| 【発明の名称】 |
耳部血流促進健康器具 |
| 【発明者】 |
【氏名】川島 仁三郎
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| 【要約】 |
【課題】人体の耳部に温熱を付与して耳部の血行を良好にして、血流を促進し、もって耳部周辺の鬱血を解消し、これを原因とする諸症状の改善や耳鳴り等の症状にも効果を発揮し得る耳部血流促進健康器具を提供すること。
【解決手段】人体の頭部に掛けられた懸架部材(14)の端部(14a)に器具本体(12)が支持されて人体の耳部(Y)に対応して位置づけられ耳部に押し当てられる。器具本体内には発熱体(20)が収容され、通電によってこれが発熱し、例えば48℃〜53℃程度の温熱が人体の耳部に付与される。これによって耳部を含む周辺部分の血行を良好にして血流を促進し、鬱血に伴う諸症状の改善や耳鳴り等の軽減や解消に寄与することができる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】人体の耳部に温熱を付与して血流を促進するための健康器具であって、発熱体と、該発熱体を収容する収容部を有する枠体と、該枠体に係合して前記発熱体を包み込むとともに人体の耳部に押し当てられ、前記発熱体及び枠体とともに器具本体を構成するカバー部材と、前記器具本体を支持するとともに人体の頭部に懸架され、前記カバー部材を人体の耳部に対応する位置に保持する懸架部材と、具。 【請求項2】前記発熱体は面状発熱体よりなる請求項1に記載の耳部血流促進健康器具。 【請求項3】前記面状発熱体は、側部に通電用電極を有し通電によって発熱可能な布状発熱部材と、該発熱部材を覆う電気絶縁用の合成樹脂製のフィルムシートとよりなる請求項2に記載の耳部血流促進健康器具。 【請求項4】前記枠体の収容部において、該発熱体と枠体との間に断熱部材を介挿してなる請求項1ないし3のいずれか1に記載の耳部血流促進健康器具。 【請求項5】前記発熱体により付与される温熱の温度は、48℃から53℃までの間の温度である請求項1ないし4のいずれか1に記載の耳部血流促進健康器具。 【請求項6】前記発熱体による温熱の付与は所定の間隔をおき間欠的になされる請求項1ないし5のいずれか1に記載の耳部血流促進健康器具。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、人体の耳部に温熱を付与して耳部の血行を良好にして血流を促進する健康器具に関する。 【0002】 【従来の技術】人体の部位に温熱を付与することによって該部位の血液の流れ、すなわち血流が促進されることは一般的に知られるところである。このような血流の促進によって該部位の鬱血を解消し、肩こり等の各種症状の軽減や健康状態の維持等を図るため人体の肩部や腰部等に温熱を付与する遠赤外線ヒータ等の健康器具が提案されている。 【0003】他方、人体の耳部に関しては、該部位を防寒の目的で包み込む耳覆い等の健康具は見られるが、該部位に積極的に温熱を付与する健康器具は特に知られていない。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】本発明は、人体の耳部に対して温熱を付与することにより該人体の耳部を含む周辺部分の血行を良好にして血流を促進し、もって該部分における鬱血を解消して、これを原因として生じ得る各種症状を軽減し、耳鳴り等の症状にも効果を発揮し得る耳部血流促進健康器具を提供することを目的とするものである。 【0005】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するために、本発明は、発熱体と、該発熱体を収容する収容部を有する枠体と、該枠体に係合して前記発熱体を包み込むとともに人体の耳部に押し当てられ、前記発熱体及び枠体とともに器具本体を構成するカバー部材と、前記器具本体を支持するとともに人体の頭部に懸架され、前記カバー部材を人体の耳部に対応する位置に保持する懸架部材と、を具備し、前記カバ−部材を人体の耳部に押し当てた状態において前記発熱体からの温熱を人体の耳部に付与してなる構成の耳部血流促進健康器具を提案するものである。 【0006】上記構成の耳部血流促進健康器具によれば、使用に当たって、人体の頭部に懸架部材を掛けてカバー部材が人体の耳部に対応するように位置づけてこれを耳部に押し当て、発熱体を発熱させることにより、該熱がカバー部材を介して耳部に温熱として付与される。これによって人体の耳部を含む周辺部分の血流が促進され、鬱血等に起因した諸症状や耳鳴りの改善効果が期待できる。 【0007】又、本発明の耳部血流促進健康器具において、前記発熱体を面状発熱体より構成し、又、該面状発熱体を側部に通電用電極を有し通電によって発熱可能な布状発熱部材と、該発熱部材を覆う電気絶縁用の合成樹脂製のフィルムシートとよりなる構成の耳部血流促進健康器具を提案するものである。 【0008】上記構成の耳部血流促進健康器具によれば、発熱体が面状発熱体のため、器具本体の部分が極めて小型となり、全体としてヘッドホーンのごとき態様で用い得、使用ならびに携帯に便利となる。又、該面状発熱体を上記のごとく通電により発熱する布状発熱部材を合成樹脂製のフィルムシートで覆った構成とすることにより断線の恐れが少なく、より耐久性に富んだ健康器具を提供し得る。 【0009】更に、本発明の耳部血流促進健康器具では、前記枠体の収容部において、該発熱体と枠体との間に断熱部材を介挿してなる構成の耳部血流促進健康器具を提案するものである。 【0010】上記断熱部材を介挿することにより、発熱体からの熱が枠体側に無駄に伝わる割合が少なくなり、人体の耳部側へ、より効率的に熱の伝達ができる利点がある。 【0011】更に、本発明の耳部血流促進健康器具において、前記発熱体により付与される温熱の温度は、48℃から53℃までの間の温度であり、又、前記発熱体による温熱の付与は所定の間隔をおき間欠的になされる構成の耳部血流促進健康器具を提案するものである。 【0012】上記のような温度設定ならびに該温度付与のタイミングを間欠的に行うことにより、人体の耳部に対する温熱の付与を、より安全かつ効果的に行うことができる。 【0013】 【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明に係る耳部血流促進健康器具の一実施形態を説明する。 【0014】図1は、本発明に係る耳部血流促進健康器具10の使用状態を示すもので、鎖線で示す使用者の人体の耳部Yに押し当てた状態で位置する器具本体12とこの器具本体を支持するとともに人体の頭部に懸架された懸架部材14を有し、全体としてヘッドホーン状の外観を呈している。 【0015】器具本体12は人体の左右の耳部Yに対応して左右一対に設けられ、これを湾曲した懸架部材14の各下端部14aでヒンジ結合によって連結されている。この連結された器具本体12の部分は、硬質の合成樹脂等で形成された枠体16であり、この枠体16に係合するとともに人体の耳部Yに直接押し当てられる部分は、柔軟な布材等で形成されたカバー部材18で、枠体16とともに器具本体12を構成する。 【0016】懸架部材14は図1に示すごとく、その各下端部14aが人体の頭部に直接掛けられる基部14bに対してスライドして伸縮自在に構成されているので、器具本体12が人体の耳部Yに丁度位置するように適宜調節可能である。又、懸架部材14には各端部14aを内方に向けてバネ弾性を付与してあるので、器具本体12のカバー部材18を人体の耳部Yに若干の弾力をもって押し当てる作用を果たすものであり、一般のヘッドホーンの懸架部材下部の構造を採用することができる。 【0017】左右一対の器具本体20の内部には、図2及び図3につき後述のように、人体の耳部Yに温熱を付与する発熱体20が収納されており、これら発熱体20に通電して発熱させる配線コード22が器具本体12の枠体16から延出するとともにACアダプタ24に接続されている。ACアダプタ24は通常の家庭用100ボルト交流電源(図示せず)に差し込まれ、これより、例えば9ボルト、400ミリアンペアの直流に変換されて各配線コード22を介して器具本体12の発熱体20に供給される構成となっている。尚、電源としては、乾電池を使用する構成も勿論可能であり、より携帯性に富んだ健康器具を提供し得る。 【0018】図2には、器具本体12の内部構成部材を左右方向に若干分解ないし分離した態様で表してあるが、前記発熱体20は枠体16の内側に形成された収容部26に収容され、この発熱体20と枠体16との間には、発泡ウレタン樹脂よりなる断熱部材28が介挿され、同様に収容部26に収容されている。この断熱部材28と発熱体20との間に該発熱体20に密着する態様で温度過昇防止機能を果たす円板状のサーモスタット30が配置されている。発熱体20は、このサーモスタット30とともに断熱部材28の表面に接着剤により固定される。カバー部材18は枠体16のフランジ部16aに一端部が係合した状態で発熱体20等の内部構成部材を包み込む態様で、人体の耳部Yに押し当てられる器具本体12の全面を覆っており、発熱体20が耳部Yに直接ふれないように保護する。 【0019】断熱部材28は、発熱体20からの熱が枠体16側に無駄に伝わる割合を少なくし、熱が逃げるのを抑制し、押し当てられた人体の耳部Y方向への効率的な熱の伝達を助成する役目及び器具本体12が耳部Yに押し当てられた場合に、発熱体20が耳部Yに強く当たらないように支えるクッションの役目を果たす。 【0020】発熱体20としては、図2及び図3で示すように、薄板状で矩形の布状発熱部材32とこれを全面において覆う電気絶縁用の合成樹脂製のフィルムシート34とより構成された面状発熱体が用いられる。この布状発熱部材32はその両側部に電極32aを有するとともにガラス繊維の織布にカーボン塗料を塗布して所定の電気抵抗値を設定して形成され、その布状の全面が通電により発熱をなすヒータ面に構成されている。 【0021】各電極32aには電線コード22を接続する端子36が設けられ、図示のごとく配線されるとともに、この配線中にサーモスタット30も接続されている。尚、配線は左右一対の器具本体の発熱体20について直列となるよう接続構成されるので、左右いずれかの発熱体20が所定温度を超えた場合にサーモスタット30が作動して通電を遮断する構成となっている。発熱体20によって人体の耳部に付与される温熱の温度は40度から53度が最も望ましい。この範囲の温熱の付与により使用者に安全で快適な使用感を与えるとともにこれに応じて耳部を含む周辺部分の血行が良好で血流の促進がもたらされる。設定温度としては、例えば50℃に固定して連続して使用するようにしてもよい。又、サーモスタット30が作動する過昇温度は、例えば70℃に設定することができ、これにより使用上の安全を図ることができる。 【0022】又、図示を省略してあるが、発熱体20へ至る配線中にタイマーを設置して、所定時間、例えば10〜15分で通電が切れるように設定し、これによって、いわゆる低温ヤケドを防止する構成も望ましい。又更に、例えば5分程度通電した後、30秒間通電を止める動作を繰り返して、温熱の付与を所定の間隔をおき間欠的に行うようにタイマーを設定することも可能であり、これにより十分な時間安全に使用できるものとなる。 【0023】以上、本発明に係る耳部血流促進健康器具の一実施形態を説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、上記実施形態では、器具本体12を人体の両耳部に対応させた一対の構成のものを示したが、片側のみの構成も可能である。又、発熱体として面状発熱体が小型で耐久性に富むために最も望ましいものとして開示したが、その他の構成の発熱体も採用し得る。又、更に、発熱体の発熱は通電による構成以外に、例えば、化学的発熱を利用するもの等、他の発熱手段を用いることも可能である。 【0024】 【発明の効果】以上のように、本発明の耳部血流促進健康器具によれば、使用に当たって人体の頭部に懸架部材を掛けて器具本体のカバー部材が人体の耳部に対応するように位置づけてこれを耳部に押し当て、発熱体を発熱させることにより、該熱がカバー部材を介して耳部に温熱として付与されるので、人体の耳部を含む周辺部分の血行が良好となり血流の促進により鬱血等に起因した諸症状や耳鳴りの改善効果が期待できるものであり、小型で低廉に製作し得、携帯に便利で使用感に優れた耳部血流促進健康器具を提供できる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】599100420 【氏名又は名称】エム・フーズ株式会社
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| 【出願日】 |
平成11年7月16日(1999.7.16) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100077861 【弁理士】 【氏名又は名称】朝倉 勝三
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| 【公開番号】 |
特開2001−29379(P2001−29379A) |
| 【公開日】 |
平成13年2月6日(2001.2.6) |
| 【出願番号】 |
特願平11−203016 |
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