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【発明の名称】 整体器
【発明者】 【氏名】北島 晧胤

【要約】 【課題】骨盤の歪みが身体の左右方向と前後方向とに同時に歪んでいる人に対し、一つの整体器で矯正できようにし、収納時には場所もとらないようにする。

【解決手段】整体器Fは台板1と整体板2と丸棒3と滑板4とを備えている。台板1は上面に丸棒31の収納凹部11と丸棒3を立てるための係合孔12と丸棒32の収納凹部14と丸棒3を立てるための係合孔15と滑り止め板13とが設けられている。上記滑り止め板13の上面には半円状凹部16が形成されている。また、台板1の下面には、ゴム板17が設けられている。整体板2の上面には、凹凸部21と挿通孔22が形成されている。滑板4は2枚用意されており、中央部には、挿通孔41が形成されている。短丸棒31と長丸棒32の一方の端面には傾斜面311と321が形成されている。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 台部材と、整体部材と、上記整体部材を上記台部材に所要角度で傾斜させて取り付けるための手段と、上記整体部材を所要箇所を回転中心として水平方向に回転できるようにして上記台部材に取り付けるための手段と、を備えていることを特徴とする、整体器。
【請求項2】 整体部材を台部材に所要角度で傾斜させて取り付けるための手段は、整体部材の傾斜角度の調整が可能であることを特徴とする、請求項1記載の整体器。
【請求項3】 整体部材を所要箇所を回転中心として水平方向に回転できるようにして台部材に取り付けるための手段は、回転を円滑にするための手段を備えていることを特徴とする、請求項1または2記載の整体器。
【請求項4】 台部材と、当該台部材に取り付けられる整体部材と、上記整体部材を所要角度で傾斜させて支えるための所要数の支持部材と、上記整体部材の水平方向の回転の中心となる軸部材と、上記台部材と上記整体部材の間に介在し、整体部材の回転を円滑にするための滑性を有する所要数の滑り板と、を備えており、上記台部材は、上記整体部材を傾斜させて取り付けたときに、上記整体部材の一端部を係止させるための係止部と、上記支持部材または上記軸部材を着脱可能に立てるための係合孔とを備えており、上記整体部材は、上記軸部材を挿通するための挿通孔を備えていることを特徴とする、整体器。
【請求項5】 整体部材の表面に多数の凹凸部が形成されていることを特徴とする、請求項1、2、3または4記載の整体器。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は整体器に関するものである。更に詳しくは、脊椎(背骨)の歪みを矯正することができる整体器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】悪い姿勢は身体の歪みを生む。そして、身体の歪みは脊椎の歪みから生じ、病気や老化の原因となることは広く知られている。大部分の人は姿勢を正しく保ち、健康と若さを維持したいと思いながらも、日々の生活では、この逆の行動をしているのが実情である。良く知られているように、いわゆる猫背などは勿論悪い姿勢である。しかし、その外にも、椅子などに座ったときに、いつも同じ方の足を上にして足を組む、一方の肩だけにショルダーバックなどを掛ける、運動をするときに同じ方の手や足だけをを使うなどの行為も、脊椎の歪みを生じさせる大きな原因となっている。
【0003】脊椎は頚椎、胸椎、腰椎、仙椎、尾椎などからなり、その中には脊髄が通っている。そして、脊髄は内蔵や器官をコントロールしている。また、骨盤は寛骨と仙骨とを仙腸間節で接続したものである。仙腸関節の動きが悪いと腰痛の原因になるといわれている。骨盤の歪みは仙腸関節の歪みを引き起こし、その歪みは、仙骨の上にある腰椎の歪みを起こす。この腰椎の歪みが脊椎をゆがませ様々な病気や老化の原因になるといわれている。
【0004】上記のような脊椎の歪みの大きな原因である骨盤の歪みは、ほぼ、骨盤の前後方向の歪みと左右方向の歪み(またはアンバランス)とに大別される。前後方向の歪みは主に猫背などの悪い姿勢により、そして左右方向の歪みは主に同じ方の手や足だけを使う行為の繰り返しに起因しているものと考えられている。このような骨盤の歪みは、上記のような悪い姿勢や同じ方の手や足だけを使う行為の繰り返しを、長期にわたって毎日少しずつ行うことにより進行したものである。従って、上記のようにして形成された骨盤の歪みは、逆に、毎日少しずつ矯正していくのが効果的であると考えられる。
【0005】以前より、骨盤の歪みを矯正し、脊椎の歪みをなくすために種々の器具、いわゆる整体器が使用されていた。このような整体器の代表的なものとしては、■傾斜板を有し、アキレス腱を伸ばして立つ姿勢を保つことによって整体効果を発揮する器具や、■回転板を有し、腰を捻る運動(ツイスト運動)を行うことによって整体効果を発揮する器具があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記したような従来の整体器には、次のような課題があった。すなわち、上記■の傾斜板を有する整体器によれば、使用者が爪先側を傾斜上部へ向けて傾斜板に乗り、立った姿勢を保つことにより、アキレス腱及びふくらはぎの筋肉がストレッチされ、同時に骨盤の主に前後方向の歪みを矯正することができる。また、上記■の回転板を有する整体器によれば、回転板に乗って上半身を固定し、腰を左右方向に捻る動作を繰り返すことにより、腰の周りの筋肉がストレッチされ、同時に骨盤の主に左右方向の歪みを矯正することができる。
【0007】しかしながら、骨盤の歪みが身体の前後方向だけ、あるいは左右方向だけという場合はあまりなく、どちらにも歪んでいる人が殆どである。このような人が、例えば骨盤の前後方向の歪みに主に効果のある上記■の整体器だけを使用してストレッチを繰り返すと、かえって骨盤の左右方向の歪みを助長してしまうことがあった。また、逆に、骨盤の左右方向の歪みに主に効果のある上記■の整体器だけを使用してストレッチを繰り返すと、骨盤の前後方向の歪みを助長してしまうことがあった。
【0008】従って、骨盤の歪みを効果的に矯正するには、上記■、■の両方の整体器を使用するのが望ましいが、使用者は、一般的には両方の矯正運動を行う必要性を認識していないために、一方の整体器を購入して用意したらそれだけを使用し、他方の整体器は用意しない傾向にあった。また、両方の整体器を用意できた場合でも、それぞれが別体となる。従って、使用者が両方の矯正運動を行う必要性を十分に認識し、よほど意識して使用するようにしなければ、どちらか一方の整体器のみしか使用しないようになりがちであり、矯正効果が上らないことが多かった。更に、整体器が二つになるので、収納するために比較的広い場所が必要であった。
【0009】(目 的)本発明は、上記課題を解消するもので、骨盤が身体の前後方向または左右方向に歪んでいる場合に、一つの整体器で両方の歪みが矯正できる整体器を提供することを目的とする。また、使用者に対し、骨盤の歪みを矯正する場合の身体の前後方向または左右方向の両方の歪みに対応した矯正運動を行う必要性を十分に意識させるようにして、矯正効果を高めるとともに、収納時には場所もとらない整体器を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するために講じた本発明の手段は次のとおりである。第1の発明にあっては、台部材と、整体部材と、上記整体部材を上記台部材に所要角度で傾斜させて取り付けるための手段と、上記整体部材を所要箇所を回転中心として水平方向に回転できるようにして上記台部材に取り付けるための手段と、を備えていることを特徴とする、整体器である。
【0011】第2の発明にあっては、整体部材を台部材に所要角度で傾斜させて取り付けるための手段は、整体部材の傾斜角度の調整が可能であることを特徴とする、第1の発明に係る整体器である。
【0012】第3の発明にあっては、整体部材を所要箇所を回転中心として水平方向に回転できるようにして台部材に取り付けるための手段は、回転を円滑にするための手段を備えていることを特徴とする、第1または第2の発明に係る整体器である。
【0013】第4の発明にあっては、台部材と、当該台部材に取り付けられる整体部材と、上記整体部材を所要角度で傾斜させて支えるための所要数の支持部材と、上記整体部材の水平方向の回転の中心となる軸部材と、上記台部材と上記整体部材の間に介在し、整体部材の回転を円滑にするための滑性を有する所要数の滑り板と、を備えており、上記台部材は、上記整体部材を傾斜させて取り付けたときに、上記整体部材の一端部を係止させるための係止部と、上記支持部材または上記軸部材を着脱可能に立てるための係合孔とを備えており、上記整体部材は、上記軸部材を挿通するための挿通孔を備えていることを特徴とする、整体器である。
【0014】第5の発明にあっては、整体部材の表面に多数の凹凸部が形成されていることを特徴とする、第1、第2、第3または第4の発明に係る整体器である。
【0015】上記整体部材の傾斜角度は、特に限定はしないが、通常は、14〜35度である。なお、傾斜角度が10度未満であると、傾斜面でストレッチをしたときに、アキレス腱やふくらはぎの筋肉を十分に伸ばすことができない場合もあり、骨盤の前後方向の歪みの矯正効果があまり期待できないこともある。また、傾斜角度が35度を超えると、足首に負担がかかり、一般的には所定の姿勢で立つこともできなくなるので、ストレッチを安全に行うことができにくくなる。
【0016】台部材と整体部材の材料としては、例えば、足裏に対して感触がよく、自然の暖かみを感じることができる天然木でつくるのが好ましい。しかし、天然木に限定するものではなく、他の材料を採用してもよい。回転補助部材の材料としては、例えば、板状のもので滑性が大きく、回転時に摩耗や発熱がしにくく、擦れ合っても音がしないもの、例えば、フッソ樹脂やポリアミド樹脂の板などが好ましい。しかし、上記樹脂だけに限定されるものではなく、また形状も板状に限定されるものではない。
【0017】(作用)本発明に係る整体器は、台部材と整体部材と上記整体部材を上記台部材に所要角度で傾斜させて取り付けるための手段と、そして、上記整体部材を所要箇所を回転中心として水平方向に回転できるようにして上記台部材に取り付けるための手段とを備えている。上記のような構成になっているので、同じ整体器で、整体部材を傾斜させて、そのときできた傾斜面に上方に向いてストレッチをすることと、整体部材を回転できるようにし、そのときできた回転面に載って上半身を固定し腰を左右方向に捻る動作を繰り返すこととができる。
【0018】従って、骨盤が前後方向と左右方向に同時に歪んでいる人(骨盤が歪んでいる人は、前後方向と左右方向に同時に歪んでいる場合が殆どである)は、傾斜面に上方に向いてストレッチをすることにより骨盤の前後方向の歪みを、そして、続けてまたは時間をあけて、回転面に載って上半身を固定し腰を左右方向に捻る動作を繰り返すことにより、骨盤の左右方向の歪みを矯正できる。尚、ストレッチと上半身を固定し腰を左右方向に捻る上記動作との順序を逆に行なっても、上記と同じような矯正結果が得られる。このようにして、骨盤が前後方向と左右方向に同時に歪んでいるのを矯正することができる。そのことにより、ストレッチのみを行ないまたは上半身を固定し腰を左右方向に捻る動作のみを行なうことによる、従来の整体器のような骨盤の前後方向の歪みまたは左右方向の歪みを却って助長するような結果を避けることもできる。
【0019】また、一つの整体器で骨盤の前後の歪みと左右方向の歪みの両方を矯正することができるので、どちらか一方のみの矯正を行いがちになることが少なく、矯正効果を上げることができる。即ち、整体器を組み立てるときに、いずれか一方を選択しなければならないので、骨盤の矯正に両方の運動が必要なことを使用者に意識させることができる。更に、使用しないときの整体器の収納も比較的狭い場所で行うことができる。
【0020】整体部材を台部材に所要角度で傾斜させて取り付けるための手段が、整体部材の傾斜角度の調整が可能であるものは、骨盤の前後方向の歪みの程度に応じて傾斜角度を変えることができので、無理することなく効果的に矯正ができる。また、足首や筋肉の柔軟性に個人差があることにも対応できる。
【0021】整体部材の表面に多数の凹凸部が形成されているものは、整体部材の傾斜角度を大きくしてストレッチをしても滑りにくくすることができ、また、足裏のつぼも十分刺激することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面に基づき更に詳細に説明する。図1は本発明に係る整体器の構成を示す斜視説明図である。図中Fは整体器である。整体器Fは台部材である台板1と整体部材である整体板2と支持部材または軸部材として兼用できる丸棒3と滑板4とを備えている。上記台板1、整体板2、丸棒3は共に木製であり、滑板4はフッソ樹脂製である。
【0023】台板1は上面の先部側(図1では右側)には丸棒3を横に並べて収納するための収納凹部11と収納凹部11の両側には3個づつ合計6個の上記丸棒3を着脱可能に立てて取り付けるための係合孔12(121、122、123が各々2個ずつ)とが形成されている。また、上面の後部側(図1では左側)には滑り止め板13が設けられており、その内方端部は係止部160となっている。更に、中央部には、前記収納凹部11の長辺よりも長い長辺を有する収納凹部14と軸部材としての丸棒3を立てて着脱可能に取り付けるための係合孔15が形成されている。
【0024】上記滑り止め板13の上面には先部側が開放されている半円(外周縁が円弧)状凹部16が形成されている。上記半円状凹部16の開放されている側の厚みは整体板2の側部を接触させたときに段差ができるだけ小さくなるように設定されている。当該半円状凹部16の上面は、使用時に踵を載せたときはストッパーの働きもする。また、台板1の下面の先部側と後部側には、整体器を使用するときに、床面を傷付けず、また、滑らないようにゴム板17が設けられている。
【0025】整体板2の上面には、中央部を除いて両側の先部側と後部側に凹凸部21が形成されており、凹凸部21が形成されていない中央部には軸部材である丸棒3を挿通するための挿通孔22が形成されている。
【0026】滑板4は円盤状(正方形の板、その他の形状でもよい)であり、2枚用意されている。当該滑板4の中央部には、丸棒3を挿通するための挿通孔41が形成されている。滑板4を2枚重ねた厚みは上記滑り止め板13の厚みよりも厚くなるように設定されている(後で説明する図6参照)。これにより、整体板2は滑り止め板13に接触しないで回転できる。
【0027】丸棒3は短丸棒31と長丸棒32とがそれぞれ2本ずつ用意されている。当該短丸棒31の一方の端面には傾斜面311が形成されており、他方の端面は側面に対して直交している。同じように、長丸棒32の一方の端面にも傾斜面321が形成されており、他方の端面は側面に対して直交している。上記傾斜面311と傾斜面321は緩やかに膨らんだ曲面になっている。短丸棒31は使用しないときは収納凹部11に、そして、長丸棒32は収納凹部14にそれぞれ収納される。
【0028】上記整体器Fを使用して、ストレッチにより骨盤の前後方向の歪みを矯正する場合の整体器の組立方法とその使用方法を説明する。図2はストレッチにより骨盤の前後方向の歪みを矯正するための整体器の組立説明図、図3及び図4は図2の整体器を使用してストレッチを行っている状態を示している側面説明図である。図中F1はストレッチにより骨盤の前後方向の歪みを矯正するために組立てられた整体器を示し、Hは整体器の使用者を示す。
【0029】整体器F1は次のようにして組立てる。台板1の先部側に最も近い二つの係合孔121に、二本の長丸棒32を側面に対して直交している端面を下側にして挿入し、長丸棒32を立てる。立てられた長丸棒32の傾斜面321を台板1の中央部の方に向ける。上記傾斜面321に、整体板2の凹凸部21が形成されていない面を接触させ、凹凸部21が形成されている面を上側にする。同時に、当該整体板2の短辺側の一方の側部を、半円状凹部16の内方端部の係止部160に接触させ、整体板2を台板1上に傾斜状態で固定する。
【0030】上記において、長丸棒32を、係合孔121の代わりに係合孔122に挿入し、または、係合孔123に挿入することにより、整体板2の台板1上での傾斜角度を順次大きくすることができる(図3参照)。また、台板1上における整体板2の傾斜角度を、長丸棒32を係合孔121に挿入したときの傾斜角度よりも小さくしたいときには、短丸棒31を係合孔123、122、121に順次挿入すればよい(図4参照)。尚、本実施の形態では、台板1上における整体板2の傾斜角度が14度、17度、20度、25度、30度または35度(6段階)になるように、短丸棒31と長丸棒32の長さ、及び台板1上の係合孔121、122また123の各位置が設定されている。
【0031】上記のようにして組立てられた整体器F1を使用してストレッチにより骨盤の前後方向の歪みを矯正する運動は、通常は、次のようにして行う。先ず、短丸棒31を係合孔121に挿入して立てて、短丸棒31の斜面311に整体面2を凹凸部21を上側にして載せ、傾斜角度を14度にする。使用者Hは、当該凹凸部21上に載り、1回に40秒〜数分間直立した姿勢を保つようにする。この動作を適宜の時間をおいて、1日に2〜3回行う。これを数日間繰り返した後、整体板2の傾斜角度を17度、20度、25度、30度または35度と順次大きくしていき、各傾斜角度において、上記14度における動作とほぼ同じ動作を行う。このようにして、アキレス腱とふくらはぎの筋肉のストレッチを徐々に傾斜の大きさに無理なく順応させていき、アキレス腱とふくらはぎの筋肉を柔軟にすると共に、骨盤の前後方向の歪みの矯正を行う。上記は、標準的な矯正方法であり、各人によって骨盤の歪みは異なるので、ストレッチ時間、一日の回数、同一の傾斜角度で行う日数等は適宜変更する。
【0032】上記整体器Fを使用して、腰を左右方向に捻り、骨盤の左右方向の歪みを矯正する場合に使用する整体器の組立方法とその使用方法を説明する。図5は骨盤の左右方向の歪みを矯正するための整体器の組立説明図、図6は図5を長手方向に切断した断面図、図7は図5及び図6の整体器を使用して腰を左右方向に捻っている状態を示す斜視説明図である。図中F2は腰を左右方向に捻って骨盤の左右方向の歪みを矯正するために組立てられた整体器を示す。
【0033】整体器F2を次のようにして組立てる。台板1の中央部に形成されている係合孔15に、短丸棒31を側面に対して直交している端面を下側にして挿入して立てる。当該短丸棒31に挿通孔41を挿め入れ、滑板4を2枚、台板1の中央部に重ねる。更に、当該短丸棒31に挿通孔22を挿め入れ、整体板2を滑板4に重ねる。当該整体板2は下面で接触している2枚の滑板4により支えられると共に水平方向に回転することができる。
【0034】上記のようにして組立てられた整体器F2を使用して腰を左右方向に捻って骨盤の左右方向の歪みを矯正するときは、通常は、次のようにして行う。使用者Hは、両足を少し開いて整体板2の凸面21上に載り、身体を安定にするために壁5に両手を当て、矢印に示すように左右方向へ腰を捻る。この動作を1日に1回、1〜10分間行なう。この運動によって、腰周りの筋肉がストレッイチされて柔軟になると共に、骨盤の左右方向の歪みが矯正される。上記のような骨盤の左右方向の歪みを矯正する動作は、整体器F1を使用してストレッチにより骨盤の前後方向の歪みを矯正する日に併せて行なう。
【0035】なお、本明細書で使用している用語と表現はあくまで説明上のものであって、限定的なものではなく、上記用語、表現と等価の用語、表現を除外するものではない。また、本発明は図示の実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲の記載内において種々の変形が可能である。
【0036】
【発明の効果】本発明は上記構成を備え、次の効果を有する。
(a)本発明に係る整体器は、同じ整体器で、整体部材を傾斜させて、そのときできた傾斜面に上方に向いてストレッチをすることと、整体部材を回転できるようにし、そのときできた回転面に載って上半身を固定し腰を左右方向に捻る動作を繰り返すこととができる。従って、骨盤が前後方向と左右方向に同時に歪んでいる人は、傾斜面に上方に向いてストレッチをすることにより骨盤の前後方向の歪みを、そして、続けてまたは時間をあけて、回転面に載って上半身を固定し腰を左右方向に捻る動作を繰り返すことにより、骨盤の左右方向の歪みを矯正できる。また、上記ストレッチと上半身を固定し腰を左右方向に捻る上記動作との順序を逆に行なっても、上記と同じような矯正結果が得られる。このようにして、骨盤が前後方向と左右方向に同時に歪んでいるのを矯正することができる。そのことにより、ストレッチのみを行ないまたは上半身を固定し腰を左右方向に捻る動作のみを行なうことによる、従来の整体器のような骨盤の前後方向の歪みまたは左右方向の歪みを却って助長するような結果を避けることもできる。
【0037】(b)また、一つの整体器で骨盤の前後の歪みと左右方向の歪みの両方を矯正することができるので、どちらか一方のみの矯正を行いがちになることが少なく、矯正効果を上げることができる。即ち、整体器を組み立てるときに、いずれか一方を選択しなければならないので、骨盤の矯正に両方の運動が必要なことを使用者に意識させることができる。更に、使用しないときの整体器の収納も比較的狭い場所で行うことができる。
【0038】(c)整体部材を台部材に所要角度で傾斜させて取り付けるための手段が、整体部材の傾斜角度の調整が可能であるものは、骨盤の前後方向の歪みの程度に応じて傾斜角度を変えることができので、無理することなく効果的に矯正ができる。また、足首や筋肉の柔軟性に個人差があることにも対応できる。
【0039】(d)整体部材の表面に多数の凹凸部が形成されているものは、整体部材の傾斜角度を大きくしてストレッチをしても滑りにくくすることができ、また、足裏のつぼも十分刺激することができる。
【出願人】 【識別番号】394019196
【氏名又は名称】北島 晧胤
【出願日】 平成11年7月16日(1999.7.16)
【代理人】 【識別番号】100085327
【弁理士】
【氏名又は名称】梶原 克彦
【公開番号】 特開2001−29371(P2001−29371A)
【公開日】 平成13年2月6日(2001.2.6)
【出願番号】 特願平11−203967