| 【発明の名称】 |
口腔用のバキューム装置、給水装置および洗浄装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】津波 吉明
【氏名】石井 賢次
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| 【要約】 |
【課題】介護するものが簡単に使うことができ、持ち運びが容易で、衛生的で、後始末が楽な口腔用のバキューム装置、給水装置および洗浄装置を提供する。
【解決手段】気密に保持された給水タンク15と、給水タンク15に連結された給水ノズルを兼ねる歯ブラシ23と、気密に保持され、前記給水タンクと同等ないし容量が大きい排水タンク25と、排水タンク内を負圧にするべく空気吸引口が排水タンク25の上部に連結され、給水タンク15内を加圧するべく空気排出口が給水タンク15に連結された電池で駆動するダイヤフラムタイプの空気用のポンプ20とを備えている口腔用の洗浄装置10。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 実質的に気密に保持された排水タンクと、その排水タンク内を負圧にするべく排水タンクの上部に連結された、電池で駆動する空気吸引用のポンプと、排水タンクに連結された吸引口とを備えている口腔用のバキューム装置。 【請求項2】 前記ポンプがダイヤフラムタイプのポンプである請求項1記載のバキューム装置。 【請求項3】 実質的に気密に保持された給水タンクと、その給水タンク内を加圧するべく給水タンクに連結された電池で駆動する空気加圧用のポンプと、給水タンクに連結された給水ノズルとを備えている口腔用の給水装置。 【請求項4】 前記給水ノズルが歯ブラシに設けられている請求項3記載の給水装置。 【請求項5】 前記歯ブラシに給水を停止/流通させる弁が設けられており、前記ポンプ、給水タンクまたはその途中に、リリーフ弁が設けられている請求項4記載の給水装置。 【請求項6】 所定の容量の給水タンクと、給水タンクと同等以上の容量を有する排水タンクと、給水タンクから被介護者の口腔内に水を供給する電池で駆動するポンプと、口腔内から水を吸引して排水タンクに戻すための電池で駆動するポンプとを備えた口腔用洗浄装置。 【請求項7】 実質的に気密に保持された給水タンクと、給水タンクに連結された給水ノズルと、実質的に気密に保持された、前記給水タンクと同等以上の容量を有する排水タンクと、前記排水タンク内を負圧にするべく吸気口が排水タンクの上部に連結され、給水タンク内を加圧するべく排気口が給水タンクに連結された電池で駆動する空気用のポンプとを備えている口腔用洗浄装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は口腔用のバキューム装置、給水装置および洗浄装置に関する。さらに詳しくは、寝ている患者あるいは老人などの被介護者の近くに持ち運ぶことが容易で、被介護者の口腔内から、うがい水などを吸引することができる口腔用のバキューム装置、水を供給する給水装置およびそれらを用いた口腔内の洗浄装置に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、洗面設備のある場所まで移動できない被介護者の口腔内を洗浄する場合、ベッドに寝ている被介護者の口元に、カップ麺などの空の容器を当てて、口から流れ出る水を受けている。また、病院などの壁に設置した吸引配管にチューブを連結し、その先端に取り付けたステンレス製の細いパイプで口腔内の汚れを吸引することも行われている。さらに手押し式の台車の上に、コンプレッサやバキュームポンプ、あるいは給水タンクや排水タンクを載置した、大型の移動式の洗浄装置も知られている。また、健康な人が使用する、モータで回転ないし振動する電動歯ブラシが知られている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】前記空の容器で水を受ける場合、周囲にこぼしてベッド周りを汚すおそれがある。また、壁に設置している吸引配管や、大型の洗浄装置を用いる場合、看護婦などの病院の職員に操作を依頼する必要がある。また、それらの職員にとっても、機械の操作が簡単でなく、たびたび使用することはできない。また、従来の市販の電動歯ブラシは、高速回転するブラシで口腔内を痛めることがあり、とくに他人の口腔内を洗浄する場合は、押し当てている強さがわからないので、一層使いづらい。 【0004】本発明は、介護するものが簡単に使うことができ、しかも持ち運びが容易で(いわば携帯タイプ)、衛生的で後始末も楽な、口腔用バキューム装置、給水装置および洗浄装置を提供することを技術課題としている。 【0005】 【課題を解決するための手段】本発明の口腔用バキューム装置(請求項1)は、実質的に気密に保持された排水タンクと、その排水タンク内を負圧にするべく排水タンクの上部に連結された電池で駆動する空気吸引用のポンプと、排水タンクに連結された吸引口とを備えていることを特徴としている。このようなバキューム装置では、ポンプは、ダイヤフラムタイプのポンプとするのが好ましい(請求項2)。また重量は排水タンクが空の状態で1.5kg以下、とくに1kg以下とするのが好ましい。 【0006】本発明の口腔用の給水装置(請求項3)は、実質的に気密に保持された給水タンクと、その給水タンク内を加圧するべく給水タンクに連結された電池で駆動する空気加圧用のポンプと、給水タンクに連結された給水ノズルとを備えていることを特徴としている。そのような給水装置では、前記給水ノズルを歯ブラシに一体に設けるのが好ましい(請求項4)。その場合、さらに前記歯ブラシに給水を停止/流通させる弁を設け、ポンプ、給水タンクまたはその途中に、リリーフ弁を設けるのが好ましい(請求項5)。この給水装置は給水タンクが空の状態で1.5kg以下、とくに1kg以下にするのが好ましい。 【0007】本発明の口腔用の洗浄装置(請求項6)は、所定の容量の給水タンクと、給水タンクと同等以上の容量を有する排水タンクと、給水タンクから被介護者の口腔内に水を供給する電池で駆動するポンプと、口腔内から水を吸引して排水タンクに戻すための電池で駆動するポンプとを備えていることを特徴としている。この洗浄装置はタンクが空の状態で2kg以下、とくに1.5kg以下にするのが好ましい。 【0008】本発明の口腔内の洗浄装置の第2の態様(請求項7)は、実質的に気密に保持された給水タンクと、給水タンクに連結された給水ノズルと、実質的に気密に保持された、前記給水タンクと同等以上の容量を有する排水タンクと、前記排水タンク内を負圧にするべく吸気口が排水タンクの上部に連結され、給水タンク内を加圧するべく排気口が給水タンクに連結された電池で駆動する空気用のポンプとを備えていることを特徴としている。この洗浄装置もタンクが空の状態で2kg以下、とくに1.5kg以下にするのが好ましい。 【0009】 【作用および発明の効果】本発明の口腔用バキューム装置(請求項1)においてポンプを作動させると、排水タンク内の空気が外部に脱気され、排水タンク内が負圧になる。それにより吸引口から空気が吸引される。その状態で、被介護者の口腔内に吸引口を挿入し、口腔内のうがい水や洗浄水などに吸引口を漬けると、排水タンク内の負圧により、洗浄水などを吸引口から吸引することができる。吸引された水は、排水タンク内に溜められるが、ポンプは排水タンクの上部に連結されているので、ポンプには水が通らず、空気のみが通る。したがって作業の後には排水タンク内の水を廃棄するだけで後始末ができ、ポンプやそれに連結されたチューブは洗う必要がない。そのため衛生的である。またポンプは基本的に空気を吸引するものでよいので、駆動源も小型のものでよく、そのため電池で駆動させることも容易である。また、ポンプを電池で作動させるので、コードが不要であり、取り扱いが容易である。 【0010】このようなバキューム装置において、ポンプとしてダイヤフラムタイプのポンプを採用するときは(請求項2)、重量が軽量になり、負圧が高くなる。また、吸引口を排水タンクの上部に連結するときは、誤ってポンプを逆向きに作動させても、排水が逆流することがない。さらに吸引口に可撓性を有するチューブを連結する場合は、吸引操作が容易になる。さらに排水タンクが空のときの重量を1kg以下、とくに1kgとするときは、片手あるいは指で運ぶことができ、携帯が一層容易になる。 【0011】本発明の口腔用給水装置(請求項3)は、ポンプを作動させると、給水タンク内が加圧され、その加圧力で水が給水ノズルから送り出される。したがって給水ノズルの先端を被介護者の口腔内に挿入して、たとえば食事後や歯磨き後のうがいをさせたり、洗浄することができる。さらに給水タンクの水はポンプを通らずに被介護者の口腔内に供給されるので、衛生的であり、ポンプ自体も空気のみが通るので、衛生的である。その給水装置において、給水ノズルを歯ブラシに一体に設ける場合(請求項4)は、歯ブラシから水を噴出させながら歯を磨いたり、口腔内を洗浄することができる。さらに歯ブラシに給水を停止/流通させる弁を設け、ポンプ、給水タンクまたはその途中にリリーフ弁を設ける場合(請求項5)は、歯ブラシの弁を操作するだけで、給水を停止させたり、給水を再開することができる。給水を停止させた場合は、リリーフ弁から空気が出ていくので、給水タンクの圧力が過剰にならない。また給水タンクが空のときの重量が1.5kg以下、とくに1kg以下の場合は、片手で容易に持ち運ぶことができる。 【0012】本発明の形態式の口腔用洗浄装置(請求項6)は、給水タンクからポンプで水を供給して被介護者の口腔内を洗浄し、洗浄後の水をポンプで吸引し、排水タンクに溜めることができる。すなわち初めに給水タンク内に新しい水を入れておき、排水タンクを空にしておく。そして給水タンク内の水を被介護者の口腔内に供給してうがいなどをさせ、その水を排水タンク内連結したポンプで吸引する。吸引した水は排水タンク内に溜まる。そのとき排水タンクの容量は給水タンクの容量以上であるので、給水タンクの水をすべて使用しても、バキューム装置の排水タンクがあふれることがない。このような洗浄装置では給水タンクが空のときの重量を2kg以下、とくに1.5kg以下にする場合は、片手で持ち運ぶのが容易である。 【0013】本発明の洗浄装置の第2の態様(請求項7)では、前述の作用効果をすべて奏することができ、しかも1個のポンプで給水タンクからの給水と排水タンクへの吸引とを行うことができる。そのため、洗浄装置全体の部品点数を少なくすることができ、一層軽量化を図ることができる。このような洗浄装置でも、給水タンクが空のときの重量を2kg以下、とくに1.5kg以下にする場合は、それにより片手で持ち運ぶのが容易である。 【0014】 【発明の実施の形態】つぎに図面を参照しながら本発明の洗浄装置、給水装置およびバキューム装置の実施の形態を説明する。図1は本発明の洗浄装置の一実施形態を示す断面図、図2はその洗浄装置の側面図、図3はその装置の平面図、図4はその装置のポンプ部分を示す側面図、図5は本発明に関わる歯ブラシの他の実施形態を示す一部切り欠き側面図、図6は図5のVI-VI 線断面図である。 【0015】図1に示す洗浄装置10は、給水装置11と、バキューム装置12と、それらを一体に保持するベース13とを備えている。給水装置11は給水タンク15と、その給水タンク15の上端に気密に被せられた蓋16とを備えている。蓋16には、その蓋を貫通して給水タンク15の下端近辺まで延びる給水パイプ17と、給水タンク15の上端近辺と連通して、エアを送り込むための短い給気パイプ18とが取り付けられている。給気パイプ18はチューブ19によってエア用のポンプ20の排気口に連結されている。さらに給水パイプ17には可撓性のチューブ21が連結され、そのチューブ21の先端に歯ブラシ22の柄23の基端が連結されている。歯ブラシの柄23の内部には水の通路23aが通っており、その通路23aは植毛されたブラシ24部分で開口している。 【0016】前記バキューム装置12は、排水タンク25と、その排水タンク25の上端に気密に被せられた蓋26とを備えている。その蓋16には、その蓋を貫通して排水タンク25の上端近辺まで延びる排水パイプ27と、排水タンク25の上端近辺と連通して、排気タンク内のエアを吸引するための排気パイプ28とが取り付けられている。排気パイプ28はチューブ29によってポンプ20の吸引口に連結されている。なおこの実施形態では、排気パイプ28の出口にフィルタ30が設けられ、そのフィルタ30に取り付けた連結パイプ31に前記排気用のチューブ29を連結している。 【0017】また排水パイプ27の先端はU字状に彎曲している。その開口している先端が吸引口32である。しかし排水パイプ27の先端に可撓性のチューブ33を連結し、そのチューブ33の先端に被介護者の口に挿入する吸引ノズル34を連結してもよい。吸引ノズル34は通常はステンレスなどの金属製であるが、合成樹脂製とすることもできる。歯ブラシ22や吸引ノズル34は、被介護者に応じて交換できるようにするのが好ましい。給水タンク15や排水タンク25もステンレスなどの金属製とすることもできるが、合成樹脂製にすると一層軽量になる。ベース13なども合成樹脂製にするのが好ましい。また前記チューブ19、21、29、33としては、点滴用に用いる医療用の合成樹脂製のチューブが好ましい。そのようなチューブには、ワンタッチで着脱できるジョイントが市販されているので、それらを利用してタンク15、25やポンプ20と連結するのが好ましい。その場合は容易に着脱できるので、水が通るチューブ21、33の洗浄が容易である。 【0018】図2および図3に示すように、ベース13上で給水タンク15および排水タンク25の裏面側には、前記エア用のポンプ20と、そのポンプを駆動する電池36とが設けられている。電池36はニッカド電池など、充電式のものが好ましい。ポンプ20には吸気口37と排気口38とが設けられており、吸気口37はチューブ29を介して前記排水タンク25の排気パイプ28に連結されている。排気口38は別のチューブ19を介して給水タンク15の給気パイプ18と連結されている。 【0019】前記ポンプ20としては、給水装置11用とバキューム装置12用にそれぞれ設けることもできる。しかし排水タンク25から空気を吸引し、その空気を給水タンク15に送り出すように空気管路を構成すれば、1個のポンプで両方を兼ねさせることができる。図4はそのようなポンプの一実施形態を示している。 【0020】図4に示すポンプ20は、モータMと、その回転軸41に取り付けたクランクないし偏心部材42と、その偏心部材42によって加圧変形されるダイヤフラム43と、ダイヤフラムの内部と一方向弁44、45を介して連結された吸気口37および排気口38とを備えた、いわゆるダイヤフラムタイプの空気ポンプである。吸気口37の一方向弁44は、ダイヤフラム内に入る方向は許し、反対の流れを阻止するものである。排気口38の一方向弁45は、ダイヤフラム内から出ていく方向は許し、反対の流れを阻止するものである。モータMは減速機を備えたものであってもよい。なお図4の符号46はモータMとダイヤフラム43のベースを兼ねる制御回路を収納する箱である。 【0021】このものはモータMが回転して偏心部材42が下側に回転し、ダイヤフラム43が下向きに加圧されると、ダイヤフラム43内の空気が一方向弁45を通り、排気口38から送り出される。そのとき吸気口37からは一方向弁45の作用で空気が送り出されない。さらに偏心部材42が上側まで回転すると、ダイヤフラム43が自身の弾力性で元の形状に復帰し、吸気口37から空気が吸引され、排気口38からは一方向弁44の作用で空気は吸引されない。したがってモータMが回転するにしたがって、ダイヤフラム43が加圧される状態と加圧が解除される状態とが交互に繰り返され、吸気口37から空気を吸引し、排気口38から空気を排気する。 【0022】上記のポンプ20の作動により、図1の給水タンク15内にはチューブ19を介して空気が送り込まれ、内部がたとえば0.1〜0.5kgf/cm2 程度に加圧される。それにより水面が押し下げられ、給水パイプ21から水が送り出される。なおポンプの吐出量は、たとえば2〜3リットル/分程度が好ましい。それによりチューブ21を通って歯ブラシ22に水が送り込まれ、先端から水が噴出する。したがって介護者は、被介護者の口腔内の歯磨きや洗浄を行うことができる。 【0023】他方、排水タンク25内の空気はチューブ29を介してポンプ20により吸引され、排気タンク25内は、たとえば200〜300mmHg程度の負圧になる。そのため、介護者が吸引ノズル34を被介護者の口腔内に挿入し、洗浄後の水や食べかすなどを、排水タンク25内に吸引することができる。なお排水タンク25内の空気はフィルタ30で濾過された後、ポンプ20に入る。さらにポンプ20内の空気は前述のように給水タンク15に送られる。上記のダイヤフラム43の作動中、空気の流れは断続的で脈動を生ずるが、チューブ19、29で連結されている給水タンク15および排水タンク25の容量はある程度大きいため、歯ブラシ22からの水の噴出や、吸引ノズル34による吸引作用はほぼ連続的である。ただし必要に応じて、別個に断続的な流れを平滑にするための蓄圧室をポンプ20の出口などに設けてもよい。 【0024】図5に示す歯ブラシ22は、握り部50に対し、ブラシ24を有する先端部51が着脱自在に取り付けられている。そして握り部50に、通路23aを遮断/連通させる弁52が設けられている。弁52は図6に示すように、通路23aに対して交わる円柱状の穴53と、その穴に摺動自在に収容された通路23aを塞ぐための弁体54と、その弁体54を常時上向きに押すバネ55と、弁体54の上方に延びる軸56と、軸56の上端に取り付けられた弁体54を下向きに押すためのボタン57とを備えている。さらに弁体54の上下には、Oリング58、58が取り付けられてシールしており、上側のOリング58よりいくらか下側には、前後の通路23aを連通させるための環状のスリット59が形成されている。 【0025】なお、図1の給水タンク15の蓋16には、給水タンク15内の圧力が所定の圧力以上に上昇したときに空気を逃がすリリーフ弁60を設けている。なおリリーフ弁はポンプに設けてもよく、あるいはポンプと給水タンクの途中に設けてもよい。また、リリーフ弁を設けることに代えて、蓋16に直径0.5〜2mm程度の小孔を形成しても、同様の作用を奏する。 【0026】上記のように構成される歯ブラシ22は、図1の場合と同じように、給水タンク15から出ているチューブ21の先端に取り付けて使用する。このものはボタン57を押していないときは、弁体54がバネ55によって上に押し上げられているので、通路23aを塞ぎ、そのため水を出さない。そのとき給水タンク15内の圧力は、リリーフ弁60から空気が逃げることにより、所定の範囲に収まる。そして使用中に指でボタン57を押すと、通路23aが連通するので、ブラシ24の部分に開口する噴出孔61から水を噴出させながら歯磨きや口腔内の洗浄を行うことができる。また指を離せば、水が止まる。このように歯ブラシ22に通路23aを遮断/連通させる弁52を設けることにより、給水タンク15内の水を無駄に使用せず、必要なときのみ噴出させることができる。 【0027】なお前記実施形態では、給水装置11とバキューム装置12とを同時に作動させているが、バキューム装置12のみを作動させてもよい。その場合はポンプ20の排気口(図3の符号38)は外気に開放しておくのが好ましい。また、給水装置11のみを作動させてバキューム装置12を使用しないこともできる。その場合はポンプ20の吸気口(図3の符号37)を外気に開放するのが好ましい。それらの単独の使用を容易にするため、ポンプ20の排気口38および吸気口37に、チューブ29、19と連通させるか、あるいは外気に連通させるかを選択する切り替えコックを設けるようにしてもよい。 【0028】なお、給水タンク15に所定の内圧が加わったときに空気を逃がす前述のリリーフ弁60を設けたり、排水タンク25に所定以上の負圧が加わったときに外気を導入するリリーフ弁を設けるようにしてもよい。なおリリーフ弁に代えて使用に不都合が生じない程度に内圧を減少させる小孔を蓋などに設けてもよい。そのようなリリーフ弁や小孔は安全のためにも有効である。特許請求の範囲にいう「実質的に気密に」というのは、そのようなリリーフ弁や小孔を設ける場合、あるいは蓋などにいくらか隙間がある場合であって、使用に不都合が生じない程度に内圧を維持できることを意味する。 【0029】前記実施形態では給水タンク15から出てくる水を歯ブラシ22に連結しているが、細い噴出孔を有するノズルに連結するようにしてもよい。その場合はノズルから水を勢いよく噴出させることができる。また図3の電池が切れたときのために、家庭用電源などから電力を引き込むための入力部を別個に設けるようにしてもよい。ただし交流を直流化する電源部および充電器は、洗浄装置とは別個にする方が軽量になるので、好ましい。 【0030】また前記実施形態では、給水装置11とバキューム装置12を1個の兼用のポンプ20で作動させているが、2個のポンプをそれぞれ別個に設けてもよく、その場合は容易に別々に作動させることができる。さらに給水装置11とバキューム装置12とを切り離して、別個の装置とすることもできる。その場合は両者を一緒に使用することもでき、また、別個に使用することもできる。たとえば給水装置のみを使用する場合は、サイホンの原理を利用して被介護者の口腔から水などを排出させることができる。さらに患者の口に水を含ませてうがいをさせ、バキューム装置で水を吸引するなどの使い方ができる。 【0031】前記洗浄装置は、材料にもよるが、水が空の場合、全体で1.5〜2kg程度になるように製造することができる。またバキューム装置単体あるいは給水装置単体の場合は、1〜1.5kg程度となるように製造することができる。その場合は片手で、あるいは指1本で持ち運びができるので、介護者の負担が軽減される。
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| 【出願人】 |
【識別番号】599157044 【氏名又は名称】津波 吉明 【識別番号】599157055 【氏名又は名称】石井 賢次
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| 【出願日】 |
平成12年3月22日(2000.3.22) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100100044 【弁理士】 【氏名又は名称】秋山 重夫
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| 【公開番号】 |
特開2001−258911(P2001−258911A) |
| 【公開日】 |
平成13年9月25日(2001.9.25) |
| 【出願番号】 |
特願2000−79730(P2000−79730) |
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