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【発明の名称】 歯科用充填材料のための使い捨て容器
【発明者】 【氏名】アダム ボート

【氏名】ウルリッヒ クレーレス

【氏名】ラルフ ルッカウ

【要約】 【課題】僅かな経済的支出、つまり、僅かな製作・保管コスト及び変化する市場要求に対する迅速な反応時間を以て、種々様々な流出開口が実現され得る使い捨て容器を提供する。

【解決手段】ノズル(2,2′,2″)が別個の構成部材として構成されており且つ容器ボディ(1)に密着されているようにした。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 歯科用充填材料のための使い捨て容器であって、該使い捨て容器が、使用スペースを取り囲む容器ボディを有しており、該容器ボディから充填材料が、軸方向で可動のピストンによってノズルから押出し可能な形式のものにおいて、ノズル(2,2′,2″)が別個の構成部材として構成されており且つ容器ボディ(1)に密着されていることを特徴とする、歯科用充填材料のための使い捨て容器。
【請求項2】 ノズル(2)が、材料接続的に容器ボディ(1)に密着されている、請求項1記載の使い捨て容器。
【請求項3】 ノズル(2)が結合箇所(6)に、後退されて半径方向で突出しているストッパ(2b)を備えた中空円筒形の接続管片(2a)を有しており、容器ボディ(1)が適当に加工成形された結合孔(6a)を有している、請求項1記載の使い捨て容器。
【請求項4】 ノズル(2)が結合箇所(6)で容器ボディ(1)に溶接されている、請求項1記載の使い捨て容器。
【請求項5】 ノズル(2)が結合箇所(6)で容器ボディ(1)にレーザ溶接されている、請求項4記載の使い捨て容器。
【請求項6】 ノズル(2)が結合箇所(6)で容器ボディ(1)に超音波溶接されている、請求項4記載の使い捨て容器。
【請求項7】 ノズル(2)が結合箇所(6)で容器ボディ(1)に接着されている、請求項1記載の使い捨て容器。
【請求項8】 ノズル(2′,2″)が、形状接続的又は摩擦接続的に容器ボディ(1)に密着されている、請求項1記載の使い捨て容器。
【請求項9】 ノズル(2′,2″)が、バヨネットクロージャ又はねじ山を介して耐圧式で容器ボディ(1)に密着されている、請求項8記載の使い捨て容器。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、歯科用充填材料のための使い捨て容器であって、該使い捨て容器が、使用スペースを取り囲む容器ボディを有しており、該容器ボディから充填材料が、軸方向で可動のピストンによってノズルから押出し可能な形式のものに関する。
【0002】
【従来の技術】歯科診療所で使用するために、例えば光硬化性の充填材料等の特殊な歯科医学製品は、使い捨て容器に充填される。このような使い捨て容器は、一般に1回の使用に足りる充填材料の量を有している。この充填材料は、歯科医が窩洞を修復するために必要とする。窩洞に充填材料を付与するためには、永続的に使用可能な器具、いわゆるアプリケータが使用される。付与後、充填材料の僅かな残留物を有する空にされた使い捨て容器を更に使用することはない。
【0003】冒頭で述べた形式の、一般に使用される公知の使い捨て容器は円筒形の容器ボディから成っており、この容器ボディの一方の端部は、折り曲げられたやや円錐形のノズルの形で構成されている。このノズルはキャップによって閉鎖される。他方の端部は、軸方向で可動のピストンによって閉鎖される。例えばアプリケータ等の適当な器具によってピストンが容器ボディに押し込まれると、この容器ボディから充填材料がノズルを通って排出される。種々様々な充填材料の粘度に関連して、種々様々な流出開口、つまり一定の外側輪郭においてノズル通路の直径がそれぞれ異なるノズルが望ましい。従って、従来公知の使い捨て容器は、これらの使い捨て容器の一定の外側寸法におけるノズルの種々異なる形状に基づいて、各充填材料に適合される。
【0004】従って、流出開口の直径しか変わらないにもかかわらず、全く新しい使い捨て容器が製作されねばならない。その結果、種々異なる使い捨て容器の製作・保管コストが増大されるのと並んで、要求に応じて変わる充填材料の特性に対する反応時間が長くなる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、冒頭で述べた形式の使い捨て容器を改良して、僅かな経済的支出、つまり、僅かな製作・保管コスト及び変化する市場要求に対する迅速な反応時間を以て、種々様々な流出開口が実現され得る使い捨て容器を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するために本発明では、ノズルが別個の構成部材として構成されており且つ容器ボディに密着されているようにした。
【0007】
【発明の効果】種々異なる充填材料に使い捨て容器を最適に適合させるためには、ノズルの形だけを変化させれば十分である。別個に製作された容器ボディは、多くの種々異なる充填材料に同様に適合されており、従って、キャップと同様、比較的大量に製作することができる。
【0008】有利には、ノズルは結合箇所に、後退されて半径方向で突出しているストッパを備えた中空円筒形の接続管片を有しており、容器ボディは、適当に加工成形された結合孔を有している。有利に形成された座は、不変の結合箇所として、種々様々なノズル加工成形の最大限のバリエーションを与える。
【0009】本発明の思想に基づく別の有利な構成では、ノズルは結合箇所で容器ボディに溶接されている。容器ボディとノズルとの安定した結合のために必要な、僅かな超過支出は、上で述べた使い捨て容器の2分割構成の利点に比べれば大したことはない。十分に安定した材料接続的な結合部を製作するためには、例えばレーザ溶接法又は超音波溶接法並びに接着が特に適している。
【0010】本発明の思想に基づく更に別の有利な構成では、ノズルはバヨネットクロージャ又はねじ山を介して耐圧式で容器ボディに密着されている。これにより、異なる材料から製作されたノズルと容器ボディも、僅かな手間で耐圧式且つ密に結合され得る。これにより、2分割された使い捨て容器の、種々様々な歯科用充填材料に対する広範な適合性、並びに適用毎に特定の基準値が可能となる。
【0011】本発明の思想に基づく更に別の有利な構成は、請求項2以下に記載されている。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を図面につき詳しく説明する。
【0013】図1、図2及び図3に示した使い捨て容器は、歯科用充填材料のための円筒形の容器ボディ1と、この容器ボディ1の一方の端部に折り曲げられて取り付けられ、密に結合されたノズル2とを有しており、これらの容器ボディ1及びノズル2は両方共、例えばプラスチックから成っている。ノズル2は回転対称に構成されており、容器ボディ内の充填材料を押し出すことのできる、内側に位置する通路3を有している。容器ボディ1を閉鎖している、軸方向で可動のピストン4に対する圧力に基づき、使用過程において歯科用充填材料を、容器ボディ1の使用スペース5からノズル2を介して押し出すことができる。
【0014】図3に示したノズル2は、後退されて半径方向で突出しているストッパ2bを備えた中空円筒の接続管片2aを有している。容器ボディ1とノズル2との結合箇所6には、前記の中空円筒の接続管片に対応する結合孔6aが位置している。ノズル2は結合箇所6に、例えばレーザ溶接又は超音波溶接若しくは接着によって材料接続的に容器ボディ1に密に取り付けられている。結合箇所6の形状が不変の場合、内側に位置するノズル通路3の直径は大体において可変であってよい。
【0015】容器ボディ1の開いた端部において半径方向で突出している縁部7は、使い捨て容器のより良好な耐圧性のために役立つ。更にこれに基づき、製作技術上の簡略化が、充填装置への充填中並びに歯科学的な使用の枠内で適当な器具、例えばアプリケータ等を用いた排出中に使い捨て容器を位置決めする場合に得られる。
【0016】図4、図5及び図6に示した断面図は、ノズル2′,2″の複数の実施例を説明するものであり、これらのノズルは、容器ボディ1の適当に加工成形された結合箇所6′,6″の領域に、例えば形状接続的又は摩擦接続的な結合のためにねじ山8若しくはバヨネットクロージャ9を有している。
【出願人】 【識別番号】501073862
【氏名又は名称】デグサ アクチエンゲゼルシャフト
【出願日】 平成13年4月5日(2001.4.5)
【代理人】 【識別番号】100061815
【弁理士】
【氏名又は名称】矢野 敏雄 (外4名)
【公開番号】 特開2001−346810(P2001−346810A)
【公開日】 平成13年12月18日(2001.12.18)
【出願番号】 特願2001−107508(P2001−107508)