形成した切り込み部8から挿通されているため、吸収体4に接近され、尿漏れがより確実に防止される。 【0045】さらに、吸収性物品本体1のフラップ部5には弾性体6が配設されているため、このフラップ部5は皺状のギャザー7となって男性器官に柔らかく接触して保持される。 【0046】そして、尿は吸収性物品本体1の透液性表面シート2から拡散されて吸収体4に吸収され、また、尿は不透液性裏面シート3により吸収性物品本体1から漏れ出ることがない。 【0047】次に他の実施の形態を図6に基づいて説明する。 【0048】この実施の形態では、前記において、フラップ部5に平行状に配設した複数の弾性体6の間に位置して切り込み部8を形成した構成で他の構成は前記各実施の形態と同一である。 【0049】次にこの実施の形態の作用を説明する。 【0050】前記各実施の形態と同様に、吸収性物品本体1を図3に示すように、長手方向の一端側を傾斜状に折り曲げて透液性表面シート2が互いに対向した略三角形状に重合し、次いで、図4に示すように、吸収性物品本体1の長手方向の他端側を傾斜状に折り曲げて略三角形状に重合し、この他端側の透液性表面シート2を一端側の不透液性裏面シート3に固着部9に固着することにより吸収性物品本体1はこの吸収性物品本体1の長手方向に沿った一側縁が閉じられ他端縁が拡開した略円錐形状に保持される。 【0051】そして、この略円錐形状に保形された吸収性物品本体1の拡開側に臨んだフラップ部5の長手方向の略中央部に形成されている切り込み部8に吸収性物品本体1の外側から内方に向けて男性器官を挿通して吸収性物品本体1内に男性器官を位置させて覆う状態で装着することができる。 【0052】そして、吸収性物品本体1のフラップ部5に形成した切り込み部8は弾性体6の間に位置して形成されているので、切り込み部8に挿通された男性器官は弾性体6で挟まれ、吸収性物品本体1は位置ずれすることがなく、確実に装着位置に保持され、位置ずれによる尿漏れが防止される。 【0053】さらに、吸収性物品本体1のフラップ部5には弾性体6が配設されているため、このフラップ部5は皺状のギャザー7となって男性器官に柔らかく接触して保持され、尿は吸収性物品本体1の透液性表面シート2から拡散されて吸収体4に吸収され、また、尿は不透液性裏面シート3により吸収性物品本体1から漏れ出ることがない。 【0054】また、この実施の形態において、図7に示すように、図5に示す実施の形態と同様に、吸収体4には略円錐形状に保持した吸収性物品本体1の拡開側に位置する幅方向の側縁の略中央部に切り欠き凹部10を形成し、この切り欠き凹部10に臨ませて前記吸収性物品本体1フラップ部5に切り込み部8を形成することもできるようにした構成で、他の構成は前記実施の形態と同一である。 【0055】この実施の形態では、図6に示す実施の形態の作用に加えて、略円錐形状に保形された吸収性物品本体1の拡開側に臨んだ吸収体4の切り欠き凹部10に位置して形成されている切り込み部8に吸収性物品本体1の外側から内方に向けて男性器官を挿通することにより、吸収性物品本体1内に男性器官を位置させて覆う状態で装着することができ、吸収性物品本体1は位置ずれすることがなく、さらに、吸収性物品本体1にて覆われた男性器官は吸収体4の切り欠き凹部10に形成した切り込み部8から挿通されているため、吸収体4に接近され、尿漏れがより確実に防止される。 【0056】さらに、前記図6に示す実施の形態において図8に示すように、略円錐形状に保持した吸収性物品本体1の拡開側に位置する2本の弾性体6を吸収性物品本体1の長手方向の略中央部を挟んでそれぞれ交差させ、この弾性体6が交差して弾性体6で囲まれた略楕円形状部分に切り込み部8を形成することもできる。 【0057】この実施の形態では、図6に示す実施の形態の作用に加えて、切り込み部8にはこの切り込み部8を締め付ける方向に弾性力が作用し、切り込み部8に挿通した男性器官から位置ずれすることなく確実に保持されので、位置ずれがなくより確実に尿漏れを防止できる。 【0058】また、他の実施の形態を図9および図10に基づいて説明する。 【0059】この実施の形態では、前記各実施の形態において、吸収性物品本体1の幅方向の両側に透液性表面シート2と不透液性裏面シート3との両側縁部で形成した第1のフラップ11と吸収体4の幅方向両外側部から吸収性物品本体1の外側縁に長手方向に沿って前記両側の第1のフラップ11上側に配設した合成樹脂シートにて形成される第2のフラップ12とを含んでフラップ部5が形成されている。そして、この第2のフラップ12は幅方向の両側縁部が第1のフラップ11に接合され、内側縁部は第1のフラップ11から遊離されている。そして、この第2のフラップ12に切り込み部8が形成され、他の構成は前記各実施の形態と同一である。 【0060】この実施の形態では、略円錐形状に保形した吸収性物品本体1を装着した状態で第2のフラップ12が拡開側および閉塞側で尿を堰き止め、吸収性物品本体1から尿漏れを防止できる。 【0061】なお、図11に示す実施の形態は、前記図9に示す実施の形態において、前記図8に示すように、略円錐形状に保持した吸収性物品本体1の拡開側に位置する2本の弾性体6を吸収性物品本体1の長手方向の略中央部を挟んでそれぞれ交差させ、この弾性体6が交差して弾性体6で囲まれた略楕円形状部分に切り込み部8を形成したものである。 【0062】この実施の形態では、図9に示す実施の形態の作用に加えて、切り込み部8にはこの切り込み部8を締め付ける方向に弾性力が作用し、切り込み部8に挿通した男性器官から位置ずれすることなく確実に保持される。 【0063】さらに、他の実施の形態を図12に基づいて説明する。 【0064】この実施の形態では、前記各実施の形態において、吸収体4には略円錐形状に保持した吸収性物品本体1の拡開側に位置する幅方向の一側縁の中央部を挟んだ両側部より他側縁の略中央部に向かって略V字状の折り込み案内線部13を形成したものである。この案内線部13は吸収性物品本体1の拡開側と反対側に位置する幅方向の他側縁にて交差する角度θは90°より小さい角度に形成する。また、この案内線部13はエンボスまたは凹溝にて形成する。 【0065】この実施の形態では、吸収性物品本体1は略V字状の折り込み案内線部13を案内として折り込むことにより容易に略円錐形状に保形できるので、装着が容易にでき、確実に略円錐形状に保形できるので略円錐形状にした吸収性物品本体1の先端部に隙間が生じることがなく、尿漏れを確実に防止できる。 【0066】次に、図13に示すように、案内線部13は吸収性物品本体1の拡開側と反対側に位置する幅方向の他側縁近傍にて交差するようにすることができる。この交差する角度θは90°より小さい角度とする。 【0067】この実施の形態では、略円錐形状に保形された吸収性物品本体1は閉塞側のフラップ部5が重なり、尿漏れを確実に防止できる。 【0068】また、図14に示すように、案内線部13は吸収性物品本体1の拡開側と反対側に位置する幅方向の他側縁にて離間して交差しないようにすることができる。この交差する角度θは90°より小さい角度とする。 【0069】この実施の形態では、吸収性物品本体1を図3に示すように、長手方向の一端側を幅方向に対して傾斜状に折り曲げて透液性表面シート2が互いに対向した略三角形状に重合し、図4に示すように、吸収性物品本体1の長手方向の他端側を先に折り込んだ一端側部分の不透液性裏面シート3にこの吸収性物品本体1の他端側の透液性表面シート2を重ね合わせるように幅方向に対して傾斜状に折り曲げて略三角形状に重合し、この他端側の透液性表面シート2を一端側の不透液性裏面シート3に固着部9に固着することにより吸収性物品本体1はこの吸収性物品本体1の長手方向に沿った一側縁が閉じられ他端縁が拡開した略円錐形状に保形する折り込みが容易となる。 【0070】さらに、吸収性物品本体1の幅方向両外側に形成したフラップ部5にそれぞれ配設されている弾性体6は、略円錐形状に保持した吸収性物品本体1の拡開側に位置する幅方向の一側フラップ部5に配設されている弾性体6の収縮率より閉塞側の他側フラップ部5に配設されている弾性体6の収縮率が大きくなるようにする。 【0071】例えば、吸収性物品本体1の両側フラップ部5に配設されている弾性体6に同一の素材でかつ同一形状の弾性体を用いるときは、略円錐形状に保持した吸収性物品本体1の拡開側に位置する幅方向の一側フラップ部5に配設されている弾性体6を2倍に伸張し、閉塞側の他側フラップ部5に配設されている弾性体6を3倍に伸張して固定することにより収縮率を調整することができる。 【0072】また、吸収性物品本体1の両側フラップ部5に配設されている弾性体6に同一の素材で形状の異なる弾性体を用いるときは、略円錐形状に保持した吸収性物品本体1の拡開側に位置する幅方向の一側フラップ部5に配設されている弾性体6を、例えば細いかまたは幅が狭い弾性体とし、閉塞側の他側フラップ部5に配設されている弾性体6を太いが幅の広い弾性体として固定することにより収縮率を調整することができる。 【0073】さらに、吸収性物品本体1の両側フラップ部5に配設されている弾性体6に異なる素材の弾性体を用いるときは、略円錐形状に保持した吸収性物品本体1の拡開側に位置する幅方向の一側フラップ部5に配設されている弾性体6を、例えば細い天然ゴムにて成型した弾性体とし、閉塞側の他側フラップ部5に配設されている弾性体6をポリウレタン樹脂にて成型した弾性体として固定することにより収縮率を調整することができる。 【0074】そして、この実施の形態では、吸収性物品本体1を長手方向の両端側を重ね合わせて固着部9で固着することにより、吸収性物品本体1は、容易にこの吸収性物品本体1の長手方向に沿った一側縁が拡開側となり他端縁が閉じられた略円錐形状に保持され、しかも、一側フラップ部5に配設されている弾性体6の収縮率より他側フラップ部5に配設されている弾性体6の収縮率が大きいため、他縁側が大きく収縮し略円錐形状に保形され易く、他側縁が確実に閉塞され、尿漏れを確実に防止できる。 【0075】さらに、前記各実施の形態において、吸収性物品本体1の不透液性裏面シート3は合成樹脂フィルムの外面側に不織布を重合することにより、吸収性物品本体1の吸収体4の下側から滲み出た尿が合成樹脂フィルムによって漏れることがなく、また、不織布により肌触りが良好に保持できる。 【0076】さらに、吸収性物品本体1の不透液性裏面シート3は合成樹脂フィルムの外面側に不織布を重合した実施の形態において、図19に示すように、吸収性物品本体1の幅方向両外側のフラップ部5は透液性表面シート2の両縁部と不透液性裏面シート3の合成樹脂フィルム15の外面側に重合した不織布16の両縁部とにて形成する。 【0077】そして、この実施の形態では、フラップ部6が透液性表面シート2と不織布16との二枚となり、不透液性裏面シート3の合成樹脂フィルム15がないために固くなることがなく、肌触りが良好になり、接着部分も少なく、安価に得られる。 【0078】また、前記各実施の形態において、切り込み部8は吸収性物品本体1の長手方向に直線状に形成した構成に限られるものではなく、図15に示すように、直線状の切り込み部8の両端に円形状部14を形成して切り込み部8の端部から裂けることを防止できる。 【0079】また、切り込み部8は図16に示すように、放射線状に形成することもでき、また、図17に示すように略楕円形状とすることもでき、さらに、図18に示すように不連続線にて形成することもできる。 【0080】 【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、吸収性物品本体は、この吸収性物品本体の長手方向に沿った一側縁が閉じられ他端縁が拡開した略円錐形状に保持され、この略円錐形状に保形された吸収性物品本体のフラップ部の長手方向の略中央部に形成されている切り込み部に不透液性裏面シートの外側から内方に向けて男性器官を挿通して男性器官を覆うことができ、吸収性物品本体は位置ずれすることがなく、尿の漏れを確実にでき、さらに、吸収性物品本体のフラップ部には弾性体が配設されているため、このフラップ部は皺状のギャザーとなって男性器官に肌触りよく保持される。 【0081】請求項2記載の発明によれば、吸収性物品本体にて覆われた男性器官は吸収体に接近され、尿漏れをより確実に防止できる。 【0082】請求項3記載の発明によれば、切り込み部に挿通された男性器官は弾性体で挟まれ、確実に装着位置に保持されて位置ずれによる尿漏れを防止できる。 【0083】請求項4記載の発明によれば、略円錐形状に保形した吸収性物品本体を装着した状態で第2のフラップが尿を堰き止め、吸収性物品本体から尿漏れを防止できる。 【0084】請求項5記載の発明によれば、吸収性物品本体の吸収体の下側から滲み出た尿が合成樹脂フィルムによって漏れることがなく、また、不織布により肌触りが良好に保持できる。 【0085】請求項6記載の発明によれば、吸収性物品本体は略V字状の折り込み案内線部を案内として折り込むことにより容易に略円錐形状に保形できるので装着が容易にでき、確実に略円錐形状に保形できるので、略円錐形状にした吸収性物品本体の先端部に隙間が生じることがなく、尿漏れを確実に防止できる。 【0086】請求項7記載の発明によれば、吸収性物品本体を長手方向の両端側を重ね合わせて固着部で固着することにより吸収性物品本体を、この吸収性物品本体の長手方向に沿った一側縁が拡開側となり他端縁が閉じられた略円錐形状に保形するとき、一側フラップ部に配設されている弾性体の収縮率より他側フラップ部に配設されている弾性体の収縮率が大きいため、他縁側が大きく収縮し略円錐形状に保形され易く、他側縁が確実に閉塞され、尿漏れを確実に防止できる。 【0087】請求項8記載の発明によれば、フラップ部が透液性表面シートと不織布との二枚となり、不透液性裏面シートの合成樹脂フィルムがないために固くならず、肌触りが良好になり、接着部分も少なく、安価に得られる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】391047503 【氏名又は名称】白十字株式会社
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| 【出願日】 |
平成11年11月9日(1999.11.9) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100062764 【弁理士】 【氏名又は名称】樺澤 襄 (外2名)
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| 【公開番号】 |
特開2001−129012(P2001−129012A) |
| 【公開日】 |
平成13年5月15日(2001.5.15) |
| 【出願番号】 |
特願平11−318851 |
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