| 【発明の名称】 |
足用サポータ |
| 【発明者】 |
【氏名】砂山 正光
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| 【要約】 |
【課題】足に装着することにより、歪んだ足底のアーチを回復させて足の正常な機能を回復させることができるとともに、外反母趾等の第1指の変形を矯正することができ、しかも装着したときの感触が良い上、足用サポータの上から靴下や靴を着用しやすい足用サポータを提供する。
【解決手段】足の幅方向に伸縮するニット生地により形成され、足の踏付け部が挿入されるとともに、踏付け部の内の中足骨付け根部分8を締め付ける筒状主体4と、足の長手方向に伸縮するニット生地により形成され、筒状主体の先端幅方向内端側に取り付けられているとともに、先端側に袋状部11、第2指方向下部側に開口部12を有する第1指挿入体6とを具備する足用サポータ2とする。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 足の幅方向に伸縮するニット生地により形成され、足の踏付け部が挿入されるとともに、該踏付け部の内の中足骨付け根部分を締め付ける筒状主体と、足の長手方向に伸縮するニット生地により形成され、前記筒状主体の先端幅方向内端側に取り付けられているとともに、先端側に袋状部、第2指方向下部側に開口部を有する第1指挿入体とを具備することを特徴とする足用サポータ。 【請求項2】 第1指挿入体が、2枚の葉片形の生地片の内方側下端から第2指側上部に至る部分を互いに縫い付けることにより形成したものであり、前記2枚の生地片の下部を筒状主体に縫い付けることにより、該第1指挿入体が筒状主体の先端幅方向内端側に取り付けられている請求項1に記載の足用サポータ。 【請求項3】 第1指挿入体が、2枚の略長方形の生地片の先端部分を互いに縫い付けることにより形成したものであり、一方の生地片を1回ねじってその下端部を筒状主体に縫い付けるとともに、他方の生地片をねじらずに筒状主体に縫い付けることにより、該第1指挿入体が筒状主体の先端幅方向内端側に取り付けられている請求項1に記載の足用サポータ。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、ニット生地により作製された足用サポータに関し、さらに詳述すると、足に装着することにより、歪んだ足底のアーチを回復させて足の正常な機能を回復させることができるとともに、外反母趾等の第1指(親指)の変形を矯正することができる足用サポータに関する。 【0002】 【従来の技術】近年、生活や文化の変化から、足底のアーチが歪んだ人や、外反母趾等の足の障害を持つ人が増えている。足底のアーチには、図10(a)〜(c)に示すように、足の内側の縦アーチ50、足の外側の縦アーチ52、足前方の中足骨アーチ54、足根部の横のアーチ56があり、これらの足底のアーチは、足が正常な機能を果たすために不可欠のものである。そのため、足底のアーチが歪むと、正常に歩行、走行、運動などを行うことが難しくなる。 【0003】また、外反母趾は、足の変形の一種であり、図11に示すように足60の横中足靭帯62が緩み、中足関節64が開いて第1中足骨66の内反(足の内方に曲がって変形すること)を招き、結果として第1指68が外反(足の外方に曲がって変形すること)するものである。 【0004】従来、上述した外反母趾を矯正するために足に装着するサポータが種々提案されており、例えば特公平2−12094号、実開平6−7714号、実開平6−7715号、実開平6−13814号、実開平6−13815号に、外反母趾矯正用サポータが開示されている。これら外反母趾矯正用サポータの基本的な機能は、緩んだ中足関節及び中足骨を元の位置に戻して固定するとともに、第1指を正常な姿勢に戻して固定することにより、外反母趾を矯正しようというものである。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】これまで、足にサポータを装着することによって歪んだ足底のアーチを回復させるための提案はなされていない。 【0006】一方、前述のように外反母趾矯正用サポータは従来より種々提案されているが、これらのサポータは、前記機能を果たすために、比較的厚くて丈夫な伸びにくい生地(非伸縮性の生地)を用いて作製してある。そのため、従来の外反母趾矯正用サポータは、装着したときの感触があまり良くなく、またサポータの上から靴下や靴を着用しにくいものであった。 【0007】本発明は、前記事情に鑑みてなされたもので、足に装着することにより、歪んだ足底のアーチを回復させて足の正常な機能を回復させることができるとともに、外反母趾等の第1指の変形を矯正することができ、しかも装着したときの感触が良い上、サポータの上から靴下や靴を着用しやすい足用サポータを提供することを目的とする。 【0008】 【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達成するため、足の幅方向に伸縮するニット生地により形成され、足の踏付け部が挿入されるとともに、該踏付け部の内の中足骨付け根部分を締め付ける筒状主体と、足の長手方向に伸縮するニット生地により形成され、前記筒状主体の先端幅方向内端側に取り付けられているとともに、先端側に袋状部、第2指方向下部側に開口部を有する第1指挿入体とを具備することを特徴とする足用サポータを提供する。 【0009】本発明の足用サポータを装着する場合、筒状主体に足の踏付け部を挿入し、第1指挿入体の袋状部に第1指を挿入するとともに、筒状主体の先端開口部から第2指〜第5指を外部に突出させる。これにより、筒状主体が足の踏付け部の中足骨付け根部分を足の幅方向に縮もうとする力によって締め付け、その結果、足の横中足靭帯の機能を補助して、扁平した足底のアーチを回復させて、足の正常な機能を回復させることができる。 【0010】また、筒状主体が足の踏付け部の中足骨付け根部分を締め付けることにより、緩んだ中足関節及び中足骨を元の位置に戻して固定することができるとともに、第1指挿入体が第1指を足の長手方向に縮もうとする力によって足の内方に向けて引っ張り、曲がった第1指を正常な姿勢に戻して固定することができる。すなわち、第1指挿入体の第2指方向下部側には開口部が設けられているため、第1指挿入体が足の長手方向に縮もうとする力は、第1指を足の内方に引っ張る力として作用する。そのため、本発明の足用サポータによれば、外反母趾の矯正が図られる。 【0011】この場合、本発明の足用サポータによれば、筒状主体によって足の踏付け部の中足骨付け根部分を締め付けるので、装着者に痛みを感じさせることなく、足底のアーチの回復及び外反母趾の矯正を図ることができる。すなわち、前述した従来の外反母趾矯正用サポータは、足の踏付け部の中足骨付け根部分より先方を締め付けるものであり、このように中足骨付け根部分より先方を締め付けた場合には、装着者が痛みを感じることがあるが、本発明の足用サポータではこのような不都合は生じない。 【0012】また、本発明の足用サポータは、筒状主体及び第1指挿入体を別体とし、これら筒状主体及び第1指挿入体を連結してあるので、足の踏付け部における筒状主体の装着位置を容易に変えることができる。そのため、足の踏付け部における筒状主体の装着位置を変えることにより、第1指の足の内方への引っ張り具合を調整することができ、足の障害の広範な症状に対応できる。 【0013】本発明の足用サポータの構造に特に限定はないが、好適な例としては、下記(1)及び(2)の構造が挙げられる。 (1)第1指挿入体が、2枚の葉片形の生地片の内方側下端から第2指側上部に至る部分を互いに縫い付けることにより形成したものであり、前記2枚の生地片の下部を筒状主体に縫い付けることにより、該第1指挿入体が筒状主体の先端幅方向内端側に取り付けられている構造。 (2)第1指挿入体が、2枚の略長方形の生地片の先端部分を互いに縫い付けることにより形成したものであり、一方の生地片を1回ねじってその下端部を筒状主体に縫い付けるとともに、他方の生地片をねじらずに筒状主体に縫い付けることにより、該第1指挿入体が筒状主体の先端幅方向内端側に取り付けられている構造。 【0014】また、本発明では、筒状主体による足の踏付け部の中足骨付け根部分の締め付け力(圧力)を、24mh(ミリハーゲン)以上、特に24〜34mhとすることが、足底のアーチの回復効果及び外反母趾の矯正効果を高める点で適当である。 【0015】また、本発明では、筒状主体及び第1指挿入体を、装着時に厚さ0.8mm以下、特に0.3〜0.8mmになるニット生地で形成することが、装着したときの感触を良くする点、サポータの上から靴下や靴を着用しやすくする点で好適である。このような生地としては、例えば、400デニール以上の太さのポリウレタン繊維で編んだニット生地等が挙げられる。 【0016】 【発明の実施の形態】以下、本発明につき図面を参照してさらに詳しく説明するが、本発明は下記実施形態に限定されるものではない。 【0017】(第1実施形態)図1〜図3は本発明に係る足用サポータの第1実施形態を示すもので、図1は正面図、図2は左側面図、図3は右側面図である。本例の足用サポータ2は、足の幅方向Aに伸縮するニット生地により形成された筒状主体4と、足の長手方向(やや斜め方向)Bに伸縮するニット生地により形成された第1指挿入体6とによって構成されている。なお、筒状主体4は足の長手方向にも伸縮し、第1指挿入体6は足の幅方向にも伸縮する。 【0018】筒状主体4は筒編みによって作製したもので、その下端部分8は生地を折り返して縫い付けることにより生地が二重になっている。そして、筒状主体4内に足の踏付け部を挿入したときに、上述した生地が二重になった部分8によって踏付け部の中足骨付け根部分が締め付けられるようになっている。 【0019】第1指挿入体6は、2枚の葉片形の生地片10,10の内方側下端(図1中Cで示す箇所)から第2指側上部(図1中Dで示す箇所)に至る部分を互いに縫い付けることにより先端側に袋状部11、第2指方向下部側に開口部12を形成したものである。この第1指挿入体6は、生地片10,10の下部を筒状主体4に縫い付けることにより、筒状主体4の先端幅方向内端側に取り付けられている。なお、生地片10,10の第2指側の縁部14は、生地を折り返して縫い付けることにより生地が二重になっている。 【0020】次に、本例の足用サポータ2の使用方法を説明する。本例の足用サポータ2を装着する場合、図4に示すように、筒状主体4に足の踏付け部を挿入し、第1指挿入体6の袋状部11に第1指を挿入するとともに、筒状主体4の先端開口部から第2指〜第5指を外部に突出させる。これにより、下記■及び■に示す作用効果が得られ、足底のアーチの回復及び外反母趾の矯正が図られる。 【0021】■図5に示すように、筒状主体4の生地が二重になった部分8が踏付け部の中足骨付け根部分を足の幅方向に縮もうとする力yによって締め付けることにより、歪んだ足底のアーチ(特に足根部の横のアーチ)を回復させて足の正常な機能を回復させることができる。 【0022】■上記のように筒状主体4の生地が二重になった部分8が踏付け部の中足骨付け根部分を締め付けることにより、緩んだ中足関節及び中足骨を元の位置に戻して固定することができる。また、第1指挿入体6が第1指を足の長手方向に縮もうとする力xによって足の内方に向けて引っ張り、曲がった第1指を正常な姿勢に戻して固定することができる。すなわち、第1指挿入体6の第2指方向下部側には開口部12が設けられているため、第1指挿入体6が足の長手方向に縮もうとする力xは、第1指を矢印z方向(足の内方)に引っ張る力として作用する。したがって、外反母趾の矯正が図られる。 【0023】(第2実施形態)図6〜図9は本発明に係る足用サポータの第2実施形態を示すもので、図6は正面図、図7は背面図、図8は左側面図、図9は右側面図である。本例の足用サポータ22は、足の幅方向Aに伸縮するニット生地により形成された筒状主体24と、足の長手方向Bに伸縮するニット生地により形成された第1指挿入体26とによって構成されている。なお、筒状主体24は足の長手方向にも伸縮し、第1指挿入体26は足の幅方向にも伸縮する。 【0024】筒状主体24は筒編みによって作製したもので、その下端部分28は生地を折り返して縫い付けることにより生地が二重になっている。そして、筒状主体24内に足の踏付け部を挿入したときに、上述した生地が二重になった部分28によって踏付け部の中足骨付け根部分が締め付けられるようになっている。 【0025】第1指挿入体26は、2枚の略長方形の生地片30,30の先端部分を互いに縫い付けることにより、先端側に袋状部31、第2指方向下部側に開口部32を形成したものである。この第1指挿入体6は、一方の生地片30を1回ねじってその下端部を筒状主体24に縫い付けるとともに、他方の生地片30をねじらずに筒状主体24に縫い付けることにより、筒状主体24の先端幅方向内端側に取り付けられている。 【0026】次に、本例の足用サポータ22の使用方法を説明する。本例の足用サポータ22を装着する場合、筒状主体24に足の踏付け部を挿入し、第1指挿入体26の袋状部31に第1指を挿入するとともに、筒状主体24の先端開口部から第2指〜第5指を外部に突出させる。これにより、前述した■及び■の作用効果が得られ、足底のアーチの回復及び外反母趾の矯正が図られる。なお、本例の足用サポータ22の装着状態は図4に示した状態とほぼ同様であるため、図示を省略する。 【0027】 【発明の効果】以上説明したように、本発明の足用サポータは、歪んだ足底のアーチを回復させて足の正常な機能を回復させることができるとともに、外反母趾等の第1指の変形を矯正することができ、しかも装着したときの感触が良い上、サポータの上から靴下や靴を着用しやすい。また、装着者に痛みを感じさせることなく、足底のアーチの回復及び外反母趾の矯正を図ることができるとともに、足の踏付け部における筒状主体の装着位置を変えることにより、第1指の足の内方への引っ張り具合を調整することができ、足の障害の広範な症状に対応することができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】395012260 【氏名又は名称】東京ホージエリー株式会社
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| 【出願日】 |
平成11年7月16日(1999.7.16) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100095326 【弁理士】 【氏名又は名称】畑中 芳実 (外2名)
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| 【公開番号】 |
特開2001−29374(P2001−29374A) |
| 【公開日】 |
平成13年2月6日(2001.2.6) |
| 【出願番号】 |
特願平11−202985 |
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