| 【発明の名称】 |
男性器機能補完具 |
| 【発明者】 |
【氏名】松上 亮
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| 【要約】 |
【課題】勃起した男性器に被せて使用することで長さや太さを補完し、装着をより簡単にして、装着時の密着性や感触、あるいは双方の挿入感覚等を向上させ、また早漏の防止を図る。
【解決手段】男性器が挿入される挿入空間部Hを形成する軟質層4と、その外側の空気充填室層5からなる装着部2の先端側に補完部3を取付け、空気充填室層5に給排気口5hを設けて空気の出し入れを可能にする。また挿入空間部Hと外部を連通させるための排気路12を設ける。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 内層が軟質層で外層が空気充填室層からなる2層構造で且つ前記軟質層によって男性器挿入用の挿入空間部が形成される装着部と、この装着部の先端側に取付けられる補完部を備え、前記装着部の空気充填室層は、空気の出し入れ調整が可能にされることを特徴とする男性器機能補完具。 【請求項2】 男性器挿入用の挿入空間部が形成される装着部と、この装着部の先端側に取付けられる補完部を備え、前記装着部の先端には、前記補完部を通じて挿入空間部と外部を連通せしめるための排気路が設けられることを特徴とする男性器機能補完具。 【請求項3】 請求項1に記載の男性器機能補完具において、前記装着部の先端には、前記補完部を通じて挿入空間部と外部を連通せしめるための排気路が設けられることを特徴とする男性器機能補完具。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、勃起した男性器に直接被せて使用することで、長さや太さを補完し且つ早漏を防止する補完具に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、性交時、男性器に被せて使用し男性器の機能を補完する治具として、各種目的に応じた様々な形態のものが知られているが、男性器の太さや長さを補完し、または早漏防止に一応の効果の認められる器具として、例えば勃起助勢を目的とする特開平10−277076号では、男性器の長さ方向に添えられる支え杆の両端に、男性器が嵌め込まれるリングを設け、このリングと支え杆の周囲をシリコンゴムで被覆することで男性器を補完するような補完具を開示しており、また特開昭60−261451号では、亀頭部を露出する弾性筒の基部に空気室を設け、空気圧によって陰茎基部を加圧して血液を停留させ、勃起を助勢する器具を開示し、それぞれに男性器を補完する効果も見ることが出来る。 【0003】更に、一般に市販されている器具としては、合成樹脂素材からなる空洞状のペニス張り型を男性器に被せてベルトで腰に固定するものや、伸縮率の高いソフトシリコン製の厚みのあるペニスサックを、装着部をめくり広げながら男性器に被せ、密着させるもの等が知られており、それぞれに男性器を補完出来るようにされている。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】ところが、これら一般の男性器機能補完具は、勃起助勢を目的とする器具の場合は、血管を圧迫して血液を停留させるため、装着時に圧迫感を伴い、また亀頭部が露出するものは早漏防止に不充分である等の問題があった。更に、空洞状の張り型においては、男性器への密着性、装着感触に欠け、またソフトシリコン製のペニスサックでは、伸縮率が高い分、材質が柔らか過ぎて、男女双方の挿入感覚において満足すべきものではなかった。そして器具によって、リングやポンプ、腰ベルト等、装着に複数の器具を必要として手間を要していた。 【0005】そこで本発明は、性交時に勃起した男性器に直接被せて使用することで長さや太さ等を補完し、その際、装着時の取扱いを簡単にして、密着性や装着感触、男女双方の挿入感覚等を向上させ、更に早漏防止を図ることを目的とする。 【0006】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため本発明は、請求項1において、内層が軟質層で外層が空気充填室層からなる2層構造で且つ軟質層によって男性器挿入用の挿入空間部が形成される装着部と、この装着部の先端側に取付けられる補完部を備えた補完具を構成し、装着部の空気充填室層は、空気の出し入れ調整が可能になるようにした。 【0007】このように内層が軟質層で外層が空気充填室層からなる2層構造の装着部を形成し、挿入空間部に男性器を挿入して軟質層を男性器に接触させることにより、密着性や感触性の向上を図るとともに、空気充填室層の充気量(圧力)を調整することで、性器の大小に拘わらず最適の圧力で軟質層を男性器に密着出来るようにする。また、装着部の先端側に補完部が一体化され男性器の長さ、太さを補完して挿入感覚の向上を図っている。ここで補完部の形状は、女性器に挿入されることを前提として亀頭形状が好適であるが、それ以外の形状でも良い。また、軟質層と空気充填室層の介在により男性器の性感帯が保護されるため、早漏の防止も図られる。 【0008】また、軟質層としては、例えば珪素樹脂や合成ゴム等に代表されるような柔軟性、弾力性を有する樹脂素材で層を形成するか、またはゲル状物封入材等が適用出来、いずれも数ミリ程度の厚みのサック状に形成し、様々な形の男性器に柔軟にフィットして装着出来るようにする。因みに、軟質層の構成では、単一の素材で層を形成する他に、伸縮性、柔軟性等、性質の異なる複数の素材の膜ないし層を重ね合わせて一つの層を形成することで、より機能性、装着感触に優れた層を形成することも考えられる。また、ゲル状物封入材にする場合には、例えばポリプロピレン等、薄くて強度、柔軟性に優れる樹脂素材からなる二重の被覆膜の内部にゲル状またはゼリー状の物質を封入して層を形成する。 【0009】また、補完部及び空気充填室層の被覆材の素材としては、例えば空気充填室層の圧力に耐えて変形しない程度の固さと弾性力を有する合成ゴム等樹脂系の素材を使用すれば挿入感覚、機能性においても好適である。更に、空気充填室層に対する空気の出し入れは、例えば給排気口から口で吹き込んで注入すれば簡単であるが、ポンプ等で空気を注入するようにしても良く、その他の手段で注入するようにしても良い。 【0010】また請求項2では、男性器挿入用の挿入空間部が形成される装着部と、この装着部の先端側に取付けられる補完部を設け、装着部の先端には、補完部を通じて挿入空間部と外部を連通せしめるための排気路を設けるようにした。 【0011】このような排気路を設けることで、男性器を挿入空間部に挿入する際、挿入空間部内の先端側の空気が抜けて円滑に装着出来るとともに、装着部を男性器に密着させることが出来る。この際、装着部の構成は任意であり、例えば軟質層だけの一層で挿入空間部を形成するようにしても良く、または空気充填室層だけの一層で挿入空間部を形成するようにしても良く、または複層構造にしても良い。 【0012】また請求項3では、請求項1の装着部の先端に、補完部を通じて挿入空間部と外部が連通する排気路を設けるようにした。この場合も、男性器を挿入空間部に挿入する際、挿入空間部内の先端側の空気が抜けて円滑に装着出来るとともに、軟質層と男性器の密着性が向上して装着感触を更に良好にすることが出来る。 【0013】 【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について添付した図面に基づき説明する。ここで図1は本発明に係る男性器機能補完具の一例を示す側面図、図2は同開口部側から見た後面図、図3は排気路の構成の一例を示す説明図、図4は装着要領等を説明する説明図、図5は軟質層をゲル状物封入材から構成する場合の一例を示す説明図である。 【0014】本発明に係る男性器機能補完具は、男性器に直接被せて使用することで長さや太さを補完し、性交時の男女の挿入感覚等を向上させるとともに、簡単に装着出来るよう構成されており、男性器に直接被せる装着部の先端側に、補完部を取付けて構成されている。 【0015】すなわち図1、図2に示すように、本補完具1は、勃起した男性器に直接被せる装着部2と、この装着部2の先端側に取付けられる補完部3を備えており、前記装着部2は、実施例の場合、男性器挿入用の挿入空間部Hを形成する軟質層4と、この軟質層4の外側に一体化される空気充填室層5から構成されている。そしてこの空気充填室層5に空気を出し入れすることによって、男性器に対する軟質層4の密着力を調整出来るようにされている。 【0016】前記補完部3は、例えば空気充填室層5の圧力にも耐えて変形しない程度の固さと弾力性を有する合成ゴム等樹脂系素材から中実状に構成され、一番径の太い部分が勃起した男性器の平均的な径より太めの亀頭形状にされている。そして、この補完部3は、予め装着部2の先端に一体化して形成するか、または後付けによって取付けるようにする。 【0017】前記軟質層4は、例えば珪素樹脂や合成ゴム等の柔軟性、弾力性を有する樹脂系素材等からサック状に形成され、内側に、勃起した男性器の平均的サイズを基準として、その前後サイズの挿入空間部Hが形成されるようにしている。因みに、この軟質層4の素材は、後述するようなゲル状物封入材にしても良く、その他の軟質素材から形成しても良い。 【0018】前記空気充填室層5は、例えば合成ゴム等樹脂系素材からなる被覆材9の周縁部が、前記軟質層4の先端側と基端側の外側面に密封状に貼着されることにより、内部が密閉される空間部になるような構造で構成される。尚、実施形態では、この被覆材9の材質を前記補完部3の材質と同一にしている。また、被覆材9の厚みは材質により任意である。また空気充填室層5には、内部に空気を出し入れするための給排気口5hが設けられている。 【0019】そしてこの給排気口5hは、例えばビーチボール等で多用されている給排気構造、すなわち、給気は給排気口5hから口で吹き込み、また排気するためには、単に栓10を開放するだけでなく給排気口5hを摘んで変形させる必要があるような構造等を採用すれば好適である。 【0020】また、実施形態では、空気充填室層5内の基端側の周囲複数箇所に、例えばゴム製素材等からなる弾性突起11が設けられており、挿入空間部Hに男性器を挿入した際、軟質層4の付根部分を男性器に密着させて抜けにくくするとともに、軟質層4と男性器の間に空気が入り込むのを防止して、ほぼ真空に近い密着状態で装着出来るようにしている。 【0021】ところで、前記補完部3の略中央部と、装着部2の前方側略中央部には、挿入空間部Hと外部を連通せしめる排気路12が設けられている。そして実施形態では、この排気路12は、挿入空間部Hから補完部3に向けて、図3に示すような軟質の樹脂素材等の中空パイプ13を貫通させることで簡易に排気路12を形成出来るようにしており、また排気路12の先端には、図1に示すようなキャップ14を装着して通路を塞ぐことが出来るようにしている。 【0022】以上のような補完具1の使用要領等について、図4に基づき説明する。まず、排気路12のキャップ14を外した状態にしてから、給排気口5hの栓10を外して空気充填室層5に空気を注入する。そして図4(a)に示すように、挿入空間部Hが潰れて、変形した軟質層4の一部が軽く接触するような状態にセットする。 【0023】次に、給排気口5hの栓10を外したまま、図4(b)に示すように、勃起した男性器を挿入空間部Hに挿入するとともに給排気口5hを手で摘んで空気充填室層5内の空気を排出してゆき、所要の空気圧を残しながら男性器を深く挿入する。 【0024】そして図4(c)に示すように、男性器の根元附近まで挿入が完了し、空気充填室層5の余分な空気が排出されて適度の空気圧が保持されると、排気路12の先端にキャップ14を装着し、同時に給排気口5hに栓10を装着して内部を密閉する。この時点で、空気圧により軟質層4は圧迫されて男性器に密着し、しかも付根部分の弾性突起11の作用と相俟って、性交時の運動によって脱落するような不具合はなく、装着感覚は良好である。また、長さと太さが補完されるため、より静かな運動で女性を満足させることが出来、しかも、男性器の性感帯が保護されるため早漏を防止することも出来る。 【0025】尚、上記の一連の操作等は最初の使用手順であり、空気充填室層5の充気量の調整等は一度調整すればその後再調整の必要はなく、以降は排気路12先端のキャップ14の着脱だけで補完具1を装着することが可能である。 【0026】尚、以上の実施形態では、給排気口5hから空気を注入する際、口で吹き込むような例を示したが、勿論、専用のポンプ等を使用するようにしても良く、また、各構成部品等の素材も任意の素材が使用出来る。また、挿入空間部Hと外部を連通させるための中空パイプ13は一例であり、他の手段によって排気路12を形成するようにしても良い。また、補完部3の形状等も任意である。 【0027】次に、軟質層4の素材をゲル状物封入材から構成する場合の構成例について説明する。軟質層4の素材をゲル状物封入材から構成する場合、図5に示すように、例えばポリプロピレンやその他樹脂系素材から成形される二重膜6の内部にゼリー状またはゲル状の物質を封入して所定の厚みのサック状に構成し、この内部に隔壁8を設けて、ゲル状物質を長さ方向に対して複数の区画室に区画して封入するようにすれば好適である。 【0028】こうすることで、ゲル状物質は、長さ方向に対して区画、分離されているため、例えば装着時等にゲル状物質が引き摺られて前方に片寄るような不具合がなく、円滑に挿入することが出来る。 【0029】尚、本実施形態では、装着部2の構成として軟質層4と空気充填室層5の二層構造としているが、いずれか単一層で挿入空間部Hを構成し、装着部2の先端に、補完部3を通じて挿入空間部Hと外部を連通させる排気路を形成するようにしても良い。 【0030】 【発明の効果】以上のように本発明に係る男性器機能補完具は、内層が軟質層で外層が空気充填室層からなる2層構造の装着部の先端側に補完部を取付け、空気充填室層の空気の出し入れ調整を自在にすることで、個々の男性器に最適な密着力を得ることが出来、長さや太さを補完して、挿入感覚や満足感等を向上させることが出来、しかも早漏の防止が図られる。特に、激しい運動が出来ないハンディのある人達にとっても最適である。また請求項2のように、装着部の先端に、挿入空間部と外部を連通させる排気路を設ければ、空気充填室層の圧力を最初に調整するだけで、以後必要なく、排気路キャップの着脱だけで円滑に器具を装着出来るとともに、男性器と装着部との密着性を高めることが出来る。そして、請求項3のように装着部を二層構造にし、また装着部の先端に排気路を設ければ、一層好適である。
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| 【出願人】 |
【識別番号】599094082 【氏名又は名称】松上 亮
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| 【出願日】 |
平成11年9月21日(1999.9.21) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100103126 【弁理士】 【氏名又は名称】片岡 修
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| 【公開番号】 |
特開2001−70330(P2001−70330A) |
| 【公開日】 |
平成13年3月21日(2001.3.21) |
| 【出願番号】 |
特願平11−266394 |
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