| 【発明の名称】 |
根管長測定装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】竹本 昌太郎
【氏名】臼井 薫
【氏名】吉田 穣
【氏名】大脇 康政
【氏名】石津 弘朗
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| 【要約】 |
【課題】歯牙の根管長(根尖位置)を測定するための根管長測定装置において、根管長測定器の本体部を歯科診察ユニットに取り付けるとともに、表示部を該本体部に対して分散して取り付け、治療環境を簡素化し、表示を見やすくし、良好な施術環境を提供する。
【解決手段】歯科診察ユニットに取り付られた根管長測定器本体部40と、歯科診察ユニットに前記根管長測定器本体部40に対して分散して取り付けられかつ該根管長測定器本体部40と電気的に接続された表示部50と、前記根管長測定器本体部40に接続された或いは着脱自在に接続可能な根管長測定電極端子用リード線とから成る。該リード線は歯科治療ユニットの収納部60内に例えば巻き取り式に収納されており、該リード線の先端部に設けられた根管長測定電極端子にて検出された歯牙の根管長(根尖位置)を前記根管長測定器本体部40を通して前記表示部50にて表示する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 歯科診察ユニットに取り付られた根管長測定器本体部と、前記歯科診察ユニットに前記根管長測定器本体部に対して分散して取り付けられかつ該根管長測定器本体部と電気的,光学的,無線式に接続された表示部と、前記根管長測定器本体部に接続された或いは着脱自在に接続可能な根管長測定電極端子用リード線とから成り、該リード線の先端部に設けられた根管長測定電極端子にて検出された歯牙の根管長(根尖位置)を前記根管長測定器本体部を通して前記表示部にて表示するようにしたことを特徴とする根管長測定装置。 【請求項2】 前記根管長測定電極端子用リード線は、前記歯科診察ユニット内に収納可能であることを特徴とする請求項1に記載の根管長測定装置。 【請求項3】 前記根管長測定電極端子用リード線は、途中で着脱自在に接続可能であることを特徴とする請求項1又は2に記載の根管長測定装置。 【請求項4】 前記根管長測定器本体部は、前記歯科診察ユニットの制御回路と電気的,光学的、又は、無線等で接続され、根管長測定作業と前記歯科治療ユニットの動作が連動されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の根管長測定装置。 【請求項5】 前記根管長測定作業と前記歯科診察ユニットの椅子の動作とが連動され、根管長測定作業中、前記椅子の動作がロックされることを特徴とする請求項4に記載の根管長測定装置。 【請求項6】 前記根管長測定作業と前記歯科診察ユニットの根管治療インスツルメントの動作が連動され、根管治療中、根管長の測定値に応じて前記インスツルメントの動作が制御されることを特徴とする請求項4に記載の根管長測定装置。 【請求項7】 前記表示部は、根管長測定画面を写し出した時、同時に、当該歯牙のX線画像をも表示することを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の根管長測定装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、歯科治療において、歯牙の根管長(根尖位置)を測定するための根管長測定装置に関し、特に、根管長測定器の本体部を歯科診察ユニットに取り付けるとともに、表示部を該本体部に対して分散して取り付け、もって、治療環境を簡素化し、表示を見やすくし、もって、良好な施術環境を提供しようとするものであり、更には、歯科診察ユニットの機能と連動させて、より安全な治療を可能にしようとするものである。 【0002】 【従来の技術】図2は、本発明による根管長測定装置(根尖位置検出装置)が取り付けられる歯科治療ユニットの一例を説明するための全体構成図で、該歯科治療ユニットは、治療椅子1、給排水及びコントロールボックス2、インスツルメントホルダ3、インスツメルメント4、インスツルメントホース5、ワークテーブル6、アシスタント用インスツメントホルダ7、液晶モニタ8、フィルムビュア(シャウカステン)9等から成り、インスツルメントホルダ3には、歯科治療において使用する種々のインスツルメントが収納されており、周知のように、歯科治療に当り、患者は椅子1に座り、頭を安頭台に固定して治療を受ける。治療中、術者は、治療椅子1を上下動、倒起動、傾斜動等させて、患者を治療しやすい姿勢にして治療を行う。 【0003】歯科治療に当り、術者は、治療椅子1を倒して、或いは、更に、椅子全体を傾斜、上下動させて治療しやすい状態にした後、患者の頭部後側或いは側部より治療を行うものであるが、その際、根管拡大等の作業が頻繁に行われる。すなわち、歯科治療においては、歯牙の根管内象牙質内に侵入した細菌や異物などを削除して感染源をなくし、根管の消毒を容易にし、根尖歯周組織創傷の治癒促進等を図ることを目的として、手でリーマーやファイル等の切削器具を回転させたり、マイクロエンジンハンドピースの先端に着脱自在に装着したリーマーやファイル等の切削具を用いて、根管壁を削り取り、根管を根尖狭窄部まで拡大する作業を行う。 【0004】上述のように、根管拡大作業は、根管の根尖狭窄部まで行うが、この根尖狭窄部は目に見えないため、通常、この根尖狭窄位置を電気的に検出し、この狭窄位置まで切削具を切り進めて根管拡大を行い、狭窄位置に達したら切削具の回転を止め、或いは、逆回転し、該切削具を狭窄位置から後退し、再度、切削具を根管内に挿入して根管拡大作業を行うようにしている。 【0005】図3は、根尖位置検出(根管長測定)器の一例を説明するための要部構成図で、図中、10は根尖位置(又は根管長)測定ファイル、11は測定電極端子、12は対向電極端子、13は測定電極端子11に連通する測定電極端子用リード線、14は口唇22に引っかけて使用する対向電極端子12に連通する測定(対向)電極端子用リード線、20は根尖位置(又は根管長)を測定しようとする歯牙、21は根管、22は口唇、30は前記リード線13,14が接続される根尖位置測定器、31は根尖位置検出表示部、32は根尖位置測定器30に接続された或いは着脱自在に接続されるリード線、33は該リード線32の先端部に取り付けられた接続端子具で、該接続端子具33は測定用リード線13,14の接続端子具15に対して着脱自在に接続されるようになっている。周知のように、上記根尖位置測定装置は、ファイル10に測定電極端子11を接触させた状態で、ファイル10を根管21内に挿入していった時の根尖位置検出表示部31の指針位置よりファイル10の先端が根尖位置に達したことを知り、その状態でストッパー17を歯牙20に当たる位置まで動かして口腔外に取り出し、ものさしでファイルの先端からストッパーまでの長さの測定をするものであるが、ファイル10の先端が根尖位置に近づくと、根尖位置検出表示部31の指針が振れ始めるので、これよりファイル先端10が根尖位置に近づいたことを知ることができる。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】上述のように、歯科治療ユニット及び根尖位置検出(根管長測定)器は、周知であり、従来、根尖位置検出(根管長測定)器は、例えば、ワークテーブル6の上に置いて使用するのが一般的である。しかし、ワークテーブル6は、施術位置(患者の口腔)から遠く離れている場合が多く、作業が非常にしにくく、必ずしも、最良の場所であるとは限らない。また、根管長測定器自体が小型であり、従って、表示部も小さく、遠く離れていると表示が読み取りにくい等の問題があった。 【0007】本発明は、上述のごとき実情に鑑みてなされたもので、根尖位置検出(根管長測定)装置を装置本体部と表示部に分散し、これら装置本体部と表示部を該歯科診察ユニットに分散して設け、或いは、表示部を歯科治療ユニットに付設されているモニタ(液晶等の表示装置)と共用すること等により、術者の作業しやすい環境を確保するとともに、測定した根尖位置或いは根管拡大作業を大きな表示面で表示するようにして術者に見やすくして根管拡大作業の能率化を図ることを目的としてなされたものである。更には、根管長測定器と歯科治療ユニットの動作とを連動させることで、例えば、根管長測定中は、歯科治療ユニットの動作を停止し、或いは、根管治療中、根管治療インスツルメントが根管付近に達した時は、該インスツルメントの駆動力を弱めたり、回転方向を変更したりする等してより安全に治療が行えるようにすることを目的としてなされたものである。 【0008】 【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、歯科診察ユニットに取り付られた根管長測定器本体部と、前記歯科診察ユニットに前記根管長測定器本体部に対して分散して取り付けられかつ該根管長測定器本体部と電気的に接続された表示部と、前記根管長測定器本体部に接続された或いは着脱自在に接続可能な根管長測定電極端子用リード線とから成り、該リード線の先端部に設けられた根管長測定電極端子にて検出された歯牙の根管長(根尖位置)を前記根管長測定器本体部を通して前記表示部にて表示するようにしたことを特徴としたものである。 【0009】請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記根管長測定電極端子用リード線は、前記歯科診察ユニット内に収納可能であることを特徴としたものである。 【0010】請求項3の発明は、請求項1又は2の発明において、前記根管長測定電極端子用リード線は、途中で着脱自在に接続可能であることを特徴としたものである。 【0011】請求項4の発明は、請求項1乃至3のいずれかの発明において、前記根管長測定器本体部は、前記歯科治療ユニットの制御回路と電気的,光学的、又は、無線等で接続され、根管長測定作業と前記歯科治療ユニットの動作が連動されていることを特徴としたものである。 【0012】請求項5の発明は、請求項4の発明において、前記根管長測定作業と前記歯科治療ユニットの椅子の動作とが連動され、根管長測定作業中、前記椅子の動作がロックされることを特徴としたものである。 【0013】請求項6の発明は、請求項4の発明において、前記根管長測定作業と前記歯科診察ユニットの根管治療インスツルメントの動作が連動され、根管治療中、根管長の測定値に応じて前記インスツルメントの動作が制御されることを特徴としたものである。 【0014】請求項7の発明は、請求項1乃至6のいずれかの発明において、前記表示部は、根管長測定画面を写し出した時、同時に、当該歯牙のX線画像をも表示することを特徴としたものである。 【0015】 【発明の実施の形態】図1は、本発明による根管長測定装置が適用された歯科治療ユニットの一例を説明するための要部全体構成図で、図中、図2に示した従来技術と同様の作用をする部分には、図2の場合と同一の参照番号が付してある。而して、本発明においては、前述のごとき、根管長測定装置は、根管長測定器本体部と表示部とが別体に構成されており、根管長測定器本体部40は、歯科用の診察ユニット、例えば、ワークテーブル、アシスタントホルダー、バックレスト、椅子内部等に取り付けられており、表示部50は、該歯科治療ユニットの任意所望の見やすい箇所に、例えば、根管長測定装置専用の表示装置50として取り付けられるが、好ましくは、例えば、歯科治療ユニットに取り付けられている液晶等を用いた表示装置8或いはモニタ兼用のフィルムビュア9等を共用する。測定用のリード線32は、前記根管長測定器本体に固定的に接続され、又は、着脱自在に接続され、或いは、途中で接続端子具33,15等により着脱可能に接続され、巻き取り式などの機構で、例えば、治療椅子1のバックレスト部の収納部内に収納可能に、或いは、着脱自在に設けられている。 【0016】表示器部は、上述のように、専用の表示部50とすることも、既設のモニタ8又はフィルムビュア9を共用することも可能であるが、いずれにしても、例えば、ワークテーブル、アシスタントホルダ、バックレスト等歯科治療ユニットの任意所望の箇所に取り付けることができる。つまり、本発明においては、根管長測定器本体部40は歯科治療ユニットに取り付けられ(例えば、図1において、測定用リード線が収納される部分60の近傍に内蔵され)表示を見やすい位置に配設され、測定用リード線は歯科治療ユニットの患者の口腔に近い任意所望の位置に収納され、これらが適宜分散して取り付けられている。 【0017】液晶モニタを例に挙げると、最近の歯科ユニットは、様々な状態を表すために液晶等の表示が使用されているものがあり、これで根管長測定表示もできる。歯科治療ユニットと根管長測定器の制御基板は、お互いが通信ケーブルで結ばれ、データをやり取りする。従来は、このような目的で根管長測定器が歯科用ユニットと結ばれることはなく、専用の表示器を使用していたため、表示が小さかったり、専用の表示器を使うためのコストがかかったりした。また、1つの歯科治療ユニットに搭載される表示器の数を少なくできるため、デザインがすっきりでき、また、術者にとってもより視線が集中できるためメリットになる。 【0018】液晶等の表示部に根管長測定画面を写し出した時、同時に、X線画像も表示面上に表示すると、根管治療を行う時、術者は、X線画像もチェックしながら根管治療を行うことができる。表示部は測定値のほかに、バッテリの残量表示をはじめとした機器の状態や、機器の各種設定内容、警告内容なども表示することができる。 【0019】また、根管長測定器を、歯科治療ユニットの制御回路と、電気的,光学的、又は、無線等で接続され、根管長測定作業と歯科治療ユニットの動作を連動させることができる。例えば、根管長測定中は、安全のために、歯科治療ユニットの椅子が動作しないようにロックしたり、マイクロエンジンや超音波治療器等を用いて根管治療中、使用する切削器具が根尖付近に達した時に、切削器具の駆動力を弱めたり、停止したり、回転方向を変えたりする。 【0020】 【発明の効果】以上の説明から明らからなように、本発明によると、歯牙の根管長(根尖位置)を測定するため根管長測定装置において、根管長測定器の本体部を歯科診察ユニットに取り付けるとともに、表示部を該本体部に対して分散して取り付けるようにしたので、治療環境を簡素化し、表示を見やすくし、良好な施術環境を提供することができる。 【0021】また、従来、根管長測定器が歯科用ユニットと結ばれることなく、専用の表示器を使用していたため、表示が小さかったり、専用の表示器を使うためのコストがかかったりしたが、本発明によると、1つの歯科治療ユニットに搭載される表示器の数を少なくできるため、デザインがすっきりでき、また、術者にとって、より視線を表示器に集中できるメリットがある。 【0022】根管長測定画面を液晶等の表示部に写し出した時、同時に、X線画像も表示面上に表示することができ、根管治療を行う時、術者は、X線画像もチェックしながら根管治療を行うことができる。 【0023】根管長測定器と歯科治療ユニットの制御回路とを接続させることにより、該根管長測定作業と歯科治療ユニットとの動作を連動し、例えば、根管長測定中は、治療椅子が動かないようにロックし、或いは、根管治療中、根管治療にもちいている切削具が根尖位置に近づいた時に、該切削具の駆動力を弱めたり、止めたり、回転方向を逆にしたりすることにより、根管治療作業の安全性を高めることができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000150671 【氏名又は名称】株式会社長田中央研究所
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| 【出願日】 |
平成12年5月24日(2000.5.24) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100079843 【弁理士】 【氏名又は名称】高野 明近 (外2名)
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| 【公開番号】 |
特開2001−327519(P2001−327519A) |
| 【公開日】 |
平成13年11月27日(2001.11.27) |
| 【出願番号】 |
特願2000−152972(P2000−152972) |
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