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【発明の名称】 胸椎矯正具用自在継手
【発明者】 【氏名】田島 健

【氏名】大橋 倍井

【要約】 【課題】胸椎矯正具の胸押圧パットを希望位置で保持するために使用する、支持棒に付属する自在継手に関する操作具の提供。

【解決手段】自在継手(11)の胴体の一端に支持棒(4)を抱持させ、他端に着脱部(12)を回転基部(25)を介して設け、胸椎矯正具側面に嵌着穴板(24)を設置し、その内部に嵌着穴(10)を穿設して、支持バンド(17)の一端を胸椎矯正具側面部に遊着したことを特徴とする。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 自在継手(11)の胴体の一端に支持棒(4)を挿着抱持させ、他端に着脱部(12)を回転基部(25)を介して形成し、胸椎矯正具側面に嵌着穴板(24)を設置して、その内部に嵌着穴(10)を形成したことを特徴とする胸椎矯正具用自在継手。
【請求項2】 支持バンド(17)の一端を胸椎矯正具側面部、硬性合成樹脂部分に遊着状に設置し、その延長部にガイド固定帯(26)設けたことを特徴とする請求項1記載の胸椎矯正具用自在継手。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、医療機能回復に使用する胸椎用矯正具(コルセット)の胸当て用パットを簡単な操作で安定保持させるために、使用する継手に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、胸椎用矯正具(コルセット)に胸当て用パットを着脱可能にしたものは市場にみられる、その一例として出願番号平成2年96186号(実開平成7−13311号)にもあるように、矯正具(コルセット)の側面に胸押圧パットを支える湾曲した支持棒の両端に、胴体部分と嵌着可動する継手を設け、適当の場所で安定保持させる医療器具が使われていたが、実際に使用してみると装着しにくいなど、多くの欠点があり、その改良が要望されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明に関する従来より使用されているものは継手と胴体を可動的に結合させるため図2に示すように胸押圧パットを保持する支持棒の両先端に継手を設け、その先端部分に嵌着突起棒部分を突き出してつけて、胴体の穴部分と結合させるものが多く使用されている。突起部分の欠点は、取扱中に折れたり、曲がったりで胴体にある結合穴との嵌合が不可能になると同時に衣類に引っ掛かるなどして患者が怪我のもとになる危険性があり、ひとりでの操作が困難で着脱に手間取る原因となっていた。また、胸押圧パットを適当の位置で固定しようとしても、従来のものの多くは図6に示したようにバンドの取り付け位置が上部にあるため、図5のような固定操作がやりにくく、固定部と固着部がしっかり合致しない欠点があり、着脱に手間取り適当位置で安定させることが困難であった。
【0004】
【課題を解決するための手段】前述の欠点を除くために、本発明の請求項1記載の発明は、図3のように自在継手の胴体の一端に支持棒を、止ねじ、で挿着抱持させ、他端に左右が円形状の矩形型から成る着脱部を、回転基部を介してつくり、胸椎矯正具側面の胴本体に硬性の嵌着穴板を用意して、その適当位置に嵌着穴を穿ち、胴体樹脂部分本体に嵌着穴の矩形の大きさの可動穴をつくり、本体硬性合成樹脂の内部をフェルト状布でカバーして、その弾力性を利用して自在継手の先端部分にある着脱部をスムーズに回転自在に保護することを特徴とするものである。また、請求項2記載の発明は、従来の図6に示すように支持バンドの固着箇所が背面部裏面(上部)にあったものを図1に示すように本体側面部の硬性合成樹脂板上に可動的に遊着結合し、その延長上にガイド固定帯を環状に設けて、支持バンドを差し込んで置き、図5のように支持棒上にある固着部と並行状態にあるようにすることによって、迅速的に着脱が可能であるようにしたものである。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図示例と共に説明する。図面1の胸椎矯正具の胸押圧パット3を保持する支持棒4を取り外し、固定調節具6より固定バンド5を外して、本体前面を左右に開くと、患者は自分の胸胴部に矯正具(コルセット)を装具することができる。適当位置を決定して、固定バンド5を固定調節具6に入れて適当に締めつけると矯正具は固定して胸椎や脊椎は保護される、この場合胸椎が前方向に曲るのを防止するため胸押圧パット3を使用するのであって、湾曲した支持棒4の中央部に胸押圧パット3が設置され両端に継手8が存在するので、これを図1のように設置する。従来もこの方式が採用されていたが、図2にあるように嵌着突起9を嵌入するため、前述の欠点が生じていたので、図3の本発明にある自在継手11が開発されたものである。自在継手11の一端には、止ねじ19を介して支持棒4が嵌着される、他端には回転基部25を経て着脱部12が設けてある、また本体側面部硬性合成樹脂板上には嵌着穴板24があり、その内部位置に嵌着穴10が穿ってあり、本体硬性合成樹脂板上には更に嵌着穴10に沿って可動穴20が設けてある。始めに支持棒4の両先端部にある自在継手11を嵌着穴10に差し込むと、他端にある着脱部12は矩形状の寸法が合致するため簡単に嵌まりこむ、(図3の直進矢印参照)と同時に可動穴20を通ってフェルト状布23で止まり矢印の方向に回転可能に設置される。支持棒4を胸部近くに(上部に移動する)持ち上げると自在継手11は回転して(図3の回転矢印参照)回転基部25を軸として着脱部12は縦方向となり、嵌着穴10の壁に回転基部25を接して嵌め込み固定されて抜けなくなる、と同時に支持棒4は前後に自由に移動することができるようになる。尚、図3に示した自在継手11の形態を解明するため図4に意匠説明図を示したが、背面図は正面図と同一に、左右側面図は同一にあらわれる。(但し各部の寸法は図3の自在継手11と合致しない、図4は拡大してある)
【0006】この場合、支持バンド17の取り付け位置は図6(背面部)でも、請求項2に記したように胸椎矯正具側面の硬性合成樹脂部でも、本発明ではガイド固定帯26があるので、可動的に取り付てある支持バンド17を図5のように支持棒4にある固着部7を巻き込むように押しつけると、固着部7にある面ファスナーが支持バンド17内面にある面ファスナー18とかみ合って適当位置で支持棒4は固定され胸押圧パット3も安置されて胸部を支え治療に役立つ特徴を発揮する。ガイド固定帯26の開発により支持バンド17の取り付け位置は背面、側面いずれの場合も取り付けがスピード化した。
【0007】
【発明の効果】本発明の使用することにより次の効果が認められる。
■・・継手に突起状の箇所がないので操作が安全。
■・・嵌着箇所が破損する危険性がない。
■・・衣類その他のものに引っ掛かる心配がない■・・嵌着操作が簡単で時間が掛からない■・・大量生産が可能である。
■・・安価にできる。
■・・着脱がらくで快適な治療効果が期待できる。
【出願人】 【識別番号】599173631
【氏名又は名称】福島更生義肢製作所
【出願日】 平成11年11月4日(1999.11.4)
【代理人】
【公開番号】 特開2001−129008(P2001−129008A)
【公開日】 平成13年5月15日(2001.5.15)
【出願番号】 特願平11−352176