| 【発明の名称】 |
腰用サポータ |
| 【発明者】 |
【氏名】五関 誠
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| 【要約】 |
【課題】腰部等の小さい着用者でも、十分な締縛力を得ることができ、帯副体が不要な場合、該帯副体が邪魔とならない腰用サポータの提供するを課題とする。
【解決手段】両端に面ファスナー連結手段等による係着部を具備した捲着状態のサイズ調節が可能な伸縮性を有する長尺の帯主体(1) に、該帯主体(1) より寸法の短い伸縮性を有する長尺の帯副体(2) を長手中央揃いとして重ね合わせ、該帯副体(2) の両端部における幅方向中央と、帯主体(1) の対応する位置にそれぞれ貫通孔(10)(20)を設け、該貫通孔(10)(20)に軸体(3) を用いて連結し、該軸体(3) を中心として帯主体(1) に対して帯副体(2) が回動する構成の腰用サポータにおいて、2つの軸体(3) のうち一方を着脱自在として、着用時に、一方の軸体(3) を取外した状態として帯主体(1) の重ね合せ外側端部の外面と、帯副体(2)のいずれかの端部内面とに、相互に対応する面ファスナー連結手段を設けたことを特徴とする腰用サポータを解決手段とする。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 両端に面ファスナー連結手段等による係着部を具備した捲着状態のサイズ調節が可能な伸縮性を有する長尺の帯主体(1) に、該帯主体(1) より寸法の短い伸縮性を有する長尺の帯副体(2) を長手中央揃いとして重ね合わせ、該帯副体(2) の両端部における幅方向中央と、帯主体(1) の対応する位置にそれぞれ貫通孔(10)(20)を設け、該貫通孔(10)(20)に軸体(3) を用いて連結し、該軸体(3) を中心として帯主体(1) に対して帯副体(2) が回動する構成の腰用サポータにおいて、2つの軸体(3) のうち一方を着脱自在として、着用時に、一方の軸体(3) を取外した状態として帯主体(1) の重ね合せ外側端部の外面と、帯副体(2) のいずれかの端部内面とに、相互に対応する面ファスナー連結手段を設けたことを特徴とする腰用サポータ。 【請求項2】 帯主体(1) の重ね合せ外側端部の近傍となる帯副体(2) の端部(2a)における内面には、帯主体(1) の重ね合せ外側となる端部の外面に設けられた面ファスナーに対応する面ファスナーを設けたことを特徴とする請求項1記載の腰用サポータ。 【請求項3】 2つの軸体(3) の双方とも着脱自在として、帯主体(1) と帯副体(2) の両端を着脱可能としたことを特徴とする請求項1又は2記載の腰用サポータ。 【請求項4】 帯副体(2) は、その両端相互を係脱自在としたことを特徴とする請求項3記載の腰用サポータ。 【請求項5】 帯副体(2) は、その両端の同一面に、帯主体(1) の重ね合せ外側となる端部の外面における面ファスナーと対応する面ファスナーを設けたことを特徴とする請求項3記載の腰用サポータ。 【請求項6】 帯主体(1) の重ね合せ外側となる端部に、捲着を解除するための摘み部(15)を設けたことを特徴とする請求項1、2、3、4又は5記載の腰用サポータ。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明が属する技術分野】本発明は、病人、妊婦等の被介護者の腰部、臀部、腹部等(以下、腰部等という。)の保護、整形、矯正を目的として、当該腰部等に捲着固定される腰用サポータに関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来においては、例えば、伸縮性生地帯の長手方向に平ゴム紐を複数平行して配した生地とすることで、該長手方向にのみ伸縮性を有し、両端に係着部を具備した帯主体に、該帯主体の係着部を除いた伸縮部分に帯副体を重ね合わせ、該帯副体の両端の全幅にわたって固定したことにより形成されるもの(以下、先行技術1)や、本出願人が先に出願した登録実用新案第3042855号に開示される考案、即ち、両端に捲着状態の調節が可能な面ファスナー等の係着部を具備した帯主体の係着部を除いた伸縮部分に帯副体を重ね、該帯副体の両端部を該帯主体に結合した構成を有し、帯主体の伸縮部分の両端部と帯副体の両端部の幅方向中心に貫通孔を設け、当該貫通孔に軸体を用いて連結し、該軸体を中心として帯主体に対し、帯副体が回動可能としたもの(以下、先行技術2という。)が公知である。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】前記したもののうち、先行技術1に係る発明は、帯副体を上方又は下方にずらす際に、帯副体の両端部が全幅に渡って縫着されていることによって、帯主体又は帯副体が弛んで、大きな皺が発生することから、腰部等に対して当該腰用サポータが適合せず、保護、整形、矯正が不十分となるばかりでなく、着用者に違和感を与えたり、或いは皺部分を他のものに引っ掛ける等の惧れがあった。 【0004】先行技術2は、帯主体の伸縮部分の両端部と帯副体の両端部の幅方向中心に貫通孔を設け、当該貫通孔に軸体を用いて連結し、該軸体を中心として帯主体に対し、帯副体を回動可能としたことによって、前記皺の発生を排除することができ、この意味で、非常に優れたものであった。 【0005】しかし、前記先行技術1及び先行技術2のいずれにおいても、腰用サポータのサイズが着用者に適用するサイズのものを使用する場合に、その効果を発揮するものであり、着用者の腰部若しくは臀部等が使用する腰用サポータよりも小さい場合には、該腰用サポータによる十分な締縛力を得ることはできない。 【0006】十分な締縛力を得るために、ベルト用の一般的なバックル等のベルト長さ調節手段を用いることは、サポータである以上、下着等の上から着用することが多く、違和感を生じ、また妊婦等が使用する場合には、バックル部分が腹部を局部的に圧迫して好ましくないこともあり、腰用サポータには不向きである。 【0007】一方、腰部等の保護、矯正等を殆ど必要としないが補助的に腰用サポータを使用したい場合や、或いは保護する部分が極めて狭い範囲である場合等においては、帯副体が邪魔になることも考えられる。 【0008】本発明は、以上の事情に鑑みてなされたものであり、腰部等のサイズの小さい着用者においても、十分な締縛力を得ることができるとともに、補助的な使用や保護する部分が極めて狭い範囲である場合等に、帯副体が邪魔とならない腰用サポータを提供することを課題とするものである。 【0009】 【課題を解決するための手段】両端に面ファスナー連結手段等による係着部を具備した捲着状態のサイズ調節が可能な伸縮性を有する長尺の帯主体に、該帯主体より寸法の短い伸縮性を有する長尺の帯副体を長手中央揃いとして重ね合わせ、該帯副体の両端部における幅方向中央と、帯主体の対応する位置にそれぞれ貫通孔を設け、該貫通孔に軸体を用いて連結し、該軸体を中心として帯主体に対して帯副体が回動する構成の腰用サポータにおいて、2つの軸体のうち一方を着脱自在として、着用時に、一方の軸体を取外した状態として帯主体の重ね合せ外側端部の外面と、帯副体のいずれかの端部内面とに、相互に対応する面ファスナー連結手段を設けたことを特徴とする腰用サポータを、課題を解決するための手段とするものである。尚、軸体を取外すのは、帯副体の端部を帯主体から取外すためであり、腰用サポータの着用時には、前記軸体を帯主体又は帯副体のいずれか一方の貫通孔に取付けた状態とすることも含むものである。 【0010】 【発明の効果】本発明によれば、着用時における重ね合わせ外側端部の外面と、帯副体の両端部のいずれかの内面とに、相互に対応する面ファスナー連結手段を設けたものとし、軸体は、少なくとも前記帯主体と帯副体の前記端部とを着脱可能とした場合には、先に帯主体を腰部等に捲着した後、帯主体の重ね合せ内側端部近傍に連結される端部から軸体を取外して、該端部内面及び帯主体の外側端部外面を、相互の面ファスナー連結手段により連結すると、帯副体が伸張され、腰部等の締縛が可能となり、腰部等のサイズの小さい着用者でも腰用サポータを使用することができる。 【0011】また、特に、帯主体の両端部のうち、着用時における重ね合わせ外側端部の外面と、帯副体の両端部のうち、帯主体の重ね合わせ内側端部近傍に連結される端部における前記帯主体との当接面となる内面とに、相互に対応する面ファスナー連結手段を設けたものとした場合には、当該腰用サポータを脱着する際には、帯主体のみを取外せば良く、また再度着用する場合においても、該帯主体の両端を係着させるだけで、帯副体の締縛状態を再調節する必要もないものとすることができる。 【0012】更に、本発明において、軸体を、帯主体と帯副体の両端とを着脱可能とし、帯主体及び帯副体を離脱可能としたことによって、腰部等の保護、矯正等を殆ど必要としないが補助的に腰用サポータを使用したい場合や、或いは保護する部分が極めて狭い範囲である場合等には、帯副体を取外し、帯主体のみで使用すればよいから、帯副体が邪魔となることもなく非常に便利である。 【0013】また、帯副体を帯主体から着脱可能とした場合において、帯副体の両端相互を係脱自在とすることにより、使用しない帯副体をループとして扱えることから、携帯性、保管性を向上することができる一方、他の部位へのサポータとして使用することもできる。 【0014】更に、帯副体の両端の内面側に、雌雄のいずれか一方の種類の面ファスナーをそれぞれ設け、帯副体の長手中央部分を腰部或いは臀部等の中央付近にあてがって、腰部等に捲着し、前記帯副体の両端内面側の面ファスナーを、帯主体の重ね合せ外側に設けられる面ファスナーと係合させることによって、該帯副体の伸縮性によって十分な腰部等の締縛を行うこともできる。 【0015】一方、帯主体(1) の重ね合せ外側となる端部に摘み部を設けることにより、指で該摘み部を把持して引っ張るのみで簡単に当該腰用サポータを脱着することができる。 【0016】 【発明の実施の形態及び実施例】図1は本発明の実施例に係る腰用サポータの分解状態を示す正面図、図2は同実施例に係る腰用サポータの分解状態を示す背面図、図3は同実施例に係る腰用サポータの帯主体連結後、帯副体による締縛前の状態を示す説明図、図4は同実施例に係る腰用サポータの帯副体による締縛後の状態を示す説明図である。 【0017】本発明の実施例に係る腰用サポータは、図1から図4に示すように、両端相互を着脱可能とする雌雄面ファスナー手段(12)(13)を該両端に具備した長さ略1m、幅10cm、厚さ1.5mm程度の全方位に伸縮性を有する長尺生ゴム材からなる帯主体(1) に、長さ略60cmで幅、厚さを前記帯主体(1) と同じとする伸縮性を有する長尺の帯副体(2) を、長手中央揃いとして重ね合わせ、該帯副体(2) の両端部における幅方向中央位置と、帯主体(1) の対応する位置にそれぞれ直径13mm程度の貫通孔(10)(20)を設け、該貫通孔(10)(20)に、いずれも相互に着脱可能に螺合する軸ピン(30)及び軸受(31)を内外側から前記貫通孔(10)(20)に嵌め込んで連結し、前記軸ピン(30)及び軸受(31)からなる軸体(3) を軸中心として帯主体(1) に対して帯副体(2) が回動する構成の腰用サポータであり、前記帯主体(1) のうち、着用時において重ね合せ外側となる端部の外面には、雌面ファスナー(11)を、また、該帯主体(1) の重ね合せ内側となる端部の近傍に前記軸体(3) によって連結された帯副体(2) の端部(2a)の内面には、前記雌面ファスナー(11)に対応する雄面ファスナー(13)を設けたものとし、帯主体(1) の重ね合せ外側となる端部には、該帯主体(1) を離脱容易とすべく摘み部(15)を縫着した構成を有するものである。 【0018】更に、帯主体(1) における帯副体(2) との連結当接部分となる面、帯副体(2)の両端外側面には、夫々合成樹脂製の補強片(14)(23)を縫着したものとしている。これら補強片(14)(23)は、いずれも軸体の位置と重複することから、帯主体(1) 及び帯副体と対応する位置に、軸体を通すための貫通孔を備えた構成としている。 【0019】また、前記補強板は、生ゴム製の帯主体(1) 及び帯副体(2) と比べて摩擦抵抗の少ない合成樹脂製としたことから、帯主体(1) と帯副体(2) との間に補強板(14)を設けたことで、帯主体(1) に対する帯副体(2) の回動を良好なものとしている。 【0020】また、帯主体(1) 及び帯副体(2) にはいずれも蒸れを防止するとともに、該帯主体(1) 及び帯副体(2) の伸縮性を向上させる通気孔(16)(22)を設けている。 【0021】尚、本実施例においては、帯主体(1) の重ね合せ外側となる端部近傍の軸体(3) を外して行うものであり、重ね合せ内側となる端部近傍の軸体(3) を外す場合と比べ、帯主体(1) の取り外しのみで、腰等から脱着できるとともに、再度着用する際には、帯主体のみを取付ければ帯副体による締縛具合の調節も不要となる利点を有する。ただし、帯主体(1) の重ね合せ内側となる端部の近傍の軸体(3)のみを外す場合であっても締縛は可能であり、本発明は、このような場合を除外するものではない。 【0022】本実施例においては、軸ピン(30)を内側から、軸受け(31)を外側から取付けたものであるが、軸ピン(30)及び軸受け(31)の挿入方向を逆としてもよいことはいうまでもない。 【0023】また、腰部等の保護、矯正等を殆ど必要としないが補助的に腰用サポータを使用したい場合や、或いは保護する部分が極めて狭い範囲である場合等には、図示省略するが、帯副体(2) の重ね合せ両端部の内面側に、相互に対応する面ファスナー連結手段等を設けたものとし、2つの軸体を取外して帯主体(1) から帯副体(2) を外し、帯主体(1) のみで使用することができるものとすると同時に、帯副体は腕等に捲付けるなどの手段により携帯性を向上させ、或いは他の部位へのサポータとしても使用することができるものとすることができる。 【0024】更に、例えば、帯副体(2) の両端の内面側に、雄面ファスナーをそれぞれ設け、帯副体(2) の長手中央部分を腰部或いは臀部等の中央付近にあてがって、腰部等に捲着し、前記帯副体(2) の両端内面側の面ファスナーを、帯主体(1) の重ね合せ外側に設けられる雌面ファスナー(11)と係合させることによって、該帯副体(2) の伸縮性によって十分な腰部等の締縛を行うこともできる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000114606 【氏名又は名称】モリト株式会社
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| 【出願日】 |
平成11年7月6日(1999.7.6) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100070507 【弁理士】 【氏名又は名称】石田 俊男 (外1名)
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| 【公開番号】 |
特開2001−17457(P2001−17457A) |
| 【公開日】 |
平成13年1月23日(2001.1.23) |
| 【出願番号】 |
特願平11−191106 |
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